JPH0742021Y2 - 空調ユニット - Google Patents

空調ユニット

Info

Publication number
JPH0742021Y2
JPH0742021Y2 JP1990095925U JP9592590U JPH0742021Y2 JP H0742021 Y2 JPH0742021 Y2 JP H0742021Y2 JP 1990095925 U JP1990095925 U JP 1990095925U JP 9592590 U JP9592590 U JP 9592590U JP H0742021 Y2 JPH0742021 Y2 JP H0742021Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
air
air conditioning
conditioning unit
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990095925U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0453117U (ja
Inventor
良延 鈴木
智明 梶間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP1990095925U priority Critical patent/JPH0742021Y2/ja
Publication of JPH0453117U publication Critical patent/JPH0453117U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0742021Y2 publication Critical patent/JPH0742021Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、室内に設けられてその室内の空気調和を行う
空調ユニットに関し、特に、病院の手術室等のクリーン
ルームに好適な空調ユニットに関するものである。
[従来の技術] 例えば病院の手術室等のクリーンルームにおいては、従
来、ルーム毎に空調ユニットが配備されていること多
い。この種の従来の空調ユニットとして、第4図及び第
5図に示すような空調ユニットが知られている。図中、
1は空調ユニット、2は外枠ケーシング、3は吸い込み
口、4は吹き出し口、5,6は熱交換器、7は送風機、8
はガイドである。
第4図及び第5図に示すように、空調ユニット1におい
ては、吸い込み口3から吸い込まれた室内の空気は熱交
換器5,6によって所定の温度に調節される。次いで、こ
の空気は送風機7によって上方の吹き出し口4の方へ送
られる。このとき、空気は消音器内のガイド8によって
案内される。そして、空気はフィルタ4aを通って清浄に
されて吹き出し口4から室内へ吹き出される。
この空調ユニットを用いたクリーンルームでは、専用の
機械室が不要となるので、その分床面積を広く有効に活
用することができる。また、クリーンルームの目標清浄
度に応じて、空調ユニット台数を任意に決めることがで
きるので、フレキシビリティを持って設計することがで
きる。さらに、機械室に空調ユニットを置いて、その空
調ユニットから単一のダクトを介して各クリーンルーム
にそれぞれ空気を送るようになっている集中空調による
クリーンルームに対して、各クリーンルーム毎に独立し
て空調ユニットを運転することができるので、消費エネ
ルギを低減することができ、経済的に空調を行うことが
できる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従来のこのような空調ユニット1では、送風
機7が、室内に対して開口する吹き出し口4の比較的近
い位置に設けられている。このため、送風機7の発する
ファン騒音がこの吹き出し口4から室内に伝えられる。
しかも消音器が設けられていて、この消音器のガイド8
により空気抵抗が増大し風量が低下することから、所定
の風量を確保するためにファンの回転数を上げている
が、ファンの回転数を上げると騒音パワーレベルが増大
するので、室内へ流出する騒音がより大きなものとなっ
ている。
また、空気の流れが消音器のガイド8により案内される
ことにより気流音が発生し、この気流音が吹き出し口4
から室内へ侵入する。さらに、従来の空調ユニットで
は、ユニット幅が比較的狭いので、ファンの羽根径が比
較的小さいものとなっている。このことからも、ファン
を比較的高回転で回転駆動しており、したがってファン
騒音はさらに一層高いものとなっている。
このように従来の空調ユニットにおいては、ファン騒音
および気流音が比較的高いレベル状態で室内に伝えられ
るため、室内における良好な執務環境や快適な居住環境
を確保することができなくなっている。特に、病院の手
術室を始め、特に静粛が求められる室においては、この
騒音はきわめて大きな問題となっている。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、騒音をできるだけ低減することのでき
る空調ユニットを提供することである。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するために、本発明に係る空調ユニッ
トは、送風機により室内の空気を吸い込み口から吸い込
んで空気調和を行うとともに、この空気調和された空気
を吹き出し口から室内へ送り出す空調ユニットにおい
て、前記送風機が前記吸い込み口と前記吐き出し口とか
らほぼ等距離に配設されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記送風機が発生する音が前記吸い込
み口および前記吹き出し口に直接影響を及ぼすのを阻止
する遮音板が設けられているとともに、前記吸い込み口
と前記送風機との間の空気流通路および前記送風機と前
記吹き出し口との間の空気流通路に、音を吸収する所定
本数のスプリッタが設けられていることを特徴としてい
る。
更に本発明は、ユニット幅を、前記送風機のファン回転
数が必要な処理風量に基づいて所定騒音レベル以下とな
る回転数に設定できる送風機の大きさに設定されている
ことを特徴としている。
[作用] このような構成をした本考案に係る空調ユニットにおい
ては、送風機が開口部である吸い込み口と吹き出し口と
からほぼ等距離に配設されるので、開口部での騒音パワ
ーレベルがほぼ等しくなり、室内へ影響を及ぼす騒音レ
ベルは最低となる。
また、遮音板とスプリッタとにより、空気流動時の圧力
損失をできるだけ低く抑えるとともに、騒音が開口部に
到達し難くなるので、室内へ侵入する騒音のパワーレベ
ルは低下する。
更に、ファンの騒音を所定騒音レベル以下にするファン
回転数が得られるようにユニット幅を設定しているの
で、ユニット幅が拡大されるようになる。したがって、
ファンの騒音が低減するばかりでなく、空気流路幅を大
きく設定することができるので、ユニット内部での空気
流れによって生じる気流音が低減する。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案にかかる空調ユニットの一実施例を示す
正面図、第2図は第1図におけるII−II線に沿う断面図
である。なお、前述の従来の空調ユニットと同じ構成要
素には同じ符号を付すことにより、その説明は省略す
る。
第1図に示すように、この実施例では送風機7を吸い込
み口3と吹き出し口4との間のほぼ中央に配設してい
る。このように送風機7を開口部である吸い込み口3お
よび吹き出し口4から騒音源である送風機7までの距離
をほぼ等しく設定することにより、開口部での騒音パワ
ーレベルがほぼ等しくなり、室内へ影響を与える騒音レ
ベルを最低にすることができる。
また、吸い込み口3と送風機7との間には、前述の熱交
換器5,6としての冷房コイル9および電気ヒータ10が設
けられている。冷房コイル9のドレンパン11は後述する
吸い込み側遮音板12の上部に付設されており、凝縮水の
回収と遮音の両方の役目を果たしている。
吸い込み側遮音板12は吸い込み口3と冷房コイル9との
間に設けられている。送風機7のファン音や送風機付近
の気流音はこの吸い込み側遮音板12に一旦ぶつかるよう
になるので、吸い込み口3に直接影響しなくなる。更
に、吸い込み側遮音板12とユニット裏側パネルとの間に
は、5〜10本の所定本数(図では5本)の吸い込み側ス
プリッタ13が設けられている。これらの吸い込み側スプ
リッタ13は、鉄板を吸音材であるグラスウールまたはロ
ックウールでサンドイッチ状に挟んで形成され、この吸
い込み側スプリッタ13により騒音が吸収されるようにな
る。なお、吸い込み側スプリッタ13はグラスウールまた
はロックウールだけで形成しても同様の吸音効果を得る
ことができる。
同様に、送風機7の下流側、すなわち送風機7と吹き出
し口4との間には、送風機7のファン音や送風機近辺の
気流音が吹き出し口4に直接影響を与えないようにする
ための吹き出し側遮音板14が設けられているとともに、
この吹き出し側遮音板14と吹き出し口4との間の空気流
通路に、所定枚数(図では5枚)の吹き出し側スプリッ
タ15が設けられている。この吹き出し側スプリッタ15も
前述の吸い込み側スプリッタ13と同じ材料から構成され
ている。これら吹き出し側遮音板14および吹き出し側ス
プリッタ15も前述の吸い込み側遮音板12および吸い込み
側スプリッタ13と同じ機能を有している。
このように遮音板12,14とスプリッタ13,15を併設するこ
とにより、空気流動時の圧力損失をできるだけ低く抑え
るとともに、騒音が開口部に到達し難くなるので、室内
へ侵入する騒音のパワーレベルは低下する。
更に、本実施例の空調ユニット1においては、ユニット
幅を従来の空調ユニットに比して拡大している。したが
って、ファンの羽根径を大きくすることができ、この結
果必要な処理風量を考慮すると、ファンを比較的低回転
数で回転することができるようになる。またユニット幅
を大きくすることにより、空気流路幅を大きく設定する
ことができるので、ユニット内部での空気流れによって
生じる気流音を低減することができる。
このようにして、本実施例の空調ユニット1は、送風機
の騒音および空調ユニット内の気流音が低減するととも
に、これらの音が室内へ侵入するのを抑制するようにな
る。
実際に、本実施例の空調ユニット1と第4図および第5
図に示す従来の空調ユニットとを比較試験した結果を第
3図に示す。この図から明らかなように、本実施例の空
調ユニット1の方が従来の空調ユニットよりも音圧レベ
ルは低くなることがわかる。
なお、16は吸い込み口3に設けられた粗塵除去用プレフ
ィルタ、17は加湿器、18は吹き出し口4に設けられたHE
PAフィルタ、19は吹き出し口4に設けられたパンチング
メタルである。
このように構成された本実施例の空調ユニットの作用を
簡単に説明すると、送風機7を駆動することにより、室
内の空気が吸い込み口3から吸い込まれる。プレフィル
タ16によって空気中の粗塵が除去され、吸い込み側スプ
リッタ13を通って冷房コイル9により冷却される。そし
て、冷却された空気は、電気ヒータ10および加湿器17に
より空気の温度および湿度が調節され、送風機7によっ
て吹き出し側スプリッタ15を通って吹き出し口4の方へ
送られる。その場合、空気は吹き出し側遮音板14に一旦
衝突して流れるようになる。そして、その空気はHEPAフ
ィルタ18により空気中の微粒子が除去されることにより
清浄な空気となって吹き出し口4から室内へ吹き出され
る。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案の空調ユニット
によれば、吸い込み口と吹き出し口でのファンの発する
騒音パワーレベルがほぼ等しくなるので、室内へ影響を
及ぼす騒音レベルを最低にすることができる。
また、遮音板とスプリッタとにより、空気流動時の圧力
損失をできるだけ低く抑えるとともに、騒音が開口部に
到達し難くしているので、室内へ侵入する騒音のパワー
レベルを低減することができる。
更に、ユニット幅が大きく設定されるので、ファンの騒
音が低減するばかりでなく、ユニット内部での空気流れ
によって生じる気流音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空調ユニットの一実施例を示す正
面図、第2図はこの実施例の側断面図、第3図は本実施
例と従来例との騒音の比較試験を行った結果を示す図、
第4図は従来の空調ユニットの正面図、第5図は従来の
空調ユニットの側断面図である。 1…空調ユニット、3…吸い込み口、4…吹き出し口、
7…送風機、9…冷房コイル、10…電気ヒータ、11…ド
レンパン、12…吸い込み側遮音板、13…吸い込み側スプ
リッタ、14…吹き出し側遮音板、15…吹き出し側スプリ
ッタ、16…プレフィルタ、17…加湿器、18…HEPAフィル
タ、19…パンチングメタル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機により室内の空気を吸い込み口から
    吸い込んで空気調和を行うとともに、この空気調和され
    た空気を吹き出し口から室内へ送り出す空調ユニットに
    おいて、 前記送風機が前記吸い込み口と前記吐き出し口とからほ
    ぼ等距離に配設されていることを特徴とする空調ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】送風機により室内の空気を吸い込み口から
    吸い込んで空気調和を行うとともに、この空気調和され
    た空気を吹き出し口から室内へ送り出す空調ユニットに
    おいて、 前記送風機が発生する音が前記吸い込み口および前記吹
    き出し口に直接影響を及ぼすのを阻止する遮音板が設け
    られているとともに、前記吸い込み口と前記送風機との
    間の空気流通路および前記送風機と前記吹き出し口との
    間の空気流通路に、音を吸収する所定本数のスプリッタ
    が設けられていることを特徴とする空調ユニット。
  3. 【請求項3】前記送風機が発生する音が前記吸い込み口
    および前記吹き出し口に直接影響を及ぼすのを阻止する
    遮音板が設けられているとともに、前記吸い込み口と前
    記送風機との間の空気流通路および前記送風機と前記吹
    き出し口との間の空気流通路に、音を吸収する所定本数
    のスプリッタが設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の空調ユニット。
  4. 【請求項4】ユニット幅を、前記送風機のファン回転数
    が必要な処理風量に基づいて所定騒音レベル以下となる
    回転数に設定できる送風機の大きさに設定されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の空
    調ユニット。
JP1990095925U 1990-09-12 1990-09-12 空調ユニット Expired - Lifetime JPH0742021Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095925U JPH0742021Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 空調ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095925U JPH0742021Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 空調ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0453117U JPH0453117U (ja) 1992-05-07
JPH0742021Y2 true JPH0742021Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31835049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990095925U Expired - Lifetime JPH0742021Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 空調ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742021Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049470A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 清水建設株式会社 集塵ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0453117U (ja) 1992-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100629342B1 (ko) 공기조화기
JPH09210455A (ja) 室内空調ユニット及び空気の循環方法
JP3081758B2 (ja) 厨房の吸排気装置
CN107110528B (zh) 空调机的室外单元
JPH10332181A (ja) 換気装置
JPH0742021Y2 (ja) 空調ユニット
JPH10238802A (ja) 天井埋込形空気調和機
KR20180044650A (ko) 공기조화기
JPH0960904A (ja) 空気調和装置
JPH07233973A (ja) 空気調和機
JPH0737849B2 (ja) キッチンユニット棚組込型空気調和装置
JP2001215029A (ja) 室内ユニット及び空気調和機
JP2532033B2 (ja) 還気ユニット分離型空気調和機
JP2706383B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JPH0634175A (ja) 空気清浄化空調換気装置
JPH0442656Y2 (ja)
JPS62268943A (ja) 空気調和機
JPH05296507A (ja) 空気清浄機
JP3276941B2 (ja) 空気調和装置
JPS6222940A (ja) 天井内設置型換気兼用冷暖房装置
JPH0198841A (ja) 空気調和システム
KR20200111057A (ko) 공기조화기
JPH09269139A (ja) 空気調和機
KR200312467Y1 (ko) 천장카세트형 에어컨의 흡입그릴 구조
JPH1030832A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term