JPH0791728A - 消音チャンバー - Google Patents

消音チャンバー

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JPH0791728A
JPH0791728A JP5254975A JP25497593A JPH0791728A JP H0791728 A JPH0791728 A JP H0791728A JP 5254975 A JP5254975 A JP 5254975A JP 25497593 A JP25497593 A JP 25497593A JP H0791728 A JPH0791728 A JP H0791728A
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JP
Japan
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sound deadening
sound
wall
blower
outlet
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Pending
Application number
JP5254975A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Fukuto
正明 服藤
Mutsuo Fukuoka
睦男 福岡
Norihisa Taniyama
典央 谷山
Haruhiko Matsuda
晴彦 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い消音機能を有すると共に、損失抵抗の小
さい消音チャンバーを提供する。 【構成】 筐体の各内面に、適切な防音機構を付設した
消音壁を形成する。さらにこの筐体の底面壁5の開口部
6に空気調和機1の吹出口3を連接し、前面壁7に吐出
口8を設ける。また吹出口3の前面壁側及び対面側の天
井11の近傍に、それぞれ選択可能な周波数特性を有す
る消音板を形成する。これにより送風機の吹出音は、周
波数の広い領域で抑制消音すると共に、空気流は背面壁
内面に沿う流出通路が形成でき、一層消音が促進され、
かつ吹出口での渦発生による損失抵抗の増加も抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和用の空気を供
給する空気調和機に連接して、空気供給時に該空気調和
機より発生する騒音を確実に消去でき、かつ損失抵抗の
小さい消音チャンバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機に連接する消音チャン
バーは、公知例として実開昭63−101628号公報
に記載の如く、消音チャンバーの送風通路内に、種々の
遮音板や吸音材で屈曲した送風通路を形成し、これによ
り所要の消音を行うようにしている。また、従来一般の
具体例として図3に示すように、空気調和機1に内蔵す
る送風機2の吹出口3を該底面壁5の開口部6に連接
し、前面壁7に吐出口8を有するよう消音チャンバー4
が構成される。そしてその構造の詳細を図4に示す。こ
の従来一般の消音チャンバーは、前述の底面壁5,前面
壁7の他、前面壁7の対面にある背面壁9,側面壁1
0,天井壁11で構成され、各壁の内面には25〜50
mm厚さ程度の吸音材12を被装する等の適当な防音機
構が付設された吸音壁で形成された筐体である。送風機
2からの吹出空気流Aは、送風機2のノーズ13側壁体
14近傍の低速領域Bから反ノーズ側壁体15近傍の高
速領域Cに漸増する速度分布をなしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって送風機吹出
口3から消音チャンバーの前・背面壁7と9の吸音壁内
面空間に空気を吹き出す場合、急拡大による渦流れ16
と17を生じ、とくに高速領域B側には強い渦流れ16
が発生することになる。このため損失抵抗が増加すると
共に、空気流Aは渦流れ16と17の強さの差により、
空気流速度は平均化され、吐出口8への流出通路Dは短
くなり、よって滞流時間は短く、このため消音効果が減
少する問題があった。また送風機2の突部18が前面壁
7より出る場合には、空気調和機2の奥行寸法が必要と
なり、製品寸法の大型化を招くことになる。
【0004】本発明は、上記技術の問題点を解決するた
め、高い消音機能を有すると共に、損失抵抗の小さい消
音チャンバーを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、筐体の各内面に適当な防音機
能を付設して消音壁を形成し、該筐体の底面壁の開口部
に空気調和機に内蔵する送風機の吹出口を連接すると共
に、前面壁に吐出口を有する消音チャンバーにおいて、
前記送風機吹出口のノーズ側壁体と前面壁間及び対面側
の天井壁近傍に、それぞれ適切な周波数特性を有する消
音板を構成すると共に、上記送風機の反ノーズ側壁体を
背面壁内面に近接して配設することを要旨とする。
【0006】
【作用】筐体の各内面に適当な防音機能を付設して消音
壁を形成し、該筐体の底面壁の開口部に空気調和機に内
蔵する送風機の吹出口を連接すると共に、前面壁に吐出
口を有する消音チャンバーにおいて、前記送風機吹出口
のノーズ側壁体と前面壁間及び対面側の天井壁近傍に、
それぞれ適切な周波数特性を有する消音板を構成すると
共に、上記送風機の反ノーズ側壁体を背面壁内面に近接
して配設する。このような構造を有する消音チャンバー
を、空気調和機の吹出口に連接して使用することによ
り、送風機吹出部の消音チャンバー内の送風通路を、そ
れぞれ周波数特性の異なる消音板で形成してあるので、
送風機の吹出音は、周波数の広い領域で抑制消音すると
共に、前記送風機の反ノーズ側壁体を背面壁内面に近接
配置するため、空気流は背面壁内面に沿う流出通路が形
成でき、一層消音が促進され、かつ吹出口での渦発生に
よる損失抵抗の増加も抑制される。
【0007】
【実施例】以下本発明消音チャンバーを図示の実施例に
基づいて説明する。図において1は空気調和機で、この
空気調和機1内には所要の送風機2を内蔵すると共にそ
の吹出口3を、空気調和機1に連接される消音チャンバ
ー4の底面壁5の開口部6に連接し、そしてこの消音チ
ャンバー4の前面壁7に吐出口8を形成する。
【0008】更にこの消音チャンバー4の具体的構造を
図1に基づき詳述すると、消音チャンバーの内面には吸
音材が配設されており、消音チャンバーの背面壁9の吸
音材12の内面と、送風機2の反ノーズ側壁体15とを
略一致させて構成する。このため、従来背面壁内に沿っ
た反ノーズ側壁体15との空間で発生していた強い渦流
れ16が消滅し、損失抵抗を減じさせることができると
共に、反ノーズ側壁体15の吹出口3を出た直後の高速
領域Cの空気速度が保持されるため、吹出口3の延長線
上にある流出通路Dは吸音材12内面に沿った対流時間
の長い通路となって消音効果が増加するものとなる。
【0009】また、図示のように前記送風機吹出口3の
ノーズ側壁体14と前面壁7との空間部に、多数の小孔
19hを穿孔し、直角形状等に折曲形成した多孔板、す
なわちパンチングメタル19を該両端を底面壁5及び前
面壁7に固定してある。該パンチングメタル19は小孔
19hの開口率を小さくすれば共鳴板となり、開口率を
大きくすると共に、背面内部に吸音材20を付設して空
気層21付の吸音板とすることもできる消音板である。
【0010】さらに送風機2の吹出口3の対面側で天井
11近傍に小孔22hを穿孔したパンチングメタル22
を配設している。該パンチングメタル22,背面内部の
吸音材23,空気層24は、前述のパンチングメタル1
9,吸音材20,空気層21と同様の機能を有する消音
板を形成し、該両消音板で流出通路DはL字形通路を構
成している。
【0011】従って上述のごとく構成する消音チャンバ
ーにおいて、減音量の周波数特性を図2に示す。同図の
(a)は図4に示す従来一般の消音チャンバーの減音特性
例であり、(b),(C)が本発明に関する実施例の減音特性
図である。(b)はパンチングメタル22を開口率約10
%の共鳴板とし、一方パンチングメタル19は開口率約
50%で吸音材20の厚さ25mm程度の吸音板とした
場合の特性例で、約250HZ以下の低周波数領域で減
音特性の改善ができる。
【0012】また(c)は、パンチングメタル22も19
と同じ吸音板とした場合で、約500HZ以上の中・高
周波数領域で減音特性の改善ができる。上記の如くパン
チングメタル19,22はそれぞれ周波数特性を選択で
きる消音板としたので、送風機の吹出音は周波数の広い
領域で抑制消音することができるものである。
【0013】一方前記送風機2の反ノーズ側壁体15
は、背面壁9に付設した吸音材12の内面に近接配置
し、かつ前記パンチングメタル19を送風機2のノーズ
側壁体14に略一致した25の位置で固定することによ
り、従来送風機2の吹出口近傍に発生する渦流れ16,
17が抑制でき、よって損失抵抗を減じさせることがで
きると共に、高速領域Cの空気速度が保持されるため、
流出通路Dは吸音材12内面に沿った滞留時間の長い通
路となって、消音効果が一層助長されるものである。
【0014】またパンチングメタル19を吐出口下端部
26,パンチングメタル22を吐出口上端部27にそれ
ぞれ略一致して配設固定するので、吸音効果を低下する
ことなく吐出口8での空気流の縮流損失が軽減でき、損
失抵抗の小さい消音チャンバーが提供できるものであ
る。
【0015】なお、上記説明では、空気調和機の吹出口
を送風機吹出口と一致させて取り付けた実施例で説明し
たが、両吹出口を分離し、空気調和機の吹出口に消音チ
ャンバーの開口部を連設した場合も、上記と同様の作用
・効果を有するものである。
【0016】
【発明の効果】本発明消音チャンバーは、筐体の各内面
に、適切な防音機構を付設した消音壁を形成し、該筐体
の底面壁の開口部に空気調和機の吹出口を連接し、前面
壁に吐出口を有する消音チャンバーにおいて、吹出口の
前面壁側及び対面側の天井近傍に、それぞれ選択可能な
周波数特性を有する消音板を形成したので、送風機の吹
出音は周波数の広い領域で抑制消音することができる。
また、送風機吹出口の反ノーズ側壁体を背面壁に付設す
る吸音材内面に近接すると共に、ノーズ側壁体を消音板
固定部に略一致して固定してあるので、吹出口での空気
流の拡大損失が軽減できる。さらに、各消音板の前面壁
側固定を、吐出口上下端部と略一致して固定してあるの
で、吐出口での空気流の縮流損失も軽減できる。すなわ
ち送風機吹出口から消音チャンバー吐出口までの流出通
路において、消音板より拡大・縮小の少ない通路を構成
したので、送風機の吹出音を確実に消音した、静かな空
気を小さな動力で送給することができる等数々の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る消音チャンバーの実施の様態を例
示した断面詳細図である。
【図2】減音量の周波数特性例図である。
【図3】従来一般の消音チャンバーの正面図である。
【図4】図3に示す公知例の断面詳細図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 送風機 3 送風機吹出口 4 消音チャンバー 5 底面壁 8 消音チャンバー吐出口 9 背面壁 12 吸音材 14 ノーズ側壁体 15 反ノーズ側壁体 16,17 渦流れ 19,22 パンチングメタル A 吹出空気流 B 低速領域 C 高速領域 D 流出通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 晴彦 大阪府茨木市東太田4丁目5番11号 日立 冷熱株式会社茨木工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の各内面に、適切な防音機構を付設
    した消音壁を形成し、該筐体の底面壁の開口部に空気調
    和機の吹出口を連接し、前面壁に吐出口を有する消音チ
    ャンバーにおいて、吹出口の前面壁側及び対面側の天井
    近傍に、それぞれ選択可能な周波数特性を有する消音板
    を形成してなる消音チャンバー。
  2. 【請求項2】 空気調和機の吹出口を空気調和機に内蔵
    する送風機の吹出口に一致させ、取り付けた請求項1記
    載の消音チャンバー。
  3. 【請求項3】 各消音板を選択可能な開口率を有するパ
    ンチングメタルで構成した請求項1記載の消音チャンバ
    ー。
  4. 【請求項4】 各消音板を二つの異なる周波数特性を有
    する消音板で構成してなる請求項1記載の消音チャンバ
    ー。
  5. 【請求項5】 吹出口後面を、背面壁に付設する吸音材
    内面に近接配置すると共に、吹出口前面と消音板固定位
    置を略一致して固定する請求項1記載の消音チャンバ
    ー。
  6. 【請求項6】 吹出口後面を、送風機の反ノーズ側壁体
    とし、吹出口前面をノーズ側壁体とした請求項5記載の
    消音チャンバー。
  7. 【請求項7】 各消音板をそれぞれ消音チャンバー吐出
    口の上下端高さに略一致して固定する請求項1記載の消
    音チャンバー。
JP5254975A 1993-09-17 1993-09-17 消音チャンバー Pending JPH0791728A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170739A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Kumagai Gumi Co Ltd ダクト部品
JP2007170737A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Kumagai Gumi Co Ltd ダクト部品
JP2009127890A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2014059520A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Osaka Gas Co Ltd 騒音抑制方法及び屋外機

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JP2007170737A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Kumagai Gumi Co Ltd ダクト部品
JP2009127890A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
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