JP2513917B2 - 2エンジン搭載機における電池充放電表示回路 - Google Patents

2エンジン搭載機における電池充放電表示回路

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2台のエンジンを搭載した大型建設機械等
における電池の充電中の状態と放電中の状態を表示する
表示回路に関するものである。ここでいう電池とは再充
電可能な電池をいう。
[従来の技術] 2台のエンジンを搭載した大型建設機械等では、エン
ジン停止中の負荷への給電およびエンジン始動用の電源
として通常2〜4個の電池群からなる1組の電池を備
え、エンジン稼動中は2台のエンジンのそれぞれに備え
たジェネレータにより前記電池を充電するようにしてい
る。
特開昭58-15170号には、このような2エンジン搭載機
における電池充放電表示回路の2つの例(以下、第1お
よび第2の従来例とする)が示されている。
第1の従来例は、第1および第2ジェネレータのそれ
ぞれの電圧調整を行う第1および第2レギュレータに内
蔵されているフィールドリレー接点にそれぞれ並列に第
1および第2チャージランプを接続し、フィールドリレ
ー接点をそれぞれのチャージランプの短絡回路を開閉す
る接点としたものである。この表示回路では、両方のエ
ンジンが稼動して電池を充電しているとき、第1および
第2チャージランプは消灯して充電中の状態を表示し、
両方のエンジンが停止して電池から負荷に給電している
とき、第1および第2チャージランプは点灯して放電中
の状態を表示する。
第2の従来例はチャージランプを1個だけ用いたもの
で、第2図に示すような回路構成となっている。第2図
において、電池1には電池スイッチ2を介してラジオ、
ランプ等の負荷13が接続され、また第1エンジン始動用
の第1スタータスイッチ3および第1スタータ4と、第
2エンジン始動用の第2スタータスイッチ3′および第
2スタータ4′が相互に並列に接続されている。
電池1の充電装置として第1エンジンに備えた第1ジ
ェネレータ5と第2エンジンに備えた第2シェネレータ
5′は、B端子(出力端子)を電池スイッチ2を介して
電池1の陽極側に、またE端子をアースにそれぞれ並列
接続されている。ジェネレータ5,5′は公知の整流器内
蔵型交流ジェネレータであり、それぞれ電圧調整用の第
1および第2レギュレータ7,7′を備えている。ジェネ
レータ5,5′のB端子からの出力電圧はレギュレータ7,
7′のR端子にも入力され、この入力はレギュレータ7,
7′の公知の断続接点式電圧調整機構部VR,VR′で変換さ
れて、それぞれのF端子からジェネレータ5,5′のF端
子にフィードバックされ、ジェネレータ5,5′の出力電
圧をほぼ一定に保つように制御する。
レギュレータ7,7′のR端子と電圧調整機構部VR,VR′
との間には、ジェネレータ5,5′の作動中は閉じ、停止
中は開くフィールドリレー接点FP,FP′が接続されてお
り、ジェネレータ5,5′の作動、停止に応じてレギュレ
ータ7,7′を作動、停止させるようになっている。レギ
ュレータ7,7′には、ジェネレータ5,5′のN端子(中性
点)の出力によって作動するフィールドリレーコイルF
C,FC′が内蔵されており、このフィールドリレーコイル
FC,FC′により前記フィールドリレー接点FP,FP′を開閉
する。なお、R1,R1′は開閉サージを吸収するため接点
FP,FP′に並列接続された抵抗、6,6′は回路の要所に挿
入されたヒューズである。
一方、建設機械には、その機械の累計稼動時間を積算
するアワメータ14が装備されており、2台のエンジンを
搭載した建設機械においては、軽作業時や片方のエンジ
ンが故障した時等、片方のエンジンのみ稼動させる場合
でもアワメータ14が作動するように、第1ジェネレータ
5の発電時に発生する電圧によりa−e端子間が閉状態
に切り換わる第1アワメータ駆動用リレー15と、第2ジ
ェネレータ5′の発電時に発生する電圧によりa′−
e′端子間が閉状態に切り換わる第2アワメータ駆動用
リレー15′とを備えている。
この従来例では、電池1と電池スイッチ2に1個のチ
ャージランプ8と抵抗11を直列に接続し、抵抗11の他端
を接地し、チャージランプ8に前記フィールドリレー接
点FP,FP′をそれぞれダイオード10,10′を介し並列に接
続して電池1の充電中の状態と放電中の状態を表示する
表示回路を構成している。この表示回路は、第1エンジ
ンおよび第2エンジンが停止している状態で電池スイッ
チ2を閉じ、電池1から負荷13に給電しているとき、チ
ャージランプ8が点灯して電池1の放電中の状態を表示
する。一方、第1エンジンおよび第2エンジンが稼動し
ていて、電池1が充電されているときは、チャージラン
プ8がフィールドリレー接点FP,FP′により短絡されて
消灯し、電池1の充電中の状態を表示する。また、第1
エンジン、第2エンジンのいずれか一方のみが稼動して
電池1を充電しているときにも、チャージランプ8はフ
ィールドリレー接点FPまたはFP′により短絡されて消灯
し、電池1が充電中であることを表示する。
なお、上記表示回路のダイオード10,10′は、片方の
エンジンのみが稼動しているとき、作動中のレギュレー
タのL端子から停止中のレギュレータのL端子に電流が
流入して障害を与えることを防ぐために挿入されたもの
である。
一方、アワメータ14は電池1と電池スイッチ2に直列
に、かつチャージランプ8に対して並列に接続され、こ
のアワメータの回路中に、前記第1アワメータ駆動用リ
レー15の作動時に閉となる接点RP(a−e端子間)と前
記第2アワメータ駆動用リレー15′の作動時に閉となる
接点RP′(a′−e′端子間)が相互に並列に、かつア
ワメータ14に対して直列に接続されている。
このアワメータ回路は次のように作用する。すなわ
ち、第1エンジンおよび第2エンジンが停止している状
態で電池スイッチ2を閉じでも、第1ジェネレータ5お
よび第2ジェネレータ5′が発電しないので、第1アワ
メータ駆動用リレー15のリレーコイルRCおよび第2アワ
メータ駆動用リレー15′のリレーコイルRC′に電流は流
れず、リレー接点RPおよびRP′はa−e端子間および
a′−e′端子間で開状態となっているため、アワメー
タ14には電流が流れず、アワメータ14は作動しない。一
方、第1エンジンおよび第2エンジンが稼動している状
態では、第1ジェネレータ5のN端子および第2ジェネ
レータ5′のN端子からそれぞれリレーコイルRC,RC′
に電流が流れるため、リレー接点RP,RP′はa−e端子
間およびa′−e′端子間で閉状態に切り換わり、アワ
メータ14からの電流がリレー接点RPを通ってアースへ流
れるので、アワメータ14は作動する。また、第1エンジ
ン、第2エンジンのいずれか一方のみが稼動する場合、
例えば第1エンジンのみが稼動するときは、第1アワメ
ータ駆動用リレー15のリレー接点RPのみa−e端子間で
閉状態に切り換わり、電流はアワメータ14→e端子→RP
→a端子→アースと流れるので、アワメータ14は作動す
る。第2エンジンのみが稼動するときも、第2アワメー
タ駆動用リレー15′のリレー接点RP′のみa′−e′端
子間で閉状態に切り換わり、電流はアワメータ14→e′
端子→RP′→a′端子→d端子→RP→a端子→アースと
流れるので、アワメータ14は作動する。
[発明が解決しようとする課題] 2エンジン搭載機では、作業が軽負荷のため第1エン
ジン、第2エンジンのいずれか一方のみを稼動させる場
合、または第1エンジン、第2エンジンのいずれか一方
が故障して残りの他方のエンジンのみを稼動させる場合
など、片方のエンジンのみを稼動させる場合が少なくな
い。前記第1の従来例のように2台のエンジンのそれぞ
れにチャージランプを備えたものでは、片方のエンジン
のみを稼動させる場合、一方のチャージランプは消灯し
て充電中の状態を表示し、他方のチャージランプは点灯
して放電中の状態を表示するので、オペレータにとって
表示が紛らわしいという問題がある。
第2の従来例は上記問題点の解決を図ったもので、第
1の従来例とは異なり、片方のエンジンしか稼動してい
なくてもチャージランプ8は点灯せず、充電中の状態を
表示する。しかし、負荷13の容量が大きい機械では、片
方のエンジンのジェネレータによる充電たけでは、電池
1が十分に充電されず、この状態が長く続くと電池1が
消耗して、最悪の場合、電池1が完全放電(バッテリ上
がり)の状態となり、エンジン始動不能となる。
また、両方のエンジンが稼動していても、いずれか一
方のジェネレータが故障して充電しない状態、すなわ
ち、片方のジェネレータしか作動していない状態でも、
チャージランプ8は点灯しないため、充電不十分な状態
になっているにもかかわらず、オペレータはジェネレー
タの故障に気付かないまま正常に充電されていると判断
してしまい、前述のような最悪の事態を招く恐れがあ
る。
本発明は上記のような不具合をなくすため、2エンジ
ン搭載機における電池の充電中の状態と放電中の状態を
1個のチャージランプで明確に表示し、かつ片方のエン
ジンしか稼動していないとき、および片方のジェネレー
タが故障して充電していないときに電池が充電不十分な
状態であることをオペレータに警告する機能を持った電
池充放電表示回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、電池の充電中の
状態と放電中の状態を表示する1個のチャージランプ
と、その機械の累計稼働時間を積算する1個のアワメー
タと、第1ジェネレータの発電時に発生する電圧により
作動する第1充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー
と、第2ジェネレータの発電時に発生する電圧により作
動する第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレーとを
備え、前記チャージランプと前記アワメータとを相互に
並列に、かつ前記電池と前記電池スイッチに対して直列
に接続し、前記チャージランプの回路中には前記第1充
放電表示用兼アワメータ駆動用リレーの作動時に開とな
る接点と前記第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレ
ーの作動時に開となる接点とを相互に並列に、かつ前記
チャージランプに対して直列に接続し、一方、前記アワ
メータ回路中には前記第1充放電表示用兼アワメータ駆
動用リレーの作動時に閉となる接点と前記第2充放電表
示用兼アワメータ駆動用リレーの作動時に閉となる接点
とを相互に並列に、かつ前記アワメータに対して直列に
接続したことを特徴とする。
[作用] チャージランプの回路において、第1および第2充放
電表示用兼アワメータ駆動用リレーは、第1および第2
ジェネレータが発電を開始するとそれぞれの常時閉路接
点を開き、第1および第2ジェネレータが発電を停止す
るとそれぞれの常時閉路接点を閉じる。また、第1およ
び第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレーのそれぞ
れの常時閉路接点は相互に並列に、かつチャージランプ
に対して直列に接続されているので、少なくとも一方の
接点が閉じている状態ではこの接点を通ってチャージラ
ンプに電流が流れる。
したがって、両方のエンジンが稼動しておらず、電池
から負荷に給電しているときは、チャージランプが点灯
して放電中の状態を表示し、両方のエンジンが稼動して
それぞれのジェネレータから電池を充電しているとき
は、チャージランプが消灯して充電中の状態を表示す
る。また、片方のエンジンのみが稼動している場合や、
両方のエンジンが稼動していても片方のジェネレータが
故障している場合には、チャージランプが点灯して、電
池が充電不十分な状態にあることをオペレータに警告す
る。もちろん、両方のエンジンが稼動していて、両方の
ジェネレータが故障している場合にも、チャージランプ
は点灯する。
一方、アワメータの回路において、第1および第2充
放電表示用兼アワメータ駆動用リレーは、第1および第
2ジェネレータが発電を開始するとそれぞれの常時開路
接点を閉じ、第1および第2ジェネレータが発電を停止
するとそれぞれの常時開路接点を開く。また、第1およ
び第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレーのそれぞ
れの常時開路接点は相互に並列に、かつアワメータに対
して直列に接続されているので、少なくとも一方の接点
が閉じている状態では、この接点を通ってアワメータに
電流が流れる。
したがって、両方のエンジンが稼動していないとき
は、アワメータは作動せず、両方のエンジンが稼動して
いるときは、アワメータは作動して機械の稼動時間を積
算する。また、片方のエンジンのみが稼動している場合
や、両方のエンジンが稼動していて片方のジェネレータ
が故障している場合でも、アワメータは作動する。
つまり、従来から使用されているアワメータ駆動用リ
レーをそのまま利用して充放電表示用リレーとしての機
能を兼用させても、従来からのアワメータ駆動用リレー
としての機能は何ら変わるところがない。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図に示す。同図において、電
池1、電池スイッチ2、負荷13、スタータスイッチ3,
3′、スタータ4,4′、ジェネレータ5,5′、レギュレー
タ7,7′、ヒューズ6,6′の各部の間の接続は第2図に示
す従来例と変わらない。以下、本発明の特徴とするチャ
ージランプ8およびアワメータ14の回路構成について具
体的に説明する。
電池1と電池スイッチ2に1個のチャージランプ8が
直列に接続され、チャージランプ8のアース側端子に第
1充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12のd端子と
第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12′のd′
端子が並列に接続されている。第1充放電表示用兼アワ
メータ駆動用リレー12のa端子とc端子、第2充放電表
示用兼アワメータ駆動用リレー12′のa′端子とc′端
子はそれぞれアースに接続され、また第1充放電表示用
兼アワメータ駆動用リレー12のb端子、第2充放電表示
用兼アワメータ駆動用リレー12′のb′端子はそれぞれ
ジェネレータ5,5′のN端子に接続されている。第1充
放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12はa−dおよび
e端子間に接続されたリレー接点RPとb−c端子間に接
続されたリレーコイルRCを有し、第2充放電表示用兼ア
ワメータ駆動用リレー12′はa′−d′およびe′端子
間に接続されたリレー接点RP′とb′−c′端子間に接
続されたリレーコイルRC′を有している。リレー接点R
P,RP′は、それぞれa−dおよびa′−d′端子間に関
してはリレーコイルRC,RC′が付勢されたとき(リレー1
2,12′の作動時)に開となる常時閉路接点として作用
し、a−eおよびa′−e′端子間に関してはリレーコ
イルRC,RC′が付勢されたとき(リレー12,12′の作動
時)に閉となる常時開路接点として作用する。この第1
および第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12,1
2′の構成は、第2図に示す第1および第2アワメータ
駆動用リレー15,15′の構成と本質的に変わりがない。
以上のように本発明の電池充放電表示回路は、1個の
チャージランプ8と、第1ジェネレータ5の発電時に発
生する電圧(本例では中性点電圧)により作動する第1
充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12、第2ジェネ
レータ5′の発電時に発生する電圧(同上)により作動
する第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12′を
備え、チャージランプ8の回路中に第1充放電表示用兼
アワメータ駆動用リレー12の作動時に開となる接点RP
(a−d端子間)と第2充放電表示用兼アワメータ駆動
用リレー12′の作動時に開となる接点RP′(a′−d′
端子間)を相互に並列に、かつチャージランプ8に対し
て直列に接続した構成となっている。
ここでは、レギュレータ7,7′をジェネレータ5,5′の
発電電圧を一定に制御する本来の目的にのみ使用し、電
池充放電表示回路には使用していない。
なお、アワメータ14の回路は、従来どおり第1充放電
表示用兼アワメータ駆動用リレー12の作動時に閉となる
接点RP(a−e端子間)と第2充放電表示用兼アワメー
タ駆動用リレー12′の作動時に閉となる接点RP′(a′
−e′端子間)を相互に並列に、かつアワメータ14に対
して直列に接続した構成となっている。
本発明による電池充放電表示回路の作用を以下、第1
図を参照して説明する。
まず、第1エンジンおよび第2エンジンを稼動させず
に電池スイッチ2を閉じて負荷13のラジオを作動させた
りランプを点灯させたりすると、電池1からの電流が電
池スイッチ2、ヒューズ6、チャージランプ8、第1充
放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12のd端子、a−
d端子間で閉状態のリレー接点RPおよびa端子を経てア
ースへと流れる。第2充放電表示用兼アワメータ駆動用
リレー12′側も同様に、チャージランプ8を通った電流
がd′端子、a′−d′端子間で閉状態のリレー接点R
P′およびa′端子を経てアースへと流れる。このた
め、チャージランプ8は点灯し、電池1が使われている
(放電している)ことをオペレータに知らせる。このと
き、アワメータ回路においては、第1充放電表示用兼ア
ワメータ駆動用リレー12のリレー接点RPがa−e端子間
で開状態であり、同様に第2充放電表示用兼アワメータ
駆動用リレー12′のリレー接点RP′がa′−e′端子間
で開状態で、eおよびe′端子から先に電流が流れない
ため、アワメータ14は作動しない。
次に、第1エンジンおよび第2エンジンの両方を稼動
させると、通常は第1ジェネレータ5および第2ジェネ
レータ5′が作動して発電を開始し、それぞれのB端子
に電圧が発生して電池1と充電すると同時に、それぞれ
のN端子にも中性点電圧が発生するため、第1充放電表
示用兼アワメータ駆動用リレー12のリレーコイルRCおよ
び第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12′のリ
レーコイルRC′に電流が流れ、リレー接点RP,RP′がそ
れぞれa−d端子間およびa′−d′端子間で開とな
り、a−e端子間およびa′−e′端子間で閉となるよ
うに切り換わる。すると、第1充放電表示用兼アワメー
タ駆動用リレー12側、第2充放電表示用兼アワメータ駆
動用リレー12′側ともチャージランプ8の回路が開状態
となるので、チャージランプ8は点灯せず、電池1が両
方のジェネレータ5,5′で充電されていることをオペレ
ータに知らせる。一方、アワメータ14の回路が閉状態と
なるので、アワメータ14は作動し、機械の稼動時間を積
算する。
次に、第1エンジン、第2エンジンのいずれか一方の
みを稼動させた場合、または両方のエンジンの稼動中に
いずれか一方のジェネレータが故障した場合など、充電
不十分な場合について述べる。例えば、第1エンジンの
みを稼動させた場合、または量エンジンの稼動中に第2
ジェネレータ5′のみが故障した場合を考えると、上述
のように第1ジェネレータ5が作動して、その中性点電
圧により第1充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー12
のリレーコイルRCに電流が流れ、リレー接点RPがa−d
端子間で開となり、a−e端子間で閉となるように切り
換わる。このとき第2ジェネレータ5′は作動していな
いので、第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレー1
2′のリレーコイルRC′に電流が流れず、リレー接点R
P′はa′−d′端子間で閉状態、a′−e′端子間で
開状態になっている。すると、チャージランプ8を通っ
た電流はリレー接点RP′(a′−d′端子間)を経てア
ースへ流れるので、チャージランプ8は点灯し、電池1
が充電不十分な状態にあることを、また両エンジンとも
稼動している場合には、いずれか一方のジェネレータが
故障したことをオペレータに知らせる。一方、アワメー
タ14を通った電流はリレー接点RP(a−e端子間)を経
てアースへ流れるので、アワメータ14は作動し、機械の
稼動時間を積算する。第2エンジンのみ稼動させた場
合、両エンジンの稼動中に第1ジェネレータ5のみ故障
した場合も同様である。
[発明の効果] 本発明によれば、下記のような効果がある。
すなわち、第1エンジン、第2エンジンのいずれか一
方のみが稼動している場合にチャージランプが点灯し
て、電池が充電不十分な状態にあることをオペレータに
知らせ注意を促すとともに、第1エンジン、第2エンジ
ンの両方が稼動していて、第1ジェネレータ、第2ジェ
ネレータのいずれか一方が故障した場合に、チャージラ
ンプが点灯して、いずれか一方のジェネレータが故障し
点検する必要があることをオペレータに知らせるので、
前記第2の従来例のように片方のエンジンしか稼動して
いないとき、および片方のジェネレータが故障して充電
していないときにチャージランプが点灯しないため、オ
ペレータが電池の充電不十分な状態に気付かず、バッテ
リ上がりのような事態に立ち至ることを防止できる。
その上、2台分のジェネレータの故障表示をチャージ
ランプ1個で行えるので、チャージランプの設置スペー
スは上記従来例と同じスペースですみ、また前記第1従
来例のように、片方のエンジンのみ稼動する場合、一方
のチャージランプが点灯し、他方のチャージランプが消
灯するといった表示の紛らわしさもない。
さらに、従来から使用されているアワメータ駆動要リ
レーをそのまま充放電表示用リレーとして兼用するた
め、別のリレーを新たに追加する必要がなく、簡単な配
線の変更だけで従来機種にも本発明の回路を適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は従来
例の回路図である。 1……電池、2……電池スイッチ、5……第1ジェネレ
ータ、5′……第2ジェネレータ、8……チャージラン
プ、12……第1充放電表示用兼アワメータ駆動用リレ
ー、12′……第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレ
ー、RC,RC′……リレーコイル、RP,RP′……リレー接
点、14……アワメータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1エンジンに備えた第1ジェネレータと
    第2エンジンに備えた第2ジェネレータのそれぞれの出
    力側を1組の電池の陽極側に電池スイッチを介して接続
    した2エンジン搭載機において、電池の充電中の状態と
    放電中の状態を表示する1個のチャージランプと、その
    機械の累計稼働時間を積算する1個のアワメータと、第
    1ジェネレータの発電時に発生する電圧により作動する
    第1充放電表示用兼アワメータ駆動用リレーと、第2ジ
    ェネレータの発電時に発生する電圧により作動する第2
    充放電表示用兼アワメータ駆動用リレーとを備え、前記
    チャージランプと前記アワメータとを相互に並列に、か
    つ前記電池と前記電池スイッチに対して直列に接続し、
    前記チャージランプの回路中には前記第1充放電表示用
    兼アワメータ駆動用リレーの作動時に開となる接点と前
    記第2充放電表示用兼アワメータ駆動用リレーの作動時
    に開となる接点とを相互に並列に、かつ前記チャージラ
    ンプに対して直列に接続し、一方、前記アワメータの回
    路中には前記第1充放電表示用兼アワメータ駆動用リレ
    ーの作動時に閉となる接点と前記第2充放電表示用兼ア
    ワメータ駆動用リレーの作動時に閉となる接点とを相互
    に並列に、かつ前記アワメータに対して直列に接続した
    ことを特徴とする2エンジン搭載機における電池充放電
    表示回路。
JP2211676A 1990-08-13 1990-08-13 2エンジン搭載機における電池充放電表示回路 Expired - Fee Related JP2513917B2 (ja)

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