JPH0796794A - 車両用方向指示装置 - Google Patents

車両用方向指示装置

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JPH0796794A
JPH0796794A JP24003693A JP24003693A JPH0796794A JP H0796794 A JPH0796794 A JP H0796794A JP 24003693 A JP24003693 A JP 24003693A JP 24003693 A JP24003693 A JP 24003693A JP H0796794 A JPH0796794 A JP H0796794A
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克己 中村
Toshio Ishida
俊男 石田
Hideyuki Ikemoto
秀行 池本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2端子型の方向指示装置において、方向指示
スイッチがオンされた直後の方向指示灯の点灯開始タイ
ミング及び点灯時間を安定化させる。 【構成】 バッテリ14から方向指示スイッチ12を介
して方向指示灯10に至る電流経路に設けられたパワー
MOSFET16を、端子TB,TLを介して並列に設
けられた補助電源(R14,D1,C1)を用いて周期
的に駆動する2端子型の方向指示装置において、トラン
ジスタTR5及びTR6により、パワーMOSFET1
6オフ時の端子TB−TL間電圧から方向指示スイッチ
12のオン・オフ状態を判定し、そのオフ時にはトラン
ジスタTR3をオンして点滅周期を決定する充放電用コ
ンデンサC2を急速放電させる。この結果、方向指示ス
イッチ12のオン時には、充放電用コンデンサC2を初
期状態から充放電することができ、方向指示灯10の点
灯開始タイミング及び点灯時間を一定にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源から方向指示
スイッチを介して方向指示灯に至る電流経路に直列に設
けられたスイッチング素子を周期的にオンすることによ
り方向指示灯を点滅させる車両用方向指示装置に関し、
特にスイッチング素子に並列に設けられた補助電源を用
いてスイッチング素子を駆動する所謂2端子型の車両用
方向指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流電源から方向指示スイッ
チを介して方向指示灯に至る電流経路に直列に設けられ
たスイッチング素子を周期的にオンすることにより方向
指示灯を点滅させる車両用方向指示装置として、例え
ば、実公昭57−3863号公報に開示された装置のよ
うに、車両に搭載されたバッテリから直接電源供給を受
けて、スイッチング素子を周期的にオンさせる所謂3端
子型の方向指示装置と、特開昭64−90831号公報
に開示された装置のように、スイッチング素子に並列に
設けられ、スイッチング素子の両端電圧によって電源コ
ンデンサを充電すると共に、この電源コンデンサに充電
された電荷とスイッチング素子の両端電圧とにより電源
電圧を生成する補助電源を備え、この補助電源から電源
供給を受けてスイッチング素子を周期的にオンさせる所
謂2端子型の方向指示装置との、2種類の方向指示装置
が知られている。
【0003】また、一般に、こうした車両用方向指示装
置には、スイッチング素子を周期的にオンするために、
充放電用コンデンサ及び抵抗器からなる積分回路と、2
値の基準電圧を有し、充放電用コンデンサの両端電圧が
各基準電圧間で周期的に変化するように積分回路を充放
電するコンパレータとからなり、コンパレータの出力を
スイッチング素子の駆動信号として出力する発振回路が
備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た発振回路を用いてスイッチング素子を周期的にオンさ
せる場合、方向指示スイッチのオン・オフ切替時のタイ
ミングによって充放電用コンデンサの両端電圧がばらつ
き、方向指示スイッチがオンされた後、方向指示灯が点
灯するまでの応答時間や、方向指示スイッチがオンされ
た直後の方向指示灯の点灯時間が安定しなくなることが
あった。
【0005】一方、こうした問題は、方向指示スイッチ
のオフ時に、充放電用コンデンサを初期化するようにす
れば解決できる。そして、上記3端子型の方向指示装置
においては、バッテリから直接電源供給を受け、方向指
示スイッチのオン・オフ状態にかかわらず常に作動可能
であるため、方向指示スイッチのオン・オフ状態をその
端子電圧から検出して、方向指示スイッチのオフ時に充
放電用コンデンサを初期化することができる。
【0006】しかし、上記2端子型の方向指示装置は、
方向指示スイッチがオン状態でしかもスイッチング素子
がオフ状態にあるときにのみ生じるスイッチング素子の
両端電圧と、この両端電圧によって充電される電源コン
デンサに蓄積された電荷とにより電源電圧を生成する補
助電源を備え、この補助電源から電源供給を受けて動作
する。このため、補助電源から供給される電源電圧の基
準電位は、方向指示スイッチのオン・オフ状態に応じて
変化するスイッチング素子の端子電圧となるため、方向
指示スイッチの端子電圧から方向指示スイッチのオン・
オフ状態を検出することができず、この結果、方向指示
スイッチのオフ時に充放電用コンデンサを簡単に初期化
することができないといった問題があった。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、上記のようにスイッチング素子に並列に設けられ
た補助電源を備えた2端子型の車両用方向指示装置にお
いて、方向指示スイッチのオフ時に充放電用コンデンサ
を簡単且つ確実に初期化できるようにすることを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、直流電源から方
向指示スイッチを介して方向指示灯に至る電流経路に直
列に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素
子に並列に設けられ、該スイッチング素子の両端に生じ
た電圧により電源コンデンサに電荷を蓄積すると共に、
該電源コンデンサに蓄積された電荷及び上記スイッチン
グ素子の両端に生じた電圧から当該装置駆動用の電源電
圧を発生する補助電源と、充放電用コンデンサを備え、
該充放電用コンデンサの両端電圧が所定の2値の電圧間
で変化するように該充放電用コンデンサを所定の時定数
で充放電して、該充放電用コンデンサの充電時又は放電
時に上記スイッチング素子をオンするための駆動信号を
発生する発振回路と、を備えた車両用方向指示装置にお
いて、上記スイッチング素子の両端に生じた電圧から上
記方向指示スイッチのオフ状態を判定する判定回路と、
該判定回路にて上記方向指示スイッチのオフ状態が判定
されると、上記充放電用コンデンサの両端を短絡して急
速放電させる急速放電回路と、を設けたことを特徴とし
ている。
【0009】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の車両用方向指示装置において、上記判定回路
を、上記スイッチング素子のオフ時に該素子の両端に生
じた電圧から上記方向指示スイッチのオフ状態及び上記
直流電源の出力電圧低下を判定するように構成し、更
に、該判定回路にて上記直流電源の出力電圧低下が判定
されると、上記発振回路から上記スイッチング素子への
駆動信号の出力を禁止する第1の駆動禁止回路を設けた
ことを特徴としている。
【0010】また請求項3に記載の発明は、上記請求項
1又は請求項2に記載の車両用方向装置に、上記充放電
用コンデンサの両端電圧が、上記充放電時に変化する2
値の電圧値より低い所定電圧以下であるとき、上記発振
回路から上記スイッチング素子への駆動信号の出力を禁
止する第2の駆動禁止回路を設けたことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】以上のように構成された請求項1に記載の車両
用方向指示装置においては、まず補助電源が、スイッチ
ング素子の両端に生じた電圧により電源コンデンサに電
荷を蓄積して、この蓄積された電荷とスイッチング素子
の両端電圧とから当該装置駆動用の電源電圧を発生す
る。
【0012】すなわち、本発明の車両用方向指示装置
は、上述の2端子型の方向指示装置であり、直流電源か
ら直接電源供給を受けることができないため、方向指示
スイッチがオン状態で、しかもスイッチング素子がオフ
状態であるときにスイッチング素子の両端に生じる、直
流電源の出力電圧に略等しい電圧により電源コンデンサ
を充電しておき、方向指示スイッチのオン時に、スイッ
チング素子がオン状態となったときには、電源コンデン
サに蓄積された電荷によって電源電圧を生成し、逆にス
イッチング素子がオフ状態にあるときには、スイッチン
グ素子の両端電圧,つまり直流電源からの出力電圧によ
り電源電圧を生成することにより、少なくとも方向指示
灯を点滅駆動する必要のある方向指示スイッチのオン時
には当該装置が作動可能になるようにしているのであ
る。
【0013】なお、方向指示スイッチがオフ状態になる
と、スイッチング素子がオフ状態であってもスイッチン
グ素子両端に電圧が生じることはないので、この両端電
圧を利用して電源電圧を生成することはできず、電源コ
ンデンサに蓄積されている電荷のみによって電源電圧を
生成することになり、電源電圧の生成によって電源コン
デンサを放電してしまうと、当該装置内の回路は作動し
なくなる。
【0014】また次に、本発明の車両用方向指示装置に
おいては、発振回路が、充放電用コンデンサの両端電圧
が所定の2値の電圧間で変化するように充放電用コンデ
ンサを所定の時定数で充放電して、充放電用コンデンサ
の充電時又は放電時にスイッチング素子をオンするため
の駆動信号を発生する。この結果、方向指示スイッチが
オン状態であるとき、スイッチング素子は、この発振回
路から出力される駆動信号により直流電源から方向指示
灯に至る電流経路を周期的に導通させて、方向指示灯を
点滅させることとなる。
【0015】また更に、本発明の車両用方向指示装置に
おいては、判定回路が、スイッチング素子の両端に生じ
た電圧から方向指示スイッチのオフ状態を判定し、この
判定回路にて方向指示スイッチのオフ状態が判定される
と、急速放電回路が、充放電用コンデンサの両端を短絡
して充放電用コンデンサに蓄積された電荷を急速放電さ
せる。
【0016】つまり、方向指示スイッチがオン状態であ
るとき、スイッチング素子がオフ状態であれば、その両
端には直流電源の出力電圧に略等しい電圧が発生し、ス
イッチング素子がオン状態であれば、スイッチング素子
に方向指示灯点灯用の電流が流れるため、スイッチング
素子の内部抵抗に応じた微小な電圧が発生する。しか
し、方向指示スイッチがオフ状態になると、直流電源か
ら方向指示スイッチを介して方向指示灯に至る電流経路
が遮断されるため、スイッチング素子の両端には、その
オン・オフ状態に関係なく電位差が生じなくなる。そこ
で、判定回路は、スイッチング素子の両端電圧から、例
えばその両端電圧が所定電圧以下か否かを判定すること
により、方向指示スイッチのオフ状態を判定するのであ
る。
【0017】また、上述したように、当該装置は、方向
指示スイッチがオフ状態になっても、電源コンデンサに
蓄積された電荷が放電されるまでは動作し、その間、発
振回路が充放電用コンデンサへの充放電を繰返し実行す
るため、方向指示スイッチが次にオンされる時の充放電
用コンデンサの両端電圧が安定しない。
【0018】そこで、本発明では、判定回路にて方向指
示スイッチのオフ状態が判定されると、充放電用コンデ
ンサの両端を短絡して、充放電用コンデンサに蓄積され
た電荷を急速放電させる急速放電回路を設けることによ
り、方向指示スイッチが次にオンされる時の充放電用コ
ンデンサの両端電圧が必ず初期値(0V)となるように
しているのである。
【0019】なお、急速放電回路は、充放電用コンデン
サの両端を短絡することにより充放電用コンデンサに蓄
積された電荷を放電するが、これは、方向指示スイッチ
がオフされた直後に充放電用コンデンサを速やかに初期
化するためである。つまり、方向指示スイッチはオフさ
れた直後に再度オンされることがあるため、充放電用コ
ンデンサの両端を短絡する急速放電回路によって充放電
用コンデンサを放電することにより、方向指示スイッチ
がオンからオフ状態に変化した直後に充放電用コンデン
サを初期化できるようにしているのである。
【0020】次に請求項2に記載の発明においては、判
定回路が、スイッチング素子のオフ時にスイッチング素
子の両端に生じた電圧から、方向指示スイッチのオフ状
態及び直流電源の出力電圧低下を判定し、この判定回路
にて直流電源の出力電圧低下が判定されると、第1の駆
動禁止回路が、発振回路からスイッチング素子への駆動
信号の出力を禁止する。
【0021】すなわち、スイッチング素子として一般に
使用されるバイポーラ型トランジスタや電界効果型トラ
ンジスタ(FET)は、ベース或はゲートに、その内部
抵抗が最小となる飽和領域で駆動可能な電圧を印加でき
れば問題ないが、印加電圧が低くなると内部抵抗が増加
して発熱量が増加し、熱破壊を生じることがある。
【0022】一方、当該装置に電源供給を行う補助電源
は、スイッチング素子のオフ時にスイッチング素子両端
に生じる電圧,換言すれば直流電源の出力電圧を利用し
て電源電圧を生成するため、直流電源の出力電圧が低下
するとスイッチング素子に出力する駆動信号レベルも低
下する。
【0023】そこで請求項2に記載の車両用方向指示装
置では、判定回路によって、直流電源の出力電圧に略等
しくなるスイッチング素子のオフ時の両端電圧から、方
向指示スイッチのオフ状態だけでなく、直流電源の出力
電圧低下をも判定し、直流電源の出力電圧が低下してい
る場合には、第1の駆動禁止回路により、発振回路から
スイッチング素子への駆動信号の出力を禁止して、スイ
ッチング素子が低電圧駆動されて熱破壊するのを防止す
るようにしているのである。
【0024】また次に請求項3に記載の車両用方向指示
装置においては、第2の駆動禁止回路が、発振回路内の
充放電用コンデンサの両端電圧が充放電時に変化する2
値の電圧値より低い所定電圧以下であるときに、発振回
路からスイッチング素子への駆動信号の出力を禁止す
る。
【0025】すなわち、本発明の車両用方向指示装置に
おいては、方向指示スイッチのオフ時に、補助電源が電
源コンデンサに蓄積された電荷によって電源電圧を生成
するため、方向指示スイッチのオフ時間が短い場合を除
き、方向指示スイッチが次にオン状態になったときに
は、電源コンデンサが完全に放電され、上記各回路も動
作を停止している。そして、この状態で方向指示スイッ
チがオンされると、スイッチング素子両端に電圧が生
じ、この両端電圧により電源コンデンサを充電すると共
に、電源電圧を生成して、上記各回路が動作を開始す
る。このため、方向指示スイッチがオンされた後、発振
回路が充放電コンデンサへの充放電を開始して駆動信号
を出力するまでの時間が短いと、電源コンデンサに電荷
が充分蓄積されていない内にスイッチング素子がオン状
態となって、上記各回路が再び動作を停止してしまうこ
とがある。
【0026】そこで、本発明では、方向指示スイッチが
オンされてから電源コンデンサに電荷が充分蓄積される
までの時間を、方向指示スイッチオフ時に常に放電され
る充放電用コンデンサの両端電圧により監視し、この両
端電圧が所定電圧に達するまでの間、換言すれば方向指
示スイッチがオンされてから所定時間経過するまでの間
は、発振回路からスイッチング素子への駆動信号の出力
を禁止することにより、電源コンデンサに電荷を充分蓄
積した状態で、スイッチング素子をオンするようにして
いるのである。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本発明が適用された第1実施例の車両
用方向指示装置全体の構成を表わす電気回路図である。
【0028】図1に示す如く、本実施例の車両用方向指
示装置は、車両の左・右に夫々設けられた方向指示灯1
0L,10Rと、これら方向指示灯10L,10Rの何
れか一方を点灯するために必要に応じて車両運転者によ
り操作される方向指示スイッチ12と、方向指示スイッ
チ12を介して方向指示灯10L又は10Rに電源供給
を行うためのバッテリ14とからなる方向指示灯点灯用
の電流経路に設けられ、方向指示スイッチ12のオン時
に該電流経路を周期的に導通・遮断することにより、方
向指示スイッチ12により接続された何れかの方向指示
灯10L又は10Rを点滅させるためのものであり、そ
の電流経路を導通・遮断するためのスイッチング素子と
して、バッテリ14に端子TBを介してドレインが接続
され、方向指示スイッチ12に端子TLを介してソース
が接続されたパワーMOSFET16を備えている。
【0029】またパワーMOSFET16が接続された
端子TB−TL間には、パワーMOSFET16に並列
に、抵抗器R14,ダイオードD1,電源コンデンサC
1からなる補助電源が接続されている。この補助電源
は、方向指示スイッチ12がオン状態で、端子TLを方
向指示灯10L及び10Rの何れか一方に接続してお
り、しかもパワーMOSFET16がオフ状態であると
きに、端子TB−TL間に生じるバッテリ14の出力電
圧に略等しい電圧によって、電源コンデンサC1を充電
すると共に、その端子間電圧を電源電圧として当該装置
内に電源供給を行い、パワーMOSFET16がオン状
態となって端子TB−TL間の電圧が低下した場合に
は、電源コンデンサC1の両端電圧を電源電圧として当
該装置内に電源供給を行うものである。そして、電源コ
ンデンサC1には、定電流回路IC,ツェナーダイオー
ドD2及びトランジスタTR1からなる定電圧回路が接
続されており、この定電圧回路から出力される定電圧V
Tによって後述の各種基準電圧を生成できるようにされ
ている。
【0030】すなわち、本実施例の車両用方向指示装置
は、方向指示スイッチ12のオン時にパワーMOSFE
T16がオフ状態であるとき、電源コンデンサC1を充
電しておき、パワーMOSFET16のオン時には、こ
の電源コンデンサC1に蓄積された電荷によって電源電
圧を確保する、2端子型の方向指示装置であり、そのグ
ランド電位KGは、方向指示スイッチ12がオンされ、
パワーMOSFET16がオンの時は、方向指示灯10
L又は10Rの端子電圧VL又はVRの電位の上昇に伴
い、バッテリ14の出力電圧に略等しくなり、パワーM
OSFET16がオフの時は、方向指示灯10L又は1
0Rを介して接地(GND)され、方向指示スイッチ1
2のオフ時には開放される端子TLの電位に一致する。
【0031】次に、本実施例の車両用方向指示装置に
は、定電圧回路からの出力電圧VTを分圧して基準電圧
VTA(又はVTC)を生成する分圧用の抵抗器R1,
R2,R3と、積分回路を構成する抵抗器R4及び充放
電用コンデンサC2と、充放電用コンデンサC2を充放
電するための発振コンパレータCO1と、発振コンパレ
ータCO1の出力レベルに応じて、分圧用の抵抗器R1
〜R3により生成される基準電圧を上限電圧VTAと下
限電圧VTCとの何れかに切り換えるインバータIN1
及びトランジスタTR2と、からなる発振回路が備えら
れている。
【0032】この発振回路においては、充放電用コンデ
ンサC2の両端電圧VOSが、定電圧回路から供給され
る定電圧VTを抵抗器R1と抵抗器R2及びR3とによ
り分圧した上限電圧VTA=VT(R2+R3)/(R
1+R2+R3)に達するまで、発振コンパレータCO
1の出力がHighレベルとなり、その間、充放電用コンデ
ンサC2がバッファB1及び抵抗器R4を介して充電さ
れる。そして、充放電用コンデンサC2の両端電圧VO
Sが上限電圧VTAに達すると、発振コンパレータCO
1の出力がLow レベルに反転して、充放電用コンデンサ
C2に蓄積された電荷が抵抗器R4及びバッファB1を
介して放電される。またこのときインバータIN1の出
力はHighレベルになるため、トランジスタTR2がオン
して、発振コンパレータCO1に入力される基準電圧
は、上記上限電圧VTAから、定電圧VTを抵抗器R1
と抵抗器R2とにより分圧した下限電圧VTC=VT・
R2/(R1+R2)に切り替わる。この結果、充放電
用コンデンサC2の両端電圧VOSが一旦上限電圧VT
Aに達した後は、その両端電圧VOSが下限電圧VTC
になるまでの間、発振コンパレータCO1の出力がLow
レベルとなり、充放電用コンデンサC2の放電が継続す
る。そして、充放電用コンデンサC2の両端電圧VOS
が下限電圧VTCに達すると、発振コンパレータCO1
の出力がHighレベルに切り替わり、発振コンパレータC
O1に入力される基準電圧も、上限電圧VTAに切り替
わる。このため、充放電用コンデンサC2の両端電圧V
OSが放電によって下限電圧VTCに達すると、充放電
用コンデンサC2は、その両端電圧VOSが上限電圧V
TAに達するまで再度充電されることとなる。
【0033】すなわち、本実施例の発振回路において
は、図2に示す如く、充放電用コンデンサC2の両端電
圧VOSが下限電圧VTCから上限電圧VTAまでの間
で変化するように、バッファB1及び抵抗器R4を介し
て充放電用コンデンサC2に充放電を行うのである。
【0034】そして充放電用コンデンサC2の充電時に
Highレベルとなり、放電時にLow レベルとなる発振コン
パレータCO1の出力は、パワーMOSFET16をオ
ン・オフさせる駆動信号として、パワーMOSFET1
6の駆動回路を構成するナンド回路ND1に入力され
る。
【0035】なお、パワーMOSFET16の駆動回路
は、このナンド回路ND1と、一端が電源コンデンサC
1の正極側に接続され、他端がパワーMOSFET16
のゲートに接続された抵抗器R13と、ナンド回路ND
1の出力がHighレベルであるときオン状態になって、パ
ワーMOSFET16のゲートを当該装置の接地端子で
ある端子TLに接続することにより、パワーMOSFE
T16をオフし、ナンド回路ND1の出力がLow レベル
であるときオフ状態になって、パワーMOSFET16
のゲート−ソース間に電源コンデンサC1の両端電圧を
印加することにより、パワーMOSFET16をオンす
るトランジスタTR7と、から構成されている。
【0036】また次に、本実施例の車両用方向指示装置
には、定電圧回路からの出力電圧VTを分圧して上記下
限電圧VTCより若干小さい基準電圧(起動電圧)VT
Bを生成する分圧用の抵抗器R5及びR6と、この抵抗
器R5及びR6により分圧された起動電圧VTB=VT
・R6/(R5+R6)と充放電用コンデンサC2の両
端電圧VOSとを比較し、この両端電圧VOSが起動電
圧VTBより低い場合にはLow レベル、両端電圧VOS
が起動電圧VTB以上になるとHighレベルの信号を出力
する起動コンパレータCO2とが備えられ、この起動コ
ンパレータCO2の出力をナンド回路ND1に入力する
ことにより、発振コンパレータCO1の出力にかかわら
ず、充放電用コンデンサC2の両端電圧VOSが起動電
圧VTBに達するまではナンド回路ND1の出力が必ず
Highレベルとなって、パワーMOSFET16をオフす
るようにされている。なお、この起動コンパレータCO
2は、請求項3に記載の第2の駆動禁止回路に相当す
る。
【0037】また更に、本実施例の車両用方向指示装置
には、充放電用コンデンサC2の両端を短絡して、充放
電用コンデンサC2に蓄積された電荷を急速放電させ
る、急速放電回路としてのトランジスタTR3と、発振
コンパレータCO1の出力を端子TLに接続して、発振
コンパレータCO1の出力レベルを強制的に当該装置内
のグランド電位KGであるLow レベルに制御する、第1
の駆動禁止回路としてのトランジスタTR4と、これら
各トランジスタTR3,TR4にバイアス電圧を供給す
るための抵抗器R7,R8,R11と、抵抗器R14と
ダイオードD1との接続点の電圧を分圧する分圧用の抵
抗器R9,R10と、この抵抗器R9,R10により分
圧された電圧が所定電圧以上であるときにオン状態とな
って、上記各トランジスタTR3,TR4にバイアス電
圧を供給する抵抗器R11と抵抗器R7,R8との接続
点を端子TLに接続し、その接続点電位VQを当該装置
内のグランド電位KGであるLow レベルに制御するトラ
ンジスタTR5と、抵抗器R12を介してパワーMOS
FET16のゲート電圧を受け、このゲート電圧がHigh
レベルであるときに(換言すればパワーMOSFET1
6がオン状態であるときに)オン状態となって、抵抗器
R11と抵抗器R7,R8との接続点を端子TLに接続
し、その接続点電位VQを当該装置内のグランド電位K
GであるLow レベルに制御するトランジスタTR6とが
備えられている。
【0038】ここで、トランジスタTR5及びTR6
は、方向指示スイッチ12がオフされているか否か、或
は方向指示スイッチ12がオン状態であればバッテリ電
圧が所定電圧VTDまで低下しているか否か、を判定す
るためのものであり、請求項2に記載の判定回路に相当
する。
【0039】すなわち、端子TB−TL間にトランジス
タを駆動可能な電圧が生じるのは、方向指示スイッチ1
2のオン時にパワーMOSFET16がオフ状態になっ
ているときであり、方向指示スイッチ12のオフ時には
端子TB−TL間に電圧が発生することはない。また、
方向指示スイッチ12のオン時にパワーMOSFET1
6がオフ状態になっているときに端子TB−TL間に生
じる電圧はバッテリ電圧に略等しい。
【0040】そこで、本実施例では、抵抗器R9及びR
10により端子TB−TL間電圧に応じたバイアス電圧
を生成して、トランジスタTR5のベースに印加するこ
とにより、トランジスタTR5がオフ状態か否かによっ
て、端子TB−TL間電圧が所定電圧以下であるか否か
を判定できるようにすると共に、トランジスタTR6を
パワーMOSFET16と共にオン・オフさせることに
より、そのオン・オフ状態からパワーMOSFET16
のオン・オフ状態を判定できるようにし、これら各トラ
ンジスタTR5及びTR6が共にオフ状態になっている
ときに、方向指示スイッチ12のオフ状態或はバッテリ
電圧の低下を判定して、急速放電用のトランジスタTR
3及びパワーMOSFET16駆動禁止用のトランジス
タTR4をオンするようにしているのである。
【0041】なお、本実施例の車両用方向指示装置を構
成する上記各部の内、図1において一点鎖線で囲んだ、
パワーMOSFET16,抵抗器R14,抵抗器R4と
コンデンサC2とからなる積分回路,及び電源コンデン
サC1以外の部分は、一つのICパッケージ内に収納さ
れる。また図1において、VCは電源コンデンサC1の
両端電圧を、VRは方向指示灯10Rの両端電圧を、V
Lは方向指示灯10Lの両端電圧を、夫々表わしてい
る。
【0042】次に、上記のように構成された本実施例の
車両用方向指示装置の動作を、図2に示すタイムチャー
トに沿って説明する。なお、図2に示すVC,VQ,V
OS,VR,VLは、上述した図1における各部の電圧
を夫々表わしている。図2に示す如く、例えば、方向指
示スイッチ12が、車両運転者により、方向指示灯10
Rを通電する側に切り換えられてオン状態になったとき
(RON)、バッテリ電圧が所定電圧VTDに達してい
ない場合には、トランジスタTR3及びTR4がオン状
態となって、充放電用コンデンサC2の両端が短絡され
ると共に、発振コンパレータCO1の出力がLow レベル
に制御される。このため、バッテリ電圧が低い場合に、
パワーMOSFET16がオンされることはなく、パワ
ーMOSFET16のゲートに低電圧が印加されて、パ
ワーMOSFET16が熱破壊するのを防止できる。
【0043】次に、バッテリ電圧が上昇して所定電圧V
TDに達すると、トランジスタTR3及びTR4はオフ
状態となる。このとき充放電用コンデンサC2の両端電
圧VOSは0Vとなっているため、発振コンパレータC
O1の出力はHighレベルとなり、その後、充放電用コン
デンサC2は、この発振コンパレータCO1の出力によ
って、その両端電圧VOSが上限電圧VTAに達するま
で充電されることになる。
【0044】また、この充電開始時には、充放電用コン
デンサC2の両端電圧VOSは0Vであるため、起動コ
ンパレータCO2の出力はLow レベルとなり、この状態
は、充電開始後、充放電用コンデンサC2の両端電圧V
OSが起動電圧VTBに達するまでの所定時間TD継続
する。このため、充放電用コンデンサC2の充電開始
後、所定時間TD経過するまでは、パワーMOSFET
16がオンされることはなく、所定時間TD経過後、パ
ワーMOSFET16がオンされる。
【0045】また次に、充放電用コンデンサC2の充電
開始後、所定時間TD経過して、起動コンパレータCO
2の出力がHighレベルになると、その後は、上述した発
振回路の動作によって変化する発振コンパレータCO1
の出力に応じて、パワーMOSFET16が周期的にオ
ン・オフされ、そのオン・オフ状態に応じて、方向指示
灯10Rが点・滅される。
【0046】そして、こうした点滅動作中に、方向指示
スイッチ12がオフされると、たとえパワーMOSFE
T16がオフ状態であっても、端子TB−TL間に電圧
が生じなくなり、その旨がトランジスタTR5及びTR
6により判定されて、トランジスタTR3及びTR4が
共にオン状態に制御される。
【0047】この結果、方向指示スイッチ12がオンか
らオフ状態に切り替えられると、トランジスタTR3に
より充放電用コンデンサC2が急速放電されて、その両
端電圧が0Vとなり、しかもトランジスタTR4により
発振コンパレータCO1の出力がLow レベルに制御され
るため、パワーMOSFET16もオフ状態となる。
【0048】また、このように方向指示スイッチ12が
オフ状態に切り替えられた後、車両運転者が、方向指示
スイッチ12を、方向指示灯10R又は10Lを通電す
る側に切り替え、方向指示スイッチ12がオン状態にな
ると(RON又はLON)、バッテリ電圧が所定電圧V
TDに達していれば、発振回路は、充放電用コンデンサ
C2への充電を開始する。
【0049】このとき、充放電用コンデンサC2の両端
電圧VOSが起動電圧VTBに達するまでは、起動コン
パレータCO2の出力がLow レベルとなるため、パワー
MOSFET16は、方向指示スイッチ12がオンさ
れ、所定時間TD経過した後、オン状態となり、その
後、充放電用コンデンサC2の両端電圧VOSが上限電
圧VTAとなる一定時間経過した時点でオフ状態とな
る。
【0050】この結果、本実施例によれば、バッテリ電
圧が所定電圧VTDに達していれば、方向指示スイッチ
12がオン状態になった直後の方向指示灯10L又は1
0Rの点灯タイミング及びその点灯時間を常に安定させ
ることができる。なお、上記のように方向指示スイッチ
12がオン状態になって、発振回路が充放電用コンデン
サC2の充電を開始した後、その両端電圧VOSが起動
電圧VTBに達するまでの所定時間TDの間、起動コン
パレータCO2の動作によってパワーMOSFET16
の駆動を禁止するのは、その禁止期間中に、当該装置を
駆動可能な電荷を電源コンデンサC1に確実に蓄積させ
るためであり、その時間TDには、少なくともパワーM
OSFET16のオン時に電源供給のために消費される
電荷を、電源コンデンサC1に充電するのに必要な時間
が設定されている。
【0051】従って、本実施例によれば、電源コンデン
サC1が完全に放電されている状態で方向指示スイッチ
12がオンされた場合であっても、パワーMOSFET
16のオン時に、電源コンデンサC1に蓄積した電荷が
放電されて、パワーMOSFET16のオン時間が不安
定になるといったことはなく、パワーMOSFET16
のオン・オフ制御を常に安定して実行できるようにな
る。
【0052】ここで、上記実施例では、パワーMOSF
ET16オフ時の端子TB−TL間電圧から方向指示ス
イッチ12のオフ状態及びバッテリ電圧の低下を判定す
る判定回路として、端子TB−TL間電圧の低下を判定
するトランジスタTR5と、パワーMOSFET16の
オフ状態を判定するトランジスタTR6とからなる判定
回路を使用したが、こうした判定回路では、パワーMO
SFET16のオン時に判定動作を実行できないため、
パワーMOSFET16のオン時に方向指示スイッチ1
2がオフされた場合に、その旨を検出して充放電用コン
デンサC2を急速放電することができない。
【0053】そこで、パワーMOSFET16のオン・
オフ状態にかかわらず方向指示スイッチ12のオンから
オフへの切り替えを速やかに検出できるようにするに
は、例えば図3に示す如く、抵抗器R22を介して入力
される抵抗器R14とダイオードD1との接続点電圧
と、定電圧回路からの定電圧VTを抵抗器R23と抵抗
器R24とにより分圧した基準電圧とを比較し、接続点
電圧が基準電圧より低い場合、つまり端子TB−TL間
電圧が低い場合に、Highレベルの信号を出力する判定用
コンパレータCO3を使用すればよい。
【0054】つまり、パワーMOSFET16のオン時
に方向指示スイッチ12がオン状態であれば、端子TB
−TL間に方向指示灯10L又は10R点灯用の電流が
流れるため、端子TB−TL間には微小電圧が発生する
が、方向指示スイッチ12がオフされると、端子TB−
TL間に電流が流れないので、こうした微小電圧も生じ
ることはない。このため、図3に示すように、抵抗器R
23と抵抗器R24とにより微小な基準電圧を生成し、
判定用コンパレータCO3により、抵抗器R14とダイ
オードD1との接続点電圧がこの生成した微小基準電圧
以下か否かによって方向指示スイッチ12のオフ状態を
判定して、この判定用コンパレータCO3から出力され
るHighレベルの信号によりトランジスタTR3及びTR
4をオンするようにすれば、パワーMOSFET16の
オン・オフ状態に関係なく方向指示スイッチ12のオン
からオフへの切り替えを判定して、充放電用コンデンサ
C2の急速放電を開始することができるようになるので
ある。
【0055】なお、このように判定用コンパレータCO
3にてパワーMOSFET16のオン時にも方向指示ス
イッチ12のオフ状態を判定できるようにした場合、判
定用コンパレータCO3ではバッテリ電圧の低下を判定
することができなくなるため、図1に示した実施例のよ
うにバッテリ電圧の低下を判定してパワーMOSFET
16の駆動を停止するには、パワーMOSFET16の
オフ時の端子TB−TL間電圧からバッテリ電圧の低下
を判定する判定回路を別途設ける必要はある。
【0056】また、図3は、図1に示した車両用方向指
示装置内のトランジスタTR5及びTR6からなる判定
回路を、上記のように動作する判定用コンパレータCO
3からなる判定回路に変更した第2実施例の車両用方向
指示装置の回路構成を表わしているが、上記説明した部
分以外については、図1の方向指示装置と全く同様であ
るため、図1と同一符号を付し、その説明は省略する。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
車両用方向指示装置においては、スイッチング素子の両
端に生じた電圧から方向指示スイッチのオフ状態を判定
して充放電用コンデンサに蓄積された電荷を急速放電す
るようにされている。このため、本発明によれば、方向
指示スイッチのオン時の充放電用コンデンサの両端電圧
を常に0Vに初期化しておくことができ、方向指示スイ
ッチをオンした後、方向指示灯が点灯するまでの応答時
間や、方向指示スイッチをオンした直後の方向指示灯の
点灯時間を安定化させることができる。
【0058】また請求項2に記載の車両用方向指示装置
においては、スイッチング素子のオフ時にスイッチング
素子の両端に生じた電圧から、方向指示スイッチのオフ
状態と共に直流電源の出力電圧の低下を判定し、直流電
源の出力電圧が低下している場合には、発振回路からス
イッチング素子への駆動信号の出力を禁止するようにさ
れている。このため、本発明によれば、スイッチング素
子の低電圧駆動によってスイッチング素子が熱破壊する
のを防止することもできる。
【0059】また次に請求項3に記載の車両用方向指示
装置においては、発振回路内の充放電用コンデンサの両
端電圧が、充放電時に変化する2値の電圧値より低い所
定電圧以下であるときに、発振回路からスイッチング素
子への駆動信号の出力を禁止する。このため、本発明に
よれば、方向指示スイッチがオフからオン状態に切り替
わった直後に、電源コンデンサに電荷が充分蓄積されて
いない状態でスイッチング素子をオンすることはなく、
方向指示スイッチオン時の方向指示灯の点滅駆動をより
安定して実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両用方向指示装置の構成を表わ
す電気回路図である。
【図2】第1実施例の車両用方向指示装置の動作を表わ
すタイムチャートである。
【図3】第2実施例の車両用方向指示装置の構成を表わ
す電気回路図である。
【符号の説明】
10L,10R…方向指示灯 12…方向指示スイッ
チ 14…バッテリ 16…パワーMOSFET C1…電源コンデンサ
D1…ダイオード IC…定電流回路 D2…ツェナーダイオード I
N1…インバータ B1…バッファ C2…充放電用コンデンサ CO
1…発振コンパレータ CO2…起動コンパレータ ND1…ナンド回路
TB,TL…端子 TR1〜TR7…トランジスタ R1〜R14,R2
2〜R24…抵抗器 CO3…判定用コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 俊男 愛知県安城市篠目町井山3番地 アンデン 株式会社内 (72)発明者 池本 秀行 愛知県安城市篠目町井山3番地 アンデン 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から方向指示スイッチを介して
    方向指示灯に至る電流経路に直列に設けられたスイッチ
    ング素子と、 該スイッチング素子に並列に設けられ、該スイッチング
    素子の両端に生じた電圧により電源コンデンサに電荷を
    蓄積すると共に、該電源コンデンサに蓄積された電荷及
    び上記スイッチング素子の両端に生じた電圧から当該装
    置駆動用の電源電圧を発生する補助電源と、 充放電用コンデンサを備え、該充放電用コンデンサの両
    端電圧が所定の2値の電圧間で変化するように該充放電
    用コンデンサを所定の時定数で充放電して、該充放電用
    コンデンサの充電時又は放電時に上記スイッチング素子
    をオンするための駆動信号を発生する発振回路と、 を備えた車両用方向指示装置において、 上記スイッチング素子の両端に生じた電圧から上記方向
    指示スイッチのオフ状態を判定する判定回路と、 該判定回路にて上記方向指示スイッチのオフ状態が判定
    されると、上記充放電用コンデンサの両端を短絡して急
    速放電させる急速放電回路と、 を設けたことを特徴とする車両用方向指示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用方向指示装置に
    おいて、 上記判定回路を、上記スイッチング素子のオフ時に該素
    子の両端に生じた電圧から上記方向指示スイッチのオフ
    状態及び上記直流電源の出力電圧低下を判定するように
    構成し、更に、 該判定回路にて上記直流電源の出力電圧低下が判定され
    ると、上記発振回路から上記スイッチング素子への駆動
    信号の出力を禁止する第1の駆動禁止回路を設けたこと
    を特徴とする車両用方向指示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両用方
    向指示装置において、 上記充放電用コンデンサの両端電圧が、上記充放電時に
    変化する2値の電圧値より低い所定電圧以下であると
    き、上記発振回路から上記スイッチング素子への駆動信
    号の出力を禁止する第2の駆動禁止回路を設けたことを
    特徴とする車両用方向指示装置。
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