JP3036303B2 - 記録媒体送り機構 - Google Patents

記録媒体送り機構

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JP3036303B2
JP3036303B2 JP5169462A JP16946293A JP3036303B2 JP 3036303 B2 JP3036303 B2 JP 3036303B2 JP 5169462 A JP5169462 A JP 5169462A JP 16946293 A JP16946293 A JP 16946293A JP 3036303 B2 JP3036303 B2 JP 3036303B2
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pinch roller
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智雄 松本
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転するプラテンと該
プラテンに記録媒体を押し付けるピンチローラとを具え
た、記録媒体送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のデータ出力装置として利用される
サーマルプリンタは、記録媒体が10インチ幅の大型の
ものから,1インチ幅の小形のものまで使用されてお
り、記録媒体には主として感熱紙が使用される。
【0003】特に、ラインドットタイプのサーマルプリ
ンタでは、記録媒体の搬送用プラテンと、印字用サーマ
ルヘッドおよび記録媒体を圧接させるプラテンとは、別
に設けないで兼用させることが多い。
【0004】図7は従来のサーマルプリンタにおける印
字部の主要構成を示す側面図である。図7(イ) におい
て、1はサーマルヘッド、2はプラテン、3は記録媒体
(記録紙)、4はピンチローラである。
【0005】筐体5のガイドプレート6に案内され、プ
ラテン2の回転によって搬送される記録媒体3は、ピン
チローラ4によりプラテン2に押し付けられ、サーマル
ヘッド1により所望の文字等が印刷される。
【0006】一般にプラテン2は、心金にゴム状弾性部
材(比較的低硬度のゴム)を周設してなり、媒体との圧
力を保証し,かつ,サーマルヘッド1の反りを吸収し、
さらに、記録媒体3をプラテン2の軸心に対して直角方
向に搬送することを保証するため、長さ方向の中央部か
ら両側に向けて細くなるたる形状とすることが有効であ
り、広く利用されている。
【0007】ピンチローラ4は、プラテン2との間に記
録媒体3を挟まないときを考慮し、ゴム以外の材料を用
いることが多く、その形状は図7(ロ) に示すように全長
に渡りプラテン2に接触するタイプと、図7(ハ) に示す
ように中間部の1箇所または複数箇所で細くしたタイプ
とがあるが、その何れにおいてもプラテン2に接触する
接触面41は、中心軸42に対し平行である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
プラテン2とピンチローラを使用した従来の記録媒体送
り機構は、ピンチローラをプラテン2に圧接させると
き、記録媒体の進行方向を確実にするため、プラテン2
の長さ方向の対称位置にピンチローラを設定する必要が
ある。
【0009】そこでプラテン2がたる形のとき、図7
(ロ) に示す従来のピンチローラ4は中央の一点のみでプ
ラテン2に接触し、図7(ハ) に示す従来のピンチローラ
4は接触面41の内側コーナ部だけで接触するため、記録
媒体の直進が保証し難いという問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による記録
媒体送り機構の基本構成図であり、(イ) は本発明の第1
の手段,(ロ)は本発明の第2の手段の基本構成図である。
【0011】図1(イ) において、プラテン11は心金12に
ゴム状弾性部材(ゴム)13を周設した構成であり、弾性
部材13は長さ方向の中央部で太く端部に向けて細いたる
形であり、プラスチック等にてなる中細杵型のピンチロ
ーラ14は、長さ方向の外方に向けて太い円錐台形状の一
対の接触部14aを連結部(中細部)14bで接続した構成
である。
【0012】連結部14bをプラテン11に向けて適当な押
圧力で押圧する付勢手段15は、一対の接触部14aをプラ
テン11に押し付けるようになるが、プラテン11がたる形
であり,接触部14aが円錐台形状であるため、接触部14
aの中間部がプラテン11に接触し、その接触点は弾性部
材13の長さ方向の中心に対し対称となるように、弾性部
材13とピンチローラ14は長さ方向の中心を一致させる。
【0013】そして、プラテン11に巻回された記録媒体
は、一対の接触部14aの各中間部とプラテン11との接触
部に挟まれ、プラテン11の回転によって搬送されるよう
になる。
【0014】図1(ロ) において、心金12にゴム状弾性部
材(ゴム)13を周設したたる形のプラテン11に一対の付
勢手段16にて当接するピンチローラ17は、均等径の一対
の接触部17a,接触部17a より細くて可撓性を有する連結
部17b,接触部17a より長さ方向の外方に向けて突出する
軸部17c にて構成する。
【0015】取付け前に真っ直ぐであったピンチローラ
17は、一対の付勢手段16によって連結部(中央部)17b
が曲げられるようになり、一対の接触部17a の中間部が
プラテン11と接触し、その接触点は弾性部材13の長さ方
向の中心に対し対称となるように、弾性部材13とピンチ
ローラ17は長さ方向の中心を一致させる。
【0016】かかるピンチローラ17を使用した記録媒体
送り機構において、プラテン11に巻回された記録媒体
は、一対の接触部17aの各中間部とプラテン11との接触
部に挟まれ、プラテン11の回転により搬送されるように
なる。
【0017】
【作用】以上説明したように、本発明の第1の手段によ
れば一対の接触部14aの中間部とプラテン11との間の2
点で記録媒体を挟み、本発明の第2の手段によれば一対
の接触部17a の中間部とプラテン11との間の2点で記録
媒体を挟み、何れもプラテン11の回転によって記録媒体
が搬送されるようになる。
【0018】そして、記録媒体を挟む前記2点は、弾性
部材13中心(一番太い部分)に対して対称位置となる。
従って、たる形プラテン11とピンチローラ14または17と
を組み合わせた本発明の記録媒体送り機構は、記録媒体
との圧力を保証すると共に、記録媒体の直進を保証可能
にする。
【0019】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例による記録媒体
送り機構の主要構成図、図3は本発明の第2の実施例に
よる記録媒体送り機構の主要構成図、図4は図2に示す
ピンチローラの断面図、図5は図2に示すピンチローラ
の製造方法の説明図、図6は図3に示すピンチローラの
組み込み前の形状の説明図である。
【0020】図2において、心金12にゴム13を周設した
プラテン11の長さ方向の端部の軸首部を回転自在に支持
する筐体21は、ピンチローラ14と付勢手段 (圧縮コイル
ばね)15を収容する。
【0021】中細杵形のピンチローラ14は、プラテン11
に接触する一対の接触部図14a を連結部 (中細部)14bで
連結した構成である。コイルばね15は、ピンチローラ14
の長さ方向中央の連結部14bをプラテン11に向けて例え
ば30g 程度の押圧力で押圧する。
【0022】従って、プラテン11に巻回され図紙の手前
に搬送される記録媒体 (記録紙) 18は、プラテン11と一
対の接触部14a の中間部との接触点で挟まれ、プラテン
11の回転により搬送されるようになる。
【0023】図4に示す如くピンチローラ14の接触部14
a は中空であり、プラスチックモールドにてピンチロー
ラ14を形成したとき、接触部14a の表面にパーティング
ラインが生じないようにする金型31は図5に示す如く、
連結部14bを形成するため上下方向に分離可能な割型32
に、一対の接触部形成型33を嵌合した構成である。
【0024】かかる金型31において、キャビティにプラ
スチックを注入したのち形成型33は、図の左右方向に引
き抜くようになる。その際、接触部14a は外方に向けて
大径となるが、その拡がり角度が2°程度のため無理に
引抜き可能であり、そのことによって表面にパーティン
グラインがない接触部14a が成形可能となる。
【0025】図3において、心金12にゴム13を周設した
プラテン11の長さ方向の端部の軸首部を回転自在に支持
する筐体22は、ピンチローラ17と一対の付勢手段 (圧縮
コイルばね)16を収容し、一対のコイルばね16は、ピン
チローラ17の軸部17c をプラテン11に向けて例えば30g
程度の押圧力で押圧する。
【0026】従って、プラテン11に巻回され図紙の手前
に搬送される記録媒体 (記録紙) 18は、プラテン11と一
対の接触部17a の中間部との当接点に挟まれ、プラテン
11の回転により搬送されるようになる。
【0027】なお、組み込み前のピンチローラ17は、図
6に示す如く中間部がプラテン11に接触する接触部17a,
一対の接触部17a に接続する中間部17b,接触部17a の外
側端面より突出する軸部17c が一直線であり、図3に示
す如く組み込みしたときコイルばね16の押圧力によって
中間部17b が湾曲する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、たる形のプラテン
を使用した本発明の記録媒体送り機構は、記録媒体の直
進搬送を保証可能とし、たる形プラテンを使用した従来
機構における課題を解決した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による記録媒体送り機構の基本構成図
【図2】 本発明の第1の実施例による記録媒体送り機
構の主要構成図
【図3】 本発明の第2の実施例による記録媒体送り機
構の主要構成図
【図4】 図2に示すピンチローラの断面図
【図5】 図2に示すピンチローラの製造方法の説明図
【図6】 図3に示すピンチローラの組み込み前の形状
の説明図
【図7】 従来のサーマルプリンタにおける印字部の主
要構成の側面図
【符号の説明】
11はプラテン 12はプラテンの心金 13はプラテンのゴム状弾性部材 (ゴム) 14はピンチローラ 14a はピンチローラの接触部 14b はピンチローラの中細部 (接続部) 15は付勢手段 (圧縮コイルばね) 16は付勢手段 17はピンチローラ 17a はピンチローラの接触部 17b はピンチローラの接続部 (中央部) 17c はピンチローラの軸首部 18は記録媒体 (記録紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 13/00 - 13/32 B41J 11/04 B65H 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する心金(12)に周設したゴム状弾性
    部材(13)が該心金の長さ方向の中心部から両側に向けて
    細くなるたる形状のプラテン(11)と、該弾性部材に記録
    媒体を押し付ける中細杵形のピンチローラ(14)と、該プ
    ラテンに並行する該ピンチローラの長さ方向中央の中細
    部(14b) を該プラテンに向けて付勢する付勢手段(15)と
    を具え、該ピンチローラの中細部の両側には中間部で該
    ゴム状弾性部材に接触する接触部(14a) を具えてなるこ
    とを特徴とする記録媒体送り機構。
  2. 【請求項2】 回転する心金(12)に周設したゴム状弾性
    部材(13)が該心金の長さ方向の中心部から両側に向けて
    細くなるたる形状のプラテン(11)と、該弾性部材に記録
    媒体を押し付けるピンチローラ(17)と、該プラテンに並
    行する該ピンチローラの長さ方向両端の軸首部(17c) を
    該プラテンに向けて付勢する付勢手段(16)とを具え、該
    ピンチローラは長さ方向の中央部が細くかつ該付勢手段
    の付勢力によって可撓する可撓性を有すること、を特徴
    とする記録媒体送り機構。
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