JPH079502A - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH079502A JPH079502A JP15708093A JP15708093A JPH079502A JP H079502 A JPH079502 A JP H079502A JP 15708093 A JP15708093 A JP 15708093A JP 15708093 A JP15708093 A JP 15708093A JP H079502 A JPH079502 A JP H079502A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide core
- core
- block
- tip
- mold
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 スライドコア３とこれを作動させるための傾
斜ピン４を内装する成形用金型において、スライドコア
３を貫通した傾斜ピン４の先端を、傾斜方向側面から支
受する圧受部５を設けたことを特徴とする射出成形用金
型である。 【効果】 この発明により、ロッキングブロックを必要
とせず、極めて狭いスペースでも、スライドコアを有効
に作用せしめることができ、しかも、構造が簡単である
から、アンダーカットのある小さい容器などの成形にお
いても、製品設計および金型設計に無理がなく、故障の
少ない射出成形用金型を得ることができる。
斜ピン４を内装する成形用金型において、スライドコア
３を貫通した傾斜ピン４の先端を、傾斜方向側面から支
受する圧受部５を設けたことを特徴とする射出成形用金
型である。 【効果】 この発明により、ロッキングブロックを必要
とせず、極めて狭いスペースでも、スライドコアを有効
に作用せしめることができ、しかも、構造が簡単である
から、アンダーカットのある小さい容器などの成形にお
いても、製品設計および金型設計に無理がなく、故障の
少ない射出成形用金型を得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は合成樹脂の射出成形を
行うための金型に関するものである。
行うための金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】射出成形品についても、形状が複雑化
し、アンダーカット部が生ずることは避けられない。こ
のアンダーカットの成形には、種々金型に工夫が凝らさ
れているが、一般的には、スライドコア方式が用いられ
ており、特に傾斜ピンを利用するものは、型の開閉動作
に伴ってスライドコアが作動するので、最も多く採用さ
れている。
し、アンダーカット部が生ずることは避けられない。こ
のアンダーカットの成形には、種々金型に工夫が凝らさ
れているが、一般的には、スライドコア方式が用いられ
ており、特に傾斜ピンを利用するものは、型の開閉動作
に伴ってスライドコアが作動するので、最も多く採用さ
れている。
【０００３】その一例を図３に示すと、２’はコアブロ
ックで、その中にスライドコア３’が装着されている。
７’がアンダーカット部である。４’は傾斜ピンで、キ
ャビティブロック１’に固定されている。そして、型の
開閉に伴って、この傾斜ピン４’によってスライドコア
３’は図中で左右に移動する。しかし、成形品６’を成
形する際に、スライドコアト４’はその移動方向（図
中、右方向）に向かって樹脂の圧力を受ける。その圧力
を支えるために、ロッキングブロック９をキャビティブ
ロック１’に固定している。即ち、スライドコア３’に
かかる樹脂圧は、その背後でロッキングブロック９で支
えているのである。
ックで、その中にスライドコア３’が装着されている。
７’がアンダーカット部である。４’は傾斜ピンで、キ
ャビティブロック１’に固定されている。そして、型の
開閉に伴って、この傾斜ピン４’によってスライドコア
３’は図中で左右に移動する。しかし、成形品６’を成
形する際に、スライドコアト４’はその移動方向（図
中、右方向）に向かって樹脂の圧力を受ける。その圧力
を支えるために、ロッキングブロック９をキャビティブ
ロック１’に固定している。即ち、スライドコア３’に
かかる樹脂圧は、その背後でロッキングブロック９で支
えているのである。
【０００４】樹脂が充填された後、キャビティブロック
１’がロッキングブロック９および傾斜ピン４’ととも
に、コアブロック２’およびスライドコア３’から離れ
る。そのとき、傾斜ピン４’により、スライドコア３’
が図中右方向に移動し、アンダーカット部８’が成形品
６’から抜け出すのである。
１’がロッキングブロック９および傾斜ピン４’ととも
に、コアブロック２’およびスライドコア３’から離れ
る。そのとき、傾斜ピン４’により、スライドコア３’
が図中右方向に移動し、アンダーカット部８’が成形品
６’から抜け出すのである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形品
が小さな容器などのように、スライドコアを装着するス
ペースが狭い場合には、ロッキングブロックで樹脂圧を
充分支受することができず、金型の故障の原因になった
り、場合によっては製品の設計からやり直さねばならな
い。このような問題に鑑み、この発明はスライドコアの
スペースが狭くても、樹脂圧に充分耐えうる構造の金型
を開発したのである。
が小さな容器などのように、スライドコアを装着するス
ペースが狭い場合には、ロッキングブロックで樹脂圧を
充分支受することができず、金型の故障の原因になった
り、場合によっては製品の設計からやり直さねばならな
い。このような問題に鑑み、この発明はスライドコアの
スペースが狭くても、樹脂圧に充分耐えうる構造の金型
を開発したのである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は上述した目的
を達成するためになされたもので、スライドコアとこれ
を作動させるための傾斜ピンを内装する成形用金型にお
いて、スライドコアを貫通した傾斜ピンの先端を、傾斜
方向側面から支受する圧受部を設けた構造の射出成形用
金型である。即ち、この金型では、従来のロッキングブ
ロックを廃し、スライドコアが受ける樹指圧を、傾斜ピ
ンで支受しようというものである。しかしながら、従来
構造の傾斜ピンでは、到底その圧力を支えることができ
ないので、スライドコアを貫通した傾斜ピンの先端を、
コアブロックの一部で支持するのである。
を達成するためになされたもので、スライドコアとこれ
を作動させるための傾斜ピンを内装する成形用金型にお
いて、スライドコアを貫通した傾斜ピンの先端を、傾斜
方向側面から支受する圧受部を設けた構造の射出成形用
金型である。即ち、この金型では、従来のロッキングブ
ロックを廃し、スライドコアが受ける樹指圧を、傾斜ピ
ンで支受しようというものである。しかしながら、従来
構造の傾斜ピンでは、到底その圧力を支えることができ
ないので、スライドコアを貫通した傾斜ピンの先端を、
コアブロックの一部で支持するのである。
【０００７】スライドコアが受ける樹脂圧の方向は、ス
ライドコアがスライドする方向、即ち傾斜ピンの傾斜し
ている方向である。従って、傾斜ピンの傾斜方向側面か
ら直角に支持するのが最も効率的であるが、傾斜ピンの
作動を考慮しやや斜面で、支持する構造が望ましい。
ライドコアがスライドする方向、即ち傾斜ピンの傾斜し
ている方向である。従って、傾斜ピンの傾斜方向側面か
ら直角に支持するのが最も効率的であるが、傾斜ピンの
作動を考慮しやや斜面で、支持する構造が望ましい。
【０００８】
【作用】この発明の射出成形用金型では、型締め時、ス
ライドコアを、その基部はキャビティブロックに固定さ
れ、その先端はコアブロックの圧受部で支持された傾斜
ピンで支受して、射出樹脂圧に対抗し、型を開放する時
には、従来のスライドコアと同様、円滑にアンダーカッ
ト部が離脱するのである。次に、実施例でこの金型の作
用を説明する。
ライドコアを、その基部はキャビティブロックに固定さ
れ、その先端はコアブロックの圧受部で支持された傾斜
ピンで支受して、射出樹脂圧に対抗し、型を開放する時
には、従来のスライドコアと同様、円滑にアンダーカッ
ト部が離脱するのである。次に、実施例でこの金型の作
用を説明する。
【０００９】
【実施例】図１は金型が閉止し、樹脂が圧入された状態
を示す、金型要部の断面図であり、図２は金型が開きは
じめた状態を示す、金型要部の断面図である。１はキャ
ビティブロックで、傾斜ピン４が固定されている。２は
コアブロックで、その中にスライドコア３を内装してい
る。８はアンダーカット部である。５は傾斜ピン４の先
端を支持する圧受部である。６は成形品、７はランナー
である。
を示す、金型要部の断面図であり、図２は金型が開きは
じめた状態を示す、金型要部の断面図である。１はキャ
ビティブロックで、傾斜ピン４が固定されている。２は
コアブロックで、その中にスライドコア３を内装してい
る。８はアンダーカット部である。５は傾斜ピン４の先
端を支持する圧受部である。６は成形品、７はランナー
である。
【００１０】図１でわかるとおり、樹脂の圧入時には、
基部がキャビティブロック１に固定され、先端はコアブ
ロック２の圧受部５で支えられた傾斜ピン４が、スライ
ドコア３を支受しているので、樹脂圧に充分対抗できる
のである。この時、スライドコア３にかかる樹脂圧の方
向は、図中右方向であるので、傾斜ピン４の先端は右側
面のみを支持すれば充分である。
基部がキャビティブロック１に固定され、先端はコアブ
ロック２の圧受部５で支えられた傾斜ピン４が、スライ
ドコア３を支受しているので、樹脂圧に充分対抗できる
のである。この時、スライドコア３にかかる樹脂圧の方
向は、図中右方向であるので、傾斜ピン４の先端は右側
面のみを支持すれば充分である。
【００１１】成形が終わると、キャビティブロック１と
コアブロック２が離間しはじめ、傾斜ピン４は図中上方
向に移動し、圧受部５から外れ、スライドコア３の貫通
孔内を移動する。それに伴って、スライドコア３は右方
向に移動し、アンダーカット部８が成形品６から離脱す
る。この状態を示したのが図２である。その後、傾斜ピ
ン４がスライドコア３から、完全に抜け出し、成形品６
が押出ピンなどで型から離型し、成形サイクルは終わ
る。次の成形サイクルは、型締めから始まるが、その際
には、傾斜ピン４の先端がスライドコア３の貫通孔に挿
入し、スライドコア３を左方向に移動させ、図１の位置
で停止する。そして、樹脂の注入がはじまるのである。
コアブロック２が離間しはじめ、傾斜ピン４は図中上方
向に移動し、圧受部５から外れ、スライドコア３の貫通
孔内を移動する。それに伴って、スライドコア３は右方
向に移動し、アンダーカット部８が成形品６から離脱す
る。この状態を示したのが図２である。その後、傾斜ピ
ン４がスライドコア３から、完全に抜け出し、成形品６
が押出ピンなどで型から離型し、成形サイクルは終わ
る。次の成形サイクルは、型締めから始まるが、その際
には、傾斜ピン４の先端がスライドコア３の貫通孔に挿
入し、スライドコア３を左方向に移動させ、図１の位置
で停止する。そして、樹脂の注入がはじまるのである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の金型の
構造は、ロッキングブロックを必要とせず、極めて狭い
スペースでも、スライドコアを有効に作用せしめること
ができ、しかも、構造が簡単であるから、アンダーカッ
トのある小さい容器などの成形においても、製品設計お
よび金型設計に無理がなく、故障の少ない射出成形用金
型を得ることができるのである。
構造は、ロッキングブロックを必要とせず、極めて狭い
スペースでも、スライドコアを有効に作用せしめること
ができ、しかも、構造が簡単であるから、アンダーカッ
トのある小さい容器などの成形においても、製品設計お
よび金型設計に無理がなく、故障の少ない射出成形用金
型を得ることができるのである。
【図１】図１は本発明の金型の要部を示す断面図で、金
型を閉止し、樹脂を注入した状態を示したものである。
型を閉止し、樹脂を注入した状態を示したものである。
【図２】図２は同じく、金型を開き始めた状態を示す断
面図である。
面図である。
【図３】図３は従来の、スライドコアを内装する金型の
要部を示す断面図である。
要部を示す断面図である。
１、１’ キャビティブロック ２、２’ コアブロック ３、３’ スライドコア ４、４’ 傾斜ピン ５ 圧受部 ６、６’ 成形品 ７ ランナー ８、８’ アンダーカット部 ９ ロッキングブロック
Claims (1)
- 【請求項１】 スライドコアとこれを作動させるための
傾斜ピンを内装する成形用金型において、スライドコア
を貫通した傾斜ピンの先端を、傾斜方向側面から支受す
る圧受部を設けたことを特徴とする射出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15708093A JPH079502A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15708093A JPH079502A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079502A true JPH079502A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15641815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15708093A Pending JPH079502A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079502A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110435086A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-11-12 | 广东博智林机器人有限公司 | 一种注塑模具 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15708093A patent/JPH079502A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110435086A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-11-12 | 广东博智林机器人有限公司 | 一种注塑模具 |
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