JPH0792580B2 - セクター駆動装置 - Google Patents

セクター駆動装置

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JPH0792580B2
JPH0792580B2 JP60239192A JP23919285A JPH0792580B2 JP H0792580 B2 JPH0792580 B2 JP H0792580B2 JP 60239192 A JP60239192 A JP 60239192A JP 23919285 A JP23919285 A JP 23919285A JP H0792580 B2 JPH0792580 B2 JP H0792580B2
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和宏 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シャッター,絞り等、複数枚のセクターを作
動させることにより、開口径を変化させるようにしたセ
クター駆動装置に関する。
[従来の技術] 上述したようなセクター駆動装置については、例えば特
公昭40−20911号,実開昭53−145842号,実開昭55−893
0号,実開昭55−41804号、更には英国特許443006号等数
多く知られている。
次に、このような従来のセクター駆動装置の一例を第8
〜10図によって説明する。第8図は、セクターが絞り羽
根である場合の要部分解斜視図であって、絞り羽根は6
枚構成であるが一枚のみ図示されている。第8図におい
て、符号11は絞り羽根支持部材,12は絞り羽根,13は絞り
羽根作動用の矢車を夫々示している。上記絞り羽根支持
部11はリング状板からなり、その前面(図において左側
面)周縁に等間隔に6本(図示は3本のみ)の支持ピン
11aが植設されている。上記絞り羽根12は周知の楔状の
薄片からなり、その基部に上記絞り羽根支持部材11の支
持ピン11が嵌入する貫通孔12aが穿設されており、その
前面中程上部には係合ピン12bが植設されている。
上記矢車13は上記絞り羽根支持部材11とほぼ同形状のリ
ング状板からなり、その周面には6個のくの字状のカム
溝13aが一部重合するようにして斜放射状に等間隔に穿
設されている。そして、その外縁部は第10図に示すよう
に夫々相当離れているが、内縁部は極めて接近した状態
となっている。そして、上記絞り羽根12がその基部の貫
通孔12aに上記支持部材11の支持ピン11aを嵌入させ、そ
の係合ピン12bを上記矢車13のカム溝13aに嵌入させ、絞
り羽根支持部材11に対して、矢車13を光軸Oの回りを反
時計方向に矢印α方向に回動させると、第9図(A)に
示すように係合ピン12bがカム溝13aに沿って光軸に近づ
く方向(γ方向)に移動するので絞り羽根12は支持ピン
11aを中心として時計回り方向に回動し、絞り口径は小
さくなり、絞り込まれる。そして、絞り込まれた第9図
(B)の状態から矢車13をβ方向に回動すると同様にし
て絞り羽根12は反時計方向(δ方向)に回動し、絞り口
径は大きくなるようになっている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、絞り込みの段数は、第10図における矢車13の
カム溝13aの光軸Oからのぞむ角度θ1に対応するもの
であるが、相隣れるカム溝13aの内縁部における間隔Δ
xには加工技術面及び強度面から制約があって、内縁部
間を一定値以上近づけることは出来なかった。従って、
それだけカム溝13aの内縁部の長さが制約され、絞り込
みの下限が制約され、絞り込み段数も制約されるものと
なっていた。そして、上記Δxとしては、上記矢車13の
厚みをtとすると、Δx≧t〜1.5tとなるような値が必
要となっていた。
これは、上述したような加工技術的な問題でΔxが小さ
くなると加工が困難である許りでなく、矢車13の変形や
カム溝13aの変形が生じてしまうという欠点が生じてし
まう為である。このように、カム溝13aの内縁部の長さ
が制約されると必然的に上記カム溝13aの光軸Oからの
ぞむ角度θ1も制約され、絞り込み段数も制約され、必
要な絞り込み段数が得られないという問題点があった。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明は、上記従来のこの種のセクター駆動装置におけ
る問題点に鑑みてなされたものであって、複数のセクタ
ーと、この複数のセクターをそれぞれ回動自在に枢支す
る支持部材と、上記複数のセクターにそれぞれ突設され
たピンと、このピンが嵌入する複数のカム溝が貫通形成
され、上記支持部材に対して光軸中心に相対回動するこ
とにより上記複数のセクターを上記枢支軸中心に回動さ
せ、これら複数のセクターにより形成される開口の開口
径を変化させる矢車と、を具備しており、上記複数のカ
ム溝のそれぞれにおける、隣接するカム溝と近接した部
分のみを、上記複数のセクターが配置される側が開放さ
れた有底のカム溝に形成し、更にこれら有底のカム溝部
分の裏面側に、該有底のカム溝と略同一形状の突起をそ
れぞれ設けたことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
まず、第1図乃至第5図に示す絞り装置を用いて、本発
明の実施例における絞り装置の基盤となる構成を説明す
る。
第1図は絞り装置の要部分解斜視図であって、その主要
部の構成は上記第8図の従来の絞り装置と同様に絞り羽
根支持部材1,絞り羽根2(6枚構成であるが1枚のみ図
示),矢車3で構成されている。そして、上記矢車3に
設けられたカム溝3aが有底のカム溝であり、内縁部が長
く形成されている点以外は上記第8図における絞り羽根
支持部材11,絞り羽根12,矢車13と全く同様に構成されて
いる。
即ち、絞り羽根支持部材1の支持ピン1aが絞り羽根2の
基部に穿設された貫通孔2aに嵌入し、同絞り羽根2は上
記支持ピン1aに回動自在に支持され、絞り羽根2の中程
上部に植設された係合ピン2bが矢車3の後面に設けられ
た同形状の有底カム溝3aに嵌入し、上記第8図の絞り装
置と全く同様に矢車3を支持部材1に対して光軸Oを中
心として矢印α方向に回動させることによって絞り羽根
2を絞る方向に作動させ、矢印β方向に回動させること
によって開く方向に作動させるようになっている。
なお、第2図は、上記第1図における絞り羽根支持部材
1,絞り羽根2,矢車3の係合状態を示す上半部の拡大断面
図である。上記矢車3に設けられたカム溝3aは有底のカ
ム溝であるため上述した従来のカム溝13a(第10図参
照)のようにその相隣れるカム溝13aの内縁部間にΔx
の間隔を設ける必要なく、第3図に示すようにその間隙
をほぼ0に等しくても、加工技術的にも強度的にも問題
は生じない。従って、有底カム溝3aにほぼ接する迄長く
することが出来るので、同有底カム溝3aを光軸Oからの
ぞむ角度θ2もそれだけ大きくすることが出来、これに
よって、絞り込み段数を一団と増加させることができ
る。
この点をいま少し詳しく説明すると、例えば第3図にお
ける相隣れるカム溝の接近する内縁部における光軸から
の半径を10mm,矢車の厚さを1mm,1段当たりの絞り回転角
度を6度とした場合、第10図における従来のΔxを必要
とする為の相隣れるカム溝の内縁部間の間隔を第3図に
示すようにほぼ0に等しくすることができるとすると、
それだけカム溝の内縁部を伸ばすことが可能となる。即
ち、この場合上述のΔx=t〜1.5t=1mm〜1.5mとな
り、1段当りの伸びは 2πr/(360゜/6゜)=2π×10mm/60=1mm であるからほぼ1.5段に相当する分だけ従来に比し絞り
込みが可能となる。勿論、この値は絞り羽根の大きさ,
厚さ,1段当たりの回転角度等によって変化するものであ
る。また、カム溝の形状は、矢車3の回転角の変化量に
対し、FNo.の変化量が一定となるように絞り羽根2が回
転するようにしても、又全く無関係にしても良く、設計
は自由である。
第4図は、上記第1図における絞り装置の変形例におけ
る矢車の斜視図であって、第5図は第4図におけるA−
A線に沿う拡大断面図である。本装置における矢車4を
除く他の構成部材は、上記第1図における絞り装置の構
成部材と全く同様であり、その作用も変わる所がないの
で、それらの説明については省略する。
又、この矢車4における有底カム溝4aの形状も全く同様
であるが、唯同有底カム溝4aをプレス加工(半切断加
工)によって形成したので、第4,5図に示すように、そ
の反転側面に同カム溝4aと相似の突条4bが形成されてい
る点において相違するだけである。このように、有底カ
ム溝をプレス加工により形成することによって、従来の
プレス加工による無底のカム溝の場合と全く同様のコス
トで得られるという利点を有する。
次に、第6図及び第7図を用いて、本発明の一実施例に
おける絞り装置を説明する。
第6図は、本発明の一実施例を示す絞り装置の矢車の要
部拡大斜視図であって、第7図は第6図のB−B線に沿
う断面図である。この矢車5におけるカム溝は、上述し
た第4図における有底カム溝4aの上部を無底の貫通溝と
した点において異なるだけである。即ち、第6,7図に示
すように、相隣れる有底カム溝5aの接近する内側部分の
みを有底として、遠ざかる外側部分を無底、即ち貫通溝
5cとしたものである。なお有底カム溝5aの前面は突条5b
となっている。
このようにしても、各カム溝の内縁部分を伸ばせる点は
上述した第1,4図における有底カム溝の場合と全く同様
であるとともに、絞り羽根組立作業時に絞り羽根支持部
材1(第1図参照)上にはめ込まれた絞り羽根2の係合
ピン2bを上記貫通孔5c側から見乍らカム溝5a,5cに嵌入
して組立が出来るので、作業が極めて容易となり、コス
トダウンさせることが出来る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、セクター駆動装
置において、矢車に設けられた複数のカム溝のそれぞれ
における、隣接するカム溝と近接した部分のみを、上記
複数のセクターが配置される側が開放された有底のカム
溝に形成し、更にこれら有底のカム溝部分の裏面側に、
該有底のカム溝と略同一形状の突起をそれぞれ設けるこ
とによって、従来加工技術的及び強度的の制約によって
伸ばすことが出来なかったカム溝を一段と伸ばすことが
出来、これによって、従来果たし得なかったセクター移
動量を大幅に増加することが出来るという極めて顕著な
効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の基盤となる絞り装置の要部
分解斜視図、 第2図は、上記第1図の絞り装置の要部上半部の拡大断
面図、 第3図は、上記第1図の絞り装置の矢車の部分拡大平面
図、 第4図は、第1図における絞り装置の変形例における矢
車の斜視図、 第5図は、上記第4図の矢車のA−A線に沿う拡大断面
図、 第6図は、本発明の一実施例の絞り装置における矢車の
要部拡大斜視図、 第7図は、上記第6図の矢車のB−B線に沿う断面図、 第8図は、従来の絞り装置の一例を示す要部分解斜視
図、 第9図(A),(B)は、上記第8図の絞り装置の絞り
羽根の作動態様を夫々示す正面図、 第10図は、上記第8図の矢車の要部拡大正面図である。 1……絞り羽根支持部材 2……絞り羽根 3,4,5……矢車 3a,4a,5a……有底カム溝 5c……貫通孔(貫通部分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセクターと、 この複数のセクターをそれぞれ回動自在に枢支する支持
    部材と、 上記複数のセクターにそれぞれ突設されたピンと、 このピンが嵌入する複数のカム溝が貫通形成され、上記
    支持部材に対して光軸中心に相対回動することにより上
    記複数のセクターを上記枢支軸中心に回動させ、これら
    複数のセクターにより形成される開口の開口径を変化さ
    せる矢車と、 を具備しており、上記複数のカム溝のそれぞれにおけ
    る、隣接するカム溝と近接した部分のみを、上記複数の
    セクターが配置される側が開放された有底のカム溝に形
    成し、更にこれら有底のカム溝部分に裏面側に、該有底
    のカム溝と略同一形状の突起をそれぞれ設けたことを特
    徴とするセクター駆動装置。
JP60239192A 1985-10-25 1985-10-25 セクター駆動装置 Expired - Fee Related JPH0792580B2 (ja)

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