JPH0793317B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0793317B2
JPH0793317B2 JP59211270A JP21127084A JPH0793317B2 JP H0793317 B2 JPH0793317 B2 JP H0793317B2 JP 59211270 A JP59211270 A JP 59211270A JP 21127084 A JP21127084 A JP 21127084A JP H0793317 B2 JPH0793317 B2 JP H0793317B2
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    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/423Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions not carrying the current to be rectified, amplified or switched
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は微細化を容易に可能とし高速度かつ低消費電力
動作に好適な半導体装置の製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕 従来の半導体装置として例えば電界効果トランジスタの
構成は、シヨツトキゲートトランジスタを一例として説
明すると、第5図に断面図で示すように3個の電極群か
ら構成されている。すなわち同図において、基板1とし
てP型シリコン基板を用いた場合、ソース電極2および
ドレイン電極3は基板1と導電型の異なる高濃度のn+
純物領域からなるソース領域4およびドレン領域5に、
ゲート電極6はn+不純物領域と同一型の導電型不純物と
して低濃度n-不純物領域からなるゲート領域7およびシ
ヨツトキ接合領域8にそれぞれ対応している。
ところで、電界効果トランジスタの性能の目安をあらわ
す重要なパラメータの一つにトランスコンダクタンス
(gm)がある。これは一般に良く知られているように次
式、 gm∝2Zμ/L ……(1) であらわされ、素子構造と密接に関係付けられている。
ここでZはゲート幅,Lはゲート長,μは移動度をあらわ
す。すなわち(1)式からZ/Lが大きければ大きいほどg
mを大きくすることができ、しかも高速動作が可能とな
る。したがつて、ある与えられたZに対してgmを大きく
するには、Lを極力小さくすることが不可欠である。そ
のためには第5図からも明らかなようにソース,ドレイ
ン領域4,5に対してシヨツトキ接合領域8を精度良く位
置決めし、かつ幅の狭い電極を実現しなければならな
い。
従来は第5図に示した構造を実現するのにソース,ドレ
イン領域4,5を形成するのと、ゲート領域7とを形成す
るのに2種類のマスクを用いていた(Physic of Semico
nductor′ Device.第2版.S.Z.E.P234.)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような方法によると、各領域4,5,7
の位置合せ精度およびシヨツトキ接合領域8の幅を小さ
くすることは困難であり、ゲート寸法の微細化にはフオ
トマスクの加工寸法と、マスクアライナの精度による限
界があつた。一般に光学露光方式ではソース,ドレイン
領域4,5とゲート領域7とのマスク合せ精度は約±0.5μ
m,またゲート長Lは約1μm程度が限界であり、一方、
電子ビーム露光方式では、サブミクロンの加工精度は容
易に可能であるが、描写時間が多くかかるため、量産性
上に問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題を解決するために本発明は、ソースおよ
びドレイン領域に対して絶縁膜の膜厚の間隔を隔ててゲ
ート領域をセルフアライン法で形成するものである。
〔作 用〕
このような手段によれば、絶縁膜の膜厚の2倍の寸法だ
けゲート領域が縮小して形成されることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明による半導体装置の製造方法により形成
された半導体装置の一例を説明するための電界効果トラ
ンジスタの断面構成図であり、前述の図と同一部分また
は相当する部分には同一符号を付してある。同図におい
て、基本電極群は、第1導電型を有する半導体基板1に
対し、第2の導電型不純物が高濃度にドープされたポリ
シリコン薄膜9に接続されるソース電極2およびドレイ
ン電極3と、ゲートメタル薄膜10に接続されたゲート電
極6とから構成されている。なお、11は各電極間を絶縁
する第1の絶縁体薄膜である。シヨツトキ接合領域8は
熱酸化膜12と、例えばCVD酸化膜などからなる第2の絶
縁体薄膜13および例えばノンドープポリシリコン膜など
からなる第3の絶縁体薄膜14とのそれぞれの膜厚の総和
だけ差引いた境界で定められる。すなわち、フオトリソ
グラフイ技術で形成されたソースとドレイン間の距離
L′に対してゲート長Lは、ソース,ドレイン領域4,5
形成後に熱酸化法および堆積法により形成された絶縁膜
の膜厚lの2倍だけ縮小化され、L′−2lの寸法を実現
することが可能となる。
また、第3図(b)のソース電極2をエミッタ電極と
し、ゲート電極6をベース電極とし、ドレイン電極3を
コレクタ電極とすることにより、ラテラルバイポーラト
ランジスタが形成され、ゲート長Lに対応するベース幅
が得られる。
次にこのように構成される半導体装置の製造方法につい
て説明する。
第2図(a)〜(g)は本発明による半導体装置の製造
方法の一例を説明する各工程の断面図を示したものであ
る。まず、同図(a)に示すように半導体基板1の主面
側に素子間分離領域15を形成した後に高濃度の不純物を
含むポリシリコン薄膜9をパターニングし、全体を第1
の絶縁体被膜11で被覆する。ここで、ポリシリコン薄膜
9はソースおよびドレインに対する不純物拡散源として
作用すると同時に導電層としての役割をももたせるため
に約1019cm-3以上の高濃度でかつ膜厚もシート抵抗ρ
が数百Ω/□以下となるように0.1μm〜0.4μm程度と
する。また、第1の絶縁体薄膜11はポリシリコン薄膜9
からの不純物が半導体基板1内に熱拡散の生じない条件
で形成する必要がある。例えば常圧CVDによるSiO2膜で
は約400℃程度で可能となる。この膜厚はゲート電極6
とソース電極2およびドレイン電極3との間の浮遊容量
を抑える点では厚いほど良いが、微細加工の観点から0.
2〜0.5μm程度とする。次に同図(b)に示すように方
向性の反応性イオンエツチング(RIE)法を用いて第1
の絶縁体薄膜11を完全に除去し、さらにポリシリコン薄
膜9も同時に可能な限り薄く、例えば約500Å程度残し
てエツチング除去する。このとき、ソース−ドレイン間
距離を決めるスリツトパターンはあらかじめフオトリソ
グラフイのレジストパターンで形成しておく。引き続
き、残されたポリシリコン薄膜9をウエツトエツチング
法で除去する。このとき半導体基板1が面方位<111>
のシリコン基板の場合にはKOHとイソプロピルアルコー
ルおよび水の混液とを用いると、ポリシリコンとシリコ
ン単結晶とのエツチング速度の選択比を大きくとること
ができ、チヤンネル領域がオーバーエツチングされな
い。他の面方位に対してもある程度のオーバーエツチン
グ量が許容されればこの工程は適用できる。次に、完全
にポリシリコン薄膜9を除去した後、同図(c)に示す
ようにチヤンネル層表面を制御可能な限り薄く、例えば
酸素雰囲気中で約900℃で70分間程度酸化し約300Å程度
の熱酸化膜16を形成する。ここで、このチヤンネル層上
の熱酸化膜16は次に行なうチヤンネル領域形成のための
イオン注入の表面汚染を防止しかつソース,ドレインの
主面側界面リークを抑えるのに重要な機能をもたせてい
る。また、ポリシリコン薄膜9の側壁上の熱酸化膜16は
ポリシリコン薄膜9からチヤンネル表面側への不純物拡
散を抑える機能をもたせている。次に非酸化性雰囲気中
で高濃度不純物を含むポリシリコン薄膜9から熱拡散法
により、例えば0.1〜0.2μm程度の接合深さのソース,
ドレイン領域4,5を形成する。次に同図(d)に示すよ
うに半導体主面側から全面にn+不純物領域4と同一型の
チヤンネル形成用不純物をイオン注入し、ゲート領域7
とする。このとき、このゲート領域7は、ソース,ドレ
イン領域4,5に対してセルフアライン的に形成され、し
かもゲート領域7はソース,ドレイン領域4,5の形成時
に等方的な横方向拡散があるため、ソース,ドレイン領
域4,5に電気的に接続された構造となる。次に同図
(e)に示すように半導体基板1の全表面に例えば約0.
2μm程度の膜厚の第2の絶縁体薄膜13と例えば約0.1μ
m程度の膜厚の第3の絶縁体薄膜14を順にCVD法により
堆積する。ここでCVD法を用いた理由はポリシリコン薄
膜9および第1の絶縁体薄膜11の側壁に、第2の絶縁体
薄膜13および第3の絶縁体薄膜14が水平方向と同程度の
膜厚だけを堆積させるためであり、真空蒸着法あるいは
スパツタ法では実現が困難であることに起因している。
また、ここで第2の絶縁体薄膜13、例えば酸化膜は、主
としてゲート長を決定し、しかもゲート領域7とソース
領域4およびドレイン領域5間の絶縁体としての機能も
同時に有し、その膜厚は素子特性を決定する上で重要な
意味をもつている。また第3の絶縁体薄膜14、例えばノ
ンドープポリシリコン膜は、第2の絶縁体薄膜13に比べ
て若干補助的な機能を有しているが、第2の絶縁体薄膜
13と同様のゲート長の調整と絶縁体としての両機能をも
つている。次にこれらの第3の絶縁体薄膜14および第2
の絶縁体薄膜13を、同図(b)で示す工程で用いたと同
様の方向性RIE法により順に熱酸化膜16に達する深さま
でエツチングし、引き続き、フツ酸系のウエツトエツチ
ング液、例えばNo.4液で熱酸化膜16を除去し、同図
(f)に示すように半導体基板1の界面を露出させたゲ
ート穴を形成する。この段階でショットキ接合領域とな
るべきチャネル領域の表面層はRIE法による損傷および
イオン注入による油汚染から熱酸化膜16により保護され
た清浄な界面として形成されることになる。仮に熱酸化
膜11を残存した状態で次の工程でゲートメタルを堆積す
ると、MOS FETが実現する。ここで、第3の絶縁体薄膜
14はエツチング液としてのNo.4液に対する第2の絶縁体
薄膜13の保護の機能を有しているが、第2の絶縁体薄膜
13および第3の絶縁体薄膜14の膜厚制御により、ゲート
長の調整機能をも同時に果し、全体としてプロセス設計
の自由度を大きくするのに寄与している。次にゲート穴
が穿設された後はCVD法によりメタル薄膜を堆積し、パ
ターニングして同図(g)に示すようにゲートメタル薄
膜10を形成し、さらに真空蒸着法,スパツタリング法あ
るいはCVD法等によりソース電極2,ドレイン電極3およ
びゲート電極6をそれぞれ形成し、第1図に示したもの
と同様な半導体装置を完成する。ここで、ゲートメタル
薄膜10にアルミニウム金属のような電極メタルを用いる
場合には、ゲート電極6を形成する金属と同一金属で兼
用することができ、またタングステン等のリフラクトリ
ー金属を用いる場合には高抵抗の薄膜が得られる。ゲー
トメタル薄膜10をCVD法により堆積する理由は、ゲート
長Lが約1μm以下の小さな領域でかつソース領域4お
よびドレイン領域5の側壁に形成される第2の絶縁体薄
膜13および第3の絶縁体薄膜14の段差形状が急峻で垂直
となつてくると、スパツタリング法あるいは真空蒸着法
では側壁部にゲートメタル薄膜10が付着しなくなり、断
線あるいは抵抗値増大を招くことに起因している。通
常、シヨツトキ障壁電圧の調整のため、ゲートメタル薄
膜10は、ソース電極2,ドレイン電極3およびゲート電極
6の金属材料と異なるものを用いる。例えば、Si−Ge−
Bの三元素のアモルフアスシリコンをゲートメタル薄膜
10として用いた場合には、n型半導体に対して大きな仕
事関数φBnを有する特徴に加えてCVD法により堆積する
ため、本構成への適用が有効となり、前記側壁を完全に
被覆するので、断線の恐れが全くなくなる。なお、チヤ
ンネル形成の際、イオン注入不純物としてソース,ドレ
イン領域4,5と異なる型の不純物を用い、ゲート電極6
とゲート領域7とをオーミツク接合とすれば、横形バイ
ポーラトランジスタとなる。
次に、このようにして構成される電界効果トランジスタ
のゲート電極配置例を第3図(a),(b)にそれぞれ
示す。これらの図において、まず、同図(a)は実効的
なシヨツトゲート領域17がソース電極2およびドレイン
電極3に対して平行に配置される平行形ゲート電界効果
トランジスタ構造で、素子間分離領域15で囲まれる活性
領域18のセル占有面積を小さくすることができる。ま
た、同図(b)はシヨツトキゲート領域17を環状形に配
置される環状形ゲート電界効果トランジスタで、ソース
電極2を共通とする回路構成は素子間分離が本質的に不
要とすることができる。
このような構成によれば、ソース領域4,ゲート領域7お
よびドレイン領域5の各接合領域がセルフアライン工程
で形成されるので、光露光法で約1μm幅のソース−ド
レイン間距離を設定しても、ゲート長Lを約0.5μm以
下にサブミクロン化することが容易にできる。したがつ
てこのゲート長Lの縮小化により、gmの増大と高速動作
が可能となる。なお、当然のことながら、電子ビーム露
光法を用いるならば、ゲート寸法の制御性はさらに改善
されることは言うまでもない。また、セルフアライン化
による電極構成により、ソース−ドレイン間距離をフオ
トリソグラフイ技術の極限まで詰めることができ、しか
もポリシリコン薄膜9からの不純物拡散、特に横方向拡
散を利用することにより、実効的なソース−ドレイン間
距離L′もゲート算と同様にサブミクロンの寸法で形成
でき、ソース−ドレイン間の直列抵抗の低減,論理振幅
の増大および高速動作を可能とすることができる。さら
にゲート長Lは、フオトリソグラフイ技術で定められた
ソース・ドレンイン間寸法から堆積した絶縁体薄膜13,1
4のほぼ2倍の寸法を差引いた値に設定できるため、サ
イドエツチング法あるいはアンダーカツテイング法を利
用する他のセルフアライン法に比べて加工の変動(バラ
ツキ)が小さくなり、再現性および製造歩留りを向上さ
せることができる。また、ゲート長Lの縮小化により、
gmの増大が期待でき、同一の動作電流に対してより小さ
なゲート長Lですむことから、素子の占有面積が縮小化
でき、高密度高集積化が達成できる。また、環状形ゲー
ト構造は、ソース−ゲート間のリーク電流を抑える点で
有利であり、特に耐放射線環境に優れた効果が得られる
とともに、素子間分離が本質的に不要な回路構成をとる
ことができる。
次に前述した製造方法に基づいて製作したアモルフアス
材料をゲートメタルとした環状形シリコンシヨツトキ電
界効果トランジスタについて特有の効果を第4図を用い
て説明する。まず、同図(a)はゲート電極VGに対する
ドレイン電流IDの変化を調べたものであり、ゲート幅を
50μmと一定とし、ゲート長Lをパラメータにとつてい
る。各特性曲線の傾きは利得係数をあらわすK値と呼ば
れ、 K=Zεμ/(2L・d) ……(2) で示される。ここでεは各半導体材料の誘電率、dはチ
ヤンネルの深さをあらわしている。ゲート長Lをそれぞ
れL1=2.5μm,L2=1.5μm,L3=1.0μm,L4=0.5μmまで
変化させると、ほぼゲートLに反比例してK値が増大
し、L4=0.5μmのときは31.5mS/Vと極めて大きな値が
得られる。一方、同図(b)はgmのゲート長L依存性を
求めたもので、ゲート長Lの短縮化とともにgmが増大し
ており、mgの最大値はL4=0.5μmの場合、約75mS/m
(Z=50μm)が得られる。この例ではしきい値電圧が
約360mVに設定したときの特性例であるが、同一構造で
チヤンネルドーズ量を多くしたしきい値が0V近傍のもの
では、GAASに匹敵する大きなgm値、例えば約140mS/mm程
度まで得られることが確認できた。また、同図(c)は
この半導体素子を用いた抵抗負荷(約3KΩ)のDCFL(Di
rect Coupled FET Logic)回路構成からなる21段のリン
グ発振器の消費電力−伝播遅延時間特性を調べたもので
あり、ゲート長Lの短縮化とともに高速化され、最高約
120PS/gateまで得られる。さらに同図(d)はこの素子
特性のしきい値電圧VTの変動(バラツキ)を調べた結果
であり、6cm×6cm角の1枚のウエーハの広い範囲におい
て、総個数n=34個に対するしきい値電圧VTは、平均値
=398mVで標準偏差σが13mVと極めて小さい値となつ
ている。なお、同図(d)において棒グラフの幅Wは10
mVステツプでとつてある。
以上の実験結果から明らかなようにサブミクロンゲート
長Lを実現することにより優れた効果が得られたが、前
述した特性はゲート長Lをさらに詰めることにより、高
性能化をはかることが可能なことは言うまでもない。
なお、前述した実施例においては、本発明をシヨツトキ
電界効果トランジスタに適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、接合電界
効果トランジスタあるいはバイポーラトランジスタ構造
に適用しても前述と同等の効果が得られることは言うま
でもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ソース,ドレイン領域形
成後、ゲート領域をセルフアライン法で形成することに
より、ゲート長を縮小化させた素子構造が容易に形成で
きるなどの極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による半導体装置の製造方法により形成
された半導体装置の一例を示す断面構成図、第2図
(a)〜(g)は本発明による半導体装置の製造方法の
一例を説明するための各工程の断面図、第3図(a),
(b)は本発明による半導体装置に係わる平行形ゲート
電界効果トランジスタの平面図,環状形ゲート電界効果
トランジスタの平面図、第4図(a),(b),
(c),(d)は本発明の実施例の実測結果を示すグラ
フであり同図(a)はゲート電圧 のゲート長依存性、同図(b)はゲート電圧VG−トラン
スコンダクタンスgmのゲート長依存性、同図(c)は21
段リング発振器の消費電力P−遅延時間tpdのゲート長
依存性、同図(d)は6cm角ウエーハ内のトランジスタ
のしきい値電圧VT分布をそれぞれ示す図、第5図は従来
の半導体装置の一例を示す断面構成図である。 1……半導体基板、2……ソース電極、3……ドレイン
電極、4……ソース領域、5……ドレイン領域、6……
ゲート電極、7……ゲート領域、8……シヨツトキ接合
領域、9……ポリシリコン薄膜、10……ゲートメタル薄
膜、11……第1の絶縁体薄膜、12……熱酸化膜、13……
第2の絶縁体薄膜、14……第3の絶縁体薄膜、15……素
子間分離領域、16……熱酸化膜、17……シヨツトキゲー
ト領域、18……活性領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 俊郎 神奈川県厚木市小野1839番地 日本電信電 話公社厚木電気通信研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−48470(JP,A) 特開 昭57−72384(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の主面上に高濃度不純物を含む
    ポリシリコン膜および第1の絶縁膜を順次形成する工程
    と、 前記ポリシリコン膜および第1の絶縁膜のゲート領域形
    成部位を選択的に除去し前記半導体基板の主面の一部を
    露出させる工程と、 前記半導体基板の露出部およびポリシリコン膜の側壁部
    に酸化膜を形成する工程と、 前記ポリシリコン膜下の前記半導体基板上に前記ポリシ
    リコン膜の高濃度不純物を拡散してソース領域およびド
    レイン領域を形成する工程と、 前記酸化膜に低濃度不純物を注入して前記半導体基板上
    にゲート領域を形成する工程と、 前記酸化膜および第1の絶縁膜上にCVD法により第2の
    絶縁膜および第3の絶縁膜を順次形成する工程と、 前記ゲート領域形成部位上の前記酸化膜,第2の絶縁膜
    および第3の絶縁膜を除去するとともに前記酸化膜の一
    部およびポリシリコン膜の側壁部に前記第2の絶縁膜お
    よび第3の絶縁膜の一部を残存させる工程と、 前記残存させた第2の絶縁膜および第3の絶縁膜をマス
    クとして前記半導体基板上にゲート電極を形成する工程
    と、 を含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。
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