JP2500613Y2 - アイリスシャッタ - Google Patents

アイリスシャッタ

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JP2500613Y2
JP2500613Y2 JP1987157674U JP15767487U JP2500613Y2 JP 2500613 Y2 JP2500613 Y2 JP 2500613Y2 JP 1987157674 U JP1987157674 U JP 1987157674U JP 15767487 U JP15767487 U JP 15767487U JP 2500613 Y2 JP2500613 Y2 JP 2500613Y2
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Japan
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case
plate
rotating plate
bearing
bearing hole
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優 長根
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、アイリスシャッタに関するものである。
[背景技術] 従来より、アイリスシャッタとしては、第5図および
第6図に示す構成のものが提供されている。すなわち、
有底円筒状に形成されたケース10と、ケース10に対して
回転自在に配設された回転板20と、ケース10の底面と回
転板20との間に挟装された複数枚の羽根板30とを備えて
いる。ケース10および回転板20の中央部にはそれぞれ透
光窓12,21が形成されており、透孔窓12,21の周部には周
方向において略等間隔に軸受孔13,22が形成されてい
る。羽根板30の両端部にはそれぞれ軸ピン31,32が突設
されていて、各軸ピン31,32はそれぞれ軸受孔13,22に挿
入されるようになっている。ここで、回転板20に形成さ
れた軸受孔22は、径方向に長い長孔であって、軸ピン32
はこの軸受孔22の範囲で移動自在となっている。さらに
羽根板30は両軸ピン31,32の間の部位で周縁が湾曲した
形状に形成されている。したがって、羽根板30の湾曲形
状を適宜設定すれば、回転板20の回転に伴なって羽根板
30同士の重なり具合が変化し、両透光窓12,21に対応す
る部位の開口径が変化することになるのである。
ところで、従来のアイリスシャッタでは、第6図に示
すように、ケース10の開口部に段部15が形成されてい
て、この段部15に回転板20が係止され、さらに、ケース
10の開口部に固定された押さえ板41により回転板20の脱
落が防止されるようになっていた。したがって、回転板
20が回転してもケース10の底面と回転板20との距離が一
定に保たれた状態で、羽根板30が重合したり開離したり
するのであり、この動作に伴なって羽根板30の軸ピン3
1,32は軸受孔13,22に対して進退するようになってい
た。このような構成においては、軸ピン31,32と軸受孔1
3,22との摩擦により羽根板30に不要な方向の力が作用
し、羽根板30が滑らかに開閉しないという問題が生じ
る。とくに、加工上の問題から羽根板30には多少のがた
つきがあるが、このようながたつきがあるために、軸ピ
ン31,32と軸受孔13,22との摩擦力が大きくなるのであ
り、軸ピン31,32と軸受孔13,22とがスライドするのは好
ましくない結果をもたらすものであった。さらに、回転
板20は段部15と押さえ板41との間に保持されているもの
であったから、回転板20の回転中にがたつきが生じる
と、段部15および押さえ板41と回転板20との間の摩擦力
が大きくなり、回転が滑らかに行なわれない場合もあっ
た。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであって、そ
の目的とするところは、軸ピンが軸受孔に対してスライ
ドしないようにし、また回転板を片面のみで係止するこ
とにより、滑らかな動作が行なわれるようにしたアイリ
スシャッタを提供することにある。
[考案の開示] (構成) 本考案に係るアイリスシャッタは、開口縁に外鍔を有
する有底円筒状に板金で形成され底面の中央部に第1の
透光窓を有したケースと、ケース内においてケースの底
面に対向して配設され中央部に第1の透光窓と同軸とな
る第2の透光窓を有した回転板と、ケースの底面と回転
板との間に挟装された複数枚の羽根板と、ケースの外鍔
に固定され回転板の周部に当接して回転板をケース内に
保持する押さえ板とを具備し、ケースにおける第1の透
光窓の周部には周方向に略等間隔で羽根板と同数個の第
1の軸受孔が形成され、回転板における第2の透光窓の
周部には周方向に略等間隔で羽根板と同数個の第2の軸
受孔が形成され、第1の軸受孔と第2の軸受孔とのいず
れか一方は長孔であってその両端部は径方向においてず
れて位置し、羽根板は両端部に第1の軸受孔と第2の軸
受孔とにそれぞれ挿入される第1の軸ピンと第2の軸ピ
ンとを備えていて、複数の羽根板に囲まれている部分の
開口径が回転板の回動とともに変化するように配設し、
回転板はケース内で軸方向に移動自在であって羽根板の
動きに追随して移動するように配設されて成るものであ
り、ケースの底面と回転板との距離が可変となるように
して、軸ピンと軸受孔との間の摩擦を防止し、操作が滑
らかに行なわれるようにしたものである。
(実施例) 第1図および第2図に示すように、ケース10は、有底
円筒状に形成されていて、その開口縁に外鍔11を有し、
また底面の中央部には円形に形成された第1の透光窓12
を有している。第1の透光窓12の周部には周方向におい
て等間隔に複数個の第1の軸受孔13が穿設される。この
ケース10は板金をプレス加工して形成されているもので
あり、高い加工精度が得られている。
一方、ケース10の底面に対向する形で、ケース10内に
は円板状の回転板20が配設される。すなわち、回転板20
の直径はケース10の内径よりもわずかに小さく設定され
ている。回転板20は中央部に円形に形成された第2の透
光窓21を有し、第2の透光窓21の周部には半径方向に長
い長孔である第2の軸受孔22が第1の軸受孔13と同数個
穿設されている。回転板20の表裏の一面にはレバー24が
重複して固定されており、レバー24の先端部は回転板20
の外周縁から外側に突出している。また、レバー24は回
転板20の外周縁に合致する部位で回転板20の厚み方向に
おいて回転板20から離れるように折曲された段部25を有
している。回転板20は第2の透光窓21がケース10の第1
の透光窓12と同軸になるように配設される。
ケース10の底面と回転板20との間には第1の軸受孔13
および第2の軸受孔22と同じ枚数の羽根板30が配設され
ている。羽根板30は両端部にそれぞれ軸ピン31,32が突
設されており、両軸ピン31,32間の部位で少なくとも一
方の側縁が凹曲線をなすように湾曲した形状に形成され
ている。両軸ピン31,32は羽根板30に対して互いに表裏
の反対面に突設されるようにして羽根板30にかしめ固定
されている。両軸ピン31,32は、それぞれケース10に形
成された第1の軸受孔13と回転板20に形成された第2の
軸受孔22とに挿入されるのであって、第1の軸受孔13に
対しては第1の軸ピン31が回動自在に挿入され、第2の
軸受孔22に対しては第2の軸ピン32がスライド自在に挿
入される。そして、第1及び第2の軸ピン31,32はそれ
ぞれ第1及び第2の軸受孔13,22に対して抜け止めされ
る。しかるに、回転板20を回転させれば、第2の軸受孔
22に挿入された軸ピン32は第2の軸受孔22内でスライド
するのであり、各羽根板30により囲まれている部分の開
口径が変化することになるのである。ここで、第2の軸
受孔22の一端側に軸ピン32が位置する場合には、羽根板
30の凹曲線をなす周縁が第1の透光窓12と第2の透光窓
21との中心軸から離れて位置し、第2の軸受孔22の他端
側に軸ピン32が位置する場合には、羽根板30が上記中心
線に重複するように形成されている。また、羽根板30に
おける凹曲線をなす周縁の湾曲形状は、各羽根板30が重
なるときに形成される開口の形状が略円形となるように
設定されている。
ケース10の外鍔11には一部が開放された円環状の押さ
え板40が重複し、かしめ固定、溶接等によりケース10に
押さえ板40が固着されるのである。押さえ板40は内周部
がケース10の開口縁よりも内側に突出しており、ケース
10内に配設されている回転板20がケース10から脱落しな
いように係止している。しかるに、上記レバー24は押さ
え板40において切れている部分に対応して突出するので
あり、押さえ板40の開放部分の長さによりレバー24の移
動範囲が規制されることになる。
上述のようにして形成されたアイリスシャッタは、第
3図に示すように、レバー24の移動範囲の一端側では、
各羽根板30により第1の開口窓12および第2の開口窓21
を閉塞し、また、第4図に示すように、レバー24の移動
範囲の他端側では、各羽根板30に囲まれた部分が開放さ
れて第1の透光窓12と第2の透光窓21とは開口するので
ある。ここに、閉じている状態では、羽根板30同士の重
なり部分が少ないから、第3図(b)に示すように、羽
根板30を重ねたもの全体としての厚みが小さくなり、逆
に開いている状態では、羽根板30同士の重なり部分が多
くなるから、第4図(b)に示すように、羽根板30を重
ねたもの全体としての厚みが大きくなるのである。ここ
で、回転板20は押さえ板40によって片面が係止されてい
るだけであり、しかも羽根板30に対して抜け止めされて
いるから、羽根板30の動きに追随して軸方向に移動し、
羽根板30を重ねたもの全体の厚みの変化に伴なってケー
ス10の底面との距離を変えることができるのであり、軸
ピン31,32と軸受孔13,22とをスライドさせずに開閉する
ことができるのである。レバー24には段部25が形成され
ているから、第3図(b)に示すように、回転板20の進
退に追随することができるのである。ここに、軸ピン3
1,32を軸受孔13,22に対して抜け止めする代わりに、回
転板20をケース10の底面側にばね等で付勢することによ
り、羽根板30の動きに追随して回転板20がケース10内を
軸方向に移動するようにしてもよい。また、上記動作を
滑らかに行なうための条件の一例としては次のような設
定を行なうとよい。すなわち、ケース10の深さは、羽根
板30の板厚と枚数との積を2倍して回転板20の板厚を加
算した値とし、しかも羽根板30の板厚と枚数との積に軸
ピン31,32の長さを加算した値よりは小さく設定する。
また、軸ピン31,32の長さは、羽根板30の板厚と枚数と
の積を1.5倍したものに、回転板20の板厚を加算した値
よりも大きく設定する。2倍や1.5倍という値は必ずし
もこれに限定されるものではないが、最適となる値に設
定してある。以上のように、軸ピン31,32以外は板金の
プレス加工により形成できるのであり、軸ピン31,32も
羽根板30にかしめ固定すればよいから、加工精度を高く
することができるのであり、これによっても滑らかな動
作が期待できるものである。
なお、本実施例では第2の軸受孔22を長孔としている
が、第1の軸受孔13を長孔としてもよく、また、長孔が
径方向に対して傾斜するものであっても軸ピンが径方向
に移動できるように形成されていれば、同じように動作
させることができるものである。
[考案の効果] 本考案は上述のように、開口縁に外鍔を有する有底円
筒状に板金で形成され底面の中央部に第1の透光窓を有
したケースと、ケース内においてケースの底面に対向し
て配設され中央部に第1の透光窓と同軸となる第2の透
光窓を有した回転板と、ケースの底面と回転板との間に
挟装された複数枚の羽根板と、ケースの外鍔に固定され
回転板の周部に当接して回転板をケース内に保持する押
さえ板とを具備し、ケースにおける第1の透光窓の周部
には周方向に略等間隔で羽根板と同数個の第1の軸受孔
が形成され、回転板における第2の透光窓の周部には周
方向に略等間隔で羽根板と同数個の第2の軸受孔が形成
され、第1の軸受孔と第2の軸受孔とのいずれか一方は
長孔であってその両端部は径方向においてずれて位置
し、羽根板は両端部に第1の軸受孔と第2の軸受孔とに
それぞれ挿入される第1の軸ピンと第2の軸ピンとを備
えていて、複数の羽根板に囲まれている部分の開口径が
回転板の回動とともに変化するように配設し、回転板は
ケース内で軸方向に移動自在であって羽根板の動きに追
随して移動するように配設されて成るものであり、回転
板がケースの底面との距離を可変できるように配設され
ているので、羽根板同士の重なり部分の多少による羽根
板を重ねたもの全体の厚みの変化、すなわち羽根板の動
きに追随して回転板が軸方向に移動するため、羽根板を
重ねたもの全体の厚みの変化に伴ってケースの底面と回
転板との距離を変えることができるのであり、羽根板の
両端部の軸ピンとケース及び回転板の軸受孔とをスライ
ドさせずに開閉することができ、軸ピンと軸受孔との摩
擦による抵抗がなくなって回転板を滑らかに動作させる
ことができる利点がある。また、回転板は片面側でケー
スから脱落しないように係止されているだけであるか
ら、回転板に対して摩擦力が作用せず、これによっても
動作が滑らかになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
同上の断面図、第3図および第4図はそれぞれ同上の動
作説明図、第5図は従来例を示す分解斜視図、第6図は
同上の断面図である。 10はケース、11は外鍔、12は第1の透光窓、13は第1の
軸受孔、20は回転板、21は第2の透光窓、22は第2の軸
受孔、30は羽根板、31は第1の軸ピン、32は第2の軸ピ
ン、40は押さえ板である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口縁に外鍔を有する有底円筒状に板金で
    形成され底面の中央部に第1の透光窓を有したケース
    と、ケース内においてケースの底面に対向して配設され
    中央部に第1の透光窓と同軸となる第2の透光窓を有し
    た回転板と、ケースの底面と回転板との間に挟装された
    複数枚の羽根板と、ケースの外鍔に固定され回転板の周
    部に当接して回転板をケース内に保持する押さえ板とを
    具備し、ケースにおける第1の透光窓の周部には周方向
    に略等間隔で羽根板と同数個の第1の軸受孔が形成さ
    れ、回転板における第2の透光窓の周部には周方向に略
    等間隔で羽根板と同数個の第2の軸受孔が形成され、第
    1の軸受孔と第2の軸受孔とのいずれか一方は長孔であ
    ってその両端部は径方向においてずれて位置し、羽根板
    は両端部に第1の軸受孔と第2の軸受孔とにそれぞれ挿
    入される第1の軸ピンと第2の軸ピンとを備えていて、
    複数の羽根板に囲まれている部分の開口径が回転板の回
    動とともに変化するように配設し、回転板はケース内で
    軸方向に移動自在であって羽根板の動きに追随して移動
    するように配設されて成るアイリスシャッタ。
JP1987157674U 1987-10-15 1987-10-15 アイリスシャッタ Expired - Lifetime JP2500613Y2 (ja)

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JPH0162528U JPH0162528U (ja) 1989-04-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547362B2 (ja) * 1973-03-22 1980-11-29

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