JPH079613U - キャブの前窓開閉装置 - Google Patents
キャブの前窓開閉装置Info
- Publication number
- JPH079613U JPH079613U JP4460793U JP4460793U JPH079613U JP H079613 U JPH079613 U JP H079613U JP 4460793 U JP4460793 U JP 4460793U JP 4460793 U JP4460793 U JP 4460793U JP H079613 U JPH079613 U JP H079613U
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 従来技術の前窓開閉装置では、前窓の開き操
作をするとき左右のケーブルのうち一方がたるまないよ
うに、ばねをケーブルの先端部に取付けているが、左右
のケーブルの長さ調整ができない。そのために前窓を開
閉するとき垂直の左右方向のこじれをおこし、前窓開閉
を円滑に行うことができない場合があった。この問題点
を解決する。 [構成] 本考案の前窓開閉装置では、前窓の左右両側
の上部とケーブルの前端末部とを連結している連結具を
前窓側板金具とケーブル側板金具に分割して形成し、そ
の両板金具のうち一方の板金具にボルト用ねじ穴を、ま
た他方の板金具にボルト穴を設け、そのボルト用ねじ穴
とボルト穴に対して調整ボルトを装着せしめた。また上
記両板金具の相対位置を調整した後に、締付ボルトで上
記両板金具を固定するようにした。
作をするとき左右のケーブルのうち一方がたるまないよ
うに、ばねをケーブルの先端部に取付けているが、左右
のケーブルの長さ調整ができない。そのために前窓を開
閉するとき垂直の左右方向のこじれをおこし、前窓開閉
を円滑に行うことができない場合があった。この問題点
を解決する。 [構成] 本考案の前窓開閉装置では、前窓の左右両側
の上部とケーブルの前端末部とを連結している連結具を
前窓側板金具とケーブル側板金具に分割して形成し、そ
の両板金具のうち一方の板金具にボルト用ねじ穴を、ま
た他方の板金具にボルト穴を設け、そのボルト用ねじ穴
とボルト穴に対して調整ボルトを装着せしめた。また上
記両板金具の相対位置を調整した後に、締付ボルトで上
記両板金具を固定するようにした。
Description
【0001】
本考案は、油圧ショベルなど建設機械,作業車両に装備した運転室用キャブの 前窓開閉装置に関する。
【0002】
図8は、従来技術(特開平3−239628号公報にて開示されている)の前 窓開閉装置の分解斜視図である。図において、1は前窓、2は前窓1の上部両側 面部に取付けた上部ローラ、3は下部ローラ、4はケーブル、5はケーブルガイ ドレール、6は駆動モータ、7はケーブル4の先端部に取付けているたるみ取り 用のばね、仮想線イは前窓1の格納位置を示す。図8に示すように、駆動モータ 6を駆動せしめることにより、前窓1を自動的に開閉することができる。
【0003】
従来技術の前窓開閉装置では、ケーブルの前端末部を前窓の左右両側部の下端 部に連結し、いわゆる下引きの構造にしている。そして前窓の開き操作をすると き左右のケーブルのうち一方がたるまないように、ばねをケーブルの先端部に取 付けている。そのばねのばね力によって左右のケーブルの緊張度合をほぼ同じに なるように設定しているが左右のケーブルの先端部にいたる長さ調整ができない ので、前窓を開閉するとき垂直の左右方向のこじれをおこし、開閉を円滑に行う ことができない。本考案は、上記の問題点を解決できる前窓開閉装置を提するこ とを目的とする。
【0004】
本考案では、キャブの前面部に前窓を設け、そのキャブの内壁面に平行な左右 のローラガイドレールを配設し、またそのローラガイドレールに沿ってケーブル ガイドレールを配設し、上記ローラガイドレールに沿って案内されるローラを四 隅にそなえた上記前窓を、ケーブルガイドレールを通したケーブルを介し動力源 にて駆動せしめ、キャブ前面の前窓閉止位置とキャブ天井内面側の前窓格納位置 との間で移動させて開閉を行うようにした前窓開閉装置において、前窓の左右両 側の上部とケーブルの前端末部を連結具を介して連結し、その連結具を前窓側板 金具とケーブル側板金具に分割して形成し、前窓側板金具の一端は前窓の上部に 取付け、またケーブル側板金具に対してケーブルの前端末部を取付けるようにし 、かつ上記両板金具のうち一方の板金具にボルト用ねじ穴を、また他方の板金具 にボルト穴を設け、上記ボルト用ねじ穴とボルト穴を通して調整ボルトを装着し 、その調整ボルトの締付け緩め回わし操作をして上記両板金具の相対位置を調整 することにより左右のケーブルの緊張度合を同じにするようにした。また、前窓 側板金具とケーブル側板金具のうち一方の板金具に調整ボルトの軸心方向と平行 に長穴部を形成し、また他方の板金具に上記長穴部に対応するねじ穴を穿設し、 上記長穴部とねじ穴を通して締付ボルトを装着し、上記両板金具の相対位置を調 整した後に、上記締付ボルトの締付けによって両板金具を相対接して固定するよ うに構成した。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本考案の前窓 開閉装置を示す要部側面図である。図において、8はキャブ、9は前窓、10は 前窓9の左右の両側面部に設けた上部ローラ、11は下部ローラ、12はキャブ 8の左右の内壁面に配設したローラガイドレール、13はケーブルガイドレール 、14はケーブル、15はケーブル14の巻取り巻戻しを行う駆動モータ、16 は前窓8を開閉位置にロックするためのロックモータ、17は前窓9の左右両側 の上部に設けた連結具である。図2は、図1におけるケーブル14の配索構成図 である。図において、仮想線で示す符号8はキャブ、破線で示す符号12は左側 のローラガイドレール、一点鎖線で示す符号13はケーブルガイドレールである 。図3は、図1のA部詳細図である。図において、18は連結具17の前窓側板 金具、19はケーブル側板金具、20はケーブル端末止め金具、21は調整ボル ト、22は締付ボルト、23は上部ローラ10のローラ軸、24は前窓側板金具 18の一端に開穿されローラ軸23と嵌合している軸穴である。図4は、図3に おける連結具17を示す斜視図である。図において、25は前窓側板金具18の 板部26に開穿したボルト用ねじ穴、27はケーブル側板金具19の板部28に 開穿したボルト穴、29はケーブル側板金具19に形成した長穴部である。
【0006】 図5は、図4に示す連結具17の分解構成図である。図において、30は締付 ボルト(22)用の座金、31はケーブル側板金具19に開穿されケーブル端末 止め金具20を嵌着するための係止穴、32は前窓側板金具18に穿設され締付 ボルト22を螺合するためのねじ穴、33はケーブル端末止め金具20が調整時 に移動できるように形成した長穴部、34はケーブル端末止め金具20を係止穴 31に嵌着したときそれを止めているクリップである。図6は、図3のB−Bよ り見た要部断面図である。図7は、図4に示す連結具17を調整操作した状態を 示す斜視図である。
【0007】 次に、本考案の前窓開閉装置の構成を図1〜図7について述べる。本考案では 前窓9の左右両側の上部とケーブル14の前端末部を連結具17を介して連結し 、その連結具17を前窓側板金具18とケーブル側板金具19に分割して形成し 、前窓側板金具18の一端に開穿した軸穴24を前窓9の上部ローラ10のロー ラ軸23に嵌合し、またケーブル側板金具19に対してケーブル14の前端末部 をケーブル端末止め金具20を介して取付けるようにし、かつ前窓側板金具18 にボルト用ねじ穴25を、またケーブル側板金具19にボルト穴27を設け、上 記ボルト用ねじ穴25とボルト穴27を通して調整ボルト21を装着し、その調 整ボルト21の締付け緩め回わし操作をして上記両板金具(18と19)の相対 位置を調整することにより左右のケーブル(14)の緊張度合を同じにするよう にした。またケーブル側板金具19に調整ボルト21の軸心方向と平行に長穴部 29を形成し、また前窓側板金具18に上記長穴部29に対応するねじ穴32を 穿設し、上記長穴部29とねじ穴32を通して締付ボルト22を装着し、上記両 板金具(18と19)の相対位置を調整した後に、上記締付ボルト22の締付け によって両板金具(18と19)を相対接して固定するように構成した。
【0008】 次に、本考案の前窓開閉装置の作用について述べる。締付ボルト22が締付け られており、したがって前窓側板金具18とケーブル側板金具19が相対接して 互いに固定状態のときに、左右のケーブル14の緊張度合が同じでない場合には 、左右の連結具(17)のうち調整を行いたい側たとえば緊張度合のきつい側の 連結具17の締付ボルト22をまず緩める。この場合にその連結具17の板部2 6と板部28の間隔が寸法l1(図4に示す)で、軸穴24からケーブル端末止 め金具20までの距離が寸法p1であったとする。それから次に、調整ボルト2 1緩め回わし操作を始める。そして左右のケーブル(14)の緊張度合を比較し ながら調整操作を続け、左右のケーブル(14)の緊張度合が同じになった時点 で、調整ボルト21の回わし操作を止める。この調整操作中には前窓側板金具1 8に緩めて螺着している締付ボルト22に沿って、ケーブル側板金具19の長穴 部29がその長穴長手方向に相対移動する。それと同時に前窓側板金具18の長 穴部33(図5に示す)に沿って、ケーブル側板金具19に係止しているケーブ ル端末止め金具20が相対移動する。左右のケーブル(14)の緊張度合が同じ になった時点では、連結具17の板部26と板部28の間隔が寸法l2(図7に 示す)で、軸穴24からケーブル端末止め金具20までの距離が寸法p2に調整 される。そして上記両板金具(18と19)の相対位置を調整した後に締付ボル ト22を締付操作して、両板金具(18と19)を確実に固定する。したがって 駆動モータ15を作動して前窓9の開閉を行うとき、左右のケーブル(14)の 緊張度合を正確に同じにできるので、前窓9の垂直の左右方向のこじれを解消す ることができる。
【0009】
従来技術の前窓開閉装置では、前窓の開き操作をするとき左右のケーブルのう ち一方がたるまないように、ばねをケーブルの先端部に取付けているが、左右の ケーブルの長さ調整ができない。そのために前窓を開閉するとき垂直の左右方向 のこじれをおこし、前窓開閉を円滑に行うことができない場合があった。しかし 本考案では、前窓の左右両側の上部とケーブルの前端末部とを連結している連結 具を前窓側板金具とケーブル側板金具に分割して形成し、その両板金具のうち一 方の板金具にボルト用ねじ穴を、また他方の板金具にボルト穴を設け、そのボル ト用ねじ穴とボルト穴に対して調整ボルトを装着せしめた。また上記両板金具の 相対位置を調整した後に、締付ボルトで上記両板金具を固定するようにした。そ れにより、左右のケーブルの緊張度合が同じでない場合には、締付ボルトを緩め て調整ボルトの回わし操作を行うことによって、左右のケーブルの緊張度合を正 確に行うことができる。すなわち前窓開閉時における垂直の左右方向のこじれを 解消し、円滑な開閉を行うことができる。したがって本考案の前窓開閉装置では 前窓開閉時のこじれ抵抗をなくして前窓のメンテナンス性を向上し、こじれに起 因する騒音の発生を防止することができる。
【図1】本考案の前窓開閉装置を示す要部側面図であ
る。
る。
【図2】図1におけるケーブルの配索構成図である。
【図3】図1のA部詳細図である。
【図4】図3における連結具を示す斜視図である。
【図5】図4に示す連結具の分解構成図である。
【図6】図3のB−Bより見た要部断面図である。
【図7】図4に示す連結具を調整操作した状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図8】従来技術の前窓開閉装置の分解斜視図である。
1,9 前窓 2,10 上部ローラ 4,14 ケーブル 5,13 ケーブルガイドレール 6,15 駆動モータ 8 キャブ 17 連結具 18 前窓側板金具 19 ケーブル側板金具 20 ケーブル端末止め金具 21 調整ボルト 22 締付ボルト 24 軸穴 25 ボルト用ねじ穴 27 ボルト穴 29,33 長穴部
Claims (2)
- 【請求項1】 キャブの前面部に前窓を設け、そのキャ
ブの内壁面に平行な左右のローラガイドレールを配設
し、またそのローラガイドレールに沿ってケーブルガイ
ドレールを配設し、上記ローラガイドレールに沿って案
内されるローラを四隅にそなえた上記前窓を、ケーブル
ガイドレールを通したケーブルを介し動力源にて駆動せ
しめ、キャブ前面の前窓閉止位置とキャブ天井内面側の
前窓格納位置との間で移動させて開閉を行うようにした
前窓開閉装置において、前窓の左右両側の上部とケーブ
ルの前端末部を連結具を介して連結し、その連結具を前
窓側板金具とケーブル側板金具に分割して形成し、前窓
側板金具の一端は前窓の上部に取付け、またケーブル側
板金具に対してケーブルの前端末部を取付けるように
し、かつ上記両板金具のうち一方の板金具にボルト用ね
じ穴を、また他方の板金具にボルト穴を設け、上記ボル
ト用ねじ穴とボルト穴を通して調整ボルトを装着し、そ
の調整ボルトの締付け緩め回わし操作をして上記両板金
具の相対位置を調整することにより左右のケーブルの緊
張度合を同じにするようにしたことを特徴とするキャブ
の前窓開閉装置。 - 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
キャブの前窓開閉装置において、前窓側板金具とケーブ
ル側板金具のうち一方の板金具に調整ボルトの軸心方向
と平行に長穴部を形成し、また他方の板金具に上記長穴
部に対応するねじ穴を穿設し、上記長穴部とねじ穴を通
して締付ボルトを装着し、上記両板金具の相対位置を調
整した後に、上記締付ボルトの締付けによって両板金具
を相対接して固定するようにしたことを特徴とするキャ
ブの前窓開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044607U JP2607322Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | キャブの前窓開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044607U JP2607322Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | キャブの前窓開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079613U true JPH079613U (ja) | 1995-02-10 |
JP2607322Y2 JP2607322Y2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=12696138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044607U Expired - Fee Related JP2607322Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | キャブの前窓開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607322Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5220978U (ja) * | 1975-07-31 | 1977-02-15 | ||
JPS53124179U (ja) * | 1977-03-10 | 1978-10-03 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP1993044607U patent/JP2607322Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5220978U (ja) * | 1975-07-31 | 1977-02-15 | ||
JPS53124179U (ja) * | 1977-03-10 | 1978-10-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2607322Y2 (ja) | 2001-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010306 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |