JPH0793422B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0793422B2
JPH0793422B2 JP3103448A JP10344891A JPH0793422B2 JP H0793422 B2 JPH0793422 B2 JP H0793422B2 JP 3103448 A JP3103448 A JP 3103448A JP 10344891 A JP10344891 A JP 10344891A JP H0793422 B2 JPH0793422 B2 JP H0793422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサイリスタを具えた半導
体装置、特にいわゆるMOSゲートサイリスタを具えた半
導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1主電極が設けられた一導電型の第1
領域と、該第1領域と第1pn接合を形成する反対導電型
の第2領域と、該第2領域と第2pn接合を形成すると共
にゲート電極が設けられた一導電型の第3領域と、該第
3領域とpn接合を形成すると共に第2主電極への電気接
続部を有する反対導電型の第4領域とを有するサイリス
タが形成された半導体本体を具える半導体装置が既知で
ある。特に、ゲート電極を、第3領域の導通チャネル領
域上にあって第2領域と第4領域との間の導電パスを制
御する絶縁ゲートの形態に設けて第4領域から第2領域
への反対導電型の電荷キャリア流が半導体装置内のサイ
リスタの動作をトリガして開始させるようにした半導体
装置が既知である。このようなMOSゲートサイリスタは
「Proceedings of TEEE Vol. 76 , No.4」1988年4月、
に B. JayantBaliga が発表した論文“Evolution of
MOS-bipolar Power SemiconductorTechnology」の第411
頁に開示されている。上述した論文は第415 〜416 頁
に、 MOSゲートに供給する信号によりターンオンのみな
らずターンオフも行ない得る点で単なる MOSゲートサイ
リスタと相違するいわゆる MOSターンオフサイリスタも
開示している。この MOSターンオフサイリスタはサイリ
スタ構造内に絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOST)を
組み込み、上側トランジスタのエミッタ−ベース接合を
MOSTのゲート電圧の印加により短絡し得るように構成さ
れている。ゲート電圧が存在しない場合にはこの装置は
慣例のサイリスタと同様の方法で、或はMOSゲートサイ
リスタと同様にMOS ゲートを用いてスイッチオンさせる
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述した論文
の図15に示されているように、 MOSターンオフサイリス
タは第4領域内に形成され且つこの領域に短絡された一
導電型の第5領域と、第4及び第3領域のチャネル領域
上を延在する連続絶縁ゲートとを有する。サイリスタの
ターンオフを達成するためには第5及び第3領域間に構
成されたMOSTを絶縁ゲートに適切な電圧を供給してター
ンオンさせ、第3領域に流入する一導電型の電荷キャリ
アが第4及び第3領域間のpn接合をバイパスして第2主
電極に至る別の導電パスを有するようにする。しかし、
このような強制ターンオフを達成するためには一導電型
の電荷キャリアに対する導電パスの抵抗値を十分低く
し、これらの全電荷が第4及び第3領域間のMOSTを経て
バイパスされる際に第3pn接合の順方向バイアスが 0.7
ボルト以下になるように、及び従って電子注入及びトラ
ンジスタ作用を維持するに不十分となるようにする必要
がある。この条件は一導電型電荷キャリアが電子である
場合にはかなり高い電流密度に対し全く容易に達成し得
るが、電荷キャリアが移動度の低い正孔の場合には達成
が困難である。本発明の目的は装置の制御可能な電流容
量を改善したサイリスタを具えた半導体装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1主電極が
設けられた一導電型の第1領域と、該第1領域と第1pn
接合を形成する反対導電型の第2領域と、該第2領域と
第2pn接合を形成すると共にゲート電極が設けられた一
導電型の第3領域と、該第3領域とpn接合を形成すると
共に第2主電極への電気接続部を有する反対導電型の第
4領域とを有するサイリスタが形成された半導体本体を
具える半導体装置において、第4領域と第4pn接合を形
成する一導電型の第5領域と、第2主電極と電気的に接
触すると共に第5領域と第5pn接合を形成する反対導電
型の第6領域と、第5領域の導通チャネル領域上にあっ
て第4領域内への反対導電型の電荷キャリアに対する導
電パスを形成してサイリスタ動作を開始させるための絶
縁ゲートとを設け、第5領域をこの領域がサイリスタの
ターンオフ中の一導電型の電荷キャリアの抽出用パスを
与えるように接続したことを特徴とする。
【0005】このように、本発明の半導体装置では、第
4領域(npnpサイリスタの場合のカソード)への電気接
続が第4領域と直列に集積された絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタ(MOST)により与えられ、このトランジスタ
が第4領域への反対導電型の電荷キャリア流に対しゲー
ト可能な導電パスを与えるため、この電荷キャリア流を
サイリスタのターンオフ中適切なゲート電圧の印加によ
り阻止することができ、従ってサイリスタの可制御電流
容量が向上する。更に、第4領域と直列のMOSTにより反
対導電型の電荷キャリア流を制御すると、上述した従来
の MOS制御サイリスタに比較してターンオフ時間が短く
なる。
【0006】第3領域のゲート電極は第3領域のチャネ
ル領域上を延在する絶縁ゲートとすることができる。第
3領域上のこの絶縁ゲートは第5領域上の絶縁ゲートと
連続させて製造を簡単にすることができる。この連続絶
縁ゲートは半導体本体内を延在する溝の側壁上に形成す
ることができる。特に、この溝は側壁を絶縁層で被覆
し、ゲート電極を形成する導電材料で満たしたトレンチ
の形態に形成することができる。プレーナ技術より溝又
はトレンチ技術を用いて絶縁ゲートを形成する方が必要
とされる表面積が減少すると共に一層良好な電流処理能
力が得られる。
【0007】本発明半導体装置の変形例では、半導体本
体の少なくとも一部分において第3、第4、第5及び第
6領域を絶縁ゲートが設けられた一導電型の他の領域と
置き換え、該他の領域が第1及び第2領域とともに、第
1及び第2主電極間の第1〜第6領域から成る構造部分
と並列に配置された3層構造を形成するようにし、該他
の領域がサイリスタのターンオフ中一導電型の電荷キャ
リアの抽出用パスを与えるようにする。このような構造
は装置のターンオフ速度を増大すると共に、一導電型の
キャリア流をバイパスすることにより最大可制御電流を
増大させることもできる。第1及び第2主電極は半導体
本体の対向表面上に設けてバーチカル装置、即ち半導体
本体の両主表面間に主電流パスを有する装置を形成する
ことができる。第5領域を第2主電極に電気的に接続し
て3端子装置を形成することができる。或は又、別の電
極を第5領域に設け、この電極及び第2主電極に供給す
る制御電圧を別々に制御し得るようにしてサイリスタタ
ーンオフ中トランジスタ動作が持続する惧れを更に減少
させることができる。
【0008】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する。
各図は略図であって、特に各半導体層や領域の厚さのよ
うな種々の寸法を明瞭のために大きく拡大してある。図
1は、第1主電極Aが設けられた一導電型の第1領域4
と、この第1領域4と第1pn接合6を形成する反対導電
型の第2領域5と、この第2領域5と第2pn接合7を形
成すると共にゲート電極Gが設けられた一導電型の第3
領域8と、この第3領域8と第3pn接合10を形成すると
共に第2主電極Cへの電気接続部を有する反対導電型の
第4領域9とを有するサイリスタが形成された半導体本
体1を有する半導体装置が示されている。
【0009】本発明では、第4領域9と第4pn接合12を
形成する一導電型の第5領域11と、第2主電極Cと電気
的に接触すると共に第5領域11と第5pn接合14を形成す
る反対導電型の第6領域13と、第5領域11の導通チャネ
ル領域110 上にあって第4領域9内への反対導電型の電
荷キャリアに対する導電パスを形成してサイリスタ動作
を開始させるための絶縁ゲート15とを設け、第5領域11
をこの領域がサイリスタのターンオフ中一導電型の電荷
キャリアを抽出するためのパスを与えるように電気的に
接続する。このように、本発明半導体装置では第4、第
5及び第6領域9,11及び13と絶縁ゲート15とで構成さ
れる絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOST)をサイリス
タの第4領域9と直列に設け、このトランジスタが第4
領域9への反対導電型の電荷キャリア流をゲートし得る
導電パスを与えるため、この電荷キャリア流をサイリス
タのターンオフ中適切なゲート電圧の印加により阻止す
ることでき、これにより電流制御能力を一層大きくし得
ると共に装置のターンオフ時間を短くすることができ
る。
【0010】図1を詳細に参照して本発明による MOSゲ
ートカソードを有するnpnpサイリスタを詳しく説明す
る。図1に示す実施例においては、第1又はアノード領
域を一導電型の不純物(本例ではホウ素イオン)をドー
プした単結晶シリコン基板として設け、代表的には0.01
Ω・cmの抵抗率を有するものとする。次に第2又はn−
ベース領域5を第1領域4上に、反対導電型(本例では
n導電型)の不純物、例えばヒ素を代表的には1014電子
/cm3 の濃度にドープした比較的低ドープのエピタキシ
ャルシリコン層として設ける。必要に応じ、n導電型不
純物をもっと高濃度にドープしたバッファ層50 (図1に
破線で示す)を第1及び第2領域4及び5間に設けて比
較的高ドープの第1又はアノード領域4からの正孔電流
を適度にすることができる。第2領域5を形成する堆積
エピタキシャル層の不純物濃度及び厚さは装置の所望の
特性に依存するが、1000ボルト装置に対しては代表的に
は 100μm とすることができる。第3領域8は一導電型
(本例ではP型)の不純物をドープしたエピタキシャル
層として設けることができ、或は又第2領域内に不純物
を注入及び/又は拡散することにより形成することもで
きる。
【0011】第3領域、本例ではP−ベース領域8、第
4又はカソード領域9及び第5領域11は全て、適切にド
ープしたシリコン層のエピタキシャル成長により又は第
2領域5内への適切な不純物の注入及び/又は拡散によ
り形成することができる。代表的には、1000ボルト装置
に対しては、P−ベース領域8は約3μm の厚さ及び約
1016原子/cm3 の不純物濃度を有するものとし、カソー
ド領域9は約1μm の厚さ及び約1016原子/cm3 の不純
物濃度を有するものとすることができる。第5領域11は
約2μm の厚さ及び約3×1016原子/cm3 の不純物濃度
を有するものとすることができる。
【0012】本例では、次に第6領域13を、第5領域内
に反対導電型(n導電型)の不純物を適切なマスク(図
示せず)を通して慣例の方法で導入して第5領域内のプ
レーナ領域として形成する。代表的には、この第6領域
は約 0.5〜1μm の深さを有するものとするとこができ
る。図1に示すサイリスタは MOSゲートサイリスタであ
るから、第3領域7のゲート電極Gは絶縁ゲートで構成
し、本例ではこの絶縁ゲートを MOSゲートカソードの絶
縁ゲート15と連続させる。
【0013】図1に示す実施例では、絶縁ゲート15を、
慣例の技術を用いて第6、第5、第4及び第3領域13,
11, 9,7を横切って第2領域5内に僅かに侵入するト
レンチ16をエッチングして形成する。このトレンチの深
さは既知のように注意深く制御してトレンチ16が第3領
域8を完全に横切って延在するが第2領域5内にあまり
深く侵入しないようにして装置の所望のブレークダウン
電圧に悪影響を与えないようにする。領域8,9及び11
に対し与えた上述の寸法に対してはトレンチ16は約6μ
m の深さにする。通常の清浄処理後に薄い絶縁層17をト
レンチの側壁上に慣例の技術により熱成長させ、トレン
チの形成に用いたマスクをそのまま用いて導電材料、本
例ではドープ多結晶シリコンをトレンチ内に堆積して第
3領域のゲート電極及び第5領域11の導通チャネル領域
110 上の絶縁ゲート15も構成する導電プラグ18を形成す
る。次に絶縁材料、本例では二酸化シリコンの層を堆積
し、この層を慣例のフォトリソグラフィ及びエッチング
技術を用いてパターン化して導電プラグ18を覆うキャッ
プ酸化層21を形成する。
【0014】次に、慣例の金属化層19, 20、例えばアル
ミニウム層を半導体本体1の対向表面2及び3上に堆積
して第1(アノード)及び第2(カソード)主電極A及
びCを形成する。図1に示してないが、装置の周縁部に
おいてゲートGに接点を設ける。このように、図1に示
す実施例では第5領域11がカソード金属化により第2主
電極Cに短絡される。一般に、この装置は平面図で見た
とき(第5領域11の表面を上から見たとき)格子状又は
綱目状のトレンチ16を具えたセル構造にする。これがた
め、例えば、トレンチ16は矩形格子パターンまたは六角
形格子パターンに形成することができる。図1は格子状
トレンチ16の1つの溝部の横断面図を示す。図1に示す
サイリスタの動作においては、この装置はゲート電極G
に適切な正ゲート電圧+Ve を供給することによりター
ンオンする。正のゲート電圧はトレンチ16の側壁に沿う
導通チャネル領域110 及び80内にn導電型反転層を発生
させて第2領域5内への電子の流入を許し、第1pn接合
6を順方向にバイアスせしめる。この第1pn接合6の順
方向バイアスは正孔を第2領域5に注入せしめ、これら
正孔が第3領域8内に流れ込み、この正孔流が実効的に
第2、第3及び第4領域5,8,9から成る npnトラン
ジスタのベース電流を形成する。このトランジスタのタ
ーンオンがサイリスタのトリガリング又はラッチングを
開始させるため、このとき装置がスイッチオンする。
【0015】一旦ラッチ状態になると、サイリスタはゲ
ート電極Gに負ゲート電圧−Ve を供給してトレンチ16
に隣接する第4領域9の導通チャネル領域90内にP導電
型反転チャネルを発生させることによりターンオフさせ
ることができる。この反転チャネルの発生は第6領域13
から第4(カソード)領域9への電子の流入を阻止又は
少なくとも禁止する作用をなし、サイリスタの電子を枯
渇させてサイリスタのターンオフを開始させる。更に、
第3及び第5領域8及び11間の第4(カソード)領域9
の導通チャネル領域90内に形成されたP導電型反転チャ
ネルは正孔を第5領域11と電気的に接触するカソード金
属化層20を経て抽出する導電パスも与える。
【0016】第6領域13の横方向寸法は極めて小さくし
て第6領域の下部からカソード金属化層までの正孔用パ
ス及び従ってpn接合14が十分な順方向バイアスになって
トランジスタ動作を開始する可能性が殆どないようにす
ることができる。第6領域13は数個の個別の補助領域と
して形成して、平面図で見て、即ち主表面3を上から見
て、第6領域はトレンチの縁に隣接して縁に沿って間隔
を置いて設けられた各別の島領域又は指状領域から成る
ようにすることができる。上述したようにゲート電極G
は連続ゲートとするが、上述したセル構造の装置の場合
には装置の周縁部のセルに、中央部のセルのゲート電極
から分離したゲート電極を設け、これにより中央部のセ
ルのターンオフを周縁部のセルと無関係に制御し得るよ
うにして装置のターンオフの一層良好な制御を可能にす
ることができる。
【0017】図2は本発明半導体装置の第2実施例の図
1と同様の断面図である。図2に示す装置は図1に示す
装置とは、トレンチ FET形 MOSゲートの代りに、VMOS形
MOSゲート160, 170, 180 を設ける点及び主表面3上の
例えば二酸化シリコンの絶縁領域21を慣例の方法で限界
し、次いで堆積したカソード金属化層20を慣例の方法で
パターン化して第5領域11に別個の電気接点22を設ける
点が相違する。この構成は、4端子となる不利がある
が、第5領域を第6領域13と独立にバイアスすることが
でき、これにより装置のターンオフ時にpn接合14が十分
に順方向バイアスされてトランジスタ動作を開始する惧
れを完全に避けるようにすることができる利点を有す
る。その他の点については図2に示すサイリスタは図1
に示すものと同一に動作するが、ターンオフ中に抽出さ
れる正孔はカソード金属化層20とは別個の電極22を経て
抽出されること勿論である。図1に示す装置も同様にカ
ソード金属化層20の適切なパターニングにより第5領域
に別個の電気接点を設けることができる。図2に示す装
置は慣例のVMOS技術を用いて製造し得ると共に図1に示
す装置と同様のセル構造にすることができる。
【0018】図3は本発明半導体装置の変形例を示す。
上述したように、一般に本発明装置はセル構造にするこ
とができ、第6領域13のアレー又はパターン及び格子状
の絶縁ゲート15 (主表面を上から見たとき) が第4、第
5及び第6領域9,11及び13と絶縁ゲート15とで構成さ
れる多数の並列接続MOSTを限界する。
【0019】図3に示す実施例では、絶縁ゲート構造の
トレンチ又は溝16により限界された半導体本体1の部分
30は第2領域5からカソード接点Cを形成する金属化層
20が設けされた表面まで延在する一導電型、本例ではP
導電型、の領域を形成する。これがため、本例装置は部
分30には3層(本例では pnp) 構造を具える。複数個の
これらの一導電型領域30又はセルを装置のセル構造内に
設けることができ、例えばこれらセルは種々の層の成長
後に適当なマスクを通してホウ素のような適切な不純物
を拡散させた領域30を用いて形成することができる。図
3に示す装置は、ゲート電極Gに適切な正ゲート電圧+
Ve が供給されたターンオン中に導通チャネル領域110
及び80内にn導電型反転チャネルが形成されるのに加え
て領域30の絶縁ゲート15に隣接する導通チャネル領域30
0 内にもn導電型反転チャネルが形成される点を除いて
図1及び図2に示す装置と同様に動作する。
【0020】図3に示す装置のターンオフ中において
は、導通チャネル領域90内に形成され電子の流れを禁止
するP導電型反転層に加えて、P導電型領域30が装置か
ら正孔を抽出するパスを与える。図3に示す構造はター
ンオフの速度を増大すると共に、正孔電流をバイパスす
ることにより最大可制御電流も増大することができる。
P導電型領域30の使用は装置のオン抵抗値を増大する。
しかし、MOS セル9,11, 13に対するP導電型セル又は
領域30の比を適切に調整し、ターンオフ速度とオン抵抗
値の適切なかねあいを取ることにより装置の構造を所望
の動作特性に対し最適にすることができる。
【0021】上述した各実施例では装置はバーチカル装
置、即ち半導体本体1の主表面2及び3間に主電流パス
を有する装置であるが、本発明はこれに限定されず、ラ
テラル装置、即ち主表面に沿う方向に主電流パスを有す
る装置に適用することもできる。更に、上述した装置は
トレンチ技術を用いて絶縁ゲート構造を形成している
が、適切な幾何形状調整を用いて本発明をプレーナ技術
に適用することができ、この場合には絶縁ゲート15を主
表面3上に形成し、領域8,9及び11を領域13のよう
に、第2領域5の表面内に適切なマスクを用いて不純物
を導入してプレーナ領域として形成する。このようなプ
レーナ構造の場合、装置表面のチャネル長が必然的にか
なり長くなる。また、上述の例では、絶縁ゲートG及び
15を連続又は一体化させたが、これらゲートは個別に
し、別々に動作させることができる。例えば、ゲートG
及び15を絶縁ゲートGと絶縁ゲート15に対し別々の溝を
設けて形成することができ、またブレーナ技術を用いる
場合には適切なパターニングにより形成することができ
る。
【0022】上述した実施例の各領域の導電型は逆にし
てpnpnサイリスタを形成することができること勿論であ
り、また本発明はシリコン以外の半導体材料、例えばゲ
ルマニウム又はヒ化ガリウムのような III−V材料にも
適用することができ、ヘテロ接合構造を有する装置にも
適用し得る。この場合には、例えば第6領域13と、第5
領域11上に炭化シリコン (シリコン装置の場合) のよう
な広いバンドギャップ材料を堆積して形成し、次いで適
切なマスク及びエッチング技術を用いて第6領域13を第
5領域上にメサ構造として形成することがてきる。上述
した本発明の説明を読めば、更に他の多くの変形や変更
が当業者に明らかであり、本発明はこれらの変形や変更
も本発明の範囲内に含むものであること勿論である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置の第1の実施例の断面図であ
る。
【図2】本発明半導体装置の第2の実施例の断面図であ
る。
【図3】本発明半導体装置の変形例の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体本体 4 第1領域(アノード) 5 第2領域 8 第3領域 9 第4領域(カソード) G ゲート電極 11 第5領域 13 第6領域 15 絶縁ゲート 9,11, 13, 15 MOST 17 絶縁層 19 第1主電極A 20 第2主電極C 80, 90, 110 導通チャネル領域 160, 170, 180 VMOS ゲート 22 第6領域の電気接点 30 一導電型部分 300 導通チャネル領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−214566(JP,A) 特開 昭59−61962(JP,A) 特開 昭60−253275(JP,A) 特開 平2−21661(JP,A) 特公 昭50−9156(JP,B1)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2主電極と、第1主電極が設
    けられた一導電型の第1領域と、該第1領域と第1pn
    接合を形成する反対導電型の第2領域と、該第2領域と
    第2pn接合を形成する一導電型の第3領域と、該第3
    領域と第3pn接合を形成する反対導電型の第4領域
    と、第3領域の第1導通チャネル領域上に位置し、所定
    の極性の電圧が供給されたとき第2及び第4領域間に反
    対導電型の電荷キャリアのための第1導通チャネルを形
    成するゲート電極を有するサイリスタが形成された半導
    体本体を具える半導体装置において、更に、第4領域と
    第4pn接合を形成する一導電型の第5領域と、該第5
    領域と接触する電極と、前記第4領域から第5領域によ
    り分離され且つ第5領域と第5pn接合を形成するとと
    もに第2主電極と電気的に接続された反対導電型の第6
    領域と、第5領域の第2導通チャネル領域上に位置し、
    所定の極性の電圧が供給されたとき第6及び第5領域間
    に反対導電型の電荷キャリアのための第2導通チャネル
    を形成する絶縁ゲート電極を具え、第1導通チャネル領
    域、第4領域及び第2導通チャネル領域が第6及び第2
    領域間における反対導電型の電荷キャリアのためのゲー
    ト可能な導通パスを与え、所定の極性の電圧がゲート電
    極及び絶縁ゲート電極に供給されたときサイリスタ動作
    を開始して装置をターンオンし、反対極性の電圧がゲー
    ト電極及び絶縁ゲート電極に供給されたとき前記ゲート
    可能な導通パスを流れる反対導電型の電荷キャリア流を
    阻止して装置をターンオフするとともに、第5領域と接
    触する前記電極がサイリスタのターンオフ中の一導電型
    の電荷キャリア抽出用パスを与えるように構成されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第3領域のゲート電極は第3領域のチャ
    ネル領域上を延在する絶縁ゲートで構成したことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第3領域上を延在する絶縁ゲートを第5
    領域上を延在する絶縁ゲートと連続させたことを特徴と
    する請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記連続絶縁ゲートは半導体本体内を延
    在する溝の側壁上に形成しこたとを特徴とする請求項3
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記溝は側壁が絶縁層で被覆され且つゲ
    ート電極を形成する導電材料で満たされたトレンチの形
    態に形成したことを特徴とする請求項4記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 半導体本体の少なくとも一部分において
    第3、第4、第5及び第6領域を絶縁ゲートが設けられ
    た一導電型の他の領域と置き換え、該他の領域が第1及
    び第2領域とともに、第1及び第2主電極間の第1〜第
    6領域から成る構造部分と並列に配置された3層構造を
    形成するようにし、該他の領域がサイリスタのターンオ
    フ中一導電型の電荷キャリアの抽出用パスを与えるよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1主電極は半導体本体の一方の側の主
    表面上に設け、第2主電極は半導体本体の反対側の主表
    面上に設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに
    記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 第5領域と接触する前記電極が第2主電
    極であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第5領域と接触する前記電極が第2主電
    極と別の電極であることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の半導体装置。装置。
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