JPH09163613A - 過放電防止回路 - Google Patents

過放電防止回路

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JPH09163613A
JPH09163613A JP7320198A JP32019895A JPH09163613A JP H09163613 A JPH09163613 A JP H09163613A JP 7320198 A JP7320198 A JP 7320198A JP 32019895 A JP32019895 A JP 32019895A JP H09163613 A JPH09163613 A JP H09163613A
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JP
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voltage
storage battery
load
circuit
switching transistor
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JP7320198A
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Yasushi Morimoto
康司 森本
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄電池の電圧が低下して、この蓄電池に対し負
荷が遮断された後に、微小電流が無駄に流れ続けること
を防止して、過放電防止機能を向上できる過放電防止回
路を提供することにある。 【解決手段】蓄電池電圧が所定値以下のとき負荷5を遮
断する回路を前提とする。主スイッチ3及びP型第1ス
イッチングトランジスタ8を介して蓄電池1と負荷5と
を接続する。第1、第2抵抗7a、7bを有する電池電圧の
分圧回路7と、抵抗7bの両端電圧によりオン・オフされ
るN型第2トランジスタ8とを備える電圧検出回路6
を、負荷5の両端間に接続する。コンデンサ10と第3抵
抗11との時定数回路12を主スイッチ3を介して蓄電池1
の両端間に接続する。第3抵抗11の両端間にN型第3ト
ランジスタ32のベース・エミッタ間を接続する。トラン
ジスタ8のベースに第2、第3トランジスタ8,13のコレ
クタを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動機の動
力により走行を補助する補助動力付き自転車に搭載され
る鉛蓄電池等の蓄電池の過放電を防止するための過放電
防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄電池の電池電圧が所定値以下のときに
負荷を遮断して過放電を防止する従来の過放電防止回路
の一例は図4に示され、蓄電池Bはオン・オフ切換え型
の主スイッチSWおよびリレー接点RYSWを介して負
荷LOADに接続されており、主スイッチSWとリレー
接点PYSWとの間には比較回路ICが接続されてい
る。この比較回路ICは、第1抵抗R1と定電圧素子V
refとを直列接続してなる基準電圧回路における定電
圧素子Vrefの電圧(基準電圧)と、第2抵抗R2と
第3抵抗R3とを直列接続してなる分圧回路によって分
圧された蓄電池Bの電圧とを比較する。比較回路ICの
出力端にはリレー接点RYSWを開閉するリレーコイル
RYが接続されている。
【0003】こうした構成の過放電防止回路は、その比
較回路ICでの基準電圧と分圧された蓄電池電圧との比
較により、蓄電池電圧の方が基準電圧より高いときに
は、リレーコイルRYを駆動して、そのリレー接点RY
SWを閉じることにより、負荷LOADへの通電を可能
とする。この逆に、蓄電池電圧の方が基準電圧より低い
ときには、リレーコイルRYの駆動を停止して、そのリ
レー接点RYSWを開かせることにより、蓄電池Bに対
して負荷LOADを遮断する。それにより、蓄電池Bの
過放電を防止できる。
【0004】また、図5は従来の過放電防止回路の他の
例である。この例では、蓄電池Bはオン・オフ切換え型
の主スイッチSWおよびリレー接点RYSWを介して負
荷LOADに接続されており、主スイッチSWとリレー
接点PYSWとの間には、蓄電池Bの電池電圧を分圧す
る第1抵抗R1と第2抵抗R2とからなる分圧回路が接
続されている。この回路の第2抵抗R2の両端電圧はN
PN型スイッチングトランジスタQ1のベースに与えら
れる。トランジスタQ1のコレクタは、リレーコイルR
Yを介して蓄電池Bの一端に接続され、また、エミッタ
は蓄電池Bの他端に接続されている。また、蓄電池Bの
前記一端側には逆流防止用のダイオードD1、D2が接
続されている。
【0005】こうした構成の過放電防止回路は、分圧回
路により分圧されてスイッチングトランジスタQ1に与
えられるベース電圧が 0.6V以上であれば、このトラン
ジスタQ1がオンして、リレーコイルRYが駆動される
ので、そのリレー接点RYSWが閉じられて、負荷LO
ADへの通電を可能とする。この逆に、前記ベース電圧
が 0.6V以下であれば、スイッチングトランジスタQ1
がオフするので、リレーコイルRYの駆動が停止される
ととともにリレー接点RYSWが開かれるから、蓄電池
Bに対して負荷LOADが遮断される。それにより、蓄
電池Bの過放電を防止できる。なお、この従来例におい
て、再度スイッチングトランジスタQ1をオンさせるに
は、充電端子CH1、CH2間に電源電圧を供給してダ
イオードD2を介して分圧回路に電圧が供給させる必要
があり、したがって、蓄電池Bへの充電開始と同時にス
イッチングトランジスタQ1はオン状態に復帰される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4の過放電
防止回路では、その比較回路ICの出力でリレーコイル
RYが駆動されて負荷LOADを遮断した状態では主ス
イッチSWが閉じているから、前記基準電圧回路および
分圧回路は蓄電池Bに対して遮断されることがない。そ
のため、主スイッチSWを開かない限り前記両回路に微
小電流が無駄に流れ続け、蓄電池Bはやがて過放電して
しまうという問題がある。
【0007】また、図5の過放電防止回路でも、スイッ
チングクトランジスタQ1がオンして負荷LOADを遮
断した状態では、リレーコイルRYおよびトランジスタ
Q2のコレクタ・エミッタ間の回路は蓄電池Bに対して
遮断されることがない。しかも、この微小電流の放電は
主スイッチSWを開いても解消されない。そのため、こ
の過電流防止回路でも、負荷LOADを遮断した後に微
小電流が無駄に流れ続け、蓄電池Bがやがて過放電して
しまうという問題がある。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、蓄電池の電圧が低下して、この蓄電池に対し負荷
が遮断された後に、微小電流が無駄に流れ続けることを
防止して、過放電防止機能を向上できる過放電防止回路
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、蓄電池の電池電圧を検出して前
記電池電圧が所定値以下のとき負荷を遮断する過放電防
止回路において、主スイッチおよびこのスイッチよりも
前記負荷側に配置されるPNP型第1スイッチングトラ
ンジスタを介して前記蓄電池と前記負荷とを接続し、前
記電池電圧を分圧する第1、第2の抵抗を有する分圧回
路と前記第2の抵抗の両端電圧によりオン・オフされる
第NPN型2スイッチングトランジスタとを備える電圧
検出回路を前記負荷の両端間に接続し、コンデンサと第
3の抵抗との時定数回路を前記主スイッチを介して前記
蓄電池の両端間に接続し、前記第3の抵抗の両端間にN
PN型第3スイッチングトランジスタのベース・エミッ
タ間を接続し、前記第1スイッチングトランジスタのベ
ースに前記第2、第3のスイッチングトランジスタのコ
レクタを接続したものである。
【0010】この発明において、主スイッチがオフのと
きにコンデンサの電荷はゼロであり、主スイッチがオン
に切換わるとコンデンサと第3の抵抗との時定数回路に
電流が流れ始める。この初期状態において第3の抵抗の
両端電圧は蓄電池の電池電圧に等しいので、この蓄電池
電圧により第3スイッチングトランジスタがオンし、そ
れにより、第1スイッチングトランジスタもオンして、
負荷および電圧検出回路に蓄電池電圧が供給される。
【0011】こうして電圧検出回路へ供給される蓄電池
電圧が、この電圧検出回路のしきい値以上であれば、こ
の回路の第2スイッチングトランジスタがオンして第1
スイッチングトランジスタをオンさせる。前記第3の抵
抗の両端電圧は蓄電池電圧から暫時減少して行き最終的
にはゼロとなり、また、それに伴って第3スイッチング
トランジスタはオフされる。しかし、このときの蓄電池
電圧が前記しきい値以上であれば、第2スイッチングト
ランジスタは既にオンしているので、第1スイッチング
トランジスタはオン状態を維持する。
【0012】そして、負荷により蓄電池の電荷が消費さ
れてその蓄電池電圧が低下してくると、この蓄電池電圧
を分圧している分圧回路の第2の抵抗の両端電圧も低下
するので、この両端電圧が前記しきい値を下回った時点
で第2スイッチングトランジスタがオフされるに伴い、
第1スイッチングトランジスタもオフされて、蓄電池に
対して負荷とともに電圧検出回路を遮断する。
【0013】同様の課題を解決するために、請求項2の
発明は、蓄電池の電池電圧を検出して前記電池電圧が所
定値以下のとき負荷を遮断する過放電防止回路におい
て、主スイッチおよびこのスイッチよりも前記負荷側に
配置されるリレー接点を介して前記蓄電池と前記負荷と
を接続し、前記電池電圧を分圧する第1、第2の抵抗を
有する分圧回路と前記第2の抵抗の両端電圧によりオン
・オフされるNPN型第1スイッチングトランジスタと
を備える電圧検出回路を前記負荷の両端間に接続し、コ
ンデンサと第3の抵抗との時定数回路の一端を前記主ス
イッチを介して前記蓄電池の一端に接続するとともに、
前記時定数回路の他端をNPN型第2スイッチングトラ
ンジスタのベース・エミッタ間を介して前記蓄電池の他
端に接続し、前記主スイッチと前記時定数回路の接続点
を前記リレー接点を開閉させるリレーコイルを介して前
記第1、第2のスイッチングトランジスタのコレクタに
接続したものである。
【0014】この発明において、主スイッチがオフのと
きにコンデンサの電荷はゼロであり、主スイッチがオン
に切換わるとコンデンサと第3の抵抗との時定数回路に
電流が流れ始める。この初期状態において時定数回路を
流れる電流値は大であるので、それにより第2スイッチ
ングトランジスタがオンし、したがって、リレーコイル
が駆動されるとともにリレー接点が閉じて、負荷および
電圧検出回路に蓄電池電圧が供給される。
【0015】こうして電圧検出回路に供給される蓄電池
電圧が、この電圧供給回路のしきい値以上であれば、こ
の回路の第1スイッチングトランジスタがオンしてリレ
ーコイルを駆動する。前記第3の抵抗の両端電圧は蓄電
池電圧から暫時減少して行き最終的にはゼロとなり、ま
た、それに伴って第2スイッチングトランジスタはオフ
される。しかし、このときの蓄電池電圧が前記しきい値
以上であれば、第1スイッチングトランジスタは既にオ
ンしているので、リレー接点が閉じられた状態が維持さ
れる。
【0016】そして、負荷により蓄電池の電荷が消費さ
れてその蓄電池電圧が低下してくると、この蓄電池電圧
を分圧している分圧回路の第2の抵抗の両端電圧も低下
するので、この両端電圧が前記しきい値を下回った時点
で第1スイッチングトランジスタがオフされるに伴い、
リレーコイルへの通電が遮断される。それにより、リレ
ー接点が開いて、蓄電池に対して負荷とともに電圧検出
回路を遮断する。
【0017】また、同様の課題を解決するとともに、蓄
電池電圧が所定値以上ある場合であって主スイッチを切
り忘れた場合の無駄な電力消費を防止できる。
【0018】ために、請求項3の発明は、蓄電池の電池
電圧を検出して前記電池電圧が所定値以下のとき負荷を
遮断する過放電防止回路において、主スイッチおよびこ
のスイッチよりも前記負荷側に配置されるリレー接点を
介して前記蓄電池と前記負荷とを接続し、前記電池電圧
を分圧する第1、第2の抵抗を有する分圧回路と、前記
第2の抵抗の両端電圧の情報および前記負荷の操作につ
いての情報が入力される制御部と、この制御部の出力に
よりオン・オフされるNPN型第1スイッチングトラン
ジスタとを備える電圧検出回路を前記負荷の両端間に接
続し、コンデンサと第3の抵抗との時定数回路を前記主
スイッチを介して前記蓄電池の両端間に接続し、前記第
3の抵抗の両端間にNPN型第2スイッチングトランジ
スタのベース・エミッタ間を接続し、前記主スイッチと
前記時定数回路の接続点を前記リレー接点を開閉させる
リレーコイルを介して前記第1、第2のスイッチングト
ランジスタのコレクタに接続したものである。
【0019】この発明において、主スイッチがオフのと
きにコンデンサの電荷はゼロであり、主スイッチがオン
に切換わるとコンデンサと第3の抵抗との時定数回路に
電流が流れ始める。この初期状態において第3の抵抗の
両端電圧は蓄電池の電池電圧に等しいので、この蓄電池
電圧により第2スイッチングトランジスタがオンし、そ
れにより、リレーコイルが駆動されるとともにそのリレ
ー接点が閉じられて、負荷および電圧検出回路に蓄電池
電圧が供給される。
【0020】こうして電圧検出回路へ供給される蓄電池
電圧が、この電圧検出回路のしきい値以上であれば、制
御部を介して第1スイッチングトランジスタがオンして
リレーコイルを駆動する。前記第3の抵抗の両端電圧は
蓄電池電圧から暫時減少して行き最終的にはゼロとな
り、また、それに伴って第2スイッチングトランジスタ
はオフされる。しかし、このときの蓄電池電圧が前記し
きい値以上であれば、第1スイッチングトランジスタは
既にオンしているので、リレー接点が閉じられた状態に
維持される。
【0021】そして、負荷により蓄電池の電荷が消費さ
れてその蓄電池電圧が低下してくると、この蓄電池電圧
を分圧している分圧回路の第2の抵抗の両端電圧も低下
するので、この両端電圧が前記しきい値を下回った時点
で制御部を介して第2スイッチングトランジスタがオフ
されるに伴い、リレーコイルへの通電が遮断されるとと
もにリレー接点が開かれる。それにより、蓄電池に対し
て負荷とともに電圧検出回路を遮断する。また、電圧検
出回路の制御部は、蓄電池電圧が所定値(前記しきい
値)以上である場合において、主スイッチの操作等人の
操作がないこと、言い換えれば、主スイッチの切り忘れ
を検出する。そして、その検出に基づいて第1スイッチ
ングトランジスタをオフして、負荷とともに電圧検出回
路を蓄電池に対して自動的に遮断する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の第
1の実施の形態を説明する。図1中1は例えば補助動力
装置付き自転車のエネルギー源として自転車に搭載され
る鉛蓄電池等の蓄電池であって、2a,2bは蓄電池1
に充電をするときに使用される充電端子である。
【0023】蓄電池1には、オン・オフ切換え型の主ス
イッチ3および第1スイッチングトランジスタ4を介し
て負荷5が接続されている。過放電防止用スイッチング
素子としての第1スイッチングトランジスタ4にはPN
P型のものが採用されており、これは主スイッチ3より
も負荷5側に配置されている。負荷5は例えば電動機で
あり、この動力によって自転車の走行を補助するように
なっている。
【0024】負荷5の両端間には電圧検出回路6が接続
されている。この回路6は、負荷5に対して並列に接続
された第1、第2の抵抗7a、7bを有した分圧回路7
と、NPN型の第2スイッチングトランジスタ8とで形
成されている。第2の抵抗7bの両端は、第2スイッチ
ングトランジスタ8のべース・エミッタ間を介して接続
されている。そして、第2スイッチングトランジスタ8
のコレクタは、第4の抵抗9を介して第1スイッチング
トランジスタ4のベースに接続されている。
【0025】前記蓄電池1の両端間には、コンデンサ1
0と第3の抵抗11との時定数回路12が主スイッチ3
を介して接続されている。このコンデンサ10と第3の
抵抗11との相互接続点は、主スイッチ3のOFF端子
3bに接続されている。そして、第3の抵抗11の両端
はNPN型の第3スイッチングトランジスタ13のベー
ス・エミッタ間を介して接続されている。第2スイッチ
ングトランジスタ13のコレクタは、前記第2スイッチ
ングトランジスタ8と同様に第4の抵抗9を介して第1
スイッチングトランジスタ4のベースに接続されてい
る。
【0026】この第1の実施の形態において、主スイッ
チ3がオフ(OFF端子3bに接続した状態に切換えら
れている。)のときにコンデンサ10の電荷はゼロであ
る。そして、手動により主スイッチ3がオン(ON端子
3aに接続した状態に切換えられている。)に切換わる
と、コンデンサ10と第3の抵抗11との時定数回路1
2には蓄電池1から放出される電流が流れ始めて、第3
スイッチングトランジスタ13のベースに電圧が印加さ
れる。
【0027】この初期状態において既述のように電荷が
ゼロの第3の抵抗11の両端電圧は蓄電池1の電池電圧
(蓄電池電圧)に等しいので、この蓄電池電圧により第
3スイッチングトランジスタ13がオンし、それによ
り、第1スイッチングトランジスタ4のベース電位が下
がって、このトランジスタ4がオンされる。それによ
り、負荷5および電圧検出回路6の夫々に蓄電池電圧が
供給される。
【0028】こうして電圧検出回路6へ供給される蓄電
池電圧が、所定値、つまり、電圧検出回路6のしきい値
(第2スイッチングトランジスタ8の駆動電圧であっ
て、通常 0.6Vである。)以上であれば、この回路6の
第2スイッチングトランジスタ8はオンする。それによ
り、このトランジスタ8を介しても第1スイッチングト
ランジスタ4がオンされる。
【0029】ところで、第3スイッチングトランジスタ
13のベース電位は、コンデンサ10と第3の抵抗11
とで決まる時定数にしたがって、次第に下降し始めるも
のであり、第3の抵抗11の両端電圧は蓄電池電圧から
暫時減少して行き最終的にはゼロとなる。そのため、前
記ベース電位が 0.6Vを下回ると第3スイッチングトラ
ンジスタ13はカットオフされる。
【0030】しかし、このときの蓄電池電圧を分圧した
前記第2の抵抗7bの両端電圧が前記しきい値( 0.6
V)以上であれば、第2スイッチングトランジスタ8が
既にオン状態を保持しているので、既述の第3スイッチ
ングトランジスタ13がカットオフするにも拘らず、第
1スイッチングトランジスタ4のベース電流が流れ続け
て、このトランジスタ4のオン状態が維持され、引続
き、負荷5および電圧検出回路6に蓄電池1の電力を供
給できる。
【0031】そして、負荷5の動作により蓄電池1の電
荷が消費されてその蓄電池電圧が低下してくると、この
蓄電池電圧を分圧している分圧回路7の第2の抵抗7b
の両端電圧も低下する。そのため、この両端電圧が前記
しきい値( 0.6V)を下回った時点で、第2スイッチン
グトランジスタ8がカットオフされるので、それに伴い
第1スイッチングトランジスタ4もカットオフされる。
それにより、蓄電池1に対して負荷5とともに電圧検出
回路6が遮断される。なお、この時に第3の抵抗11の
両端電圧はすでに 0.6V以下になっているので、第3ス
イッチングトランジスタ13が導通(オン)することは
ない。
【0032】以上のように蓄電池電圧が所定値以下にな
ったことを電圧検出回路6で検出することに基づき、蓄
電池1に対して負荷5を遮断するだけではなく、電圧検
出回路も共に蓄電池1に対して遮断するから、負荷5を
遮断した後に、微小電流が回路6に無駄に流れることが
ない。それにより、蓄電池1の過放電をなくすことがで
きる。そして、以上のようにして過放電防止動作が実施
された状態では、コンデンサ10の電圧は蓄電池1の電
池電圧に等しくなっているので、抵抗11に電流が流れ
ることはない。したがって、主スイッチ3がオンされて
いたとしても、既述のように過放電をなくすことができ
る。
【0033】また、この過放電防止回路を再起動させる
際に、コンデンサ10に蓄積された電荷を放出するに
は、主スイッチ3をオフすればよく、それにより、コン
デンサ11の両端間が短絡されて、溜った電荷を放出で
きる。なお、蓄電池1に対する充電は、主スイッチ3を
オフ位置に切換えた状態で、充電端子2a、2bに充電
電源の電圧を印加することにより行う。
【0034】図2は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。この第2の実施の形態は、過放電防止用スイッチ
ング素子とそれを駆動する駆動部の構成及び第3のスイ
ッチングトランジスタを駆動する構成のみが前記第1の
実施の形態とは異なり、それ以外の構成は前記第1の実
施の形態の過放電防止回路と同一ないしは同様な構成で
あるので、図示される同一ないしは同様な構成部分には
第1の実施の形態と同一の符号を付して、それらの構成
の説明およびそれに基づく作用効果の説明については省
略するが、これら同一ないしは同様な構成部分について
も第2の実施の形態に係る過放電防止回路の構成の一部
をなすものである。
【0035】第2の実施の形態では、過放電防止用スイ
ッチング素子としてリレーコイル21によって開閉され
るリレー接点21aが採用されている。また、コンデン
サ10と第3の抵抗11とからなる時定数回路12の一
端は主スイッチ3を介して蓄電池1の一端に接続され、
前記時定数回路12の他端はスイッチングトランジスタ
13aのベース・エミッタ間を介して蓄電池1の他端に
接続されている。
【0036】さらに、第2の実施の形態において、電圧
検出回路6が備えるスイッチング素子は、第1スイッチ
ングトランジスタ8aと呼称され、同様に時定数回路1
2に接続された他のスイッチングトランジスタは第2ス
イッチングトランジスタ13aと呼称される。そして、
時定数回路12の一端と主スイッチ3との相互接続点
は、リレーコイル21を介して第1、第2のスイッチン
グトランジスタ8a、13aのコレクタに夫々接続され
ている。なお、以上の点以外の構成は前記第1の実施の
形態の過放電防止回路と同一である。
【0037】この第2の実施の形態に係る過放電防止回
路では、第2スイッチングトランジスタ13aのオン・
オフ動作が、第3の抵抗11の両端電圧ではなく、この
抵抗11とコンデンサ10との時定数回路12を通して
与えられる電流が所定値であるかどうかにより実施され
る。また、リレー接点21aには、第1、第2のスイッ
チングトランジスタ8a、13aの少なくとも一方がオ
ンしているときに、主スイッチ3を介して蓄電池1から
の電流が通され、その際の励磁力でリレー接点21aが
閉じられるとともに、両スイッチングトランジスタ8
a、13aがともにオフしているときに、前記励磁を解
除してリレー接点21aを開かせるものである。
【0038】したがって、この第2の実施の形態は、前
記第1の実施の形態に係る過放電防止回路と同等に動作
するものであり、それにより、この発明が解決しようと
する課題を解決することができる。
【0039】図3は本発明の第3の実施の形態を示して
いる。この第3の実施の形態は、過放電防止用スイッチ
ング素子とそれを駆動する駆動部の構成及び電圧検出回
路の構成のみが前記第1の実施の形態とは異なり、それ
以外の構成は前記第1の実施の形態の過放電防止回路と
同一ないしは同様な構成であるので、図示される同一な
いしは同様な構成部分には第1の実施の形態と同一の符
号を付して、それらの構成の説明およびそれに基づく作
用効果の説明については省略するが、これら同一ないし
は同様な構成部分についても第3の実施の形態に係る過
放電防止回路の構成の一部をなすものである。
【0040】第3の実施の形態では、過放電防止用スイ
ッチング素子としてリレーコイル21によって開閉され
るリレー接点21aが採用されている。この第3の実施
の形態において、電圧検出回路6が備えるスイッチング
素子は、第1スイッチングトランジスタ8aと呼称さ
れ、同様に時定数回路に接続された他のスイッチングト
ランジスタは第2スイッチングトランジスタ13aと呼
称される。また、電圧検出回路6は、例えばタイマーI
Cを備える制御部31を備えており、これは前記分圧回
路7に並列に接続して設けられている。この制御部31
には、その一方の入力端を通して負荷5の操作について
の情報が入力されるとともに、他方の入力端を通して分
圧回路7の第2抵抗7bの両端電圧が入力される。そし
て、制御部31の出力端は第1スイッチングトランジス
タ8aのベースに接続され、この制御部31の出力によ
りを第1スイッチングトランジスタ8aがオン・オフさ
れるようになっている。なお、以上の点以外の構成は前
記第1の実施の形態の過放電防止回路と同一である。
【0041】この第3の実施の形態に係る過放電防止回
路のリレー接点21aには、第1、第2のスイッチング
トランジスタ8a、13aの少なくとも一方がオンして
いるときに、主スイッチ3を介して蓄電池1からの電流
が通され、その際の励磁力でリレー接点21aが閉じら
れるとともに、両スイッチングトランジスタ8a、13
aがともにオフしているときに、前記励磁を解除してリ
レー接点21aを開かせる。
【0042】また、電圧検出回路6が備える制御部31
のタイマーICは、分圧回路7での蓄電池電圧の検出に
より、それが所定値を下回った時に第1スイッチングト
ランジスタ8aをオフする制御信号を出力し、このトラ
ンジスタ8aをオンさせて負荷5への電力供給を保持す
る。
【0043】したがって、この第3の実施の形態は、前
記第1の実施の形態に係る過放電防止回路と同等に動作
するものであり、それにより、この発明が解決しようと
する課題を解決することができる。
【0044】しかも、制御部31が備えるタイマーIC
は、負荷5に対するキー操作やスイッチ操作などの人の
操作による負荷の状態変化に応じて、負荷5および電圧
検出回路6を蓄電池1から遮断する。
【0045】例えば前記人の操作に伴い、その操作信号
が入力されることによりタイマーICがリセットされ、
この後に人の操作がなければタイマーICはカウントア
ップして、第1スイッチングトランジスタ8aをオフす
る出力を出す。したがって、蓄電池電圧が所定値以上あ
る場合において、例えば駐輪時等所定時間以上自転車が
動かない状態等に、主スイッチ3を切り忘れて放置した
場合も、自動的に蓄電池1に対して負荷5とともに電圧
検出回路6を遮断して、無駄な電力消費を防止できる。
【0046】また、この第3の実施の形態において、制
御部31には、タイマーICの代わりにマイクロコンピ
ュータに予め格納させた節電モード用プログラムによ
り、所定時間以上自転車が動かない状態等に、主スイッ
チ3を切り忘れて放置した場合に、自動的に蓄電池1に
対して負荷5とともに電圧検出回路6を遮断するように
構成してもよい。また、前記マイクロコンピュータに、
負荷5の異常を判定する負荷異常判定プログラムを予め
格納させて、既述の蓄電池1の過放電防止はもとより、
負荷5の異常を判定した場合に負荷5とともに電圧検出
回路6を遮断する保護回路として機能するように構成す
ることもできる。
【0047】なお、本発明の実施にあたり、過放電を防
止しようとする対象の蓄電池は、鉛蓄電池に限らず、ま
た、自転車用以外の蓄電池であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように構成される請求項1
〜3の発明に係る過放電防止回路によれば、いずれも蓄
電池電圧が所定値以下になったときに、蓄電池と負荷と
を接続する回路に挿入されたスイッチング素子をオフし
て負荷を蓄電池から遮断するだけではなく、電圧検出回
路をも遮断するので、蓄電池の電圧が低下して、この蓄
電池に対する負荷を遮断した後に、微小電流が電圧検出
回路に無駄に流れ続けることがなく、したがって、過放
電防止機能を向上できる。これに加えて、請求項3の発
明に係る過放電防止回路においては、蓄電池電圧が所定
値以上ある場合であって主スイッチを切り忘れた場合に
も、自動的に蓄電池に対して負荷とともに電圧検出回路
とを遮断して、無駄な電力消費を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る過放電防止回
路の構成を示す電気回路図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る過放電防止回
路の構成を示す電気回路図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る過放電防止回
路の構成を示す電気回路図。
【図4】第1の従来例に係る過放電防止回路の構成を示
す電気回路図。
【図5】第2の従来例に係る過放電防止回路の構成を示
す電気回路図。
【符号の説明】
1…蓄電池、 3…主スイッチ、 4…第1スイッチングトランジスタ(スイッチング素
子)、 5…負荷、 6…電圧検出回路、 7…分圧回路、 7a…第1の抵抗、 7b…第2の抵抗、 8…第1スイッチングトランジスタ、 10…コンデンサ、 11…第3の抵抗、 12…時定数回路、 13…第3スイッチングトランジスタ、 8a…第1スイッチングトランジシタ、 13a…第2スイッチングトランジスタ、 21…リレーコイル、 21a…リレー接点(スイッチング素子)、 31…制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄電池の電池電圧を検出して前記電池電圧
    が所定値以下のとき負荷を遮断する過放電防止回路にお
    いて、 主スイッチおよびこのスイッチよりも前記負荷側に配置
    されるPNP型第1スイッチングトランジスタを介して
    前記蓄電池と前記負荷とを接続し、 前記電池電圧を分圧する第1、第2の抵抗を有する分圧
    回路と前記第2の抵抗の両端電圧によりオン・オフされ
    るNPN型第2スイッチングトランジスタとを備える電
    圧検出回路を前記負荷の両端間に接続し、 コンデンサと第3の抵抗との時定数回路を前記主スイッ
    チを介して前記蓄電池の両端間に接続し、 前記第3の抵抗の両端間にNPN型第3スイッチングト
    ランジスタのベース・エミッタ間を接続し、 前記第1スイッチングトランジスタのベースに前記第
    2、第3のスイッチングトランジスタのコレクタを接続
    したことを特徴とする過放電防止回路。
  2. 【請求項2】蓄電池の電池電圧を検出して前記電池電圧
    が所定値以下のとき負荷を遮断する過放電防止回路にお
    いて、 主スイッチおよびこのスイッチよりも前記負荷側に配置
    されるリレー接点を介して前記蓄電池と前記負荷とを接
    続し、 前記電池電圧を分圧する第1、第2の抵抗を有する分圧
    回路と前記第2の抵抗の両端電圧によりオン・オフされ
    るNPN型第1スイッチングトランジスタとを備える電
    圧検出回路を前記負荷の両端間に接続し、 コンデンサと第3の抵抗との時定数回路の一端を前記主
    スイッチを介して前記蓄電池の一端に接続するととも
    に、前記時定数回路の他端をNPN型第2スイッチング
    トランジスタのベース・エミッタ間を介して前記蓄電池
    の他端に接続し、 前記主スイッチと前記時定数回路の接続点を前記リレー
    接点を開閉させるリレーコイルを介して前記第1、第2
    のスイッチングトランジスタのコレクタに接続したこと
    を特徴とする過放電防止回路。
  3. 【請求項3】蓄電池の電池電圧を検出して前記電池電圧
    が所定値以下のとき負荷を遮断する過放電防止回路にお
    いて、 主スイッチおよびこのスイッチよりも前記負荷側に配置
    されるリレー接点を介して前記蓄電池と前記負荷とを接
    続し、 前記電池電圧を分圧する第1、第2の抵抗を有する分圧
    回路と、前記第2の抵抗の両端電圧の情報および前記負
    荷の操作についての情報が入力される制御部と、この制
    御部の出力によりオン・オフされるNPN型第1スイッ
    チングトランジスタとを備える電圧検出回路を前記負荷
    の両端間に接続し、 コンデンサと第3の抵抗との時定数回路を前記主スイッ
    チを介して前記蓄電池の両端間に接続し、 前記第3の抵抗の両端間にNPN型第2スイッチングト
    ランジスタのベース・エミッタ間を接続し、 前記主スイッチと前記時定数回路の接続点を前記リレー
    接点を開閉させるリレーコイルを介して前記第1、第2
    のスイッチングトランジスタのコレクタに接続したこと
    を特徴とする過放電防止回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987543B1 (ko) * 2008-05-01 2010-10-12 계양전기 주식회사 순간 구속시 복귀 장치
JP2013034302A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Meidensha Corp 蓄電体の過放電警報回路
CN113316672A (zh) * 2019-02-25 2021-08-27 日立建机株式会社 工程机械

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CN113316672B (zh) * 2019-02-25 2022-05-27 日立建机株式会社 工程机械

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