JPH07237804A - 用紙カール除去機構 - Google Patents
用紙カール除去機構Info
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- JPH07237804A JPH07237804A JP6032260A JP3226094A JPH07237804A JP H07237804 A JPH07237804 A JP H07237804A JP 6032260 A JP6032260 A JP 6032260A JP 3226094 A JP3226094 A JP 3226094A JP H07237804 A JPH07237804 A JP H07237804A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着後排出する用紙のカールを適切に除去す
る機構を提供する。 【構成】 排紙ローラ19に一対の補助ローラ26、2
7を板ばね28、29により圧接して、用紙カール除去
ローラ対30を設ける。板ばね28、29は固定金具3
1の一端に固定される。固定金具31はシャフト34を
中心に揺動可能に取付けられ、固定金具31の他端に
は、アイドルローラ37が回転自在に取付けられ、この
アイドルローラ37は用紙送りローラ38に圧接する。
アイドルローラ37は、用紙7が送られてくると変位
し、固定金具31を揺動させ、固定金具31は板ばね2
8、29の圧接力を変える。
る機構を提供する。 【構成】 排紙ローラ19に一対の補助ローラ26、2
7を板ばね28、29により圧接して、用紙カール除去
ローラ対30を設ける。板ばね28、29は固定金具3
1の一端に固定される。固定金具31はシャフト34を
中心に揺動可能に取付けられ、固定金具31の他端に
は、アイドルローラ37が回転自在に取付けられ、この
アイドルローラ37は用紙送りローラ38に圧接する。
アイドルローラ37は、用紙7が送られてくると変位
し、固定金具31を揺動させ、固定金具31は板ばね2
8、29の圧接力を変える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙処理装置におい
て、排出される際に用紙のカールを除去する機構に関
し、特に、排紙ローラとこれに圧接する一対の補助ロー
ラにより用紙のカールを除去する機構に関する。
て、排出される際に用紙のカールを除去する機構に関
し、特に、排紙ローラとこれに圧接する一対の補助ロー
ラにより用紙のカールを除去する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録装置等の用紙処理装
置においては、現像剤を用紙に定着する定着装置とし
て、熱定着装置が一般に使用されている。熱定着装置は
ヒートローラとこれに圧接する加圧ローラを備え、両ロ
ーラにより、現像剤が転写された用紙を加熱および加圧
して定着を行う。用紙は、定着時にヒートローラに少し
巻き付くように密着して送られるので、熱定着装置を通
過して排出される際、用紙はヒートローラ側にカールす
る。
置においては、現像剤を用紙に定着する定着装置とし
て、熱定着装置が一般に使用されている。熱定着装置は
ヒートローラとこれに圧接する加圧ローラを備え、両ロ
ーラにより、現像剤が転写された用紙を加熱および加圧
して定着を行う。用紙は、定着時にヒートローラに少し
巻き付くように密着して送られるので、熱定着装置を通
過して排出される際、用紙はヒートローラ側にカールす
る。
【0003】加えて、装置の上部に用紙を排出する、い
わゆるフェイスダウンの処理装置では、定着後、用紙が
カールした側に湾曲した搬送路で用紙を搬送するので、
用紙のカールはさらに強まる。
わゆるフェイスダウンの処理装置では、定着後、用紙が
カールした側に湾曲した搬送路で用紙を搬送するので、
用紙のカールはさらに強まる。
【0004】しかしながらカールした用紙をそのまま排
出すると、取扱いが悪くなり、また印刷物としての品質
も劣化するので、用紙のカールを除去する必要がある。
カール除去機構として、従来、排紙ローラに一対の補助
ローラを圧接した機構を設けたものがあり、これは、カ
ールした用紙をそのカール方向とは逆の方向に排紙ロー
ラに巻き付けるようにして用紙のカールを除去するもの
である。
出すると、取扱いが悪くなり、また印刷物としての品質
も劣化するので、用紙のカールを除去する必要がある。
カール除去機構として、従来、排紙ローラに一対の補助
ローラを圧接した機構を設けたものがあり、これは、カ
ールした用紙をそのカール方向とは逆の方向に排紙ロー
ラに巻き付けるようにして用紙のカールを除去するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カールした用紙は、そ
の用紙の厚さによって、カールを除去する力に対する反
発力が異なる。しかしながら上記従来のカール除去機構
においては、一対の補助ローラにより常に一定の加圧力
でカールした用紙をしごくので、様々な厚さの用紙に対
しては、カール除去が不十分であったり、逆にしごきす
ぎて逆向きのカールを生じさせたりすることがあり、す
べての用紙に対して適切なカール除去を行うことが困難
であった。
の用紙の厚さによって、カールを除去する力に対する反
発力が異なる。しかしながら上記従来のカール除去機構
においては、一対の補助ローラにより常に一定の加圧力
でカールした用紙をしごくので、様々な厚さの用紙に対
しては、カール除去が不十分であったり、逆にしごきす
ぎて逆向きのカールを生じさせたりすることがあり、す
べての用紙に対して適切なカール除去を行うことが困難
であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、排出用紙の厚さに応じて排紙
ローラに対する一対の補助ローラの圧接力を変えるよう
にしたことである。具体的な手段としては、一対の補助
ローラを排紙ローラに圧接する圧接部材と、排出用紙の
厚さに応じて変位する変位部材と、前記圧接部材と前記
変位部材を、用紙が厚くなるにつれて圧接力が大きくな
るように連結する連結部材とを設けたことである。
に本発明が講じた手段は、排出用紙の厚さに応じて排紙
ローラに対する一対の補助ローラの圧接力を変えるよう
にしたことである。具体的な手段としては、一対の補助
ローラを排紙ローラに圧接する圧接部材と、排出用紙の
厚さに応じて変位する変位部材と、前記圧接部材と前記
変位部材を、用紙が厚くなるにつれて圧接力が大きくな
るように連結する連結部材とを設けたことである。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、排出用紙が
送られてくると、まず変位部材が用紙の厚さに応じて変
位する。この変位量は連結部材に伝達され、伝達部材は
さらに圧接部材に伝達する。伝達部材が変位量を圧接部
材に伝達することによって、圧接部材は一対の補助ロー
ラに対して排紙ローラへの圧接力を変化させる。変位部
材の変位量が大きいほど、補助ローラの圧接力は大きく
なり、逆に変位部材の変位量が小さいほど、補助ローラ
の圧接力は小さくなる。
送られてくると、まず変位部材が用紙の厚さに応じて変
位する。この変位量は連結部材に伝達され、伝達部材は
さらに圧接部材に伝達する。伝達部材が変位量を圧接部
材に伝達することによって、圧接部材は一対の補助ロー
ラに対して排紙ローラへの圧接力を変化させる。変位部
材の変位量が大きいほど、補助ローラの圧接力は大きく
なり、逆に変位部材の変位量が小さいほど、補助ローラ
の圧接力は小さくなる。
【0008】用紙のカールは用紙の厚さが大きいほど、
カールを除去する力に対する反発力が大きいが、用紙が
厚くなるほど補助ローラの圧接力が大きくなり、用紙が
薄くなるほど補助ローラの圧接力が小さくなるので、用
紙のカールは適切に除去される。
カールを除去する力に対する反発力が大きいが、用紙が
厚くなるほど補助ローラの圧接力が大きくなり、用紙が
薄くなるほど補助ローラの圧接力が小さくなるので、用
紙のカールは適切に除去される。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る実施例を図面にしたがって
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。図1は本発明に係る実施例のカール除去機構を示
す要部斜視図、図2は実施例のカール除去機構を備えた
プリンタを示す説明図である。
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。図1は本発明に係る実施例のカール除去機構を示
す要部斜視図、図2は実施例のカール除去機構を備えた
プリンタを示す説明図である。
【0010】図2において、プリンタ1は電子写真方式
のプリンタで、用紙カセット2、画像形成部3、定着装
置4、カール除去機構5および用紙受け台6が設けられ
ている。用紙カセット2には、印字用紙7が収納されて
おり、繰出しローラ8によりプリンタ1内へ繰出され
る。画像形成部3は、感光ドラム9、露光ヘッド10お
よび転写器11等を具備し、用紙7に対してトナー画像
を転写する。定着装置4には、内部にヒータ12を具備
したヒートローラ13と、スプリング14によりヒート
ローラ13に圧接する加圧ローラ15が具備されてい
る。また用紙7をヒートローラ13から分離する分離爪
16も具備されている。用紙カセット2と画像形成部3
との間には、搬送ローラ17が配置され、また定着装置
4とカール除去機構5との間には、搬送ローラ18が配
置されている。
のプリンタで、用紙カセット2、画像形成部3、定着装
置4、カール除去機構5および用紙受け台6が設けられ
ている。用紙カセット2には、印字用紙7が収納されて
おり、繰出しローラ8によりプリンタ1内へ繰出され
る。画像形成部3は、感光ドラム9、露光ヘッド10お
よび転写器11等を具備し、用紙7に対してトナー画像
を転写する。定着装置4には、内部にヒータ12を具備
したヒートローラ13と、スプリング14によりヒート
ローラ13に圧接する加圧ローラ15が具備されてい
る。また用紙7をヒートローラ13から分離する分離爪
16も具備されている。用紙カセット2と画像形成部3
との間には、搬送ローラ17が配置され、また定着装置
4とカール除去機構5との間には、搬送ローラ18が配
置されている。
【0011】図1、図2において、搬送ローラ18と排
紙ローラ19との間には、湾曲状の用紙ガイド20、2
1が一定の間隔を隔てて対向して配設され、これら2つ
の用紙ガイド20、21で湾曲状の搬送路22を形成す
る。これら用紙ガイド20、21の上端部に2個の排紙
ローラ19が設けられる。排紙ローラ19はシャフト2
3に取付けられ、シャフト23は軸受24を介して図示
しないプリンタ1の筐体に回転可能に取付けられる。シ
ャフト23は図示しないモータにより駆動される。
紙ローラ19との間には、湾曲状の用紙ガイド20、2
1が一定の間隔を隔てて対向して配設され、これら2つ
の用紙ガイド20、21で湾曲状の搬送路22を形成す
る。これら用紙ガイド20、21の上端部に2個の排紙
ローラ19が設けられる。排紙ローラ19はシャフト2
3に取付けられ、シャフト23は軸受24を介して図示
しないプリンタ1の筐体に回転可能に取付けられる。シ
ャフト23は図示しないモータにより駆動される。
【0012】排紙ローラ19にはそれぞれ一対の補助ロ
ーラ26、27が圧接している。補助ローラ26、27
の圧接位置は、搬送路22を送られてきた用紙7が排紙
ローラ19と補助ローラ26、27との間に入り込むよ
うに設定されている。補助ローラ26、27は、それぞ
れ板ばね28、29の支持部28a、29aに回転自在
に取付けられ、板ばね28、29により排紙ローラ19
に圧接している。排紙ローラ19と一対の補助ローラ2
6、27により、用紙カール除去ローラ対30を構成す
る。
ーラ26、27が圧接している。補助ローラ26、27
の圧接位置は、搬送路22を送られてきた用紙7が排紙
ローラ19と補助ローラ26、27との間に入り込むよ
うに設定されている。補助ローラ26、27は、それぞ
れ板ばね28、29の支持部28a、29aに回転自在
に取付けられ、板ばね28、29により排紙ローラ19
に圧接している。排紙ローラ19と一対の補助ローラ2
6、27により、用紙カール除去ローラ対30を構成す
る。
【0013】板ばね28、29の背部には、固定金具3
1の一端側部31a、31bが固着されている。固定金
具31は、用紙ガイド20の湾曲内側に固定された支持
部32、33にシャフト34を介して回転自在に取付け
られている。固定金具31の他端側には支持部35、3
6が設けられ、この支持部35、36にはアイドルロー
ラ37が回転自在に取付けられている。固定金具31の
回転軸34からアイドルローラ37の回転軸までの距離
は、固定金具31の回転軸34から一端側部31a、3
1bまでの距離に比較して充分小さくなっている。
1の一端側部31a、31bが固着されている。固定金
具31は、用紙ガイド20の湾曲内側に固定された支持
部32、33にシャフト34を介して回転自在に取付け
られている。固定金具31の他端側には支持部35、3
6が設けられ、この支持部35、36にはアイドルロー
ラ37が回転自在に取付けられている。固定金具31の
回転軸34からアイドルローラ37の回転軸までの距離
は、固定金具31の回転軸34から一端側部31a、3
1bまでの距離に比較して充分小さくなっている。
【0014】アイドルローラ37は、搬送路22を挟む
ようにして用紙送りローラ38に圧接している。用紙送
りローラ38はシャフト39に取付けられ、シャフト3
9は軸受40を介して図示しないプリンタ1の筐体に回
転可能に取付けられている。用紙送りローラ38は、排
紙ローラ19と同じ用紙搬送速度になるように回転す
る。用紙送りローラ38は、用紙ガイド21に形成され
た切欠部41に配置されることにより、アイドルローラ
37に圧接する。図示していないが用紙ガイド20にも
切欠部が形成され、この切欠部にアイドルローラ37が
配置されている。用紙7が搬送されていない状態におい
て、アイドルローラ37と用紙送りローラ38は圧接
し、同時に補助ローラ26、27と排紙ローラ19が板
ばね28、29による一定の圧接力により圧接してい
る。アイドルローラ37と用紙送りローラ38は、とも
に剛体で形成され、両ローラ37、38で用紙送りロー
ラ対42を構成する。
ようにして用紙送りローラ38に圧接している。用紙送
りローラ38はシャフト39に取付けられ、シャフト3
9は軸受40を介して図示しないプリンタ1の筐体に回
転可能に取付けられている。用紙送りローラ38は、排
紙ローラ19と同じ用紙搬送速度になるように回転す
る。用紙送りローラ38は、用紙ガイド21に形成され
た切欠部41に配置されることにより、アイドルローラ
37に圧接する。図示していないが用紙ガイド20にも
切欠部が形成され、この切欠部にアイドルローラ37が
配置されている。用紙7が搬送されていない状態におい
て、アイドルローラ37と用紙送りローラ38は圧接
し、同時に補助ローラ26、27と排紙ローラ19が板
ばね28、29による一定の圧接力により圧接してい
る。アイドルローラ37と用紙送りローラ38は、とも
に剛体で形成され、両ローラ37、38で用紙送りロー
ラ対42を構成する。
【0015】次に本実施例の動作を説明する。図2にお
いて、用紙カセット2内に収納された用紙7は、繰出し
ローラ8により1枚ずつ装置1内に繰出される。繰出さ
れた用紙7は、搬送ローラ17により画像形成部3の感
光ドラム9と転写器11の間へ搬送される。
いて、用紙カセット2内に収納された用紙7は、繰出し
ローラ8により1枚ずつ装置1内に繰出される。繰出さ
れた用紙7は、搬送ローラ17により画像形成部3の感
光ドラム9と転写器11の間へ搬送される。
【0016】画像形成部3では、電子写真プロセスによ
り感光ドラム9表面にトナー画像が形成され、転写器1
1により、送られてきた用紙7にトナー画像が転写され
る。トナー画像が転写された用紙7は、定着装置4へ送
られ、ここでヒートローラ13および加圧ローラ15に
よる熱と圧力により、トナー画像が用紙7に定着され
る。トナー画像が定着された用紙7は、搬送ローラ18
により湾曲状の搬送路22へ送り込まれる。
り感光ドラム9表面にトナー画像が形成され、転写器1
1により、送られてきた用紙7にトナー画像が転写され
る。トナー画像が転写された用紙7は、定着装置4へ送
られ、ここでヒートローラ13および加圧ローラ15に
よる熱と圧力により、トナー画像が用紙7に定着され
る。トナー画像が定着された用紙7は、搬送ローラ18
により湾曲状の搬送路22へ送り込まれる。
【0017】図1、図2において、搬送路22に進入し
てきた用紙7は、定着時にヒートローラ13により搬送
路22の湾曲方向にカールしている。搬送路22では、
まず用紙7の先端が用紙送りローラ38とアイドルロー
ラ37の圧接部に突き当る。用紙送りローラ38は、図
示しないモータにより用紙送り方向に回転しているの
で、用紙7は両ローラ38、37の間に入り込み、両ロ
ーラ38、37でさらに上方に搬送される。
てきた用紙7は、定着時にヒートローラ13により搬送
路22の湾曲方向にカールしている。搬送路22では、
まず用紙7の先端が用紙送りローラ38とアイドルロー
ラ37の圧接部に突き当る。用紙送りローラ38は、図
示しないモータにより用紙送り方向に回転しているの
で、用紙7は両ローラ38、37の間に入り込み、両ロ
ーラ38、37でさらに上方に搬送される。
【0018】用紙7が用紙送りローラ38とアイドルロ
ーラ37の間に入り込んだことにより、アイドルローラ
37が用紙7の厚さ分だけ用紙送りローラ38から離れ
(変位し)、これにより固定金具31がシャフト34を
中心に揺動する。この揺動により、固定金具31は板ば
ね28、29の撓み量を増大させ、排紙ローラ19に対
する補助ローラ26、27の圧接力を増大させる。
ーラ37の間に入り込んだことにより、アイドルローラ
37が用紙7の厚さ分だけ用紙送りローラ38から離れ
(変位し)、これにより固定金具31がシャフト34を
中心に揺動する。この揺動により、固定金具31は板ば
ね28、29の撓み量を増大させ、排紙ローラ19に対
する補助ローラ26、27の圧接力を増大させる。
【0019】用紙7はさらに搬送されて、排紙ローラ1
9と補助ローラ26、27との間に入り込む。補助ロー
ラ26、27の圧接力は、用紙7が搬送されていない時
に較べて増大しており、この圧接力により補助ローラ2
6、27は、カールした用紙7をそのカールの方向とは
逆方向に排紙ローラ19に対して押し付ける。これによ
り、用紙7はカールを除去され、印字面を下側にして、
用紙受け台6に排出される。
9と補助ローラ26、27との間に入り込む。補助ロー
ラ26、27の圧接力は、用紙7が搬送されていない時
に較べて増大しており、この圧接力により補助ローラ2
6、27は、カールした用紙7をそのカールの方向とは
逆方向に排紙ローラ19に対して押し付ける。これによ
り、用紙7はカールを除去され、印字面を下側にして、
用紙受け台6に排出される。
【0020】用紙7の終端が用紙送りローラ38とアイ
ドルローラ37を通過すると、アイドルローラ37がも
との位置に戻り、固定金具31が前記の逆方向に揺動し
て、補助ローラ26、27の圧接力が小さくなるが、用
紙7の搬送方向の長さに対して、用紙送りローラ対42
と用紙カール除去ローラ対30との間隔を充分短くする
ことにより、用紙7の終端が用紙送りローラ38とアイ
ドルローラ37を通過する際にはすでに、用紙の大半が
カール除去を終了するようにできる。
ドルローラ37を通過すると、アイドルローラ37がも
との位置に戻り、固定金具31が前記の逆方向に揺動し
て、補助ローラ26、27の圧接力が小さくなるが、用
紙7の搬送方向の長さに対して、用紙送りローラ対42
と用紙カール除去ローラ対30との間隔を充分短くする
ことにより、用紙7の終端が用紙送りローラ38とアイ
ドルローラ37を通過する際にはすでに、用紙の大半が
カール除去を終了するようにできる。
【0021】厚い用紙7に印字を行う場合は、用紙7が
搬送路22を通過する際、アイドルローラ37をより大
きく変位させる。これにより固定金具31がより大きく
揺動し、板ばね28、29による補助ローラ26、27
の圧接力がより大きくなる。したがって、カールした厚
い用紙7をより強い力で排紙ローラ19に押し付けるこ
とができる。
搬送路22を通過する際、アイドルローラ37をより大
きく変位させる。これにより固定金具31がより大きく
揺動し、板ばね28、29による補助ローラ26、27
の圧接力がより大きくなる。したがって、カールした厚
い用紙7をより強い力で排紙ローラ19に押し付けるこ
とができる。
【0022】逆に薄い用紙7に印字を行う場合は、用紙
7が搬送路22を通過する際、アイドルローラ37をよ
り小さく変位させる。これにより固定金具31がより小
さく揺動し、板ばね28、29による補助ローラ26、
27の圧接力がより小さくなる。したがって、カールし
た厚い用紙7をより弱い力で排紙ローラ19に押し付け
ることができる。以上により、用紙7の厚さに応じて、
適切にカール除去を行うことができる。
7が搬送路22を通過する際、アイドルローラ37をよ
り小さく変位させる。これにより固定金具31がより小
さく揺動し、板ばね28、29による補助ローラ26、
27の圧接力がより小さくなる。したがって、カールし
た厚い用紙7をより弱い力で排紙ローラ19に押し付け
ることができる。以上により、用紙7の厚さに応じて、
適切にカール除去を行うことができる。
【0023】固定金具31の回転軸34からアイドルロ
ーラ37の回転軸までの距離(L1)を、固定金具31
の回転軸34から一端側部31a、31bまでの距離
(L2)に比較して充分小さくすることにより、用紙7
が用紙送りローラ対42を通過することによるアイドル
ローラ37の微小な変位を、拡大して、より大きな板ば
ね28、29の撓み量として取り出すことができる。例
えば、一般的な印字用紙の場合、用紙7の厚さの差が約
0.1mm程度あるとき、L1とL2の比を1対10程
度にすることにより、板ばね28、29の撓み量を10
倍の1mm程度に大きくして取り出すことができる。
ーラ37の回転軸までの距離(L1)を、固定金具31
の回転軸34から一端側部31a、31bまでの距離
(L2)に比較して充分小さくすることにより、用紙7
が用紙送りローラ対42を通過することによるアイドル
ローラ37の微小な変位を、拡大して、より大きな板ば
ね28、29の撓み量として取り出すことができる。例
えば、一般的な印字用紙の場合、用紙7の厚さの差が約
0.1mm程度あるとき、L1とL2の比を1対10程
度にすることにより、板ばね28、29の撓み量を10
倍の1mm程度に大きくして取り出すことができる。
【0024】上記実施例では、用紙カール除去ローラ対
30を用紙幅方向に並列して2箇所設けたが、この用紙
カール除去ローラ対30は、1箇所でも、また3箇所以
上設けてもよい。
30を用紙幅方向に並列して2箇所設けたが、この用紙
カール除去ローラ対30は、1箇所でも、また3箇所以
上設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、用紙の厚さに応じて補助ローラの排紙ローラに対す
る圧接力を変えるので、用紙のカール除去を適切に行う
ことができ、取扱いが容易でしかも高品質な印字用紙と
して排出することができる。
ば、用紙の厚さに応じて補助ローラの排紙ローラに対す
る圧接力を変えるので、用紙のカール除去を適切に行う
ことができ、取扱いが容易でしかも高品質な印字用紙と
して排出することができる。
【図1】本発明に係る実施例のカール除去機構を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】実施例のカール除去機構を備えたプリンタを示
す説明図である。
す説明図である。
7 用紙 19 排紙ローラ 22 湾曲状搬送路 26、27 補助ローラ 28、29 板ばね 31 固定金具 37 アイドルローラ 38 用紙送りローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 排紙ローラに圧接する一対の補助ローラ
により排出用紙のカールを除去する用紙カール除去機構
において、 排出用紙の厚さに応じて排紙ローラに対する前記一対の
補助ローラの圧接力を変えたことを特徴とする用紙カー
ル除去機構。 - 【請求項2】 排紙ローラに圧接する一対の補助ローラ
により排出用紙のカールを除去する用紙カール除去機構
において、 前記一対の補助ローラを排紙ローラに圧接する圧接部材
と、 排出用紙の厚さに応じて変位する変位部材と、 前記圧接部材と前記変位部材を、用紙が厚くなるにつれ
て圧接力が大きくなるように連結する連結部材とを設け
たことを特徴とする用紙カール除去機構。 - 【請求項3】 前記圧接部材は板ばねであり、前記変位
部材は一対のローラである請求項2記載の用紙カール除
去機構。 - 【請求項4】 前記排紙ローラおよび前記一対の補助ロ
ーラは複数対ある請求項2記載の用紙カール除去機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032260A JPH07237804A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 用紙カール除去機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032260A JPH07237804A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 用紙カール除去機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237804A true JPH07237804A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12354048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6032260A Pending JPH07237804A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 用紙カール除去機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237804A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5978645A (en) * | 1997-08-27 | 1999-11-02 | Nec Corporation | Heat roller fixing device having curl correction mechanism |
JP2003098776A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Hitachi Koki Co Ltd | 用紙の形状矯正装置 |
US8413986B2 (en) | 2009-11-19 | 2013-04-09 | Oki Data Corporation | Medium carrying mechanism and image forming device |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP6032260A patent/JPH07237804A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5978645A (en) * | 1997-08-27 | 1999-11-02 | Nec Corporation | Heat roller fixing device having curl correction mechanism |
JP2003098776A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Hitachi Koki Co Ltd | 用紙の形状矯正装置 |
US8413986B2 (en) | 2009-11-19 | 2013-04-09 | Oki Data Corporation | Medium carrying mechanism and image forming device |
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