JPH0626090Y2 - トラクタと作業機の連結装置 - Google Patents

トラクタと作業機の連結装置

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JPH0626090Y2
JPH0626090Y2 JP13436287U JP13436287U JPH0626090Y2 JP H0626090 Y2 JPH0626090 Y2 JP H0626090Y2 JP 13436287 U JP13436287 U JP 13436287U JP 13436287 U JP13436287 U JP 13436287U JP H0626090 Y2 JPH0626090 Y2 JP H0626090Y2
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shaft
tractor
equipment cylinder
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input shaft
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川原  好博
恭史 福高
文治 堀江
駿児 藤本
公英 辻野
義史 長峯
圭一 佐々木
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタと作業機の連結装置に関する。
(従来の技術) 中央1本のトップリンクと、左右一対のロアリンクとか
ら成る3点リンク機構を介して、トラクタ後方にロータ
リ耕耘装置を昇降自在で且つ着脱自在に連続すると共
に、トラクタのPTO軸と耕耘装置の入力軸とを伸縮自
在な伝動軸と、伝動軸の両端部に備えられた自在継手と
を介して、解除自在に連結する場合において、上記両連
結作業を容易に行えるようにする技術が、特開昭58-216
605号公報に開示されている。
上記のものでは、トップリンクと両ロアリンクの夫々の
耕耘装置側端部が連結体により連結され、連結体は、ト
ラクタの後進時に耕耘装置の左右方向中央部の上部と左
右両側部が係脱自在に係合される係合部を有し、連結体
に耕耘装置側自在継手と入力軸とを解除自在に連結する
クラッチ装置が備えられている。
上記クラッチ装置は、連結体に前後方向に配設された左
右一対のガイドレールと、このガイドレールに前後方向
に移動自在に備えられ且つ耕耘装置側自在継手を支持す
る装備筒と、装備筒を軸心方向に操作する操作装置とを
有する。
そして、トラクタと耕耘装置の連結時には、連結体の係
合部に耕耘装置を係合した後、操作装置により、装備筒
を耕耘装置側に移動させることによって、耕耘装置側自
在継手と入力軸とを連結させる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来においては、クラッチ装置には、耕
耘装置側自在継手と入力軸との上下方向に関する芯ずれ
を吸収する手段が備えられておらず、耕耘装置側自在継
手と入力軸の連結が困難なものとなっていた。
本考案は、上記問題点を解決できるトラクタと作業機の
連結装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく、本考案が採用した手段は、ト
ラクタ1に、中央1本のトップリンク10と左右一対のロ
アリンク11とから成る3点リンク機構9が備えられ、ト
ップリンク10と両ロアリンク11の夫々の作業機側端部が
連結体14により連結され、連結体14における左右方向中
央部の上部と左右両側部の下部が作業機Rに分離可能に
連結され、連結体14に、連結体14が作業機Rに連結され
た後にトラクタ1のPTO軸7と作業機Rの入力軸25を
分離可能に連動連結するクラッチ装置24が備えられたも
のにおいて、クラッチ装置24は、連結体14に略前後方向
に配設されたガイド26と、ガイド26に略前後方向に摺動
自在に備えられると共にガイド26に対して上下方向に平
行移動可能で且つ首振り可能とされた移動体67と、略前
後方向の軸心を有し且つ移動体67に上下方向に首振り可
能に備えられた装備筒27と、装備筒27内に支持されてP
TO軸7と連動する連結軸46と、装備筒27の操作装置28
とを有し、装備筒27は、移動体67と共に軸心方向に移動
することにより、その内部の連結軸46が入力軸25と連動
連結される連結位置と、連結軸46が入力軸25から分離さ
れる分離位置に位置変更自在とされ、操作装置28は、装
備筒27を連結位置と分離位置に位置変更保持自在とする
ものとされた点にある。
(作用) トラクタ1への作業機Rの連結時には、連結体14が作業
機Rに連結されると共に、この連結後に、クラッチ装置
24において、操作装置28により、装備筒27が分離位置か
ら連結位置に位置変更せしめられることにより、PTO
軸7と連動する連結軸46が作業機Rの入力軸25と連結さ
れる。
この際、連結軸46と入力軸25の上下方向に関する芯ずれ
は、移動体67のガイド26に対する上下方向の平行移動及
び首振りと、装備筒27の移動体67に対する上下方向の首
振りとにより、吸収される。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を第1図乃至第7図の図面に
基づき説明すれば、第3図において、1はトラクタ、2
はトラクタ車体、3はトラクタ車体2の後部に搭載され
た昇降位置として例示する作業機昇降用油圧装置で、左
右一対のリフトアーム4を有する。5は座席、6は後
輪、7はPTO軸で、車体2後端から後方に突出してい
る。
Rは作業機として例示するサイドドライブ式ロータリ耕
耘装置で、トラクタ1の後方に、3点リンク機構9を介
して昇降自在で且つ着脱自在に連結されている。
3点リンク機構9は、中央1本のトップリンク10と左右
一対のロアリンク11とから成り、各ロアリンク11と各リ
フトアーム4とが夫々リフトロッド12により連結されて
いる。
第1図、第2図及び第4図に示すように、14は連結体
で、トップリンク10と両ロアリンク11の夫々の作業機側
端部、即ち、後端部を連結するもので、上方に突出する
正面視門形状とされた円筒状本体15と、本体15の左右両
側部の上下方向中途部間に渡設された渡設材16と、本体
15の左右方向中央部の上端部から上方に突設された左右
一対の上側板17と、本体15の左右両側部の下端部から後
方に突設された左右一対宛の下側板18と、本体15の左右
両側部の下端部と下側板18に左右方向に挿着された左右
一対の連結ピン19等を有する。
左右の上側板17の前部間には、トップリンク10の後端の
球継手部が取付ピン20により着脱自在に連結されてい
る。両上側板17の後部には、上方斜め後方に向って開口
する上係合部21が切欠形成されている。
各下側板18には、後方斜め下方に向って開口する下係合
部22が切欠形成されている。
各連結ピン19の内側部には各ロアリンク11の後端部が着
脱自在に備えられている。
24はクラッチ装置で、トラクタ1のPTO軸7と耕耘装
置Rの入力軸25とを解除自在に連結するものであって、
連結体14の左右方向中央部の下方側に位置し、第5図乃
至第7図にも示すように、左右一対宛のガイド26及び移
動体67と、装備筒27と、装備筒27の操作装置28等を有す
る。
両ガイド26は渡設材16の左右方向中央部の下方で略前後
方向に配設されるもので、渡設材16下面にブラケット29
を介して取付けられている。各ガイド26の断面形状は、
内側方に開口するコ型状とされ、各ガイド26は、天壁部
と、底壁部と、側壁部とを有している。
各移動体67は各ガイド26に略前後方向に移動自在に備え
られると共に、各ガイド26に対して上下方向に平行移動
可能で且つ首振り可能とされるもので、両移動体67の後
部は、門型状の連結材97により連結されている。
各移動体67は、略前後方向に配設されて各ガイド26の内
側方に位置する支持材31と、各ガイド26内に前後方向に
複数(実施例では前後一対)配設された摺動部材とを有
する。
各摺動部材30は、支持材31に左右方向の支軸34により上
下方向中央部で揺動自在に枢支された揺動アーム35と、
揺動アーム35下端部に左右方向の支軸34により枢支され
てガイド26の底壁部上を転動する下摺動部として例示す
る下ローラ36と、揺動アーム35上端部に左右方向の支軸
37により枢支され且つガイド26の天壁部上を転動する上
摺動部として例示する上ローラ38とを有する。
各摺動部材30の支軸34廻りの揺動により、装備筒27は上
下方向に平行移動自在で且つ首振り自在とされている。
ところで、各ガイド26内において、前側摺動部材30は前
傾状とされ、後側摺動部材30は後傾状とされており、前
後の両摺動部材30の揺動アーム35間に、バネ39が弾引状
に介装されることで、各摺動部材30が自立して、各摺動
部材30の上・下各ローラ38,36がガイド26の天壁部と底
壁部に夫々接当するようにされ、これにより各移動体67
がガイド26に対して所定姿勢を維持するようにされてい
る。
装備筒27は略前後方向の軸心を有し、摺動部材30及び連
結材97の後方に配置されると共に、両支持材31間に配置
されて、その下部で両支持材31に左右方向の支軸100に
より上下方向に首振り可能に備えられている。
又、装備筒27の外周面における各側部の前端部と、各支
持材31の前端部間には、夫々、上下一対のバネ101が弾
引状に介装され、装備筒27を、その軸心と支持材31の長
手方向とが平行となるように保持している。
更に、装備筒27の外周面の各側部には、支持材31を挟む
上下一対のストッパ102が固設され、装備筒27の上下方
向の首振りを所定範囲内に規制している。
又、装備筒27の後面上部の左右方向中央部からは立設板
32が立設され、立設板32からは位置決めピン33が後方に
突設されて、該ピン33の後端部は円錐台形状とされてい
る。
ところで、トラクタ1のPTO軸7と、耕耘装置Rの入
力軸25とは、伸縮自在な伝動軸40と、伝動軸40の両端部
に備えられた前・後自在継手41,42とを介して、解除自
在に連動連結されている。
後自在継手42は、前・後ヨーク45,46と、両ヨーク45,46
を連結するスパイダ47とから成り、前ヨーク45は伝動軸
40の後端部に解除自在に連結されている。
後ヨーク46は、入力軸25に解除自在に連結される連結軸
とされるもので、後ヨーク46の後部が装備筒27に軸受48
を介して支持されている。後ヨーク46の後部内面には、
入力軸25の雄スプライン部49と嵌脱自在にスプライン嵌
合される雌スプライン部50が形成されている。尚、後ヨ
ーク46の後端部内面には、前方に向ってテーパ状とされ
たテーパ面51が形成されている。
装備筒27の操作装置28は、装備筒27を軸心方向に移動さ
せて、その内部の後ヨーク46が入力軸25と連動連結され
る連結位置と、後ヨーク46が入力軸25から分離される分
離位置に位置変更保持自在とするもので、支軸52と、左
右一対の連動レバー53と、左右一対の連動リンク54と、
操作レバー55と、ロック板56と、ロックピン57と、弾機
58等を有する。
支軸52は渡設材16の前方に左右方向に配設されて、渡設
材16に左右一対の突設板59を介して回動自在に備えられ
ている。
左右の両連動レバー53は支軸52の左右両側部に固設され
て、下設され、正面視において、装備筒27の左右両側部
の上部の両側方に位置する。
両連動リンク54は両ガイド26の上部にその内側方で長手
方向に沿設状とされ、前端部が連動レバー53に枢結され
ると共に、後端部が装備筒27の左右両側部の上部に枢結
されている。
両連動リンク54の後部には、門型状のカバー60が固設さ
れ、該カバー60により、後自在継手42の装備筒27から前
方に突出した部分と、耕耘装置Rの入力軸25の露出部分
が覆被される。
操作レバー55はL型状とされ、支軸52の右側部に固設さ
れて、立設されている。
ロック板56は右側突設板59から立設され、上端部に、上
方に弯曲突状とされたロック部61を有し、ロック部61に
は、数個のロック孔62が周方向等間隔に形成されてい
る。
ロックピン57はL型状とされて、操作レバー55にその右
側方に沿設状とされ、操作レバー55に固設されたコ型状
案内材63に軸心方向に移動自在に挿通されると共に、ロ
ックピン57には、操作レバー55を挟持状としてロックピ
ン57の回動を阻止するU型状案内片64が固着されてい
る。
ロックピン57は所望のロック孔62に挿脱自在に挿通され
るもので、その案内材63にある部分には、バネ受け片65
が外嵌され、バネ受け片65の下方への移動はピン66によ
り阻止されている。
弾機58は、ロックピン57における案内材63の天壁部とバ
ネ受け片65間に弾発状に捲周され、ロックピン57をロッ
ク部61側に付勢している。
耕耘装置Rは、前部上部の左右方向中央部に位置する入
力ケース68と、入力ケース68から前方斜め上方に突設さ
れ、且つ左右一対の側板から成るトップマスト69と、入
力ケース68から左右両側方に突設された一対のサポート
アーム70と、各サポートアーム70の左右方向中途部から
前方に突設された左右一対のブラケット71と、左右一対
の前ゲージ輪72と、トップマスト69の各側板上端部と各
ブラケット71とを連結する左右一対のサポートリンク73
と、各サポートアーム70の外側端部から夫々下設された
伝動ケース74及びサイドプレートと、伝動ケース74及び
サイドプレートの下端部間に横架されて回転駆動され且
つ耕耘軸とこれに備えられた多数の耕耘爪とから成る耕
耘部75と、耕耘部75を覆被する耕耘カバー76等を有す
る。
入力ケース68には、前方に突出する入力軸25が支持され
ると共に、入力ケース68の前面には、位置決めピン33が
挿入係合されるピン受け体77が前方突出状に固設され、
上記係合により、後自在継手42の後ヨーク46と入力軸25
との軸心が対応合致せしめられる。ピン受け体77の前部
にはテーパ孔78が形成され、後部は外側方に開口状とさ
れると共に、ストッパ84が備えられている。
トップマスト69の両側板前端部間には上連結軸79が渡設
され、この上連結軸79に連結体14の上係合部21が下方側
から係脱自在に係合される。
各ブラケット71の前端部には各下連結軸80が左右方向に
夫々挿着され、各下連結軸80の内側部が各下係合部22に
後方から係脱自在に係合される。
各ブラケット71の前部外側面には、円形取付部81を介し
て保持筒82が縦設され、保持筒82に前ゲージ輪72のステ
イ83が上下方向に移動調整自在に挿通されている。
85は左右一対の阻止装置で、連結体14の左右両側部の下
部に備えられて、各下連結軸80の各下係合部22内からの
離脱を解除自在に阻止するもので、ロックプレート86
と、操作ピン87と、弾機88等を有する。
ロックプレート86は、各連結ピン19の外側部に揺動自在
に枢支され、各下連結軸80に下方から係脱自在に係合す
る。ロックプレート86の後端部には、前上りの傾斜状と
されたカム面89が形成されている。
操作ピン87は、連結体14の本体15の左右両側部の下部に
固設されたコ型状案内材90に上下方向に移動自在に挿通
され、その下部に固設された二又状連結片91がロックプ
レート86前端部に遊嵌されて、ピン92により連結されて
いる。尚、連結片91がロックプレート86に遊嵌されてい
ることから、操作ピン87は軸心廻りに若干回動可能とさ
れている。
操作ピン87の上端部には、コ型状の引掛片93が固設さ
れ、この引掛片93の下部が、案内材90に立設された受板
94上端面に係脱自在に係合されることにより、ロックプ
レート86は、第1図及び第2図に示す位置よりも下方に
回動した位置であるロック解除位置に保持され、この状
態では、下連結軸80の下係合部22からの離脱は許容され
る。
操作ピン87の案内材30内にある部分には、バネ受け片95
が外嵌されて、バネ受け片95の下方への移動がピン96に
より阻止されている。
弾機88は、操作ピン87における案内材90の天壁部とバネ
受け片95間に弾発状に捲周されている。
上記のように構成した実施例によれば、トラクタ1に耕
耘装置Rを連結する際には、クラッチ装置24において
は、第2図に示すように、装備筒27を、例えば、最も前
方側に移動させた位置を分離位置として保持しておく。
この状態では、装備筒27は、前後方向に関して、ガイド
26の後部と対応位置している。
又、各阻止装置85においては、ピン96が案内材90の底壁
部に当った状態とし、ロックプレート86の揺動を可能な
状態としておく。
一方、耕耘装置Rを、地面に載置して、第2図に示すよ
うに、若干前傾姿勢としておく。
この状態で、トラクタ1を後進させて、耕耘装置Rに接
近させ、第2図に示すように、耕耘装置Rの上・下各連
結軸79,80の前方斜め下方側に、連結体14の上・下各係
合部21,22を夫々位置させる。
次に、3点リンク機構9、連結体14及びクラッチ装置24
を油圧装置3により徐々に上昇させて、まず、連結体14
の上係合部21内に上連結軸79を係合させるのであり、こ
の状態では、各下係合部22は各下連結軸80の前方側に位
置している。
そして、更に、3点リンク機構9、連結体14及びクラッ
チ装置24を更に上昇させれば、連結体14の上係合部21内
に上連結軸79が係合していることから、上記3点リンク
機構9の上昇により、耕耘装置Rは持上げられ乍ら上連
結軸79廻りにトラクタ1側、即ち、前方側に回動せしめ
られる。
これにより、各下連結軸80は各下係合部22内に後方から
係合し乍ら、ロックプレート86とカム面89に接当する。
これによって、弾機88が圧縮されると共に、ロックプレ
ート86が下方に回動して、下連結軸80は下係合部22内の
奥まで係合し、その後、ロックプレート86が弾機88の弾
発力により上方に揺動して、下連結軸80と係合し、下連
結軸80の下係合部22からの離脱を阻止する。
ところで、連結体14の上・下係合部21,22に耕耘装置R
の上・下連結軸79,80が係合した状態では、後自在継手4
2の後ヨーク46と、耕耘装置Rの入力軸25とが前後に対
向状とされている。
而して、上記状態から、後ヨーク46を入力軸25に連結す
る際には、座席5上の運転者が後方に手を伸ばして、ク
ラッチ装置24の操作レバー55を持つと共に、ロックピン
57を上方に移動保持して、ロック板56のロック孔62から
離脱させた後、前方に回動させる。
これにより、支軸52、連動レバー53が回動して、連動リ
ンク54が後方に移動し、これによって装備筒27が伝動軸
40を伸長させ乍ら、後自在継手42と共に後方に移動し
て、第1図及び第5図に示すように入力軸25に外嵌さ
れ、後ヨーク46の雌スプライン部50が入力軸25の雄スプ
ライン部49に嵌合される。
ところで、上記の場合において、装備筒27の後方への移
動時には、各摺動部材30の上・下各ローラ38,36がガイ
ド26の天壁部と底壁部上を転動する。
又、この際、摺動部材30の支軸34廻りの揺動により、支
持材31が上下方向に平行移動可能で且つ首振り可能とさ
れると共に、装備筒27が支持材31に支軸100廻りに上下
方向に首振り可能とされているので、後ヨーク46が入力
軸25に対して上下方向に大きく芯ずれしていても、位置
決めピン33がピン受け体77のテーパ孔78内に挿入される
と共に、入力軸25が後ヨーク46のテーパ面51に案内され
ることにより、摺動部材30が支軸34廻りに揺動すると共
に、装備筒27が支軸100廻りに上下方向に首振りするこ
とによって、後ヨーク46の入力軸25に対する大きな芯ず
れが修正されるのであり、従って、後ヨーク46の入力軸
25に対する連結を容易且つ円滑に行うことができる。
尚、位置決めピン33がピン受け体77のストッパ84を接当
することにより、後ヨーク46の雌スプライン部50と入力
軸25の雄スプライン部49の過度の嵌合が防止される。
又、ピン受け体77の後部側は外側方に開口状とされてい
るので、上記雄・雌スプライン部49,50の嵌合度合を外
部から容易に確認できる。
そして、後ヨーク46と入力軸25の嵌合後、ロックピン57
の保持を解除して、ロックピン57をロック板56のロック
孔62に挿入し、装備筒27を、例えば、最も後方に移動し
た位置を連結位置として保持する。
上記のようにして、耕耘装置Rのトラクタ1に対する連
結作業は終了する。
次に、耕耘装置Rをトラクタ1から分離させる際には、
上記とは逆の手順で作業を行なうのであり、まず、クラ
ッチ装置24において、操作レバー55を持ち、ロックピン
57を上方に移動保持して、ロック板56のロック孔62から
抜き、操作レバー55を後方に移動させて、連動レバー5
3、連動リンク54を介して、装備筒27を前方に移動さ
せ、後自在継手42の後ヨーク46と入力軸25の連結を解除
し、而る後、ロックピン57の保持を解除して、弾機58に
より、ロックピン57をロック板56のロック孔に挿入さ
せ、装備筒27を保持する。
次に、各阻止装置85において、操作ピン87を弾機88に抗
して引上げ、ロックプレート86をロック解除位置とした
後、操作ピン87を回動させて、引掛片93を受体94上端面
に係合保持させ、ロックプレート86をロック解除位置と
して、連結体14の下係合部22から耕耘装置Rの下連結軸
80が離脱可能な状態とする。
この状態で、油圧装置3により、3点リンク機構9、連
結体14を介して、耕耘装置Rを下降させて、耕耘装置R
の耕耘部75を接地させる。
そして、更に、3点リンク機構9、連結体14を下降させ
れば、耕耘装置Rが前傾して、まず、連結体14の下係合
部22内から耕耘装置Rの下連結軸80が離脱し、その後、
連結体14の上係合部21内から、耕耘装置Rの上連結軸79
が相対的に上方側に離脱する。
これにより、トラクタ1からの耕耘装置Rの分離作業は
終了する。
第8図は本考案の第2実施例を示すもので各摺動部材30
の揺動アーム35の上下方向中央部が支持材31に左右方向
の支軸104により枢支されている。又、支持材31は、装
備筒27の左右各側部の上下方向中央部に枢結されてい
る。
尚、実施例では、移動体が支持材と摺動部材を有するも
のとしたが、移動体を支持材のみから構成して、これ
を、各ガイドに直接備えるようにしてもよい。
又、実施例では、PTO軸と入力軸とを連結する継手と
して自在継手を用いたが、それ以外の継手を用いてもよ
い。
更に、実施例では、作業機としてロータリ耕耘装置を用
いたが、ロータリ耕耘装置以外の作業機を用いてもよ
い。
又、本考案は、トラクタの前方側に作業機を連結する装
置にも適用可能である。
第9図及び第10図は本考案とは別の連結装置を示すもの
で、取付ピン20に、棒材から成る安全金具105が中途部
で揺動自在に嵌合され、抜止めピン106にて抜止めされ
ている。
安全金具105の一端部には、上係合部21の上方開口を開
閉する閉鎖部107が形成され、他端部には、操作レバー5
5と嵌合連結される連動部108が形成されており、これに
より、操作レバー55により、装備筒を分離位置に操作し
た際に、上係合部21が開放され、装備筒を連結位置に操
作した際に、上係合部21が閉鎖される。
従って、装備筒を耕耘装置側保持位置に操作した状態
で、トラクタと耕耘装置の連結作業が行われることはな
い。
第11図及び第12図は本考案とは別の連結装置を示すもの
で、安全金具105がバネ110により閉鎖方向に付勢されて
安全金具105も操作レバー55とは嵌合連結されておら
ず、操作レバー55により、装備筒を分離位置に操作した
際に、操作レバー55により安全金具105が押動されて、
上係合部21が開放せしめられる。
第13図及び第14図は本考案とは別の連結装置を示すもの
で、連結体14の渡設材16に摺動筒112が長手方向に摺動
自在に套嵌され、摺動筒112に備えられた固定ボルト113
により、摺動筒112は所定摺動位置で解除自在に固定さ
れる。
摺動筒112の長手方向中央部には、保持材114がその長手
方向中央部で略上下方向の固定ボルト115により回動自
在に備えられ、固定ボルト115により、保持材114は所望
回動位置で解除自在に固定される。
保持材114にはクラッチ装置24が備えられている。
従って、トラクタに連結する作業機の入力軸25が左右方
向にオフセットされていたり、あるいは、平面視におい
て、入力軸25が前後方向に対して傾斜していても、入力
軸25を後ヨーク46に連結できる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、トラクタのPT
O軸と連動する連結軸と、作業機の入力軸との間に、上
下方向に関する大きな芯ずれがあっても、その芯ずれを
良好に吸収でき、連結軸と入力軸とを容易に連結でき
る。本考案は上記利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の第1実施例を示し、第1図
及び第2図の各図は異なる作動状態を示す要部の一部断
面側面図、第3図は全体側面図、第4図は要部の一部断
面側面図、第5図は第4図のA−A線矢視断面図、第6
図及び第7図の各図は第5図のB−B線、C−C線各矢
視断面図、第8図は本考案の第2実施例を示す要部の縦
側断面図、第9図及び第10図は本考案とは別のトラクタ
と作業機の連結装置を示し、第9図及び第10図の各図は
相異なる作動状態を示す要部の斜視図、第11図及び第12
図は本考案とは別のトラクタと作業機の連結装置を示
し、第11図は要部の側面図、第12図は第11図のD−D線
矢視断面図、第13図及び第14図は本考案とは別のトラク
タと作業機の連結装置を示し、第13図は要部の正面図、
第14図は第13図のE−E線矢視断面図である。 1…トラクタ、3…作業機昇降用油圧装置、7…PTO
軸、9…3点リンク機構、10…トップリンク、11…ロア
リンク、14…連結体、21,22…上・下係合部、24…クラ
ッチ装置、25…入力軸、26…ガイド、27…装備筒、28…
操作装置、46…後ヨーク(連結軸)、67…移動体、85…
阻止装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福高 恭史 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 堀江 文治 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 藤本 駿児 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 辻野 公英 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 長峯 義史 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 佐々木 圭一 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタ(1)に、中央1本のトップリンク
    (10)と左右一対のロアリンク(11)とから成る3点リンク
    機構(9)が備えられ、トップリンク(10)と両ロアリンク
    (11)の夫々の作業機側端部が連結体(14)により連結さ
    れ、連結体(14)における左右方向中央部の上部と左右両
    側部の下部が作業機(R)に分離可能に連結され、連結体
    (14)に、連結体(14)が作業機(R)に連結された後にトラ
    クタ(1)のPTO軸(7)と作業機(R)の入力軸(25)を分離
    可能に連動連結するクラッチ装置(24)が備えられたもの
    において、クラッチ装置(24)は、連結体(14)に略前後方
    向に配設されたガイド(26)と、ガイド(26)に略前後方向
    に摺動自在に備えられると共にガイド(26)に対して上下
    方向に平行移動可能で且つ首振り可能とされた移動体(6
    7)と、略前後方向の軸心を有し且つ移動体(67)に上下方
    向に首振り可能に備えられた装備筒(27)と、装備筒(27)
    内に支持されてPTO軸(7)と連動する連結軸(46)と、
    装備筒(27)の操作装置(28)とを有し、装備筒(27)は、移
    動体(67)と共に軸心方向に移動することにより、その内
    部の連結軸(46)が入力軸(25)と連動連結される連結位置
    と、連結軸(46)が入力軸(25)から分離される分離位置に
    位置変更自在とされ、操作装置(28)は、装備筒(27)を連
    結位置と分離位置に位置変更保持自在とするものとされ
    たことを特徴とするトラクタと作業機の連結装置。
JP13436287U 1987-09-01 1987-09-01 トラクタと作業機の連結装置 Expired - Lifetime JPH0626090Y2 (ja)

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JP2513873B2 (ja) * 1989-12-26 1996-07-03 株式会社クボタ トラクタの作業機動力系連結装置

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