JPH052024Y2 - - Google Patents

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JPH052024Y2
JPH052024Y2 JP9802387U JP9802387U JPH052024Y2 JP H052024 Y2 JPH052024 Y2 JP H052024Y2 JP 9802387 U JP9802387 U JP 9802387U JP 9802387 U JP9802387 U JP 9802387U JP H052024 Y2 JPH052024 Y2 JP H052024Y2
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shaft
tractor
connecting body
input shaft
working machine
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタと作業機の連結装置に関す
る。
(従来の技術) 中央1本のトツプリンクと左右一対のロアリン
クとから成る3点リンク機構を介して、トラクタ
後方にロータリ耕耘装置を昇降自在で且つ着脱自
在に連結する場合において、この連結作業を容易
に行えるようにする技術が、特開昭60−259104号
公報に開示されている。
上記のものでは、トツプリンクと両ロアリンク
の夫々の耕耘装置側端部が連結体により連結さ
れ、連結体は、その左右方向中央部の上部に位置
する上係合部と、その下方の左右両側部に位置す
る左右一対の下係合部とを有している。
そして、トラクタと耕耘装置の連結時には、連
結体の上昇により、その上係合部をトツプマスト
の先端部の上連結軸と係合させ、その後、連結体
を更に上昇させて、耕耘装置を自重により上係合
部廻りにトラクタ側へ回動させることにより、各
下係合部を耕耘装置の左右の各下連結軸と係合さ
せて、而る後、左右一対の阻止装置により、各下
係合部からの下連結軸の離脱を阻止するようにし
ている。
然し乍ら、上記のものでは、トラクタのPTO
軸と耕耘装置の入力軸とを容易に連結できる技術
は開示されていない。
そこで、本願出願人は、実願昭62−73179号に
おいて、上記連結をも容易に行えるようにする技
術を開示している。
上記のものでは、連結体に、その上・下係合部
が作業機と係合した後にPTO軸と入力軸を分離
可能に連動連結するクラツチ装置が備えられ、ク
ラツチ装置は、連結体に略前後方向に配設された
ガイドと、略前後方向の軸心を有し且つガイドに
軸心方向に摺動自在に備えられた装備筒と、装備
筒内に支持されてPTO軸と連動する自在継手と、
装備筒は軸心方向の移動により、その内部の自在
継手が入力軸と連動連結される連結位置と、自在
継手が入力軸から分離される分離位置に位置変更
自在とされ、操作装置は、装備筒を連結位置と分
離位置に位置変更保持自在とするものとされてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来においては、トラクタと耕
耘装置との連結時において、装備筒を分離位置に
した状態で連結作業を行うことがあり、この場合
には、耕耘装置が自重により上係合部廻りにトラ
クタ側へ回動して、各下係合部が各下連結軸と係
合する際に、自在継手と入力軸等が衝突して、破
損、損傷すると云う問題があつた。
本考案は上記問題を解決できるトラクタと作業
機との連結位置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく、本考案が採用した手
段は、トラクタ1に、中央1本のトツプリンク1
0と左右一対のロアリンク11とから成る3点リ
ンク機構9が昇降自在に備えられ、トツプリンク
10と両ロアリンク11の夫々の作業側端部が連
結体14により連結され、連結体14は、左右方
向中央部に位置する上係合部21と、その下方の
左右に位置する左右一対の下係合部22とを有
し、上係合部21は連結体14の上昇により作業
機Rと係脱自在に係合し、この係合後、連結体1
4が更に上昇することにより、作業機Rが自重に
より上係合部21廻りにトラクタ1側に回動し
て、両下係合部22が作業機Rの左右両側部と係
脱自在に係合し、トラクタ1のPTO軸7と作業
機Rの入力軸25とが分離可能に連動連結された
ものにおいて、 連結体14に、その上・下係合部21,22が
作業機Rと係合した後にPTO軸7と入力軸25
を分離可能に連動連結するクラツチ装置24が備
えられ、クラツチ装置24は、連結体14に略前
後方向に配設されたガイド26と、略前後方向の
軸心を有し且つガイド26に軸心方向に摺動自在
に備えられた装備筒27と、装備筒27内に支持
されてPTO軸7と連動する連結軸46と、装備
筒27の操作装置28とを有し、装備筒27は軸
心方向の移動により、その内部の連結軸46が入
力軸25と連動連結される連結位置と、連結軸4
6が入力軸25から分離される分離位置に位置変
更自在とされ、操作装置28は、装備筒27を連
結位置と分離位置に位置変更保持自在とするもの
とされ、連結体14に、上係合部14と作業機R
との係合を阻止する牽制体101が、上記係合を
阻止し且つこれらの既存の係合状態は許容する牽
制位置と、上係合部21の作業機Rとの係脱を許
容する解除位置とに位置変更自在に備えられ、装
備筒27が連結位置の時に牽制体101が牽制位
置となるように、装備筒27と牽制体101とが
連動せしめられた点にある。
(作用) トラクタ1への作業機Rの連結時には、作業機
Rは地面に載置されており、又、クラツチ装置2
4においては、装備筒27は分離位置とされて、
牽制体101は解除位置とされ、上係合部21と
作業機Rとの係脱は許容されている。
この状態で、連結体14及びクラツチ装置24
が上昇せしめられて、上係合部21と作業機Rと
が係合する。
そして、更に、連結体14及びクラツチ装置2
4が上昇せしめられることにより、作業機Rが上
係合部21廻りに自重によりトラクタ1側へ回動
して、各下係合部22が作業機Rの左右各側部と
係合し、阻止装置85により、各下係合部22と
作業機Rとの係合解除が阻止される。
次に、クラツチ装置24において、操作装置2
8により、装備筒27が分離位置から連結位置に
位置変更せしめられることにより、PTO軸7と
連動する連結軸46が作業機Rの入力軸25と連
結される。
そして、装備筒27の上記位置変更により、牽
制体101は牽制位置となる。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を第1図乃至第5図
の図面に基づき説明すれば、第4図において、1
はトラクタ、2はトラクタ車体、3はトラクタ車
体2の後部に搭載された昇降装置として例示する
作業機昇降用油圧装置で、左右一対のリフトアー
ム4を有する。5は座席、6は後輪、7はPTO
軸で、車体2後端から後方に突出している。
Rは作業機として例示するサイドドライブ式ロ
ータリ耕耘装置で、トラクタ1の後方に、3点リ
ンク機構9を介して昇降自在で且つ着脱自在に連
結されている。
3点リンク機構9は、中央1本のトツプリンク
10と左右一対のロアリンク11とから成り、各
ロアリンク11と各リフトアーム4とが夫々リフ
トロツド12により連結されている。
第1図乃至第3図に示すように、14は連結体
で、トツプリンク10と両ロアリンク11の夫々
の作業機側端部、即ち、後端部を連結するもの
で、上方に突出する正面視山形状とされた円筒状
本体15と、本体15の左右両側部の上下方向中
途部間に渡設された渡設材16と、本体15の左
右方向中央部の上端部から上方に突設された左右
一対の上側板17と、本体15の左右両側部の下
端部から後方に突設された左右一対宛の下側板1
8と、本体15の左右両側部の下端部と下側板1
8に左右方向に挿着された左右一対の連結ピン1
9等を有する。
左右の上側板17の前部間には、トツプリンク
10の後端の球継手部が取付ピン20により着脱
自在に連結されている。両上側板17の後部に
は、上方斜め後方に向つて開口する上係合部21
が切欠形成されている。
各下側板18には、後方斜め下方に向つて開口
する下係合部22が切欠形成されている。
各連結ピン19の内側部には各ロアリンク11
の後端部が着脱自在に備えられている。
24はクラツチ装置で、トラクタ1のPTO軸
7と耕耘装置Rの入力軸25とを解除自在に連結
するものであつて、連結体14の渡設材16の左
右方向中央部の上方側に位置しており、第5図に
も示すように、左右一対のガイド26と、装備筒
27と、装備筒27の操作装置28等を有する。
両ガイド26は渡設材16の左右方向中央部の
下方で略前後方向に配設されるもので、渡設材1
6下面にブラケツト29を介して取付けられてい
る。各ガイド26の断面形状は、内側方と開口す
るコ型状とされ、各ガイド26は、天壁部と、底
壁部と、側壁部とを有している。
装備筒27は、略前後方向の軸心を有し、両ガ
イド26間に配置されると共に、両ガイド26に
摺動部材30を介して軸心方向に摺動自在に備え
られている。装備筒27の左右両側部の下部から
は左右一対の支持材31が前方に突設されてい
る。また装備筒27の後面上部の左右方向中央部
からはU形状の立設材32が立設され、立設材3
2からは位置決めピン33が後方に突設されて、
該ピン33の後端部は円錐台形状とされている。
各ガイド26内には、摺動部材30が前後方向
に複数、実施例では、前後一対配設されており、
摺動部材30は、前後方向に関して、装備筒27
よりも前方、即ち、トラクタ1側に離間してい
る。
各摺動部材30は、支持材31の左右方向の支
軸34により揺動自在に枢支された揺動アーム3
5と、支軸34に枢支されてガイド26の底壁部
上を転動する下摺動部として例示する下ローラ3
6と、揺動アーム35上端部に左右方向の支軸3
7により枢支され且つガイド26の天壁部上を転
動する上摺動部として例示する上ローラ38とを
有する。
各摺動部材30の支軸34廻りの揺動により、
装備筒27は上方に平行移動自在とされると共
に、上下方向に首振り自在とされている。
ところで、各ガイド26内において、前側摺動
部材30は前傾状とされ、後側摺動部材30は後
傾状とされており、前後の両摺動部材30の揺動
アーム35間に、コイルバネにて例示する弾性部
材39が弾引状に介装されることで、各摺動部材
30が自立して各摺動部材30の上・下各ローラ
38,36がガイド26の天壁部と底壁部に夫々
接当するようにされ、これにより、装備筒27が
ガイド26に対して所定姿勢を維持するようにさ
れている。
ところで、トラクタ1のPTO軸7と、耕耘装
置Rの入力軸25とは、伝動軸40と、伝動軸4
0の両端部に備えられた前・後自在継手41,4
2とを介して、解除自在に連動連結されている。
伝動軸40は、その前部側を構成する軸体43
と、その後部側を構成して軸体43に摺動自在に
イプライン結合された筒体44とから成り、伸縮
自在とされている。
後自在継手42は、前・後ヨーク45,46
と、両ヨーク45,46を連結するスパイダ47
とから成り、前ヨーク45は伝動軸40の筒体4
4に解除自在に連結されている。
後ヨーク46は、入力軸25に解除自在に連結
される連結軸とされるもので、後ヨーク46の後
部が装備筒27に軸受48を介して支持されてい
る。後ヨーク46の後部内面には、入力軸25の
雄スプライン部49と嵌脱自在にスプライン嵌合
される雌スプライン部50が形成されている。
尚、後ヨーク46の後端部内面には、前方に向つ
てテーパ状とされたテーパ面51が形成されてい
る。
装備筒27の操作装置28は、装備筒27を軸
心方向に移動させて、その内部の後ヨーク46が
入力軸25と連動連結される連結位置と、後ヨー
ク46が入力軸25から分離される分離位置とに
位置変更保持自在とするもので、支軸52と、左
右一対の連動レバー53と、左右一対の連動リン
ク54と、操作レバー55と、ロツク板56と、
ロツクピン57と、弾機58等を有する。
支軸52は渡設材16の前方に左右方向に配設
されて、渡設材16に左右一対の突設板59を介
して回動自在に備えられている。
左右の両連動レバー53は支軸52の左右両側
部に固設されて、下設され、正面視において、装
備筒27の左右両側部の上部の両側方に位置す
る。
両連動リンク54は両ガイド26の上部にその
内側方で長手方向に沿設状とされ、前端部が連動
レバー53に枢支されると共に、後端部が装備筒
27の左右両側部の上部に枢支されている。
両連動リンク54の後部には、門型状のカバー
60が固設され、該カバー60により、後自在継
手42の装備筒27から前方に突出した部分と、
耕耘装置Rの入力軸25の露出部分が覆被され
る。
操作レバー55はL型状とされ、支軸52の右
側部に固設されて、立設されている。
ロツク板56は右側突設板59から立設され、
上端部に、上方に弯曲突状とされたロツク部61
を有し、ロツク部61には、前後一対のロツク孔
62が周方向に形成されている。
ロツクピン57はL型状とされて、操作レバー
55にその右側方で沿設状とされ、操作レバー5
5に固設されたコ型状案内材63に軸心方向に移
動自在に挿通されると共に、ロツクピン57に
は、操作レバー55を挟持状としてロツクピン5
7の回動を阻止するU型状案内片64が固着され
ている。
ロツクピン57は所望のロツク孔62に挿脱自
在に挿通されるもので、その案内材63にある部
分には、バネ受け片65が外嵌され、バネ受け片
65の下方への移動はピン66により阻止されて
いる。
弾機58は、ロツクピン57における案内材6
3の天壁部とバネ受け片65間に弾発状に捲周さ
れ、ロツクピン57をロツク部61側に付勢して
いる。
耕耘装置Rは、前部上部の左右方向中央部に位
置する入力ケース68と、入力ケース68から前
方斜め上方に突設され、且つ左右一対の側板から
成るトツプマスト69し、入力ケース68から左
右両側方に突設された一対のサポートアーム70
と、各サポートアーム70の左右方向中途部から
前方に突設された左右一対のブラケツト71と、
左右一対の前ゲージ輪72と、トツプマスト69
の各側板上端部と各ブラケツト71とを連結する
左右一対のサポートリンク73と、各サポートア
ーム70の外側端部から夫々下設された伝動ケー
ス34及びサイドプレートと、伝動ケース74及
びサイドプレートの下端部間に横架されて回転駆
動され且つ耕耘軸とこれに備えられた多数の耕耘
爪とから成る耕耘部75と、耕耘部75を覆被す
る耕耘カバー76等を有する。
入力ケース68には、前方に突出する入力軸2
5が支持されると共に、入力ケース68の前面に
は、位置決めピン33が挿入係合されるピン受け
体77が前方突出状に固設され、上記係合によ
り、後自在継手42の後ヨークと入力軸25との
軸心が対応合致せしめられる。ピン受け体77の
前部にはテーパ孔78が形成され、後部は外側方
に開口状とされると共に、ストツパ84が備えら
れている。
トツプマスト69の両側板前端部間には上連結
軸79が渡設され、この上連結軸79に連結体1
4の上係合部21が下方側から係脱自在に係合さ
れる。
各ブラケツト71の前端部には各下連結軸80
が左右方向に夫々挿着され、各下連結軸80の内
側部が各下係合部22に後方から係脱自在に係合
される。
各ブラケツト71の前部外側面には、円形取付
部81を介して保持筒82が縦設され、保持筒8
2に前ゲージ輪72のステイ83が上下方向に移
動調整自在に挿通されている。
101は牽制体で、上係合部21の上方側開口
を開閉するもので、両上側板17間で左右方向の
支軸102により揺動自在に枢支されて、第1図
に示すように、上係合部21と上連結軸79との
係合を阻止するが、これらの既存の係合状態は許
容する牽制位置と、第2図に示すように、上係合
部21と上連結軸79との係脱を許容する解除位
置とに位置変更自在とされている。
103は連動レバーで、牽制体101と一体化
されて、立設材32に係合され、これにより、装
備筒27と牽制体101とが連動せしめられて、
装備筒27が連結位置の時に牽制体101が牽制
位置となるようにされている。
85は左右一対の阻止装置で、連結体14の左
右両側部の下部に備えられて、各下連結軸80の
各下係合部22内からの離脱を解除自在に阻止す
るもので、ロツクプレート86と、操作ピン87
と、弾機88等を有する。
ロツクプレート86は、各連結ピン19の外側
部に揺動自在に枢支され、各下連結軸80に下方
から係脱自在に係合する。ロツクプレート86の
後端部には、前上りの傾斜状とされたカム面89
が形成されている。
操作ピン87は、連結体14の本体15の左右
両側部の下部に固設されたコ型状案内材90に上
下方向に移動自在に挿通され、その下部に固設さ
れた二又状連結片91がロツクプレート86前端
部に遊嵌されて、ピン92により連結されてい
る。尚、連結片91がロツクプレート86に遊嵌
されていることから、操作ピン87は軸心廻りに
若干回動可能とされている。
操作ピン87の上端部には、コ型状に引掛片9
3が固設され、この引掛片93の下部が、案内材
90に立設された受板94上端面に係脱自在に係
合されることにより、ロツクプレート86は、第
1図及び第2図に示す位置よりも下方に回動した
位置であるロツク解除位置に保持され、この状態
では、下連結軸80の下係合部22からの離脱は
許容される。
操作ピン87の案内板90内にある部分には、
バネ受け片95が外嵌されて、バネ受け片95の
下方への移動がピン96により阻止されている。
弾機88は、操作ピン87における案内材90
の天壁部とバネ受け片95間に弾発状に捲周され
ている。
上記のように構成した実施例によれば、トラク
タ1に耕耘装置Rを連結する際には、クラツチ装
置24においては、第2図に示すように、装備筒
27を、分離位置に保持しておく。
これにより、牽制体101は解除位置にあるの
で、上係合部21と上連結軸79との係脱は許容
されている。
又、各阻止装置85において、ピン96が案内
材90の底壁部に当つた状態として、ロツクプレ
ート86の揺動を可能な状態としておく。
一方、耕耘装置Rを、地面に載置して、第2図
に示すように、若干前傾姿勢としておく。
この状態で、トラクタ1を後進させて、耕耘装
置Rに接近させ、第2図に示すように、耕耘装置
Rの上・下各連結軸79,80の前方斜め下方側
に、連結体14の上・下各係合部21,22を
夫々位置させる。
次に、3点リンク機構9、連結体14及びクラ
ツチ装置24を油圧装置3により徐々に上昇させ
て、まず、連結体14の上係合部21内に上連結
軸79を係合させるのであり、この状態では、各
下係合部22は各下連結軸80の前方側に位置し
ている。
そして、更に、3点リンク機構9、連結体14
及びクラツチ装置24を更に上昇させれば、連結
体14の上係合部21内に上連結軸79が係合し
ていることから、上記3点リンク機構9等の上昇
により、耕耘装置Rは持上げられ乍ら上連結軸7
9廻りにトラクタ1側、即ち、前方側に回動せし
められる。
これにより、各下連結軸80は各下係合部22
内に後方から係合し乍ら、ロツクプレート86の
カム面89に接当する。
これによつて、弾機88が圧縮されると共に、
ロツクプレート86が下方に回動して、下連結軸
80は下係合部22内にの奥まで係合し、その
後、ロツクプレート86が弾機88の弾発力によ
り上方に揺動して、下連結軸80と係合し、下連
結軸80の下係合部22の離脱を阻止する。
ところで、連結体14の上・下係合部21,2
2に耕耘装置Rの上・下連結軸79,80が係合
した状態では、後自在継手42の後ヨーク46
と、耕耘装置Rの入力軸25とが前後に対向状と
されている。
而して、上記状態から、後ヨーク46を入力軸
25に連結する際には、座席5上の運転者が後方
に手を伸ばして、クラツチ装置24の操作レバー
55を持つと共に、ロツクピン57を上方に移動
保持して、ロツク板56のロツク孔62から離脱
させた後、前方に回動させる。
これにより、支軸52、連動レバー53が回動
して、連動リンク54が後方に移動し、これによ
つて装備筒27が伝動軸40を伸長させ乍ら、後
自在継手42と共に後方の連結位置に移動して、
第1図及び第5図に示すように、入力軸25に外
嵌され、後ヨーク46の雌スプライン部50が入
力軸25の雄スプライン部49に嵌合される。
ところで、上記の場合において、装備筒27の
後方への移動時には、各摺動部材30の上・下ロ
ーラ38,36がガイド26の天壁部と底壁部上
を転動する。
そして、上記嵌合後、ロツクピン57の保持を
解除して、ロツクピン57をロツク板56のロツ
ク孔62に挿入し、装備筒27を連結位置に保持
する。
ところで、装備筒27を連結位置に移動させる
ことにより、牽制体101は牽制位置に移動す
る。
上記のようにして、耕耘装置Rのトラクタ1に
対する連結作業は終了する。
ところで、上記連結作業時において、装備筒2
7は分離位置ではなく連結位置にした状態で連結
作業を開始すれば、牽制体101が牽制位置にあ
つて、上係合部21と上連結軸79との係合を行
えず、従つて、連結作業時に後自在継手42の後
ヨーク46と耕耘装置Rの入力軸25とが衝突し
て、破損、損傷する惧れはない。
次に、耕耘装置Rをトラクタ1から分離させる
際には、上記とは逆の手順で作業を行なうのであ
り、まず、クラツチ装置24において、操作レバ
ー55を持ち、ロツクピン57を上方に移動保持
して、ロツク板56のロツク孔62から抜き、操
作レバー55を後方に移動させて、連動レバー5
3、連動リンク54を介して装備筒27を前方の
分離位置に移動させ、後自在継手42の後ヨーク
46と入力軸25の連結を解除し、而る後、ロツ
クピン57の保持を解除して、弾機58により、
ロツクピン57をロツク板56のロツク孔62に
挿入させ、装備筒27を分離位置に保持する。
この装備筒27の位置変更により、牽制体10
1は解除位置となり、上係合部21からの上連結
軸79の離脱が許容される。
次に、各阻止装置85において、操作ピン87
を弾機88に抗して引上げ、ロツクプレート86
をロツク解除位置とした後、操作ピン87を回動
させて、引掛片93を受片94上端面に係合保持
させ、ロツクプレート86をロツク解除位置とし
て、連結体14の下係合部22から耕耘装置Rの
下連結軸80が離脱可能な状態とする。
この状態で、油圧装置3により、3点リンク機
構9、連結体14を介して、耕耘装置Rを下降さ
せて、耕耘装置Rの耕耘部75を接地させる。
そして、更に、3点リンク機構9、連結体14
を下降させれば、耕耘装置Rが前傾して、まず、
連結体14の下係合部22内から耕耘装置Rの下
連結軸80が離脱し、その後、連結体14の上係
合部21内から、耕耘装置Rの上連結軸79が相
対的に上方側に離脱する。
これにより、トラクタ1からの耕耘装置Rの分
離作業は終了する。
第6図は本考案の第2実施例を示すもので、両
連動レバー53,103が連動リンク105によ
り連動連結されて、連動レバー103は立設材3
2と連動していない。
第7図及び第8図は本考案はとは別のトラクタ
と作業機の連結装置を示すもので、断面長方形の
ガイド26が装備筒27の上方側に配設されて、
連結体14にブラケツト107を介して取付けら
れている。
装備筒27には、ガイド26に摺動自在に外嵌
される外嵌体108が固設されている。109は
蛇腹である。
101は位置決め機構で、装備筒27を分離位
置と連結位置とに位置決めするもので、外嵌体1
08に固設された筒体111と、筒体111に内
装されたバネ112と、バネ112により押圧さ
れてガイド26の凹部113に係脱自在に係合す
るボール114とを有する。
尚、実施例では、作業機としてロータリ耕耘装
置を用いたが、ロータリ耕耘装置以外の作業機を
用いてもよい。
更に、本考案は、トラクタの前方側に作業機を
連結する装置にも適用可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、3点リ
ンク機構と作業機の連結作業のみならず、トラク
タのPTO軸と作業機の入力軸との連結作業も容
易且つ確実に行うことができ、トラクタに対する
作業機の連結作業をより一層容易且つ短時間で行
うことができる。
又、装備筒を連結位置にした状態で連結作業を
行うことがなく、従つて、連結作業時に、PTO
軸と連動する作業機の入力軸とが衝突して、破
損、損傷する惧れもない。
本考案は上記利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の第1実施例を示
し、第1図及び第2図の各図は相異なる作動状態
を示す要部の一部断面側面図、第3図は同一部断
面正面図、第4図は全体側面図、第5図は第4図
のA−A線矢視断面図、第6図は本考案の第2実
施例を示す要部の一部断面側面図、第7図及び第
8図は本考案とは別のトラクタと作業機の連結装
置を示し、第7図は要部の縦側断面図、第8図は
第7図のB−B線矢視断面図である。 1……トラクタ、7……PTO軸、9……3点
リンク機構、10……トツプリンク、11……ロ
アリンク、14……連結体、21,22……上・
下係合部、24……クラツチ装置、25……入力
軸、26……ガイド、27……装備筒、28……
操作装置、46……後ヨーク(連結軸)、79,
80……上・下連結軸、85……阻止装置、10
1……牽制体、103……連動レバー、105…
…連動リンク、R……ロータリ耕耘装置(作業
機)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トラクタ1に、中央1本のトツプリンク10と
    左右一対のロアリンク11とから成る3点リンク
    機構9が昇降自在に備えられ、トツプリンク10
    と両ロアリンク11の夫々の作業側端部が連結体
    14により連結され、連結体14は、左右方向中
    央部に位置する上係合部21と、その下方の左右
    に位置する左右一対の下係合部22とを有し、上
    係合部21は連結体14の上昇により作業機Rと
    係脱自在に係合し、この係合後、連結体14が更
    に上昇することにより、作業機Rが自重により上
    係合部21廻りにトラクタ1側に回動して、両下
    係合部22が作業機Rの左右両側部と係脱自在に
    係合し、トラクタ1のPTO軸7と作業機Rの入
    力軸25とが分離可能に連動連結されたものにお
    いて、 連結体14に、その上・下係合部21,22が
    作業機Rと係合した後にPTO軸7と入力軸25
    を分離可能に連動連結するクラツチ装置24が備
    えられ、クラツチ装置24は、連結体14に略前
    後方向に配設されたガイド26と、略前後方向の
    軸心を有し且つガイド26に軸心方向に摺動自在
    に備えられた装備筒27と、装備筒27内に支持
    されてPTO軸7と連動する連結軸46と、装備
    筒27の操作装置28とを有し、装備筒27は軸
    心方向の移動により、その内部の連結軸46が入
    力軸25と連動連結される連結位置と、連結軸4
    6が入力軸25から分離される分離位置に位置変
    更自在とされ、操作装置28は、装備筒27を連
    結位置と分離位置に位置変更保持自在とするもの
    とされ、連結体14に、上係合部21と作業機R
    との係合を阻止する牽制体101が、上記係合を
    阻止し且つこれらの既存の係合状態は許容する牽
    制位置と、上係合部21の作業機Rとの係脱を許
    容する解除位置とに位置変更自在に備えられ、装
    備筒27が連結位置の時に牽制体101が牽制位
    置となるように、装備筒27と牽制体101とが
    連動せしめられたことを特徴とするトラクタと作
    業機の連結装置。
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