JPH06308569A - 絞り機構 - Google Patents

絞り機構

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JPH06308569A
JPH06308569A JP9430993A JP9430993A JPH06308569A JP H06308569 A JPH06308569 A JP H06308569A JP 9430993 A JP9430993 A JP 9430993A JP 9430993 A JP9430993 A JP 9430993A JP H06308569 A JPH06308569 A JP H06308569A
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JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
diaphragm blade
group
blades
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP9430993A
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English (en)
Inventor
Setsuo Yoshida
節男 吉田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り羽根群を2群構成とした場合に、外形の
小型化を維持しつつ光軸方向における厚みを薄くできる
絞り機構を提供する。 【構成】 絞り有効径を決定する第1の絞り羽根群を構
成する複数の第1の絞り羽根1は、カム部材9を蜂の巣
7に対して相対回転すると小孔3を支点として傾くよう
になっている。また、第1の絞り羽根群の非重なり部分
を覆う第2の絞り羽根群の第2の絞り羽根4も小孔3と
同軸の回転軸部材5を支点として傾くようになってお
り、第2の絞り羽根4の長孔6には第1の絞り羽根1に
植設されたピン部材2が係合し、第1の絞り羽根1の傾
動に連動して第2の絞り羽根が傾動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影用レンズ装置の絞
り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は従来の撮影用レンズ装置の
絞り機構を示している。
【0003】まず、同図において、複数の絞り羽根50
の各片面側に固定ダボと称せられる回転軸51を植設す
ると共に、他面側に回転ダボと称せられるピン52を植
設し、蜂の巣と称せられる絞り羽根容器(光軸を中心と
した円形の開口54が設けられている)53に穿設され
た絞り羽根50と同数の各軸孔55に、各回転軸51を
嵌合するようにして複数の絞り羽根50を収容し、また
風車と称せられるカム部材(光軸を中心とした円形の開
口57が設けられている)56に形成された絞り羽根5
0と同数の各カム溝58に、各ピン52が嵌合してい
る。
【0004】そして、絞り羽根容器53とカム部材56
とを光軸を中心にして相対回転させることにより、各ピ
ン52が各カム溝58に摺って移動し、絞り羽根容器5
3とカム部材56との間に収容されている複数の絞り羽
根50が各回転軸51を中心として傾き、傾いた絞り羽
根50の重なり合いによって、その中央部に形成される
絞りの有効面積を変化させ、光量の調節を行うようにし
ていた。
【0005】しかし、上記従来例では、絞り込んでいっ
た時に有効径以外の部分から光が漏れないように、絞り
羽根50の外径を決定していたため、絞り羽根の外径を
ある程度以上小さくすることは出来なかった。また、絞
り羽根の枚数を増加させれば、本従来例の機構でも絞り
羽根の小型化は可能であるが、その場合、カム部材56
に加工するカム溝58の数が増えると、カム溝の加工が
困難となり、これにも限界があった。そのため、絞り機
構の小型化、ひいては、レンズ装置全体の小型化を妨げ
ることとなっていた。
【0006】これに対して、特開平1−1504172
では、上記第1従来例を補い、絞り機構の小型化を達成
するために、次のような絞り機構が提案されている。即
ち、図7〜図9のように、複数の絞り羽根からなる絞り
有効径決定用の第1の絞り羽根群61と、複数の第2の
絞り羽根からなる第2の絞り羽根群62とを、光軸方向
に沿って前後に離隔配置し、各絞り羽根群に対応したカ
ム部材63、64を回転させることによって、上記第1
従来例と同様な方法で各絞り羽根群を傾け、第1絞り羽
根群では有効径を決定し、第2絞り羽根群では第1絞り
羽根群の有効径以外の非重なり部分を覆うように動作さ
せることによって、絞り羽根の外径を小さくし、絞り機
構の小型化を実現した。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記、特開平1−1504172の絞り機構では、複数の
絞り羽根群を動作させるために、絞り羽根群と同数のカ
ム部材を使用するので、コストが高くなってしまった
り、光軸方向に複数の機構を配列するために、絞り機構
の外径は小型化されても、光軸方向の大きさが増し、絞
り前後に配置されているレンズ部材や構造部材と絞り機
構が干渉する場合もあるという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段(及び作用)】本発明で
は、有効径を決定する第1の絞り羽根群の非重なり部分
を覆う第2の絞り羽根群を、第1の絞り羽根群によって
動かすことにより、絞り機構の外径の小型化を実現した
ままで、第2の絞り羽根群を動かすためのカム部材を廃
止してローコスト化を計り、さらに、絞り機構の光軸方
向の大きさを小さくするものである。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示してい
る。同図において、1は有効径を決定するための第1の
絞り羽根であり、絞り羽根1の片面に回転ダボに相当す
るピン部材2が植設されるとともに、小孔3が設けられ
ている。4は絞り羽根1の有効径以外の非重なり部分を
覆うための第2の絞り羽根であり、片面に固定ダボに相
当する回転軸部材5が植設されるとともに、長孔6が設
けられている。7は第1の絞り羽根1及び第2の絞り羽
根4を収容する蜂の巣であり、第1の絞り羽根1の枚数
と同数の小孔8が穿孔されている。また、9は第1の絞
り羽根1と同数のカム溝10を有するカム部材であり、
蜂の巣7に対して光軸まわりに相対回転可能で光軸方向
に移動不可能なように支持されている。
【0010】第2の絞り羽根4の回転軸部材5は、絞り
羽根1の小孔3に嵌合し、更に蜂の巣7の小孔8と嵌合
している。また、第1の絞り羽根1のピン部材2は、第
2の絞り羽根4の長孔6を貫通すると共に、カム部材9
のカム溝10に嵌合している。
【0011】以上のような構成において、レンズ装置を
操作する者が絞り光量を変更するために、任意の操作部
を介してカム部材9を蜂の巣7に対して相対的に回転さ
せると、第1の絞り羽根1のピン部材2がカム溝10に
摺って移動し、第1の絞り羽根1は小孔3の位置を中心
として傾き、複数枚の第1の絞り羽根1の内径円が重な
り合うことによって絞りの有効面積が決定される。一
方、第2の絞り羽根4は、第1の絞り羽根1のピン部材
2が長孔6の端部に接触しているとき、絞り羽根1と一
体となって動き、第2の絞り羽根4の端面が蜂の巣7の
内径壁面に接触している場合には静止している。また、
第2の絞り羽根4の状態がこのどちらでもないときは、
2つの状態の間で任意に移動可能である。
【0012】ここで、絞りを開放から締切まで変化する
時の、第1の絞り羽根1及び第2の絞り羽根4の位置関
係を示すと、図3のようになる。図3の(a)は開放時
の状態であり、第2の絞り羽根4は長孔6とピン部材2
が接触するために、第1の絞り羽根1の内径円よりも光
軸中心よりには、突出しない、即ち、有効径内の光線を
妨げない。
【0013】次に、図3の(b)および、(c)は開放
より絞り込んで行き、第1の絞り羽根1と蜂の巣7ある
いは、カム部材9の開口部との間で有効径以外に隙間が
できた状態を示している。(b)は第2の絞り羽根4の
開放からの傾き角が最小の場合であり、(c)は最大の
場合である。(b)の場合には、ピン部材2が長孔6の
端部に接触し、第2の絞り羽根4の傾き角がそれ以上小
さくなるのを阻止する。一方、(c)の場合には、第2
の絞り羽根4の端面が蜂の巣7の内径壁面に接触するた
め、第2の絞り羽根4の傾き角がそれ以上は大きくなら
ない。この結果として、第2の絞り羽根4は、常に絞り
第1の羽根1と蜂の巣7あるいは、カム部材9の開口部
との間の有効径以外の隙間を覆うように配置されること
となる。そして、図3の(d)は、絞りを完全に締め切
った状態を示している。この場合も、上記(b),
(c)同様に、第2の絞り羽根4が第1の絞り羽根1
と、蜂の巣7、カム部材9の開口部との間の隙間を覆う
ため、光は完全に遮断される。上記した実施例におい
て、第1の絞り羽根1、第2の絞り羽根4と同様な構成
で第3、第4とさらに複数の絞り羽根を追加しても、同
様な効果が得られ、従来例に対して、ローコストであり
ながら、更なる小型化が可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば絞り羽根群を2群構成とした場合、絞り有効径を決
定する第1の絞り羽根群の非重なり部分を覆う後群であ
る第2の絞り羽根群を第1の絞り羽根群によって動かす
ことにより、絞り機構の外形の小型化を実現したまま
で、第2の絞り羽根群を動かすためのカム部材を不要と
し、絞り機構の光軸方向における厚みを薄くすることが
でき、またローコスト化を図ることができる。
【0015】また、第2群以下の複数群の絞り羽根で構
成すれば、さらに外形の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絞り機構の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1の絞り機構の作動状態を示す図。
【図4】従来の絞り機構を示す縦断面図。
【図5】図4のB矢視図。
【図6】図4の絞り羽根の組合せ状態を示す図。
【図7】従来の他の絞り機構を示す縦断面図。
【図8】図7のC矢視図。
【図9】図7のD矢視図。
【符号の説明】
1,4…絞り羽根 2…ピン部材 3…小孔 5…回転軸部
材 6…長孔 7…蜂の巣 8…小孔 9…カム部材 10…カム溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絞り羽根からなる絞り羽根群を光
    軸方向に沿って複数群配置し、第1の絞り羽根群を絞り
    有効径決定用とし、これに続く後群の絞り羽根群を該第
    1の絞り羽根群に連係して動作させる絞り機構であっ
    て、 後群の絞り羽根群の絞り羽根は、前群の絞り羽根群の絞
    り有効径以外の隙間部分を覆う形状に形成され、また、
    前群の絞り羽根群の絞り羽根が動作すると、これに対応
    する後群の絞り羽根群の絞り羽根を所定位置に移動させ
    る手段を有することを特徴とする絞り機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、絞り羽根群は2群で
    構成したことを特徴とする絞り機構。
JP9430993A 1993-04-21 1993-04-21 絞り機構 Pending JPH06308569A (ja)

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JP9430993A JPH06308569A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 絞り機構

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JP9430993A JPH06308569A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 絞り機構

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JPH06308569A true JPH06308569A (ja) 1994-11-04

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ID=14106684

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JP9430993A Pending JPH06308569A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 絞り機構

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JP (1) JPH06308569A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08313969A (ja) * 1995-05-23 1996-11-29 Olympus Optical Co Ltd 遮光装置
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JP2017227742A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社nittoh 絞り装置、レンズ鏡筒及び撮像装置又は投影装置

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