JPH0966547A - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
- Publication number
- JPH0966547A JPH0966547A JP22353995A JP22353995A JPH0966547A JP H0966547 A JPH0966547 A JP H0966547A JP 22353995 A JP22353995 A JP 22353995A JP 22353995 A JP22353995 A JP 22353995A JP H0966547 A JPH0966547 A JP H0966547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable
- plate
- mold
- movable side
- slide base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C45/4435—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using inclined, tiltable or flexible undercut forming elements driven by the ejector means
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 傾斜コア・ピンに平行移動可能なガイドと、
摩擦抵抗を軽減するための転がり機構とを設け、大きい
角度であっても、摩擦抵抗が少なく円滑な作動が得られ
る射出成形金型を提供する。 【解決手段】 固定型と、可動側型板１１、突出し板１
５、及び可動側取付板１６がこの順に設けられた可動型
よりなり、可動型の可動側型板１１のキャビティ１２に
アンダーカット部１２ａを有する射出成形金型１０にお
いて、可動側型板１１に傾斜コア・ピン１３・１４がス
ライド可能に設けられ、この可動側型板１１の後方に突
出し板１５と、更に、この突出し板１５の後方に可動側
取付板１６とが設けられ、上記可動側型板１１と可動側
取付板１６とに傾斜して連結された平行ガイド１７と、
この平行ガイド１７に転がり機構により案内されるスラ
イドベース１８とが設けられている。
摩擦抵抗を軽減するための転がり機構とを設け、大きい
角度であっても、摩擦抵抗が少なく円滑な作動が得られ
る射出成形金型を提供する。 【解決手段】 固定型と、可動側型板１１、突出し板１
５、及び可動側取付板１６がこの順に設けられた可動型
よりなり、可動型の可動側型板１１のキャビティ１２に
アンダーカット部１２ａを有する射出成形金型１０にお
いて、可動側型板１１に傾斜コア・ピン１３・１４がス
ライド可能に設けられ、この可動側型板１１の後方に突
出し板１５と、更に、この突出し板１５の後方に可動側
取付板１６とが設けられ、上記可動側型板１１と可動側
取付板１６とに傾斜して連結された平行ガイド１７と、
この平行ガイド１７に転がり機構により案内されるスラ
イドベース１８とが設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカット部
を有する成形品の射出成形金型に関する。
を有する成形品の射出成形金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内側にアンダーカット部が設けら
れた射出成形品を成形するため、射出成形金型の可動側
型板には、傾斜コアと、この傾斜コアの作動のために連
結された傾斜ピンとより構成された所謂傾斜コア・ピン
が用いられるが、この傾斜コア・ピンの構造は、実開平
２−９７０１６号公報に記載されているように、この傾
斜コア・ピンの型移動方向となす傾斜角度は、一般に５
°〜１５°程度が、円滑な傾斜コア・ピンの作動を確保
する上から限度とされてきた。又、この傾斜コア・ピン
の作動のための各部の構成部品には、熱処理を施した
り、或いは特殊鋼を用いて摩擦抵抗を小さくする手段が
取られてきた。
れた射出成形品を成形するため、射出成形金型の可動側
型板には、傾斜コアと、この傾斜コアの作動のために連
結された傾斜ピンとより構成された所謂傾斜コア・ピン
が用いられるが、この傾斜コア・ピンの構造は、実開平
２−９７０１６号公報に記載されているように、この傾
斜コア・ピンの型移動方向となす傾斜角度は、一般に５
°〜１５°程度が、円滑な傾斜コア・ピンの作動を確保
する上から限度とされてきた。又、この傾斜コア・ピン
の作動のための各部の構成部品には、熱処理を施した
り、或いは特殊鋼を用いて摩擦抵抗を小さくする手段が
取られてきた。
【０００３】更に、従来の射出成形金型のアンダーカッ
ト部の処理のための傾斜コア・ピンの傾斜角度が１０°
前後に抑えられているため、突出しストロークを大きく
することが必要であり、又、傾斜コア・ピンの摺動は面
同士で行われるのが従来より一般的であった（射出成形
金型の設計技術 株式会社 工業調査会刊行 第１３４
頁参照、及び、射出成形金型設計マニアル 株式会社
新技術開発センター刊行 第４７頁〜５４頁参照）。
ト部の処理のための傾斜コア・ピンの傾斜角度が１０°
前後に抑えられているため、突出しストロークを大きく
することが必要であり、又、傾斜コア・ピンの摺動は面
同士で行われるのが従来より一般的であった（射出成形
金型の設計技術 株式会社 工業調査会刊行 第１３４
頁参照、及び、射出成形金型設計マニアル 株式会社
新技術開発センター刊行 第４７頁〜５４頁参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンダ
ーカット部を処理する為、従来の上記ような傾斜コア・
ピンが設けられた射出成形金型においては、以下のよう
な問題点が指摘される。 １）突出しストロークを大きくとれば、必然的に金型自
身も大きくなり、これに伴って射出成形機も大型のもの
を使用する必要がある。 ２）又、突出しストロークに制限がある場合には、傾斜
コア・ピンの傾斜角度を大きくとらなければならず、こ
のため傾斜コア・ピンの受ける反力が大きくなり、摺動
面が面同士で行われるために摩擦抵抗が大きくなり、焼
付き、損傷等の金型のトラブルが発生するといった問題
がある。 ３）上記のような従来の傾斜コア・ピンの構造において
は、構成部品の製作工程が煩雑で、工数がかかる上に、
品質が不安定となり易い。
ーカット部を処理する為、従来の上記ような傾斜コア・
ピンが設けられた射出成形金型においては、以下のよう
な問題点が指摘される。 １）突出しストロークを大きくとれば、必然的に金型自
身も大きくなり、これに伴って射出成形機も大型のもの
を使用する必要がある。 ２）又、突出しストロークに制限がある場合には、傾斜
コア・ピンの傾斜角度を大きくとらなければならず、こ
のため傾斜コア・ピンの受ける反力が大きくなり、摺動
面が面同士で行われるために摩擦抵抗が大きくなり、焼
付き、損傷等の金型のトラブルが発生するといった問題
がある。 ３）上記のような従来の傾斜コア・ピンの構造において
は、構成部品の製作工程が煩雑で、工数がかかる上に、
品質が不安定となり易い。
【０００５】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、傾斜コア・ピンに平行移動可能
なガイドと、摩擦抵抗を軽減するための転がり機構とを
設け、大きい角度であっても、摩擦抵抗が少なく円滑な
作動が得られる射出成形金型を提供するものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、傾斜コア・ピンに平行移動可能
なガイドと、摩擦抵抗を軽減するための転がり機構とを
設け、大きい角度であっても、摩擦抵抗が少なく円滑な
作動が得られる射出成形金型を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型に
おいては、固定型と、可動側取付板、突出し板、及び可
動側型板がこの順に設けられた可動型よりなり、可動型
の可動側型板のキャビティにアンダーカット部を有する
射出成形金型において、上記可動側型板に傾斜コア・ピ
ンがスライド可能に設けられ、この可動側型板の後方に
突出し板と、更に、この突出し板の後方に可動側取付板
とが設けられ、上記可動側型板と可動側取付板とに傾斜
して連結された平行ガイドと、この平行ガイドに転がり
機構により案内されるスライドベースとが設けられ、更
に、このスライドベースと一体化され、スライドベース
の作動を援助するガイドが、型移動と直交する方向に突
出し板内を移動可能に設けられ、端部をスライドベース
に連結された傾斜コア・ピンが金型の開閉とともに上記
平行ガイドに沿って可動側型板内を移動するようになさ
れていることを特徴とする。
おいては、固定型と、可動側取付板、突出し板、及び可
動側型板がこの順に設けられた可動型よりなり、可動型
の可動側型板のキャビティにアンダーカット部を有する
射出成形金型において、上記可動側型板に傾斜コア・ピ
ンがスライド可能に設けられ、この可動側型板の後方に
突出し板と、更に、この突出し板の後方に可動側取付板
とが設けられ、上記可動側型板と可動側取付板とに傾斜
して連結された平行ガイドと、この平行ガイドに転がり
機構により案内されるスライドベースとが設けられ、更
に、このスライドベースと一体化され、スライドベース
の作動を援助するガイドが、型移動と直交する方向に突
出し板内を移動可能に設けられ、端部をスライドベース
に連結された傾斜コア・ピンが金型の開閉とともに上記
平行ガイドに沿って可動側型板内を移動するようになさ
れていることを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の射出成形金型においては、可動側型板
と可動側取付板とに傾斜して連結された平行ガイドと、
この平行ガイドに転がり機構により案内されるスライド
ベースとが設けられ、このスライドベースと一体化さ
れ、スライドベースの作動を援助するガイドが、型移動
と直交する方向に突出し板内を移動可能に設けられ、端
部がスライドベースに連結された傾斜コア・ピンが金型
の開閉とともに上記平行ガイドに沿って可動側型板内を
移動するようになされているので、傾斜コア・ピンの反
力と、摩擦抵抗が大幅に減少され、傾斜角度が大きい傾
斜コア・ピンであっても、軽く円滑な作動が得られるよ
うになった。
と可動側取付板とに傾斜して連結された平行ガイドと、
この平行ガイドに転がり機構により案内されるスライド
ベースとが設けられ、このスライドベースと一体化さ
れ、スライドベースの作動を援助するガイドが、型移動
と直交する方向に突出し板内を移動可能に設けられ、端
部がスライドベースに連結された傾斜コア・ピンが金型
の開閉とともに上記平行ガイドに沿って可動側型板内を
移動するようになされているので、傾斜コア・ピンの反
力と、摩擦抵抗が大幅に減少され、傾斜角度が大きい傾
斜コア・ピンであっても、軽く円滑な作動が得られるよ
うになった。
【０００８】又、従来のアンダーカット部を有する傾斜
コア・ピンの傾斜角度は、既述のように１０°程度が限
界であったが、本発明の射出成形金型においては、ほぼ
３０°程度の傾斜を傾斜コア・ピンに設けることが可能
となった。又、突出しストロークを大きく取る必要がな
いため、成形サイクルの短縮が図れ、生産性を向上させ
ることが可能となった。
コア・ピンの傾斜角度は、既述のように１０°程度が限
界であったが、本発明の射出成形金型においては、ほぼ
３０°程度の傾斜を傾斜コア・ピンに設けることが可能
となった。又、突出しストロークを大きく取る必要がな
いため、成形サイクルの短縮が図れ、生産性を向上させ
ることが可能となった。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図１は、本発明の射出成形金型の要部
の一例を示す断面図であり、型閉じ状態を示すものであ
る。又、図２は、図１の射出成形金型の型開き状態を示
す断面図であり、キャビティより成形品が突き出された
態様を示している。
照して説明する。図１は、本発明の射出成形金型の要部
の一例を示す断面図であり、型閉じ状態を示すものであ
る。又、図２は、図１の射出成形金型の型開き状態を示
す断面図であり、キャビティより成形品が突き出された
態様を示している。
【００１０】図１に示す射出成形金型１０の可動型の可
動側型板１１の固定側型板（図示しない）とのパーティ
ング面には、アンダーカット部を有する成形品が形成さ
れるキャビティ１２が設けられている。この可動側型板
１１には、キャビティ１２のアンダーカット部１２ａを
形成するための傾斜コア１３と、この傾斜コア１３と一
体に傾斜ピン１４が可動側型板１１を貫通し、傾斜して
設けられている。
動側型板１１の固定側型板（図示しない）とのパーティ
ング面には、アンダーカット部を有する成形品が形成さ
れるキャビティ１２が設けられている。この可動側型板
１１には、キャビティ１２のアンダーカット部１２ａを
形成するための傾斜コア１３と、この傾斜コア１３と一
体に傾斜ピン１４が可動側型板１１を貫通し、傾斜して
設けられている。
【００１１】この傾斜ピン１４の可動側型板１１の下方
の貫通部には、固定ブロック１１ａがボルトにより固定
されて設けられており、この固定ブロック１１ａ内を傾
斜ピン１４が移動するようになっている。
の貫通部には、固定ブロック１１ａがボルトにより固定
されて設けられており、この固定ブロック１１ａ内を傾
斜ピン１４が移動するようになっている。
【００１２】上記可動側型板１１の後方に突出し板１５
（上側突出し板１５ａ、下側突出し板１５ｂ）が設けら
れ、更に、この突出し板１５の後方に可動側取付板１６
が設けられている。
（上側突出し板１５ａ、下側突出し板１５ｂ）が設けら
れ、更に、この突出し板１５の後方に可動側取付板１６
が設けられている。
【００１３】上記可動側取付板１６と可動側型板１１に
設けられた固定ブロック１１ａとの間に、上記傾斜ピン
１４と平行に傾斜して連結された平行ガイド１７が、一
端を固定ブロック１１ａに、他端を後方の可動側取付板
１６にボルトにより固定されて設けられている。
設けられた固定ブロック１１ａとの間に、上記傾斜ピン
１４と平行に傾斜して連結された平行ガイド１７が、一
端を固定ブロック１１ａに、他端を後方の可動側取付板
１６にボルトにより固定されて設けられている。
【００１４】又、傾斜ピン１４の後端には、スライドベ
ース１８が連結されて設けられ、このスライドベース１
８は、平行ガイド１７と転がり機構により案内されなが
ら平行に移動し、傾斜ピン１４と、この傾斜ピン１４の
先端の傾斜コア１３とを前進方向と後退方向に可動させ
ることができるようになっている。
ース１８が連結されて設けられ、このスライドベース１
８は、平行ガイド１７と転がり機構により案内されなが
ら平行に移動し、傾斜ピン１４と、この傾斜ピン１４の
先端の傾斜コア１３とを前進方向と後退方向に可動させ
ることができるようになっている。
【００１５】更に、上記スライドベース１８の作動を援
助するガイド１９が、型開時の型移動方向と直交する方
向に突出し板１５内を移動可能に、上記スライドベース
１８と一体に設けられている。このガイド１９は、突出
し板１５内に設けられたオイルレスプレート２０と内面
接触し、円滑な摺動ができるようになっている。
助するガイド１９が、型開時の型移動方向と直交する方
向に突出し板１５内を移動可能に、上記スライドベース
１８と一体に設けられている。このガイド１９は、突出
し板１５内に設けられたオイルレスプレート２０と内面
接触し、円滑な摺動ができるようになっている。
【００１６】〔実施例の作用〕図１、及び図２におい
て、キャビティ１２内へ溶融樹脂が射出され、保圧と冷
却が完了すると、型開きの工程に入る。型開きと同時
に、突出し板１５が型開きの方向に移動を開始する。こ
の時同時に突出し板１５内にあったガイド１９が型開き
と直交する方向の外側に向かって移動を開始する。
て、キャビティ１２内へ溶融樹脂が射出され、保圧と冷
却が完了すると、型開きの工程に入る。型開きと同時
に、突出し板１５が型開きの方向に移動を開始する。こ
の時同時に突出し板１５内にあったガイド１９が型開き
と直交する方向の外側に向かって移動を開始する。
【００１７】このガイド１９の移動に伴い、ガイド１９
に連結されたスライドベース１８が平行ガイド１７に案
内されながら、可動側型板１１の方向に円滑に移動を開
始する。このスライドベース１８の移動に伴い傾斜ピン
１４の先端の傾斜コア１３がアンダーカット部１２ａよ
り離型し始め、突出し板１５が設定られた移動量の移動
を完了する時点で、図２に示すように、成形品のアンダ
ーカット部１２ａは、完全に傾斜コア１３より離型され
ることになる。
に連結されたスライドベース１８が平行ガイド１７に案
内されながら、可動側型板１１の方向に円滑に移動を開
始する。このスライドベース１８の移動に伴い傾斜ピン
１４の先端の傾斜コア１３がアンダーカット部１２ａよ
り離型し始め、突出し板１５が設定られた移動量の移動
を完了する時点で、図２に示すように、成形品のアンダ
ーカット部１２ａは、完全に傾斜コア１３より離型され
ることになる。
【００１８】この時、傾斜コア１３と傾斜ピン１４に
は、型移動の方向に反力が働くことになるが、平行ガイ
ド１７が設けられているので、スライドベース１８を介
して平行ガイド１７に反力が負担されるようになる。且
つ、スライドベース１８の平行ガイドとの転がり運動に
より、大幅に摩擦抵抗が軽減される。従って、傾斜ピン
１４、及び傾斜コア１３の移動に伴う従来に発生したよ
うな焼付きや損傷を回避することができる。
は、型移動の方向に反力が働くことになるが、平行ガイ
ド１７が設けられているので、スライドベース１８を介
して平行ガイド１７に反力が負担されるようになる。且
つ、スライドベース１８の平行ガイドとの転がり運動に
より、大幅に摩擦抵抗が軽減される。従って、傾斜ピン
１４、及び傾斜コア１３の移動に伴う従来に発生したよ
うな焼付きや損傷を回避することができる。
【００１９】更に、スライドベース１８が移動方向と反
対方向に受ける反力は、ガイド１９に伝達されるが、こ
のガイド１９は、スライドベース１８と一体となってお
り、且つ、型移動方向と平行に移動すに際は、オイルレ
スプレート２０により荷重が負担されるとともに、オイ
ルレスメタルの潤滑効果により、従来の構造と違って、
摩擦抵抗少なくして円滑に可動される。
対方向に受ける反力は、ガイド１９に伝達されるが、こ
のガイド１９は、スライドベース１８と一体となってお
り、且つ、型移動方向と平行に移動すに際は、オイルレ
スプレート２０により荷重が負担されるとともに、オイ
ルレスメタルの潤滑効果により、従来の構造と違って、
摩擦抵抗少なくして円滑に可動される。
【００２０】従来のアンダーカット部を有する傾斜コア
・ピンの傾斜角度は、既述のように１０°程度が限界で
あったが、本発明の射出成形金型においては、上記のよ
うな機構を設けることにより、ほぼ３０°程度の傾斜コ
ア・ピンの傾斜を設けることが可能となった。又、この
傾斜コア・ピンは、用途に応じて複数に分割して設ける
ことも可能である。
・ピンの傾斜角度は、既述のように１０°程度が限界で
あったが、本発明の射出成形金型においては、上記のよ
うな機構を設けることにより、ほぼ３０°程度の傾斜コ
ア・ピンの傾斜を設けることが可能となった。又、この
傾斜コア・ピンは、用途に応じて複数に分割して設ける
ことも可能である。
【００２１】上記の平行ガイドとスライドベースとの間
の転がり機構としては、回転ローラーや、ベアリングを
設ける機構とすることにより達成することができる。
の転がり機構としては、回転ローラーや、ベアリングを
設ける機構とすることにより達成することができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の射出成形金型においては、可動
側型板と可動側取付板とに傾斜して連結された平行ガイ
ドと、この平行ガイドに転がり機構により案内されるス
ライドベースとが設けられ、このスライドベースと一体
化され、スライドベースの作動を援助するガイドが、型
移動と直交する方向に突出し板内を移動可能に設けら
れ、端部がスライドベースに連結された傾斜コア・ピン
が金型の開閉とともに上記平行ガイドに沿って可動側型
板内を移動するようになされているので、傾斜コア・ピ
ンの反力と、摩擦抵抗が大幅に減少され、傾斜角度が大
きい傾斜コア・ピンであっても、軽く円滑な作動が得ら
れるようになった。
側型板と可動側取付板とに傾斜して連結された平行ガイ
ドと、この平行ガイドに転がり機構により案内されるス
ライドベースとが設けられ、このスライドベースと一体
化され、スライドベースの作動を援助するガイドが、型
移動と直交する方向に突出し板内を移動可能に設けら
れ、端部がスライドベースに連結された傾斜コア・ピン
が金型の開閉とともに上記平行ガイドに沿って可動側型
板内を移動するようになされているので、傾斜コア・ピ
ンの反力と、摩擦抵抗が大幅に減少され、傾斜角度が大
きい傾斜コア・ピンであっても、軽く円滑な作動が得ら
れるようになった。
【００２３】又、従来のアンダーカット部を有する傾斜
コア・ピンの傾斜角度は、既述のように１０°程度が限
界であったが、本発明の射出成形金型においては、ほぼ
３０°程度の傾斜を傾斜コア・ピンに設けることが可能
となった。又、突出しストロークを大きく取る必要がな
いため、成形サイクルの短縮が図れ、生産性を向上させ
ることが可能となった。従って、射出成形金型として好
適に用いられる。
コア・ピンの傾斜角度は、既述のように１０°程度が限
界であったが、本発明の射出成形金型においては、ほぼ
３０°程度の傾斜を傾斜コア・ピンに設けることが可能
となった。又、突出しストロークを大きく取る必要がな
いため、成形サイクルの短縮が図れ、生産性を向上させ
ることが可能となった。従って、射出成形金型として好
適に用いられる。
【図１】本発明の射出成形金型の一例を示す要部の断面
図。
図。
【図２】本発明の射出成形金型の一例を示す要部の断面
図。
図。
１０ 射出成形金型 １１ 可動側型板 １１ａ 固定ブロック １２ キャビティ １２ａ アンダーカット部 １３ 傾斜コア １４ 傾斜ピン １５（１５ａ、１５ｂ） 突出し板 １６ 可動側取付板 １７ 平行ガイド １８ スライドベース １９ ガイド ２０ オイルレスプレート
Claims (1)
- 【請求項１】 固定型と、可動側取付板、突出し板、及
び可動側型板がこの順に設けられた可動型よりなり、可
動型の可動側型板のキャビティにアンダーカット部を有
する射出成形金型において、上記可動側型板に傾斜コア
・ピンがスライド可能に設けられ、この可動側型板の後
方に突出し板と、更に、この突出し板の後方に可動側取
付板とが設けられ、上記可動側型板と可動側取付板とに
傾斜して連結された平行ガイドと、この平行ガイドに転
がり機構により案内されるスライドベースとが設けら
れ、更に、このスライドベースと一体化され、スライド
ベースの作動を援助するガイドが、型移動と直交する方
向に突出し板内を移動可能に設けられ、端部をスライド
ベースに連結された傾斜コア・ピンが金型の開閉ととも
に上記平行ガイドに沿って可動側型板内を移動するよう
になされていることを特徴とする射出成形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22353995A JPH0966547A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22353995A JPH0966547A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 射出成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0966547A true JPH0966547A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16799753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22353995A Pending JPH0966547A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0966547A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100887383B1 (ko) * | 2008-07-24 | 2009-03-05 | (주) 부광테크 | 유니버셜 코어유니트 어셈블리 |
| CN102275262A (zh) * | 2011-05-11 | 2011-12-14 | 延锋伟世通汽车模具有限公司 | 抽芯和斜顶的集成结构 |
| CN103660184A (zh) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种带有定位移动机构的注塑模具 |
| EP2837482A1 (en) * | 2013-08-16 | 2015-02-18 | Jakor, s.r.o. | Device and method for demoulding an undercut |
| EP3235618A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-25 | Technocrats Corporation | Undercut processing mechanism, molding die and molded product |
| CN111452266A (zh) * | 2019-01-22 | 2020-07-28 | 苏州汉扬精密电子有限公司 | 斜顶块机构 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22353995A patent/JPH0966547A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100887383B1 (ko) * | 2008-07-24 | 2009-03-05 | (주) 부광테크 | 유니버셜 코어유니트 어셈블리 |
| CN102275262A (zh) * | 2011-05-11 | 2011-12-14 | 延锋伟世通汽车模具有限公司 | 抽芯和斜顶的集成结构 |
| CN103660184A (zh) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种带有定位移动机构的注塑模具 |
| CN103660184B (zh) * | 2012-09-17 | 2016-03-30 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种带有定位移动机构的注塑模具 |
| EP2837482A1 (en) * | 2013-08-16 | 2015-02-18 | Jakor, s.r.o. | Device and method for demoulding an undercut |
| EP3235618A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-25 | Technocrats Corporation | Undercut processing mechanism, molding die and molded product |
| CN107303717A (zh) * | 2016-04-19 | 2017-10-31 | 株式会社技术可拉茨 | 底切处理机构、成型用模具以及成型品 |
| CN107303717B (zh) * | 2016-04-19 | 2019-08-06 | 株式会社技术可拉茨 | 底切处理机构、成型用模具以及成型品 |
| US11059203B2 (en) | 2016-04-19 | 2021-07-13 | Technocrats Corporation | Undercut processing mechanism, molding die and molded product |
| CN111452266A (zh) * | 2019-01-22 | 2020-07-28 | 苏州汉扬精密电子有限公司 | 斜顶块机构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4889480A (en) | Slide core mold and injection molding | |
| US7048535B2 (en) | Molding machine having a movable mold support apparatus | |
| JPH0966547A (ja) | 射出成形金型 | |
| US4824358A (en) | Resin molding die | |
| JPWO2020136695A1 (ja) | スライド機構、可動型及び成形用金型 | |
| JP3464090B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPH08238652A (ja) | 射出成形金型 | |
| JPH08238647A (ja) | 射出成形金型 | |
| JP5319392B2 (ja) | 金型、および成形品の製造方法 | |
| CN112406039A (zh) | 一种滑块复合内抽的抽芯机构 | |
| CN216885027U (zh) | 倒扣成型机构及注塑模具 | |
| JPH09239794A (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP3848581B2 (ja) | 射出成形機用金型 | |
| JP3835366B2 (ja) | 樹脂成形品の射出成形用金型 | |
| JPH09155930A (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPS5922713A (ja) | プラスチツク成形型のアンダ−カツト処理装置 | |
| JPH06126783A (ja) | 樹脂成形金型 | |
| JPH09206909A (ja) | 成形用金型 | |
| JPH09109194A (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPH07156220A (ja) | 射出成形金型 | |
| CN215791529U (zh) | 内外侧倒扣滑块同步抽芯机构及模具 | |
| CN210705827U (zh) | 一种滑块复合内抽的抽芯机构 | |
| JPH0549448B2 (ja) | ||
| CN219855571U (zh) | 一种塑料模具油缸斜抽滑块内置斜顶装置 | |
| CN216506442U (zh) | 适用于嵌件注塑产品的模具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040816 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |