JPH0794233B2 - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム

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JPH0794233B2
JPH0794233B2 JP4165566A JP16556692A JPH0794233B2 JP H0794233 B2 JPH0794233 B2 JP H0794233B2 JP 4165566 A JP4165566 A JP 4165566A JP 16556692 A JP16556692 A JP 16556692A JP H0794233 B2 JPH0794233 B2 JP H0794233B2
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flat
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    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/18Joints between frame members
    • B62K19/28Means for strengthening joints
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    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
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    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/02Cycle frames characterised by material or cross-section of frame members
    • B62K19/04Cycle frames characterised by material or cross-section of frame members the material being wholly or mainly metallic, e.g. of high elasticity
    • B62K19/06Cycle frames characterised by material or cross-section of frame members the material being wholly or mainly metallic, e.g. of high elasticity tubular

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車の車体フレ
ームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体フレームにおいて、フ
ロントフォークを回動自在に軸承するヘッドパイプと、
リヤフォークを揺動自在に軸承するピボット軸受とを、
メインフレームによって側面視で直線的に連結するもの
が考えられるようになった。このメインフレームのパネ
ルは、断面コ字形のプレートと平板状のプレートの2枚
のプレートを接合しポップリベットによりかしめ加工し
て、断面略矩形の管体を形成し、その後に管体中にその
長手方向に沿って延びる2枚の間仕切板を設けて、断面
形状が横長の3つの室を隔成し、仕切板に対して垂直に
なるようにハニカムコアを3つの隔成室に各々充填させ
たものである。(特開昭60−42183号公報参照)
前記の従来例のメインフレームを用いることにより、そ
れ以前のダブルクレー ドル型フレーム及びセミダブルク
レードル型フレームよりも構成部品の少ない車体フレー
ムを得ることができるようになった。しかし、従来例の
メインフレームのパネルは2枚のプレートを接合してポ
ップリベットによりかしめ加工してあるので、ポップリ
ベットがメインフレームの側面に露出し、かつ接合部が
矩形部分より突出してフランジ状となっているため、外
観がよくなかった。また、管体中に間仕切板を設けるこ
ととなるが、間仕切板の設置には大きな困難が伴うこと
が明白である。更に、従来例のメインフレームを自動二
輪車に使用する場合、一対のタンクフレーム(パネル)
の間の下方にエンジンを搭載することとなるが、エンジ
ンの取付・取外の際に、ワイヤハーネス等がエンジンに
引っ掛けられる欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
前記欠点を解消するものであって、自動二輪車の車体フ
レームにおいて、側面視で直線的な一対のタンクレール
軽量縦方向の剛性及びねじり剛性が高く、美観にす
ぐれ、かつエンジンの取付・取外に際してエンジンがワ
イヤハーネス等に引っ掛からないようにすることを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の自動二輪車の車体フレームにおいては、ヘ
ッドパイプに連設された左右一対のタンクレールが、ヘ
ッドパイプから後方かつ側面視で斜め下方に略直線的に
延び、かつ上面から見て車体の両外側に膨らみを持つよ
うに湾曲形状に形成され、上記タンクレールが車体の両
外側面に露出するように配設され、タンクレールとして
アルミ押出材からなり上下及び内外側壁を有する縦長の
扁平パイプが用いられ、扁平パイプの内部に内外側壁と
直交し扁平パイプの長手方向に連続する補強リブが一体
形成され、扁平パイプの壁及び補強リブによって、
平パイプの内部に断面形状が縦長で中空長方形(中空長
方形に近似した形状、略中空長方形を含む。)の3つ
区画が形成され、前記内側壁の一部が扁平パイプの内側
に凹められて扁平パイプの長手方向に沿う凹部が形成さ
れ、外側壁に一端を接続された1つの補強リブの他端が
前記凹部と接続され
【0005】
【実施例】図1〜5において、1はステアリングのヘッ
ドパイプで、このヘッドパイプ1には前輪ステアリング
2が取付けられたフロントフォーク3が回転自在に保持
されている。4はフロントフォーク3を運転者が操作す
るハンドル、5はヘッドパイプ1に連接された左右一対
のタンクレールであって、側面から見てヘッドパイプ1
から後方でかつ斜め下方に略直線的に伸び、かつ上面か
ら見て膨らみを持つように湾曲形状に形成されている。
この一対のタンクレール5,5には縦長扁平としたアル
ミ押出材による扁平パイプ14が用いられ、かつ車体の両
外側面に露出するように配設されている。6はブラケッ
トリヤアームで、一対のタンクレール5,5の後端部に
溶接部6aにて溶接固定されている。7はブラケットリ
ヤアーム6に軸8にてピボット結合されたリヤアーム
で、このリヤアーム7の後端部には後輪9が支持されて
いる。10はラジエータ、11はエンジンで、これらは一対
のタンクレール5,5の下側に懸架されている。12はシ
ートレール、13はバックステーで、それぞれ一対のタン
クレール5,5及びブラケットリヤアーム6にボルト締
着などにより固定されている。
【0006】上記アルミ押出材による縦長の扁平パイプ
14でなるタンクレール5の断面が図4,図5に示されて
いる。図4,図5に示されるとおり、扁平パイプ14は連
続した外側壁o,上側壁u,内側壁i,下側壁dの壁に
よって縦長扁平のパイプ状に形成され、扁平パイプ14内
には外側壁oと内側壁iとに直交する面を有する上下の
補強リブ5a,5bが形成されている。補強リブ5a,5bは
パイプ14の長手方向に連続しており、かつこの補強リ
ブ5a,5bの一部に長手方向の薄肉部nを設けて、これに
よりその機械的強度を一部弱くしている。そして、扁平
パイプ14内には、扁平パイプ14の壁及び上下の補強リブ
5a,5bによって、断面形状が縦長で略中空長方形の3区
画X,Y,Zが形成され、中空の区画Xは外側壁o,上
側壁u,内側壁i,補強リブ5aにより構成され、中空の
区画Yは外側壁o,補強リブ5a,内側壁i,補強リブ5b
により構成され、中空の区画Zは外側壁o,補強リブ5
b,内側壁i,下側壁dにより構成されている。この実
施例では薄肉部nはタンクレール5の車体の外側壁oか
ら遠く車体の内側壁iに近い位置に適当な巾をもって設
けられている。また、他の実施例では、図5に相当する
図6に示されるとおり、薄肉部nが外側壁oと内側壁i
の略中間部分に設けられている。なお、図面ではエンジ
ン11の駆動出力が後輪9に伝達される駆動機構及び一対
のタンクレール5,5に保持される燃料タンク、シート
レール12などに保持された運転者が乗るシートなどにつ
いては図示を省略している。
【0007】上述のごとく、内部の3区画の断面形状が
それぞれ縦長で略中空長方形であり、全体としても縦長
としたアルミ押出材による左右一対の扁平パイプ14をタ
ンクレール5,5として用いているため、ヘッドパイプ
1を支点とした縦方向の剛性及びねじり剛性は増大し、
従来のダブルクレードル型フレーム及びセミダブルクレ
ードル型フレームのごとくダウンチューブを用いなくと
も十分な強度、剛性を備えたものとなる。そして、左右
一対のタンクレール5,5、ブラケットリヤアーム6お
よびリヤアーム7などにより車体フレームが構成され、
従来とは異なりエンジン11の下側にダウンチューブを設
けなくてよいため、地面からの最低地上高を設計容易に
して十分に確保することができ、また前輪ステアリング
2を大きく後方にオフセットさせてもよく、したがって
ホイールベースを短くすることが極めて容易となる。
【0008】縦長のタンクレール5,5を車体の両外側
面に露出させているので、フレームを外観デザイン上強
調することができ、またタンクレール5,5の内部に補
強リブ5a, 5bが押出時に一体的に成形されていて、内部
の3区画を断面形状が縦長で略中空長方形とし、3区画
を合わせたものを縦長扁平としたことと相俟って機械的
強度、縦方向の剛性及びねじり剛性は、より一層高ま
る。しかも、タンクレール5,5が上面からみて膨らみ
をもつごとく曲げ加工されて、その外方伸張面で補強リ
ブ5a,5bの部分が突っ張り作用が生じても、タンクレー
ル5,5の内部の補強リブ5a,5bには一部薄肉部nが設
けられているので、上記突っ張り力は、この薄肉部nの
湾曲、屈曲などにより巾変化として吸収されることにな
り、タンクレール5,5の外側に露出する面に美観を損
なうような凹凸や膚荒れを生じることが抑制される。し
たがって、フレームを車体の両外側面に露出させた配置
において、商品的価値を低下させるといったことが殆ど
なくなる。
【0009】上述のごとく、中空のタンクレール5,5
の内部に補強リブ5a,5bを設けることにより、比較的大
きいパイプ空洞の場合に生じ易い共振音の発生を防止す
る効果をも有する。また、タンクレール5を構成する縦
長の扁平パイプはその構成上3次元での曲げを行うこと
は極めて困難であるが、2次元での曲げは比較的容易で
あるので、上記実施例のごとく側面から見たとき略直線
的であってその面での曲げ加工はなく、他方、上面から
見たときエンジン11などに対応して2本のタンクレール
5,5がその中間部でもって両側に膨らみを持つように
湾曲させて、2次元でのみの曲げ加工としたことによ
り、縦長の扁平パイプを用いてはいるが加工は容易とな
る。また、このようにアルミ押出材でなるパイプ14を用
いることにより、プレス打抜きによる、いわゆるもなか
構造としたタンクレールに比べ、型費は大幅に安価とな
り全体コストの低減が可能となる。
【0010】上記実施例ではタンクレール5の後端下方
部には切欠き部5cが設けられ、この切欠き部5cを設けた
ことによりタンクレール5の後方部を大きく斜め下方に
下げてもエンジン11部を適当な高さ位置に懸架し得るよ
うにし、かつ、タンクレール5の後方部を斜め下方に下
げることにより、運転者が自動二輪車に乗ったときにタ
ンクレールが足当たりの邪魔にならないようにしてい
る。また、タンクレール5の扁平パイプ14の内側壁i
一部が扁平パイプ14の長手方向に沿う凹部5dが一体成形
されており、外側壁Oに一端を接続された補強リブ5bの
他端が凹部5dに接続され、この凹部5dをワイヤーハーネ
ス敷設用などに利用しうるようにしている。
【0011】タンクレール5には縦長の扁平パイプ14が
用いられ、かつ扁平パイプ14の内部に断面形状が縦長で
中空長方形の3つの区画X,Y,Zが形成される上に、
更に内部壁iの一部に扁平パイプ14の長手方向に沿う凹
部5dが形成されるから、ねじり剛性を一層大きくするこ
とが可能となる。フレームのねじれに対抗するねじり剛
性は、左右一対のタンクレール5の断面の中心点Cに関
する断面2次極モーメントに比例する。そして、凹部が
形成されない場合には、この断面2次極モーメントは、
タンクレール5の微小面積Δaと中心点Cから微小面積
Δaまでの距離rの自乗との積(Δa×r 2 )の総和
(ΣΔa×r 2 )である(図7(a) 参照)。これに対し
て、本発明の実施例に示すように、単なる内側壁iより
も扁平パイプ14の内側に凹む凹部5dを形成すると、凹部
5dは断面の中心点Cから距離r’離れて位置し、r’>
rであり、しかも距離の自乗に比例して断面2次極モー
メントが増大するので、ねじり剛性を一層大きくして操
縦性を向上させることができる(図7(b) 参照)。
た、タンクレール5は上面から見て車体の両外側に膨ら
みを持つように湾曲形成され、扁平パイプ14の内側壁i
の面積が広いため、内側壁iに凹部が形成されない場合
には、湾曲部の内側壁iには圧縮による座屈現象で波状
のしわを生じ易い。図8(b) に示すように、凹部のない
内側壁iに補強リブを接続する場合には、扁平パイプの
断面で見て、横T字形に内側壁iを支持することにな
り、補強リブの先端の1か所のみで支えるので支持点が
不足し、座屈現象を防ぐことが困難となるからである。
これに対して、本発明では、「前記内側壁の一部が扁平
パイプの内側に凹められて扁平パイプの長手方向に沿う
凹部が形成され、外側壁に一端を接続された1つの補強
リブの他端が前記凹部と接続された」から、扁平パイプ
14の断面で見て、凹部5dと補強リブ5bとで横Y字形に内
側壁iを支持することになる。従って、本発明では、タ
ンクレール5の内側壁iが広い面積を有していても、内
側壁iはY字の先端の2か所で支持されることとなって
充分に支えられ、座屈現象を防ぐことができる。
【0012】
【発明の効果】 本発明においては、タンクレールと
してアルミ押出材からなり上下及び内 外側壁を有する
長の扁平パイプが用いられ、扁平パイプの内部に内外側
壁と直交し扁平パイプの長手方向に連続する補強リブが
一体に形成され、扁平パイプの壁及び補強リブによっ
て、扁平パイプの内部に断面形状が縦長で中空長方形の
3つの区画が形成されている。こうした3つの縦長の区
画を有し、全体としても縦長の扁平パイプを用いること
により、従来例よりも軽量でタンクレールの縦方向の剛
性及びねじり剛性が高く、タンクレールを側方から見た
美観がすぐれたものとなる。そして、車体フレームの高
い強度を維持しつつ、タンクレールの幅を狭くすること
により、一対のタンクレール間のエンジン搭載空間を広
くすることができる。 本発明においては、内側壁の一部が扁平パイプの内
側に凹められて扁平パイプの長手方向に沿う凹部が形成
されたので、この凹部にワイヤハーネス等を敷設して、
左右一対のタンクレール間のエンジン搭載空間を一層広
く確保することができる。しかも、凹部へのワイヤハー
ネス等の敷設には、ワイヤハーネス等をタンクレールの
パイプ内部に挿通することのような作業上の困難性がな
い。 なお、左右一対のタンクレールの間には、エンジン
本体から上方に突出する気化器・エアクリーナ等の部品
が配設されている。そして、エンジンを車体フレームに
取りつけ又は取り外しする場合には、車体フレームの横
方向位置とエンジン搭載位置との間でエンジンを移動す
ることが通常である。従来例の場合にはエンジンの移動
時にエンジン部品にワイヤハーネス等が引っ掛からない
ように注意する必要がある。これに対して、本発明で
は、ワイヤハーネス等をタンクレールの内側壁の凹部に
敷設することができるので、敷設されたワイヤハーネス
等が凹部によってガードされ、エンジン部品に引っ掛け
られるという不具合はまったく生ずることがなく、エン
ジンの取付・取外を迅速かつ容易に行うことができる。 本発明においては、タンクレールには縦長の扁平パ
イプが用いられ、かつ扁平パイプの内部に断面形状が縦
長で中空長方形の3つの区画が形成される上に、更に内
部壁の一部に扁平パイプの長手方向に沿う凹部が形成さ
れるから、ねじり剛性を一層大きくすることが可能とな
る。その理由は、断面2次極モーメントは、ΣΔa×r
2 であらわされ、単なる内側壁よりも扁平パイプの内側
に凹む凹部を形成すると、凹部のない場合に較べ、微小
面積Δaは左右一対のタンクレー ルの断面の中心点から
より多く離れて位置するので距離rが大きくなり、しか
も距離rの自乗に比例して断面2次極モーメントが増大
するので、ねじり剛性を一層大きくすることができるか
らである。 タンクレールは上面から見て車体の両外側に膨らみ
を持つように湾曲形成され、扁平パイプの内側壁の面積
が広いため、内側壁に凹部が形成されない場合には、湾
曲部の内側壁には圧縮による座屈現象で波状のしわを生
じ易い。その理由は凹部のない内側壁に補強リブを接続
する場合には、扁平パイプの断面で見て、横T字形に内
側壁を支持することになり、補強リブの先端の1か所の
みで支えるので支持点が不足し、座屈現象を防ぐことが
困難となるからである。これに対して、本発明において
は、「前記内側壁の一部が扁平パイプの内側に凹められ
て扁平パイプの長手方向に沿う凹部が形成され、外側壁
に一端を接続された1つの補強リブの他端が前記凹部と
接続された」から、扁平パイプの断面で見て、凹部と補
強リブとで横Y字形に内側壁を支持することになる。従
って、本発明では、タンクレールの内側壁が広い面積を
有していても、内側壁はY字の先端の2か所で支持され
ることとなって充分に支えられ、座屈現象を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動二輪車の車体フレームの
概略側面図である。
【図2】本発明の実施例の自動二輪車の車体フレームの
要部の上面図である。
【図3】図1のA矢視によるタンクレールの上面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図4に示すタンクレールの補強リブ部分の拡大
断面図である。
【図6】本発明の他の実施例による図5相当の拡大断面
図である。
【図7】 図7(a) は凹部のない場合の断面2次極モーメ
ントの説明図であり、図7(b)は凹部のある場合の断面
2次極モーメントの説明図である。
【図8】 図8(a) は凹部のある場合の内側壁の支持状態
の説明図であり、図8(b) は凹部のない場合の内側壁の
支持状態の説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドパイプ 5 タンクレール 5a 補強リブ 5b 補強リブ5d 凹部 d 下側壁 i 内側壁 o 外側壁 u 上側壁 X 区画 Y 区画 Z 区画

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプに連設された左右一対のタ
    ンクレールが、ヘッドパイプから後方かつ側面視で斜め
    下方に略直線的に延び、かつ上面から見て車体の両外側
    に膨らみを持つように湾曲形状に形成され、上記タンク
    レールが車体の両外側面に露出するように配設され、タ
    ンクレールとしてアルミ押出材からなり上下及び内外側
    壁を有する縦長の扁平パイプが用いられ、扁平パイプの
    内部に内外側壁と直交し扁平パイプの長手方向に連続す
    補強リブが一体に形成され、扁平パイプの壁及び補強
    リブによって、扁平パイプの内部に断面形状が縦長で中
    空長方形の3つの区画が形成され、前記内側壁の一部が
    扁平パイプの内側に凹められて扁平パイプの長手方向に
    沿う凹部が形成され、外側壁に一端を接続された1つの
    補強リブの他端が前記凹部と接続された自動二輪車の車
    体フレーム。
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