JP2504993Y2 - レギュレ―タ調整電圧切り換え装置 - Google Patents

レギュレ―タ調整電圧切り換え装置

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JP2504993Y2
JP2504993Y2 JP1988041818U JP4181888U JP2504993Y2 JP 2504993 Y2 JP2504993 Y2 JP 2504993Y2 JP 1988041818 U JP1988041818 U JP 1988041818U JP 4181888 U JP4181888 U JP 4181888U JP 2504993 Y2 JP2504993 Y2 JP 2504993Y2
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善富 藤本
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株式会社豊田自動織機製作所
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案は、オルタネータ(同期発電機)の出力電圧制
御用として使用されるレギュレータ調整電圧切り替え装
置に関し、負荷の有無に応じてレギュレータの調整電圧
の検出点を切り替えるようにすることにより、オルタネ
ータの出力電圧を調整し、バッテリの過充電及び過放電
を防止できるようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エンジン車両等に組み込まれたオルタネー
タの出力電圧を制御するためのレギュレータ調整電圧切
り替え装置に関する。
〔従来の技術〕
エンジン車両等における従来の充電系の全体回路を第
3図に示す。同図(a)はオルタネータ内部電圧検出型
の一例であり、同図(b)はバッテリ電圧検出型の一例
である。
同図(a)において、オルタネータ1はロータコイル
1a、ステータコイル1b及び整流用の複数のダイオード等
からなり、その内部に出力電圧制御用のICレギュレータ
2を含んでいる。オルタネータ1の出力電圧は端子Bか
ら外部に取り出されるようになっており、端子Bはバッ
テリ3に接続されると共に、スイッチSW1を介して負荷
(例えばランプ等)4に接続されている。その他の付随
的な構成としては、イグニッションスイッチSW2、チャ
ージランプ5及びリレー6等を備えている。オルタネー
タ1の通常の発電時には、ICレギュレータ2がオルタネ
ータ1の内部電圧を検出し(検出点a)、ロータコイル
1aの励磁電流を制御することにより、オルタネータ1の
出力電圧が一定値(例えば14.5V)に調整される。すな
わち、検出点aの電圧が一定に保される。
また、第3図(b)においても、オルタネータ11は上
記オルタネータ1とほぼ同様にロータコイル11a及びス
テータコイル1b等を備えた構成であり、その中には、モ
ノリシックIC(M.IC)内蔵のハイブリッドICからなるIC
レギュレータ12を含んでいる。このような構成におい
て、オルタネータ11の通常の発電時には、ICレギュレー
タ12がバッテリ3の端子電圧を検出し(検出点b)、ロ
ータコイル11aの励磁電流を制御することにより、オル
タネータ11の出力電圧が調整され、検出点bの電圧が一
定に保たれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の回路では、通常のオルタネータ発電時にお
けるレギュレータの検出点が負荷の有無にかかわらず、
a点もしくはb点に固定されている。そのため、負荷変
動に対して対応できず、よってバッテリ3の過充電及び
過放電が生じやすいという問題点があった。
例えば第3図(b)において、オルタネータ11の出力
電圧は、バッテリ3への充電電圧として破線矢印A方向
に流れる。無負荷時(スイッチSW1がオフの時)には、
バッテリ3の端子電圧(検出点bの電圧)が一定値(1
4.5V)になるように、出力電圧(端子Bの電圧)が調整
されている。ところが、ここでスイッチSW1が投入され
て、大きな負荷4に電流が流れ始めると、オルタネータ
11の負荷4の間に大きな電圧降下が生じ、負荷4の上流
の電圧が極端に低下する。これによって出力電流(上記
矢印A)が影響を受け、バッテリ3の端子電圧も大きく
低下するため、バッテリ3への十分な充電ができなくな
ったり、放電したりしてしまう。すなわち、過放電が生
じる。
一方、上記負荷時の電圧降下分を考慮して検出点bの
調整電圧を高く設定してやると、今度は逆に、無負荷時
においてバッテリ端子に高い電圧が加わり、よって過充
電となってしまう。
本考案は、上記問題点に鑑み、負荷変動によるバッテ
リの過充電や過放電を防止できるレギュレータ調整電圧
切り替え装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 第3図に示したa点やb点のようにオルタネータの出
力電圧又はバッテリの端子電圧を検出可能な通常の場所
に、レギュレータの第1の検出点を設ける。それと共
に、負荷のすぐ上流の電圧を検出可能な場所に第2の検
出点を設ける。そして、切り替え手段により、無負荷時
(すなわち負荷がオルタネータから切り離されている
時)には上記第1の検出点に切り替え、負荷時(すなわ
ち負荷がオルタネータに接続されている時)には上記第
2の検出点に切り替えるようにする。
上記切り替え手段としては、例えば負荷電流で作動す
るリレー等を用いる。
〔作用〕
無負荷時には、レギュレータの検出点が第1の検出点
(通常の場所)に切り替えられる。この場合、第1の検
出点の電圧が一定となるようにオルタネータの出力電圧
が調整されるので、バッテリに高い電圧が加わることは
なく、よって過充電が防止される。
一方、負荷時には、レギュレータの検出点が負荷側の
第2の検出点に切り替えられる。この場合、大きな負荷
がかかったとしても、負荷のすぐ上流の電圧が一定とな
るようにオルタネータの出力電圧が調整されるので、バ
ッテリの端子電圧及び負荷側の電圧はいずれも安定して
いて、極端に低下するようなことはない。よって、バッ
テリの過放電が防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は、エンジン車両等において、本考案のレギュ
レータ調整電圧切り替え装置の一実施例を適用した充電
系の全体回路図であり、第2図は同実施例の主要部(2
点鎖線内)を具体的に示す要部回路図である。
第1図において、オルタネータ11は第3図(b)に示
したものと同一構成であり、すなわちロータコイル11
a、ステータコイル11b及び整流用の複数のダイオード等
を有すると共に、その中に出力電圧制御用のICレギュレ
ータ12を備えている。このICレギュレータ12はモノリシ
ックIC(M.IC)内蔵のハイブリッドICからなっており、
M.ICの他には、各端子(IG,P,S等)の電圧に基づきM.IC
によってオン・オフ制御されるトランジスタTr1,Tr2,Tr
3を含んでいる。
また、オルタネータ11の出力電圧は端子Bから外部に
取り出されるようになっており、この端子Bはバッテリ
3に接続されると共に、スイッチSW1を介してランプ等
の負荷4に接続されている。バッテリ3の一方の端子
は、イグニッションスイッチSW2を介して、オルタネー
タ11の端子IGとチャージランプ5の一方の端子に接続さ
れ、チャージランプ5のもう一方の端子はオルタネータ
11の端子Lに接続されている。
更に、オルタネータ11の端子Sが、リレー13を介して
バッテリ3のプラス側端子(点b)と負荷4のすぐ上流
の位置(点c)とに、互いに切り替え可能に接続されて
いる。上記リレー13は、具体的には第2図に示すよう
に、負荷側のスイッチSW1が開いている時には接点13a,1
3b間を閉じたままであり、一方スイッチSW1が投入され
た時に負荷電流により励磁されて接点13c,13d間を開く
切り替えスイッチとなっている。
次に、上記構成からなる充電系の動作を説明する。
(i)エンジン停止時にイグニッションスイッチSW2
オンされた時 端子IGにバッテリ電圧が加わるので、これをM.ICが検
出し、トランジスタTr1を間欠的にオン・オフさせる。
これにより、ロータコイル11aには小さな初期励磁電流
が流れる。この時点では、オルタネータ11はまだ回転し
ていないので発電が行われず、よって端子Pの電圧は0V
のままである。これをM.ICが検出し、トランジスタTr3
をオンさせることにより、チャージランプ5が点灯す
る。
(ii)オルタネータ11の発電時(調整電圧以下) エンジンが始動されオルタネータ回転が上昇すると、
端子Pの電圧が上昇する。これをM.ICが検出し、トラン
ジスタTr1を間欠的なオン・オフ動作から連続オン動作
とすることにより、ロータコイル11aには十分な励磁電
流が流れ、発電電圧が急速に立ち上がる。そしてまた、
トランジスタTr3をオフさせ、トランジスタTr2をオンさ
せることにより、チャージランプ5が消灯する。端子B
の電圧がバッテリ電圧を越えると、バッテリ3に充電電
圧が流れる。
(iii)オルタネータ11の発電時(調整電圧を越えた
時) 〈1.無負荷時〉 トランジスタTr1のオン状態が続くと、端子Bの電圧
が上昇していく。無負荷時(スイッチSW1がオフ状態の
時)には、リレー13の接点13a,13b間が閉じていること
から、バッテリ端子電圧(点bの電圧)が端子Sの電圧
となる。そして、この端子Sの電圧が所定の調整電圧
(例えば14.5V)を越えると、これをM.ICが検出して、
トランジスタTr1をオフさせる。これにより、ロータコ
イル11aの励磁電流が逆起電力吸収用ダイオードD1を経
由して減衰し、これに伴い端子Bの電圧も低下してい
く。そして、端子Sの電圧が調整電圧よりも低下する
と、これをM.ICが検出して再びトランジスタTr1をオン
させる。これによりロータコイル11aの励磁電流が増加
し、端子Bの電圧も上昇していく。以下、この動作を繰
り返すことにより、検出点bの電圧(バッテリ3の端子
電圧)を一定値(調整電圧)に制御する。
〈2.負荷時〉 スイッチSW1が投入されると、負荷4に負荷電流が流
れると共に、リレー13が作動して接点13c,13d間が閉じ
ることにより検出点が点bから点cに切り替わる。すな
わち、負荷4のすぐ上流の電圧が端子Sの電圧となる。
そして、この端子Sの電圧に基づき無負荷時と同様な動
作を繰り返すことにより、検出点cの電圧(負荷4のす
ぐ上流の電圧)を一定値(調整電圧)に制御する。
(iv)異常時 万一、オルタネータ回転中にロータコイル11aが断線
した場合は、オルタネータ11が発電しなくなり、端子P
の電圧もなくなる。これをM.ICが検出し、トランジスタ
Tr2をオフ、トランジスタTr3をオンさせることにより、
チャージランプ5が点灯し異常を表示する。また、オル
タネータ回転中に端子Sが開放状態になった場合は、M.
ICが「端子Sからの入力なし」を検出し、上記の場合と
同様にトランジスタTr2をオフ、トランジスタTr3をオン
させることにより、チャージランプ5が点灯し異常を表
示する。同時に、M.ICは端子Sの代わりに端子Pの電圧
を検出し、この電圧が例えば13.5〜15.7Vになるように
トランジスタTr1のオン・オフ制御を行う。これにより
端子Bの電圧もほぼ端子Pの電圧と同じ値に制御され、
端子Bの電圧の異常な上昇が防止される。
以上に述べたように、本実施例では負荷の有無に応じ
てレギュレータ12の調整電圧の検出点を点b(バッテリ
側)と点c(負荷側)に切り替えるようにしたことによ
り、通常のオルタネータ発電時(上述した(iii)の場
合)において以下の効果が得られる。
(I)無負荷時(スイッチSW1が開いている時) この時、リレー13によって検出点bが選択されること
から、上述したようにバッテリ3の端子電圧が一定とな
るように端子Bの電圧が調整される。そのため、バッテ
リ3に高い電圧が加わることがなくなり、よってバッテ
リ3の過充電を防止することができる。
(II)負荷時(スイッチSW2が閉じている時) この時は、負荷4に大きな電流が流れるために端子B
と負荷4間の電圧降下が大きく、バッテリ3の端子電圧
も降下するので、バッテリ3からは大量に放電電流が流
れようとする。しかしこの際、リレー13によってバッテ
リ側の検出点bから負荷側の検出点cに切り替えられる
ことから、前述したように負荷4のすぐ上流の電圧が一
定となるように端子Bの電圧が調整される。そのため、
バッテリ端子電圧及び負荷側の電圧の絶対値はいずれも
安定していて、従来のように極端に低下することがなく
なり、よってバッテリ3の過放電を防止することができ
る。
なお、上記実施例では無負荷時の検出点としてバッテ
リ側の点bを使用したが、この代わりに、例えば従来か
ら検出点として使用されている、オルタネータの出力電
圧又はバッテリの端子電圧を検出可能な通常の場所であ
って、しかも無負荷時にバッテリ3の適切な充電を可能
にする場所であれば、どの点を使用してもよい。例え
ば、点bの代わりに、第2図(a)に示した点aの電圧
(オルタネータ内部電圧)を検出するようにしてもよ
い。
また、検出点の切り替え手段もリレー13に限定される
ことはなく、負荷時に負荷側の検出点に切り替え可能な
各種の切り替え手段を使用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、通常のオルタ
ネータ発電時における負荷変動に対応できるので、従来
の問題点であった無負荷時の過充電と負荷時の過放電を
確実に防止して、オルタネータの出力電圧制御に対する
信頼性を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を適用した充電系の全体回路
図、 第2図は第1図に示した同実施例の主要部(2点鎖線
内)を具体的に示す要部回路図、 第3図(a)及び(b)はエンジン車両における従来の
充電系の全体回路図である。 3……バッテリ、4……負荷、11……オルタネータ、12
……ICレギュレータ、13……リレー、a,b,c……検出
点.

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷(4)及びバッテリ(3)に供給され
    るオルタネータ(11)の出力電圧を所定の検出点の電圧
    に基づき調整するレギュレータ(12)に対し、前記検出
    点として、前記オルタネータの出力電圧又は前記バッテ
    リの端子電圧を検出可能な箇所に第1の検出点を設ける
    と共に、前記負荷のすぐ上流の電圧を検出可能な箇所に
    第2の検出点を設け、前記負荷が前記オルタネータから
    切り離されている時には前記第1の検出点に切り替え、
    前記負荷が前記オルタネータに接続されている時には前
    記第2の検出点に切り替えることを特徴とするレギュレ
    ータ調整電圧切り替え装置。
JP1988041818U 1988-03-29 1988-03-29 レギュレ―タ調整電圧切り換え装置 Expired - Lifetime JP2504993Y2 (ja)

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DE3423767A1 (de) * 1984-06-28 1986-01-09 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Spannungsregler fuer einen generator

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