JP2607322Y2 - キャブの前窓開閉装置 - Google Patents

キャブの前窓開閉装置

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JP2607322Y2
JP2607322Y2 JP1993044607U JP4460793U JP2607322Y2 JP 2607322 Y2 JP2607322 Y2 JP 2607322Y2 JP 1993044607 U JP1993044607 U JP 1993044607U JP 4460793 U JP4460793 U JP 4460793U JP 2607322 Y2 JP2607322 Y2 JP 2607322Y2
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聡 藤本
篤夫 藤井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両に装備した運転室用キャブの前窓開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来技術(特開平3−2396
28号公報にて開示されている)の前窓開閉装置の分解
斜視図である。図において、1は前窓、2は前窓1の上
部両側面部に取付けた上部ローラ、3は下部ローラ、4
はケーブル、5はケーブルガイドレール、6は駆動モー
タ、7はケーブル4の先端部に取付けているたるみ取り
用のばね、仮想線イは前窓1の格納位置を示す。図8に
示すように、駆動モータ6を駆動せしめることにより、
前窓1を自動的に開閉することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の前窓開閉装
置では、ケーブルの前端末部を前窓の左右両側部の下端
部に連結し、いわゆる下引きの構造にしている。そして
前窓の開き操作をするとき左右のケーブルのうち一方が
たるまないように、ばねをケーブルの先端部に取付けて
いる。そのばねのばね力によって左右のケーブルの緊張
度合をほぼ同じになるように設定しているが左右のケー
ブルの先端部にいたる長さ調整ができないので、前窓を
開閉するとき垂直の左右方向のこじれをおこし、開閉を
円滑に行うことができない。本考案は、上記の問題点を
解決できる前窓開閉装置を提することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の本考案は、キ
ャブの前面部に移動可能に設けられた前窓と、その前窓
の左右各側辺部に連結手段を介して一方端部が接続さ
れ、ガイドレールに沿って移動し得るケーブルと、各ケ
ーブルの他方端部を引き込みまたは押し出すことにより
前窓を開閉させる駆動源とから構成され、連結手段が、
前窓側に固定される前窓側連結部材と、ケーブル側に固
定されるケーブル側連結部材と、各連結部材を固定また
は固定解除する締付手段とを有するキャブの前窓開閉装
置において、前窓側連結部材及びケーブル側連結部材の
いずれか一方側にケーブルと平行してボルト穴を設ける
とともに、他方側にそのボルト穴と対向するねじ穴を設
け、両連結部材の相対位置を調整するための調整ボルト
をボルト穴を通してねじ穴に螺合することにより、各連
結部材を固定解除した状態で上記相対位置の調整を可能
としたキャブの前窓開閉装置である。 請求項2の本考案
は、締付手段が、前窓側連結金具及びケーブル側連結金
具のいずれか一方側に調整ボルトの軸方向と平行して形
成された長穴部と、その長穴部と対応して他方側に形成
されたねじ穴と、長穴部を通してねじ穴に螺合される締
付ボルトとから構成されていることを要旨とする。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本考案の一実施例の前窓開閉装置を
示す要部側面図である。図において、8はキャブ、9は
前窓、10は前窓9の左右の両側面部に設けた上部ロー
ラ、11は下部ローラ、12はキャブ8の左右の内壁面
に配設したローラガイドレール、13はケーブルガイド
レール、14はケーブル、15はケーブル14の巻取り
巻戻しを行う駆動源である駆動モータ、16は前窓8を
開閉位置にロックするためのロックモータ、17は前窓
9の左右両側の上部に設けた連結手段である。図2は、
図1におけるケーブル14の配索構成図である。図にお
いて、仮想線で示す符号8はキャブ、破線で示す符号1
2は左側のローラガイドレール、一点鎖線で示す符号1
3はケーブルガイドレールである。図3は、図1のA部
詳細図である。図において、18は連結手段17の前窓
側連結部材である前窓側板金具、19はケーブル側連結
部材であるケーブル側板金具、20はケーブル端末止め
金具、21は調整ボルト、22は締付ボルト、23は上
部ローラ10のローラ軸、24は前窓側板金具18の一
端に開穿されローラ軸23と嵌合している軸穴である。
図4は、図3における連結手段17を示す斜視図であ
る。図において、25は前窓側板金具18の板部26に
開穿したボルト用ねじ穴、27はケーブル側板金具19
の板部28に開穿したボルト穴、29はケーブル側板金
具19に形成した長穴部である。
【0006】図5は、図4に示す連結具17の分解構成
図である。図において、30は締付ボルト22用の座
金、31はケーブル側板金具19に開穿されケーブル端
末止め金具20を嵌着するための係止穴、32は前窓側
板金具18に穿設され締付ボルト22を螺合するための
ねじ穴、33はケーブル端末止め金具20が調整時に移
動できるようにU字状に切り欠かれた長穴部、34はケ
ーブル端末止め金具20を係止穴31に嵌着したとき
突出部分に装着されるCリングである。図6は、図3の
B−Bより見た要部断面図である。図7は、図4に示す
連結具17を調整操作した状態を示す斜視図である。
お、上記締付ボルト22、長穴部29及びねじ穴32は
締付手段として機能する。
【0007】次に、本考案の一実施例の前窓開閉装置の
構成を図1〜図7について述べる。本考案では前窓9の
左右両側の上部とケーブル14の前端末部付近を連結
17を介して連結し、その連結手段17を前窓側連結
部材である前窓側板金具18とケーブル側連結部材であ
ケーブル側板金具19に分割して形成し、前窓側板金
具18の一端に開穿した軸穴24を前窓9の上部ローラ
10のローラ軸23に嵌合し、またケーブル側板金具1
9に対してケーブル14の前端末部をケーブル端末止め
金具20を介して取付けるようにし、かつ前窓側板金具
18にボルト用ねじ穴25を、またケーブル側板金具1
9にボルト穴27を設け、上記ボルト用ねじ穴25とボ
ルト穴27を通して調整ボルト21を装着し、その調整
ボルト21の締付け緩め回わし操作をして上記両板金具
(18と19)の相対位置を調整することにより左右の
ケーブル(14)の緊張度合を同じにするようにした。
またケーブル側板金具19に調整ボルト21の軸心方向
と平行に長穴部29を形成し、また前窓側板金具18に
上記長穴部29に対応するねじ穴32を穿設し、上記長
穴部29とねじ穴32を通して締付ボルト22を装着
し、上記両板金具(18と19)の相対位置を調整した
後に、上記締付ボルト22の締付けによって両板金具
(18と19)を相対接して固定するように構成した。
【0008】次に、本考案の一実施例の前窓開閉装置の
作用について述べる。締付ボルト22が締付けられてお
り、したがって前窓側板金具18とケーブル側板金具1
9が相対接して互いに固定状態のときに、左右のケーブ
ル14の緊張度合が同じでない場合には、左右の連結
(17)のうち調整を行いたい側たとえば緊張度合の
きつい側の連結手段17の締付ボルト22をまず緩め
る。この場合にその連結手段17の板部26と板部28
の間隔が寸法11(図4に示す)で、軸穴24からケー
ブル端末止め金具20までの距離が寸法p1であったと
する。それから次に、調整ボルト21緩め回わし操作を
始める。そして左右のケーブル(14)の緊張度合を比
較しながら調整操作を続け、左右のケーブル(14)の
緊張度合が同じになった時点で、調整ボルト21の回わ
し操作を止める。この調整操作中には前窓側板金具18
に緩めて螺着している締付ボルト22に沿って、ケーブ
ル側板金具19の長穴部29がその長穴長手方向に相対
移動する。それと同時に前窓側板金具18の長穴部33
(図5に示す)に沿って、ケーブル側板金具19に係止
しているケーブル端末止め金具20が相対移動する。左
右のケーブル(14)の緊張度合が同じになった時点で
は、連結手段17の板部26と板部28の間隔が寸法l
2(図7に示す)で、軸穴24からケーブル端末止め金
具20までの距離が寸法p2に調整される。そして上記
両板金具(18と19)の相対位置を調整した後に締付
ボルト22を締付操作して、両板金具(18と19)を
確実に固定する。したがって駆動モータ15を作動して
前窓9の開閉を行うとき、左右のケーブル(14)の緊
張度合を正確に同じにできるので、前窓9の垂直の左右
方向のこじれを解消することができる。
【0009】
【考案の効果】本考案の前窓開閉装置では、前窓を駆動
する左右のケーブルの緊張度合いを容易にかつ正確に行
うことができる。すなわち前窓開閉時における前窓の
右のこじれを解消し、円滑な開閉を行うことができる。
したがって本考案の前窓開閉装置では前窓開閉時のこじ
れ抵抗をなくして前窓のメンテナンス性を向上し、こじ
れに起因する騒音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の前窓開閉装置を示す要部側
面図である。
【図2】図1におけるケーブルの配索構成図である。
【図3】図1のA部詳細図である。
【図4】図3における連結具を示す斜視図である。
【図5】図4に示す連結具の分解構成図である。
【図6】図3のB−Bより見た要部断面図である。
【図7】図4に示す連結具を調整操作した状態を示す斜
視図である。
【図8】従来技術の前窓開閉装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1,9 前窓 2,10 上部ローラ 4,14 ケーブル 5,13 ケーブルガイドレール 6,15 駆動モータ 8 キャブ 17 連結手段 18 前窓側板金具 19 ケーブル側板金具 20 ケーブル端末止め金具 21 調整ボルト 22 締付ボルト 24 軸穴 25 ボルト用ねじ穴 27 ボルト穴 29,33 長穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/00 B60J 1/04 E02F 9/16 E05D 15/58 B66B 7/10

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの前面部に移動可能に設けられた
    前窓と、その前窓の左右各側辺部に連結手段を介して一
    方端部が接続され、ガイドレールに沿って移動し得るケ
    ーブルと、各ケーブルの他方端部を引き込みまたは押し
    出すことにより前記前窓を開閉させる駆動源とから構成
    され、前記連結手段が、前記前窓側に固定される前窓側
    連結部材と、前記ケーブル側に固定されるケーブル側連
    結部材と、各連結部材を固定または固定解除する締付手
    段とを有するキャブの前窓開閉装置において、 前記前窓側連結部材及び前記ケーブル側連結部材のいず
    れか一方側に前記ケーブルと平行してボルト穴を設ける
    とともに、他方側にそのボルト穴と対向するねじ穴を設
    け、両連結部材の相対位置を調整するための調整ボルト
    を前記ボルト穴を通して前記ねじ穴に螺合することによ
    り、各連結部材を固定解除した状態で前記相対位置の調
    整を可能としたことを特徴とするキャブの前窓開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 前記締付手段は、前窓側連結金具及びケ
    ーブル側連結金具のいずれか一方側に前記調整ボルトの
    軸方向と平行して形成された長穴部と、その長穴部と対
    応して他方側に形成されたねじ穴と、前記長穴部を通し
    て前記ねじ穴に螺合される締付ボルトとから構成される
    請求項1記載のキャブの前窓開閉装置。
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