JP2003231160A - 射出成形機用金型 - Google Patents
射出成形機用金型Info
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Abstract
ンダーカットを簡単かつ確実に離型させることができる
射出成形機用金型を提供する。 【解決手段】固定側および可動側金型エレメント1、2
が備えられる。可動側金型エレメントには、傾斜コア7
が型締型開方向に対して傾斜する方向にスライド運動す
るように備えられ、補助コア17が傾斜コアと交差する
方向、好ましくは型締型開方向に沿ってスライド運動す
るように備えられる。型が開かれて成形品9が取り出さ
れるとき、補助コアは、傾斜コアの運動に伴って、傾斜
コアの突出方向と交差して成形品を押し出すように突出
する。傾斜コアが成形品のアンダーカットから離れると
きに、補助コアは成形品を支持し、成形品が傾斜コアの
離れる方向に動かないようにする。
Description
に、熱可塑性樹脂の射出成形機に取り付けて使用される
金型に関するものである。
樹脂成形品の形状のうち、射出成形機の型締型開方向に
対して垂直方向に突出して引っ掛かりとなる部分は、ア
ンダーカットと呼ばれている。そして、金型から成形品
を取り出すとき、このアンダーカットをうまく離型させ
ることが重要であり、この離型処理のために、種々の金
型がこれまでに提案されてきているが、一般的に使用さ
れる代表的な金型は割型である。割型は、その移動の方
向により、水平割と傾斜割に大別される。
構造が示してある。図5は、従来の傾斜割の側断面図で
あって、型が締まっている時の状態を示したものであ
り、図6は、図5の傾斜割の可動側金型エレメントのキ
ャビティ内壁構成部分を示した斜視図であり、図7は、
図5に類似の側断面図であって、成形品が取り出される
時の状態を示したものであり、図8は、図7の傾斜割の
可動側金型エレメントのキャビティ内壁構成部分を示し
た斜視図である。
固定側金型エレメント20、および可動側金型エレメン
ト21を備えている。固定側金型エレメント20は固定
側型板26内に収容、固定されており、固定側型板26
は、射出成形機の型締め装置の一方の側に取り付けられ
るようになっている。可動側金型エレメント21は可動
側型板27内に収容、固定され、可動側型板27の固定
側型板26から遠ざかる側には、射出成形機の型締め装
置の他方の側に取り付けるための可動側取付板22がス
ペーサブロック23を介して結合されている。スペーサ
ブロック23によって形成された空間24内にはエジェ
クタ装置、この例ではエジェクタプレート25が配置さ
れている。エジェクタプレート25は、上側エジェクタ
プレート25aおよび下側エジェクタプレート25bか
ら構成されている。
型エレメント21の互いに対向する側には、それぞれ、
凹部20aおよび対応する凸部21aが形成されてい
る。こうして、型が締められて、固定側および可動側金
型エレメント20、21が互いに締め付けられた状態
で、凹部20aおよび凸部21aの間、よって固定側お
よび可動側金型エレメント20、21の間に、成形品3
1を形作るためのキャビティ28が形成されるようにな
っている。
方向(矢印A)に対して傾斜してのび、一端がキャビテ
ィ28内に開口した少なくとも1つのガイド孔29が貫
通形成されている。また、可動側型板27には、逃がし
孔35が形成され、型締型開方向に平行にのび、可動側
金型エレメント21のガイド孔29に連通している。そ
れぞれのガイド孔29および逃がし孔35内には、傾斜
コア30がスライド運動可能に収容されるとともに、ガ
イド孔29および逃がし孔35を貫通してのびている。
傾斜コア30は、型が締まっている時に、ガイド孔29
からキャビティ28内に突出する先端部分30aが、キ
ャビティ28の内壁部分であって成形品31のアンダー
カットを形成する領域32を構成する第1の位置(図5
および図6参照)と、成形品が取り出される時に、第1
の位置から成形品31を押し出す方向に突出する第2の
位置(図7および図8参照)と、をとるようになってい
る。
後端部分30bは、上側エジェクタプレート25aに連
結されていて、エジェクタプレート25の前進後退運動
に伴って、傾斜コア30がスライド運動するようになっ
ている。
出される時、エジェクタプレート25が前進し、それに
よって傾斜コア30が成形品31を押し出す方向に突出
する。このとき、傾斜コア30は、ガイド孔29によっ
て案内されて型締型開方向(矢印A)に対して傾斜しな
がら突出し、傾斜コア30の先端部分30aは、成形品
31を型締型開方向(矢印A)に押し出しつつ横方向に
成形品31のアンダーカットから離れるように運動し、
それによって成形品31の金型からの離型がなされる。
の幅が狭い場合には、傾斜コア30以外の、可動側金型
エレメント21におけるキャビティ内壁構成部分34が
支えとなって問題が生じることはない。しかしながら、
傾斜コア30の先端部分30aの幅が広い場合には、傾
斜コア30のアンダーカット形成領域32と成形品31
のアンダーカットとがうまく離型せず、傾斜コア30の
アンダーカット形成領域32に成形品31が引っ張られ
て成形品31が変形することがある。このとき、傾斜コ
ア30の突き出しによって、成形品31が可動側金型エ
レメント21のキャビティ内壁構成部分34からは離れ
ているが、傾斜コア30から離れない状態になると、自
動化機構による成形品の自動的な取り出しができなくな
ることもある。
の方策が採られてきている。例えば、金型のキャビティ
内壁に占める傾斜コアの領域をできる限り小さくして、
成形品の傾斜コアからの離型時の支え部分を確保するこ
とが行われている。しかし、成形品に要求される機能を
確保するため、金型全体に占める傾斜コアの領域を小さ
くするには自ずと限界がある。また、傾斜コアのアンダ
ーカット形成領域に抜き勾配を設けるとともに、鏡面に
磨いて成形品を離型し易くすることも一般に行われてい
る。
が存在する場合、例えば、コンパクトカメラの外側ケー
シングにおけるシャッターボタン付近等においては、成
形品の表側(外観側)はスライドコアによって、内側は
傾斜コアによって形作られるように金型が構成されてい
る。そして、成形品の型からの取り出しに際し、通常
は、スライドコアが動いた後、傾斜コアが前進し、成形
品を押し出す。そして、スライドコアが動く時、傾斜コ
アは、スライドコアによって成形品に及ぼされる引っ張
り力に対抗すべく成形品を保持していなければならず、
よって成形品に対して一定の引っ張り力を及ぼすように
なっている必要がある。これは、抜き勾配および研磨に
よる成形品の離型処理を行う際に、微妙に引っ張り力を
残す必要があることを意味し、このようなスライドコア
と傾斜コアの引っ張り力のバランスや成形品の離型性
は、成形作業の試行の繰り返しによって調整する必要が
あり、円滑な成形品の量産化への移行を困難にしてい
る。
課題は、製造された成形品の取り出し時に、成形品のア
ンダーカットを簡単かつ確実に離型させることができる
射出成形機用金型を提供することにある。
め、本発明は、射出成形機に取り付けて使用される金型
であって、少なくとも2つの金型エレメントと、型が締
められて、前記金型エレメントが互いに締め付けられた
状態で、前記金型エレメントの間に形成された、成形品
を形作るためのキャビティと、前記金型エレメントを貫
通して形成され、型締型開方向に対して傾斜してのび、
一端が前記キャビティ内に開口した少なくとも1つの第
1ガイド孔と、それぞれの前記第1ガイド孔内にスライ
ド運動可能に収容されるとともに、前記第1ガイド孔を
貫通してのび、型が締まっている時に、前記第1ガイド
孔からキャビティ内に突出する先端部分が、前記キャビ
ティの内壁部分であって成形品のアンダーカットを形成
する領域を構成する第1の位置と、成形品が取り出され
る時に、前記第1の位置から成形品を押し出す方向に突
出する第2の位置とをとる傾斜コアと、前記金型エレメ
ントにおける前記第1ガイド孔の他端開口が形成された
側に配置され、前記傾斜コアの前記第1ガイド孔から突
出する後端部分が連結されて、前記傾斜コアをスライド
運動させる駆動機構と、前記第1の位置にある前記傾斜
コアおよび関係する前記金型エレメントにまたがって形
成され、前記第1ガイド孔と交差してのび、一端が前記
キャビティ内に開口し、他端が前記型締型開方向を横切
って広がる面であって前記傾斜コア内に少なくとも部分
的に位置する面で閉じた少なくとも1つの第2ガイド孔
と、前記第2ガイド孔内にスライド運動可能に収容さ
れ、型が締まっている時に、その後端が前記傾斜コア内
に少なくとも部分的に位置する面に当接し、かつ前記第
2ガイド孔から前記キャビティ内に突出する先端部分が
前記キャビティの内壁部分を構成する第1の位置と、成
形品が取り出される時に、前記傾斜コアとともに成形品
を押し出す方向に突出する第2の位置とをとる補助コア
と、を備えていることを特徴とする射出成形機用金型を
構成したものである。
2ガイド孔は、前記型締型開方向に平行にのびている。
また、好ましくは、前記補助コアは、前記第1の位置に
おいて、その先端部分が前記キャビティの内壁部分であ
って成形品のアンダーカットを形成しない領域を構成す
るように配置されている。
の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明の
1実施例による射出成形機用金型の側断面図であって、
型が締まっている時の状態を示したものであり、図2
は、図1の金型の可動側金型エレメントのキャビティ内
壁構成部分を示した斜視図であり、図3は、図1に類似
の側断面図であって、成形品が取り出される時の状態を
示したものであり、図4は、図3の金型の可動側金型エ
レメントのキャビティ内壁構成部分を示した斜視図であ
る。
金型は、少なくとも2つの金型エレメント、この実施例
では、固定側金型エレメント1および可動側金型エレメ
ント2の一対の金型エレメント1、2と、型が締められ
て、金型エレメント1、2が互いに締め付けられた状態
で、金型エレメント1、2の間に形成された、成形品を
形作るためのキャビティ3とを備えている。この実施例
では、キャビティ3は、固定側金型エレメント1および
可動側金型エレメント2の対向面にそれぞれ形成された
凹部1aおよび対応する凸部2aの間に形成されてい
る。また、固定側金型エレメント1は固定側型板4内に
収容、固定されており、固定側型板4は、射出成形機の
型締め装置の一方の側に取り付けられるようになってい
る。
型エレメント2には、少なくとも1つの第1ガイド6が
貫通形成されている。第1ガイド孔6は、型締型開方向
(矢印B)に対して傾斜してのび、一端がキャビティ3
内に開口している。さらに、可動側金型エレメント2
は、可動側型板5内に収容、固定されている。可動側型
板5における可動側金型エレメント2に対応する位置に
は、型締型開方向(矢印B)に平行にのびる逃がし孔1
8が形成されており、逃がし孔18は第1ガイド孔6に
連通している。逃がし孔18は、第1ガイド孔6の径よ
り大きい径を有している。
ア7が、スライド運動可能に収容されるとともに、第1
ガイド孔6を貫通し、さらに逃がし孔18を貫通しての
びている。傾斜コア7は、図1および図2に示したよう
に、型が締まっている時に、第1ガイド孔6からキャビ
ティ3内に突出する先端部分7aが、キャビティ3の内
壁部分であって成形品9のアンダーカットを形成する領
域8を構成する第1の位置と、図3および図4に示した
ように、成形品9が取り出される時に、第1の位置から
成形品9を押し出す方向に突出する第2の位置とをとる
ようになっている。
側には、射出成形機の型締め装置の他方の側に取り付け
るための可動側取付板11がスペーサブロック10を介
して結合されている。そして、スペーサブロック10に
よって形成されたスペース12内には、エジェクタ機
構、この実施例ではエジェクタプレート(上側エジェク
タプレート13および下側エジェクタプレート14から
構成される)が配置されている。上側エジェクタプレー
ト13には、傾斜コア7の逃がし孔18から突出する後
端部分7bが連結されている。上側および下側エジェク
タプレート13、14の前進後退運動によって、傾斜コ
ア7が第1ガイド孔6によって案内されてスライド運動
せしめられるようになっている。この場合、上側エジェ
クタプレート13と傾斜コア7との連結部には、傾斜コ
ア7を型締型開方向に垂直な方向に摺動自在とする摺動
面13aが設けられており、この摺動面13aによっ
て、上側および下側エジェクタプレート13、14が傾
斜コア7を型締型開方向に押し出す力が分散され、傾斜
コア7が折れ曲がることなく円滑に、第1ガイド孔6に
沿って型締型開方向に対して交差して運動し得るように
なっている。なお、この実施例では、傾斜コア7をスラ
イド運動させる駆動機構は、上側および下側エジェクタ
プレート13、14だけでなく、逃がし孔18(可動側
型板5)をも含んでいる。
関係する金型エレメント、この実施例では可動側金型エ
レメント2にまたがって、少なくとも1つの第2ガイド
孔15が形成されている。第2ガイド孔15は、第1ガ
イド孔6と交差しかつ型締型開方向(矢印B)に平行に
のび、一端がキャビティ3内に開口し、他端が型締型開
方向(矢印B)を横切って広がる面であって傾斜コア7
内に少なくとも部分的に位置する面16で閉じている。
なお、第2ガイド孔15がのびる方向は、この実施例に
限定されるものではなく、第1ガイド孔6と交差してい
れば、どの方向にのびていてもよい。第2ガイド孔15
がのびる方向は、製造される成形品の形状によって適当
に選択され得る。
コア17が、スライド運動可能に収容されている。補助
コア17は、型が締まっている時に、その後端面が面1
6に当接し、かつ第2ガイド孔15からキャビティ3内
に突出する先端部分17aがキャビティ3の内壁部分を
構成する第1の位置と、成形品9が取り出される時に、
傾斜コア7とともに成形品9を押し出す方向に突出する
第2の位置とをとるようになっている。なお、この実施
例では、補助コア17は、第1の位置において、その先
端部分17aがキャビティ3の内壁部分であって成形品
のアンダーカットを形成しない領域を構成するように配
置されるが、製造されるべき成形品の形状によっては、
補助コア17を、第1の位置において先端部分17aが
アンダーカットを形成する領域を構成するように配置す
ることもできる。
は、使用に際して、固定側型板4が、射出成形機の型締
め装置の一方の側に取り付けられ、可動側取付板11が
型締め装置の他方の側に取り付けられる。そして、型が
締まっている時、傾斜コア7および補助コア17は、い
ずれも、その第1の位置にあって、その先端部分7a、
17aがキャビティ3の内壁の一部を構成する。この場
合、傾斜コア7の先端部分7aは、キャビティ3の内壁
部分であって成形品9のアンダーカットを形成する領域
8を構成し、補助コア17の先端部分17aは、キャビ
ティ3の内壁部分であって、成形品9のアンダーカット
を形成しない領域を構成する。
動体がキャビティ3内に高圧で射出されて成形品9が形
成され、その後、型が開かれて成形品9が取り出される
時、上側および下側エジェクタプレート13、14が前
進し、それによって、傾斜コア7が成形品9を押し出す
方向に突出し、それに伴って、第2ガイド孔15の面1
6のうちの傾斜コア7に属する部分も成形品9を押し出
す方向に突出する。その結果、補助コア17もまた、そ
の後端面を面16によって押されて、成形品9を押し出
す方向に突出する。
よって案内され、斜め方向に突出する一方、補助コア1
7は、第2ガイド孔15によって案内され、傾斜コア7
の突出方向と交差する方向、この実施例では、型締型開
方向(矢印B)に平行な方向に突出する。そして、傾斜
コア7の先端部分7aが、成形品9を型締型開方向(矢
印B)に押し出しつつ、横方向に成形品9のアンダーカ
ットから離れるように運動する一方、補助コア17の先
端部分17aは、傾斜コア7の先端部分7aがアンダー
カットから離れようとする方向に沿った成形品9の運動
を妨げながら、成形品9を型締型開方向に押し出す。そ
の結果、成形品9は、傾斜コア7および補助コア17と
ともに可動側金型エレメント2のキャビティ内壁構成部
分から離れ、そして、補助コア17に支えられた状態で
傾斜コア7から簡単に分離する。
型によれば、金型に第2ガイド孔15および補助コア1
7を設けるだけで、補助コア17のための特別な駆動機
構を設ける必要もなく、極めて簡単な構成により、成形
品9の取り出し時に、成形品9を簡単かつ確実に離型す
ることができる。また、追加される部品点数が少ないの
で、条件が整えば、既存の傾斜割に追加工を施すことに
よって、容易に本発明の射出成形機用金型に改良するこ
ともできる。しかも、抜き勾配や研磨といった処理を施
す時に、微妙な力のバランスを考慮する必要もないの
で、成形機の自動化を容易に達成することができる。
かれて成形品が取り出されるとき、傾斜コアとともに、
傾斜コアの突出方向と交差して成形品を押し出すように
突出する補助コアを設け、傾斜コアが成形品のアンダー
カットから離れるときに、補助コアによって成形品を支
持して、成形品が傾斜コアの離れる方向に動かないよう
にしたことにより、成形品を簡単かつ確実に離型させる
ことができる。そして、従来のように、成形品の傾斜コ
アからの離型時の支え部分を確保するために、複雑な金
型構成にして傾斜コアの領域を小さくしたりする必要が
なく、また、従来のように、傾斜コアに施された抜き勾
配や研磨の程度によって成形品の離型性が影響を受ける
ことが少なくなり、成形機の自動化を容易に達成するこ
とができる。また、本発明によれば、金型に第2のガイ
ド孔および補助コアを設けるだけでよく、補助コアのた
めの特別な駆動機構を設ける必要がないので、条件が整
えば、既存の金型に追加工を施すことにより、容易に本
発明の射出成形機用金型に改良することができる。
断面図であって、型が締まっている時の状態を示したも
のである。
ィ内壁構成部分を示した斜視図である。
される時の状態を示したものである。
ィ内壁構成部分を示した斜視図である。
て、型が締まっている時の状態を示したものである。
ティ内壁構成部分を示した斜視図である。
される時の状態を示したものである。
ティ内壁構成部分を示した斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 射出成形機に取り付けて使用される金型
であって、 少なくとも2つの金型エレメントと、 型が締められて、前記金型エレメントが互いに締め付け
られた状態で、前記金型エレメントの間に形成された、
成形品を形作るためのキャビティと、 前記金型エレメントを貫通して形成され、型締型開方向
に対して傾斜してのび、一端が前記キャビティ内に開口
した少なくとも1つの第1ガイド孔と、 それぞれの前記第1ガイド孔内にスライド運動可能に収
容されるとともに、前記第1ガイド孔を貫通してのび、
型が締まっている時に、前記第1ガイド孔からキャビテ
ィ内に突出する先端部分が、前記キャビティの内壁部分
であって成形品のアンダーカットを形成する領域を構成
する第1の位置と、成形品が取り出される時に、前記第
1の位置から成形品を押し出す方向に突出する第2の位
置とをとる傾斜コアと、 前記金型エレメントにおける前記第1ガイド孔の他端開
口が形成された側に配置され、前記傾斜コアの前記第1
ガイド孔から突出する後端部分が連結されて、前記傾斜
コアをスライド運動させる駆動機構と、 前記第1の位置にある前記傾斜コアおよび関係する前記
金型エレメントにまたがって形成され、前記第1ガイド
孔と交差してのび、一端が前記キャビティ内に開口し、
他端が前記型締型開方向を横切って広がる面であって前
記傾斜コア内に少なくとも部分的に位置する面で閉じた
少なくとも1つの第2ガイド孔と、 前記第2ガイド孔内にスライド運動可能に収容され、型
が締まっている時に、その後端が前記傾斜コア内に少な
くとも部分的に位置する面に当接し、かつ前記第2ガイ
ド孔から前記キャビティ内に突出する先端部分が前記キ
ャビティの内壁部分を構成する第1の位置と、成形品が
取り出される時に、前記傾斜コアとともに成形品を押し
出す方向に突出する第2の位置とをとる補助コアと、を
備えていることを特徴とする射出成形機用金型。 - 【請求項2】 前記第2ガイド孔は、前記型締型開方向
に平行にのびていることを特徴とする請求項1に記載の
射出成形機用金型。 - 【請求項3】 前記補助コアは、前記第1の位置におい
て、その先端部分が前記キャビティの内壁部分であって
成形品のアンダーカットを形成しない領域を構成するよ
うに配置されていることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の射出成形機用金型。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002033828A JP3848581B2 (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 射出成形機用金型 |
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