JP2509127B2 - 静電誘導デバイス - Google Patents

静電誘導デバイス

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JP2509127B2 JP4081374A JP8137492A JP2509127B2 JP 2509127 B2 JP2509127 B2 JP 2509127B2 JP 4081374 A JP4081374 A JP 4081374A JP 8137492 A JP8137492 A JP 8137492A JP 2509127 B2 JP2509127 B2 JP 2509127B2
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
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    • H01L29/72Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
    • H01L29/739Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電誘導サイリスタ
(以下、SIサイリスタと称する。)等の静電誘導デバ
イスの新規な構造に関するものであり、特にゲート駆動
回路を簡略化できるMOS制御SIサイリスタの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MGT,MCT,EST,DMT
等、種々のMOS複合デバイスが提案されているが、こ
れらのMOS複合デバイスはGTO等の従来型サイリス
タを主デバイスとして、これと同一基板にMOSトラン
ジスタを集積化して成るものである。ところが、これら
のMOS複合デバイスのオン電圧は最終的には主デバイ
スの特性により決定されるようになっているので、従来
型サイリスタを主デバイスとする上記MOS複合デバイ
スは、オン電圧が高くて導通時の損失が大きいという欠
点を有し、更に高周波化が困難であるという欠点があっ
た。
【0003】そこで、本質的にオン電圧が低くて導通時
の損失が小さく、高周波化が容易であり、更に高速スイ
ッチングが可能なデバイスであるSIサイリスタを主サ
イリスタとして高効率・高速動作を期待したMOS複合
静電誘導サイリスタが、本出願人により、既に特願平2
−95251号(特開平3−292770号公報)にお
いて提案され、それは図23及び図24(図23のA−
A線断面図)に示したような、ノーマリオフ型SIサイ
リスタのゲート,カソード間にMOSトランジスタを集
積化した構造を持つMOS複合静電誘導サイリスタであ
った。
【0004】図23上記MOS複合静電誘導サイリス
タの平面図、図24は図23のA−A断面図であって、
両図に示したように、n領域23をカソードとし、P
領域21をアノードとし、フローティング状態のp
領域31をゲートとし、n領域22をチャンネルとす
るSIサイリスタが構成され、該p領域31は、同時
に、p領域32をドレインとし、多結晶シリコン層等
の高導電層25をゲート電極とするpMOSトランジス
タのソースを兼ねている。
【0005】このMOS制御SIサイリスタのターンオ
ンは、pゲート領域31の上部の絶縁膜である酸化膜
26と高導電層25とで形成されるコンデンサに正の電
位を印加してnチャンネル領域22中に形成される電
位障壁の高さを容量結合(静電誘導効果)で下げること
により実現され、ターンオフは、前記pMOSトランジ
スタを導通してpゲート領域31とnカソード領域
23とを短絡し、正孔をpゲート領域31を介して引
き抜くことにより実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このMOS
制御SIサイリスタにおいて、主サイリスタにノーマリ
オフ特性を持たせるためには、nチャンネル領域22
の不純物密度を1013cm−3程度とすると、隣接す
るpゲート領域31,31の間隔は約6μm以下であ
ることが要求され、nカソード領域23の拡散幅を2
μmとすれば、nカソード領域23とpゲート領域
31との間隔は片側で2μmと狭くすることが要求され
る。従って、pMOSトランジスタは、ゲート長Lが2
μm以下、例えば1μm等の値にならさるを得ず、チャ
ンネルの不純物密度が1013cm−3となり、p
ース領域31とpドレイン領域32の間をゲート電極
25で制御できないパンチスルー電流が常時流れること
になるので、主サイリスタをターンオンできなくなると
いう欠点があった。特にSIサイリスタのpゲート領
域31は通常5〜15μmと深いので、通常の単体のM
OSトランジスタに比べてパンチスルー電流が流れやす
いという欠点があった。通常のMOSトランジスタのソ
ース領域及びドレイン領域の拡散深さは、ゲート長に比
べ高々2倍以下であるが、MOS制御SIサイリスタに
おいては、pソース領域31の拡散深さはpMOSト
ランジスタのゲート長の3〜15倍以上の深さとなり、
パンチスルー電流が極めて流れ易い欠点があった。
【0007】また、前述した特開平3−292770号
公報には、図25及び図26(図25のY−Y線断面
図)に示したように、カソード領域23の長手方向にp
ソース領域31とpドレイン領域32とゲート電極
25とから成るDMOSトランジスタを形成する構造が
提案されており、この場合はpMOSトランジスタのゲ
ート長Lを主サイリスタのpゲート領域31,31の
間隔とは独立に選べるという利点がある。しかしなが
ら、pMOSトランジスタのパンチスルー電流を防ぐた
めにゲート長Lを長くすると、pMOSトランジスタの
オン抵抗が高くなり、主サイリスタをターンオフできな
くなるという欠点があった。図25及び図26に示した
構造でpMOSトランジスタのゲート幅wを長くするこ
とは、主サイリスタのpゲート領域31,31の間隔
の制約があるため限度があり、主サイリスタをノーマリ
オフにする条件とpMOSトランジスタのオン抵抗を小
さくする条件は互いにトレードオフの関係にあり、両者
の条件を同時に満足することは困難であるという欠点が
あった。
【0008】さらに、図23乃至図26に示した構造で
は、主サイリスタのpゲート領域31はフローティン
グ状態になっているため、通常の表面ゲート型SIサイ
リスタのようにp拡散領域となっているpゲート領
域31の上部に直接金属電極を接触させるようなことは
できず、その結果該拡散領域の抵抗でpゲート領域3
1の抵抗値が決定され、低抵抗化が困難であるという欠
点があった。そして、pゲート領域31の抵抗値が高
いため、主サイリスタのターンオフ可能なアノード電流
や順方向阻止電圧が小さく、ターンオフ時間が遅くなる
という欠点もあった。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑み、主サイリ
スタをノーマリオフにし且つpMOSトランジスタのパ
ンチスルー電流等のリーク電流を減少させることができ
る、新規構造のMOS制御SIサイリスタ等の静電誘導
デバイスを提供することを目的としている。また、この
発明の他の目的は、主サイリスタをノーマリオフにする
条件とpMOSトランジスタのオン抵抗を低減する条件
とを同時に満足することができる、新規構造のMOS制
御SIサイリスタ等の静電誘導デバイスを提供すること
にある。更に、この発明の別の目的は、主サイリスタの
ゲート抵抗を低減し且つターンオンするためにゲートに
接続するコンデンサの容量を大きくすることが可能な、
新規構造のMOS制御SIサイリスタ等の静電誘導デバ
イスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明による静電誘導デバイスは、第1導電型高
不純物密度のカソード領域と、第2導電型高不純物密度
のアノード領域及びゲート領域と、第1導電型低不純物
密度のチャンネル領域とから少なくとも構成される静電
誘導サイリスタと、前記チャンネル領域の表面の一部に
形成された第1導電型で前記チャンネル領域よりも高不
純物密度であって、表面にチャンネルドープされたウェ
ル領域と、前記ウェル領域の内部に形成された第2導電
型高不純物密度のドレイン領域と、前記ゲート領域と同
一の領域もしくは前記ゲート領域と電気的に接続された
第2導電型高不純物密度領域であるソース領域と、前記
ウエル領域の上部に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲ
ート絶縁膜の上部に形成されたゲート電極とから少なく
とも構成されるディプリーション型の絶縁ゲート型トラ
ンジスタと、前記ゲート領域と、前記ゲート領域の上部
に形成された前記ゲート絶縁膜と、前記ゲート電極とか
ら構成されるコンデンサと、が同一基板上に集積化さ
れ、前記カソード領域と前記ドレイン領域とがカソード
電極を介して接続された構造を少なくとも共有すること
を特徴としている。
【0011】また、この発明による静電誘導デバイスの
他の一つは、上記静電誘導デバイスの前記ドレイン領域
と前記ゲート領域との間の前記絶縁ゲート型トランジス
タのチャンネル領域とはならない領域の少なくとも一部
に分離領域を形成した構造を少なくとも共有することを
特徴としている。また、本発明による静電誘導デバイス
の更に他の一つは、上記の静電誘導デバイスの前記ゲー
ト電極と、前記ゲート電極の上部もしくは側部の少なく
とも一部に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記ゲー
ト領域に直接接して形成されしかも前記第2のゲート絶
縁膜の上部もしくは側部にまで伸延して形成されたフロ
ーティングゲート電極とから構成される別のコンデンサ
を少なくとも共有することを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、SIサイリスタのチャンネ
ルの不純物密度と絶縁ゲート型トランジスタのチャンネ
ルの不純物密度を互いに独立に選定できるので、SIサ
イリスタのノーマリオフ特性を保ったまま、絶縁ゲート
型トランジスタのソース領域とドレイン領域との間のパ
ンチスルー電流の流れるのを防ぐことができる。特に、
SIサイリスタのpゲート領域が絶縁ゲート型トラン
ジスタのゲート長の3〜15倍と深くてもパンチスルー
電流を確実に防ぐことができる。更に、上記構成によれ
ば、ウェル領域の不純物密度をパンチスルー電流を防ぐ
のに十分な値に保ったまま、SIサイリスタの不純物密
度を1012cm−3以下の低不純物密度とすることが
可能であり、その結果、SIサイリスタのゲート領域相
互の間隔を10μm以上と大きくすることができ、平面
パターンのリソグラフィ上の余裕が大きくなる。
【0013】また、上記他の構成によれば、絶縁ゲート
型トランジスタのドレイン領域とSIサイリスタのゲー
ト領域の間の不必要な領域は分離領域で分離することが
できるので、SIサイリスタをノーマリオフにすべくS
Iサイリスタのゲート相互の間隔を十分狭くしても、絶
縁ゲート型トランジスタのゲート幅を大きくできる構造
を設計することができる。
【0014】更に、上記別の構成によれば、金属等の高
導電性フローティングゲート電極をSIサイリスタのゲ
ート拡散層に接触させることができるので、ゲートがフ
ローティング状態であっても、ゲート抵抗を十分に低減
することが可能である。しかも、SIサイリスタのp
ゲート拡散領域に接続されたコンデンサの容量を十分大
きな値に保つことができる。
【0015】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。図1は本発明による静電誘導デバイスの第
1実施例のMOS制御SIサイリスタを集積化した具体
的構造を示す平面図、図2は図1A−A線に沿う断面図
である。
【0016】図において、n領域23,p領域2
1,p領域31及びn領域22はそれぞれSIサイ
リスタ1のカソード領域,アノード領域,ゲート領域及
びチャンネル領域である。n領域23とp領域31
との間にチャンネル領域より高不純物密度のnウェル領
域59が形成され、このウェル領域59の内部にpMO
Sトランジスタのpドレイン領域32が形成され、p
領域31がpMOSトランジスタのソース領域となっ
ている。nウェル領域59の表面は、pMOSトランジ
スタがディプリーション型(ノーマリオン型)となるよ
うにチャンネルドープ等が施されている。
【0017】多結晶シリコンやWSiやTiSi
の高融点金属のシリサイド膜もしくはW,Mo等の高融
点金属から成るゲート電極25は、pMOSトランジス
タのゲート電極と、ターンオン用のコンデンサの片方の
電極を兼ねている。即ち、ゲート電極25と酸化膜等の
絶縁膜26とp領域31とでコンデンサが形成されて
いる。このコンデンサの容量値が大きい程SIサイリス
タのターンオン時間が短くなるが、あまり大きくすると
SIサイリスタのゲートに蓄積された容量が増大し、タ
ーンオフ時間が長くなる。従って、このコンデンサの容
量には、ターンオン時間及びターンオフ時間を共に短く
するための最適値が存在し、それはSIサイリスタのゲ
ート領域自身の有する容量(ゲート・カソード間容量C
GK)の10〜80倍程度が良い。従って、pゲート
拡散領域31の上部の絶縁膜として用いる薄い酸化膜の
厚みは1000Å以下の値、望ましくは70〜200
Åの厚みが良い。
【0018】231はAI等の金属から成るカソード電
極であって、nカソード領域23とpドレイン領域
32とを接続している。211はAI等から成るアノー
ド電極である。n領域22の不純物密度は1011
1013cm−3程度の低不純物密度とし、nウェル領
域59の不純物密度を1016cm−3程度とすれば、
SIサイリスタをノーマリオフ型としてゲート長Lが2
μm以下のpMOSトランジスタを構成しても、pMO
Sトランジスタのソース・ドレイン間にパンチスルー電
流は流れない。nウェル領域59の不純物密度を10
18cm−3程度とすれば、サブミクロンゲート長のp
MOSトランジスタを構成できるので、オン抵抗が極め
て低減され、しかもpMOSトランジスタのパンチスル
ー電流によるリーク電流は小さくなる。p領域21,
31,32の不純物密度は1018〜1020cm−3
であり、n領域23の不純物密度は1018〜10
21cm−3である。
【0019】本実施例において、SIサイリスタのター
ンオンを行うには、ゲート電極25に正の電荷を印加し
てpゲート領域31の上部に接続されたコンデンサを
介してnチャンネル領域22中に形成される電位障壁
の高さを容量結合(静電誘導効果)で下げ、nカソー
ド領域23から電子が注入されるようにする。注入され
た電子はnチャンネル領域22とpアノード領域2
1との界面近傍に蓄積され、その結果、アノード電極2
11側のホールに対する電位障壁が消滅し、アノード領
域21からホールの注入が起こり、このホールがカソー
ド領域23からの電子の注入をさらに促進し、SIサイ
リスタはターンオンする。この時、ディプリーション型
のpMOSトランジスタは、ゲート電極25に正の電圧
が印加されるために、遮断状態になる。一方、ゲート電
極25に印加する電圧を零ボルトにすると、pMOSト
ランジスタは導通状態となり、p領域31を介してホ
ールがカソード電極231側に引き抜かれ、カソード領
域23の前面の電子に対する電位障壁が高くなり、SI
サイリスタはターンオフする。
【0020】図3は第2実施例のMOS制御SIサイリ
スタを集積化した具体的構造を示す平面図、図4は図3
のY−Y線に沿う断面図、図5は図3のX−X線に沿う
断面図であって、これらは大電流化のためにユニットセ
ルが多数並列に並んだマルチチャンネル構造のSIサイ
リスタの一部を示している。
【0021】ここで、pMOSトランジスタは、n
ソード領域23の長手方向に形成されている。この構造
にすると、図5に示したpゲート領域31,31の相
互の間隔を狭めても、pMOSトランジスタのゲート長
は図4に示したように独立のパラメータとして選ぶこと
ができるので、平面パターンのマスクの寸法に余裕がで
きて、製造が容易になる。
【0022】図3及び図5に示したように、pゲート
領域31とpドレイン領域32との間にはU溝が形成
され、該U溝の内部には酸化膜等の絶縁膜269が埋め
込まれて、分離領域が形成されている。該U溝の内部は
完全に埋め込まれなくて、中空の部分等があっても良い
こと言うまでもない。このように、分離領域があるの
で、pドレイン領域32とpゲート領域31との間
隔は、サブミクロン程度の小さな値にすることも容易に
できる。
【0023】必要ならば、U溝の底部にn領域から成
るチャンネルストップ領域を形成することも有効であ
る。この構造により、pゲート相互の間隔に比べ、相
対的にpMOSトランジスタのゲート幅wを大きくする
ことができ、従ってSIサイリスタをノーマリオフ型に
し、しかもpMOSトランジスタのオン抵抗を小さくす
ことができる。
【0024】図6は第3実施例のMOS制御SIサイリ
スタを集積化した具体的構造を示す平面図、図7は図6
A−A線に沿う断面図である。nウェル領域59の内部
には、pソース領域312とpドレイン領域32と
が形成されている。第1実施例及び第2実施例に示した
深いpゲート領域31から成るソース領域とは異な
り、この実施例はドレイン領域32と同じ拡散深さの浅
いソース領域312が用いられており、ゲート電極25
はpMOSトランジスタのチャンネル上部のみに設けら
れており、通常のpMOSトランジスタと全く同じ構造
となっている。pMOSトランジスタのソース領域,ド
レイン領域となるp領域312,32の拡散深さは
0.5〜1μm、nウェル領域59の不純物密度は5×
1015cm−3〜1×1016cm−3、nウェル領
域の拡散深さは2〜5μmである。pMOSトランジス
タのゲート長は、1〜2μmで良い。nカソード領域
23の不純物密度は4×1019cm−3〜1×10
21cm−3であり、拡散深さは1〜2μmである。p
ゲート領域31の不純物密度は1×1018cm−3
〜2×1019cm−3であり、拡散深さは6〜15μ
mである。
【0025】この構造により、自己整合的にソース領域
とドレイン領域とが形成され、マスク合わせ工程でずれ
が生じても、pMOSトランジスタのゲート長Lはマス
クの寸法のみによって決定されるので変動せず、その結
果歩留り良く製造できる。第1及び第2実施例おいて
は、pゲート領域31,pドレイン領域32相互の
マスク合わせ工程おけるずれによってpMOSトランジ
スタのゲート長が変動し、そのためpMOSトランジス
タのオン電圧が変動してターンオフ特性が変動する虞が
あるが、本実施例では確実にゲート長を制御できる。
【0026】図7において、ゲート電極25は、不純物
を添加した多結晶シリコン(ドープドポリシリコン:D
OPOS)もしくはW,Ti,Mo等の高融点金属類も
しくはこれらのシリサイドで形成されている。311は
Al等の金属から成るフローティングゲート電極であっ
て、p拡散領域31に直接接触していて、SIサイリ
スタのゲート抵抗を低減化し、ターンオフ特性を改善
し、しかも順方向阻止電圧を増大させている。図6に示
したように、フローテイングゲート電極311はSIサ
イリスタのゲート抵抗を低減化する目的のものであるか
ら、ボンディングパッド等には接続されていず、外部か
らは電気的に駆動できるようにはなっていないが、必要
ならばボンディングパッドを付けた構造も可能である。
フローテイングゲート電極311とpゲート領域31
との接触部は、p再拡散して高濃度領域を形成するこ
とが望ましい。更に、接触部にシリサイド膜を形成して
コンタクト抵抗を低減することが望ましい。
【0027】261は熱酸化膜等の第1ゲート絶縁膜で
あり、262はDOPOSの酸化膜や高融点金属もしく
はそれらのシリサイドの酸化膜もしくはCVDSiO
等から成る第2のゲート絶縁膜である。上述したよう
に、SIサイリスタのゲート領域31に接続されるコン
デンサの容量値をSIサイリスタのゲート領域31自身
の容量値( GK )の10〜80倍程度の最適値にする
必要があるが、ゲート電極25と第1のゲート絶縁膜2
61とpゲート領域31とで第1のコンデンサを、フ
ローティングゲート電極311と第2のゲート絶縁膜2
62,ゲート電極25とで第2のコンデンサをそれぞれ
形成し、SIサイリスタのゲート抵抗を低減しつつ、同
時にSIサイリスタのゲート領域に接続されるコンデン
サ容量を増大して最適値にし、ターンオン特性及びター
ンオフ特性を改善することが可能である。第1実施例及
び第2実施例の場合は、面積利用効率の点からp領域
上部のコデンサの占める面積には限界があるので、通常
このコンデンサの容量値は最適値よりも小さくならざる
を得ない。SIサイリスタのゲート領域31には、第1
のコンデンサと第2のコンデンサが並列接続されたこと
になるが、第1のゲート絶縁膜261と第2のゲート絶
縁膜262をそれぞれ酸化膜で形成する場合は、該酸化
膜の厚みは1000Å以下、望ましくは100〜200
Åの値が良い。
【0028】図7において、266は絶縁膜であり、こ
れがnカソード領域23とpゲート領域との耐圧の
低下を防ぎ、且つSIサイリスタのゲート間隔の微細化
を容易にしている。nカソード領域23はチャンネル
の中央部ではなく片側にずれて配置されているが、
.チャンネル領域22の不純物密度を1012cm
−3以下の十分低い値にすれば、pゲート領域31,
31相互の間隔は10μm以上にできるので、この場合
はnカソード領域23の位置はチャンネルの中央部で
も良く、絶縁膜266が無くても良い。尚、nチャン
ネル領域22の不純物密度を1.5×1013cm−3
〜2×1013cm−3とする場合、pゲート領域3
1,31相互の間隔を4.5μm以下にしないとSIサ
イリスタはノーマリオフ特性にならないので、図7に示
したように、nカソード領域23を片側にずらすと良
い。
【0029】図8は第4実施例の断面図であり、これは
第3実施例と同様に、pゲート領域31に高導電性金
属膜から成るフローティングゲート電極311が形成さ
れている。図8には示されてはいないが、フローティン
グゲート電極311とpゲート領域31と接触部にp
再拡散等により薄いp++領域を形成するとコンタク
ト抵抗が低減され、更にこのp++領域とフローティン
グゲート電極311との間にWSiやMoSi等の
高融点金属のシリサイド膜を形成するとSIサイリスタ
のゲート抵抗は1/4〜1/100に低減される。第3
実施例及び第4実施例において上記の薄いp++領域や
高融点金属のシリサイド膜を、フローティングゲート電
極311とpゲート領域31との接触部だけでなく、
ゲート領域31の表面部分全域に形成するとなお良
いのは言うまでもない。
【0030】本実施例では、p埋め込みゲート領域3
19,319相互の間の領域がチャンネルの最も狭い部
分となっており、これによりノーマリオフ特性が実現し
易い構造となっている。図8においては、p領域31
はむしろp埋め込みゲート領域319からフローティ
ングゲート電極311へのゲート電極取り出し領域の役
割を果たしており、主サイリスタの動作は埋め込みゲー
ト型SIサイリスタに近い動作となる。
【0031】図9は第3実施例及び第4実施例における
フローティングゲート電極311の効果を示す図であ
り、MOS制御SIサイリスタのターンオフ可能なアノ
ード電流とpMOSトランジスタのオン抵抗との関係を
示している。▲は従来のMOS制御SIサイリスタの場
合を示し、■は本発明の場合を示している。これによれ
ば、本発明の場合、従来例の場合に比べてターンオフ可
能なアノード電流が2倍程度に増大していることが明ら
かである。
【0032】図10は第5実施例の断面図であり、この
場合、ダブルゲート型SIサイリスタのpアノード領
域21とn第2ゲート領域42との間にpウェル領域
58を形成し、この中にnドレイン領域43,n
ース領域42,第2ゲート電極51とから成るnMOS
トランジスタが構成されている。p領域31は第1ゲ
ート領域、n領域23はカソード領域である。第2ゲ
ート電極51に負の電位を印加し、nチャンネル領域
22中のホールに対するポテンシャシル障壁を低下させ
ることによりpアノード領域21からホールを注入し
てターンオンし、第2ゲート電極51の電位を零とする
ことでnMOSトランジスタを導通させ、電子を第2ゲ
ート領域42からnMOSトランジスタを介してアノー
ド電極211に引き抜くことによりターンオフするよう
になっている。尚、pゲート領域31である第1ゲー
ト領域を省略しても、倒立動作のシングルゲート型SI
サイリスタとして動作する。
【0033】図11は第6実施例のMOS制御SIサイ
リスタを集積化した具体的構造を示す平面図、図12は
図11C−C線に沿う断面図である。nウェル領域59
はSIサイリスタのpゲート領域31に接してはいる
が、nカソード領域23とpゲート領域31との間
には形成されていない点が第1実施例図乃至第5実施例
と異なっている点である。即ち、nウェル領域59は主
デバイスであるSIサイリスタのカソード領域23とア
ノード領域21との間の主電流が流れる領域の外側に設
けられており、このnウェル領域59の中にpMOSト
ランジスタが形成されている。
【0034】32,312はそれぞれpMOSトランジ
スタpドレイン領域,pソース領域であり、pMO
Sトランジスタの上部のみにゲート電極25が形成され
ており、これらのドレイン領域,ソース領域,ゲート領
域は通常のpMOSトランジスタの製造方法で用いられ
る自己整合工程で形成できるので、ゲート長Lのバラツ
キを十分小さく制御できるようになっている。nカソ
ード領域23とpドレイン領域32はカソード電極2
31を介して電気的に接続されている。263はフィー
ルド絶縁膜であって、周知のLOCOSプロセス等を用
いて厚い熱酸化膜等として形成されている。
【0035】図11及び図12に示した構造によれば、
pMOSトランジスタの設計パラメータとSIサイリス
タの設計パラメータが独立に選べるので、集積化構造全
体としての設計の自由度が大きく、製造が容易になると
いう利点を有している。特に、SIサイリスタのp
ート領域31,31相互の間隔を十分小さくしても、p
MOSトランジスタのゲート長L,ゲート幅wを自由に
選べるので、SIサイリスタの特性をノーマリオフと
し、pMOSトランジスタのオン抵抗を低減させること
ができる。
【0036】図11及び図12のはnカソード領域2
3が一個の場合の単一のユニットの構造を示している
が、これらのユニットを多数並列に並べてマルチチャン
ネル構造にすることにより大電流用のMOS制御SIサ
イリスタを実現することができるのはいうまでもない。
この場合、nウェル領域59をそれぞれのカソード電極
231が集合されるカソード配線層の下に形成すれば、
全体のチップ面積に対するpMOSトランジスタの面積
をそれ程大きくしなくても良いので、面積効率は第1実
施例乃至第5実施例とほとんど変わらなくなる。
【0037】図13は第7実施例の断面図、図14は図
13のZ−Z線に沿う断面図であって、これは切込みゲ
ート型SIサイリスタの場合を示している。pゲート
領域31は切り込んだ溝部底部に形成され、nバッファ
層71がpアノード領域21の近傍に形成されてい
る。nバッファ層42の不純物密度を1×1015〜1
×1017cm−3とすれば、n領域22の不純物密
度を1011〜1013cm−3の極めて低不純物密度
とすることが可能であり、これによりpゲート領域3
1とpアノード領域21間の電界強度が均一で、しか
もpアノード領域21までゲート領域31からの空乏
層が到達しないようにできるので、最大順方向阻止電圧
を大きくでき、スイッチング速度も速くでき、且つ導通
時の電圧降下も小さくできる。
【0038】図13では、pアノード領域21が分割
され、その間にnショート領域24を挿入したSIア
ノードショート構造が用いられている。電子を、p
ノード領域21とnショート領域24の間のポテンシ
ャルにより、nショート領域24に引き抜くことがで
きるので、SIサイリスタのターンオフ時のテイル電流
が小さくなり、より高速のスイッチングが可能となる。
【0039】図14に示したように、nウェル領域59
は溝部と溝部との間の凸部の長手方向の端の方に形成さ
れ、このnウェル領域59の内部にpチャンネルMOS
トランジスタのpドレイン領域32とpソース領域
312とが形成されている。pドレイン領域32とn
カソード領域23はカソード電極231により接続さ
れている。U溝底部でp拡散領域31とフローティン
グゲート電極311とが接しており、SIサイリスタの
ゲート抵抗は極めて小さい。pゲート領域31と第1
のゲート絶縁膜261とゲート電極25とで第1のコン
デンサが形成され、ゲート電極25と第2のゲート絶縁
膜262とフローティングゲート電極311とで第2の
コンデンサが形成され、ゲートに接続されるゲート容量
が大きくなるので、ターンオン時間が短くなる。p
ース領域312はフローテイングゲート電極311によ
ってpゲート領域31と電気的に接続されている。
【0040】本発明は、以上の第1実施例乃至第7実施
例に限定されるものではなく、これらのいくつかの組み
合わせから成るものでも良い。また、導電型を全く逆に
構成したものでも良いことは言うまでもない。また、主
サイリスタをGaAsで形成し、ゲート絶縁膜をAlG
aAsを用いて形成しても良い。
【0041】図15乃至図21は上記第3実施例とほぼ
同様な構造を有する第8実施例の製造方法を示す図であ
る。本実施例は、完成状態を示す第21図から明らかな
ように、カソード電極231とフローティングゲート電
極311との間に絶縁膜26が構成された、より微細化
が容易な構造となっており、以下に示す製造工程により
製造される。
【0042】(1) 不純物密度1×1013
−3,厚み400μm程度のn型Si基板の裏面に拡
散等の方法により1×1019cm−3,深さ10〜3
0μmのpアノード領域を21を形成し、その後この
n型Si基板の表面に窒化シリコン膜29をCVD法に
より1300〜2000Åの厚さに形成する。尚、窒化
シリコン膜29の下には薄い500人程度のパッド酸化
膜を前以って形成しておくのが良い。続いて、標準的な
MOSトランジスタの製造工程におけるLOCOSと同
様に、フォトリソグラフィとプラズマエッチングを用い
て本発明の静電誘導デバイスを形成する部分(デバイス
領域)に窒化シリコン膜29を残し且つ他の窒化シリコ
ン膜29を除去し、残った窒化シリコン膜29をマスク
としてn型Si基板の表面を選択熱酸化し、6000〜
15000Åの厚いフイールド酸化膜27を形成する
(図15参照)。
【0043】(2) 次に、窒化シリコン膜29を除去
し、フォトレジスト膜39をマスクとして11のイ
オン注入を行い(図16参照)、その後熱処理(ドライ
ブイン)し、不純物密度2×1018〜3×1019
−3,深さ4〜115μmのSIサイリスタのp
ート領域31を形成する。フォトレジスト39の代わり
に熱酸化膜を形成して、熱拡散によりpゲート領域3
1を形成しても良い。又、pゲート領域31の形成後
LOCOS工程でフィールド酸化膜27を形成しても良
い。
【0044】次に、同様にフォトレジスト膜39をマス
クとして31のイオン注入を行い、ドライブインを
行い、不純物密度5×1015〜5×1016
−3,深さ2〜5μmのnウェル領域59を形成す
る。第2実施例のU溝を形成し、酸化膜269でU溝を
埋め込む場合は、SIサイリスタのゲート領域31及び
nウェル領域59を形成した後、更に500〜700Å
のパッド酸化膜と1300〜2000Åの窒化シリコン
膜を形成し、フォトレジスト膜39をマスクとしてU溝
となる部分の窒化膜,パッド酸化膜,n型Si基板を順
にエッチングしてU溝を形成する。更に、この上から、
フォトレジスト膜39をマスクとしてU溝の底部のみに
31のイオン注入を行い、nチャンネルストッパ
領域を形成し、その後熱酸化(第2LOCOS)を行う
と、U溝の底部及び側壁にも酸化膜が形成される。この
第2LOCOSを行った場合は、窒化膜を除去した後フ
ォトレジスト膜39をマスクとして31もしくは
75Asのイオン注入を行い(図17参照)、その後
ドライブインして、不純物密度4×1019〜1×10
21cm−3,深さ1〜2μmのnカソード領域23
を形成する。
【0045】(3) 次に、フォトレジスト膜39とパ
ッド酸化膜を除去した後、厚さ70〜1000Åの第1
のゲート酸化膜261を形成し、更にフォトレジストを
マスクとして11のイオン注入を行ってpMOSト
ランジスタのチャンネルドープを行う。このチャンネル
ドープの条件は、ディプリーション型pMOSトランジ
スタとするために、例えばゲート長L=2μmの場合に
は加速電圧Vac=30〜50keV,ドーズΦ=5×
1012〜2×1013cm−2とする。次に、このフ
ォトレジストを除去し、ゲート酸化膜上に厚さ3500
〜5000Åの不純物添加ポリシリコン(ドープドポリ
シリコン:DOPOS)をCVD法より形成し、フォト
レジストをマスクとしてRIE等の異方性プラズマエッ
チングによってpMOSトランジスタのゲート電極25
を形成する(図18参照)。このゲート電極25は、そ
の上にシリサイド膜を形成した複合膜にすれば、更にゲ
ート抵抗が下がって良い。
【0046】その後、改めてフォトレジスト膜39でn
カソード領域23の一部を被覆し、11もしくは
49BF のイオン注入を行って(図19参照)、不
純物密度3×1019〜8×1019cm−3,深さ
0.3〜0.7μmのpMOSトランジスタのソース領
域312及びドレイン領域32を、通常のMOSトラン
ジスタの標準プロセスと同様に自己整合(セルフアライ
メント)工程によって形成する。その後、多結晶シリコ
ン(DOPOS)のゲート電極25を熱酸化するか、も
しくはCVD法を用いることにより、500〜1000
Åの第2の第2のゲート酸化膜262を形成する(図2
0参照)。
【0047】(4) 続いてPゲート領域31の上部
にコンタクトホールを開孔し、Mo,Ta,Ti,W等
の高融点金属もしくはこれらのシリサイド膜をCVD
法,スパッタリングもしくは蒸着法により形成し、フォ
トレジストをマスクとしたプラズマエッチングによりフ
ローテイングゲート電極311を形成する。更にその
後、全面にPSG膜やポリイミド膜等の絶縁膜26を形
成した後、カソード電極231を取り出すためのコンタ
クトホールをプラズマエッチング等により開孔し、表面
全面にAl等の高導電性金属膜を3500〜4000Å
蒸着した後、プラズマエッチングとを用いてカソード電
極231を形成する(図21参照)。その後、真空中も
しくは不活性ガス中にてシンタリングを行うことにより
完成する。表面の平めパターン寸法に余裕がある場合
は、絶縁膜26を省略し、フローティングゲート電極3
11とカソード電極231とをAlで同時に形成しても
良い。さらに、図22は第9実施例の断面図であって、
この場合、nウェル領域59はn カソード領域23全
体及びn カソード領域23の両側の2つのpMOSト
ランジスタを含むように形成されている。以上述べたよ
うに、本発明による静電誘導デバイスは、標準的なMO
Sトランジスタの工程を応用して極めて容易に製造する
ことができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明による静電誘導デ
バイスは、主デバイスのSIサイリスタのノーマリオフ
特性を良好にし得、しかもターンオフ用の絶縁ゲート型
トランジスタのソース・ドレイン間パンチスルー電流を
防止することができ、より小さなゲート電圧でターンオ
ンすることが可能であり、高効率で高速な良好なスイッ
ンチングが可能となるという利点を有している。また、
本発明による静電誘導デバイスは、主デバイスのSIサ
イリスタのチャンネルの不純物密度を十分低くしても、
絶縁ゲート型トランジスタのパンチスルー電流を防止で
きるので、SIサイリスタのゲート領域相互の間隔を大
きくすることが可能となり、平面パターンの余裕度が増
え、製造が容易で歩留りが向上する利点を有する。
【0049】本発明よる静電誘導デバイスは、また、S
Iサイリスタのノーマリオフ特性を得ることと、絶縁ゲ
ート型トランジスタのオン抵抗を下げることが同時にで
きるので、MOS制御SIサイリスタのターンオフ特性
が改善される。加えて、この発明による静電誘導デバイ
スは、SIサイリスタのゲート抵抗が1/2〜1/10
0に低減されるので、MOS制御SIサイリスタのより
高速スイッチングが可能であり、しかも順方向阻止電圧
及びターンオフ可能なアノード電流を増大させることが
できるとうい利点を有している。しかも、本発明による
静電誘導デバイスは、SIサイリスタのゲートに接続さ
れるコンデンサの容量を、ターンオン時間及びターンオ
フ時間が共に短くなる最適値に近い十分な値にできるの
で、高速スイッンチングが可能となるという利点を有し
ている。更に、本発明による静電誘導デバイスは、SI
サイリスタのゲートに接続されるコンデンサを形成する
部分の面積を小さくできるので、チップ全体に占めるゲ
ート部分の面積を小さくして、相対的に主電流が流れる
チャンネルの面積を大きくすることができ、その結果単
位チップ面積当たりの電流値が増大し、オン抵抗が減少
するという利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電誘導デバイスの第1実施例の
MOS制御SIサイリスタを集積化した具体的構造を示
す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2実施例のMOS制御SIサイリス
タを集積化した具体的構造を示す平面図である。
【図4】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第3実施例のMOS制御SIサイリス
タを集積化した具体的構造を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】本発明の第4実施例の断面図である。
【図9】第3実施例及び第4実施例におけるフローティ
ングゲート電極の効果を示す図である。
【図10】本発明の第5実施例の断面図である。
【図11】本発明による第6実施例のMOS制御SIサ
イリスタを集積化した具体的構造を示す平面図である。
【図12】図11のC−C線に沿う断面図である。
【図13】本発明の第7実施例の断面図である。
【図14】図13のZ−Z線に沿う断面図である。
【図15】本発明による第8実施例の製造方法の第1段
階を示す断面図である。
【図16】第8実施例の製造方法の第2段階を示す断面
図である。
【図17】第8実施例の製造方法の第3段階を示す断面
図である。
【図18】第8実施例の製造方法の第4段階を示す断面
図である。
【図19】第8実施例の製造方法の第5段階を示す断面
図である。
【図20】第8実施例の製造方法の第6段階を示す断面
図である。
【図21】第8実施例の製造方法の最終段階を示す断面
図である。
【図22】本発明の第9実施例の断面図である。
【図23】従来例の平面図である。
【図24】図23のA−A線断面図である。
【図25】他の従来例の平面図であるである。
【図26】図25のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
21 アノード領域 211 アノード電極 22 SIサイリスタのチャンネル領域 23 カソード領域 231 カソード電極 24 nショート領域 25,51 MOSトランジスタのゲート電極 26,27,261,262,263,266,269
絶縁膜 29 窒化シリコン膜 31,319 SIサイリスタのゲート領域(第1ゲ
ート領域) 311 フローティングゲート電極 312 pソース領域 32 pドレイン領域 39 フォトレジスト膜 42 第2ゲート領域 43 nドレイン領域 58 pウェル領域 59 nウェル領域 71 nバッファ層

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型高不純物密度のカソード領域
    (23)と、第2導電型高不純物密度のアノード領域
    (21)及びゲート領域(31)と、第1導電型低不純
    物密度のチャンネル領域(22)とから少なくとも構成
    される静電誘導サイリスタと、 前記チャンネル領域(22)の表面の一部に形成された
    第1導電型で前記チャンネル領域(22)よりも高不純
    物密度であって表面にチャンネルドープされたウェル領
    域(59)と、前記ウェル領域(59)の内部に形成さ
    れた第2導電型高不純物密度のドレイン領域(32)
    と、前記ゲート領域と同一の領域(31)もしくは前記
    ゲート領域(31)と電気的に接続された第2導電型高
    不純物密度領域であるソース領域(312)と、前記ウ
    エル領域(59)の上部に形成されたゲート絶縁膜(2
    6)と、前記ゲート絶縁膜(26)の上部に形成された
    ゲート電極(25)とから少なくとも構成されるディプ
    リーション型の絶縁ゲート型トランジスタと、 前記ゲート領域(31)と、前記ゲート領域(31)の
    上部に形成された前記ゲート絶縁膜(26)と、前記ゲ
    ート電極(25)とから構成されるコンデンサと、 が同一基板上に集積化され、 前記カソード領域(23)と前記ドレイン領域(32)
    とがカソード電極(231)を介して接続された構造を
    少なくとも有していて、 前記ゲート電極(25)に制御用電圧を印加し、前記カ
    ソード領域(23)と前記アノード領域(21)との間
    を流れる主電流の導通・遮断を制御することを特徴とす
    る、静電誘導デバイス。
  2. 【請求項2】 第1導電型高不純物密度のカソード領域
    (23)と、第2導電型高不純物密度のアノード領域
    (21)及びゲート領域(31)と、第1導電型低不純
    物密度のチャンネル領域(22)とから少なくとも構成
    される静電誘導サイリスタと、 前記チャンネル領域(22)の表面の一部に形成された
    第1導電型で前記チャンネル領域(22)よりも高不純
    物密度であって表面にチャンネルドープされたウェル領
    域(59)と、前記ウェル領域(59)の内部に形成さ
    れた第2導電型高不純物密度のドレイン領域(32)
    と、前記ゲート領域と同一の領域(31)もしくは前記
    ゲート領域(31)と電気的に接続された第2導電型高
    不純物密度領域であるソース領域(312)と、前記ウ
    エル領域(59)の上部に形成されたゲート絶縁膜(2
    6)と、前記ゲート絶縁膜(26)の上部に形成された
    ゲート電極(25)とから少なくとも構成されるディプ
    リーション型の絶縁ゲート型トランジスタと、 前記ゲート領域(31)と、前記ゲート領域(31)の
    上部に形成された前記ゲート絶縁膜(26)と、前記ゲ
    ート電極(25)とから構成されるコンデンサと、 が同一基板上に集積化され、 前記カソード領域(23)と前記ドレイン領域(32)
    とが高導電性のカソード電極(231)を介して接続さ
    れ、前記ドレイン領域(32)と前記ゲート領域(3
    1)との間の前記絶縁ゲート型トランジスタのチャンネ
    ル領域とはならない領域の少なくとも一部に分離領域
    (269)を形成した構造を少なくとも有していて、 前記ゲート電極(25)に制御用電圧を印加し、前記カ
    ソード領域(23)と前記アノード領域(21)との間
    を流れる主電流の導通・遮断を制御することを特徴とす
    る、静電誘導デバイス。
  3. 【請求項3】 第1導電型高不純物密度のカソード領域
    (23)と、第2導電型高不純物密度のアノード領域
    (21)及びゲート領域(31)と、前記ゲート領域
    (31)に接して形成されたフローティングゲート電極
    (311)と、第1導電型低不純物密度のチャンネル領
    域(22)とから少なくとも構成される静電誘導サイリ
    スタと、 前記チャンネル領域(22)の表面の一部に形成された
    第1導電型で前記チャンネル領域(22)よりも高不純
    物密度であって表面にチャンネルドープされたウェル領
    域(59)と、前記ウェル領域(59)の内部に形成さ
    れた第2導電型高不純物密度のドレイン領域(32)
    と、前記ゲート領域と同一の領域(31)もしくは前記
    ゲート領域(31)と電気的に接続された第2導電型高
    不純物密度領域であるソース領域(312)と、前記ウ
    エル領域(59)の上部に形成された第1のゲート絶縁
    膜(261)と、前記第1のゲート絶縁膜(261)の
    上部に形成されたゲート電極(25)とから少なくとも
    構成されるディプリーション型の絶縁ゲート型トランジ
    スタと、 前記ゲート領域(31)と、前記ゲート領域(31)の
    上部に形成された前記第1のゲート絶縁膜(261)
    と、第1のゲート絶縁膜(261)の上部に形成された
    前記ゲート電極(25)とから構成される第1のコンデ
    ンサと、 前記ゲート電極(25)と、前記ゲート電極(25)の
    上部もしくは側部の少なくとも一部に形成された第2の
    ゲート絶縁膜(262)と、前記第2のゲート絶縁膜
    (262)の上部もしくは側部に形成された前記フロー
    ティングゲート電極(311)とから構成される第2の
    コンデンサと、 が同一基板上に集積化され、 前記カソード領域(23)と前記ドレイン領域(32)
    とがカソード電極(231)を介して接続された構造を
    少なくとも有していて、 前記ゲート電極(25)に制御用電圧を印加し、前記カ
    ソード領域(23)と前記アノード領域(21)との間
    を流れる主電流の導通・遮断を制御することを特徴とす
    る、静電誘導デバイス。
  4. 【請求項4】 前記カソード領域(23)と前記ゲート
    領域(31)との間であって、前記ドレイン領域(3
    2)が配置された側とは反対側の位置に、絶縁膜(26
    6)を設けたことを特徴とする請求項3に記載の静電誘
    導デバイス。
  5. 【請求項5】 前記フローティングゲート電極(31
    1)と前記ゲート領域(31)との接触部に、前記ゲー
    ト領域(31)より高濃度の薄い第2導電型不純物領域
    を設けたことを特徴とする、請求項3に記載の静電誘導
    デバイス。
  6. 【請求項6】 前記第チャンネル領域(22)の内部
    に、前記ゲート領域(31)と接触する埋め込みゲート
    領域(319)が埋め込まれていることを特徴とする、
    請求項1に記載の静電誘導デバイス。
  7. 【請求項7】 低不純物密度の半導体基体(22)と、
    前記半導体基体(22)の第1の主表面の一部に形成さ
    れた第1導電型のカソード領域(23)と、前記カソー
    ド領域(23)と離間して、前記半導体基体(22)の
    内部に埋設された第2導電型の第1のゲート領域(3
    1)と、前記半導体基体(22)の前記第 1の主表面と
    対向する第2の主表面の一部に形成された第2導電型の
    アノード領域(21)とから少なくとも構成されるダブ
    ルゲート静電誘導サイリスタを有し、 前記ゲート電極(25)に制御用電圧を印加し、前記カ
    ソード領域(23)と前記アノード領域(21)との間
    を流れる主電流の導通・遮断を制御することを特徴とす
    る、静電誘導デバイス。
  8. 【請求項8】 前記ウェル領域(59)が前記カソード
    領域(23)から離間した位置に形成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載の静電誘導デバイス。
  9. 【請求項9】 第1導電型高不純物密度のカソード領域
    (23)と、第2導電型高不純物密度のアノード領域
    (21)及びゲート領域(31)と、前記ゲート領域
    (31)に接して形成されたフローティングゲート電極
    (311)と、第1導電型低不純物密度のチャンネル領
    域(22)とから少なくとも構成される静電誘導サイリ
    スタと、 前記チャンネル領域(22)の表面の一部に形成された
    第1導電型で前記チャンネル領域(22)よりも高不純
    物密度であって表面にチャンネルドープされたウェル領
    域(59)と、前記ウェル領域(59)の内部に形成さ
    れた第2導電型高不純物密度のドレイン領域(32)
    と、前記フローティングゲート電極(311)を介して
    前記ゲート領域(31)と電気的に接続された第2導電
    型高不純物密度領域であるソース領域(312)と、前
    記ウエル領域(59)の上部に形成された第1のゲート
    絶縁膜(261)と、前記第1のゲート絶縁膜(26
    1)の上部に形成されたゲート電極(25)とから少な
    くとも構成されるディプリーション型の絶縁ゲート型ト
    ランジスタと、 前記ゲート領域(31)と、前記ゲート領域(31)の
    上部に形成された前記第1のゲート絶縁膜(261)
    と、第1のゲート絶縁膜(261)の上部に形成された
    前記ゲート電極(25)とから構成される第1のコンデ
    ンサと、 前記ゲート電極(25)と、前記ゲート電極(25)の
    上部もしくは側部の少なくとも一部に形成された第2の
    ゲート絶縁膜(262)と、前記第2のゲート絶縁膜
    (262)の上部もしくは側部に形成された前記フロー
    ティングゲート電極(311)とから構成される第2の
    コンデンサと、 が同一基板上に集積化され、 前記カソード領域(23)と前記ドレイン領域(32)
    とがカソード電極(231)を介して接続され、 前記ゲート領域(31)が、前記チャンネル領域(2
    2)の表面に形成された溝部の底部に形成され、前記ゲ
    ート電極(25)が前記溝部の側壁に形成され、前記ウ
    ェル領域(59)が前記溝部間の凸部の長手方向の端の
    方に形成された構造を少なくとも有しており、 前記ゲート電極(25)に制御用電圧を印加し、前記カ
    ソード領域(23)と前記アノード領域(21)との間
    を流れる主電流の導通・遮断を制御することを特徴とす
    る、静電誘導デバイス。
  10. 【請求項10】 前記フローティング電極(311)の
    上部及び前記カソード電極(231)と前記フローティ
    ングゲート電極(311)との間に絶縁膜(26)を形
    成したことを特徴とする、請求項1に記載の静電誘導デ
    バイス。
  11. 【請求項11】 前記カソード領域(23)を隣接する
    前記ゲート領域(31)間の中央部に配置し、その両側
    に前記絶縁ゲート型トランジスタを構成すると共に、前
    記ウェル領域(59)が前記カソード領域(23)及び
    前記絶縁ゲート型トランジスタを含むように構成したこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の静電誘導デバイス。
  12. 【請求項12】 前記アノード領域(21)を複数個に
    分割し、該分割した前記アノード領域(21)の間に前
    記前記アノード領域(21)とは反対の導電型の高不純
    密度のショート領域(24)を形成したことを特徴とす
    る、請求項1乃至11のいずれかに記載の静電誘導デバ
    イス。
  13. 【請求項13】 前記アノード領域(21)の近傍に第
    1導電型のバッファ層(71)を設けたことを特徴とす
    る、請求項1乃至11のいずれかに記載の静電誘導デバ
    イス。
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