JPH0531468Y2 - - Google Patents

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JPH0531468Y2
JPH0531468Y2 JP1986069970U JP6997086U JPH0531468Y2 JP H0531468 Y2 JPH0531468 Y2 JP H0531468Y2 JP 1986069970 U JP1986069970 U JP 1986069970U JP 6997086 U JP6997086 U JP 6997086U JP H0531468 Y2 JPH0531468 Y2 JP H0531468Y2
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JP
Japan
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blower
air
silencer
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wall
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JP1986069970U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は低騒音化を図つたクリーンルームに関
する。
(従来の技術) 本出願人は、先に既存の建物の室内に簡単かつ
短期間に施工できるクリーンルームを提案した
(実願昭61−20962号)。
このクリーンルームは、室内壁面に外装ケーシ
ングが薄形箱体である空調ユニツトを組込んだも
ので、この外装ケーシングが上記壁面の一部を構
成するものである。そしてこの空調ユニツトの外
装ケーシングの室内側面に吸込口とフイルターを
備えた吹出口とを設け、外装ケーシング内には熱
交換器と、空気を吹出口へ送る送風機とを設けて
いるものである。
(考案が解決しようとする課題) 例えば病院におけるクリーンルームの病室では
騒音値が出来る限り低いこと(例えば40デシベル
以下)が要求されるが、従来例では外装ケーシン
グ内で発生した音が吸込口から漏れて、上記の要
求を必ずしも満していない。
本考案の目的は騒音の低下を可能とするクリー
ンルームを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のクリーンルームは、外装ケーシング2
1が薄形箱体である空調ユニツト2を気密室1の
内壁11に組込み、この外装ケーシングが上記内
壁の一部を構成し、上記外装ケーシングの室内側
面の下部に吸込口22を設け、この外装ケーシン
グ内に送風機27を配設すると共にこの送風機と
吸込口との間にトラツプ型消音器26とセル型消
音器26aとを上下に連続して組合せた消音器を
配設してあり、送風機からの吹出し気流を上記室
内に吹出す吹出口5を設け、この吹出口の背部に
高性能フイルター29を備えているものである。
トラツプ型消音器26は、複数の遮音板261,
262で構成しかつこれらの遮音板で音を迂回さ
せるものである。セル型消音器26aは、吸音材
からなる本体に上下方向に複数の孔26a1を貫
通し、これらの貫通孔を通す過程で音を吸音する
ものである。上記送風機27は小容量の送風機を
2台直列に配置したものである。
(作用) 気密室1内の空気は、空調ユニツト2の吸込口
22から外装ケーシング21内に入り、送風機2
7で吹出気流となつてフイルター29を経て、吹
出口5から気密室内に吹出される。空気に含まれ
る塵埃は高性能フイルター29でろ過されて清浄
な空気となつて室内へ吹出される。外装ケーシン
グ21内で発生した騒音は、消音器26,26a
において迂回することにより、吸音されることに
より減音又は消音されて吸込口22から室内へ漏
れることが抑制される。
(実施例) 以下本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、気密室1の壁11
には空調ユニツト2を組込んであり、この空調ユ
ニツトが壁の一部を形成している。なお、この壁
には図示していないが、空調ユニツト2の作動を
制御するための制御ユニツトが組込んである。空
調ユニツト2は、壁11と同一厚みの外装ケーシ
ング21を具備し、この外装ケーシングの前面
(第1図左側面)は下部に吸込口22を設け、上
部に吹出口23を設けてある。そして外装ケーシ
ング21内には吸込口22の背部に粗じんフイル
ター24を取り付けてある。この粗じんフイルタ
ーの背部に熱交換器である冷房コイル25を取り
付けてあり、冷房コイルの上方に比例制御の電気
ヒーター(図示せず。)を設けてある。さらに冷
房コイル25の上方にはトラツプ型の消音器26
とセル型の消音器26aとを上下に連続して組合
せた消音器を設けてある。この消音器において、
下方に位置しているトラツプ型の消音器26を複
数の遮音板261,262によつて音を迂回させ
る構成としている。また上方に位置しているセル
型消音器26aは全体を吸音材であるグラスウー
ルで構成し、上下方向に複数の丸孔26a1を貫
通してあり、騒音はこの孔を通る過程で吸音する
ものである。
また上記消音器の上方には送風機27を取り付
けてあり、この送風機の吹出筒に近接してガイド
ベーン28を設けてある。送風機27からの吹出
気流はこのガイドベーンで整流されて吹出口23
へ案内される。送風機27は送風機ケーシングを
薄形に形成し、羽根は大きく設定しかつ低速回転
モーターで駆動させて、作動時における騒音発生
を制御している。吹出口23には天井3の裏側に
配設したダクト4が連通し、このダクトの先端は
天井3に設け吹出し気流を室内へ吹出すための吹
出口5に接続している。吹出口5の背面には高性
能フイルターであるHEPA(High Efficiency
Penetration Air)フイルター29を取り付けて
ある。
また床面上面全面に塩化ビニール製シーリング
シート6を敷き、シートの外周辺部を壁11の下
面に接着して、床面と壁下部との間隙を封止して
いる。
次に作用について説明する。
制御ユニツトを操作して、空調ユニツト2の送
風機27及び熱交換器25を作動させると、気密
室1内の空気は空調ユニツト2の外装ケーシング
21の吸込口22から第1図矢印に示すようにフ
イルター24を経て冷却コイル25を通過して、
電気ヒーター及び消音器26,26aを通過し
て、送風器27に入り、吹出気流となつてガイド
ベーン28によつて上昇し、吹出口23からダク
ト4を通つてHEAPフイルター29を通過して、
清浄な空気となつて吹出口5から室内1へ垂直に
吹出される。空気は冷却コイル25により冷却さ
れ、または電気ヒーターにより温められる。
送風機27側で発生しかつ吸込口22に向う騒
音は、トラツプ型消音器26の遮音板262から
遮音板261に迂回する過程で消音または減音さ
れ、さらにセル型消音器26aの孔26a1を通
る過程で吸音される。
送風機において、第3図及び第4図に示すよう
に動力の小さいフアンを備えた送風機を2台を直
列に配置して、低騒音化を図つている。
また吹出口5は、第3図及び第4図に示すよう
に外装ケーシング21の室内側面(前面)の上部
に設けて、送風機27からの吹出し気流を外装ケ
ーシング21から直接気密室1内に吹出してもよ
い。
(考案の効果) 本考案によれば、外装ケーシングの吸込口から
気密室内に漏れる騒音をトラツプ型消音器とセル
型消音器とを組合せた消音器により、消音または
減音できるから、さらに直列に設置した2台の送
風機を設けているから、気密室における空調ユニ
ツトにおける騒音の影響を少なくでき、気密室の
低騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空調ユニツトにトラツプ型消音器とセ
ル型消音器とを組合せた消音器を具備しているク
リーンルームの一部省略断面図、第2図は第1図
−線の一部切欠断面図、第3図は2台の送風
機を内蔵している空調ユニツトの正面図、第4図
は第3図を側面からみた説明図である。 1……気密室、11……壁、2……空調ユニツ
ト、21……外装ケーシング、22……吸込口、
26,26a……消音器、26a1……孔(丸
孔)、261,262……遮音板、27……送風
機、29……高性能フイルター、5……吹出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外装ケーシングが薄形箱体である空調ユニツト
    を気密室壁面に組込み、この外装ケーシングが上
    記内壁面の一部を構成し、上記外装ケーシングの
    室内側面の下部に吸込口を設け、この外装ケーシ
    ング内に送風機を配設すると共にこの送風機と吸
    込口との間に消音器を配設し、送風機からの吹出
    し気流を上記室内に吹出す吹出口を設け、この吹
    出口の背部に高性能フイルターを備えており、 上記消音器は、複数の遮音板で構成したトラツ
    プ型消音器と、吸音材からなる本体に上下方向に
    複数の孔を貫通しているセル型消音器とを上下に
    連続して組合せたものであり、 上記送風機は小容量の送風機を2台直列に配置
    したものである ことを特徴とするクリーンルーム。
JP1986069970U 1986-05-12 1986-05-12 Expired - Lifetime JPH0531468Y2 (ja)

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JPS62181827U JPS62181827U (ja) 1987-11-18
JPH0531468Y2 true JPH0531468Y2 (ja) 1993-08-12

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ID=30911176

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944538A (ja) * 1982-09-06 1984-03-13 Shoji Hirayama クリ−ンル−ム用クリ−ンユニツトおよびクリ−ンル−ムシステム

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