JPH074733A - 消音型換気グリル - Google Patents

消音型換気グリル

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Publication number
JPH074733A
JPH074733A JP5147518A JP14751893A JPH074733A JP H074733 A JPH074733 A JP H074733A JP 5147518 A JP5147518 A JP 5147518A JP 14751893 A JP14751893 A JP 14751893A JP H074733 A JPH074733 A JP H074733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
chamber
ventilation
inner panel
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP5147518A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsunori Okada
鉄則 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH074733A publication Critical patent/JPH074733A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音の減衰と快適な吹出流の供給を可能にす
る消音型換気グリルを得ることを目的とする。 【構成】 側壁の一方に換気ダクト20が接続される接
続口22、下面にグリル25が装着されるグリル装着開
口部23とからなる消音チャンバ24内に接続口22と
グリル装着開口部23間の通風路31を形成する穴29
付きの風向板28を逆L字状に形成する。そして、この
風向板28と消音チャンバ24の内面に吸音材32を装
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、消音チャンバとこれ
に装着され、室内の換気口を形成するグリルとからなる
消音型換気グリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】第3図は例えば実開平3−67952号
公報に示された従来の消音型換気グリルを示す取付断面
図であり、図において1は消音型換気グリル2を構成す
る消音チャンバで、一側に換気ダクト3と接続する接続
口4を有し、下面側にグリル装着開口部5を有する。5
aはグリルで、上記消音チャンバ1のグリル装着開口部
5に装着され、室内の換気口を形成する。
【0003】消音チャンバ1は、角形の下部の開放した
箱型に形成され、その内部には接続口4の内側開口部と
グリル装着開口部5との間を流れる換気流をグリル装着
開口部5側へ案内する風向板6が対角線とほぼ平行に斜
めに設けられている。風向板6には小さな穴7が複数開
けられていて、風向板6の背後に消音チャンバの外殻と
で形成された三角柱状の背面空気層8に通じている。ま
た、風向板6は消音チャンバ1の幅一杯に設けられ、風
向板6と接続口4側の内面及び両側内面とにより区画さ
れた通風路が消音チャンバ1内に形成されている。この
通風路にはその内面に吸音材9が内張りされている。1
0は消音型換気グリル2を天井材11より吊り下げる吊
りボルト、12は吊り金具、13は天井である。
【0004】従来の消音型換気グリルは上記のように構
成され、図3に示すように消音チャンバ1に接続口4か
ら流れ込む送風機(図示せず)からの空気流は消音チャ
ンバ1内で方向を90゜変えられてグリル5aから室内
へ吹き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の消
音型換気グリルでは、消音チャンバ1内での風向きの変
化が風向板6により円滑に進行し、乱流による騒音も発
生しないようになるうえ風向板6の背後の背面空気層8
が吸音材9を抜け風向板6の穴7から通り抜けた低周波
騒音を減衰させることになる。しかし、風向板6が斜状
に構成されていることにより、騒音が風向板6により反
射と拡大作用を受け上記効果が充分に達せられず、グリ
ル5aより室内へ騒音が入るという課題があった。
【0006】また、グリル5aの形状から空気流の吐出
方向がほぼ真下に流れるため、室内にいる人に不快感を
与えるという課題もあった。
【0007】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、消音チャンバが騒音源となることがなく、
騒音を減衰させ消音機能に優れるとともに、人に不快感
を与えない吐出機能を有するグリルを備えた消音型換気
グリルを得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る消音型換
気グリルは、一側に換気ダクトと接続する接続口を有
し、下面側にグリル装着開口部を有する消音チャンバ
と、この消音チャンバのグリル装着開口部に装着され、
室内の換気口を形成するグリルとからなり、上記消音チ
ャンバには、その内部に上記接続口の開口部と上記グリ
ル装着開口部との間を流れる換気流を接続口の開口部側
またはグリル装着開口部側へ案内する穴付きの風向板
を、消音チャンバの外穀との間に空気層を形成するよう
に逆L字状に設けるとともに、上記風向板と消音チャン
バの内面とで形成される通風路部分にはその内面に吸音
材を装着したものである。
【0009】また、グリルを互いにほぼ同一面に位置す
る内パネルおよびこの内パネルとの間に送風口を設け、
リブにより内パネルに連設された外パネルとより構成
し、この外パネルの内周より上記内パネル側へ消音チャ
ンバ側を高とする傾斜部からなるガイドを延設するとと
もに、内パネルに裏面に吸音材を装着したものである。
【0010】
【作用】第1の発明においては、送風機等からの騒音が
消音チャンバ内の逆L字状の風向板にて形成される通風
路の対向する内壁に衝突することにて吸音され、消音チ
ャンバ内の反射、拡大作用が無くなり、確実に騒音の減
衰ができる。さらに、逆L字状風向板と消音チャンバと
で構成された背面空気層により、吸音材を抜け風向板の
穴から通り抜けた低周波騒音を減衰させることができ
る。
【0011】また、第2の発明においては外パネルのガ
イドにより吐出流の吐出方向が斜めになり、製品の真下
に直接吐出されることがないとともに、吐出風量の均一
化が図れる。さらに、内パネルの吸音材にて騒音の減衰
が図れ、内パネルと外パネルとの位置がほぼ同一に構成
されていることにて、美観性がよくなる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す図であり、
図において21は消音型換気グリルで、一側に換気ダク
ト20と接続する接続口22を有し、下面側にグリル装
着開口部23を有する消音チャンバ24と、この消音チ
ャンバのグリル装着開口部23に装着され、室内の換気
口を形成するグリル25とからなる。消音チャンバ24
は、接続口22と対向する側壁が途中から接続口22側
を高とする第1の傾斜部26を天板27との間に設けた
略五角形の下部を開放した箱体よりなる。そして、その
内部には接続口22の内側開口部とグリル装着開口部2
3との間を流れる換気流をグリル装着開口部23側へ案
内する風向板28が設けられている。
【0013】この風向板は、上記第1の傾斜部26の上
部から下部へと連設され、第1の傾斜部26との間に三
角形を形成する逆L字状よりなり、小さな穴29が複数
開けられ風向きをグリル装着開口部23側へ変えるため
のものである。なお、風向板28の背部には消音チャン
バ24の外殻とで形成された三角柱状の背面空気層30
を形成している。風向板28は消音チャンバ24の幅一
杯に設けられ、接続口22の内面および両側内面とによ
り区画された通風路31が消音チャンバ24内に形成さ
れている。この通風路には、例えばウレタンフォームか
らなる吸音材32が内張りされている。33はグリル装
着開口部23に設けられたグリル取付フランジで、ねじ
穴(図示せず)が設けられている。
【0014】グリル25は美観性を良くする為互いにほ
ぼ同一面に位置する内パネル34と、この内パネルとの
間に送風口35を設けて所定間隔に配設されたリブ39
にて内パネル34に連設された外パネル36とよりな
る。なお、その詳細は図1に示すように外パネル36の
内周より内パネル34側へ消音チャンバ24側を高とす
る第2の傾斜部37にて延設されたガイド38を設け、
このガイド38に所定間隔に複数個設けられたリブ39
が内パネル34に連設されてなる。また、内パネル34
の裏面にも吸音材32が内張りされている。40は上記
ガイド38に設けられたグリル取付部で、止め穴41を
有し四箇所よりなる。42は吊りボルト、43は天井、
44は天井裏部材、45は軽天枠、46はグリル取付フ
ランジ33にグリル25をグリル取付部40を介し装着
するねじである。
【0015】上記のように構成された実施例1における
消音型換気グリルにおいて、その取り付けは、天井裏部
材44からの吊りボルト42と天井43を支える軽天枠
45とにより消音チャンバ24が固定される。次に、消
音チャンバ24の接続口22に換気ダクト20が接続さ
れ、この接続部分には風もれの無いようにテープ等にて
シールされる。そして、グリル装着開口部23にねじ4
6にてグリル25を装着する。さらに、上記換気ダクト
20へ送風する送風機(図示せず)は換気ダクト20を
介して屋外取入口(図示せず)に連絡されている。そし
て、送風機の運転により屋外から空気が吸い込まれ、消
音型換気グリル21から室内へ図示矢印に示すような空
気の流れにより給気される(ただし、室内の空気を吸い
込んで屋外へ排気する図例とは空気の流れが反対の場合
もある)。
【0016】これにより、送風機からの空気流は消音チ
ャンバ24内にて方向を90゜変えられてグリル25か
ら室内へ吹き出される。この場合、送風機の運転音およ
び換気ダクト20内を空気が通過する時に発生する騒音
は通風路31の対向する内壁に衝突することにて穴29
付風向板28、背面空気層30および吸音材32により
吸音され、低減される。特に、従来例であった消音チャ
ンバ24内での騒音の反射、拡大作用が無くなる。さら
に、風向板28の背後の背面空気層30は、吸音材32
を通過し、穴29を抜けた低周波騒音を減衰させる働き
をする。
【0017】また、グリル25のガイド38構造により
グリル25周辺からの吐出風量が均一化される。さら
に、吐出方向も斜め方向となり製品の真下に吐出され
ず、真下の人に不快感を与えることがなくなり、吐出風
速の最適ポイントである天井43面から下方1.2m付
近の風速が0.5m/s以下が確保できる。また、内パ
ネル34と外パネル36が互いにほぼ同一面に位置する
ことにより美観性が向上される。
【0018】実施例2.上記実施例1においては消音チ
ャンバ24の外形を第1の傾斜部26を有する略五角形
にて形成したが、図2に示すように四角形でもよく、背
面空気層30が形成されることにより、上記実施例と同
様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、一側に
換気ダクトと接続する接続口を有し、下面側にグリル装
着開口部を有する消音チャンバと、この消音チャンバの
グリル装着開口部に装着され、室内の換気口を形成する
グリルとからなり、上記消音チャンバには、その内部に
上記接続口の開口部と上記グリル装着開口部との間を流
れる換気流を接続口の開口部側またはグリル装着開口部
側へ案内する穴付きの風向板を、消音チャンバの外穀と
の間に空気層を形成するように逆L字状に設けるととも
に、上記風向板と消音チャンバの内面とで形成される通
風路部分にはその内面に吸音材を装着したことにより、
送風機、換気ダクトよりの騒音が消音チャンバ内にて反
射、拡大されることがなく、減衰させることができる。
【0020】また、グリルを互いにほぼ同一面に位置す
る内パネルおよびこの内パネルとの間に送風口を設け、
リブにより内パネルに連設された外パネルとより構成
し、この外パネルの内周より上記内パネル側へ消音チャ
ンバ側を高とする傾斜部からなるガイドを延設するとと
もに、内パネルに裏面に吸音材を装着したことより、室
内への吐出風量の均一化が図れ、さらに吐出方向にて居
住者に不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す取付断面図とグリル
の下平面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す取付断面図である。
【図3】従来の消音型換気グリルを示す取付断面図であ
る。
【符号の説明】
20 換気ダクト 21 消音型換気グリル 22 接続口 23 グリル装着開口部 24 消音チャンバ 25 グリル 28 風向板 29 穴 31 通風路 32 吸音材 34 内パネル 35 送風口 36 外パネル 37 第2の傾斜部 38 ガイド
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この風向板は、上記第1の傾斜部26の上
部から下部へと連設され、第1の傾斜部26との間に三
角形を形成する逆L字状よりなり、小さな穴29が複数
開けられ風向きをグリル装着開口部23側へ変えるため
のものである。なお、風向板28の背部には消音チャン
バ24の外殻とで形成された三角柱状の背面空気層30
を形成している。風向板28は消音チャンバ24のほぼ
幅一杯に設けられ、接続口22の内面および両側内面と
により区画された通風路31が消音チャンバ24内に形
成されている。この通風路には、例えばウレタンフォー
ムからなる吸音材32が内張りされている。33はグリ
ル装着開口部23に設けられたグリル取付フランジで、
ねじ穴(図示せず)が設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、グリル25のガイド38構造により
グリル25周辺からの吐出風量が均一化される。さら
に、吐出方向も斜め方向となりグリルの真下に吐出され
ず、真下の人に不快感を与えることがなくなり、吐出風
速の最適ポイントである天井43面から下方1.2m付
近の風速が0.5m/s以下が確保できる。また、内パ
ネル34と外パネル36が互いにほぼ同一面に位置する
ことにより美観性が向上される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に換気ダクトと接続する接続口を有
    し、下面側にグリル装着開口部を有する消音チャンバ
    と、この消音チャンバのグリル装着開口部に装着され、
    室内の換気口を形成するグリルとからなり、上記消音チ
    ャンバには、その内部に上記接続口の開口部と上記グリ
    ル装着開口部との間を流れる換気流を接続口の開口部側
    またはグリル装着開口部側へ案内する穴付きの風向板
    を、消音チャンバの外穀との間に空気層を形成するよう
    に逆L字状に設けるとともに、上記風向板と消音チャン
    バの内面とで形成される通風路部分にはその内面に吸音
    材を装着したことを特徴とする消音型換気グリル。
  2. 【請求項2】 グリルを互いにほぼ同一面に位置する内
    パネルおよびこの内パネルとの間に送風口を設け、リブ
    により内パネルに連設された外パネルとより構成し、こ
    の外パネルの内周より上記内パネル側へ消音チャンバ側
    を高とする傾斜部からなるガイドを延設するとともに、
    内パネルに裏面に吸音材を装着したことを特徴とする請
    求項1に記載の消音型換気グリル。
JP5147518A 1993-06-18 1993-06-18 消音型換気グリル Pending JPH074733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5147518A JPH074733A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 消音型換気グリル

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JP5147518A JPH074733A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 消音型換気グリル

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JPH074733A true JPH074733A (ja) 1995-01-10

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ID=15432150

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JP5147518A Pending JPH074733A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 消音型換気グリル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004053102A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Daikin Ind Ltd 空気吹出ユニット
NL2000603C2 (nl) * 2007-04-23 2008-10-24 Navos Holding B V Luchtplenum.
BE1022991B1 (nl) * 2015-08-17 2016-10-27 Grada International Nv Aansluitkraag voor een plenumdoos

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