JP3244136B2 - 建設機械用キャブの前窓開閉装置 - Google Patents
建設機械用キャブの前窓開閉装置Info
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- JP3244136B2 JP3244136B2 JP33800092A JP33800092A JP3244136B2 JP 3244136 B2 JP3244136 B2 JP 3244136B2 JP 33800092 A JP33800092 A JP 33800092A JP 33800092 A JP33800092 A JP 33800092A JP 3244136 B2 JP3244136 B2 JP 3244136B2
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- Japan
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- cable
- cab
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両に装備した運転室用キャブの前窓開閉装
置に関する。
機械,作業車両に装備した運転室用キャブの前窓開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、油圧ショベル(図示しない)
のキャブ1に装備されている従来技術の前窓開閉装置を
示す側面図である。図11は、図10のAーAより見た
図である。従来技術では図10及び図11に示すよう
に、キャブ1の前面部に前窓2を設け、そのキャブ1の
内壁面に平行な左右のローラガイドレール3を配設し、
そのローラガイドレール3に沿って案内されるローラ4
を四隅に備えた上記前窓2を摺動移動自在にしている。
そしてキャブ1の後部にブレーキ付減速モータ5を配設
し、そのブレーキ付減速モータ5に巻上軸6を連結し、
その巻上軸6に巻上ドラム7を枢着するとともに、前窓
2の上端面部にケーブル連結金物8を固設し、そのケー
ブル連結金物8に連結したケーブル9を、巻上ドラム7
に巻上げ又は巻下げするようにしている。したがってブ
レーキ付減速モータ5を駆動操作することにより、前窓
2をキャブ(1)前面の前窓閉止位置とキャブ(1)天
井内面側の前窓開止位置との間で移動させて、所要の位
置に開閉させることができる。
のキャブ1に装備されている従来技術の前窓開閉装置を
示す側面図である。図11は、図10のAーAより見た
図である。従来技術では図10及び図11に示すよう
に、キャブ1の前面部に前窓2を設け、そのキャブ1の
内壁面に平行な左右のローラガイドレール3を配設し、
そのローラガイドレール3に沿って案内されるローラ4
を四隅に備えた上記前窓2を摺動移動自在にしている。
そしてキャブ1の後部にブレーキ付減速モータ5を配設
し、そのブレーキ付減速モータ5に巻上軸6を連結し、
その巻上軸6に巻上ドラム7を枢着するとともに、前窓
2の上端面部にケーブル連結金物8を固設し、そのケー
ブル連結金物8に連結したケーブル9を、巻上ドラム7
に巻上げ又は巻下げするようにしている。したがってブ
レーキ付減速モータ5を駆動操作することにより、前窓
2をキャブ(1)前面の前窓閉止位置とキャブ(1)天
井内面側の前窓開止位置との間で移動させて、所要の位
置に開閉させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の前窓開閉装
置では、前窓2の上端面部に固設したケーブル連結金物
8にケーブル9の前端末部を連結している。そのために
ブレーキ付減速モータ5の巻上操作を行ったときその巻
上力が下部のローラ4の上昇方向へ十分に作用しないの
で、前窓2の動きが円滑でない。そこでケーブルの前端
末部を前窓の下端側部に連結せしめた前窓開閉装置が、
種々勘案されている。しかしこの場合に、たとえば破損
事故をおこした前窓を取付け替えするためにその前窓を
ケーブル連結部より容易に取外すことのできる手段、左
右のケーブルの緊張度合を調整する手段、あるいは下部
のローラを十分円滑に転動せしめる手段が講じられてい
なかった。本発明は、上記の問題点を解決することを目
的とする。
置では、前窓2の上端面部に固設したケーブル連結金物
8にケーブル9の前端末部を連結している。そのために
ブレーキ付減速モータ5の巻上操作を行ったときその巻
上力が下部のローラ4の上昇方向へ十分に作用しないの
で、前窓2の動きが円滑でない。そこでケーブルの前端
末部を前窓の下端側部に連結せしめた前窓開閉装置が、
種々勘案されている。しかしこの場合に、たとえば破損
事故をおこした前窓を取付け替えするためにその前窓を
ケーブル連結部より容易に取外すことのできる手段、左
右のケーブルの緊張度合を調整する手段、あるいは下部
のローラを十分円滑に転動せしめる手段が講じられてい
なかった。本発明は、上記の問題点を解決することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】キャブの前面部に前窓を
設け、そのキャブの内壁面に平行な左右のローラガイド
レールを配設し、またそのローラガイドレールに沿って
ケーブルガイドレールを配設し、上記ローラガイドレー
ルに沿って案内されるローラを四隅にそなえた上記前窓
を、ケーブルガイドレールを通したケーブルを介し動力
源にて駆動するようにし、そのケーブルの前端末部を前
窓の下端側部に連結せしめ、キャブ前面の前窓閉止位置
とキャブ天井内面側の前窓開止位置との間で移動させて
開閉を行うようにした前窓開閉装置であって、前窓の下
部フレームの下端側部に前窓側ブラケット金具を固着
し、かつその前窓側ブラケット金具に下部ローラを取付
け、またケーブルの前端末部をケーブル側ブラケット金
具に固定して取付け、上記前窓側ブラケット金具とケー
ブル側ブラケット金具を着脱自在に連結した。更にま
た、前窓側ブラケット金具とケーブル側ブラケット金具
とをボルト締付により連結するようにし、前窓開閉時に
おける左右のケーブルの緊張度合を同じにするために、
上記ブラケット金具のうち開穿されているボルト穴を、
ケーブルの軸心方向と平行な長穴に形成した。或いはま
た、前記ローラのうち、前窓の下端側部の下部ローラ
は、左右にそれぞれ複数個ずつ並設し、前記複数個の下
部ローラの転動中心線を結ぶ線と、前記ケーブルの軸心
方向とが平行となるようにした。
設け、そのキャブの内壁面に平行な左右のローラガイド
レールを配設し、またそのローラガイドレールに沿って
ケーブルガイドレールを配設し、上記ローラガイドレー
ルに沿って案内されるローラを四隅にそなえた上記前窓
を、ケーブルガイドレールを通したケーブルを介し動力
源にて駆動するようにし、そのケーブルの前端末部を前
窓の下端側部に連結せしめ、キャブ前面の前窓閉止位置
とキャブ天井内面側の前窓開止位置との間で移動させて
開閉を行うようにした前窓開閉装置であって、前窓の下
部フレームの下端側部に前窓側ブラケット金具を固着
し、かつその前窓側ブラケット金具に下部ローラを取付
け、またケーブルの前端末部をケーブル側ブラケット金
具に固定して取付け、上記前窓側ブラケット金具とケー
ブル側ブラケット金具を着脱自在に連結した。更にま
た、前窓側ブラケット金具とケーブル側ブラケット金具
とをボルト締付により連結するようにし、前窓開閉時に
おける左右のケーブルの緊張度合を同じにするために、
上記ブラケット金具のうち開穿されているボルト穴を、
ケーブルの軸心方向と平行な長穴に形成した。或いはま
た、前記ローラのうち、前窓の下端側部の下部ローラ
は、左右にそれぞれ複数個ずつ並設し、前記複数個の下
部ローラの転動中心線を結ぶ線と、前記ケーブルの軸心
方向とが平行となるようにした。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の前窓開閉装置をそなえた
キャブ16の要部側面図である。図において、17は前
窓,18は前窓17の四隅にそなえているローラのうち
左右1個ずつの上部ローラ、18’は左右2個ずつの下
部ローラ、19はロックモータ、20はキャブ16の左
右の内壁面に配設したローラガイドレール、21はケー
ブルガイドレール、22はケーブル、23は中間側チュ
ーブ部材、24はケーブル22の巻取り巻戻しを行う駆
動モータ、25は端末側チューブ部材である。図2は、
図1のBーBより見た要部断面図である。本発明の前窓
開閉装置は左右が略対称形に形成されているので、右側
の部分に符号を付す。図3は、本発明におけるケーブル
22の配索構成を示す斜視図である。図において、仮想
線で示す符号16はキャブ、破線で示す符号20は左側
のローラガイドレール、一点鎖線で示す符号21はケー
ブルガイドレール、26は前窓17の下部フレームであ
る。図4は、図3のCより見た要部内側側面図である。
図において、27は前窓側ブラケット金具、28はケー
ブル側ブラケット金具、29はケーブル側ブラケット金
具28に形成した長穴、30はボルト、31はケーブル
端末止め金具である。図5は、図4のDより見た図であ
る。図において、32は前窓側ブラケット金具27に開
穿した(ボルト30用の)ねじ穴である。図6は、図4
のEより見た図である。図7は、図5のFーFより見た
図である。
に説明する。図1は、本発明の前窓開閉装置をそなえた
キャブ16の要部側面図である。図において、17は前
窓,18は前窓17の四隅にそなえているローラのうち
左右1個ずつの上部ローラ、18’は左右2個ずつの下
部ローラ、19はロックモータ、20はキャブ16の左
右の内壁面に配設したローラガイドレール、21はケー
ブルガイドレール、22はケーブル、23は中間側チュ
ーブ部材、24はケーブル22の巻取り巻戻しを行う駆
動モータ、25は端末側チューブ部材である。図2は、
図1のBーBより見た要部断面図である。本発明の前窓
開閉装置は左右が略対称形に形成されているので、右側
の部分に符号を付す。図3は、本発明におけるケーブル
22の配索構成を示す斜視図である。図において、仮想
線で示す符号16はキャブ、破線で示す符号20は左側
のローラガイドレール、一点鎖線で示す符号21はケー
ブルガイドレール、26は前窓17の下部フレームであ
る。図4は、図3のCより見た要部内側側面図である。
図において、27は前窓側ブラケット金具、28はケー
ブル側ブラケット金具、29はケーブル側ブラケット金
具28に形成した長穴、30はボルト、31はケーブル
端末止め金具である。図5は、図4のDより見た図であ
る。図において、32は前窓側ブラケット金具27に開
穿した(ボルト30用の)ねじ穴である。図6は、図4
のEより見た図である。図7は、図5のFーFより見た
図である。
【0006】次に、本発明の前窓開閉装置の構成を図1
〜図7について述べる。本発明では、前窓17の下部フ
レーム26の下端側部に前窓側ブラケット金具27を固
着し、かつその前窓側ブラケット金具27に下部ローラ
18’を取付け、またケーブル22の前端末部をケーブ
ル側ブラケット金具28に、ケーブル端末止め金具31
にて固定して取付け、上記前窓側ブラケット金具27と
ケーブル側ブラケット金具28とを、ボルト(30)締
付により着脱自在に連結した。そしてまた、前窓(1
7)開閉時における左右のケーブル22の緊張度合を同
じにするために、ケーブル側ブラケット金具28に開穿
されているボルト穴を、ケーブル22の軸心方向と平行
な長穴29に形成した。また前窓側ブラケット金具27
に、下部ローラ18’の転動方向がケーブル22の軸心
方向と平行になるように、2個のローラ18’を並設し
て構成した。
〜図7について述べる。本発明では、前窓17の下部フ
レーム26の下端側部に前窓側ブラケット金具27を固
着し、かつその前窓側ブラケット金具27に下部ローラ
18’を取付け、またケーブル22の前端末部をケーブ
ル側ブラケット金具28に、ケーブル端末止め金具31
にて固定して取付け、上記前窓側ブラケット金具27と
ケーブル側ブラケット金具28とを、ボルト(30)締
付により着脱自在に連結した。そしてまた、前窓(1
7)開閉時における左右のケーブル22の緊張度合を同
じにするために、ケーブル側ブラケット金具28に開穿
されているボルト穴を、ケーブル22の軸心方向と平行
な長穴29に形成した。また前窓側ブラケット金具27
に、下部ローラ18’の転動方向がケーブル22の軸心
方向と平行になるように、2個のローラ18’を並設し
て構成した。
【0007】次に、本発明の前窓開閉装置の作用につい
て述べる。本発明におけるローラガイドレール20はキ
ャブ16の左右の内壁面に沿って、前面側より上部後方
端位置イ(図1に示す)に至るまで配設され、そのロー
ラガイドレール20と上下位置の状態でケーブルガイド
レール21が平行に連設されている。そして上記両ガイ
ドレール20と21のそれぞれガイド中心線の間隔は、
図4に示すように寸法pに設定されている。したがって
前窓側ブラケット金具27とケーブル側ブラケット金具
28とをボルト(30)締付により連結しているときに
は、ローラ18とケーブル22のそれぞれ中心間間隔は
図6に示すように寸法pに設定されている。この状態で
構成されている前窓開閉装置において、たとえば前窓1
7が破損事故をおこして取付け替えをする場合には、ボ
ルト30を緩めて取外す。そうすると、前窓側ブラケッ
ト金具27とケーブル側ブラケット金具28の連結は解
除される。それにより、前窓17を手動によりローラガ
イドレール21に沿って自由に上下移動させ、取外しの
準備を行うことができる。図8は、前窓側ブラケット金
具27とケーブル側ブラケット金具28との連結を解除
して、前窓17を上方(矢印ロの方向)に手動で移動さ
せた状態を示す図である。図9は、図8のGより見た図
である。
て述べる。本発明におけるローラガイドレール20はキ
ャブ16の左右の内壁面に沿って、前面側より上部後方
端位置イ(図1に示す)に至るまで配設され、そのロー
ラガイドレール20と上下位置の状態でケーブルガイド
レール21が平行に連設されている。そして上記両ガイ
ドレール20と21のそれぞれガイド中心線の間隔は、
図4に示すように寸法pに設定されている。したがって
前窓側ブラケット金具27とケーブル側ブラケット金具
28とをボルト(30)締付により連結しているときに
は、ローラ18とケーブル22のそれぞれ中心間間隔は
図6に示すように寸法pに設定されている。この状態で
構成されている前窓開閉装置において、たとえば前窓1
7が破損事故をおこして取付け替えをする場合には、ボ
ルト30を緩めて取外す。そうすると、前窓側ブラケッ
ト金具27とケーブル側ブラケット金具28の連結は解
除される。それにより、前窓17を手動によりローラガ
イドレール21に沿って自由に上下移動させ、取外しの
準備を行うことができる。図8は、前窓側ブラケット金
具27とケーブル側ブラケット金具28との連結を解除
して、前窓17を上方(矢印ロの方向)に手動で移動さ
せた状態を示す図である。図9は、図8のGより見た図
である。
【0008】また本発明では、ケーブル側ブラケット金
具28に開穿するボルト穴をケーブル22の軸心方向と
平行な長穴29に形成したので、左右のケーブル22の
緊張度合が同じでない場合にはボルト30を緩め、前窓
側ブラケット金具27とケーブル側ブラケット金具28
の連結をずらして調整することができる。それにより、
前窓17の左右にこじれる状態を解消して、円滑な開閉
動作を行うことができる。
具28に開穿するボルト穴をケーブル22の軸心方向と
平行な長穴29に形成したので、左右のケーブル22の
緊張度合が同じでない場合にはボルト30を緩め、前窓
側ブラケット金具27とケーブル側ブラケット金具28
の連結をずらして調整することができる。それにより、
前窓17の左右にこじれる状態を解消して、円滑な開閉
動作を行うことができる。
【0009】また本発明では,ローラガイドレール20
とケーブルガイドレール21を平行な上下位置状態に連
設しているので、そのガイド中心間の間隔が寸法pだけ
存在するが、2個の下部ローラ18’を並設した。その
2個の下部ローラ18’と18’の転動中心線0ー0
(図4に示す)は、ケーブル22の軸心と平行、かつ間
隔寸法を寸法pに設定したので、ケーブル22の巻上操
作を行ったとき前窓17を円滑に上昇させることができ
る。
とケーブルガイドレール21を平行な上下位置状態に連
設しているので、そのガイド中心間の間隔が寸法pだけ
存在するが、2個の下部ローラ18’を並設した。その
2個の下部ローラ18’と18’の転動中心線0ー0
(図4に示す)は、ケーブル22の軸心と平行、かつ間
隔寸法を寸法pに設定したので、ケーブル22の巻上操
作を行ったとき前窓17を円滑に上昇させることができ
る。
【0010】
【発明の効果】従来より種々勘案されている建設機械用
キャブの前窓開閉装置では、前窓の下端側部にケーブル
の前端末部を連結せしめたものがある。しかし、たとえ
ば破損事故をおこした前窓を取付け替えするためにその
前窓をケーブル連結部より容易に取外すことのできる手
段、左右のケーブルの緊張度合を調整する手段、あるい
は下部のローラを十分円滑に転動せしめる手段が講じら
れていなかった。しかし本発明の前窓開閉装置では、た
とえば前窓が破損事故をおこして取付け替えをする場合
には、前窓の下端側部に固着した前窓側ブラケット金具
と、ケーブルの前端末部を固定しているケーブル側ブラ
ケット金具とを締付けているボルトを緩めて取外す。そ
れにより前窓側ブラケット金具とケーブル側ブラケット
金具の連結は解除されるので、前窓を手動によりローラ
ガイドレールに沿って自由に上下移動させ、取外しの準
備を行うことができる。またケーブル側ブラケット金具
に開穿するボルト穴をケーブルの軸心方向と平行な長穴
に形成したので、左右のケーブルの緊張度合が同じでな
い場合にはボルトを緩め、前窓側ブラケット金具とケー
ブル側ブラケットの連結をずらして調整することができ
る。それにより、前窓の左右にこじれる状態を解消し
て、円滑な開閉動作を行うことができる。また本発明で
は下部ローラを左右にそれぞれ2個ずつ並設し、その2
個の下部ローラの転動中心線と、ケーブルの軸心を平行
に設定したので、ケーブルの巻上操作を行ったとき前窓
を円滑に上昇させることができる。
キャブの前窓開閉装置では、前窓の下端側部にケーブル
の前端末部を連結せしめたものがある。しかし、たとえ
ば破損事故をおこした前窓を取付け替えするためにその
前窓をケーブル連結部より容易に取外すことのできる手
段、左右のケーブルの緊張度合を調整する手段、あるい
は下部のローラを十分円滑に転動せしめる手段が講じら
れていなかった。しかし本発明の前窓開閉装置では、た
とえば前窓が破損事故をおこして取付け替えをする場合
には、前窓の下端側部に固着した前窓側ブラケット金具
と、ケーブルの前端末部を固定しているケーブル側ブラ
ケット金具とを締付けているボルトを緩めて取外す。そ
れにより前窓側ブラケット金具とケーブル側ブラケット
金具の連結は解除されるので、前窓を手動によりローラ
ガイドレールに沿って自由に上下移動させ、取外しの準
備を行うことができる。またケーブル側ブラケット金具
に開穿するボルト穴をケーブルの軸心方向と平行な長穴
に形成したので、左右のケーブルの緊張度合が同じでな
い場合にはボルトを緩め、前窓側ブラケット金具とケー
ブル側ブラケットの連結をずらして調整することができ
る。それにより、前窓の左右にこじれる状態を解消し
て、円滑な開閉動作を行うことができる。また本発明で
は下部ローラを左右にそれぞれ2個ずつ並設し、その2
個の下部ローラの転動中心線と、ケーブルの軸心を平行
に設定したので、ケーブルの巻上操作を行ったとき前窓
を円滑に上昇させることができる。
【図1】本発明の前窓開閉装置をそなえたキャブの要部
側面図である。
側面図である。
【図2】図1のBーBより見た要部断面図である。
【図3】本発明におけるケーブルの配索構成を示す斜視
図である。
図である。
【図4】図3のCより見た要部内側側面図である。
【図5】図4のDより見た図である。
【図6】図4のEより見た図である。
【図7】図5のFーFより見た図である。
【図8】前窓側ブラケット金具とケーブル側ブラケット
金具との連結を解除した状態を示す図である。
金具との連結を解除した状態を示す図である。
【図9】図8のGより見た図である。
【図10】従来技術の前窓開閉装置を示す側面図であ
る。
る。
【図11】図10のAーAより見た図である。
1,16 キャブ 2,17 前窓 3,20 ローラガイドレール 9,22 ケーブル 18 上部ローラ 18’ 下部ローラ 21 ケーブルガイドレール 26 下部フレーム 27 前窓側ブラケット金具 28 ケーブル側ブラケット金具 29 長穴 30 ボルト 31 ケーブル端末止め金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/00 E02F 9/16
Claims (3)
- 【請求項1】 キャブの前面部に前窓を設け、そのキャ
ブの内壁面に平行な左右のローラガイドレールを配設
し、またそのローラガイドレールに沿ってケーブルガイ
ドレールを配設し、上記ローラガイドレールに沿って案
内されるローラを四隅にそなえた上記前窓を、ケーブル
ガイドレールを通したケーブルを介し動力源にて駆動す
るようにし、そのケーブルの前端末部を前窓の下端側部
に連結せしめ、キャブ前面の前窓閉止位置とキャブ天井
内面側の前窓開止位置との間で移動させて開閉を行うよ
うにした前窓開閉装置であって、 前窓の下部フレームの下端側部に前窓側ブラケット金具
を固着し、かつその前窓側ブラケット金具に下部ローラ
を取付け、またケーブルの前端末部をケーブル側ブラケ
ット金具に固定して取付け、上記前窓側ブラケット金具
とケーブル側ブラケット金具を着脱自在に連結したこと
を特徴とする建設機械用キャブの前窓開閉装置。 - 【請求項2】 前記前窓側ブラケット金具とケーブル側
ブラケット金具とをボルト締付により連結するように
し、前窓開閉時における左右のケーブルの緊張度合を同
じにするために、上記ブラケット金具のうち開穿されて
いるボルト穴を、ケーブルの軸心方向と平行な長穴に形
成したことを特徴とする請求項1記載の建設機械用キャ
ブの前窓開閉装置。 - 【請求項3】 キャブの前面部に前窓を設け、そのキャ
ブの内壁面に平行な左右のローラガイドレールを配設
し、またそのローラガイドレールに沿ってケーブルガイ
ドレールを配設し、上記ローラガイドレールに沿って案
内されるローラを四隅にそなえた上記前窓を、ケーブル
ガイドレールを通したケーブルを介し動力源にて駆動す
るようにし、そのケーブルの前端末部を前窓に連結せし
め、キャブ前面の前窓閉止位置とキャブ天井内面側の前
窓開止位置との間で移動させて開閉を行うようにした前
窓開閉装置であって、 前記前窓に前窓側ブラケット金具を固着し、かつその前
窓側ブラケット金具にローラを取付け、またケーブルの
前端末部をケーブル側ブラケット金具に固定して取付
け、前記前窓側ブラケット金具とケーブル側ブラケット
金具を着脱自在に連結するとともに、 前記前窓側ブラケット金具に取付けたローラは左右にそ
れぞれ複数個ずつ並設し、前記複数個のローラの転動中
心線を結ぶ線と、前記ケーブルの軸心方向とが平行とな
るようにしたことを特徴とする建設機械用キャブの前窓
開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33800092A JP3244136B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 建設機械用キャブの前窓開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33800092A JP3244136B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 建設機械用キャブの前窓開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156066A JPH06156066A (ja) | 1994-06-03 |
JP3244136B2 true JP3244136B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=18314009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33800092A Expired - Fee Related JP3244136B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 建設機械用キャブの前窓開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244136B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4681750B2 (ja) * | 2001-04-17 | 2011-05-11 | 株式会社小松製作所 | 作業車両のアシスト機能付前窓開閉装置 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP33800092A patent/JP3244136B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06156066A (ja) | 1994-06-03 |
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