JP2009229631A - 鍵およびそれを成形するための鍵成形用金型 - Google Patents

鍵およびそれを成形するための鍵成形用金型 Download PDF

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Abstract

【課題】 鍵の成形体に歪が生じることを防止して形状精度を向上することのできる鍵およびそれを成形するための鍵成形用金型を提供すること。
【解決手段】 上面14bが平滑面に形成された上面部14の周縁部から側壁部15,16および前壁部11aを下方に向って延ばして下面に凹部が形成された鍵10を構成した。そして、側壁部15,16を、上端側よりも下端側の方が外部側に位置するように傾斜させるとともに、垂直方向に対する側壁部15,16の内面15a,16aの傾斜角を、側壁部15,16の外面15b,16bの傾斜角よりも小さくした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鍵盤装置が備える鍵およびそれを成形するための鍵成形用金型に関する。
従来から、電子オルガン等の鍵盤装置においては、プラスチックの成形体からなる複数の白鍵と黒鍵とを用いて鍵盤が構成されている(例えば、特許文献1参照)。この鍵盤装置の鍵は、前後方向に延び下面に凹部が形成された鍵本体部と、鍵本体部の後端部と鍵盤装置の本体側に設けられた共通取付部とを連結する支点部とで構成されている。
特許第2628656号公報
このような鍵盤装置の鍵は、鍵成形用金型を用いて成形されており、この鍵成形用金型は、鍵の上面や外側面を形成する固定型と、鍵の下面や内側面を形成する可動型とを備えている。そして、鍵を成形する際には、固定型の成形面に可動型の成形面を対向させた状態で、固定型に対して可動型を接面させることにより鍵成形用金型内に成形凹部を形成する。つぎに、その成形凹部内に成形材料を射出して固化したのちに固定型から可動型を後退させて、成形凹部で成形された鍵の成形体を取り出すことが行われる。
この場合、成形体は、固定型から後退する可動型とともに移動しエジェクターピンで固定型側に押し出されることにより、固定型と可動型との間の空間部に突出する。そして、成形体は、所定の取り出し装置で鍵成形用金型から取り出されたのちに、所定の加工が施されて鍵になる。しかしながら、このような鍵は、通常、上面が他の面よりも滑らかな平滑面に形成されている。このため、固定型から可動型を後退させる際に、成形体が可動型とともに移動しようとすると、成形体の上面と固定型の成形面との間が負圧になり、成形体が固定型側に引っ張られるようになる。この結果、成形体に歪が生じて不良品が発生することがある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、鍵の成形体に歪が生じることを防止して形状精度を向上することのできる鍵およびそれを成形するための鍵成形用金型を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る鍵の構成上の特徴は、上面が平滑面に形成された上面部の周縁部から側壁部および前壁部が下方に向って延び下面に凹部が形成された鍵であって、側壁部を、上端側よりも下端側の方が外部側に位置するように傾斜させるとともに、上面部を水平に配置したときの垂直方向に対する側壁部の内面の傾斜角を、側壁部の外面の傾斜角よりも小さくしたことにある。
本発明に係る鍵は、上面が平滑面に形成された上面部の周縁部から側壁部および前壁部が下方に向って延び下面に凹部が形成された形状に形成されている。そして、側壁部を、上端側から下端側に向かうほど外部側にいくように傾斜させるとともに、垂直方向に対する側壁部の内面の傾斜角を、側壁部の外面の傾斜角よりも小さくしている。したがって、この鍵を成形する際に、鍵の上面部の上面および側壁部の外面を固定型で成形し、鍵の上面部の下面および側壁部の内面を可動型で成形するようにすると、成形後に固定型から可動型を後退させたときに、成形体における側壁部の部分は、固定型よりも可動型により大きな摩擦力で引っ張られるようになる。このため、成形体は、可動型とともにスムーズに固定型から離れていく。これによって、成形体に歪を生じさせることなく、成形体を鍵成形用金型から取り出すことができ、形状精度のよい鍵を得ることができる。
また、本発明に係る鍵の他の構成上の特徴は、上面部を厚みが略一定の板状に形成し、上面部の下面に直交する方向に対する側壁部の内面の傾斜角を、上面部の上面に直交する方向に対する側壁部の外面の傾斜角よりも小さくしたことにある。これによると、鍵を成形する際に、さらに確実に、成形体を固定型から離すことができる。
また、本発明に係る鍵のさらに他の構成上の特徴は、略四角棒状の鍵本体と、鍵本体の後端側に配置された支点部と、鍵本体の後端部と支点部とを連結するヒンジ連結部とで構成したことにある。鍵を、略四角棒状の鍵本体と、鍵本体の後端側に配置された支点部と、鍵本体の後端部と支点部とを連結するヒンジ連結部とで構成した場合には、ヒンジ連結部の強度は他の部分の強度よりも小さくなる。このため、鍵を成形する際に、成形体を成形したのちに、固定型から可動型を後退させると、鍵本体に固定型に引っ張られる力が生じるためヒンジ連結部の近傍に歪が生じやすくなる。このため、側壁部の外面と内面とに所定の傾斜を設けて、側壁部が固定型から離れ易くすることにより、ヒンジ連結部の近傍に固定型側に引っ張られる力が加わらなくなり歪が生じることを防止できる。この結果、鍵の形状に応じた適正な形状の成形体の成形ができるようになる。
また、本発明に係る鍵のさらに他の構成上の特徴は、上面部を水平に配置したときの垂直方向に対する側壁部の内面の傾斜角を0.5〜1度とし、側壁部の外面の傾斜角を1〜3度としたことにある。これによると、鍵を成形する際に、成形体を適正な状態で固定型から離すことができる。
また、本発明に係る鍵成形用金型の構成上の特徴は、鍵の上面部の上面および側壁部の外面を形成する凸面形成部を備えた固定型と、鍵の上面部の下面および側壁部の内面を形成する凹面形成部を備えた可動型とからなり、凸面形成部における鍵の側壁部の外面に対応する面を、凸面形成部における鍵の上面部に対応する面側よりもその反対側の方が外部側に位置するように傾斜させるとともに、前記凹面形成部における前記鍵の側壁部の内面に対応する面を、前記凹面形成部における前記鍵の上面部に対応する面側よりもその反対側の方が外部側に位置するように傾斜させ、さらに、凹面形成部における鍵の上面部の下面に対応する面と鍵の側壁部の内面に対応する面との間の角度を、凸面形成部における鍵の上面部の上面に対応する面と鍵の側壁部の外面に対応する面との間の角度よりも小さくしたことにある。
これによると、成形後に固定型から可動型を後退させたときに、成形体における側壁部は、固定型よりも可動型により大きな摩擦力で引っ張られるようになるため、成形体は、可動型とともにスムーズに固定型から離れていく。これによって、成形体に歪を生じさせることなく、成形体を鍵成形用金型から取り出すことができる。また、この場合、凹面形成部における鍵の上面部の下面に対応する面と鍵の側壁部の内面に対応する面との間の角度を0.5〜1度とし、凸面形成部における鍵の上面部の上面に対応する面と鍵の側壁部の外面に対応する面との間の角度を1〜3度とすることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る本発明の鍵としての白鍵10を示している。白鍵10は、合成樹脂で一体成形されており、略四角棒状の鍵本体11と、鍵盤装置の本体側に設けられた共通取付部(図示せず)に取付けられる支点部12と、鍵本体11の後端部と支点部12の側部とを連結するヒンジ連結部13とで構成されている。鍵本体11は、下方を開放させて長手方向に直交する断面がコ字状になるように形成されており、その前端部には、下方及び後方を開放させて下方に向って突出した横断面がコ字状の前壁部11aが形成されている。また、鍵本体11の後端部には、段状の後壁部11bが形成されている。
そして、鍵本体11の一方の側面(図1に示した側面の反対側の側面)の中央から後部側にかけての部分に黒鍵(図示せず)を配置するための凹部が形成されている。また、鍵本体11の上面は、押鍵時の感触を良好なものにするために滑らかな鏡面状に形成されている。図2は、図1の2−2断面を示しており、鍵本体11における上面部14は厚みが略一定の板状に形成されており、その両側縁部から側壁部15,16がそれぞれ下方に向って延びている。側壁部15,16は、それぞれ互いの間隔を上面部14側から下方に行くほど広げるように傾斜させた壁部で構成されており、その肉厚は上面部14側から下方に行くほど大きくなるように変化している。
すなわち、この鍵本体11では、上面部14の幅(鍵本体11の上端面の幅)が10〜15mmで、側壁部15,16の高さ(鍵本体11の高さ)が8〜15mmの範囲に設定されている。また、側壁部15,16の下端部の厚みは、2〜2,5mmの範囲に設定されている。そして、図2に符号aで示した上面部14の下面14aと、側壁部15,16の内面15a,16aとの間の角度は、それぞれ0.5〜1.0度の範囲に設定され、図2に符号bで示した上面部14の上面14bと、側壁部15,16の外面15b,16bとの間の角度は、それぞれ1.0〜3.0度の範囲に設定されている。このように、符号aで示した角度と符号bで示した角度とに差を設けることによって、側壁部15,16の上面部14側部分と下端側部分とに肉厚の変化が生じている。
また、鍵本体11における前壁部11aよりも後部側部分の下面には、略垂直下方に延びるガイド17が鍵本体11と一体的に形成されている。ガイド17は、下方および後方を開放させて横断面をコ字状にして形成されている。このガイド17は、鍵盤装置の本体側に設けられたハンマー機構に連結され押鍵時に所定の質量感を出すために設けられている。そして、鍵本体11の下面におけるガイド17の後部側に、下方に突出したスイッチ駆動部18が形成されている。スイッチ駆動部18は、鍵本体11の下方に設置されたプリント基板の鍵スイッチを押圧するためのものであり、鍵スイッチに対向するように配置される。支点部12は、略中央に孔(図示せず)が形成された水平板状に形成され、前記孔に突起等の連結部材を係合させることにより共通取付部に取付けられる。
ヒンジ連結部13は、鍵本体11の後端下部から後方に延びる水平片13aと、水平片13aの後端下部に連結された横断面形状がH形の揺動片13bとからなる可撓性を有するやや薄肉の部材で構成されており、揺動片13bの後端下部は、支点部12に連結されている。鍵本体11は、水平片13aが撓むことによって前端側部分を上下に揺動させることができ、揺動片13bが撓むことによって前端側部分を左右に揺動させることができる。すなわち、白鍵10は、支点部12を介して鍵盤装置の共通取付部に取付けられ、ヒンジ連結部13が撓むことによって支点部12を支点とし前端部を上下および左右に揺動可能にして支持される。そして、複数の白鍵10と複数の黒鍵が所定の配置で設置されることにより鍵盤が形成される。
図3は、白鍵10を成形するための鍵成形用金型20を示している。鍵成形用金型20は、固定型21と可動型22とを備えており、射出成形装置(図示せず)に着脱可能に取付けられている。固定型21は、固定側取付板等を介して射出成形装置の躯体側に固定されており、固定側取付板の中央部に、射出成形用の溶融樹脂材料を鍵成形用金型20内に射出するための射出ノズルが取り付けられている。そして、この射出ノズルの先端部は、固定側取付板に形成された注入孔等を介して固定型21に形成されたランナー形成用凹部23に接続されている。この鍵成形用金型20は、一度に4個の白鍵10を成形できるように、4個の成形凹部24を備えたものであり、各ランナー形成用凹部23は、固定型21の中央部近傍に位置する射出ノズル側から四方に分散して各成形凹部24に延びている。
図3はそのうちの一つの成形凹部24が形成された部分を示している。固定型21は、鍵成形用金型20内で成形される成形体10aである白鍵10の部分の上面14b、外面15b,16bおよび支点部12とヒンジ連結部13との上面側部分側を成形するとともに、ランナー部10bが成形される部分である。そして、固定型21の下面(図3の状態での下面)に白鍵10の上面側部分の形状に対応する凹部からなる凸面成形用凹部24aが形成されている。この凸面成形用凹部24aにおける鍵成形用金型20の中央側部分にランナー形成用凹部23が連通しており、射出成形装置の本体側から供給される溶融樹脂材料は、ランナー形成用凹部23を介して凸面成形用凹部24a内に送られる。
可動型22は、鍵成形用金型20内で成形される成形体10aである白鍵10の下面14a、内面15a,16a、前壁部11aの表裏両面および支点部12とヒンジ連結部13との下面側部分側を成形するためのもので、上面(図3の状態での上面)に白鍵10の下面側の形状に対応する凸部からなる凹面成形用凹部24bが形成されている。可動型22は、固定型21に対して進退可能になっており、固定型21に接面したときに、凸面成形用凹部24aと凹面成形用凹部24bとで、成形体10aの形状と等しい形状の空間からなる成形凹部24が形成される。すなわち、図3には示されていないが、成形凹部24の所定部分(図1に示した2−2断面に対応する部分)の縦断面形状は、図2に示した鍵本体11の断面形状と同一になる。
また、可動型22の所定部分には、凹面成形用凹部24bを形成する上面部分から下面にかけて上下に貫通する挿通穴25が設けられ、この挿通穴25にエジェクターピン26(1個だけ図示している)が挿通している。このエジェクターピン26は、駆動装置(図示せず)の駆動により上昇して、上端部を、凹面成形用凹部24bの形成面から突出させる。可動型22を固定型21に接面させて、成形凹部24内に溶融樹脂材料を射出する際には、エジェクターピン26の先端面は、凹面成形用凹部24bの形成面と同じ位置になって、溶融樹脂材料が挿通穴25内に侵入することを防止するが、成形凹部24内の空気は、外部に逃がすことができる。このため、成形凹部24内の空気が成形凹部24内に留まって成形体10aの内部に入り込むことが防止される。
このように構成された鍵成形用金型20を用いて白鍵10を成形する際には、固定型21と可動型22と閉じた状態の鍵成形用金型20の成形凹部24内に、溶融樹脂材料を射出する。これによって、溶融樹脂材料は、射出ノズルからランナー形成用凹部23を通過して、凸面成形用凹部24aと凹面成形用凹部24bとで形成される成形凹部24内に充填されていく。その際、成形凹部24内の空気は、挿通穴25内における可動型22とエジェクターピン26との隙間から外部に押し出される。そして、成形凹部24内の溶融樹脂材料が冷却されて固化すると、可動型22は、固定型21から後退していく。
このとき、成形凹部24内で成形された成形体10aは、可動型22とともに、移動していく。この場合、成形体10aの上面と凸面成形用凹部24aの表面との摩擦力により、成形体10aに、固定型21側に引っ張られる力が加わるが、側壁部15,16の内面15a,16aの傾斜角を、側壁部15,16の外面15b,16bの傾斜角よりも小さくしているため、成形体10aにおける側壁部15,16の部分は、固定型21よりも可動型22により大きな摩擦力で引っ張られるようになる。
このため、成形体10aは、可動型22とともにスムーズに固定型21から離れていく。これによって、成形体10aを破損することなくスムーズな型開きが行える。そして、型開きの後にエジェクターピン26を凹面成形用凹部24bの形成面から突出させることにより、成形体10aの取り出しが行われる。また、成形体10aを可動型22とともに固定型21から離す際に、成形体10aとランナー部10bとは分離される。そして、ランナー部10bは、固定型21と固定側取付板との間を開くことによって外部に取り除かれる。
このように、本実施形態に係る白鍵10は、上面14bが平滑面に形成された上面部14の周縁部から前壁部11aおよび側壁部15,16が下方に向って延び下面に凹部が形成された形状に形成されている。そして、側壁部15,16を、上端側から下端側に向かうほど外部側にいくように傾斜させるとともに、上面部14の下面14aと側壁部15,16の内面15a,16aとの間の角度を、上面部14の上面14bと側壁部15,16の外面15b,16bとの間の角度よりも小さくしている。そして、この白鍵10を成形するための鍵成形用金型20の成形凹部24もこの白鍵10の形状に対応する形状の凹部で構成している。
したがって、白鍵10を鍵成形用金型20で成形する際に、成形凹部24内で成形体10aを成形した後に固定型21から可動型22を後退させるときに、成形体10aにおける側壁部15,16の部分は、固定型21よりも可動型22により大きな摩擦力で引っ張られるようになる。このため、成形体10aは、可動型22とともにスムーズに固定型21から離れていく。これによって、成形体10aに歪を生じさせることなく、成形体10aを鍵成形用金型20から取り出すことができる。
また、本実施形態に係る白鍵10は、鍵本体11と、鍵本体11の後端側に配置された支点部12と、鍵本体11の後端部と支点部12とを連結するヒンジ連結部13とで構成されており、このような白鍵10を成形する場合には、ヒンジ連結部13の近傍に歪が生じやすくなる。このため、前述したように、側壁部15,16の内面15a,16aと外面15b,16bとにそれぞれ所定角度の傾斜を設けることにより、ヒンジ連結部13の近傍に歪が生じることを防止できる。この結果、白鍵10の形状に応じた適正な形状の成形体10aの成形ができるようになる。
また、本発明に係る鍵およびそれを成形するための鍵成形用金型は、前述した実施形態に限るものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した実施形態においては、鍵を白鍵10としたが、黒鍵を成形する場合にも黒鍵の形状に対応した成形凹部を備えた鍵成形用金型を用いて黒鍵を成形することができる。また、固定型21および可動型22における成形体10aを成形するための各部分の成形面は、前述した実施形態に限らず適宜変更することができる。例えば、前壁部11aの前部上端の突部をなくして、前壁部11aの前面を固定型21で形成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る白鍵を示した側面図である。 図1の2−2断面図である。 本発明の一実施形態に係る鍵成形用金型の要部を示した断面図である。
符号の説明
10…白鍵、10a…成形体、11…鍵本体、11a…前壁部、12…支点部、13…ヒンジ連結部、14…上面部、14a…下面、14b…上面、15,16…側壁部、15a,16a…内面、15b,16b…外面、20…鍵成形用金型、21…固定型、22…可動型、24…成形凹部、24a…凸面成形用凹部、24b…凹面成形用凹部。

Claims (6)

  1. 上面が平滑面に形成された上面部の周縁部から側壁部および前壁部が下方に向って延び下面に凹部が形成された鍵であって、前記側壁部を、上端側よりも下端側の方が外部側に位置するように傾斜させるとともに、前記上面部を水平に配置したときの垂直方向に対する前記側壁部の内面の傾斜角を、前記側壁部の外面の傾斜角よりも小さくしたことを特徴とする鍵。
  2. 前記上面部を厚みが略一定の板状に形成し、前記上面部の下面に直交する方向に対する前記側壁部の内面の傾斜角を、前記上面部の上面に直交する方向に対する前記側壁部の外面の傾斜角よりも小さくした請求項1に記載の鍵。
  3. 略四角棒状の鍵本体と、鍵本体の後端側に配置された支点部と、鍵本体の後端部と支点部とを連結するヒンジ連結部とで構成した請求項1または2に記載の鍵。
  4. 前記上面部を水平に配置したときの垂直方向に対する前記側壁部の内面の傾斜角を0.5〜1度とし、前記側壁部の外面の傾斜角を1〜3度とした請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の鍵。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の鍵を成形するための鍵成形用金型であって、前記鍵の上面部の上面および側壁部の外面を形成する凸面形成部を備えた固定型と、前記鍵の上面部の下面および側壁部の内面を形成する凹面形成部を備えた可動型とからなり、前記凸面形成部における前記鍵の側壁部の外面に対応する面を、前記凸面形成部における前記鍵の上面部に対応する面側よりもその反対側の方が外部側に位置するように傾斜させるとともに、前記凹面形成部における前記鍵の側壁部の内面に対応する面を、前記凹面形成部における前記鍵の上面部に対応する面側よりもその反対側の方が外部側に位置するように傾斜させ、さらに、前記凹面形成部における前記鍵の上面部の下面に対応する面と前記鍵の側壁部の内面に対応する面との間の角度を、前記凸面形成部における前記鍵の上面部の上面に対応する面と前記鍵の側壁部の外面に対応する面との間の角度よりも小さくした鍵成形用金型。
  6. 前記凹面形成部における前記鍵の上面部の下面に対応する面と前記鍵の側壁部の内面に対応する面との間の角度を0.5〜1度とし、前記凸面形成部における前記鍵の上面部の上面に対応する面と前記鍵の側壁部の外面に対応する面との間の角度を1〜3度とした請求項5に記載の鍵成形用金型。
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