JPH0793897A - 媒体情報再生回路 - Google Patents

媒体情報再生回路

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JPH0793897A
JPH0793897A JP23843993A JP23843993A JPH0793897A JP H0793897 A JPH0793897 A JP H0793897A JP 23843993 A JP23843993 A JP 23843993A JP 23843993 A JP23843993 A JP 23843993A JP H0793897 A JPH0793897 A JP H0793897A
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JP
Japan
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signal
circuit
waveform
output
pass filter
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JP23843993A
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English (en)
Inventor
Takaharu Yoshida
卓玄 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、メディア等の欠如・フォーカシング
サーボ特性・トラッキングサーボ特性等に由来する長期
的な信号波形の変動によるデータ再生の不能状態を回避
する再生信号処理回路を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、媒体から供給される信号を受けて、
この信号と位相が所定量だけ異なる信号を生成しこれと
比較することにより、上記信号を2値化する2値化回路
と、上記2値化回路と並列に設けられ、上記信号を受け
て上記2値化回路が無効にならない範囲で最大に上記信
号の歪みを除去するフィルター回路と、上記フィルター
手段の出力を受けて、この出力と所定値とを比較する比
較回路と、上記2値化手段の出力と上記比較手段の出力
との論理和を求めるアンド回路とを有する媒体情報再生
回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク読取
り装置におけるデータ再生回路であって、特にノイズマ
スク用の2値化回路を用いたデータ再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク読取り装置において、
ディスクのピックアップから得られた光ディスク情報を
有した信号は、プリアンプ回路を通じて再生(ビデオ)
信号処理回路に供給される。そしてこの信号は、本来の
デジタル信号の形態に適宜変換され、以降のデジタル信
号処理が施される。
【0003】この再生信号処理回路においては、ピック
アップからの電気信号は、ハイパスフィルターを挿入す
ることで位相を所定時間だけ進められる。更に、微分回
路(2値化回路)を設けてこの信号とピックアップから
の電気信号との差分をとることで、アナログ信号である
ピックアップからの信号は、本来のデジタル信号の形態
として変換される。
【0004】また更に、この2値化回路では、上記2つ
の信号の大小が判然としない領域では、出力デジタル信
号の論理は、疑似パルス信号が発生する部分でその値が
不正確になる。これを防止するために、この2値化回路
に並行させて、ピックアップからの信号が所定値を越え
たか否かにより2値化を行う2値化回路を更に設けて、
これによりマスク機能を生じさせ、疑似パルス信号の発
生を防止して、誤判断を防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような再生信号
処理回路においては、しかしながら、ディスク等の媒体
の部分的欠如、及びフォーカシングサーボ特性、トラッ
キングサーボ特性が高帯域までないとき、信号波形の電
位が数バイトに渡って変動することで、上記のマスク回
路によって、本来必要な箇所の信号まで除去されてしま
う。これにより、正確な信号の再生が部分的に不可能に
なるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題を解決すべく設けら
れたものであり、メディア等の欠如・フォーカシングサ
ーボ特性・トラッキングサーボ特性に由来する長期的な
信号波形の変動によるデータ再生の不能状態を回避する
再生信号処理回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、媒体から供給
される信号を受けて、この供給信号と位相が所定量だけ
位相が異なる信号を生成してこれと比較することによ
り、この供給信号を2値化する2値化手段と、この2値
化手段と並列に設けられ、この供給信号を受けてこの2
値化手段が無効にならない範囲で最大にこの信号の歪み
を除去するフィルター手段と、このフィルター手段の出
力を受けて、この出力と所定値とを比較する比較手段
と、この2値化手段の出力と前記比較手段の出力との論
理和を求めるアンド回路手段とを有する媒体情報再生回
路である。
【0008】
【作用】上記の媒体情報再生回路の構成において、上記
フィルター手段は、上記2値化手段の2値化機能が無効
にならない範囲で、この供給信号のディスク等の媒体の
部分的欠如、及びフォーカシングサーボ特性、トラッキ
ングサーボ特性が高帯域までないときに数バイトに渡っ
て出力電位が不安定となって生じる歪みを最大に除去す
るような周波数特性を有している。このため、従来の回
路にみられるような、上記の信号の歪みにより、上記2
値化手段の2値化の値が、本来の媒体に記憶された情報
とは異なって現れてしまうという現象を防止することが
できる。
【0009】つまり、上記フィルター手段の周波数特性
は、あまり高いものに設定すると、ピックアップからの
入力信号を大きく変位することとなり、適正な2値化が
行えなくなる。また、一方、周波数が低すぎると、電位
歪みの矯正の程度が十分得られず、歪みの補正が十分に
実行できない。そこで、これら二つの要素を適宜考慮し
て周波数を設定することで、両者の機能をバランスよく
実現することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の再生信号処理回路の位置を示す
ための光ディスク読取装置の全体図である。このディス
ク装置は光ディスクなどで構成されるディスク1に対し
集束光を用いて情報の記録、再生(あるいは消去動作)
を行うものである。
【0011】上記ディスク1の表面には、スパイラル状
に溝(記録トラック)が形成されており、このディスク
1は、モータ2によって例えば一定の速度で回転され
る。このモータ2は、モータ制御回路18によって制御
されている。
【0012】上記ディスク1に対する情報の記録、再生
は、上記ディスク1の下部に設けられている光学ヘッド
3によって行われる。この光学ヘッド3は、リニアモー
タ31の可動部を構成する駆動コイル13に固定されて
おり、この駆動コイル13はリニアモータ制御回路17
に接続されている。
【0013】このリニアモータ制御回路17には、リニ
アモータ位置検出器26が接続されており、このリニア
モータ位置検出器26は、光学ヘッド3に設けられた光
学スケール25を検出することにより、位置信号を出力
するようになっている。
【0014】また、リニアモータ31の固定部には、図
示しない永久磁石が設けられており上記駆動コイル13
がリニアモータ制御回路17によって励磁されることに
より光学ヘッド3は、ディスク1の半径方向に移動され
るようになっている。
【0015】なお、上記ディスク1では穴開きによりピ
ットを形成する記録膜が用いられているものであるが、
相変化を利用している記録膜や多層記録膜のものを用い
ても良く、またディスクとして光磁気ディスク等の他の
記録媒体を用いても良い。上記の場合、光学ヘッド等の
構成も同様に変更される。
【0016】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されてお
り、この対物レンズ6は、駆動コイル5によってフォー
カシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コ
イル4によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交
方向)に移動可能とされている。
【0017】また、後述するレーザ制御回路51によっ
て駆動される半導体レーザ発振器としてのレーザダイオ
ード9より発生されるレーザ光は、コリメータレンズ1
1a、ハーフプリズム11b、対物レンズ6を介してデ
ィスク1上に照射され、このディスク1からの反射光
は、対物レンズ6、ハーフプリズム11b、集光レンズ
10a、およびシリンドリカルレンズ10bを介して光
検出器8に導かれる。
【0018】レーザダイオード9の近傍には、レーザダ
イオード9の発光量を検出する発光量検出装置としての
モニタ用のフォトダイオードPDが設けられている。こ
のフォトダイオードPDからの検出信号としてのモニタ
電流は上記レーザ制御回路51に供給されるようになっ
ている。
【0019】上記光検出器8は、4分割のフォトダイオ
ード8a、8b、8c、8dによって構成されている。
上記光学ヘッド3のフォトダイオード8a、8b、8
c、8dのカソード側は共通にビデオ信号用のプリアン
プ回路52に接続され、アノード側はそれぞれフォーカ
ス/トラッキング処理回路40に接続されている。
【0020】これにより、ディスク1からの反射光に応
じて、フォトダイオード8a、8b8c、8dにカソー
ドからアノードへ向かって電流が流れ、これをカソード
側から取出した和電流を用いてビデオ信号処理を行い、
アノード側から取出したそれぞれの電流を用いてフォー
カス(ディスク1と対物レンズ6の距離を一定に保つ/
トラッキング(あらかじめディスク1に記録されている
案内溝に従う)処理を行うようになっている。
【0021】上記フォーカス/トラッキング処理回路4
0は、増幅器12a、12b、12c、12d、フォー
カシング制御回路15、トラッキング制御回路16、リ
ニアモータ制御回路17、加算器30a、30b、30
c、30d、およびオペアンプOP1、OP2によって
構成されている。
【0022】すなわち、上記光検出器8のフォトダイオ
ード8aの出力信号は、増幅器12aを介して加算器3
0a、30cの一端に供給され、フォトダイオード8b
の出力信号は、増幅器12bを介して加算器30b、3
0dの一端に供給され、フォトダイオード8cの出力信
号は、増幅器12cを介して加算器30b、30cの他
端に供給され、フォトダイオード8dの出力信号は、増
幅器12dを介して加算器30a、30dの他端に供給
されるようになっている。
【0023】上記加算器30aの出力信号は差動増幅器
OP1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1
の非反転入力端には上記加算器30bの出力信号が供給
される。これにより、差動増幅器OP1は、上記加算器
30a、30bの差に応じてトラック差信号をトラッキ
ング制御回路16に供給するようになっている。このト
ラッキング制御回路16は、差動増幅器OP1から供給
されるトラック差信号に応じてトラック駆動信号を作成
するものである。
【0024】上記トラッキング制御回路16から出力さ
れるトラック駆動信号は、前記トラッキング方向の駆動
コイル4に供給される。また、上記トラッキング制御回
路16で用いられたトラック差信号は、リニアモータ制
御回路17に供給されるようになっている。
【0025】また、上記加算器30cの出力信号は差動
増幅器OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器
OP2の非反転入力端には上記加算器30dの出力信号
が供給される。これにより、差動増幅器OP2は、上記
加算器30c、30dの差に応じてフォーカス点に関す
る信号をフォーカシング制御回路15に供給するように
なっている。このフォーカシング制御回路15の出力信
号は、フォーカシング駆動コイル5に供給され、レーザ
光がディスク1上で常時ジャストフォーカスとなるよう
に制御される。
【0026】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8の各フォトダイオード8
a、〜8dの出力の和電流は、トラック上に形成された
ピット(記録情報)の凹凸に反映されている。この和電
流は、ビデオ信号用のプリアンプ回路52で電圧値に変
換されてビデオ信号処理回路19に供給され、このビデ
オ信号処理回路19において画像データ、アドレスデー
タ(トラック番号、セクタ番号等)が再生される。
【0027】ビデオ信号処理回路19は、プリアンプ回
路52からの電気信号(電圧値)を2値化することによ
り再生信号として出力するものである。本発明において
は、この回路構成に関するもので、後述する特徴により
所定の効果を有する。
【0028】上記レーザ制御回路51は、CPU23か
らの切換信号に応じて再生光量に対応したレーザ光をレ
ーザダイオード9より発生させ、この再生光量のレーザ
光が発生されている状態において、上記記録信号作成回
路41から供給される記録パルス(原信号)に応じてレ
ーザダイオード9を駆動して記録光量のレーザ光を発生
させるものである。上記レーザ制御回路51は、フォト
ダイオードPDからのモニタ電流によってレーザダイオ
ード9の出力光量(再生光量)を制御するようになって
いる。
【0029】また、レーザ制御回路51の前段には外部
装置としての光ディスク制御装置33からインターフェ
ース回路32を介して供給される記録データを記録パル
スに変調する変調回路としての記録信号作成回路34が
設けられている。
【0030】上記ビデオ信号処理回路19で処理された
ビデオ信号はインターフェース回路32で復調処理、エ
ラー訂正処理等が行われた後、光ディスク制御装置33
に出力されるようになっている。
【0031】上記ビデオ信号処理回路19からのデータ
信号はデータクロック生成回路35に出力される。デー
タクロック生成回路35は、発振回路36とPLL回路
37とから構成され、PLL回路37が発振回路36か
らのマスタクロックとビデオ信号処理回路19からのデ
ータ信号とに応じてデータクロック信号を生成し、ビデ
オ信号処理回路19へ出力するものである。
【0032】また、このディスク装置にはそれぞれフォ
ーカシング制御回路15、トラッキング制御回路16、
リニアモータ制御回路17とCPU23との間で情報の
授受を行うために用いられるD/A変換器22が設けら
れている。
【0033】また、上記トラッキング制御回路16は、
上記CPU23からD/A変換器22を介して供給され
るトラックジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動さ
せ1トラック分、レーザ光を移動させるようになってい
る。
【0034】上記レーザ制御回路14、フォーカシング
制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモー
タ制御回路17、モータ制御回路18、信号処理回路1
9、記録信号作成回路34等は、バスライン20を介し
てCPU23によって制御されるようになっており、こ
のCPU23はメモリ24に記憶されたプログラムによ
って所定の動作を行うようになされている。
【0035】又、図2、図3、図4を用いて、本発明の
再生信号処理回路の働きを説明する。図2は、図1のビ
デオ信号処理回路19に含まれる本発明の再生信号処理
回路を示す回路図、図3、図4は、本発明の回路動作を
説明するための各信号のグラフである。図2において、
図1のプリアンプ36から供給される電流信号である光
ディスク読み取り信号を受けるI−V変換回路51は、
その出力短資をACカップリング52に接続され、AC
カップリングの出力端子は増幅回路53に接続され、さ
らにこの出力は微分回路54に接続され、これと並列に
ハイパスフィルター55に接続され、さらにフィルター
55の出力はノイズマスク用2値化回路56に接続され
る。更に、微分回路54とノイズマスク用2値化回路5
6のそれぞれの出力はアンド回路57に接続される。
【0036】この本発明の図2の再生信号処理回路にお
いては、光学検出器8に入射された光信号をプリアンプ
回路36を経てIV変換回路51にて電圧信号に変換し
(I−V変換)、さらにACカップリング(一次HP
F)を経て増幅回路53に供給される。このとき、一例
としてACカップリングの周波数特性fcは、電圧信号
の最密部分の周波数fmの1/100以下である。
【0037】更に、増幅回路53を経た信号は、微分回
路(データ用2値化回路)54でデジタルパルスに変換
される。この時の信号の変化は、図3により示される。
この図において、(a)は上記増幅回路53の出力波
形、(b)は微分回路54の内部で形成される微分用の
ための所定時間だけ(180度以内で)位相が進んだ波
形、(c)は上記微分回路54の内部で行われている処
理を説明する信号波形、(d)は上記微分回路54の出
力波形、(e)は上記ノイズマスク回路用2値化回路に
おける入力波形、(f)はこのノイズマスク回路用2値
化回路56の出力波形、(g)は、上記アンド回路57
の出力波形である。
【0038】図3において、(c)は上記微分回路54
の内部で行われている処理を説明しており、ここでは
(a)の波形61と(b)の波形62の差分をとってお
り、この結果、光ディスク等の媒体に記録されていたパ
ルス信号に近い信号(d)が得られる。しかしこの微分
回路54の出力波形(d)では、波形61、62の値が
近接する箇所において疑似信号63が発生するためこの
ままでは、正確な信号再現が難しい。そこで、ノイズマ
スク用2値化回路56により(e)に示すような比較処
理の結果、出力波形(f)を得、これと微分回路54の
出力波形(d)との論理和をアンド回路57の出力信号
(g)として得る。
【0039】更に、ここで図4を用いて、本発明のハイ
パスフィルター55の働きについて説明する。図4にお
いて、(a)はディスク等の媒体の部分的欠如、及びフ
ォーカシングサーボ特性、トラッキングサーボ特性が高
帯域までない場合等の異常のある信号波形、(b)はノ
イズマスク用2値化回路56内部での処理を述べるため
の信号波形、(c)は上記の異常のある波形により信号
の再生が一部分不可能になってしまった再生回路の出力
波形、(d)は本発明のハイパスフィルター55の働き
により異常箇所が正常状態に矯正された後の入力波形で
ある。
【0040】例えば光ディスク再生装置においては、主
にディスク等の媒体が部分的に欠如している場合、また
はフォーカシングサーボ特性、トラッキングサーボ特性
が高帯域までない場合等の原因で、光学ヘッド3からの
信号波形が長期間に渡り異常な状態になる場合がある。
このような異常信号は、ノイズマスク用2値化回路56
における処理の段階(b)では、基準電位以下の領域で
は信号は存在しないものとみなされ、その期間だけマス
クされてしまい本来の信号の再生処理が不可能になるた
め、再生回路の出力は(c)のように、一定期間再生が
不能となってしまう。
【0041】このような異常状態に対応するため、ハイ
パスフィルター55によって異常のある入力信号波形
(a)は、適宜(d)のような正常波形に矯正される。
これにより、本来の適正な信号再生が可能になる。
【0042】しかしながら、ここでのハイパスフィルタ
ー55の遮断周波数fcをあまりに高く設定すると、微
分回路54の比較機能に対して時間軸方向の変位が大き
すぎる(ピークシフト)ことになり、適正に処理が行わ
れなくなるという問題がある。このため、このハイパス
フィルター55の遮断周波数fcの値は、図3の入力信
号(a)の最密度の領域の周波数fmに対して、1/1
0〜1/20の範囲で設定することが最も適正であると
考えられる。これによりピークシフトを起こすこと無
く、さらに波形変動に対し不要に情報信号が除去される
ことを防ぐことが可能になる。
【0043】図5は、このハイパスフィルター55の回
路の一例である。本発明においては、フィルターの遮断
周波数fcは、fc=1/2πCRの関係式を満たすよ
うな値をとることが最適となる。この図においては、最
密周波数5MHzとして上記の式を満たす各値のCRを
用いられるため、このフィルター55は、300PFの
コンデンサー101と、10Kオームの抵抗102、1
03と、オペアンプ104とから構成されている。
【0044】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、適
正な遮断周波数のハイパスフィルターを用いた再生回路
を構成することで、メディア等の欠如・フォーカシング
サーボ特性・トラッキングサーボ特性等に由来する長期
的な信号波形の変動によるデータ再生の不能状態を回避
する光ディスク再生装置等の媒体情報再生回路を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の再生信号処理回路の位置を示すため
の光ディスク読取装置の全体図。
【図2】 本発明の再生信号処理回路を示す回路図。
【図3】 本発明の回路動作を説明するための各信号の
グラフ。
【図4】 本発明の回路動作を説明するための各信号の
グラフ。
【図5】 本発明の再生信号処理回路のハイパスフィル
ターの回路の一例を示す回路図。
【符号の説明】
19…ビデオ信号処理回路,51…I−V変換回路,5
2…ACカップリング,53…増幅回路,54…微分回
路,55…ハイパスフィルター,56…ノイズマスク2
値化回路,57…アンド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体から供給される信号を受けて、この信
    号と位相が所定量だけ異なる信号を生成してこれと比較
    することにより、前記信号を2値化する2値化手段と、 前記2値化手段と並列に設けられ、前記信号を受けて前
    記2値化手段が無効にならない範囲で最大に前記信号の
    歪みを除去するフィルター手段と、 前記フィルター手段の出力を受けて、この出力と所定値
    とを比較する比較手段と、 前記2値化手段の出力と前記比較手段の出力との論理和
    を求めるアンド回路手段とを有する媒体情報再生回路で
    ある。
  2. 【請求項2】 前記フィルター回路の周波数特性fc
    は、前記媒体から供給される出力信号の最密領域の周波
    数fmに対して、1/10fm〜1/20fmの範囲に
    あることを特徴とする請求項1の媒体情報再生回路であ
    る。
JP23843993A 1993-09-24 1993-09-24 媒体情報再生回路 Pending JPH0793897A (ja)

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