JPS60183432A - トレ−配送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トレーを用いて多数の製品を搬送する搬送シ
ステムにおいて、トレーを自動的に製品作業部に供給す
るトレー配送装置に関する。

各種工場等において小型製品の製造・加工を自動化する
ために、各種製造・加工ライン間に卦ける製品の搬送を
、偏平な容器たるトレーに収納して行なうようにしてお
り、このトレーによる製品搬送によって、多量の製品を
搬送することができるようになっている。ところが、複
数の製品をトレーに対し積み込み・積み降しする製品作
業部にトレーを供給するについては、従来は大型の自動
コンベアシステムによってトレーを配送スるか、自動コ
ンベアと製品作業部間で作業ロボットによってトレーを
受け渡しする等のシステムが考えられており、とのよう
な従来装置は、機構が複雑となって簡易が設置ができ々
いと共に、迅速なトレー供給と作業後のトレー排出制御
が適切に行なわれ難いという欠点があった。しかもまた
、製品作業部においてトレーの供給・排出作業が適切に
行ない難いことから、各トレーに対する製品積み込み・
積み降し作業を行なった後に、次のトレーに対する間の
タイムロスが大きく、トレーによる製品搬送の自動化に
大きな障害を生せしめていた。

本発明は上記点に鑑みてなされたもので、トレーを用い
る製品搬送において、装置本体に複数のトレーを積層状
に収納すると共に、積層トレーの各トレーを順次製品作
業部に対し供給・排出するようにして、トレーの製品作
業部への供給と排出を極めて簡単な構造で適切に行なえ
るようにすると共に、トレーを一方から製品作業部へ供
給し、他方へ排出するようにして、トレーに対する製品
取扱い作業のタイムロスを解消し、さらには、トレーを
配置し、製品の取出し入れを行なう製品作業部をトレー
供給部とともに対応させて一つの装置に組み込むように
することによシ、製品作業部におけるトレーの位置出し
を正確になし得て、製品の取出し入れ作業の自動化を一
層推進するものである。

以下図面に示す本発明の一実施例を詳細に説明する。第
１図は本発明トレー配送装置の斜視図、第２図は第１図
の要部縦断面図、第３図は第２図のＡＡ断面図、第４図
は第２図のＢＢ断面図、第５図は第２図の平面図である
。

上記各図において本発明のトレー配送装置は、任意の製
品作業部所に設置してなるもので、積層トレー２０を収
納するトレー供給部２と製品取出入部３とトレー排出部
４とを装置本体１に設け、トレー供給部２には、各トレ
ー２１を順次積載して昇降する送り側昇降機７と、該昇
降機７に連係してトレー２１を製品取出入部３に移送す
る送り側移送機５を設け、製品取出入部３には、上記移
送機５によって移送されるトレー２１を解除自在に支承
する支持具１２を設け、まだトレー排出部４には、支承
解除後のトレー２１を積載して昇降する連係昇降機８と
、該昇降機８に連係してトレー２１を移送する受け側移
送機６と、該移送機６によって移送されるトレー２１を
積載して昇降し、Ｉｌ１次積層重る受け側昇降機９を設
けてなる。

上記装置本体１は、トレー供給部２とこれに対応する製
品取出入部３とトレー排出部４とをそれぞれ設けてなる
もので、箱型形状に形成されてなる。

トレー供給部２は、実施例においては装置本体１の中央
部に設けられてなり、装置本体１の上方部正面に積層ト
レー２０の搬入口１８を設けである。ここに積層トレー
２０ｐ、後述するトレー２１を複数段に積み重ねてなる
。実施例においてトレー供給部２は、積層トレー２０を
収納する角筒状の空間部を装置本体１の上面部と内部と
に連通状に設けて構成され、上面部は、四周を枠組みし
て、その正面において左右の枠体を開閉自在にして上記
搬入口１８を形成し、該搬入口１８よす積層トレー２０
をトレー供給部２に収納するようにしである。すなわち
上記搬入口１８は、両側のケート枠１３　、１３が基部
ヒンジによって開閉自在に構成され、積層トレー２０を
収納するとき開き、収納後に閉じるようになっている。

トレー供給部２の内部には、送シ側の昇降機７が昇降自
在に設けられてなり、上記搬入口１８より内部に搬入せ
しめられた積層トレー２０は上記昇降機７に積載される
。昇降機７上の積層トレー２０は、下から２段目のトレ
ー２１がトレー供給部２内の係止具１１によって支承さ
れ、そこで昇降機７が降下することによって、下から１
段目と２段目の各トレー２１．２１の重ね係合が解除さ
れ、２段目以上のトレー２１．２１は上記係止具１１に
よって支承されると共に、１段目のトレー２１は昇降機
７上に位置してガイド５ａに支承され、昇降機７が更に
降下することによってトレー２１の積載を解除する。

上記係止具１１は第３図に示すように、トレー供給部２
の内部に爪部材を回動自在に設けて々す、この爪部材に
よってトレー２１の鍔部２２を支承するようにしである
。この爪部材に代えて、小型シリンダのロッドを出没自
在ならしめてトレー２１を支承することもでき、係止具
１１としては種々の機構を用いることができる。

上記ガイド５ａに支承されるトレー２１と対峙するトレ
ー供給部２の背面には、該トレー２１を送出する開口部
１０が設けられている。ガイド５ａは、第３図に示すよ
うに、横断面角筒状のトレー供給部２内における上記係
止具〕１の下方において、二つの板片が両側からトレー
２１をその鍔部２２を介して支承する。

上記ガイド５ａに支承される）ｌ／−２１は、送り側移
送機５によって開口部１０を通り製品取出入部３に横移
送される。移送機５は、トレー供給部２から製品取出入
部３にガイド５ａを設け、該ガイド５ａに挟持爪５Ｃを
備えだスライダ５ｂを摺動自在に設けて構成される。こ
の移送機５は、挟持爪５Ｃがトレー供給部２内のトレー
２１を挾持し、スライダ５ｂがガイド５ａを摺動し、上
記トレー２１を支持具１２上に載置することによって、
トレー供給部２から製品取出入部３へそのトレー２１を
移送せしめる。上記挟持爪５ｃは、昇降機７上のトレー
２１を挾持すると共に、微少持ち上げることによって、
次段トレー２１との重ね係合を解くようにすることもで
きる。スライダ５ｂは、モータによって自走することも
でき、もしくけチェーン・ワイヤ等によって牽引駆動さ
せることもできる。またはシリンダを設け、そのロッド
先端に吸着盤を備えて、各トレー２１を吸着牽引するこ
ともできる。

また、上記支持具１２は、製品取出入部３において対向
して水平内部に回動して出没する板片を備えてなり、二
つの板片が両側から突出することによりトレー２１をそ
の鍔部２２を介して支承し、板片が両列側に回動して引
込んでトレー２１の昇降通路を解放することによって、
支持具１２上のトレー２１は下方の連係昇降機８に載置
される。

オた支持具工２としては、小型シリンダのロッドを両側
部より内方に向けて出没自在に設けるようにすることも
できる。

上記製品取出入部３は、トレー供給部２に対応して装置
本体１の後部上面に設けられ、トレー２１が移送されて
セラとされると、第２図に示すように、ワークロボツ）
４０がトレー２１１；’ＨＣ製品を取入れ、もしくはト
レー２１内から製品を取出す作業を行なう。製品取出入
部３にかけるトレー２１は、移送機５によって進行方向
の位置出しがなされると共に、側部に設けた位置出し具
１３の押圧を受けることによって横方向の位置出しをも
適正に行なわれ、ワークロボット４ｏによる製品取扱い
作業が所定位置によって的確罠なされることとなる。製
品作業部においては、上記ワークロボット４０によらず
、作業者が直接トレー２１に対し製品取扱い作業を行な
うこともできる。

上記トレー２１け第６図に示すように、上面を開口した
偏平な容器状を呈してなり、上面四周に鍔部２２を設け
ると共に鍔部２２の四角に四部２３．２３を形成し、１
つ下面に段部２４を設けて、積層時に各上下間で重ね係
合をなし得て安定した積層状態を維持できるようにしで
ある。各トレー２１内には、搬送製品５ｏの外形に適応
させた発泡スチロール等にて形成した製品嵌合［２５ａ
を有する型枠２５を収納してあり、この型枠２５によっ
て各搬送製品５０の位置出しをなし得るようにして、ワ
ークロボット４０による作業の自動化を一層推進するよ
うにしである。上記型枠２５はトレー２１と一体成形す
ることもできる。なお上記トレー２１は、外形・深さ等
を自在に選定でき、一般のパレットもしくは金属、プラ
スチック容器等あらゆるものを使用することができる。

次に製品取出入部３において製品取扱い作業を受けたト
レー２１は、その鍔ｆ！Ｍ２２を支承している支持具１
２を解放することによって、下方の連係昇降機Ｂ上に載
置され、トレー排出部４に移送される。これと同時に製
品取出入部３内には、ガイド５ａ上に待機するトレー２
１が跡切れることなく移送され、同様にして製品取扱い
作業をワークロボット４０により受ける。上記のように
、支持具１２の解放動作によってトレー２１を簡易迅速
に次の位置に移すことができる。

上記トレー排出部４は、装置本体１内の前部と後部を後
述する受け側移送機６で連係することによって設けられ
、後部には、製品取出入部３からのトレー２１を積載し
て昇降し、該トレー２１を上記受は側移送機６に連係す
る連係昇降機８を設け、また前部には、上記移送機６に
よシ移送されるトレー２１を積載して昇降し、順次積層
する受け側昇降機９を設けてなる。

ここでトレー排出部４の前部と後部を連係する上記受は
側移送機６は、一定間隔を有して両側に渡架した二本の
回転ベル）６ａ、６ａをモーター等で回転せしめるチェ
ーンコンベアにて構成され、その一端はトレー排出部４
の後部、すなわち製品取出入部３の下方に位置し、第２
図及び第４図に示すように昇降機８を回転ベル）５ａ、
６ａ間で昇降自在とするように構成され、トレー２１を
載置した昇降機８が完全に降下すると、トレー２１は移
送機６の回転ベル）６ａ上に載置されることとなる。ま
た、この移送機６の他端はトレー排出部４の前部下方に
位置し、前述したと同様に受け側昇降機９が回転ベル）
ｆ）ａ　、　６ａ間で昇降自在に作動する。上紀移送機
６け、前述した送り側移送機５と同様にガイド上にスラ
イダを摺動自在に設けて構成することもでき、またシリ
ンダを設け、そのロッド先端に、吸着盤あるいは出没自
在な引掛は具を備えて、トレー２１を牽引することもで
きる。また、送り側移送機５を上記移送機６と同様に構
成することもできる。

移送機６の回転ベル）６ａの一端上に載置されたトレー
２１は、回転ベル）６ａの駆動によりその他端上に横移
送される。次いでこのトレー２１は、下に待機する受け
側昇降機９の上昇によって押し上げられ、係止具１４に
よって支承されて順次積層される。

上記係止具１４は第３図に示すように、トレー排出部４
の前部において上記係止具１１と同様、爪部材を回動自
在に設けてなり、この爪部材によってトレー２１の鍔部
２２を支承するようにしである。この爪部材に代えて、
小型シリンダのロッドを出没自在ならしめてトレー２１
を支承することもでき、係止具１４としては種々の機構
を用いることができる。

上記の如く順次トレー排出部４へ移送された各トレー２
１は、係止具１４によって支承され、常に最下段のトレ
ー２１が支承されることによって、積層状に収納される
。全てのトレー２１が上記作業を終えて再び積層トレー
２０として係止具１４上に支承されると、該積層トレー
２０は排出口１９から外部に搬出される。外部に搬出さ
れた積層トレー２０は、次の作業部に台車もしくはコン
ベア等によって移送される。

上記した実施例にシいては、トレー供給部２の上部正面
をトレー搬入口１８としたが、トレー供給部２の上面部
を搬入口として縦方向に積層トレー２０を搬入するよう
にしてもよい。また、搬入口１８を搬出口とし、搬出口
１９を搬入口として上記トレー２１の移送を下から上へ
と逆回転させることもでき、さらにはトレー排出部４を
装置本体１の後方に向かって設け、その後部を搬出口１
９とし積層トレー２０を装置本体】の後方に搬出するこ
ともできる。なお、実施例に卦いては、トレー排出部４
には連係昇降機８と受け側昇降機９の２つを設けたが、
連係昇降機８のみを設け、その上にてトレー２１を順次
積載して積層状にし、装置本体１の前方あるいは後方へ
搬出することもできる。

上記した送り側移送機５．受は側移送機６．送り側昇降
機７．連係昇降機８．受は側昇降機９゜係止具１１，１
４．支持具１２．及び位置出し具１３等は、制御部３０
からの指令によって相互に連係して連続的に動作するも
のである。

次に本実施例の作用について説明する。積層トレー２０
をトレー供給部２に搬入口１８より収納し、この積層ト
レー２０のうち１つのトレー２１をガイド５ａに支承さ
せると共に残りのトレー２１を係止具１１で支承させ、
ガイド５ａ上の１・１／−２１を移送機５が製品取出入
部３に移送して、ワークロボット４０が製品取出入部３
上のトレー２１に対し製品の積み込み・積み降し作業を
行なう。このトレー２１の作業中に次のトレー２１は製
品取出入部３に跡切れなく供給されるよう、ガイド５ａ
上に待機する。作業後のトレー２１はその鍔部２２を支
承する支持具１２を解放することによって、トレー排出
部４に排出されることとなり順に昇降機８上に積載され
てその下方の移送機６の一端上に移送され、次いで移送
機６によってトレー排出部４の前部に横移送される。さ
らに、このトレー２１は昇降機９によって上方に押し上
げられ、係止具１４によってその鍔部２２を支承される
。順次これらの作業を跡切れなく行ない、定められた個
数のトレー２１が係止具１４上に積層・支承されると、
その積層トレー２０は搬出口１９から外部に排出される
。ここで、最後のトレー２１が製品取扱い作業を受けて
いる間、次の積層トレー２０はトレー供給部２に収納さ
れ、跡切れなく製品取扱い作業を行なえるよう待機する
。

一方、上記した積層トレー２０は、実施例のように単に
トレー２１を積層するものの他、第７図に示すように積
層枠１７に収納して、該積層枠１７とともにトレー供給
部２に収めるようにしてもよい。この場合、積層枠１７
の内部に昇降機７が侵入して内部の積層トレー２０を昇
降制御する。

オた、上記した装置本体１を、一つのワークロボット４
０に対して二つ隣接して設けることによって、なお、一
層、タイムロスを軽減できる。

本発明は以上のように、装置本体に複数のトレーを積層
状に収納すると共に、各トレーを順次移送機によって製
品作業部に供給し排出するように構成したことから、簡
単な構造で自動的にトレーの製品作業部への供給と、１
つ作業後のトレー排出制御をなし得て、簡易に自動化シ
ステムの設置を可能ならしめることができる。しかもト
レー−１一方より製品作業部へ供給されて他方へ排出さ
れるので、次のトレーを製品作業部へ即座に供給できる
位置にそのトレーを待機させることができ、跡切れのな
いトレー供給をなし得て、トレーに対する製品取扱い作
業のｌイムロスを確実に解消し７、トレーによる製品搬
送の自動化を一層推進することができる。更にトレーを
供給するトレー供給部と製品取出入部とを一つの装置に
設けであることから、トレーの位置出しを移送機による
移送によって正確になし得て、製品取扱い作業を適正に
行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明トレー配送装置の斜視図、第２図は第１
図の要部縦断面図、第３図は第２図のＡＡ線断面図、第
４図は第２図のＢＢ線断面図、第５図は第２図の平面図
、第６図はトレーの斜視断面図、第７図は積層トレーの
他の実施例図でおム１・・・装置本体　２・・・トレー
供給部３・・・製品取出入部　４・・・トレー排出部５
．６・・・移送機　７，８．９・・・昇降機１０・・・
開口部　１１．１４・・・係止具１２・・・支持具　１
３・・・位置出し具２０・・・積層トレー　２１・・・
トレー３０・・・制御部　４０・・・ワークロボット出
願人　元田電子工業株式会社 す　リ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 任意の製品作業部所に設置してなる下記要件を備えたこ
   とを特徴とするトレー配送装置。 （イ）　複数のトレーを積層してなる積層トレーを収納
   するトレー供給部と、該トレー供給部から移送されるト
   レーを設置せしめる製品取出入部と、該製品取出入部か
   ら移送されるトレーを積層して排出するトレー排出部と
   をそれぞれ装置本体に設ける。 （ロ）　トレー供給部には、各トレーを順次積載して昇
   降する昇降機と、該昇降機に連係して各トレーを製品取
   出入部に移送する移送機を設ける。 （ハ）製品取出入部には、トレー供給部よシ順次移送さ
   れるトレーを解除自在に支承する支持具を設ける。 に）　トレー排出部には、製品取扱い作業後のトレーを
   積載して昇降する昇降機と、該昇降機に連係してトレー
   を移送する移送機を設ける。