JPS5913610Y2 - 光量を広範囲に変化させ得る絞り機構 - Google Patents

光量を広範囲に変化させ得る絞り機構

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Publication number
JPS5913610Y2
JPS5913610Y2 JP1975064994U JP6499475U JPS5913610Y2 JP S5913610 Y2 JPS5913610 Y2 JP S5913610Y2 JP 1975064994 U JP1975064994 U JP 1975064994U JP 6499475 U JP6499475 U JP 6499475U JP S5913610 Y2 JPS5913610 Y2 JP S5913610Y2
Authority
JP
Japan
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aperture
blades
light
wide range
diaphragm
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975064994U
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English (en)
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JPS51145929U (ja
Inventor
政樹 山田
誠 大石
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真光機株式会社 filed Critical 富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光量のロスがなく、またシェーディング現象
を誘発せしめることもなく、しかも高い精度のもとて光
量を広範囲にわたって変化させ得る如く改良した絞り機
構に関するものである。
最近、テレビカメラにおいては高感度の撮像管が、また
写真フィルムの乳剤の改良も進み昼夜を問わず撮影可能
な高感度の写真フィルムも開発せられるにしたがって、
昼日中の光量の多いところから液の光量の少ないところ
までの広範囲な光量変化に対応し得る絞り機構を備えた
光学系が必要となり、種々の形式の絞り機構が提案され
、そのうちの幾つかは実用に供せられるに至っている。
この形式の一つに、光学系中に配した絞り機構における
絞り羽根の近くに、光束の中心部にあたる個所の濃度が
最も濃く、その位置より外方に向うにしたがって同じ半
径で濃度が徐々に減少して淡くなったフィルターを配し
て光量を広い範囲にわたって調節しようとするもの、ま
たこの形式の改良型ともみられるもので、絞り機構にお
ける絞り羽根の近くに、濃淡のあるフィルターを動かす
ためのカム溝をもつ光量調節装置を配し、これを絞り機
構と連動せしめ、この両者によって光量を変化させるも
の、その他絞り羽根とフィルターとを電気的に連動させ
て光量を広範囲に変化させる形式のものなどがある。
がしかし、最初の形式のものにあっては、常に光束中に
濃淡の面を有するフィルターが入っているので、絞りの
開放時でも、そのままなので光量のロスを避けることが
できず、次の形式のものにあっては、光学系における絞
り位置の近くに、普通の絞り羽根をもった絞り機構と、
フィルターを動かして光束中に出入させるためのカム装
置とを併設させなければならず、スペースを要するとい
う難点があると同時に、絞り羽根とフィルターとの間に
は少なからざる間隔があるので、最初の形式のものと同
様、シェーディング現象を誘発せしめるという欠点があ
り、第三の形式のものにあっては、最適の絞りを得んと
するためには、一度普通の絞り羽根で絞り込んだ後にフ
ィルターを入れるので、もう一度絞り羽根を働かせて最
適の絞り値を求めているところから、特にテレビカメラ
等にあっては、フィルターの入る時、または抜は出る時
に瞬間的にではあるが、画面が消えるという致命的な欠
陥があり、連続した画面を得ようとする場合に不都合が
あり問題となっており、このような問題は、普通のカメ
ラの使用時においても生じ、何れの形式をとっても一利
一害があり、これが早急な改良を要望する声が社会的に
高まってきていた。
そこで、本考案は、今までの虹彩絞り型の絞り機構にお
ける絞り羽根の一枚、あるいはそのうちの数枚を濃淡の
あるNDフィルターで形威し、この絞り羽根は絞り羽根
の役割を果たしつつ絞り径が小さくなるにつれて濃度の
淡い部分から光束中に徐々に入り、他の普通の絞り羽根
が最小絞りの径をなした後もこのNDフィルターで形成
した絞り羽根は絞られ、その濃度の最も濃い部分が光束
中に入る如く構成し、これによって格別のスペースも必
要とせずに光量を広範囲にわたって変化させ、かつ同時
にシェーディング現象の誘発せしめられる原因を除去し
、前述の如き難点なり欠点、あるいは欠陥がなく、社会
的要望に充分応え得る絞り機構の提供を可能ならしめた
ものにして、以下本考案を図示の実施例に基いて詳細に
説明することとする。
要部のみを示した図において、1は本体部にして、その
絞り羽根装着用塵2には、形状および材質とも従来より
公知の絞り羽根3と、形状は略同−なるもその材質を後
述の如く異にする絞り羽根4とが、等間隔に公知の如く
回動自在に軸11にて枢支されており、絞り羽根3と絞
り羽根4との枚数は、多数の絞り羽根3に対して絞り羽
根4の方は一枚でも、またそれ以上でもよい。
7はこれも周知の如く連動ピン8を備えていて本体部1
に回動自在に嵌人人支承される菊座にして、その端面に
は後述の如き絞り羽根用カム溝9、およびこれと一連の
同心円状のカム溝9′、さらにカム溝10が設けられて
いる。
先ず、絞り羽根用カム溝9、およびこれと一連の同心円
状のカム溝9′、別のカム溝10はとみるに、一方のカ
ム溝9,9′には絞り羽根3のダボピン5が嵌入せしめ
られるカム溝にして、これまでのカム溝と同一形状をな
した部分に、さらに同心円状のカム溝9′が付加されて
おり、他方のカム溝1゜の方は絞り羽根4のダボピン6
が嵌入せしめられるカム溝にして、カム溝9および9′
によって絞り羽根3が最小絞りに達した後もカム溝10
によって絞られる絞り羽根4の方は、その濃度の最も濃
い部分が徐々に光束中に入るようになるような形状とな
っている。
次に、絞り羽根4はとみるに、これはNDフィルター製
にして、濃淡があり、濃度の淡い所より徐々に光束を遮
るように入りはじめ、上述のように、カム溝10によっ
て絞られて光束中に入る最終位置の濃度が最も濃くなっ
ている。
以上の説明から明らかな如く、本考案になる絞り機構は
、この種虹彩絞り型の絞り機構における数枚の絞り羽根
のうちの一枚なり二枚、あるいは三枚なりの適数枚の絞
り羽根を濃淡のあるNDフィルターで形成し、これを所
要枚数おきなどに配し、しかもこの絞り羽根は絞り羽根
としての役割を果たしつつ絞り径が小さくなるにつれて
濃度の淡い部分より光束中に徐々に入り、他の普通の絞
り羽根が最小絞り径となった後も、このNDフィルター
で形成された絞り羽根は絞られ、徐々に濃度の最も濃い
部分が光束中に入る如く構成したるをもって、同目的の
もとに形成されたこの種従来のものとは異なり、 (イ)絞り開放時における被写界輝度の100%の光量
よりNDフィルター製絞り羽根における濃度の最も濃い
部分で制御される光量まで連続した状態のもとで広い範
囲の光量変化を可能ならしめ、昼夜を問わず、高感度の
撮像管を備えたテレビカメラ、または高感度の写真フィ
ルムの使用を可能ならしめた。
(ロ)これまで公知に属する多数の絞り羽根中の一枚な
り二枚なりの数枚に本考案は改良を施したので、スプペ
ースに特別の配慮を要しなくなり、設計製作が極めて容
易である。
(ハ)同時に、各絞り羽根の間には格別の間隔がないの
で、シェーディング現象を誘発せしめる原因も除去でき
た。
などの優れた作用効果を遺憾なく奏するものなる故、本
考案はこの種絞り機構の実用性を一段と向上せしめ得た
ものということができるであろう。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案になる光量を広範囲に変化させ得る絞り機
構の実施例を示すものにして、第1図はその絞り羽根の
設置を示すための縦断展開図にして、第2図は菊座の端
面図、第3図は本考案において特色とする絞り羽根の表
面図である。 1・・・・・・本体部、2・・・・・・絞り羽根製着座
、3,4・・・・・・絞り羽根、5,6・・・・・・ダ
ボピン、7・・・・・・菊座、8・・・・・・連動ピン
、9,9’、10・・・・・・絞り羽根用カム溝、11
・・・・・・軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 虹彩絞り型の絞り機構における数枚の絞り羽根のうちの
    適数枚の紋り羽根を濃淡のあるNDフィルターで形威し
    、この絞り羽根は絞り羽根の役割を果たしつつ絞り径が
    小さくなるにつれて濃度の淡い部分から光束中に徐々に
    入り、他の普通の絞り羽根が最小絞り径をなした後もこ
    のNDフィルターで形成した絞り羽根は絞られ、その濃
    度の最も濃い部分が光束中に入る如くなしたることを特
    徴とする光量を広範囲に変化させ得る絞り機構。
JP1975064994U 1975-05-17 1975-05-17 光量を広範囲に変化させ得る絞り機構 Expired JPS5913610Y2 (ja)

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JP1975064994U JPS5913610Y2 (ja) 1975-05-17 1975-05-17 光量を広範囲に変化させ得る絞り機構

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Publication Number Publication Date
JPS51145929U JPS51145929U (ja) 1976-11-24
JPS5913610Y2 true JPS5913610Y2 (ja) 1984-04-23

Family

ID=28529610

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0792580B2 (ja) * 1985-10-25 1995-10-09 オリンパス光学工業株式会社 セクター駆動装置
JP2592949B2 (ja) * 1989-01-20 1997-03-19 キヤノン電子株式会社 絞り装置
JP2003084183A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Canon Inc レンズ鏡筒およびこれを備えたビデオカメラ
JP6188331B2 (ja) * 2013-01-21 2017-08-30 キヤノン株式会社 光量調節装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953827A (ja) * 1972-07-06 1974-05-25

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