JP2505681Y2 - 空調装置の消音機構 - Google Patents

空調装置の消音機構

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JP2505681Y2
JP2505681Y2 JP1991048969U JP4896991U JP2505681Y2 JP 2505681 Y2 JP2505681 Y2 JP 2505681Y2 JP 1991048969 U JP1991048969 U JP 1991048969U JP 4896991 U JP4896991 U JP 4896991U JP 2505681 Y2 JP2505681 Y2 JP 2505681Y2
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JP
Japan
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air conditioner
air
suction
noise
suction port
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JP1991048969U
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真司 大野
希佳 新井
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主にビルや住宅等の
天井に埋設される空調装置、特にその消音機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の天井埋設型の空調装置に
おいて、空調装置本体側から吸込チャンバの吸込口を介
して外部に洩れる騒音を抑止する目的で、吸込チャンバ
内に吸音材を設けたものが公知である(例えば,特開平
2−66396号公報参照)。
【0003】しかし、上記従来技術は、吸音材の複雑な
流路形成により通過空気の抵触面積を増大させて消音を
図るものであるが、通風抵抗が高く、小型のダクト空調
装置には適さないという問題がある。
【0004】この問題に対処するためには、例えば図2
に示すように、吸込チャンバ2の吸込口7の空調装置本
体側に垂直に該空調装置本体側からの騒音を吸収、遮断
する吸込口吸音材10’を設ける事が考えられる。
【0005】
【考案解決しようとする課題】しかしながら、上記従来
例に示した吸込口吸音材においては、図2に示すような
垂直方向の反射音(図示A)を吸音、遮断できないとい
う問題点がある。
【0006】また、吸音効果を向上させるために、吸音
材10’と吸込チャンバ2との隙間を狭くせざるを得
ず、吸入する空気の通風抵抗が高くなると共に、風切音
を生じさせてしまうという不具合を有する。
【0007】そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、
通風抵抗が低く、効果的に騒音の吸音、遮断が行えるよ
うに図った空調装置の消音機構を提供することを目的と
する。
【0008】上記目的を達成するために、この考案に係
わる空調装置の消音機構は、吸込チャンバの吸込口から
空気を導入し、該空気を空調装置本体部にて温調して吹
出チャンバの吹出口から室内へ吹出す空調装置にあっ
て、前記吸込チャンバの吸込口は、騒音源に対して曲げ
られて設けられると共に、吸込チャンバの吸込口に近接
し且つ水平方向に伝わる騒音に対し吸音、遮断するよう
に立設した略L状の吸込口吸音材は、その曲折部が吸
込口に対峙するようにし、垂直方向に反射して伝わる騒
音を吸音、遮断するようにしたものである。
【0009】
【作用】したがって、吸込口吸音材を曲折部を有するL
字状としたので、騒音の伝播する経路における接触面積
が高められると共に、曲折部によって垂直方向の反射音
が吸音され、これにより大幅に吸音効率が向上すると共
に、空気通路を従来構造のものに比して拡大できるか
ら、通風抵抗が低減され、これらにより上記課題が解決
される。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1において、空調装置1は、吸込チャン
バ2と、空調装置本体部3と、複数の吸出チャンバ4と
を接続して基本的に構成されており、例えばビルや住宅
等の天井5に埋設されるようになっている。
【0012】吸込チャンバ2は、室内空気を吸込するた
めのものであり、その下方に吸込口7が開口されている
と共に、内側に、例えばグラスウール等から成る吸音材
8が貼着されている。また、吸込チャンバ2の吸込口7
の空調装置本体部側となる位置に、下記する吸込口吸音
材10が設けられている。
【0013】吸込口吸音材10は、下記する空調装置本
体部3から吸込チャンバ2へと伝達される騒音を外部に
洩らさないようにして吸音、遮断するためのもので、吸
込口7に対峙する曲折部11を有する略L状に形成さ
れている。この吸込口吸音材10は、略L状に形成し
た枠体(例えば金属等)にグラスウール等を被覆して成
り、曲折部11の先端は、吸込チャンバ2の通風抵抗を
大きくしないように、所定の長さで突出するように設定
されている。尚、隙間X,Yは、前記した従来例図2の
隙間Pよりも大きくなっている。
【0014】空調装置本体部3は、加熱と冷却が切換ら
れるヒートポンプ式の熱交換器15と、補助用熱交換器
16と、送風機17とを収納して基本的に構成されてお
り、ヒートポンプ式の熱交換器15で温調された空調空
気を送風機17によって下記する吹出チャンバ4に送風
するようになっている。
【0015】吹出チャンバ4は、空調空気を各室内へと
吹き出すためのものであり、その下方に吹出口19が開
口されていると共に、内側に吸音材20が貼着されてい
る。
【0016】上記構成において、送風機17が駆動され
ると、吸込チャンバ2の吸込口7から空気が空調装置1
内に吸入され、この空気はヒートポンプ用の熱交換器1
5及び熱交換器16を通過する際に適宣な温度に温調さ
れ、吹出チャンバ4の吹出口19から各室内へと吹き出
される。
【0017】しかるに、ダクト空調装置1が駆動される
と、その本体部からの騒音は図示A,Bに示すように吸
込チャンバ2の方に至るが、本空調装置1はその吸込チ
ャンバ2の吸込口7に略L字の吸込口吸音材10を設け
ているから、水平方向(長手方向)に伝わる騒音(図示
B)のみならず垂直方向に反射する騒音(図示A)を含
めた全方向の騒音を吸込口吸音材10によって吸音、遮
断するようになる。この垂直方向に反射する騒音は吸込
口吸音材10の曲折部により吸音される。
【0018】また、吸込口吸音材10を曲折部11を設
けた略L字状にしたことにより、騒音の伝播する経路に
おける接触面積が高まると共に、垂直な部分が吸込チャ
ンバ2より離れるから、吸込チャンバ2内の流速を損な
わず、騒音の低減が一層図られるようになっている。
【0019】尚、具体的な騒音レベルの低減の効果は、
実験において、約3dB(A)もの減衰が得られた。
【0020】さらに、従来の垂直のみの吸音材に比し
て、空気通路を拡大することができるので、通風抵抗を
十分に低減することが可能である。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
吸込チャンバの吸込口に略L状の吸込口吸音材を設け
たので、空調装置の本体側から吸込チャンバ側に水平方
向に伝わる騒音のみならず垂直方向に反射して伝わる騒
音は曲折部で吸音、遮断することができると共に、騒音
の伝播する経路における吸込口吸音材への接触面積が高
められ、効果的に騒音を低減させることができる。
【0022】また、従来の垂直のみの吸音材に比して、
空気通路を拡大することができるので、通風抵抗を十分
に低減することが可能である。
【0023】さらに、簡易な形状で大きな騒音低減の効
果が得られるので、低コストであり、吸込チャンバの容
積を大きくする必要がなく、小型の空調装置に適した消
音機構が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる空調装置の概略構成図
である。
【図2】従来構造の吸込チャンバの概略構成図である。
【符号の説明】 1 空調装置 2 吸込チャンバ 3 空調装置本体部 4 吹出チャンバ 5 天井 7 吸込口 8,18,20, 吸音材 10,10’ 吸込口吸音材 11 曲折部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込チャンバ2の吸入口7から空気を導
    入し、該空気を空調装置本体部3にて温調して吹出チャ
    ンバ4の吹出口19から室内へ吹出す空調装置1にあっ
    て、 前記、吸込チャンバ2の吸込口7は、騒音源に対して曲
    げられて設けられると共に、吸込チャンバ2の吸込口7
    に近接し且つ水平方向に伝わる騒音に対し吸音、遮断す
    るように立設した略L状の吸込口吸音材10は、その
    曲折部11が吸込口7に対峙するようにし、垂直方向に
    反射して伝わる騒音を吸音、遮断するよにしたことを特
    徴とする空調装置の消音機構。
JP1991048969U 1991-05-30 1991-05-30 空調装置の消音機構 Expired - Lifetime JP2505681Y2 (ja)

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JP2017083098A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 パナホーム株式会社 空気調和機の室内機用の空気供給装置。
JP6551607B2 (ja) * 2016-06-21 2019-07-31 株式会社デンソー 車両用空調ユニット

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