JPH0632933Y2 - エレベ−タ - Google Patents

エレベ−タ

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JPH0632933Y2
JPH0632933Y2 JP4232987U JP4232987U JPH0632933Y2 JP H0632933 Y2 JPH0632933 Y2 JP H0632933Y2 JP 4232987 U JP4232987 U JP 4232987U JP 4232987 U JP4232987 U JP 4232987U JP H0632933 Y2 JPH0632933 Y2 JP H0632933Y2
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JP
Japan
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car
exhaust
exhaust duct
elevator
top plate
Prior art date
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Application number
JP4232987U
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English (en)
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JPS63151482U (ja
Inventor
秀昭 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、高層建屋の昇降路に沿って昇降するエレベー
タに係り、特に、このエレベータにおける乗かごの換気
装置に関する。
(従来の技術) 最近、ビルの高層化に伴ってエレベータも高速化される
に至っており、このエレベータが高速運転されると、こ
のエレベータは、昇降路内の乗かごの周囲に発生する気
流の乱れに起因して大きな騒音を発生する。特に、乗か
ごと重錘(おもり)とのすれ違う時若しくは、乗かごが
昇降路内の突出部近傍を通過する際に生じる空気圧の大
きな変動によって騒音を発生する。これらの騒音は、乗
かごの換気装置に設けられた給気口からかご室内に侵入
して乗客に不快感をあたえるので、乗かごの換気装置に
設けられた給気口からかご室内に侵入するのを防止する
各種の換気手段が提案されている。
即ち、従来、この種のエレベータにおける乗かごの換気
装置は、第4図および第5図に示されるようにして構成
されている。
第4図および第5図において、エレベータにおける箱形
をなす乗かご1の天板1aには、各消音器2を備えた送
風機3が設置されており、上記乗かご1に形成されたか
ご室4内の天板1aには、照明ケース5が送風口6を形
成するようにして設けられている。また、上記送風機3
の給気口3aと上記乗かご1のかご室4とは上記送風口
6を通して連通するようにして設けられており、上記乗
かご1の側板1bの下部には、第5図に示されるよう
に、覆い部材7が外側へ膨出して設けられており、この
覆い部材7の内側には、横長い邪魔板8がジグザグの排
気通路9を形成するようにして各取付け部材10a、1
0bで固着されている。つまり、上記覆い部材7と上記
邪魔板8には、複数の遮音板11がジグザグの排気通路
9を形成している。
従って、上述したエレベータの換気装置は、上記送風機
3を駆動することにより、新鮮な空気を給気口3aから
上記消音器2及び送風口6を通してかご室4へ供給し、
このかご室4内の空気を換気し、しかる後、上記排気通
路9を消音されながら通過して機外へ排気される。
次に、第6図に示される従来のエレベータの換気装置
は、上記乗かご1の化粧板1cの下部に流出口12を穿
設し、この化粧板1cと側板1bとの間に排気ダクト1
3を形成し、この側板1bの上部に各排気口14を形成
したものである。
従って、上述したエレベータの換気装置は、上記かご室
4内の空気を換気し、しかる後、この空気は、上記排気
ダクト13で消音されながら通過して機外へ排気される
ようになっている。
又一方、第7図に示される従来のエレベータの換気装置
は、上記乗かご1の天板1aに給気ダクト15を上記送
風口6へ連通するようにして設け、この給気ダクト15
に近接した天板1aに排気ダクト13を他の送風口6へ
連通するようにして設けたものである。
従って、上述したエレベータの換気装置は、上記かご室
4内の空気を換気し、しかる後、この空気は、上記天板
1aがわに設けられた上記排気ダクト13で消音されな
がら通過して機外へ排気されるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第4図および第5図に示された従来のエ
レベータの換気装置は、排気通路9を形成する上記覆い
部材7と上記邪魔板8に複数の遮音板11をジグザグな
排気通路9を形成するようにしている関係上、構造複雑
になるばかりでなく、外側へ膨出しているから、乗かご
1の高速化に伴って風切り音を発生するおそれがある。
また一方、第6図に示された従来のエレベータの換気装
置は、上記化粧板1cと上記側板1bとの間に上記排気
ダクト13を形成した空気通路の面積を確保するため
に、乗かご1bの有効容積が制限され、しかも、この側
板1b自体の厚さや重量が増えて、吊りロープらの材料
強度をも考慮することを余儀なくされる。
他方、第7図に示された従来のエレベータの換気装置
は、上記乗かご1の天板1aに給気ダクト15を上記送
風口6へ連通するようにして設け、この給気ダクト15
に近接した天板1aに排気ダクト13を他の送風口6へ
連通するようにしてあるので、給気ダクト15と排気ダ
クト13とがショートサーキット(最短通路)を形成
し、これに起因して、上記かご室4の上方しか換気しな
いおそれがあるばかりでなく、容量の大きい送風機3を
設置すれば、換気装置全体の防音手段も大型化して小型
軽量化に逆行する結果になる等の不都合を生じる。
本考案は、上述した事情に鑑みて成されたものであっ
て、上記乗かごの各角隅部に排気ダクトを上記排風ダク
トへ連通するようにして立設し、この排気ダクトの排気
口を上記天板がわへ向けて形成することによって、上記
乗かご内を有効適切に換気すると共に、昇降時に乗じる
重錘とのすれ違い騒音の侵入を防止するようにしたエレ
ベータを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、乗かごの天板に消音器を備えた送風機を設置
し、この送風機の給気口と上記乗かごのかご室とを送風
口を通して連通するようにして設け、上記乗かごの側板
の下部に排風ダクトを設けたエレベータにおいて、上記
乗かごの各角隅部に排気ダクトを上記排風ダクトへ連通
するようにして立設し、この排気ダクトの排気口を上記
天板より上位にして、しかも、天板の内側に向けて水平
に開口して設け、昇降時に生じる重錘とのすれ違い騒音
の侵入を防止し、併せて、上記乗かご内の空気を静粛に
換気するように構成したものである。
(実施例) 以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
なお、本考案は、上述した具体例と同一構成部材には、
同じ符号を付して説明する。
第1図乃至第3図において、符号1は、エレベータにお
ける箱形をなす乗かごであって、この乗かご1の天板1
aには、各消音器2を備えた送風機3が設置されてお
り、上記乗かご1に形成されたかご室4内の天板1aに
は、照明ケース5が送風口6を形成するようにして設け
られている。また、上記送風機3の給気口3aと上記乗
かご1のかご室4とは上記送風口6を通して連通するよ
うにして設けられており、上記乗かご1の側板1bの下
部には、第2図に示されるように、覆い部材7が外側へ
膨出して設けられており、この覆い部材7の内側には、
横長い邪魔板8が横長い排風ダクト15を形成するよう
にして各取付け部材10a、10bで固着されている。
つまり、上記上記覆い部材7と上記邪魔板8には、各排
風ダクト15が水平方向へ流れるようにして形成されて
おり、上記乗かご1の各角隅部1dには、各排気ダクト
16が上記各排風ダクト15へ連通するようにして立設
されており、この各排気ダクト16の上端部に形成され
た各排気口17は、上記天板より上位にして、天板側に
向けて水平に開口して設けられている。また、上記各排
気ダクト16と上記各排風ダクト15内には、例えば、
ガラス繊維やアスベスト材による多孔質吸音材18が貼
設されている。
従って、本考案のエレベータの換気装置は、上記送風機
3を駆動することにより、新鮮な空気を給気口3aから
消音器2及び送風口6を通してかご室4内へ供給し、こ
のかご室4内の空気を換気し、しかる後、この換気した
空気を上記かご室4の下部に形成された各排風ダクト1
5および排気ダクト16を通して各排気口17から機外
へ排気される。つまり、上記かご室4内の換気した空気
は、乗客の対して静粛に機外へ排気されると共に、上記
排気ダクト16の排気口17を上記天板1aがわへ向け
て形成しているから、昇降時に生じる重錘とのすれ違い
騒音を低減することができる。
〔考案の効果〕
以上のべたように本考案によれば、乗かご1の天板1a
に消音器2を備えた送風機3を設置し、この送風機3の
給気口3aと上記乗かご1のかご室4とを送風口3aを
通して連通するようにして設け、上記乗かご1の側板1
bの下部に排風ダクト15を設けたエレベータにおい
て、上記乗かご1の各角隅部1dに排気ダクト16を上
記排風ダクト15へ連通するようにして立設し、この排
気ダクト16の排気口17を上記天板1aがわへ向けて
水平に開口して設けているので、排風ダクト15と排気
ダクト16とを繋げて消音路を長くすると共に、排気口
を上記天板より上位にして、しかも、天板の内側に向け
て水平に開口しているから、昇降時に生じる重錘とのす
れ違い騒音を低減することできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のエレベータの要部を示す斜視図、第
2図は、第1図中の鎖円A部の拡大断面図、第3図は、
同上斜面図、第4図ないし第7図は、既に提案されてい
るエレベータの乗かごの各断面図である。 1……乗かご、2……消音器、3……送風機、4……か
ご室、6……送風口、7……覆い部材、8……邪魔板、
15……排風ダクト、16……排気ダクト、17……排
気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗かごの天板に消音器を備えた送風機を設
    置し、この送風機の給気口と上記乗かごのかご室とを送
    風口を通して連通するようにして設け、上記乗かごの側
    板の下部に排風ダクトを設けたエレベータにおいて、上
    記乗かごの各角隅部に排気ダクトを上記排風ダクトへ連
    通するようにして立設し、この排気ダクトの排気口を上
    記天板より上位に設けるとともに、上記天板側に向けて
    開口するように形成したことを特徴とするエレベータ。
JP4232987U 1987-03-23 1987-03-23 エレベ−タ Expired - Lifetime JPH0632933Y2 (ja)

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JP4232987U JPH0632933Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23 エレベ−タ

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JPS63151482U JPS63151482U (ja) 1988-10-05
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JP4303838B2 (ja) * 1998-12-17 2009-07-29 東芝エレベータ株式会社 エレベータの乗りかご
JP4570198B2 (ja) * 2000-04-11 2010-10-27 三菱電機株式会社 エレベーターかご室
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