JP2743745B2 - 建設機械用キャブの前窓開閉装置 - Google Patents

建設機械用キャブの前窓開閉装置

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JP2743745B2 JP4328687A JP32868792A JP2743745B2 JP 2743745 B2 JP2743745 B2 JP 2743745B2 JP 4328687 A JP4328687 A JP 4328687A JP 32868792 A JP32868792 A JP 32868792A JP 2743745 B2 JP2743745 B2 JP 2743745B2
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篤夫 藤井
吉明 藤本
聡 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両に装備した運転室用キャブの前窓開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、油圧ショベル(図示しない)の
キャブ1に装備されている従来技術の前窓開閉装置を示
す側面図である。図8は、図7のAーAより見た図であ
る。従来技術では図7及び図8に示すように、キャブ1
の前面部に前窓2を設け、そのキャブ1の内壁面に平行
な左右のローラガイドレール3を配設し、そのローラガ
イドレール3に沿って案内されるローラ4を四隅に備え
た上記前窓2を摺動移動自在にしている。そしてキャブ
1の後部にブレーキ付減速モータ5を配設し、そのブレ
ーキ付減速モータ5に巻上軸6を連結し、その巻上軸6
に巻上7を枢着するとともに、前窓2の上端面部にケー
ブル連結金物8を固設し、そのケーブル連結金物8に連
結したケーブル9を、巻上ドラム7に巻上げ又は巻下げ
するようにしている。したがってブレーキ付減速モータ
5を駆動操作することにより、前窓2をキャブ(1)前
面の前窓閉止位置とキャブ(1)天井内面側の前窓開止
位置との間で移動させて、所要の位置に開閉させること
ができる。
【0003】しかしながら、前記した従来技術の前窓開
閉装置では、ケーブルを巻上ドラムに巻上げるとき乱巻
をおこすことがあり、前窓の開閉を円滑に行うことがで
きないトラブルがあった。
【0004】この問題を解決した従来技術として、特開
平4−208632号や実開平4−2718号に開示さ
れた従来技術がある。これらの従来技術は、前窓に接続
された左右一対のケーブルを、単一の駆動モータによっ
て巻取り又は巻送ることによって移動させるものであ
り、その駆動モータはキャブの天井部の中央付近に取付
けられている。また、これらの従来技術においては、駆
動モータを通過した後の一対のケーブルをキャブの前方
に戻している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平4−208632号や実開平4−2718号に
開示された従来技術では、キャブの居住性および視界性
に問題があった。すなわち、これらの従来技術において
は、駆動モータをキャブの天井部の運転席の上方に配置
しているため、オぺレータが運転席に着席した際に上方
から圧迫感を受け、キャブの居住性という面で問題があ
った。一般的に言って油圧ショベルなどの建設機械のキ
ャブは、スペース的に十分な余裕を持てないため、駆動
モータの位置がオペレータの頭上のすぐ後方に位置する
ことになり、その圧迫感は大きなものがあった。
【0006】また、これらの従来技術においては、駆動
モータをキャブの天井部の運転席の上方に配置している
ため、駆動モータが邪魔になってキャブの後窓の上端を
十分に上方に配置することができず、後方の視界を十分
に取れないという問題があった。さらに、これらの従来
技術においては、駆動モータを通過した後の一対のケー
ブルをキャブの前方に戻しているため、キャブの側面と
天井との接続部分にケーブルの束ができ、キャブの上方
の視界を十分に取ることができず、土砂などをすくい上
げたバケット等の状況の視認性が劣るという問題もあっ
た。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、キャブ
の居住性および視界性に優れ、前窓の開閉を円滑に行う
ことができる建設機械用キャブの前窓開閉装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、前面部に前窓を備えて後面パネルに後窓を備えたキ
ャブの前窓を、キャブの前面部の前窓閉止位置とキャブ
の天井部の前窓開止位置との間で、前窓に接続された左
右一対のケーブルを単一の駆動モータによって巻取り又
は巻送ることによって移動させる建設機械用キャブの前
窓開閉装置において、駆動モータを後面パネルの左右方
向の略中央部であって後窓の下方に配置し、駆動モータ
を通過した後の一対のケーブルを駆動モータの下方に導
くものである。
【0009】また、請求項2に係る本発明は、駆動モー
タを通過した後の一対のケーブルが、駆動モータの下方
で交差可能に収納されるものである。
【0010】
【作用】請求項1に係る本発明によれば、駆動モータを
後面パネルの左右方向の略中央部であって後窓の下方に
配置しているので、オペレータにとって上方からの圧迫
感がなく、キャブ内に着席した際の居住性に優れてい
る。また、後窓の上端を十分に上方に配置することがで
きるため、後方の視界を十分に取ることができる。さら
に、請求項1に係る本発明によれば、駆動モータを通過
した後の一対のケーブルを駆動モータの下方に導いてい
るため、キャブの側面と天井との接続部分のケーブルの
本数を少なくすることができ、キャブの上方の視界を十
分に取ることができる。
【0011】また、請求項2に係る本発明によれば、駆
動モータを通過した後の一対のケーブルを駆動モータの
下方で交差可能に収納するので、ケーブルを確実にもつ
れることなく収納することができる。本発明において
は、駆動モータを後窓の下方に配置しているため、ケー
ブルが長くならざるを得ず、この面から請求項2に係る
ケーブルの収納方法が極めて有効である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の前窓開閉装置をそなえた
キャブ10の要部側面図である。図1において、11は
キャブ10の前面部に備えられた前窓、12は前窓11
の四隅にそなえているローラ、13はロックモータ、1
4はキャブ10の左右の内壁面に配設したローラガイド
レール、15はケーブルガイドレール、16はロックモ
ータ13用のハーネスを案内するハーネスガイドレー
ル、17はギヤかみ合いのできるスパイラルケーブルで
あるケーブル、18は中間側チューブ部材、19はケー
ブル17の巻取り巻戻しを行う駆動モータ、20は端末
側チューブ部材である。前窓11は、キャブ10の前面
部の前窓閉止位置とキャブ10の天井部の前窓開止位置
との間を移動する。
【0013】図2は、図1のB−Bより見た要部断面図
である。本発明の前窓開閉装置は左右が略対称形に形成
されているので、右側の部分について説明する。21は
前窓11のロック用のリンク、22はロックモータ13
用のハーネスである。
【0014】図3は、本発明におけるケーブル17の配
索構成を示す斜視図である。図3において、仮想線で示
す符号10はキャブ、17Lは左右一対のケーブル17
のうちの左側ケーブル、17Rは右側ケーブル、23は
駆動モータ19のモータ部、24はキャブ10の後面パ
ネルである。また、キャブの後面に二点鎖線で示されて
いるのがキャブの後窓である。
【0015】図4は、図3のCより見た図である。図4
において、25は後面パネル24の駆動モータ取付板で
ある。駆動モータ23を通過した後の一対のケーブル1
7Lおよび17Rが、駆動モータ23の下方で交差する
状態で収納されている。
【0016】図5は、図4のDーDより見た駆動モータ
19の要部断面図である。図5において、26は駆動モ
ータ19の可動体である駆動ギヤ、27はテフロン材な
どの摩擦板を使用したクラッチである。図6は、図5の
Eより見た図である。
【0017】本実施例では、1個の駆動モータ19を、
キャブ10の後面パネル24の内壁面部における左右方
向の略中央部であって、後窓の下方に配置し、左右のケ
ーブル17L、17Rを駆動モータにて同時に巻取り又
は巻戻しするようにした。そして、左右のケーブル17
L、17Rのうち(たとえば)右側のケーブル17Rを
後面パネル24の内壁面の右側の上下方向に沿って導
き、駆動モータ19の配置付近で屈曲せしめて駆動モー
タ19の駆動ギヤ26の上方側でかみ合うようにし、さ
らにそのケーブル17Rを後面パネル24の内壁面の左
側に導くようにするとともに、左側のケーブル17Lを
後面パネル24の内壁面の左側の上下方向に沿って導
き、駆動モータ19の配置付近で屈曲せしめて駆動モー
タ19の駆動ギヤ26の下方側でかみ合うようにし、さ
らにそのケーブル17Lを後面パネル24の内壁面の右
側に導くようにした。
【0018】次に、本実施例の動作について述べる。キ
ャブ10の前面の前窓閉止位置で閉じている前窓11を
開くときには、図6に示すように駆動モータ19を矢印
ロの方向に正転始動させる。ケーブル17Rは矢印ハの
方向に、ケーブル17Lは矢印ニの方向に移動する。す
なわち、図3に示すように、前端部を前窓11にそれぞ
れ連結している左右のケーブル17L,17Rのうち右
側のケーブル17Rは、後面パネル24の内壁面の右側
にて矢印ハの方向に移動し、駆動モータ19で巻取り送
りが行われ、その繰り出されたケーブル17Rは矢印ホ
の方向に収納される。それと同時に左側のケーブル17
Lは、後面パネル24の内壁面の左側にて矢印ニの方向
に移動し、駆動モータ19で巻取り送りが行われ、その
繰り出されたケーブル17Lは矢印ヘの方向に収納され
る。これによって、前窓11が、キャブの天井部の前窓
開止位置に移動する。なお、開放している前窓11を閉
じるときには、上記の開き操作の場合と逆の操作を行え
ばよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る本発明では、オペレータ
にとって上方からの圧迫感がなく、キャブ内に着席した
際の居住性に優れている。また、後窓の上端を十分に上
方に配置することができるため、後方の視界を十分に取
ることができる。さらに、キャブの上方の視界を十分に
取ることができる。
【0020】これらのキャブからの視界性の向上を通じ
て、建設機械の作業の安全性を向上できる。さらに、ケ
ーブルの配置と駆動モータの配置がすっきりしており、
キャブの内面の美観を向上することができるとともに、
キャブの外形形状の設計の自由度が高まる。
【0021】請求項2に係る本発明では、ケーブルを確
実にもつれることなく収納することができる。また、駆
動モータを通過した後のケーブルがオペレータの視界か
ら外れるので、キャブの内面の美観を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前窓開閉装置をそなえたキャブの要部
側面図である。
【図2】図1のBーBより見た要部断面図である。
【図3】本発明におけるケーブルの配索構成を示す斜視
図である。
【図4】図3のCより見た図である。
【図5】図4のDーDより見た駆動モータの要部断面図
である。
【図6】図5のEより見た図である。
【図7】従来技術の前窓開閉装置を示す側面図である。
【図8】図7のAーAより見た図である。
【符号の説明】
1,10 キャブ 2,11 前窓 3,14 ローラガイドレール 4,12 ローラ 9,17,17L,17R ケーブル 15 ケーブルガイドレール 19 駆動モータ 24 後面パネル 26 駆動ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−208632(JP,A) 実開 平6−32129(JP,U) 実開 平4−2718(JP,U) 実開 昭64−19512(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部に前窓を備えて後面パネルに後窓
    を備えたキャブの前窓を、キャブの前面部の前窓閉止位
    置とキャブの天井部の前窓開止位置との間で、前記前窓
    に接続された左右一対のケーブルを単一の駆動モータに
    よって巻取り又は巻送ることによって移動させる建設機
    械用キャブの前窓開閉装置において、前記駆動モータを
    前記後面パネルの左右方向の略中央部であって前記後窓
    の下方に配置し、前記駆動モータを通過した後の前記一
    対のケーブルを前記駆動モータの下方に導くことを特徴
    とする建設機械用キャブの前窓開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動モータを通過した後の一対のケ
    ーブルが、前記駆動モータの下方で交差可能に収納され
    ことを特徴とする請求項1記載の建設機械用キャブの
    前窓開閉装置。
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JP3175879B2 (ja) * 1993-07-23 2001-06-11 株式会社小松製作所 作業車両の窓自動開閉制御装置
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