JP2513873B2 - トラクタの作業機動力系連結装置 - Google Patents

トラクタの作業機動力系連結装置

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JP2513873B2
JP2513873B2 JP1339818A JP33981889A JP2513873B2 JP 2513873 B2 JP2513873 B2 JP 2513873B2 JP 1339818 A JP1339818 A JP 1339818A JP 33981889 A JP33981889 A JP 33981889A JP 2513873 B2 JP2513873 B2 JP 2513873B2
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三木  博幸
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラクタの作業機動力系連結装置に関する
ものである。
(従来の技術) トラクタにおいて、三点リンク機構を介してロータリ
装置等の作業機を連結する際に、PTO軸に連結された自
在接手軸の後端部と作業機の入力軸とを同時に連結する
技術がある。
これは、従来、三点リンク機構の後端部に連結枠を備
え、自在接手軸の後端部を回転自在に支持する筒体を連
結枠の支持板に遊嵌し、この筒体を同心状に套嵌された
コイルバネで遊動自在に支持板に支持しておき、連結枠
と作業機とを連結する際に、自在接手軸の後端部と作業
機の入力軸とが同時に連結するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の装置では、筒体がコイルバネで支持板に遊動自
在に支持されてはいるが、コイルバネのみで筒体を入力
軸の軸心と一致するように保持することは困難であり、
筒体が入力軸よりも下方にずれることがある。従って、
自在接手軸の後端部と作業機の入力軸との軸心が一致せ
ず、連結時に無理が生じている。
本発明は、かかる点に鑑み、極く簡単な構造で自在接
手軸の後端部と入力軸との軸心を略一致させ、両者を無
理なく容易に連結できる動力系連結装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、トラクタ1の三点リンク機構7の後端部に
連結枠12を備え、トラクタ1のPTO軸6に連結された自
在接手軸16の後端部を筒体43を介して連結枠12に回転自
在に支持し、この筒体43の後部側に作業機13の入力軸18
を自在接手軸16内に案内するテーパー部53を設け、連結
枠12に作業機13を連結する時に、自在接手軸16の後端部
に作業機13の入力軸18が連結するようにしたトラクタの
作業機動力系連結装置であって、 前記筒体43を揺動体40に取付け、この揺動体40を軸中
心が筒体43の後端より後方に位置する横軸39を介して連
結体12に揺動自在に枢着したものである。
(作用) 連結枠12に作業機13を連結する際に、同時に自在接手
軸16の後端部と入力軸18とが連結される。この連結時
に、入力軸18の先端が筒体43の後端側のテーパー部53に
当たると、横軸39が筒体43よりも後方に位置するため、
揺動体40が横軸39廻りに揺動し、筒体43が入力軸18と略
同一軸心となるように上下動し、調心作用が行われ、両
者を更に接近させれば無理なく連結される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第10図において、1はトラクタで、その車体2の後部
側には、作業機昇降用の油圧装置3、運転席4、後輪
5、PTO軸6、三点リンク機構7等が設けられている。
油圧装置3は左右一対のリフトアーム8を有し、また三
点リンク機構7はトップリンク9と左右一対のロアリン
ク10とを備えて成り、各ロアリンク10はリフトロッド11
を介してリフトアーム8に連結されている。三点リンク
機構7の後端部には正面視A形状の連結枠12が備えら
れ、この連結枠12にロータリ装置(作業機)13が着脱自
在に連結されている。ロータリ装置13はロータリ機枠14
の下部にロータリ耕耘部15を備え、そのロータリ耕耘部
15は、トラクタ1のPTO軸6から自在接手軸16を経てロ
ータリ機枠14側のギヤーケース17の入力軸18に伝達され
る動力により駆動されるようになっている。
次に連結枠12側の詳細を第4図及び第5図により説明
する。連結枠12には上部の中央に引掛具18Aが、下部の
左右両端に支持ブラケット19を介して左右一対の嵌合受
具20とロアリンクピン21とロック部材22とが夫々設けら
れている。引掛具18Aはロータリ機枠14中央のトップマ
スト23の上端に設けられた上連結ピン24を下側から嵌脱
自在に引掛けるようにフック状に構成されている。ま
た、この引掛具18Aの前部にトップリンク9がピン27に
より連結されている。支持ブラケット19は逆U字状であ
って、この支持ブラケット19の後部側に嵌合受具20が取
付けられている。嵌合受具20は、ロータリ機枠14の左右
一対の連結ブラケット28に固設された下連結ピン29に前
側から嵌脱自在に嵌合するように後開放状に構成されて
いる。ロック部材22は嵌合受具20内の下連結ピン29を抜
出し不能にロックするためのものであって、支持ブラケ
ット19内で横軸30により回動自在に枢支され、かつバネ
31によりロック方向に付勢されている。各ロック部材22
は、連動機構32を介して操作レバー33に連動連結されて
おり、ロータリ装置13を上昇させた時に、トラクタ1の
運転席4側から操作レバー33により係脱操作可能であ
る。連動機構32は、連結枠12の中間枠34に支持された連
動軸35、連動軸35の両端に固設されたリンク36、リンク
36とロック部材22とを連結するロッド37から成り、その
連動軸35に操作レバー33が固定されている。
次に動力系連結装置の詳細を第1図乃至第3図により
説明する。連結枠12の中間枠34と各支持ブラケット19と
の間には、左右一対のL字状の支持板38が固定され、そ
の支持板38間に横軸39を介してコ字状の揺動板40が揺動
自在に枢支されている。横軸39は、防振ゴム41に回動自
在に挿支され、また防振ゴム41は支持板38に固設された
筒42に内嵌されている。揺動板40の前面部中央には筒体
43が内嵌して固定されている。従って、揺動板(揺動
体)40を枢支する横軸39はその軸中心が筒体43の後端よ
り後方に位置する。前記筒体43にボール軸受44を介して
自在接手軸16の後端部のヨーク45が回転自在に支持され
ている。自在接手軸16は前後2個の十字接手46,47と中
間の伸縮部とを有し、その十字接手46,47はスプライン
筒部を有するヨーク45,48と、これに連結されるスパイ
ダ49,50とを有する。そして、前部側の十字接手46のヨ
ーク48がPTO軸6に、後部側の十字接手47のヨーク45が
ロータリ装置13の入力軸18に夫々外嵌して連結されるよ
うになっている。揺動枠40の前端部両側には一対のピン
状の被係合部51が固設され、この被係合部51は支持枠38
の前端部に切欠形成された係合部52内に配置されてい
る。そして、係合部52は、第3図に仮想線で示す如く、
入力軸18の前方でヨーク47を入力軸18と略同高さにした
時に、両者の軸心が略一致するように、被係合部51を下
縁側で係止するようになっている。
筒体43の後端には入力軸18を案内するテーパー部53が
形成されている。入力軸18はスプライン構造であって、
前端部には、第6図及び第7図に示すように、そのスプ
ライン歯54に頂部55が一致するように山状ガイド部56が
周方向に複数個形成されている。また、一方、ヨーク45
のスプライン筒部の後端には、第8図及び第9図に示す
如く、入力軸18のスプライン歯54をヨーク45のスプライ
ン溝57側へ案内するように、頂部58が各スプライン歯59
に対応すべく周方向に複数個の山状ガイド部60が形成さ
れている。なお、61,62はカバーである。
次に動作を説明する。ロータリ装置13を連結する際に
は、連結枠12を下げた状態でトラクタ1を後退させて行
く。そして、引掛具18Aが上連結ピン24の下側に達すれ
ば後退を停止し、油圧装置3を上昇方向に作動させ、三
点リンク機構7を介して連結枠12を上昇させる。すると
引掛具18Aが上連結ピン24を下側から引掛ける。そし
て、更に連結枠12を上昇させる。ロータリ装置13が上連
結ピン24廻りに時計方向に回動し、下連結ピン29が前方
に若干移動するので、この下連結ピン29が嵌合受具20内
に嵌合し、ロック部材22により抜出し不能にロックされ
る。これによってロータリ装置13の連結が終わる。
この時、ロータリ装置3の入力軸18が筒体43内の自在
接手軸16のヨーク45にスプライン嵌合し、両者が同時に
動力伝達可能に連結される。即ち、連結前の状態では、
自在接手軸16の重量によって筒体43が横軸39廻りに第1
図の反時計方向に回動し、被係合部51が支持板38の係合
部52の下縁側に係止されている。この状態で引掛具18A
を上連結ピン24に引掛けると、入力軸18の前方で筒体43
及びヨーク45が位置し、入力軸18が筒体43の後端側のテ
ーパー部53に当接すると、入力軸18はヨーク45内側に案
内されると共に筒体43は押動力を受け、横軸39が筒体43
の後端より後方に位置するが故に、揺動板40が横軸39廻
りに揺動して押動力を逃がすように筒体43を上下方向に
移動し、この移動で筒体43の軸心が入力軸18に調心さ
れ、両者の軸心が略一致する。そして、前述の如く連結
枠12を更に上昇させると、相対的に筒体43、ヨーク45と
入力軸18とが軸心方向に接近し、入力軸18がヨーク45内
に内嵌する。従って、両者を無理なく容易に連結するこ
とができる。また、この時、入力軸18とヨーク45との山
状ガイド部56,60が互いに相手側を案内するため、両者
のスプライン歯45,59同志が衝突することもなく、入力
軸18はヨーク45に円滑に嵌合して行く。なお、この場合
に、何等かの原因で多少の軸心がずれていても、横軸39
と筒42との間に防振ゴム41があるので、この防振ゴム41
の変形によって吸収できる。
なお、係合部52、被係合部51のピン、切欠部は逆にし
ても良い。
また作業機は、ロータリ装置13以外のものであっても
良い。
(発明の効果) 本発明によれば、筒体43を揺動体40に取付け、この揺
動体40を軸中心が筒体43の後端より後方に位置する横軸
39を介して連結体12に揺動自在に枢着したので、入力軸
18が筒体43内に嵌入するときに軸心がずれていて筒体43
の後端側に当たっても、後端側に設けたテーパー部53に
よって自在接手軸16内方向に案内されると同時に、入力
軸18の押し付けによって揺動体40が横軸39の廻りで揺動
して筒体43が上下方向に移動し、入力軸18の押し付け力
を逃がしながら筒体43の軸心を入力軸18に調心でき、極
く簡単な構造で自在接手軸16の後端部と作業機13の入力
軸18とを無理なく容易に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は動力系連結装
置の一部切欠き側面図、第2図は同一部切欠き背面図、
第3図は同一部切欠き正面図、第4図は連結枠側の一部
切欠き正面図、第5図は同側面図、第6図は入力軸の側
面図、第7図は同正面図、第8図はヨークの断面図、第
9図は第8図のA矢視拡大図、第10図は全体の側面図で
ある。 1……トラクタ、6……PTO軸、7……三点リンク機
構、12……連結枠、13……ロータリ装置(作業機)、16
……自在接手軸、38……支持板、39……横軸、43……筒
体、45……ヨーク、51……被係合部、52……係合部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタ(1)の三点リンク機構(7)の
    後端部に連結枠(12)を備え、トラクタ(1)のPTO軸
    (6)に連結された自在接手軸(16)の後端部を筒体
    (43)を介して連結枠(12)に回転自在に支持し、この
    筒体(43)の後部側に作業機(13)の入力軸(18)を自
    在接手軸(16)内に案内するテーパー部(53)を設け、
    連結枠(12)に作業機(13)を連結する時に、自在接手
    軸(16)の後端部に作業機(13)の入力軸(18)が連結
    するようにしたトラクタの作業機動力系連結装置であっ
    て、 前記筒体(43)を揺動体(40)に取付け、この揺動体
    (40)を軸中心が筒体(43)の後端より後方に位置する
    横軸(39)を介して連結体(12)に揺動自在に枢着した
    ことを特徴とするトラクタの作業機動力系連結装置。
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JPH0740812B2 (ja) * 1988-03-04 1995-05-10 松山株式会社 農作業機連結装置

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