JPH0793843B2 - 農作業機連結装置 - Google Patents

農作業機連結装置

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JPH0793843B2
JPH0793843B2 JP63017943A JP1794388A JPH0793843B2 JP H0793843 B2 JPH0793843 B2 JP H0793843B2 JP 63017943 A JP63017943 A JP 63017943A JP 1794388 A JP1794388 A JP 1794388A JP H0793843 B2 JPH0793843 B2 JP H0793843B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は農作業機連結装置に係り、農用トラクタに農作
業機を連結するものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の農作業機連結装置としては、たとえば、
実開昭62-89905号公報に記載されているように、トラク
タの三点リンク機構にヒッチ側フレームを連結し、この
ヒッチ側フレームに作業機側の三点連結部を連結すると
ともに、前記ヒッチ側フレーム側の作業機駆動軸に前記
作業機側の入力軸を連結するものにおいて、前記ヒッチ
側フレームの左右のロアリンクガイドに軸受サポートを
上下のボルト及びこの上下のボルトを挿通した嵌入孔に
て前後に回動可能に取着し、この軸受サポートに弾性板
を介して軸受板をボルトにて移動可能に支持し、前記軸
受サポートに軸受体を介して前記作業機駆動軸を回転自
在に軸架し、この作業機駆動軸の後端部に爪クラッチの
一方の噛合爪を軸方向に進退自在に軸架するとともに、
この一方の噛合爪を常時作業機駆動軸の後端部に向かっ
て付勢する付勢バネを回装する一方、前記作業機側の入
力軸の先端部に前記爪クラッチの一方の噛合爪に係脱す
る他方の噛合爪を固定ボルトにて固定する構成が知られ
ている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公報に記載の構成では、ヒッチ側フレームの三点連
結部に作業機側の三点連結部を連結するとともに、作業
機駆動軸の爪クラッチの一方の噛合爪に入力軸の他方の
噛合爪を噛合させるものであるが、この際、爪クラッチ
の一方の噛合爪に他方の噛合爪を噛合させるためには作
業機駆動軸に一方の噛合爪を付勢する付勢バネを回装す
る必要があるとともに、入力軸に固着する他方の噛合爪
の取り付け位置に精度が要求され、また、作業機駆動軸
と入力軸との軸芯がずれ一方の噛合爪に他方の噛合爪が
噛合しないときには、ボルトを回動操作して軸受板の締
付けを弛緩し、弾性板により軸受板を前後動可能にして
調心用のギャップを形成する必要がある等軸芯を一致さ
せる調節操作が必要であり、その調心構造が複雑であ
り、さらには、一方の噛合爪に他方の噛合爪を噛合させ
る際の衝撃等により噛合爪が破損・損傷し易い、という
問題がある。
そこで、本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、トラクタの三点リンク機構による連結フレームの上
方への円弧運動によって作業機をトラクタ側に移動させ
て連結フレームと作業機の相互及び動力伝達軸の連結体
と入力軸の相互を略同時に確実に連結することができ、
この際、連結フレーム側の連結体と入力軸との軸芯の不
一致を自動的に一致させて連結体に入力軸をスムーズに
スプライン嵌合させることができ、この連結体に入力軸
をスプライン嵌合させる調心構造は部品点数が少なく簡
単で、取り扱いが容易な農作業機連結装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の農作業機連結装置は、トラクタの三点リンク機
構によって連結フレームを上昇回動し、この連結フレー
ムの上部のフックに作業機の上部係合ピンを係合して作
業機をトラクタ側に移動させるとともに、前記連結フレ
ームの下部左右の連結板に前記作業機の左右の下部係合
ピンをそれぞれ連結し、かつ、前記連結フレームに支持
した動力伝達軸の一方のユニバーサルジョイントに前記
作業機の入力軸をスプライン嵌合する連結体を設けた農
作業機連結装置において、前記連結フレームは、相対し
て突出した左右の支持アームを有し、この左右の支持ア
ームに支持板をそれぞれ固着し、この左右の支持板に相
対して上下方向の取付孔をそれぞれ形成し、前記連結体
は、前記入力軸の挿入を案内する案内口及びこの案内口
から前記入力軸をスプライン嵌合するスプライン軸筒を
回転自在に支持した支持筒を有し、この支持筒の左右部
に前記左右に支持板の取付孔に上下動自在にかつ回動自
在に挿着して支持される支杆をそれぞれ突出し、前記連
結フレームの左右の支持板の取付孔にて前記連結体の左
右の支杆をそれぞれ上下動自在にかつ回動自在に支持す
るとともに、前記連結体の案内口を後方に向けて開口さ
せる位置に前記連結体を支持するストッパーを設けたも
のである。
(作用) 本発明の農作業機連結装置では、トラクタの三点リンク
機構に連結フレームを連結するとともに、この連結フレ
ームに一方のユニバーサルジョイントの連結体を支持し
た動力伝達軸の他方のユニバーサルジョイントを前記ト
ラクタの動力取出軸に連結する。そして、トラクタの三
点リンク機構に連結フレームが連結されるとともに、こ
のトラクタの動力取出軸と連結フレームとの間に動力伝
達軸が連結される。
つぎに、トラクタの三点リンク機構を上昇回動すると、
連結フレームの上方への円弧運動によって連結フレーム
の上部のフックに先ず作業機の上部の上部係合ピンが係
合れる。また、連結フレームが引続き上方へ回動される
ことにより、フックによって上部係合ピンを介して作動
機が上方に引き起されるとともに、この作業機は、フッ
クに係合された上部係合ピンを中心としてトラクタ側の
前方に移動され、連結フレームの左右の連結板に作業機
の左右の下部係合ピンが自動的に係合され、かつ、連結
フレームに吊持された連結体のスプライン軸筒内に作業
機の入力軸が自動的にスプライン嵌合される。
そして、前記連結体のスプライン軸筒内に入力軸がスプ
ライン嵌合する際には、ストッパーにて連結体の案内口
が後方に向けて開口されていることにより、この案内口
からスプライン軸筒内に入力軸が容易にスプライン嵌合
されるが、この連結体の案内口及びスプライン軸筒と、
入力軸との軸芯が不一致の際には、入力軸の先端部が連
結体の案内口内に挿入するとともに、この入力軸によっ
て連結体が押動され、この連結体は左右の支杆を介して
左右の支持板の取付孔に案内されて上下方向に揺動して
自動的に連結体のスプライン軸筒と入力軸との軸芯が一
致され、この連結体の芯出し作動によってこのスプライ
ン軸筒内に入力軸が自動的にスプライン嵌合される。
このようにして、連結フレーム側の四点連結部に対して
作業機側の四点連結部が自動的に連結される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添附図面に基づいて説明す
る。
1は連結フレームで、この連結フレーム1は、パイプ材
にて略山形状に折曲形成され、その下方に延在した両側
下端部には連結板2,2が相対して固着されている。この
左右の連結板2,2は、前後方向に延在され、その後端部
には後方に開口した係合凹部3,3が形成されているとと
もに、この係合凹部3,3を形成した上下の係合片4,4の先
端部には案内片5,5が外方に向かって傾斜して形成され
ている。また、前記左右の連結板2,2の前端下部にはロ
ワピン6,6が外方に水平状に突出されている。
また、前記左右の連結板2,2の前端上部に突出されたピ
ン7,7にはロックアーム8,8がそれぞれ上下方向に回動自
在に枢着され、この左右のロックアーム8,8の後端部に
は前記係合凹部3,3内に突出する係止突部9,9が形成さ
れ、この係止突部9,9の外縁部に下方に傾斜した案内面1
0,10が形成されている。また、前記左右のロックアーム
8,8の前端部にはハンドル11,11が固着されている。ま
た、前記左右の連結板2,2の上部途中に支軸12,12が突出
され、この支軸12,12に捲回したつるまきばねのような
スプリング13,13の一端部が前記ピン7,7に係止されてい
るとともに、その他端部が前記ロックアーム8,8の後端
部に係止されている。そして、このスプリング13,13に
よってそれぞれのロックアーム8,8がピン7,7を中心とし
て回動附勢されその係止突部9,9が常時係合凹部3,3内に
突出されるようになっている。なお、14,14はロックア
ーム8,8のストッパーである。
また、前記連結フレーム1の頂部には一対の連結プレー
ト15,15が所定の間隔をおいて相対して固着され、この
一対の連結プレート15,15の上部の前後部には取付孔16,
16が相対して形成されている。また、前記一対の連結プ
レート15,15の下端部及び連結フレーム1の頂部に一対
のフック17,17が所定の間隔をおいて後方に向かって相
対して固着され、この一対のフック17,17は略中間上部
に係止凹部18,18が形成されているとともに、この係止
凹部18,18から後側上縁部に案内面19,19が後上方に向か
って傾斜して形成されている。なお、20は連結フレーム
1の頂部内に固着された補強用ステーである。
つぎに、前記フレーム1の両側下部の内側部には取付板
21,21がそれぞれ固着され、この左右の取付板21,21に支
持アーム22,22の基板23,23が複数のボルト・ナット24,2
4によってそれぞれ固着され、この左右の支持アーム22,
22の内方に向かって突出された先端部には相対して支持
板25,25がそれぞれ一体に固着されている。また、この
左右の支持板25,25には上下方向の長孔状の取付孔26,26
がそれぞれ相対して形成され、この左右の取付孔26,26
の前側近傍に位置して前記支持板25,25の内側部にはス
トッパー27,27がそれぞれ一体に突設されている。
また、前記左右の支持アーム22,22の支持板25,25間には
連結体28が上下動自在にかつ回動自在に支架されてい
る。この連結体28は、その左右に前記左右のストッパー
27,27に当接する支枠29,29を有し、この支枠29,29には
前記左右の取付孔26,26に上下動自在にかつ回動自在に
挿着して支持される支杆としてのボルト30,30がそれぞ
れ外方に向かって突出されている。そして、この左右の
ボルト30,30が前記左右の取付孔26,26内に挿通して支持
されることにより、前記左右の支持板25,25間に前記連
結体28が揺動自在にすなわち上下動自在にかつ回動自在
に支持され、この左右のボルト30.30の突出端部にはワ
ッシャ31,31を介して抜け止め用のナット32,32が螺着さ
れている。
しかして、前記連結体28は、その左右に前記支枠29,29
及びボルト30,30を有する中空円筒状の支持筒33を有
し、この支持筒33内には中空円筒状の摺動筒33aがガイ
ド33c及びガイド溝33fを介して軸方向に摺動自在に嵌挿
され、この摺動筒33a内には動力伝達軸34の一方のユニ
バーサルジョイント35の中空のスプライン軸筒36が前後
に配設したベアリング36a,36aを介して回転自在に嵌着
支持されている。また、このスプライン軸筒36の内壁軸
方向に形成された多数のスプライン37aからなるスプラ
イン孔37の案内口38はスプライン軸筒36の後端部に開口
され、前記支持筒33と前記摺動筒33aとの間にコイルス
スプリング33bが介装され、このコイルスプリング33bの
一端部は摺動筒33aのフランジ33cに係止されているとと
もに、その他端部は支持筒33内の段部33dに係止されて
いる。
また、前記一方のユニバーサルジョイント35は、内側ヨ
ーク39と外側ヨーク40がクロスピン41にて上下方向及び
左右方向に折曲自在に連結され、この外側ヨーク40の外
端部に前記スプライン軸筒36の内端部が固着され、前記
内側ヨーク39に外筒42の外端部が固着され、この外筒42
内には軸回り方向では固定で軸方向にのみ進退自在の内
筒43が嵌挿され、この内筒43の内端部に他方のユニバー
サルジョイント44が連結されている。この他方のユニバ
ーサルジョイント44は、前記一方のユニバーサルジョイ
ント35と同様に内側ヨーク45と外側ヨーク46がクロスピ
ン47にて上下方向及び左右方向に折曲自在に連結して構
成され、外側ヨーク46にスプライン軸筒48が連結されて
いる。
そして、前記一方のユニバーサルジョイント35、外筒4
2、内筒43及び他方のユニバーサルジョイント44にて前
記動力伝達軸34が構成され、この動力伝達軸34のスプラ
イン軸筒36を有する前記連結体28は、左右のボルト30,3
0及びこの左右のボルト30,30を挿着して支持した左右の
取付孔26,26にて左右の支持アーム22,22の先端部の支持
板25間に上下動自在にかつ回動自在に支持され、また、
この連結体28は、常時は左右の支枠29,29が左右のスト
ッパー27,27に当接して案内口38が後方に向けて開口さ
せる位置に支持されている。
また、49は作業機で、この作業機49は、左右方向に延在
した主枠50を有し、この主枠50の両端部にはチェーンケ
ース51及びブラケット(図示せず)が相対して取着さ
れ、このチェーンケース51とブラケットとの下端部間に
はロータリー作業体52が回転自在に設けられ、このロー
タリー作業体52の上部を被覆したカバー体53が前記チェ
ーンケース51及びブラケット間に固着され、このカバー
体53の後端部には整地体54が上下方向に回動自在に設け
られている。
また、前記主枠50の中間部にはミッション55を内蔵した
ミッションケース56が設けられ、このミッション55のス
プライン軸からなる入力軸57が前方に向かって回転自在
に突出され、この入力軸57は前記連結体28の案内口38か
らスプライン軸筒36のスプライン孔37に軸方向からスプ
ライン嵌合されるようになっている。また、前記ミッシ
ョンケース56の上部から前方に向かって所定の間隔をお
いて並設した一対のマスト58,58が突出され、この一対
のマスト58,58の先端部間に前記一対のフック17,17に係
脱自在に係合する左右方向の上部係合ピン59が軸架され
ている。
また、前記主枠50の両側部から前方に向かってロワアー
ム60,60がそれぞれ突出され、この左右のロワアーム60,
60の先端部には前記左右の係合凹部3,3内に係脱自在に
係合する下部係合ピン61,61が外方に向かって水平状に
突出されている。
さらに、前記左右のロアアーム60,60の先端近傍部に上
下方向に開口した中空円筒状のスタンドホルダー62,62
が固着され、この左右のスタンドホルダー62,62内にス
タンド63,63がロック機構64,64を介して上下動自在に嵌
挿され、この左右のスタンドホルダー62,62には前記ロ
ック機構64,64を作動する作動ピン65,65が進退自在に設
けられ、この左右の作動ピン65,65は前記左右の連結板
2,2の挿脱によって進退動されるよになっている。な
お、66,66はスタンド63,63の上部に取着されたハンドル
である。
また、67はトラクタで、このトラクタ本体68の後部の左
右両側下部にロワリンク69,69がそれぞれ上下方向に回
動自在に軸着され、この左右のロワリンク69,69の途中
に枢着したリフトロッド70,70が前記トラクタ本体68の
リフト機構71,71に回動自在に軸着されている。また、
前記トラクタ本体68の後部の上部に進退調節自在のトッ
プリンク72が上下方向に回動自在に軸着され、前記トラ
クタ本体68の後端下部にスプライン軸からなる動力取出
軸(PTO軸)73が回転自在に突出されている。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
トラクタ67の左右のロワリンク69,69の先端部に連結フ
レーム1の左右のロワピン6,6を回動自在に連結すると
ともに、トラクタ67のトップリンク72の先端部に連結フ
レーム1の連結プレート15,15における選択した位置の
取着孔16,16を連結ピンを介して回動自在に連結する。
また、トラクタ67の動力取出軸73に動力伝達軸34の他方
のユニバーサルジョイント44におけるスプライン軸筒48
をスプライン嵌合する。これにより、トラクタ67の三点
リンク機構に連結フレーム1が連結されて支架されると
ともに、このトラクタ67の動力取出軸73と連結フレーム
1との間に動力伝達軸34が連結される。
つぎに、トラクタ67の後方部に配置した作業機49に向か
ってトラクタ67を後退し、この三点リンク機構に連結支
架した連結フレーム1の上部の一対のフック17,17が作
業機49の一対のマスト58,58の上部係合ピン59に対向
し、かつ連結フレーム1の下部の左右の連結板2,2が作
業機49の左右のロックアーム60,60の下部係合ピン61,61
に対向したところで、トラクラ67の後退を停止する。
そして、トラクタ67のリフト機構71を作動して三点リン
ク機構を上昇回動すると、この連結フレーム1の上方へ
の円弧運動によって連結フレーム1が上方へ回動され、
その上部の一対のフック17,17における案内面19,19に先
ず作業機49の上部の上部係合ピン59が係合するととも
に、この上部係合ピン59がその案内面19,19から一対の
フック17,17の係止凹部18,18内に係合される。
また、連結フレーム1が引続き上方へ回動されることに
より、一対のフック17,17によって上部係合ピン59を介
して作業機49が上方に向かって引き起されるとともに、
この作業機49は、一対のフック17,17に係止された上部
係合ピン59を中心としてトラクタ67側の前方に移動さ
れ、連結フレーム1の左右の連結板2,2における係合凹
部3,3内に作業機49の左右の下部係合ピン61,61が自動的
に係合して係止され、かつ、連結フレーム1に吊持され
た一方のユニバーサルジョイント35の連結体28のスプラ
イン軸筒36のスプライン孔37内に作業機49の入力軸57が
その案内口38から自動的にスプライン嵌合される。
前記左右の連結板2,2の係合凹部3,3内に左右の下部係合
ピン61,61が係合係止する際において、左右の連結板2,2
のロックアーム8,8における係止突部9,9の案内面10,10
に左右の下部係合ピン61,61が当接し、この左右の下部
係合ピン61,61が係止突部9,9を押動することによってロ
ックアーム8,8がピン7,7を中心としてスプリング13,13
に抗して第1図反時計方向に回動され、この左右の下部
係合ピン61,61か係合凹部3,3内に嵌合されるとともに、
スプリング13,13の復帰力によってロックアーム8,8がピ
ン7,7を中心として第1図時計方向に復帰回動され、こ
の係止突部9,9が係合凹部3,3を閉じるように下部係合ピ
ン61,61の後部に係合する。
また、左右の連結板2,2の係合凹部3,3内に左右の下部係
合ピン61,61が係合係止する際において、左右の連結板
2,2の上部の案内片5,5および係合片4,4にて作動ピン65,
65が押動されると、この作動ピン65,65が軸方向に次第
に摺動されるとともに、ロック機構64,64が作動され、
それぞれのスタンド63,63のロックが解除され、スタン
ドホルダー62,62に対してスタンド63,63が自動的に上昇
され、このスタンド63,63による作業機49の支持が解除
される。
また、上記一方のユニバーサルジョイント35の連結体28
内に入力軸57がスプライン嵌合する際には、左右のスト
ッパー27にて連結体28の案内口38が後方が向けて開口さ
れていることにより、この案内口38からスプライン軸筒
36のスプライン孔37内に入力軸57が容易にスプライン嵌
合されるが、この連結対28のスプライン軸筒36のスプラ
イン孔37と、入力軸57との軸芯が不一致の場合には、入
力軸57の先端部が連結体28の案内口38内に挿入するとと
もに、この入力軸57によって摺動筒33aがコイルスプリ
ング33bに抗して押動され、この摺動筒33aが軸方向に摺
動されつつ連結体28の左右のボルト30,30が左右の支持
アーム22,22の取付孔26,26の大きさの範囲内で上下動か
つ回動することにより、この連結体28およびスプライン
筒軸36のスプライン孔37が入力軸57に対して自動的に芯
合せされる。
したがって、入力軸57による連結体28の芯出し作動によ
って、スプライン軸筒36のスプライン孔37と入力軸57と
の軸芯が一致され、このスプライン軸筒36のスプライン
孔37内に入力軸57が自動的にスプライン嵌合される。こ
のようにして、連結フレーム1側の四点連結部に対して
作業機49側の四点連結部が自動的に連結される。
そして、トラクタ67の進行で連結フレーム1を介して作
業機49が牽引進行されるとともに、トラクタ67の動力取
出軸73からの動力は動力伝達軸34及び入力軸57を介して
ミッション55に伝達され、このミッション55からの動力
によって前記主枠50内の出力軸及びチェーンケース51内
の連動媒体を介してロータリー作業体52が回動駆動さ
れ、このロータリー作業体52によって対土作業が行われ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、トラクタの三点リンク機構による連結
フレームの円弧運動によって連結フレームの上部のフッ
クに係合した上部係合ピンを中心として作業機をトラク
タ側に移動させて連結フレームと作業機の相互及び動力
伝達軸の連結体と入力軸の相互を略同時に連結すること
ができる。
この際、前記連結フレームには左右の支持アームに固着
した支持板に相対して上下方向の取付孔を形成し、前記
連結体には前記入力軸を案内する案内口及び前記入力軸
をスプライン嵌合するスプライン軸筒を回動自在に支持
した支持筒を有し、この支持筒の左右部に前記左右の支
持体の取付孔内に支持される支杆を突出し、前記左右の
支持板の取付孔にて前記連結体の左右の支杆をそれぞれ
上下動自在にかつ回動自在に支持するとともに、前記連
結体の案内口を後方に向けて開口させる位置に連結体を
支持するストッパーを設けたので、この連結体の案内口
からスプライン軸筒内に入力軸をスムーズにスプライン
嵌合することができるが、この連結体の案内口及びスプ
ライン軸筒と、入力軸との軸芯が不一致の際には、入力
軸の先端部が連結体の案内口内に挿入するとともに、こ
の入力軸にて連結体をスプライン軸筒と入力軸との軸芯
を一致させる方向に揺動して連結フレーム側の連結体と
入力軸との軸芯の不一致を自動的に一致させて連結体の
スプライン軸筒に入力軸をスムーズにスプライン嵌合さ
せることができる。
また、左右の支持板の取付孔にて入力軸をスプライン嵌
合するスプライン軸筒を有する連結体の左右の支杆を挿
着支持するとともに、ストッパーにて連結体を支持して
案内口を後方に向けて開口させるものであるから、この
連結体に入力軸をスプライン嵌合させる調心構造は部品
点数が少なく簡単であり、この連結体を案内口が常に中
央の正規の位置に配置するように左右の弾性保持部材に
て保持する必要がなく、その相互の軸芯を一致させる調
整操作を特に必要としないので取り扱いが容易である。
また、連結体のスプライン軸筒に入力軸をスプライン嵌
合するものであるから、スプラン軸筒に入力軸を確実に
連動連結することができ、爪クラッチのように一方の噛
合爪に他方の噛合爪を噛合させる際の衝撃等により噛合
爪が破損・損傷するようなことがなく、入力軸に一方の
噛合爪を固着する必要がなく、連結体を上下動自在にか
つ回動自在に支持してもこの連結体にて入力軸を確実に
連動回転することができる。
したがって、連結フレームの円弧運動によって連結フレ
ーム側の四点連結部に作業機側の四点連結部を連結する
ものとして取扱い操作のすぐれた農作業機連結装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図はトラクタ
に作業機を連結した状態の側面図、第2図は同上分離状
態の側面図、第3図は同上連結フレームの一部を切欠い
た斜視図、第4図は同上連結体支持機構の側面図、第5
図は同上連結体の断面図である。 1……連結フレーム、2……連結板、22……支持アー
ム、25……支持板、26……取付孔、27……ストッパー、
28……連結体、30……支杆、33……支持筒、34……動力
伝達軸、35,44……ユニバーサルジョイント、36……ス
プライン軸筒、38……案内口、49……作業機、57……入
力軸、59……上部係合ピン、61……下部係合ピン、67…
…トラクタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタの三点リンク機構によって連結フ
    レームを上昇回動し、この連結フレームの上部のフック
    に作業機の上部係合ピンを係合して作業機をトラクタ側
    に移動させるとともに、前記連結フレームの下部左右の
    連結板に前記作業機の左右の下部係合ピンをそれぞれ連
    結し、かつ、前記連結フレームに支持した動力伝達軸の
    一方のユニバーサルジョイントに前記作業機の入力軸を
    スプライン嵌合する連結体を設けた農作業機連結装置に
    おいて、 前記連結フレームは、相対して突出した左右の支持アー
    ムを有し、この左右の支持アームに支持板をそれぞれ固
    着し、この左右の支持板に相対して上下方向の取付孔を
    それぞれ形成し、 前記連結体は、前記入力軸の挿入を案内する案内口及び
    この案内口から前記入力軸をスプライン嵌合するスプラ
    イン軸筒を回転自在に支持した支持筒を有し、この支持
    筒の左右部に前記左右の支持板の取付孔に上下動自在に
    かつ回動自在に挿着して支持される支杆をそれぞれ突出
    し、 前記連結フレームの左右の支持板の取付孔にて前記連結
    体の左右の支杆をそれぞれ上下動自在にかつ回動自在に
    支持するとともに、前記連結体の案内口を後方に向けて
    開口させる位置に前記連結体を支持するストッパーを設
    けた ことを特徴とする農作業機連結装置。
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