JP2504940Y2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2504940Y2
JP2504940Y2 JP1990040307U JP4030790U JP2504940Y2 JP 2504940 Y2 JP2504940 Y2 JP 2504940Y2 JP 1990040307 U JP1990040307 U JP 1990040307U JP 4030790 U JP4030790 U JP 4030790U JP 2504940 Y2 JP2504940 Y2 JP 2504940Y2
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JP
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bell mouth
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suction
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JP1990040307U
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義巳 岩村
恵一 長谷川
靖 中込
憲 森主
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、天井等に取付けられ吸込んだ室内空気を
換気ダクトを通じて室外へ排気する換気装置に関するも
のである。
[従来の技術] 第5図は例えば実開昭59-49827号公報に示された従来
の換気装置である。即ち、下面を吸込み側として開放し
た開口面と一側に排気口1をもつ箱形の本体2内には、
その上面側に多翼送風機3が組込まれている。多翼送風
機3のモータ4は本体2内を上下に二分する状態に取付
けられた吸込ベルマウス5に対して取付けられている。
本体2の開口面には飾りグリル9を介してこれをふさぐ
状態に、本体2の開口面との間に所定の間隔を保ってパ
ネル状のグリル10が着脱可能に取付けられている。
上記構成の換気装置は、多翼送風機3の運転によりグ
リル10の外周部から室内空気が本体2内へ吸込まれる。
本体2内へ吸込まれた室内空気は、吸込ベルマウス5を
通じて多翼送風機3に吸込まれ、本体2の排気口1から
換気ダクトを通じて室外へ排気されることになる。
なお吸気用の多翼送風機を併設した吸排気式の換気装
置もあるが、通風路が二系統になっている点を除けば基
本的な構成は上述のものと変わらない。
[考案が解決しようとする課題] 従来の換気装置においては、グリル10の外周部から吸
込まれる空気の風速が本体2内に至り減速され、この部
分での風の流れに円滑さを欠くことにより発生する騒音
に多翼送風機3の騒音も加わり、静粛性が低いといった
解決すべき課題を含んでいる。
この考案はかかる従来の課題を解決するためになされ
たもので、静粛性を高めることを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この考案は、被取付面側が開口し、一側に排気口を有
する本体と、この本体に設けられ、排気口へ室内から吸
い込んだ空気を排気する排気手段と、被取付面近傍から
排気手段側へ連続し、この排気手段側ほど径小であり、
排気手段へ室内空気を案内する風路を形成するベルマウ
スと、被取付面よりも室内側に所定の間隔をおいて設け
られ、本体に対向するパネルと、ベルマウスが風路を形
成している面とは逆の面を覆い、このベルマウスとの間
に風路を囲む空気層を形成する部材と、パネルとベルマ
ウスとの間に介在し、その裾がパネルから立ち上がり、
本体側ほど径小であり、ベルマウスと対向する面が風路
の他の一面を形成し、パネルとの間に空気層を形成する
案内部材とを備えたものである。
また、空気層に空気層をいくつかに分割する遮音板を
介在させたものである。
[作用] この考案の換気装置においては、ベルマウスが風路を
形成している面とは逆の面を覆う部材がベルマウスとの
間に風路を囲む空気層を形成するから、この空気層で本
体内に発生する音が減衰され、さらに案内部材とパネル
との間の空気層により一層減衰されるから、室内側へ本
体側からの騒音が伝わりにくくなる。その上、案内部材
がベルマウスとともに室内空気をスムーズに流入させう
る風路を構成するから、流入による騒音の発生も減少さ
せうる。
また、空気層を遮音板で分割したものでは、分割され
た空気層間での音の伝達が遮音板で規制されることにな
る。
[実施例] 第1図と第2図はこの考案による換気装置の一実施例
を示す断面図と要部の平面図で、第3図と第4図は他の
実施例を示す換気装置の断面図である。初めに第1図及
び第2図に示した換気装置について説明すると、この換
気装置は排気専用(吸排気式のものもある)で、下面を
吸込み側として開放した開口面と一側に排気口1をもつ
箱形の本体2内には、その上面側に吸込口を開口面に向
けて多翼送風機3が組込まれている。多翼送風機3のモ
ータ4は本体2の天部に取付けられ、その回転軸は本体
2内に下向きに延びている。多翼送風機3の吸込口近傍
には本体2内を上下に二分する状態に吸込ベルマウス5
が取付けられている。この吸込ベルマウス5はその吸込
口構造以外の部分が平板構成で、吸込口構造は適当な曲
率半径で多翼送風機3の吸込口に向かって絞られた筒構
造で、その吸込外径線は図におけるAで示してある。本
体2の開口面にはこれをふさぐ状態に多孔質の吸音材で
形成された吸音ベルマウス6が吸込ベルマウス5に併行
して装着されている。吸音ベルマウス6は吸込ベルマウ
ス5と同軸線上に吸込口構造をもち、吸込口構造以外の
部分は平板構成となっている。吸音ベルマウス6の吸込
口構造は、本体2の開口面の一辺に内接する円(吸込外
径B)と吸込ベルマウス5の吸込曲面の始まる点(吸込
外径線A)とを結ぶ曲面で形成され、曲率半径は吸込ベ
ルマウス5より大きく形成されている。吸音ベルマウス
6の吸込口構造の吸込内径部分は吸込ベルマウス5の吸
込外径部分に当接していて、吸込ベルマウス5と吸音ベ
ルマウス6との間には密閉された背面空気層7が形成さ
れている。本体2の開口面の周囲に形成され取付フラン
ジ8には飾りグリル9が装着され、この飾りグリル9を
介して本体2の開口面をふさぐ状態に、本体2の開口面
との間に所定の間隔を保ってパネル10が取付けられてい
る。このパネル10の背面には、上記吸音ベルマウス6の
吸込口構造に先端側が入り込み、吸音ベルマウス6とと
もに吸込ベルマウス5に連通する吸音風路11を形成する
多孔質の吸音材よりなる中空の円錐形状の吸音案内部材
12が固定されている。この吸音案内部材12と吸音ベルマ
ウス6とにより形成される吸音風路11は、外周部から吸
込ベルマウス5に至るまでその断面積が一定もしくは漸
減している。吸音案内部材12とパネル10との間には密閉
された背面空気層13が形成されている。
上記構成の換気装置において、多翼送風機3を運転さ
せるとパネル10の外周部から室内空気が吸音風路11を通
って本体2内へ吸込まれ、さらに吸込ベルマウス5経て
多翼送風機3に吸込まれ、本体2の排気口1から換気ダ
クトを通じて室外へ排気されることになる。吸音風路11
は吸込ベルマウス5に向かって断面積が一定又は漸減す
る構成であるので、この部分を流れる空気流は減速され
ず円滑に吸込ベルマウス5の吸込口構造に吸込まれ送風
性能が向上し、騒音の発生も少なくなるうえ、吸音材で
構成されているので発生騒音も吸音され減衰される。ま
た多翼送風機3の発生する騒音も吸音ベルマウス6と吸
音案内部材12及び二層の背面空気層7,13により吸音され
減衰されるので、低騒音で静粛性の高いものとなる。
第3図は上記実施例の各背面空気層7,13にそれぞれこ
れを上下に二分する状態に鋼板製の遮音板14,15を設け
た他の実施例を示したもので、遮音板14,15により背面
空気層7,13の容積を調整できる特徴がある。即ち、前例
のものより高い周波数の騒音を遮蔽できるようになり、
しかも遮音すべき周波数に応じて背面空気層7,13の容積
を調整することができる。
さらに第4図は第1図により示した実施例のもののパ
ネル10前面の吸音案内部材12の装着部分に照明器16を組
付けたものである。照明器16の発生する熱は吸音案内部
材12に通気性があるので内部にこもることはない。
[考案の効果] 以上のようにこの考案の換気装置によれば、ベルマウ
スが風路を形成している面とは逆の面を覆う部材がベル
マウスとの間に風路を囲む空気層を形成するから、この
空気層が本体内で発生する音を減衰させ、さらに案内部
材とパネルとの間の空気層により一層減衰されるから、
室内側へ本体側からの騒音が伝わりにくくなる。その
上、案内部材がベルマウスとともに室内空気をスムーズ
に流入させうる風路を構成するから、流入による騒音の
発生も減少するので、換気装置の清粛性を高めることが
できる。
また、空気層を遮音板でいくつかに分割したもので
は、分割された空気層間での音の伝達がさらに遮音板で
規制されることになり、換気装置の清粛性を一層高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による換気装置の一実施例を示す断面
図、第2図は同じくパネルを外した状態の要部の平面
図、第3図と第4図はそれぞれ他の実施例を示す換気装
置の断面図、第5図は従来例としての換気装置の断面図
である。図において、2は本体、3は多翼送風機、5は
吸込ベルマウス、6は吸音ベルマウス、7,13は背面空気
層、10はパネル、11は吸音風路、12は吸音案内部材、1
4,15は遮音板である。なお、図中同一符号は、同一又は
相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森主 憲 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社中央研究所内 (56)参考文献 実開 昭61−172932(JP,U) 実開 平2−103639(JP,U) 特公 昭30−6836(JP,B1) 実公 昭46−27855(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付面側が開口し、一側に排気口を有す
    る本体と、この本体に設けられ、上記排気口へ室内から
    吸い込んだ空気を排気する排気手段と、上記被取付面近
    傍から上記排気手段側へ連続し、この排気手段側ほど径
    小であり、上記排気手段へ室内空気を案内する風路を形
    成するベルマウスと、上記被取付面よりも室内側に所定
    の間隔をおいて設けられ、上記本体に対向するパネル
    と、上記ベルマウスが風路を形成している面とは逆の面
    を覆い、このベルマウスとの間に上記風路を囲む空気層
    を形成する部材と、上記パネルと上記ベルマウスとの間
    に介在し、その裾が上記パネルから立ち上がり、本体側
    ほど径小であり、上記ベルマウスと対向する面が上記風
    路の他の一面を形成し、上記パネルとの間に空気層を形
    成する案内部材とを備えた換気装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の換気装置であって、空気
    層にこの空気層を分割する遮音板を介在させたことを特
    徴とする換気装置。
JP1990040307U 1990-04-16 1990-04-16 換気装置 Expired - Lifetime JP2504940Y2 (ja)

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