JPH09207662A - 調光装置 - Google Patents

調光装置

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JPH09207662A
JPH09207662A JP8021540A JP2154096A JPH09207662A JP H09207662 A JPH09207662 A JP H09207662A JP 8021540 A JP8021540 A JP 8021540A JP 2154096 A JP2154096 A JP 2154096A JP H09207662 A JPH09207662 A JP H09207662A
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JP
Japan
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terminal
lamp
tail
switch
battery
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Application number
JP8021540A
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English (en)
Inventor
Noriya Mori
典也 森
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】調光用ランプを自動消灯することができる調光
装置を提供する。 【解決手段】発振回路14は、イグニッションスイッチ
4又はテールリレー8を介してバッテリVB から電源供
給がなされ、各Mosトランジスタ19,20にパルス
を出力する。そして、そのパルスのデューティ比を変化
させ、各Mosトランジスタ19,20を制御して、そ
のスイッチ部照明ランプ9及びメータ部照明ランプ10
の明るさを調節する調光装置において、テールリレー8
のオンとイグニッションスイッチ4のオフとを判定し
て、各Mosトランジスタ19,20をオフに制御する
消灯回路13を備えた。従って、消灯回路13がテール
リレー8のオンとイグニッションスイッチ4のオフを判
定すると、スイッチ部照明ランプ9及びメータ部照明ラ
ンプ10には電源が供給されず、テールランプ7のみバ
ッテリVB から電源が供給され、テールランプ7のみが
点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調光装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のメータ部及びスイッチ
部には照明が設けられており、夜間等にそのメータ部及
びスイッチ部が見やすいようになっている。しかし、周
囲の状況又は運転者によっては、その照明が見にくい場
合が生じる。そのため、車両用調光装置(レオスタッ
ト)が設けられ、その照明の明るさを調節し、メータ部
及びスイッチ部がより見やすいように調節することがで
きる。
【0003】図3は、レオスタット51を示す。レオス
タット51は、ボリューム52aを備えた発振回路5
2、抵抗53,54、ダイオード55,56、テールキ
ャンセルスイッチ57、Mosトランジスタ58,59
及び端子I,T,C,M,S,Eとからなる。発振回路
54の電源端子は、抵抗53を介してダイオード55の
カソードに接続されている。ダイオード55のアノード
は端子Iに接続されている。ダイオード55のカソード
は、ダイオード56のカソードに接続され、そのダイオ
ード56のアノードは端子Tに接続されている。又、ダ
イオード56のアノードは、テールキャンセルスイッチ
57を介して端子Cに接続されている。発振回路52の
アース端子は、端子Eを介して接地されている。
【0004】発振回路52の出力端子は、Mosトラン
ジスタ58,59のゲートにそれぞれ接続されいる。
又、発振回路52には、調光ノブ(図示しない)に固定
されたボリューム52aが設けられていて、調光ノブの
操作量に基づいて出力端子から出力されるパルスのオン
とオフとの時間の比率(デューティ比)を変化させるこ
とができる。又、前記テールキャンセルスイッチ57は
調光ノブと連動していている。テールキャンセルスイッ
チ57がオンのときは、調光ノブの操作量に基づいてボ
リューム52aが変化し、パルスのデューティ比を変化
させることができる。しかし、テールキャンセルスイッ
チ57がオフのときは、ボリューム52aが固定され一
定値となり、パルスのデューティ比は一定値となる。
【0005】発振回路52は、電源が供給されると発振
動作し、調光ノブの操作量に基づいたデューティ比のパ
ルスを各Mosトランジスタ58,59のゲートに出力
するようになっている。Mosトランジスタ58のドレ
インは、端子Mに接続されている。又、Mosトランジ
スタ58のドレインは、抵抗54を介してダイオード5
6のカソードに接続されている。Mosトランジスタ5
8のソースは、接地された端子Eに接続されている。M
osトランジスタ59のドレインは、端子Sに接続さ
れ、ソースは端子Eに接続されている。
【0006】スイッチ部照明ランプ60の一端は自動車
のテールランプを点灯及び消灯させるためのテールリレ
ー(図示しない)を介してバッテリ(図示しない)に接
続されていて、他端はレオスタット51の端子Sに接続
されている。メータ部照明ランプ61は、テールスイッ
チ及びレオスタット51の各端子T,C,Mに接続され
ている。メータ部照明ランプ61は、一般的なイグニッ
ションスイッチ(図示しない)の端子ACC,IGに接
続されていて、バッテリから電源が供給されるようにな
っている。その端子IGは、レオスタット51の端子I
に接続されている。
【0007】従って、両ランプ60,61は、テールリ
レー及びイグニッションスイッチの端子ACC,IGい
ずれかを介してバッテリから電流が供給されていると
き、各Mosトランジスタ58,59のオンしている時
間が長い程、明るく点灯するようになっている。そし
て、調光ノブを操作すると、両ランプ60,61には、
その操作量に応じた電流が流れるので、両ランプ60,
61の明るさを調光ノブの操作により調節することがで
きる。このとき、テールキャンセルスイッチ57をオフ
すると、メータ部照明ランプ61は、予め定められた一
定の明るさで点灯する。
【0008】図4は、テールキャンセルスイッチを備え
ていないレオスタット51aを示す。レオスタット51
aは、ボリューム52aを備えた発振回路52、抵抗5
3、ダイオード56、Mosトランジスタ59及び端子
T,S,Eとからなる。発振回路52の電源端子は、抵
抗53を介してダイオード56のカソードに接続されて
いる。ダイオード56のアノードは端子Tに接続されて
いる。発振回路52のアース端子は、端子Eを介して接
地されている。
【0009】発振回路52の出力端子は、Mosトラン
ジスタ59のゲートに接続されいる。又、発振回路52
には、調光ノブに固定されたボリューム52aが設けら
れていて、調光ノブの操作量に基づいてデューティ比を
変化させることができる。そして、発振回路52は、電
源が供給されると発振動作し、調光ノブの操作量に基づ
いたデューティ比のパルスをMosトランジスタ59の
ゲートに出力するようになっている。Mosトランジス
タ59のドレインは、端子Sに接続され、ソースは端子
Eに接続されている。
【0010】スイッチ部照明ランプ60の一端は自動車
のテールランプを点灯及び消灯させるためのテールリレ
ー(図示しない)を介してバッテリ(図示しない)に接
続されていて、かつ、端子Tに接続されている。スイッ
チ部照明ランプ60の他端は、レオスタット51aの端
子Sに接続されている。又、スイッチ部照明ランプ60
と並列にメータ部照明ランプ61が接続されている。
【0011】従って、両ランプ60,61は、バッテリ
からテールリレーを介して電流が供給されているとき、
Mosトランジスタ59のオンしている時間が長い程、
明るく点灯するようになっている。そして、両ランプ6
0,61の明るさを調光ノブの操作により調節すること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3,4の
レオスタット51,51aによる調光対象となる各ラン
プ60,61は、テールランプの全ランプ類(スイッチ
部照明ランプ、メータ部照明ランプ、クリアランスラン
プ、テールランプ、ライセンスプレートランプ)の消費
電力のうちの約60%を占めている。従って、テールラ
ンプを消し忘れたときのバッテリー上がりは、実質的に
調光対象となる前記各ランプ60,61の消費電力によ
るところが大きい。
【0013】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、調光用ランプを自動消
灯することができる調光装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、イグニッションスイッチ
又はテールランプを点灯させるためのテールリレーを介
してバッテリから電源供給がなされ、その出力端子から
パルスを出力する発振回路と、前記発振回路から出力さ
れるパルスに基づいてオンオフ動作するスイッチング素
子と、前記スイッチング素子のオンに基づいて前記バッ
テリから電源供給がなされ点灯する調光用ランプとから
なり、前記発振回路の出力端子から出力されるパルスの
デューティ比を変化させ、前記イグニッションスイッチ
又は前記テールリレーを介して前記バッテリから前記調
光用ランプに供給される電流を前記スイッチング素子に
て制御して、その調光用ランプの明るさを調節する調光
装置において、前記テールランプを点灯させる前記テー
ルリレーのオン状態と、前記イグニッションスイッチの
オフ状態とを判定して、前記スイッチング素子をオフに
制御する消灯回路とを備えた。
【0015】請求項2に記載の発明は、イグニッション
スイッチ又はテールランプを点灯させるためのテールリ
レーを介してバッテリから電源供給がなされ、その出力
端子からパルスを出力する発振回路と、前記発振回路か
ら出力されるパルスに基づいてオンオフ動作するスイッ
チング素子と、前記スイッチング素子のオンに基づいて
前記バッテリから電源供給がなされ点灯する調光用ラン
プとからなり、前記発振回路の出力端子から出力される
パルスのデューティ比を変化させ、前記イグニッション
スイッチ又は前記テールリレーを介して前記バッテリか
ら前記調光用ランプに供給される電流を前記スイッチン
グ素子にて制御して、その調光用ランプの明るさを調節
する調光装置において、前記テールランプを点灯させる
前記テールリレーのオン状態と、前記イグニッションス
イッチのオフ状態とを判定する消灯回路と、前記消灯回
路が前記テールリレーのオン状態と、前記イグニッショ
ンスイッチのオフ状態とを判定したとき、前記スイッチ
ング素子を一定時間経過後にオフに制御する遅延回路と
を備えた。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の調光装置において、前記調光用ランプ
は、スイッチ部照明ランプ又はメ−タ部照明ランプとか
らなる。
【0017】従って、請求項1に記載の発明によれば、
消灯回路は、テールランプを点灯させるテールリレーの
オン状態と、イグニッションスイッチのオフ状態とを判
定して、スイッチング素子をオフに制御する。従って、
消灯回路がテールリレーのオン状態とイグニッションス
イッチのオフ状態を判定すると、調光用ランプにはバッ
テリから電源が供給されず、テールランプのみに電源が
供給され、その電源供給に基づきテールランプのみが点
灯する。
【0018】又、請求項2に記載の発明によれば、消灯
回路は、テールランプを点灯させるテールリレーのオン
状態と、イグニッションスイッチのオフ状態とを判定す
る。遅延回路は、消灯回路がテールリレーのオン状態
と、イグニッションスイッチのオフ状態とを判定したと
き、スイッチング素子を一定時間経過後にオフに制御す
る。従って、消灯回路がテールリレーのオン状態とイグ
ニッションスイッチのオフ状態を判定すると、テールラ
ンプ及び調光用ランプにバッテリからテールリレーを介
して電源供給がなされ、調光用ランプは、遅延回路によ
り一定時間経過後に自動消灯し、テールランプは点灯し
たままである。
【0019】又、請求項3に記載の発明によれば、消灯
回路がテールリレーのオン状態とイグニッションスイッ
チのオフ状態を判定すると、スイッチ部照明ランプ又は
メ−タ部照明ランプは自動消灯される。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)以下、本発明を自動車の調光装置
に具体化した第一の実施の形態を図1に従って説明す
る。
【0021】図1は、自動車の照明装置の電気的構成を
示す。自動車の照明装置は、外部照明装置1、ライトコ
ントロールスイッチ2、レオスタット3及びイグニッシ
ョンスイッチ4とからなる。
【0022】外部照明装置1は、ヘッドランプ5、ヘッ
ドリレー6、テールランプ7及びテールリレー8とから
なる。ヘッドランプ5の一端はヘッドリレー6の可動端
子6aを介してバッテリVB に接続され、そのヘッドラ
ンプ5の他端は接地されている。可動端子6aは、励磁
コイル6bが通電のときオンして、非通電のときオフと
なる。一方、テールランプ7の一端はテールリレー8の
可動端子8aを介してバッテリVB に接続され、そのテ
ールランプ7の他端は接地されている。可動端子8a
は、励磁コイル8bが通電のときオンして、非通電のと
きオフとなる。
【0023】ライトコントロールスイッチ2は、一般的
なライトコントロールスイッチであって、自動車の運転
席に設けられている。前記ヘッドリレー6の励磁コイル
6bは、ライトコントロールスイッチ2の端子HD に接
続されている。又、前記テールリレー8の励磁コイル8
bは、ライトコントロールスイッチ2の端子TL に接続
されている。ヘッドリレー6及びテールリレー8は、ラ
イトコントロールスイッチ2の操作に基づいてオン・オ
フされる。
【0024】ライトコントロールスイッチ2を操作して
端子TL に切り替える。すると、バッテリVB から励磁
コイル8bを介して電流が流れる。励磁コイル8bに電
流が流れ、励磁することにより可動端子8aがオンし
て、バッテリVB からテールランプ7に電流が供給され
る。テールランプ7は、その電流に基づいて点灯する。
又、ライトコントロールスイッチ2を操作して端子HD
に切り替える。すると、バッテリVB から各励磁コイル
6b,8bを介して電流が流れる。各励磁コイル6b,
8bに電流が流れ、励磁することにより各可動端子6
a,8aがオンして、バッテリVB からヘッドランプ5
及びテールランプ7に電流が供給される。ヘッドランプ
5及びテールランプ7は、その電流に基づいて同時に点
灯する。
【0025】レオスタット3は、調光用ランプとしての
スイッチ部照明ランプ(以下、スイッチ用ランプとい
う)9、調光用ランプとしてのメータ部照明ランプ(以
下、メータ用ランプという)群10及び調光回路11と
からなる。エアコン等のボタンスイッチを指標するため
のスイッチ用ランプ9の一端はテールリレー8の可動端
子8aに接続されていて、他端は調光回路11の端子S
に接続されている。メータ用ランプ群10は、可動端子
8a及び調光回路11の各端子T,C,Mに接続されて
いて、接地されている。
【0026】イグニッションスイッチ4は、一般的なイ
グニッションスイッチであって、自動車の運転席に設け
られている。イグニッションスイッチ4は、端子OF
F,ACC,IG,ST及び可動端子4aとからなる。
イグニッションスイッチ4の端子OFF,ACC,I
G,STはこの順序で配置されている。又、可動端子4
aは、隣同士の端子を同時接続できるような形状をなし
ている。前記メータ用ランプ群10は、イグニッション
スイッチ4の各端子ACC,IGに接続されている。メ
ータ用ランプ群10の内、端子ACCに接続されている
ランプ群は、主にラジオ照明ランプ等のランプ群であ
り、メータ用ランプ群10の内、端子IGに接続されて
いるランプ群は、主にスピードメータ等の計器用照明ラ
ンプ等のランプ群である。又、端子ACCは、調光回路
11の端子Aにも接続されている。
【0027】調光回路11は、発振回路部12及び消灯
回路部13とからなる。先ず、発振回路部12の構成に
ついて説明する。発振回路14の電源端子は、抵抗15
を介してダイオード16のカソードに接続されている。
ダイオード16のアノードは端子Aに接続されている。
ダイオード16のカソードは、ダイオード17のカソー
ドが接続され、そのダイオード17のアノードは端子T
に接続されている。又、ダイオード17のアノードは、
テールキャンセルスイッチ18を介して端子Cに接続さ
れている。発振回路14のアース端子は、端子Eを介し
て接地されている。
【0028】発振回路14の出力端子は、スイッチング
素子としてのMosトランジスタ19,20のゲートに
それぞれ接続されいる。又、発振回路14には、調光ノ
ブ(図示しない)に固定されたボリューム14aが設け
られていて、調光ノブの操作量に基づいて出力端子から
出力されるパルスのオンとオフとの時間の比率(デュー
ティ比)を変化させることができる。前記テールキャン
セルスイッチ18は調光ノブと連動していている。テー
ルキャンセルスイッチ18がオンのときは、調光ノブの
操作量に基づいてボリューム14aが変化し、パルスの
デューティ比を変化させることができる。しかし、テー
ルキャンセルスイッチ18がオフのときは、ボリューム
14aが固定され一定値となり、パルスのデューティ比
は一定値となる。
【0029】発振回路14は、電源が供給されると発振
動作し、調光ノブの操作量に基づいたデューティ比のパ
ルスを各Mosトランジスタ19,20のゲートに出力
するようになっている。Mosトランジスタ19のドレ
インは、端子Mに接続されている。又、Mosトランジ
スタ19のドレインは、抵抗21を介してダイオード1
7のカソードに接続されている。Mosトランジスタ1
9のソースは、接地された端子Eに接続されている。M
osトランジスタ20のドレインは、端子Sに接続さ
れ、ソースは端子Eに接続されている。
【0030】スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群
10は、バッテリVB から電流が供給されているとき、
各Mosトランジスタ19,20のオンしている時間が
長い程、明るく点灯するようになっている。従って、調
光ノブを操作すると、両ランプ9,10には、その操作
量に応じた電流が流れるので、両ランプ9,10の明る
さを調光ノブの操作により調節することができる。
【0031】次に、消灯回路部13の構成について説明
する。ダイオード22のアノードは端子Tに接続され、
そのダイオード22のカソードは抵抗23、抵抗24及
び端子Eに接続されている。抵抗23と抵抗24との接
続点N1には、抵抗25の一端が接続され、その抵抗2
5の他端は判定回路としての比較器26の反転入力端子
に接続されている。比較器26の反転入力端子は、コン
デンサ27を介して端子Eに接続されている。
【0032】ダイオード28のアノードは端子Aに接続
され、そのダイオード28のカソードは抵抗29、抵抗
30及び端子Eに接続されている。抵抗29と抵抗30
との接続点N2には、抵抗31の一端が接続され、その
抵抗31の他端は比較器26の非反転入力端子に接続さ
れている。比較器26の非反転入力端子は、コンデンサ
32を介して端子Eに接続されている。
【0033】前記抵抗25,31は、比較器26の入力
保護用として設けられている。又、前記コンデンサ2
7,32は、比較器26に入力される電圧のノイズ除去
用として設けられている。比較器26の電源端子は、発
振回路14と抵抗15との接続点Pに接続されている。
比較器26のアース端子は、端子Eに接続されている。
従って、比較器26の電源は、バッテリVB から端子A
又は端子Tを介して供給される。
【0034】ここで、比較器26に供給される電源VCC
と前記各接続点N1,N2における電圧V1,V2との
関係が、VCC>V2>V1>0となるように、電圧V1
は前記各抵抗23,24により設定し、電圧V2は前記
各抵抗29,30により設定する。
【0035】そして、比較器26に電源VCCが供給され
ているとき、非反転入力端子に入力された電圧V2が、
反転入力端子に入力された電圧V1より大きいとき、比
較器26は出力端子からHレベルの信号を出力するよう
になっている。逆に、比較器26は、非反転入力端子に
入力された電圧V2が、反転入力端子に入力された電圧
V1より小さいとき、出力端子からLレベルの信号を出
力するようになっている。
【0036】そして、本実施の形態では、比較器26、
ダイオード22,28、抵抗23〜25,29〜31及
びコンデンサ27,32にて消灯回路を構成している。
比較器26の出力端子は、抵抗33を介してPNPトラ
ンジスタ34のベースに接続されている。トランジスタ
34のエミッタは、接続点Pで接続されている。トラン
ジスタ34のベース・エミッタ間には、抵抗35が接続
されている。トランジスタ34のコレクタは、抵抗36
を介して端子Eに接続されている。トランジスタ34の
コレクタは、抵抗37を介して比較器38の反転入力端
子に接続されている。
【0037】コンデンサ39の一端は抵抗37と比較器
38の反転入力端子との接続点N3に接続され、そのコ
ンデンサ39の他端は端子Eに接続されている。ダイオ
ード40のアノードは接続点N3に接続され、そのダイ
オード40のカソードは、トランジスタ34のコレクタ
に接続されている。ダイオード41のアノードは接続点
N3に接続され、そのダイオード41のカソードは接続
点Pに接続されている。ダイオード41は、トランジス
タ34の保護用に設けられている。
【0038】抵抗42の一端は接続点Pに接続され、そ
の抵抗42の他端は抵抗43を介して端子Eに接続され
ている。比較器38の非反転入力端子は、抵抗42と抵
抗43との接続点N4に接続されている。比較器38の
電源端子は、接続点Pに接続されていて、アース端子
は、端子Eに接続されている。比較器38の電源は、バ
ッテリVB から端子A又は端子Tを介して供給されるよ
うになっている。
【0039】ここで、比較器38の反転入力端子に入力
される電圧V3と非反転入力端子に入力される電圧V4
との関係は、反転入力端子に接続されているコンデンサ
39が完全に充電されたときの電圧V3が、非反転入力
端子に入力される電圧V4より大きくなるように、前記
各抵抗42,43により設定する。
【0040】そして、比較器38に電源VCCが供給され
ているとき、非反転入力端子に入力された電圧V4が、
反転入力端子に入力された電圧V3より大きいとき、比
較器38は出力端子からHレベルの信号を出力するよう
になっている。逆に、比較器38は、非反転入力端子に
入力された電圧V4が、反転入力端子に入力された電圧
V3より小さいとき、出力端子からLレベルの信号を出
力するようになっている。
【0041】比較器38の出力端子は、ダイオード44
のカソードに接続されている。ダイオード44のアノー
ドは、発振回路14の出力端子に接続されている。そし
て、本実施の形態では、比較器38、トランジスタ3
4、抵抗33,35〜37,42,43、コンデンサ3
9及びダイオード40,41,44にて遅延回路を構成
している。
【0042】以上のように構成された調光装置の作用に
ついて説明する。初期状態として、イグニッションスイ
ッチ4及びライトコントロールスイッチ2はオフであ
る。調光回路11のテールキャンセルスイッチ18はオ
ンである。このとき、ヘッドランプ5、テールランプ
7、スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10はそ
れぞれバッテリVB から電源が供給されないので消灯し
ている。又、調光回路11も同様にバッテリVB から電
源が供給されないので、発振回路14及び比較器26,
38は動作していない。
【0043】ここで、ライトコントロールスイッチ2の
みを操作して、端子TL に切り替えた場合について作用
を説明する。ライトコントロールスイッチ2のみを操作
して端子TL に切り替えると、バッテリVB から可動端
子8aを介して電流が供給されテールランプ7は点灯す
る。又、調光回路11の発振回路14にも、バッテリV
B から可動端子8a、端子T、ダイオード17、抵抗1
5及び接続点Pを介して電源が供給される。発振回路1
4は、その電源供給に基づいて発振動作し、テールキャ
ンセルスイッチ18はオフであるので、調光ノブの操作
量に基づいてボリューム14aが変化し、パルスのデュ
ーティ比を変化させることができる。
【0044】発振回路14は、調光ノブの操作量に基づ
いたデューティ比のパルスを各Mosトランジスタ1
9,20のゲートに出力する。各Mosトランジスタ1
9,20は、そのパルスに基づいてオン・オフする。従
って、スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10は
点灯し、調光ノブにより自由に明るさを調節できる。
【0045】又、ここで、テールキャンセルスイッチ1
8をオフした場合、調光ノブに固定されたボリューム1
4aが固定され一定値となり、パルスのデューティ比は
一定値となる。そして、発振回路14は、そのデューテ
ィ比が一定値であるパルスを各Mosトランジスタ1
9,20のゲートに出力する。各Mosトランジスタ1
9,20は、そのパルスに基づいてオン・オフするので
一定の間隔でオン,オフする。従って、スイッチ用ラン
プ9及びメータ用ランプ群10は一定の明るさで点灯
し、調光ノブにより明るさを調節することはできない。
【0046】この時、テールキャンセルスイッチ18を
オン,オフに係わらず、消灯回路部13の各比較器2
6,38には、バッテリVB からテールリレー8の可動
端子8a、端子T、ダイオード17、抵抗15及び接続
点Pを介して電源が供給される。又、比較器38の非反
転入力端子には、同じく接続点Pから抵抗42を介して
電圧V4が印加される。
【0047】比較器26の反転入力端子には、バッテリ
VB からテールリレー8の可動端子8a、端子T、ダイ
オード22及び抵抗23を介して接続点N1で電圧V1
となり、その電圧V1が抵抗25を介して印加される。
一方、比較器26の非反転入力端子には、イグニッショ
ンスイッチ4の可動端子4aが端子OFFに接続されて
いるのでバッテリVB から電圧が印加されない。
【0048】従って、比較器26の反転入力端子に入力
された電圧V1が非反転入力端子に入力された電圧V2
より大きいので、その比較器26の出力端子からはLレ
ベルの信号が出力される。比較器26の出力端子からL
レベルの信号がトランジスタ34のベースに印加するこ
とによって、トランジスタ34はオンする。トランジス
タ34はオンすると、接続点Pからトランジスタ34の
エミッタ・コレクタ間及び抵抗37を介して電流が流
れ、コンデンサ39は電荷の充電が開始される。
【0049】コンデンサ39が充電されていくと、接続
点N3の電圧V3が徐々に上昇していく。そして、接続
点N3の電圧V3が電圧V4を上回ると比較器38の出
力端子からはLレベルの信号が出力される。その結果、
発振回路14から出力されるパルスはダイオード44、
比較器38及び端子Eを介して出力される。
【0050】従って、各Mosトランジスタ19,20
のゲートには発振回路14から出力されるパルスが入力
されなくなり、各Mosトランジスタ19,20はオフ
となる。従って、スイッチ用ランプ9及びメータ用ラン
プ群10は、コンデンサ39に電荷が充電され、比較器
38の反転入力端子に入力された電圧V3が非反転入力
端子に入力された電圧V4より大きくなった時をもって
消灯する。つまり、テールランプ7は点灯したままで、
スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10は一定時
間後自動消灯する。
【0051】又、ライトコントロールスイッチ2のみを
操作して、端子HD に切り替えた場合について作用を説
明する。ライトコントロールスイッチ2のみを操作して
端子HD に切り替えると、バッテリVB から可動端子6
aを介して電流が供給され、ヘッドランプ5は点灯す
る。これは、同時に、バッテリVB から可動端子8aを
介してテールランプ7、スイッチ用ランプ9及びメータ
用ランプ群10に電流が供給され点灯する。又、上記に
示したように、調光回路11の発振回路部12及び消灯
回路部13にもバッテリVB から電源が供給される。つ
まり、ヘッドランプ5及びテールランプ7は点灯したま
まで、スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10は
一定時間後自動消灯する。従って、ライトコントロール
スイッチ2のみを操作して、端子HDに切り替えた場合
と端子TL に切り替えた場合とを比較してみると、ヘッ
ドランプ5が点灯する以外は同様の作用となる。
【0052】次に、イグニッションスイッチ4のみを操
作して、ACC位置に切り替えた場合について作用を説
明する。イグニッションスイッチ4のみを操作してAC
C位置に切り替えると、可動端子4aは端子ACC及び
端子OFFに接続され、調光回路11の発振回路14に
は、バッテリVB からイグニッションスイッチ4の可動
端子4a、端子A、ダイオード16及び抵抗15を介し
て電源が供給される。発振回路14は、その電源供給に
基づいて発振動作し、調光ノブの操作量に基づいたデュ
ーティ比のパルスを各Mosトランジスタ19,20の
ゲートに出力する。
【0053】各Mosトランジスタ19,20は、その
パルスに基づいてオン・オフする。Mosトランジスタ
19のオンしている間、バッテリVB から端子ACC、
メータ用ランプ群10、端子M、Mosトランジスタ1
9及び端子Eを経由して電流が流れる。従って、端子A
CCに接続されたメータ用ランプ群10(主にラジオ照
明ランプ等のランプ群)は点灯し、調光ノブにより自由
に明るさを調節できる。又、スイッチ用ランプ9は、バ
ッテリVB から電流が流れないので点灯しない。
【0054】この時、消灯回路部13の各比較器26,
38には、バッテリVB からイグニッションスイッチ4
の可動端子4a、端子A、ダイオード16、抵抗15及
び接続点Pを介して電源が供給される。又、比較器38
の非反転入力端子には、同じく接続点Pから抵抗42を
介して電圧V4が印加される。又、比較器26の非反転
入力端子には、バッテリVB からイグニッションスイッ
チ4の可動端子4a、端子A、ダイオード28及び抵抗
29を介して接続点N2で電圧V2となり、その電圧V
2が抵抗31を介して印加される。一方、比較器26の
反転入力端子には、テールリレー8がオフ状態であるの
でバッテリVB から電圧が印加されない。
【0055】従って、比較器26の非反転入力端子に入
力された電圧V2が反転入力端子に入力された電圧V1
より大きいので、その比較器26の出力端子からはHレ
ベルの信号が出力される。比較器26の出力端子からH
レベルの信号がトランジスタ34のベースに印加される
ことによって、トランジスタ34はオフのままである。
接続点Pからトランジスタ34のエミッタ・コレクタ間
には電流が流れず、コンデンサ39には電荷が充電され
ない。接続点N3の電圧V3はゼロVであるので比較器
38の出力端子からはHレベルの信号が出力される。そ
の結果、発振回路14から出力されるパルスは各Mos
トランジスタ19,20のゲートに入力され続けるの
で、端子ACCに接続されたメータ用ランプ群10(主
にラジオ照明ランプ等のランプ群)は点灯したままであ
る。
【0056】次に、イグニッションスイッチ4のみを操
作して、IG位置に切り替えた場合について作用を説明
する。イグニッションスイッチ4のみを操作してIG位
置に切り替えると、可動端子4aは端子IG及び端子A
CCに接続され、調光回路11の発振回路14には、バ
ッテリVB からイグニッションスイッチ4の可動端子4
a、端子A、ダイオード16、抵抗15及び接続点Pを
介して電源が供給される。発振回路14は、その電源供
給に基づいて発振動作し、調光ノブの操作量に基づいた
デューティ比のパルスを各Mosトランジスタ19,2
0のゲートに出力する。
【0057】各Mosトランジスタ19,20は、その
パルスに基づいてオン・オフする。従って、可動端子4
aは、端子IG及び端子ACCに接続されているので、
端子IG,ACCに接続されたメータ用ランプ群10
(スピードメータ等の計器用照明ランプ等のランプ群、
ラジオ照明ランプ等のランプ群)は点灯し、調光ノブに
より自由に明るさを調節できる。又、スイッチ用ランプ
9は、バッテリVB から電流が流れないので点灯しな
い。
【0058】この時、消灯回路部13の各比較器26,
38には、上記に示したように、バッテリVB からイグ
ニッションスイッチ4の可動端子4a、端子A、ダイオ
ード16、抵抗15及び接続点Pを介して電源が供給さ
れる。つまり、メータ用ランプ群10(スピードメータ
等の計器用照明ランプ等のランプ群、ラジオ照明ランプ
等のランプ群)は点灯したままである。従って、イグニ
ッションスイッチ4のみを操作して、IG位置に切り替
えた場合とACC位置に切り替えた場合とを比較してみ
ると、メータ用ランプ群10のスピードメータ等の計器
用照明ランプランプが点灯する以外は同様の作用とな
る。
【0059】次に、イグニッションスイッチ4のみを操
作して、ST位置に切り替えた場合について作用を説明
する。イグニッションスイッチ4のみを操作してST位
置に切り替えると、可動端子4aは端子ST及び端子I
Gに接続され、調光回路11の発振回路14にはバッテ
リVB から電源が供給されない。従って、発振回路14
は発振動作せず、メータ用ランプ群10は消灯する。
【0060】次に、ライトコントロールスイッチ2を操
作して端子TL に切り替え、かつ、イグニッションスイ
ッチ4を操作して、ACC位置に切り替えた場合につい
て作用を説明する。
【0061】ライトコントロールスイッチ2を操作して
端子TL に切り替えると、バッテリVB から可動端子8
aを介して電流が供給されテールランプ7は点灯する。
又、調光回路11の発振回路14には、バッテリVB か
ら可動端子8a、端子T、ダイオード17、抵抗15及
び接続点Pを介した経路、又は、バッテリVB から可動
端子4a、端子A、ダイオード16,抵抗15及び接続
点Pを介した経路で電源が供給される。発振回路14
は、その電源供給に基づいて発振動作し、調光ノブの操
作量に基づいたデューティ比のパルスを各Mosトラン
ジスタ19,20のゲートに出力する。各Mosトラン
ジスタ19,20は、そのパルスに基づいてオン・オフ
する。従って、スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ
群10は点灯し、調光ノブにより自由に明るさを調節で
きる。
【0062】この時、消灯回路部13の各比較器26,
38には、バッテリVB からテールリレー8の可動端子
8a、端子T、ダイオード17、抵抗15及び接続点P
を介して電源が供給される。又、比較器38の非反転入
力端子には、同じく接続点Pから抵抗42を介して電圧
V4が印加される。又、比較器26の反転入力端子に
は、バッテリVB からテールリレー8の可動端子8a、
端子T、ダイオード22及び抵抗23を介して接続点N
1で電圧V1となり、その電圧V1が抵抗25を介して
印加される。一方、比較器26の非反転入力端子には、
バッテリVB からイグニッションスイッチ4の可動端子
4a、端子A、ダイオード28及び抵抗29を介して接
続点N2で電圧V2となり、その電圧V2が抵抗31を
介して印加される。
【0063】従って、上記したように、接続点N1,N
2の各電圧V1,V2の関係はV2>V1であり、比較
器26の非反転入力端子に入力された電圧が反転入力端
子に入力された電圧より大きいので、その比較器26の
出力端子からはHレベルの信号が出力される。比較器2
6の出力端子からHレベルの信号がトランジスタ34の
ベースに印加されることによって、トランジスタ34は
オフのままである。接続点Pからトランジスタ34のエ
ミッタ・コレクタ間には電流が流れず、コンデンサ39
には電荷が充電されない。接続点N3の電圧V3は零V
であるので比較器38の出力端子からはHレベルの信号
が出力される。その結果、発振回路14から出力される
パルスは各Mosトランジスタ19,20のゲートに入
力され続けるので、メータ用ランプ群10は点灯したま
まである。
【0064】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の特徴を有する。 (1)運転者がイグニッションスイッチ4をオフしてテ
ールランプ7をオンしたままで消し忘れたとき、スイッ
チ用ランプ9及びメータ用ランプ群10を自動消灯する
ことで、バッテリ上がり防止の実質的効果は大きいとい
える。
【0065】(2)運転者が車内にいるとき、イグニッ
ションスイッチ4をオフしてテールランプ7をオンした
ままで消し忘れたとき、スイッチ用ランプ9及びメータ
用ランプ群10を一定時間経過後に自動消灯すること
で、運転者にテールランプ7をオンしたままであること
を気付かせることができる。
【0066】(3)消灯回路部13は、従来のレオスタ
ットの回路構成を変更することなく、そのままの状態で
使用することができるので、コストを抑えることができ
る。 (第二の実施の形態)以下、本発明を具体化した第二の
実施の形態を図2に従って説明する。尚、この実施の形
態において、前記第一の実施の形態と同様の部材につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。従って、以下
には第一の実施の形態と異なった点を中心に説明する。
【0067】図2は、第二の実施の形態における調光装
置を備えた自動車の照明装置の電気的構成を示す。前記
第一の実施の形態と異なる点として、調光回路11a
は、テールキャンセルスイッチを要しない。
【0068】スイッチ用ランプ9の一端はテールリレー
8の可動端子8aと調光回路11aの端子Tに接続され
ていて、他端は調光回路11aの端子Sに接続されてい
る。又、スイッチ用ランプ9と並列にメータ用ランプ群
10が接続されている。
【0069】調光回路11aは、発振回路部12a及び
消灯回路部13とからなる。消灯回路部13の構成は、
前記第一の実施の形態と同様である。従って、発振回路
部12aの構成について説明する。発振回路14の電源
端子は、抵抗15を介してダイオード17のカソードに
接続されている。ダイオード17のアノードは端子Tに
接続されている。発振回路14のアース端子は、端子E
を介して接地されている。発振回路14の出力端子は、
Mosトランジスタ20のゲートに接続されいる。又、
発振回路14には、調光ノブに固定されたボリューム1
4aが設けられていて、調光ノブの操作量に基づいてデ
ューティ比を変化させることができる。そして、発振回
路14は、電源が供給されると発振動作し、調光ノブの
操作量に基づいたデューティ比のパルスをMosトラン
ジスタ20のゲートに出力するようになっている。Mo
sトランジスタ20のドレインは、端子Sに接続され、
ソースは端子Eに接続されている。
【0070】スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群
10は、バッテリVB から電流が供給されているとき、
Mosトランジスタ20のオンしている時間が長い程、
明るく点灯するようになっている。従って、調光ノブを
操作すると、前記第一の実施の形態と同様にスイッチ用
ランプ9及びメータ用ランプ群10の明るさを調光ノブ
の操作により調節することができる。
【0071】以上のように構成された調光装置の作用に
ついて説明する。初期状態として、イグニッションスイ
ッチ4及びライトコントロールスイッチ2はオフであ
る。このとき、ヘッドランプ5、テールランプ7、スイ
ッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10はそれぞれバ
ッテリVB から電源が供給されないので消灯している。
又、調光回路11aも同様にバッテリVB から電源が供
給されないので、発振回路14及び比較器26,38は
動作していない。
【0072】ここで、ライトコントロールスイッチ2の
みを操作して、端子TL に切り替えた場合について作用
を説明する。ライトコントロールスイッチ2のみを操作
して端子TL に切り替えると、テールランプ7は、バッ
テリVB から電流が供給されて点灯する。又、調光回路
11aの発振回路14にも、バッテリVB から可動端子
8a、端子T、ダイオード17、抵抗15及び接続点P
を介して電源が供給される。発振回路14は、その電源
供給に基づいて発振動作し、調光ノブの操作量に基づい
て出力端子から出力されるパルスのデューティ比を変化
させることができる。
【0073】Mosトランジスタ20は、発振回路14
の出力端子から出力されたパルスを基づいてオン・オフ
する。Mosトランジスタ20のオンしている間、スイ
ッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10には、バッテ
リVB から電流が供給される。従って、スイッチ用ラン
プ9及びメータ用ランプ群10は点灯し、調光ノブによ
り自由に明るさを調節できる。
【0074】この時、消灯回路部13の各比較器26,
38には、バッテリVB から接続点Pを介して電源が供
給される。又、比較器38の非反転入力端子には電圧V
4が印加される。一方、比較器26の反転入力端子には
電圧V1が印加される。又、比較器26の非反転入力端
子には、イグニッションスイッチ4の可動端子4aが端
子OFFに接続されているので電圧が印加されない。
【0075】従って、比較器26の反転入力端子に入力
された電圧V1が非反転入力端子に入力された電圧V2
より大きいので、その比較器26の出力端子からはLレ
ベルの信号が出力され、トランジスタ34はオンする。
トランジスタ34はオンすると、コンデンサ39は電荷
の充電が開始される。コンデンサ39が充電されてい
き、接続点N3の電圧V3が電圧V4を上回ると比較器
38の出力端子からはLレベルの信号が出力される。す
ると、発振回路14から出力されるパルスはダイオード
44、比較器38及び端子Eを介して出力される。
【0076】従って、Mosトランジスタ20のゲート
には発振回路14から出力されるパルスが入力されなく
なり、Mosトランジスタ20はオフする。その結果、
テールランプ7は点灯したままであるが、スイッチ用ラ
ンプ9及びメータ用ランプ群10は一定時間後自動消灯
する。
【0077】次に、ライトコントロールスイッチ2を操
作して端子TL に切り替え、かつ、イグニッションスイ
ッチ4を操作して、ACC位置に切り替えた場合につい
て作用を説明する。
【0078】ライトコントロールスイッチ2を操作して
端子TL に切り替えると、テールランプ7は、バッテリ
VB から電流が供給されて点灯する。又、発振回路14
にも、バッテリVB から電源が供給され、その電源供給
に基づいて発振動作し、調光ノブの操作量に基づいて出
力端子から出力されるパルスのデューティ比を変化させ
ることができる。
【0079】Mosトランジスタ20は、発振回路14
の出力端子から出力されたパルスに基づいてオン・オフ
する。Mosトランジスタ20のオンしている間、スイ
ッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群10には、バッテ
リVB から電源が供給される。従って、スイッチ用ラン
プ9及びメータ用ランプ群10は点灯し、調光ノブによ
り自由に明るさを調節できる。
【0080】この時、消灯回路部13の各比較器26,
38には、バッテリVB から接続点Pを介して電源が供
給される。又、比較器38の非反転入力端子には電圧V
4が印加される。一方、比較器26の反転入力端子には
電圧V1が印加される。又、比較器26の非反転入力端
子には、イグニッションスイッチ4の可動端子4aが端
子ACCに接続されているので、電圧V2が印加され
る。
【0081】従って、上記したように、電圧V1,V2
の関係はV2>V1であり、比較器26の非反転入力端
子に入力された電圧V2が反転入力端子に入力された電
圧V1より大きいので、その比較器26の出力端子から
はHレベルの信号が出力され、トランジスタ34はオフ
のままである。従って、接続点N3の電圧V3はゼロV
であるので、比較器38の出力端子からはHレベルの信
号が出力される。その結果、発振回路14から出力され
るパルスはMosトランジスタ20のゲートに入力され
続けるので、スイッチ用ランプ9及びメータ用ランプ群
10は点灯したままである。
【0082】上記したように、本実施の形態によれば、
前記第一の実施の形態の各特徴に加えて以下の特徴を有
する。 (1)消灯回路部13は、従来のテールキャンセルスイ
ッチを備えていないレオスタットの回路構成を変更する
ことなく、そのままの状態で使用することができるの
で、コストを抑えることができる。
【0083】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 (1)上記各実施形態では、消灯回路部13をICを用
いて構成したが、マイコン、論理回路等を用いてもよ
い。又、抵抗37及びコンデンサ39を用いて遅延時間
を生成したが、他の素子等を用いて構成し遅延時間を生
成してもよい。
【0084】(2)上記各実施形態では、比較器26の
反転入力端子を端子Tに接続し、非反転入力端子を端子
Aに接続し、その比較器26の出力端子をPNPトラン
ジスタ34のベースに接続していたが、比較器26の反
転入力端子を端子Aに接続し、非反転入力端子を端子T
に接続し、その比較器26の出力端子をNPNトランジ
スタ34のベースに接続してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、調
光用ランプを自動消灯することができる調光装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態におけるレオスタットの回路
図。
【図2】第二の実施の形態におけるレオスタットの回路
図。
【図3】従来技術におけるレオスタットの回路図。
【図4】従来技術における別のレオスタットの回路図。
【符号の説明】
4…イグニッションスイッチ、7…テールランプ、8…
テールリレー、9…調光用ランプとしてのスイッチ部照
明ランプ、10…調光用ランプとしてのメータ部照明ラ
ンプ、13…消灯回路、14…発振回路、19,20…
スイッチング素子としてのMosトランジスタ、34…
トランジスタ、37…抵抗、38…比較器、39…コン
デンサ、VB …バッテリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イグニッションスイッチ(4)又はテー
    ルランプ(7)を点灯させるためのテールリレー(8)
    を介してバッテリ(VB )から電源供給がなされ、その
    出力端子からパルスを出力する発振回路(14)と、 前記発振回路(14)から出力されるパルスに基づいて
    オンオフ動作するスイッチング素子(19,20)と、 前記スイッチング素子(19,20)のオンに基づいて
    前記バッテリ(VB )から電源供給がなされ点灯する調
    光用ランプ(9,10)とからなり、 前記発振回路(14)の出力端子から出力されるパルス
    のデューティ比を変化させ、前記イグニッションスイッ
    チ(4)又は前記テールリレー(8)を介して前記バッ
    テリ(VB )から前記調光用ランプ(9,10)に供給
    される電流を前記スイッチング素子(19,20)にて
    制御して、その調光用ランプ(9,10)の明るさを調
    節する調光装置において、 前記テールランプ(7)を点灯させる前記テールリレー
    (8)のオン状態と、前記イグニッションスイッチ
    (4)のオフ状態とを判定して、前記スイッチング素子
    (19,20)をオフに制御する消灯回路(13)とを
    備えた調光装置。
  2. 【請求項2】 イグニッションスイッチ(4)又はテー
    ルランプ(7)を点灯させるためのテールリレー(8)
    を介してバッテリ(VB )から電源供給がなされ、その
    出力端子からパルスを出力する発振回路(14)と、 前記発振回路(14)から出力されるパルスに基づいて
    オンオフ動作するスイッチング素子(19,20)と、 前記スイッチング素子(19,20)のオンに基づいて
    前記バッテリ(VB )から電源供給がなされ点灯する調
    光用ランプ(9,10)とからなり、 前記発振回路(14)の出力端子から出力されるパルス
    のデューティ比を変化させ、前記イグニッションスイッ
    チ(4)又は前記テールリレー(8)を介して前記バッ
    テリ(VB )から前記調光用ランプ(9,10)に供給
    される電流を前記スイッチング素子(19,20)にて
    制御して、その調光用ランプ(9,10)の明るさを調
    節する調光装置において、 前記テールランプ(7)を点灯させる前記テールリレー
    (8)のオン状態と、前記イグニッションスイッチ
    (4)のオフ状態とを判定する消灯回路(13)と、 前記消灯回路(13)が前記テールリレー(8)のオン
    状態と、前記イグニッションスイッチ(4)のオフ状態
    とを判定したとき、前記スイッチング素子(19,2
    0)を一定時間経過後にオフに制御する遅延回路(3
    4,37,38,39)とを備えた調光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の調光装置
    において、 前記調光用ランプは、 スイッチ部照明ランプ(9)又はメ−タ部照明ランプ
    (10)とからなる調光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8076953B2 (en) 2007-04-27 2011-12-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. LED outage detection circuit
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