JPH0646248Y2 - トラクタと作業機との動力断接用クラッチ装置 - Google Patents

トラクタと作業機との動力断接用クラッチ装置

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JPH0646248Y2
JPH0646248Y2 JP12262387U JP12262387U JPH0646248Y2 JP H0646248 Y2 JPH0646248 Y2 JP H0646248Y2 JP 12262387 U JP12262387 U JP 12262387U JP 12262387 U JP12262387 U JP 12262387U JP H0646248 Y2 JPH0646248 Y2 JP H0646248Y2
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tractor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタと産業機との動力断接用クラッチ装
置に関する。
(従来の技術) トラクタのPTO軸にその一端が自在継手を介して連結さ
れる伝動軸と、作業機の入力軸とを解除自在に連結する
クラッチ装置としては、特願昭61-297378号にて提案さ
れているものがある。
これは、第16図に示すように、トラクタと作業機との連
結装置に固定される固定筒31′と、この固定筒31′にコ
イルバネ57′を介して軸方向及び径方向に移動自在に嵌
合支持される可動筒32′とを備えている。この可動筒3
2′には、前記伝動軸の他端に取付けられる自在継手4
5′のヨーク49′が軸受51′を介して支持されている。
そして、このヨーク51′に形成されたスプライン53′
と、前記作業機の入力軸29′に形成されたスプライン5
2′とを介して、ヨーク49′と入力軸29′とが嵌合され
ることで、トラクタのPTO軸からの動力が作業機に入力
軸29′を介して伝達される。
上記自在継手45′と入力軸29′とのスプライン嵌合は、
可動筒32′を固定筒31′に対し軸方向移動(第16図中右
方移動)することにより行なうものである。そのため、
自在継手45′のヨーク49′の軸心a′と、入力軸29′の
軸心b′とは、スプライン嵌合前にあっては一致するこ
とが必要となる。しかし、完全に一致させることは困難
であるため、上記のように固定筒31′に対し可動筒32′
を径方向移動自在とすることで、多少の軸心a′,b′の
ずれには対応できるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 固定筒31′に対し可動筒32′を径方向移動自在とする
と、伝動軸の重量により可動筒32′が傾き、第16図に示
すようにヨーク49′の軸心a′もa″のように傾き、入
力軸29′の軸心b′とのずれが大きくなりすぎてスプラ
イン嵌合ができなくなったり、スプライン歯を損傷させ
てしまうといった問題が生じる。
本考案は上記問題点を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案が、従来技術の問題点を解決するために特徴とす
るところは、トラクタ1のPTO軸8にその一端が自在継
手45を介して連結される伝動軸44と、作業機Rの入力軸
29とを解除自在に連結するクラッチ装置28であって、ト
ラクタ1と作業機Rとの連結装置Cに固定される固定筒
31と、この固定筒31に軸方向及び径方向に移動自在に嵌
合支持される可動筒32とを備え、この可動筒32に、前記
伝動軸44の他端に取付けられる自在継手45が支持され、
この自在継手45と入力軸29とが、可動筒32の固定筒31に
対する軸方向移動により嵌脱自在にスプライン嵌合され
るものにおいて、一端側が固定筒31に取付けられると共
に他端側が可動筒32に当接されるバネ110が設けられ、
このバネ110によって可動筒32が固定筒31に対し上方付
勢されている点にある。
(作用) バネ110により可動筒32が固定筒31に対し上方付勢され
ることにより、伝動軸44の重量による可動筒32の傾きが
規制され、可動筒32に支持された自在継手45と入力軸29
とのスプライン嵌合の際の軸心のずれが大きくなるのを
防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第2図において、1はトラクタ、2はトラクタ車体、3
はトラクタ車体2の後部に搭載された昇降装置として例
示する作業機昇降用油圧装置で、左右一対のリフトアー
ム4を有する。5は座席、6は後輪、7は後輪フエン
ダ、8はPTO軸で、車体2後端から後方に突出してい
る。
Rは作業機として例示するサイドドライブ式ロータリ耕
耘装置で、トラクタ1の後方に、3点リンク機構9と連
結装置Cを介して昇降自在で且つ着脱自在に連結されて
いる。
3点リンク機構9は、中央1本の上部連結リンクとして
示すトップリンク10と左右一対の下部連結リンクとして
示すロアリンク11とから成り、各ロアリンク11と各リフ
トアーム4とが夫々リフトロッド12により連結されてい
る。
第1図、第3図乃至第5図に示す連結装置Cにおいて、
14は連結体で、トップリンク10と両ロアリンク11の後端
部を連結するもので、上方に突出する正面視山形状とさ
れた本体15と、本体15の上端部から上方に突設された左
右一対の側板16と、本体15の左右下端部から左右方向に
突設された左右一対の筒体17と、各筒体17から外側方に
突設され且つ筒体17より小径とされた左右一対の連結軸
体18から主構成されている。
左右の側板16の前部間には、トップリンク10の後端の球
継手部20が取付ピン21により着脱自在に連結されてい
る。両側板16の後部には、上方斜め後方に向って開口す
る切欠部22が形成され、切欠部22の上部は上端に向うに
従って漸次拡開するようにされている。
連結軸18には、中空円錐台形状の側部案内体23が小径端
面を外方側として外嵌固着されている。
各連結軸体18の外周には、周溝24が形成され、外端部に
は各ロアリンク11の球継手部25が着脱自在に外嵌され
て、ピン26により抜止めされている。
次に、28はクラッチ装置で、トラクタ1のPTO軸8と耕
耘装置Rの入力軸29とを解除自在に連結するものであっ
て、連結体14の下方側に位置し、第6図乃至第11図に示
すように、略前後軸心の固定筒31と、可動筒32と、可動
筒32の操作装置33を有する。
固定筒31は前記筒体17に支持材34により解除自在に連結
されている。固定筒31には、左右一対の案内溝35が後端
から前方に向って切欠形成されている。また、固定筒31
の前端部には、径方向内方に突出するバネ受けリング36
が取付けられている。
可動筒32は固定筒31内に同心状に配置されるもので、外
筒体37と、この外筒体37内に同心状に配置される内筒体
38と、両筒体37,38を連結する前・後取付片39,40を有す
る。
内筒体38の後端部からは左右一対の横軸41が外方に突設
されている。この横軸41は、前記固定筒31の各案内溝35
内に長手方向に移動自在で且つ相対回動自在に挿入され
ており、これにより、可動筒32は固定筒31に軸心方向に
移動自在で且つ横軸41廻りに回動自在に備えられてい
る。又、横軸41と案内溝35間のがたと,固定筒31と可動
筒32間の隙間により、可動筒32は後端部で、固定筒31に
対して、横軸41と直交する縦軸廻りに回動自在とされる
と共に、可動筒32はいずれの径方向にも移動自在とされ
ている。
尚、固定筒31後端部の内面には、止め輪にて例示するス
トッパ42が備えられ、このストッパ42と横軸41とが接当
することにより、可動筒32の固定筒31に対する所定以上
の後方への移動が規制される。
また、前記後取付片40が固定筒31内面と接当し、バネ受
リング36が外筒体37外面と接当することにより、可動筒
32の径方向への所定以上の平行移動が阻止される。
ここで、トラクタ1のPTO軸8と、耕耘装置Rの入力軸2
9とは、伝動軸44と、伝動軸44の両端部に備えられた前
・後自在継手45,45とを介して、解除自在に連動連結さ
れている。
伝動軸44は、その前部筒体46と、この筒体46に軸方向摺
動自在にスプライン結合された後部軸体47とから成り、
伸縮自在とされている。
後自在継手45は、前・後ヨーク48,49と、両ヨーク48,49
を連結するスパイダ50とから成り、前ヨーク48は伝動軸
44の軸体47に解除自在に連結されている。
後ヨーク49の後部は可動筒32の内筒体38に軸受51を介し
て支持されている。この後ヨーク49の後部内面には、作
業機の入力軸29の雄スプライン部52と嵌脱自在にスプラ
イン嵌合される雌スプライン部53が形成されている。な
お、後ヨーク49の後端内周面と、入力軸29の先端外周面
とは、面取り54,55がなされている。
可動筒32の操作装置33は、コイルバネ57と、左右一対宛
の位置変更体58、保持体59、付勢バネ60及び連動機構61
と、第1、第2連動体62,63と、操作レバー64を有す
る。
コイルバネ57は、可動筒32の外筒体37外周面に捲周され
て、バネ受リング36と後取付片40間に弾発状に介装され
て、可動筒32を耕耘装置R側に付勢している。また、コ
イルバネ57は軸心方向に関して一定径とされておらず、
大径部65と小径部66とが交互に軸心方向に配設されてい
る。大径部65は固定筒31内周面に接当し、小径部66は可
動筒32の外筒体37外周面と接当しており、これによりコ
イルバネ57によって、可動筒32は固定筒31にいずれの径
方向にも移動可能に保持されている。
固定筒31外周面の上部には左右一対のブラケット67が立
設され、両ブラケット67に、円筒状の第1連動体62が軸
心廻りに回動自在に挿通されている。
左右位置変更体58は、第1連動体62の各端部に固設され
て連動連結され、固定筒31の外側方に配置されている。
この位置変更体58は、可動筒32を横軸41を介して前後位
置に位置変更させるもので、位置変更体58の下部には、
横軸41の前方側又は後方側に位置する前・後作動部68,6
9が下方突出状に形成されている。
各保持体59は、固定筒31と各位置変更体58間に配置さ
れ、その前端部で、固定筒31に左右方向の支軸70により
回動自在に支持されている。保持体59は、前・後係止部
71,72を有し、この前・後各係止部71,72に横軸41が係脱
自在に係止されることにより、可動筒32は前後位置に解
除自在に保持される。
第2連動体63は、棒材をU形状に折曲げて成り、固定筒
31前部に上方から外嵌されて、各端部が保持体59の前端
部に固定され、両保持体59を連動させている。
各付勢ハネ60は保持体59後端部と支持材34間に介装さ
れ、保持体59を下方側、即ち、横軸41に対する係止方向
に付勢している。
連動機構61は、位置変更体58と保持体59とを連動させ
て、保持体59による横軸41の係止が解除された後、位置
変更体58の各作動部68,69による横軸41の操作が行われ
るようにするものである。すなわち、位置変更体58に山
形状に形成されたカム溝73と、保持体59の前後方向中途
部から外側方に突設されてカム溝73内に移動自在に挿入
されたカムピン74とから構成されている。
操作レバー64は位置変換体58と保持体59とを操作するも
のである。この操作レバー64は、前記第一連動体62の左
端又は右端に選択的に着脱自在に取付けられ、操作性の
向上が図られている。すなわち、第一連動体62の両端か
らはセレーション軸120が突出され、操作レバー62の下
端には、そのセレーション軸120にセレーション嵌合す
るボス121が設けられ、ボルト122により、その嵌合の抜
け止めがなされる。なお、セレーション嵌合に限らず、
相対回転不能に嵌脱できるものであればよい。
そして、一端側が固定筒31に取付けられると共に、他端
側が可動筒32に当接されるバネ110が設けられている。
このバネ110は前後に長尺の板状で、後端が取付体111を
介し、固定筒31の下面に取付けられている。その取付体
111は、固定筒31の下面に取付けられた左右一対のブラ
ケット112,112と、このブラケット112,112間に架設され
たピン113とで形成され、このピン113にバネ110の後端
が折り返されて掛止されている。なお、ピン113のブラ
ケット112からの挿抜で、バネ110は固定筒31に着脱自在
とされている。
また、バネ110の中途部は支持体114に支持されている。
この支持体114は、固定筒31の下面に取付けられて開口1
15が形成されており、その開口115にバネ110が挿通支持
されている。
そして、バネ110の前端は後端に対し上方に曲げられ、
可動筒32の下面に当接され、可動筒32を上方付勢する。
ここで、バネ110は、可動筒32が固定筒31に対しトラク
タ1側に突出状に位置している場合に当接し、下等筒32
が固定筒32内に没入状となってヨーク49と入力軸29とが
スプライン嵌合するとその当接は解除される。
次に、耕耘装置Rは、前端上部の左右方向中央部に位置
する入力ケース76を備え、このケース76から入力軸29が
前方突出される。また入力ケース76から前方斜め上方に
突設されるトップマスト78と、入力ケース76から左右両
側方に突設された一対のサポートアーム79と、各サポー
トアーム79の左右方向中途部から前方に突設された左右
一対のブラケット80と、トップマスト78と各ブラケット
80の前端部とを連結する左右一対のサポートリンク81
と、各サポートアーム79の外側端部から夫々下設された
伝動ケース82及びサイドプレートと、伝動ケース82及び
サイドプレートの下端部間に横架されて回転駆動され且
つ耕耘軸とこれに備えられられた多数の耕耘爪とから成
る耕耘部83と、耕耘部83を被覆する耕耘カバー84と、左
右一対のゲージ輪85と、これらゲージ輪85を昇降させる
耕深調整機構86等を有する。
第4図に示すように、トップマスト78の両側板77上端部
間には、ピンにて例示する上係合部88が左右方向に渡設
され、この上係合部88に連結体14の切欠部22が下方側か
ら係脱自在に係合、即ち、嵌脱自在に嵌合されている。
第12図及び第13図にも示すように、89は側面視略U形状
とされた左右一対の下係合部で、各ブラケット80の前部
に前方開放状に取付けられ、前記連結軸体18が係脱自在
に係合される。
第12図乃至第14図にも示すように、92は左右一対の阻止
装置で、各連結軸体18の各下係合部89からの離脱を解除
自在に阻止するもので、装着筒93と、抜止めピン94と、
付勢バネ95と、規制体96を有する。
装着筒93は下係合部89の上面から前傾姿勢で立設され、
この装着筒93の上端部の後部から固定板97が立設されて
いる。固定板97の上端部には、半円状の係合凹部98が形
成されている。
抜止めピン94は装着筒93及び下係合部89に装着筒93の軸
心方向に移動自在に挿通されている。この抜止めピン94
は、第12図に示すように、下係合部89内に進出して連結
軸体18の周溝24と係合することで連結軸体18の下係合部
89からの離脱を阻止する位置と、第13図に示すように、
下係合部89内から上方側に後退して連結軸体18の下係合
部89内に対する係脱を許容する位置とに位置変更自在と
されている。付勢バネ95は抜け止めピン94を下方、すな
わち阻止位置側に付勢している。
抜止めピン94の外周面の下端部には、下方に向ってテー
パ状とされた係止受面99が形成され、又、抜止めピン94
の上端部には、コ字状の引掛金具100が上方突出状に固
設され、第13図の仮想線で示すように、引掛金具100を
後向きとして、その下端部を固定板97の係合凹部98に係
脱自在に係合することにより、抜止めピン94は阻止位置
にロックされる。
各ブラケット80の前部の下端部からは支軸105が内側方
に突設され、該支軸105に規制体96の下端部が回動自在
に備えられている。
規制体96は、下係合部89に形成された切欠部107内に挿
入されており、その前端上部は、前下りの傾斜状の係止
面108とされ、前端下部は前上りの傾斜状のカム面109と
されている。そして、規制体96は、第13図に示すよう
に、その係止面108が抜止めピン94の係止受面99を係止
して抜止めピン94を阻止位置に解除自在に保持する保持
位置と、第12図又は第13図の仮想線で示すように、その
保持を解除した位置とに位置変更自在とされている。こ
こで、規制体96は、保持位置では、切欠部107の下端部
内面と接当して、該内面がストッパ部110とされ、又、
第12図に示す解除位置では、連結軸体18の周溝24内面と
接当している。なお、規制体96は、自重により保持位置
方向に付勢されている。
次に上記構成の作用を説明する。
トラクタ1に耕耘装置Rを連結する際には、クラッチ装
置28において、第7図及び第11図に示すように、回動筒
32をトラクタ側の位置に保持しておく。
上記状態では、可動筒32は固定筒31から大きく前方に突
出し、横軸41は案内溝35の前端部に位置している。又、
位置変更体58の後作動部69が横軸41と接当乃至その若干
後方位置にある。
一方、耕耘装置Rにおいては、第13図にも示すように、
阻止装置92の抜止めピン94が阻止位置に引上げられて、
規制体96により保持されると共に、引掛金具100が図中
実線で示す横向きとされている。
この状態で、トラクタ1を後進させて、耕耘装置Rに接
近させ、第3図に示すように、耕耘装置Rの上・下各係
合部88,89の下方に、連結体14の切欠部22と各連結軸体1
8を夫々位置させる。
次に、3点リンク機構9、連結体14及びクラッチ装置28
を油圧装置3により徐々に上昇させて、まず、連結体14
の切欠部22内に上係合部88を係合させるのであり、この
状態では、各連結軸体18は各下係合部89の前方側に位置
している。
そして、更に、3点リンク機構9、連結体14及びクラッ
チ装置28を更に上昇させれば、連結体14の切欠部22内に
上係合部88が係合していることから、上記3点リンク機
構9等の上昇により、耕耘装置Rは持上げられ乍ら上係
合部88廻りにトラクタ1側、即ち、前方側に回動せしめ
られる。
これにより、第13図に示すように、各連結軸体18は各下
係合部89内に前方側から相対的に嵌入係合して、規制体
96のカム面109に接当し、各連結軸体18は規制体96を後
方側に回動させ乍ら、第12図に示すように、各下係合部
89内の後部の所定位置に係合する。
又、規制体96は後方側への回動により、抜止めピン94の
保持を解除する解除位置となり、これにより、抜止めピ
ン94は付勢バネ95により下方に移動して、第12図に示す
ように、抜止め位置となって、連結軸体18の周溝24内に
係合し、連結軸体18の下係合部89からの離脱を阻止す
る。
一方、上記連結体14と耕耘装置Rの連結時において、耕
耘装置Rが上係合部88廻りにトラクタ1側へ回動するこ
とにより、第8図及び第11図に示すように、耕耘装置R
の入力軸29はクラッチ装置28の固定筒31内に進入して、
後自在継手45における連結軸とされる後ヨーク49と少隙
を介して対向する。
そして、上記状態から、後ヨーク49を入力軸29に連結す
る際には、座席5上の運転者が後方に手を伸ばして、ク
ラッチ装置28の操作レバー64を前方側に回動操作するの
である。
これにより、第1連動体62を介して、両位置変更体58が
後方側に回動し、各保持体59のカムピン74が各位置変更
体58のカム溝73内を相対的に前方側に移動して、これに
より、第8図に示すように、保持体59が付勢バネ60に抗
して上昇して、その前係止部71から横軸41が相対的に下
方に離脱する。
そうすると、可動筒32はコイルバネ57により後方側へ付
勢されていることから、可動筒32は、伝動軸44を伸長さ
せ乍ら、横軸41と後自在継手45の後ヨーク49と共に後方
に移動して、第6図及び第10図に示すように、入力軸29
に外嵌され、後ヨーク49の雌スプライン部53が入力軸29
の雄スプライン部52に嵌合される。
ところで、保持体59の前係止部71による横軸41の係止が
解除された後も、操作レバー46は前方側に回動操作され
て、位置変更体58は第6図に示す位置まで後方側に回動
操作され、その前作動部68が、耕耘装置側保持位置にあ
る可動筒32の横軸41と接当乃至その若干前方側に位置す
る。
又、位置変更体58の回動により、保持体59のカムピン74
はカム溝73内を相対的に前方側に移動して、これによ
り、保持体59は、一旦、第7図の仮想線で示す最大上昇
位置まで上昇した後、下降して、保持体59の後係止部72
内に、耕耘装置側保持位置にある可動筒32の横軸41に係
止され、これにより、可動筒32は上記保持位置に保持さ
れて、後自在継手45の後ヨーク49は入力軸29に対する連
結体勢に保持される。
ところで、上記の場合において、クラッチ装置28の固定
筒31と可動筒32間の泥詰り等の原因により、コイルバネ
57の弾発力によって、可動筒32が後方側へ移動しない惧
れも考えられるが、そのような時でも、位置変更体58の
後方側への回動によって、その前作動部68が横軸41を介
して可動筒32を後方側へ押進させるので、可動筒32を容
易に耕耘装置側保持位置へ移動させることができる。
耕耘装置Rをトラクタ1から分離させるには、上記作用
の逆の手順で行なえばよい。
(考案の効果) 本考案によれば、可動筒がバネにより固定筒に対し上方
付勢されることにより、可動筒に支持される自在継手が
伝動軸の重量で傾くのが規制されその自在継手と作業機
の入力軸とのスプライン嵌合を円滑に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部の一部断面
側面図、第2図は全体側面図、第3図は連結作業時の要
部の一部断面側面図、第4図は要部の一部断面正面図、
第5図は連結体とトップリンクの連結部分の一部断面正
面図、第6図乃至第8図の各図は異なる作動体勢を示す
クラッチ装置等の側面図、第9図は同正面図、第10図及
び第11図の各図は異なる作動体勢を示すクラッチ装置等
の断面平面図、第12図及び第13図の各図は異なる作動体
勢を示す阻止装置及び下係合部等の縦側断面図、第14図
及び第15図の各図は第13図のA・B各矢視図、第16図は
従来例に係るクラッチ装置の断面平面図である。 1……トラクタ、8……PTO軸、28……クラッチ装置、2
9……入力軸、31……固定筒、32……可動筒、44……伝
動軸、45……自在継手、110……バネ、R……作業機、
C……連結装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタ1のPTO軸8にその一端が自在継
    手45を介して連結される伝動軸44と、作業機Rの入力軸
    29とを解除自在に連結するクラッチ装置28であって、ト
    ラクタ1と作業機Rとの連結装置Cに固定される固定筒
    31と、この固定筒31に軸方向及び径方向に移動自在に嵌
    合支持される可動筒32とを備え、この可動筒32に、前記
    伝動軸44の他端に取付けられる自在継手45が支持され、
    この自在継手45と入力軸29とが、可動筒32の固定筒31に
    対する軸方向移動により嵌脱自在にスプライン嵌合され
    るものにおいて、一端側が固定筒31に取付けられると共
    に他端側が可動筒32に当接されるバネ110が設けられ、
    このバネ110によって可動筒32が固定筒31に対し上方付
    勢されていることを特徴とするトラクタと作業機との動
    力断接用クラッチ装置。
JP12262387U 1987-08-10 1987-08-10 トラクタと作業機との動力断接用クラッチ装置 Expired - Lifetime JPH0646248Y2 (ja)

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