JPH0791777B2 - チ−ズの集団染色脱水方法ならびに装置 - Google Patents

チ−ズの集団染色脱水方法ならびに装置

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JPH0791777B2
JPH0791777B2 JP62173479A JP17347987A JPH0791777B2 JP H0791777 B2 JPH0791777 B2 JP H0791777B2 JP 62173479 A JP62173479 A JP 62173479A JP 17347987 A JP17347987 A JP 17347987A JP H0791777 B2 JPH0791777 B2 JP H0791777B2
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dyeing
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信孝 小野
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    • D06B23/04Carriers or supports for textile materials to be treated

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスピンドルへのチーズ装着より染色,脱水,乾
燥に至る工程を効率よく連続実施するための一連のチー
ズ集団染色脱水システムに関するものである。
(従来の技術) 従来、チーズ染色は通常、スピンドルへのチーズ充填,
プレスマシンによるスピンドル方向へのチーズプレス、
キャリアーへのチーズ付スピンドルの装着,染色後スピ
ンドルからのチーズ取り外し、脱水,乾燥などの各工程
を夫々他とは切り離して各別個に単独で行って来た。
そのため、それら夫々の工程で使用する各装置,部品に
ついては各々独立して研究,提案がなされて来た。
例えば、チーズプレス機に関しては実公昭51−27335号
公報などで、又、ワンタッチ式のスピンドル止め具とし
ては実開昭58−139193号公報で、チーズ取り外しのため
のチーズリフト装置としては特公昭52−31462号公報
で、更に脱水機に関しては特開昭58−137665号公報で提
案されている。
しかし、これら各提案されたものは夫々の工程を達成す
る上に何れもすぐれた作用を奏するとは云え、やはり、
工程を連続化しコンピューターあるいはロボットの利用
による一連のシステム化の間では充分とは云えなかっ
た。
ところが、時代の趨勢は次第に一連のシステム化の方向
へと傾き、これと共にこれに適合する染色システムが求
められて来た。
そこで、本発明者は上述の如き時代の趨勢に対応すべ
く、一連の染色,脱水システムの完成を目指し、種々の
研究を重ね、その結果、各工程を連結するレールの配置
開発,各種自動化装置の利用を行い、さきに下記の如き
スピンドルへのチーズ充填より染色,脱水,乾燥に至る
一連の工程を連続的に実施するための方法ならびに装置
を提案した。(特開昭61−258066号) 即ち、ワンタッチでキャリアーに着脱の出来るスピンド
ルを自走する台車に着装し、プレス機の前に集積し、縦
方向(スピンドル方向)に圧縮されるボビンに巻き上げ
た糸(チーズと称する)を自動又は手動で挿入し、一定
の数量に達するとスペーサーを取り付け、自動又は手動
でプレス機を作動させてチーズプレスを行い、次いでそ
のチーズを装着したスピンドルを着装した台車を自走さ
せて空のキャリアーにそのチーズ付スピンドルを自動又
は手動で装着する場所に運搬し、逐次、充填し、染色機
に入れ染色する。
そして、次に染色が終わった後、染上がりチーズ付スピ
ンドルをキャリアーと共に取り出し、これを、前記キャ
リアーに充填したためその場所で空となっている台車に
自動又は手動で着装し脱水機の前に運搬しチーズを取り
外し、1〜数個宛、別れて入る夫々の脱水機に収容して
脱水し、箱又はベルトコンベアーに自動ロボット等を利
用して載せ、乾燥機に入れ乾燥した後、排出する一連の
流れ工程である。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記一連の流れ工程を実施するにあたって、
更に各過程において、より合理化を進める余地があるこ
とを知見し、そして、これによって一層、生産性を良く
することができることを見出し、チーズの複数同時の取
扱いとチーズの移動の単純化を進めることに着目してチ
ーズ処理の自動化を達成することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 即ち、上記目的に適合する本発明の特徴とするところ
は、前記本発明者の提案に係る一連の染色,脱水,乾燥
システムを更に発展させるもので、以下に記載する集団
染色脱水方法ならびに装置によって示される。
即ち、第1の発明に係る方法は空スピンドルを移動式台
車に着装してレール上を該レールに従って運搬し、つぎ
足しスピンドル挿入後、ボビンに巻き上げた糸(チー
ズ)をカートンから複数個同時に取り出して該スピンド
ルに挿入し、一定の数量に達したとき、スペーサーを装
着し、プレス機を作動してスピンドル方向にチーズプレ
スを行い、その後、つぎ足しスピンドルを取り外し、と
め具で止着してチーズを装着したスピンドルとなした
後、該チーズを装着したチーズ付スピンドルを移動台車
に着装して更にレールに従ってターンテーブルの位置ま
で運搬し、ターンテーブル上でキャリアーに前記チーズ
付スピンドルを所要の本数、装着した後、装着の終わっ
たキャリアーを染色機に入れ、チーズ染色を行い、次い
で、染色終了後、染色の終わった染上がりチーズ付スピ
ンドルをキャリアーと共に染色機より取り出し、ターン
テーブル上に戻し、その染上がりチーズ付スピンドルを
再びレール上の移動式台車に着装して該レールに従って
移行させ、引き続き止め具,スペーサーを取り外した
後、前記染上がりチーズを取り外しバスケット内に所要
数のチーズを収容し、これを脱水機内に装入して脱水処
理を行い、脱水終了後、脱水済みチーズをコンベア上に
移して整列の上、乾燥装置に挿入し、所要時間乾燥を行
い、以後、排出し集めてカートンへ収納する一方、空ス
ピンドルを最初の位置に戻すことからなるチーズのスピ
ンドルへの装着から染上がりチーズの脱水,乾燥に至る
一連の作動をその順序に従ってシステム的に行うチーズ
の集団染色脱水方法である。
又、第2の発明は上記ボビンに巻き上げた糸(チーズ)
をスピンドルに挿入してチーズプレス,キャリアー装
着,染色,脱水,乾燥,カートン収納に至る一連の工程
を連続的に実施するための装置であって次に示す(イ)
〜(チ)の各手段の結合よりなるチーズの集団染色脱水
装置である。
(イ)移動式台車をその上に備え、空スピンドルを台車
に着装し後方のチーズ装着位置へ該空スピンドルを運搬
するレール部分と、ボビンに巻き上げて前記チーズを装
着したチーズ付スピンドルを台車に着装して後方の染色
処理位置へ該チーズ付スピンドルを運搬するレール部分
と、染色後の染あ上がりチーズを装着した染上がりチー
ズ付スピンドルを台車に着装して後方の脱水,乾燥位置
へ運搬するレール部分と、脱水,乾燥したチーズを取り
外し、空となったスピンドルを再び当初の空スピンドル
着装位置に返送する返送レール部分の各レールを含み、
これら各レール部分を一連に連続させ循環系としたした
スピンドル移送用レール。
(ロ)前記レールの空スピンドル着装部とチーズ付スピ
ンドルレール部分との間に位置して配設されたつぎ足し
スピンドル挿入手段及びチーズプールで貯えられたチー
ズを複数個同時に取り出しレールに従って運搬されて来
た空スピンドルに挿入し、一定数量に達したとき、スペ
ーサー挿入,盲ボビン挿入を行い、スピンドル方向にチ
ーズをプレスし、プレス後、前記つぎ足しスピンドルを
取り外し、原位置に返送すると共にスピンドル上端を止
め具で止着するロボットを含む一連の手段。
(ハ)前記チーズ付スピンドルレールと、染上がりチー
ズ付スピンドルレールの間に位置して設置された前記チ
ーズ付スピンドルを染色機へ挿入するためにキャリアー
に装填する手段ならびにチーズ付スピンドルをキャリア
ーに装填し、あるいは染色機より取り出した染上がりチ
ーズ付スピンドルをキャリアーと共に戻すためのターン
テーブル、及び前記キャリアーに装着されたチーズ付ス
ピンドルを内部に収納しチーズを染色するための染色
機。
(ニ)前記ターンテーブルに隣接して設けられ、前記染
上がりチーズ付スピンドルを後続の染上がりチーズ付ス
ピンドルレール上の台車に移す転移装置。
(ホ)染上がりチーズ付スピンドルレールに沿って設置
され、前記染上がりチーズ付スピンドルより止め具を外
し、盲ボビンを外し、スペーサーを取り外す手段。
(ヘ)前記手段に続きレールに沿って配置され、脱水機
と該脱水機内へ前記染上がりチーズを収容させるための
脱水バスケットに染上がりチーズを移し替える手段,染
上がりチーズが移し替えられた脱水バスケットを吊り上
げ脱水機へ収容させる手段,ならびに脱水済みチーズを
脱水バスケットと共に取り出し位置へ取り出し、脱水済
みチーズをレール上を移行する移動式台車上に転移させ
る手段の各手段よりなる一連の脱水装置。
(ト)前記脱水装置より取り出され、レール上を移行す
る脱水済みチーズを複数個、整列させ、これを同時に乾
燥機内へ収容させるチーズ移送手段ならびに該チーズを
受け入れ介装するための乾燥機。
(チ)乾燥機の出口側に連設され、乾燥済みチーズを受
止しカートン位置へ搬送するための排出コンベア手段。
しかして、上記本発明に係る方法、ならびに装置は基本
的に次の原理、即ち、 (1) 1つの動作で同時に多くのチーズを処理する。
(2) 可及的高価な装置を使用することなく安価な装
置を利用する。
(3) 時間短縮とトラブル防止のため、動作として三
次元直交移動と回転を主とする。また、位置決めはおよ
その位置において位置決め枠等により正確な位置に揃え
る。
ことにもとづくものであり、これによって本発明の方法
ならびに装置が実質的に実施できるが、特にそのポイン
トとなるべき点を挙示すれば以下の各操作によって特徴
づけられる。
(1) 糸を巻いたボビン(チーズ)をカートンから複
数個同時に取り出し、これを移動式台車に取り付けたス
ピンドルに挿入する。
(2) 台車上のチーズを複数個同時に上下動,左右移
動でキャリアーに移す。
(3) 染色後、同様に逆の工程でチーズをキャリアー
から移動台車へ移す。
(4) 台車スピンドルからスピンドル1本分全部のチ
ーズを持ち上げ、脱水バスケットのスピンドルへ次々と
押し込むかチーズをスピンドルにつけたまま脱水バスケ
ットに収容する。
(5) 脱水後、バスケットからチーズを取り出し乾燥
機への搬入位置に整列し、複数個同時に乾燥工程へ送
る。
(6) 乾燥チーズをカートンへ収納しやすい位置に位
置決め治具によって集め、これを複数個同時に上下動,
左右移動によってカートンへ収納する。
以上の各操作である。
なお上記本発明において用いられる各部装置の詳細は以
後の説明によって順次、明らかにするが、先に本出願人
らが提案した夫々の装置を一連の工程の実施に備え、改
良し、あるいは市販の装置を使用するものである。
(作用) 以上のような特徴をもつ本発明によれば、空スピンドル
へのチーズの挿入よりチーズプレス,キャリアー充填,
染色,脱水,乾燥,箱詰に至る一連のチーズ染色工程が
容易に実施され、各工程間を三次元直交移動と回転を主
とする装置を利用することにより合理化をもたらし効率
的なチーズ染色を自動的に行うことができる。
即ち、空スピンドルをレール上の台車に着装して搬送さ
せることにより、台車の運行に伴って上記の各工程にお
ける操作が順序的に進められ、染色機への搬入、染色後
の取り出し、脱水機への自動装填、自動取り出しなど、
極力人手を省いて最終的な箱詰めされた製品として他端
側より排出させることができる。
勿論、一部に、例えばスピンドルへのチーズの挿入やワ
ンタッチ止め具によるチーズ付スピンドルの止着など人
手を用いあるいは手動で行うことも可能である。
又、本発明は染色を主体としているが、同様にしてチー
ズに対する他の各種処理を行わせることも可能である。
(実施例) 以下、更に添付図面を用い、本発明の具体的な実施の態
様について詳述する。
第1図は本発明に係る染色,脱水工程の全体を理解する
ための概要図であり、図において(A)は本発明方法を
循環系において繰り返し連続実施するための移動式台車
をその上で走行させ、スピンドルを順次、次工程へ搬送
する循環用レールで、該レールによるスピンドル搬送経
路に従ってスピンドルへのチーズ挿入取付工程(B),
チーズプレス工程(C),染色工程(D),脱水工程
(E),乾燥工程(F)からなる本発明の一連の工程が
配置され、これに伴って夫々当該工程を進めるための各
機構,装置が設置されている。
そこで、以下、上記夫々の工程に従い、その装置を説明
し、本発明方法を明らかにする。
(A)スピンドル搬送レール スピンドル搬送レール(A)は前方より空スピンドルレ
ール部(A1),チーズ付スピンドルレール部(A2),染
上がりチーズ付スピンドルレール部(A3),脱水済みチ
ーズ付スピンドルレール部(A4),返送空スピンドルレ
ール部(A5)からなり、各レール部はその途中において
適宜、スピンドル付移動式台車を直角方向に変換するL
ターン連繋構造が施されて実質的に全体として連続した
構成となっていて、最後のレール部(A5)の後端はL型
ターン連繋構造を介し再び当初の空スピンドルレール部
(A1)に還るように構成されている。
なお、方向変換のための上記Lターン連繋構造は該変換
部に90度回転可能な短尺レール(A)′を設けることに
よって構成されており、日常、方向変換に屡々利用され
る既知の構造である。
そして、上記搬送レール(A)上にはスピンドルの取り
付けられた移動式台車(1)が多数載架されてセットさ
れており、所要のタイミングをもって順次、搬送され、
前記各工程に進められる。
この場合、適宜、所要の位置で随時停止し、各工程の操
作が行われる。
(B)チーズ挿入取付工程 この工程は直流ギャーモータ付の一連のレールの空スピ
ンドルレール部(A1)上を移動式台車(1)によって運
ばれて来た空スピンドル(2)に対しボビンに巻上げら
れた糸、即ち、チーズ(5)を挿入し、以後の処理に備
えるものである。
ところで、チーズをプレスするときは、チーズの積層段
の高さが小さくなることから、空スピンドルが余り長く
てはプレス後、プレスによりチーズが短縮した分だけス
ピンドルが突出することになるので、当初の空スピンド
ルは長さを短くし、つぎ足しスピンドル(2)′を当該
当初の空スピンドル(2)につぎ足すことが行われる。
従って、先ず、かかるつぎ足しスピンドル(2)′のつ
ぎ足し機構が空スピンドルレール部(A1)の近傍に設置
されるが、この機構は第1図ないし第3図に示すように
該レール部(A1)に隣接して配設されたつぎ足しスピン
ドルプール用コンベア(3)と回動アーム(4)をもつ
簡易スカラ型ロボットの如き転移挿入装置からなってお
り、スタート時において移動式台車(1)に取り付けら
れたスピンドル(2)に対しコンベア(3)上のつぎ足
しスピンドル(2)′を把持し回動して台車のスピンド
ル(2)上に挿入するようになっている。
そして、上記つぎ足しスピンドル(2)′が挿入された
空スピンドル(2)はレール部(A1)に従って前進する
が、前方位置にチーズのスピンドルへの挿入取付部
(B)が存在する。
このチーズ挿入機構は具体的には第4図,第5図にその
詳細を示しているが、チーズ(5)がカートンに収納さ
れて搬送されるコンベア(6)と、該コンベア(6)か
ら空スピンドル(2)(2)′へチーズを取り出し挿入
する装置(7)よりなっており、6×3段の18チーズあ
るいは4×6段の24チーズなど適宜量のチーズを内部で
キャッチして同時にカートンから引き上げ空スピンドル
レール部(A1)上のスピンドル(2)(2)′に同時に
挿入する。
チーズ(5)を取り出し挿入する機構例としては第4
図,第5図に詳細を示しているが、レール(8)上を移
動する自送式又はシリンダ作動の台車(9)に取り付け
られたギャードモータ内蔵回転台上に受板(10)が上下
動用シリンダ(11),左右動用シリンダ(12)によって
上下,左右に可動なる如く設けられており、その受板
(10)上部にはチーズ引き上げ把持用のキャッチバー
(13)がチーズを内部でキャッチする構成をもって設け
られている。
従って、先ずキャッチバー(13)が第5図に示す如くカ
ートン(14)上に来てカートン(14)からチーズを所定
複数同時に捕捉して取り出し、台車の移動によって循環
用レール(A)の空スピンドルレール部(A1)の方向に
移行させ、所要位置において回転台の回転によって180
゜反転し、図における如くチーズ右側1列を空スピンド
ル上に位置させる。
この状態で上下動シリンダ(11)を作動して受板(10)
を上昇させ、次いで左右動用シリンダ(12)によって右
進させ、受板をチーズの下に入れ、空スピンドル上方に
ある列のチーズの内部キャッチを解除し受板(10)で受
止する。
かくして受板(10)を下降させ下部の空スピンドル
(2)(2)′にチーズ(5)を挿入する。
次に受板(10)を更に右進させ、他の列にあるチーズ
(5)をも前記と同様にして移動式自送台車に取り付け
られた空スピンドル(2)(2)′に挿入する。
このようにしてチーズのスピンドルへの挿入が終わると
受板(10)が左右動用シリンダ(12)によって第5図の
左方へ戻り、180゜反転し、台車(9)により左進して
カートン(14)からの引上位置に至ると共に、スピンド
ルに挿入されたチーズはチーズ付スピンドルレール部
(A2)の方向に移行し、チーズプレス工程にかけられ
る。
(C)チーズプレス工程 チーズプレス工程は前記送られてくるチーズ付スピンド
ル(2A)のチーズ(5)を圧縮し次の染色,脱水などの
工程に備えるものである。
そのため、チーズプレス機(15)が第2図に示す如くチ
ーズ付スピンドルの移送経路に沿って、その側方に設け
られる。
そして、その以前にチーズプレスの準備のためスピンド
ルに挿入されたチーズの上部にスペーサを挿入するスペ
ーサ挿入部(16),盲ボビン挿入部(17)が配置され、
人為的あるいは簡易スカラ型ロボットを利用してスペー
サ及び盲ボビンが順次チーズ付スピンドルの上部に挿入
される。
この場合、循環系レール(A)のコーナー部においてギ
ャードモータにより回動する短尺レール(A)′を有す
るときは90゜回動により方向が変換される。
チーズプレス機(15)は本出願人が提案した既知のプレ
ス機が使用され、第3図において油圧操作部(18)及び
ハンドルを操作してプレスアーム(19)にてチーズ付ス
ピンドル(2A)を圧下し、スライドボックスが下方へ移
動し各チーズを略1/2程度圧縮すれば油圧シリンダを停
止し、プレスアーム(19)を嵌着し、チーズ(5)を圧
縮状態に保持させる このとき、前記空スピンドル(2)の上部につぎ足した
つぎ足しスピンドル(2)′は圧縮されたチーズの上部
に露出することになり、従ってワンタッチ止め具(20)
による止着に先立って該つぎ足しスピンドル(2)′を
取り外す必要がある。
そこで図示の如き簡易スカラ型ロボット(21)が設けら
れ、その回動アームによって上部に露出したつぎ足しス
ピンドル(2)′が取り外され、このスピンドル
(2)′は再利用に供するため、前述のつぎ足しスピン
ドルプール用コンベア(3)に載せられ、返送される。
なお、前記ワンタッチ止め具は例えば実開昭58−189193
号公報に開示されたものであり、下部ワンタッチ止め具
と上部ワンタッチ止め具の両者があるが、第3図におい
ては上部ワンタッチ止め具(20)のみを示している。
かくして叙上のチーズプレス機でプレスされ、圧縮状態
に保持されたチーズ付スピンドル(2A)はプレス後、引
き続きチーズ付スピンドルレール(A2)に従って次なる
工程、即ち、キャリアーへの充填,染色工程へと送られ
る。
(D)染色工程 前述のプレス工程(C)をへて送られて来たチーズ付ス
ピンドル(2A)は次に染色工程に付されるが、染色機へ
の装入に先立ってキャリアーに装着される。
第6図ないし第8図はかかるキャリアー装着状況を示
す。
図において(A2)はチーズ付スピンドルレール部で該レ
ールに従って移動式台車(1)に取り付けられたチーズ
付スピンドル(2A)が運搬され、その途中にスピンドル
取付機(22)が取付機用レール(23)上に図の左右へ可
動な如く台車(24)上に浮置されていて、チーズ付スピ
ンドルレール部(A2)近傍のキャリアー(25)に対し順
次、チーズ付スピンドル(2A)を装着する。
キャリアー(25)は床上の回転台、即ちターンテーブル
(26)上に載置されており、随時、回動してチーズ付ス
ピンドル(2A)をその上に装着する。
そして、キャリアー(25)へのチーズ付スピンドル(2
A)の装着はロボットの利用又は人為操作の繰り返しに
よってワンタッチ止め具の嵌脱操作の繰り返しにより行
うことができるが、図示例では上下,左右動を油圧シリ
ンダ(27)で行うスピンドル取付機(22)が用いられア
ーム先端の捕捉具(28)によりスピンドルを2〜3本同
時にキャッチしてキャリアー(25)に装着する。
この場合、捕捉具(28)の回転はギャードモータで行わ
れる。
即ち、チーズ付スピンドル(2A)がスピンドル取付機
(22)の下方で停止すると、該取付機(22)の捕捉具
(28)が降下しスピンドルを2〜3本同時にキャッチ
し、移動式台車(1)から該スピンドル(2A)を外して
持ち上げ、キャリアー(25)上に移行させ捕捉を解除す
る。
なお、第6図では一応スピンドル取付機(22)によりチ
ーズ付スピンドル(2A)を2本宛、キャリアー(25)に
装着しているが、これ2本に限らず3本又はそれ以上で
もよい。第7図は3本のスピンドルを同時に装着する場
合を示し、2本の場合に比しキャリアー(25)の外側列
と内側列では曲がりの角度が相異するので修正用の油圧
シリンダ(28)を用いて修正を加える。
上記スピンドルのキャリアー(25)への装着に際しター
ンテーブル(26)は通常、基台上において軸を中心とし
て、図示しないが、適宜の駆動源、例えばギャードモー
タ内蔵により回動可能に設けられており、その上部に交
換自在な合成樹脂製などの受皿を載置している。
そして、下部に設けられた一連のギャ機構(図示せず)
によって所望の回動がなされると共に、受皿上に多数の
チーズ付スピンドル(2A)を立設するキャリアー(25)
を載置する。
しかして、多数のチーズ付スピンドル(2A)がキャリア
ー(25)上に装着されると、適宜手段によってキャリア
ー(25)をターンテーブル(26)より取り外し、染色機
内に収設し染色工程に付す。
染色機は、既知のチーズ染色機が使用可能であり、所定
の時間、染色が行われる。
そして、染色が終わると、染上がりチーズ付スピンドル
(2B)を立設した前記キャリアー(25)を染色機より取
り出し、再びターンテーブル(26)上に戻し、次の工程
に移る。
(E)脱水工程 以上のようにしてターンテーブル上に再び戻されると、
染上がりチーズ付スピンドル(2B)を装着したキャリア
ーから染上がりチーズ付スピンドル(2B)を下部のワン
タッチ止め具の開放により離脱させ、近接に位置してい
る染上がりチーズ付スピンドルレール(A3)上の台車
(1)に移し、再びレールに従って次の工程に運搬す
る。
この場合、キャリアー(25)より染上がりチーズ付スピ
ンドルレール(A3)上の台車(1)に移すには、例え
ば、市販のバランスホイストなどの如き装置が使用され
る。
このようにして染上がりチーズ付スピンドルレール部
(A3)上を運搬される染上がりチーズ付スピンドル(2
B)装着の台車は所要の走行の後、脱水を行う脱水機(3
2)の許に運ばれるが、この途中において、前述した染
色準備操作とは逆に止め具の取外し(29),盲ボビン取
外し(30),スペーサ取外し(31)の各操作が簡易スカ
ラ型ロボットなどを使用して行われる。
そして、上記の脱水準備の各操作を終わり、染上がりチ
ーズ付スピンドルレール部(A3)上を運ばれて来たチー
ズは、レールに沿って配置されている脱水バスケットへ
移し替えられる。
この移し替えのための装置は染上がりチーズ付スピンド
ルレール部(A3)にあり、走行して来た染上がりチーズ
付スピンドルより染上がりチーズ(5)′を次の脱水工
程に備えて離脱させる装置で、例えば特公昭52−31462
号公報に開示された如き構成の装置が使用される。
第9図及び第10図はその装置の概要を示しており、左右
可動の機枠(33)の上部にチーズを捕捉するためのチー
ズ捕捉具、例えばチャック(34)が上下動更に少なくと
も90度の角度範囲で回動可能に設けられている。
そして、前記チーズ捕捉具(34)はアームの先端に保持
され、チーズ押込シリンダ(36)及び同シリンダ回転装
置(37)を具備して染上がりチーズ付スピンドルレール
部(A3)上を運ばれて来たスピンドルに挿着されている
染上がりチーズ(5)′をその最上部において順次、複
数個宛同時に確実に捕捉し、回動して側方回動範囲に設
けられている脱水バスケット(38)に順次装着する。
なお、機枠(33)の下部にはスピンドルに挿着されてい
る染上がりチーズ(5)′を前記チーズ捕捉に便利なよ
うに上方に持ち上げるチーズ持上板(39)がサポート用
上下動シリンダ(40)によって上下動可能に設けられて
いる。
図中、(41)は押込シリンダ回転装置取付用支柱を示
す。
かくして、染色後の前記染上がりチーズ付スピンドル
(2B)を第10図に示すチーズ押込シリンダ(36)の下方
で止め、チーズ持上板(39)をスピンドルのチーズ
(5)′の下へ差し込み、該チーズを持ち上げ、押込ス
ピンドル(42)に移す。
そして、該押込スピンドル(42)を90゜回転して脱水バ
スケット(38)のスピンドルにチーズ(5)′を1個又
は複数個押込み、次いでバスケットを回動させ、次を押
込む。
この場合、90゜回転に際しての脱落防止はサポート又は
内部キャッチの何れでもよい。
このようにして脱水バスケットのスピンドルに対するチ
ーズの押込装置が終わると、持上板(39)は降下し、次
の準備に入り、これをバスケットが回転,上下して次々
と行われ、脱水バスケット(38)へのチーズ装着が完了
する。
かくて、押込が完了した脱水バスケットは脱水機へ、一
方、脱水機内で脱水を終えた脱水済みバスケットは取り
外し位置へ自動的に移される。
なお、以上は染上がりチーズ(5)′を染上がりチーズ
付スピンドル(2B)よりチーズ押込用スピンドルに移
し、脱水バスケットに装着する場合であるが、脱水をス
ピンドルごと行うべく、バスケットへ染上がりチーズ付
スピンドル(2B)をそのまま挿入する場合もある。
第13図及び第14図はかかる場合の態様を示す。
即ち、この場合には左右可動台車(43)上にスピンドル
キャッチ(44)をシリンダ(45)により上下動可能に備
えたスピンドル挿入機(47)が用いられ、染上がりチー
ズ(5)′を挿入した染上がりチーズ付スピンドル(2
B)を挿入機(47)近傍で止め、そのアーム(46)の左
右,上下動と、バスケットの回動によってスピンドルを
順次、バスケット内に挿入,収納する。
そして、脱水後は、逆の過程によってスピンドルを循環
系のレール(A)上の台車に戻し、次工程へ送るように
する。
なお、脱水装置は脱水機(32)を中心とし、脱水機への
挿入準備のための脱水バスケット押入位置(P)と、脱
水バスケットより取り出すための取出位置(Q)とが略
正三角形をなす位置に配置されており、回転用モータ
(48)と、減速用モータによるウオームギャ方式の上下
動用モータ(49)などを有して回動可能な転移機構のエ
アシリンダ(50)付捕捉具(51)によって脱水バスケッ
トの移動を図っている。
なお、脱水機(32)としては、通常、既知の遠心脱水機
などが使用され、1度に多数のチーズ(5))′の脱水
を行う。
かくして、染上がりチーズ(5)′の脱水機内への装入
と、脱水済みチーズ(5)″の脱水機よりの取り出しは
タイミングをはかり、一操作で自動的に行われ、再び循
環系レール(A)の脱水済みチーズ付スピンドルレール
部(A4)へ戻され、次の乾燥工程へと進められる。
なお、時間的に余裕があれば前記バスケットへの移し替
えを省きスピンドル装着位置に脱水機を置いて挿入,脱
水,スピンドル戻しを行うこともできる。
(F)乾燥工程 叙上の脱水工程を終えたチーズは脱水済みチーズ付スピ
ンドル(2C)としてレールに従って次の乾燥工程に進め
られるが、第11図,第12図は脱水済みバスケットより乾
燥機へ進める状態を示している。
即ち、同図に示す如くチーズ引出し装置(52)がスピン
ドルの移行路近傍に配設されており、そのチーズ回転ホ
ルダー(53)によって脱水済みのチーズを脱水バスケッ
トよりチーズ搬送コンベア(54)上に移して乾燥機内へ
の押入に備えている。
チーズ引き出し装置(52)はカム盤と油圧シリンダによ
って引出用爪板の所要の往復作動をなす如く形成されて
おり、これに具備されたチーズ回転ホルダー(53)はギ
ャードモータを内蔵し、キャッチ→回転→キャッチ解除
→逆転を行う構成となっている。
勿論、この機構はロボット使用も可能である。
なお、乾燥機(55)としては、通常、高周波連続乾燥機
の如きものが使用されるが、この乾燥機への挿入にあた
っては、予め、チーズを整列させるこが行われる。
これは複数のチーズ、図では6個のチーズを均一に乾燥
するためであり、そのためチーズ位置探知センサー
(S1)〜(S6)をもつチーズ移送装置(56)が循環系レ
ール(A)に直交するレールに移動可能に取り付けられ
ており、これには前記センサーと関連してチーズキャッ
チ移送部(57),チーズキャッチバー(58)が設けられ
ている。
そして、一方、前記高周波連続乾燥機(55)には内部に
乾燥コンベア(59)が収設されており、又、チーズ受板
(60),ならびにチーズ受板引き抜けシリンダ(61)及
びチーズ整列機(62)が併せて付設されている。
従って、チーズの高周波連続乾燥機内への収納に際して
は (a) チーズを前記チーズ引出し装置で引出し、回転
ホルダーに入れる(図では2個同時である)。
(b) 回転ホルダーを90゜回動させ、降下させてチー
ズ搬送コンベア(54)上にチーズを載せる。
(c) 最初のチーズが一番先のセンサー(S1)に接触
したとき、チーズの送りを止め、キャッチ移送装置(5
6)でチーズ整列機(62)に移し、同様にして各センサ
ーとの接触にもとづいて所要数のチーズ(図では6個)
を次々に整列機(62)に載せる。
(d) かくて、所要数のチーズが載ると、受板をシリ
ンダ(61)の作動により引き抜き、脱水済みチーズ
(5)″を乾燥コンベア(59)上に載せ、乾燥機内へ進
める。
このとき、チーズを外されたスピンドルは再び空のスピ
ンドルとなって、返送空スピンドルレール部(A5)を通
ってスタート位置へ返送され、再使用に供される。
次に上記の如くして乾燥が行われたチーズは第11図,第
12図の右方に示すカートン収納位置に位置決め治具によ
って集められ、複数個同時に上下動,左右動によってコ
ンベア(64)で搬送されるカートン(63)内へ収納す
る。
(65)は同収納に使用するチーズのカートンへの移送機
であり、アーム(66)先端にチーズをキャッチするバー
(67)を有し、アームはシリンダ(68)によって上下動
し、かつ、取付け機枠(69)が移動台車(70)上に載置
されることによって左右動可能となっている。
そして、一方、乾燥コンベア(59)の終端にはカートン
位置決め板(71)が第11図に示す如く設けられている。
従って、乾燥されたチーズは上記位置決め板(71)によ
って整列され、チーズキャッチバー(67)で保持されて
カートン(63)内へ収納され、適宜、付設されている検
数器によって検数の上、包装される。
第15図及び第16図は前記説明がスピンドルより離脱した
チーズを乾燥器に移送し、乾燥を行うのに対し、脱水済
みチーズ付スピンドル(2C)をそのままの形態で乾燥器
の前まで持って来て乾燥工程前にスピンドルよりチーズ
を離脱し、乾燥機に収納する場合である。
この場合には実質的には前記の場合と大差はないが、チ
ーズのスピンドルからの離脱機構が必要であり、油圧駆
動によるチーズ持上機(73)と同じく油圧駆動によるチ
ーズ整列機構(74)をもつチーズ転移装置(72)が台車
により移動可能に介設されている。
そして、チーズ持上機(73)で例えばチーズを3個宛6
本分同時に持ち上げ、18個分同時にコンテナ(75)に移
し、3コンテナ宛同時に移送して真空乾燥機の如き乾燥
機(76)に装入する。乾燥を真空乾燥機で行う場合は特
にプラスチックコンテナに入れ適当数同時に押し込むこ
とが好ましく、乾燥後は、引き出して前記同様カートン
に移し替える。
なお(77)は待機中の空コンテナである。
以上、説明した各装置にもとづく工程によって本発明の
一連の染色,脱水システムは終了し、染色された製品チ
ーズとして搬出される。
(発明の効果) 本発明は以上の如く空スピンドルにチーズを着装する段
階からチーズプレス,キャリアー装着,染色,脱水,乾
燥の各段階を経て製品に至る工程をシステム化して一連
に連続的に実施する方法であり、従来、夫々、単独で行
われていた各工程を有機的に結合し、所定の据え付け範
囲において実施することができると共に、一貫作業とし
てチーズ染色を行うことができるので、作業効率の面は
もとより、作業人員の節減,染色コストの低減など、チ
ーズ染色の工程改善に著しく寄与し、染色工業における
合理化の推進に顕著な効果が期待される。
殊に、本発明方法は1動作で同時に多くのチーズを処理
することができるので頗る効率的であるのみならず装置
としても簡易な装置が使用でき、しかも三次元直交移動
と回転を主としている関係上、時間の短縮とトラブル防
止が図られ、かつ、又、位置決めを適宜、利用して正確
な位置に揃えることにより自動化による生産性の向上に
寄与すること大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の全体配置態様を示
す概要図、第2図及び第3図はチーズ挿入取付及びプレ
ス工程における装置の平面及び側面概要図、第4図及び
第5図はチーズ挿入取付機の平面及び側面概要図、第6
図及び第8図はキャリアーへのスピンドル装着態様を示
す平面図及び側面図、第7図は第6図及び第8図の要部
の変形態様を示す平面図、第9図及び第10図は脱水バス
ケットへのチーズ装着態様を示す平面図及び側面図、第
11図及び第12図は脱水済みチーズの乾燥機への挿入態様
を示す中間省略平面図及び中間省略側面図、第13図ない
し第16図は本発明における脱水ならびに乾燥工程の変形
態様に係り第13図及び第14図は脱水バスケットへのスピ
ンドルごと挿入態様を示す平面図及び側面図、第15図及
び第16図はスピンドルから乾燥機への挿入態様を示す平
面図及び側面図である。 (A)……循環用レール, (A1)……空スピンドルレール部, (A2)……チーズ付スピンドルレール部, (A3)……染上がりチーズ付スピンドルレール部, (A4)……脱水済みチーズ付スピンドルレール部, (A5)……返送空スピンドルレール部, (B)……スピンドルへのチーズ挿入取付工程, (C)……チーズプレス工程, (D)……染色工程, (E)……脱水工程, (F)……乾燥工程, (1)……移動式台車, (2)……空スピンドル, (2′)……つぎ足しスピンドル, (2A)……チーズ付スピンドル, (2B)……染上がりチーズ付スピンドル, (2C)……脱水チーズ付スピンドル, (5)……チーズ, (5)……染上がりーズ, (5)……脱水済みチーズ, (15)……チーズプレス機, (16)……スペーサ挿入部, (17)……盲ボビン挿入部, (20)……ワンタッチ止め具, (25)……キャリアー, (29)……止め具取外し部, (30)……盲ボビン取外し部, (31)……スペーサ取外し部, (32)……脱水機, (38)……脱水バスケット, (52……チーズ引出し装置, (55)……乾燥機, (56)……チーズ移送装置, (62)……チーズ整列機, (63)……乾燥チーズ収納カートン, (65)……カートンへのチーズ移送機,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−137665(JP,A) 特開 昭61−258066(JP,A) 実開 昭58−139193(JP,U) 特公 昭52−31462(JP,B2) 特公 昭58−189193(JP,B2) 実公 昭51−27335(JP,Y2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空スピンドルを移動式台車に着装してレー
    ル上を該レールに従って運搬し、つぎ足しスピンドル挿
    入後、ボビンに巻き上げた糸(チーズ)をカートンから
    複数個同時に取り出して該スピンドルに挿入し、一定の
    数量に達したとき、スペーサーを装着し、プレス機を作
    動してスピンドル方向にチーズプレスを行い、その後、
    つぎ足しスピンドルを取り外し、止め具で止着してチー
    ズを装着したスピンドルとなした後、該チーズを装着し
    たチーズ付スピンドルを移動台車に着装して更にレール
    に従ってターンテーブルの位置まで運搬し、ターンテー
    ブル上でキャリアーに前記チーズ付スピンドルを所要の
    本数、装着した後、装着の終わったキャリアーを染色機
    に入れ、チーズ染色を行い、次いで、染色終了後、染色
    の終わった染上がりチーズ付スピンドルをキャリアーと
    共に染色機より取り出し、ターンテーブル上に戻し、そ
    の染上がりチーズ付スピンドルを再びレール上の移動式
    台車に着装して該レールに従って移行させ、引き続き止
    め具,スペーサーを取り外した後、前記染上がりチーズ
    を取り外し、バスケット内に所要数のチーズを収容し、
    これを脱水機内に装入して脱水処理を行い、脱水終了
    後、脱水済みチーズをコンベア上に移して整列の上、乾
    燥装置に挿入し、所要時間乾燥を行い、以後、排出し集
    めてカートンへ収納することからなるチーズのスピンド
    ルへの装着から染上がりチーズの脱水,乾燥に至る一連
    の作動をその順序に従ってシステム的に行うことを特徴
    とするチーズの集団染色脱水方法。
  2. 【請求項2】ボビンに巻き上げた糸(チーズ)をスピン
    ドルに挿入してチーズプレス,キャリアー装着,染色,
    脱水,乾燥,カートン収納に至る一連の工程を連続的に
    実施するための装置であって、下記(イ)〜(チ)の各
    手段の結合よりなることを特徴とするチーズの集団染色
    脱水装置。 (イ)移動式台車をその上に備え、空スピンドルを台車
    に着装し後方のチーズ装置位置へ該空スピンドルを運搬
    するレール部分と、ボビンに巻き上げて前記チーズを装
    着したチーズ付スピンドルを台車に着装して後方の染色
    処理位置へ該チーズ付スピンドルを運搬するレール部分
    と、染色後の染上がりチーズを装着した染上がりチーズ
    付スピンドルを台車に着装して後方の脱水,乾燥位置へ
    該染上がりチーズ付スピンドルを運搬するレール部分
    と、脱水,乾燥したチーズを取り外し、空となったスピ
    ンドルを再び当初の空スピンドル着装位置に返送する返
    送レール部分の各レールを含み、これら各レール部分を
    一連に連続させ循環系となしたスピンドル移送用レー
    ル。 (ロ)前記レールの空スピンドル着装部とチーズ付スピ
    ンドルレール部分との間に位置して配設されたつぎ足し
    スピンドル挿入手段及びチーズプールで貯えられたチー
    ズを複数個同時に取り出しレールに従って運搬されて来
    た空スピンドルに挿入し、一定数量に達したとき、スペ
    ーサー挿入,盲ボビン挿入を行い、スピンドル方向にチ
    ーズをプレスし、プレス機、前記つぎ足しスピンドルを
    取り外し、原位置に返送すると共にスピンドル上端を止
    め具で止着するロボットを含む一連の手段。 (ハ)前記チーズ付スピンドルレールと、染上がりチー
    ズ付スピンドルレールの間に位置して設置された前記チ
    ーズ付スピンドルを染色機へ挿入するためにキャリアー
    に装填する手段ならびにチーズ付スピンドルをキャリア
    ーに装填し染色機に装入し、あるいは染色機より取り出
    した染上がりチーズ付スピンドルをキャリアーから戻す
    ためのターンテーブル、及び前記キャリアーに装着され
    たチーズ付スピンドルを内部に収納しチーズを染色する
    ための染色機。 (ニ)前記ターンテーブルに隣接して設けられ、前記染
    上がりチーズ付スピンドルを後続の染上がりチーズ付ス
    ピンドルレール上の台車に移す転移装置。 (ホ)染上がりチーズ付スピンドルレールに沿って設置
    され、前記染上がりチーズ付スピンドルより止め具を外
    し、盲ボビンを外し、スペーサーを取り出す手段。 (ヘ)前記手段に続きレールに沿って配置され、脱水機
    と該脱水機内へ前記染上がりチーズを収容させるための
    脱水バスケットに染上がりチーズを移し替える手段、染
    上がりチーズが移し替えられた脱水バスケットを吊り上
    げ脱水機へ収容させる手段、ならびに脱水済みチーズを
    脱水バスケットと共に取り出し位置へ取り出し、脱水済
    みチーズをレール上を移行する移動式台車上に転移させ
    る手段の各手段よりなる一連の脱水装置。 (ト)前記脱水装置より取り出され、レール上を移行す
    る脱水済みチーズを複数個、整列させ、これを同時に乾
    燥機内へ収容させるチーズ移送手段ならびに該チーズを
    受け入れ介装するための乾燥機。 (チ)乾燥機の出口側に連設され、乾燥済みチーズを受
    止しカートン位置へ搬送するための排出コンベア手段。
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