JP2000103581A - エレベーターのかご室 - Google Patents
エレベーターのかご室Info
- Publication number
- JP2000103581A JP2000103581A JP10274150A JP27415098A JP2000103581A JP 2000103581 A JP2000103581 A JP 2000103581A JP 10274150 A JP10274150 A JP 10274150A JP 27415098 A JP27415098 A JP 27415098A JP 2000103581 A JP2000103581 A JP 2000103581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- air passage
- air
- cage
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 かごが高速で走行する際に生じる騒音が、か
ご室内に伝達されるのをかなり低減できるようにするこ
と。 【解決手段】 外壁と内壁の二重構造となっている周壁
２と、かご室外の空気をかご室内に吸入するために設け
られた吸気口７ａ，７ｂと、前記外壁と内壁との間に介
装された吸音材９と、前記外壁２ｂと内壁２ａとの間で
あって前記吸音材以外の部分に周壁に広がって形成され
ている空気通路１０と、前記周壁の一端側における内壁
に設けられ前記空気通路１０の入口を構成する換気口１
１と、前記周壁の他端側における外壁に設けられ前記空
気通路の出口を構成する排気口１２とを備え、かご室内
に吸入された空気は、前記換気口から空気通路内に流入
すると、この空気通路を通ってかご室外へ排出されるよ
うになっている。
ご室内に伝達されるのをかなり低減できるようにするこ
と。 【解決手段】 外壁と内壁の二重構造となっている周壁
２と、かご室外の空気をかご室内に吸入するために設け
られた吸気口７ａ，７ｂと、前記外壁と内壁との間に介
装された吸音材９と、前記外壁２ｂと内壁２ａとの間で
あって前記吸音材以外の部分に周壁に広がって形成され
ている空気通路１０と、前記周壁の一端側における内壁
に設けられ前記空気通路１０の入口を構成する換気口１
１と、前記周壁の他端側における外壁に設けられ前記空
気通路の出口を構成する排気口１２とを備え、かご室内
に吸入された空気は、前記換気口から空気通路内に流入
すると、この空気通路を通ってかご室外へ排出されるよ
うになっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターのか
ごが走行する際に生じる騒音が、かご室内に伝達される
のを低減するようにしたエレベーターのかご室に関す
る。
ごが走行する際に生じる騒音が、かご室内に伝達される
のを低減するようにしたエレベーターのかご室に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、エレベーターの高速化が進んでお
り、かごが約７５０ｍ／ｍｉｎの速度で昇降路内を走行
するものも出現している。そうすると、昇降路内を高速
で走行するかごの風切音や、かごに設けられたローラガ
イドがガイドレール上を転動する際に生じる異音が大き
くなり、これらの騒音がかご室内へ伝わって、乗客に不
快感を与えることになる。このため、高速用エレベータ
ーは、防音対策としてかご室を構成している壁が二重構
造になっているものが多い。
り、かごが約７５０ｍ／ｍｉｎの速度で昇降路内を走行
するものも出現している。そうすると、昇降路内を高速
で走行するかごの風切音や、かごに設けられたローラガ
イドがガイドレール上を転動する際に生じる異音が大き
くなり、これらの騒音がかご室内へ伝わって、乗客に不
快感を与えることになる。このため、高速用エレベータ
ーは、防音対策としてかご室を構成している壁が二重構
造になっているものが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の高速用エレベーターにあっては、防音対策と
してかご室の壁が二重構造になっていても、かごが高速
走行する際に生じる騒音が大きいために、かご室内にか
なり伝達されてしまうという問題があった。
うな従来の高速用エレベーターにあっては、防音対策と
してかご室の壁が二重構造になっていても、かごが高速
走行する際に生じる騒音が大きいために、かご室内にか
なり伝達されてしまうという問題があった。
【０００４】本発明は、かごが高速で走行する際に生じ
る騒音が、かご室内に伝達されるのをかなり低減できる
ようにすることを目的とする。
る騒音が、かご室内に伝達されるのをかなり低減できる
ようにすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、外壁と内壁の二重構造と
なっている周壁と、かご室外の空気をかご室内に吸入す
るために設けられた吸気口と、前記外壁と内壁との間に
介装された吸音材と、前記外壁と内壁との間であって前
記吸音材以外の部分に周壁に広がって形成されている空
気通路と、前記周壁の一端側における内壁に設けられ前
記空気通路の入口を構成する換気口と、前記周壁の他端
側における外壁に設けられ前記空気通路の出口を構成す
る排気口とを備え、かご室内に吸入された空気は、前記
換気口から空気通路内に流入すると、この空気通路を通
ってかご室外へ排出されるようになっている構成として
いる。
るために、本発明にあっては、外壁と内壁の二重構造と
なっている周壁と、かご室外の空気をかご室内に吸入す
るために設けられた吸気口と、前記外壁と内壁との間に
介装された吸音材と、前記外壁と内壁との間であって前
記吸音材以外の部分に周壁に広がって形成されている空
気通路と、前記周壁の一端側における内壁に設けられ前
記空気通路の入口を構成する換気口と、前記周壁の他端
側における外壁に設けられ前記空気通路の出口を構成す
る排気口とを備え、かご室内に吸入された空気は、前記
換気口から空気通路内に流入すると、この空気通路を通
ってかご室外へ排出されるようになっている構成として
いる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図１は本発明に係るエレベーターのかご室の一
実施例を示す図である。
明する。図１は本発明に係るエレベーターのかご室の一
実施例を示す図である。
【０００７】図１において、符号１はかご室のプラット
フォームであり、このプラットフォーム１の上にはリヤ
パネル２，サイドパネル３，リターンパネル４等が立設
され、またこれらの上にはトップシーリング５，セカン
ドシーリング６が設けられている。リヤパネル２，サイ
ドパネル３，リターンパネル４およびトップシーリング
５等は二重壁構造となっている。トップシーリング５を
構成する上面板５ａと下面板５ｂとには、それぞれかご
室外の空気をかご室内に吸気するための吸気口７ａ，７
ｂが形成され、上面板５ａの上には吸気口７ａ，７ｂへ
空気を送風するための送風機８が設けられている。
フォームであり、このプラットフォーム１の上にはリヤ
パネル２，サイドパネル３，リターンパネル４等が立設
され、またこれらの上にはトップシーリング５，セカン
ドシーリング６が設けられている。リヤパネル２，サイ
ドパネル３，リターンパネル４およびトップシーリング
５等は二重壁構造となっている。トップシーリング５を
構成する上面板５ａと下面板５ｂとには、それぞれかご
室外の空気をかご室内に吸気するための吸気口７ａ，７
ｂが形成され、上面板５ａの上には吸気口７ａ，７ｂへ
空気を送風するための送風機８が設けられている。
【０００８】リヤパネル２は内壁２ａと外壁２ｂの二重
構造となっており、この内壁２ａと外壁２ｂとの間には
発泡ウレタン等からなる平板状の吸音材９が位置し、こ
の吸音材９は内壁２ａの方に設けられている。吸音材９
と外壁２ｂとの間にはリヤパネル全面に広がる空間が形
成されており、この空間が空気通路１０となっている。
構造となっており、この内壁２ａと外壁２ｂとの間には
発泡ウレタン等からなる平板状の吸音材９が位置し、こ
の吸音材９は内壁２ａの方に設けられている。吸音材９
と外壁２ｂとの間にはリヤパネル全面に広がる空間が形
成されており、この空間が空気通路１０となっている。
【０００９】空気通路１０の一端側（内壁２ａの下端
側）には換気口１１が形成され、また空気通路１０の他
端側（外壁２ｂの上端側）には排気口１２が形成されて
いる。換気口１１から空気通路１０内に入った空気は、
リヤパネル全面に広がる空気通路１０を介して排気口１
２からが室外へと排出される。
側）には換気口１１が形成され、また空気通路１０の他
端側（外壁２ｂの上端側）には排気口１２が形成されて
いる。換気口１１から空気通路１０内に入った空気は、
リヤパネル全面に広がる空気通路１０を介して排気口１
２からが室外へと排出される。
【００１０】なお、サイドパネル３，リターンパネル２
も同様に外壁と内壁の二重壁構造となっており、サイド
パネル３には吸音材や空気通路が設けられているが、リ
ターンパネル４の方にはこれらは設けられていない。
も同様に外壁と内壁の二重壁構造となっており、サイド
パネル３には吸音材や空気通路が設けられているが、リ
ターンパネル４の方にはこれらは設けられていない。
【００１１】かごが高速で昇降路内を走行すると、この
ときのかごの風切音やローラガイドが転動する際の異音
等が騒音となって外壁２ｂに伝達され、さらに外壁２ｂ
と内壁２ａの間の空気を伝わって内壁２ａへと伝達され
ることになる。このとき、外壁２ｂと内壁２ａとの間に
は吸音材９が介装されているので、前記騒音は吸音材９
によってかなり低減される。
ときのかごの風切音やローラガイドが転動する際の異音
等が騒音となって外壁２ｂに伝達され、さらに外壁２ｂ
と内壁２ａの間の空気を伝わって内壁２ａへと伝達され
ることになる。このとき、外壁２ｂと内壁２ａとの間に
は吸音材９が介装されているので、前記騒音は吸音材９
によってかなり低減される。
【００１２】また、外壁２ｂから内壁２ａへ伝達される
騒音は、空気通路１０内の空気を媒質として伝達される
が、この空気通路１０中の媒質である空気は換気口１１
から排気口１２へと流れるので、外壁２ｂから内壁２ａ
へは伝達されにくくなっている。
騒音は、空気通路１０内の空気を媒質として伝達される
が、この空気通路１０中の媒質である空気は換気口１１
から排気口１２へと流れるので、外壁２ｂから内壁２ａ
へは伝達されにくくなっている。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かご室の周壁の外壁と内壁との間に吸音材を介装すると
ともに空気通路を形成したので、かごが高速で走行する
際に生じる騒音は、吸音材と空気通路によってかご室内
に伝達されるのが大幅に低減される。
かご室の周壁の外壁と内壁との間に吸音材を介装すると
ともに空気通路を形成したので、かごが高速で走行する
際に生じる騒音は、吸音材と空気通路によってかご室内
に伝達されるのが大幅に低減される。
【図１】本発明に係るエレベーターのかご室の一実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
２…リヤパネル，２ａ…内壁，２ｂ…外壁，７ａ，７ｂ
…吸気口，９…吸音材，１０…空気通路，１１…換気
口，１２…排気口
…吸気口，９…吸音材，１０…空気通路，１１…換気
口，１２…排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 智久 神奈川県川崎市高津区坂戸３−２−１ 日 本オーチス・エレベータ株式会社 オーチ ス技術研究所内 (72)発明者 ブルース スウェイビル アメリカ合衆国，コネチカット，ファーミ ントンファーム スプリングス10 オーチ ス エレベータ カンパニー内 Ｆターム(参考） 3F306 AA13 CA04 CA13 CB56 CB58
Claims (1)
- 【請求項１】 外壁と内壁の二重構造となっている周壁
と、かご室外の空気をかご室内に吸入するために設けら
れた吸気口と、前記外壁と内壁との間に介装された吸音
材と、前記外壁と内壁との間であって前記吸音材以外の
部分に周壁に広がって形成されている空気通路と、前記
周壁の一端側における内壁に設けられ前記空気通路の入
口を構成する換気口と、前記周壁の他端側における外壁
に設けられ前記空気通路の出口を構成する排気口とを備
え、かご室内に吸入された空気は、前記換気口から空気
通路内に流入すると、この空気通路を通ってかご室外へ
排出されるようになっていることを特徴とするエレベー
ターのかご室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10274150A JP2000103581A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | エレベーターのかご室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10274150A JP2000103581A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | エレベーターのかご室 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000103581A true JP2000103581A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17537732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10274150A Withdrawn JP2000103581A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | エレベーターのかご室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000103581A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002096983A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-04-02 | Toshiba Fa Syst Eng Corp | エレベータの乗りかご |
| CN101428723B (zh) * | 2007-11-07 | 2011-06-01 | 株式会社日立制作所 | 电梯设备 |
| JP2012180213A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Hitachi Ltd | エレベーター乗りかご |
| CN103405868A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-11-27 | 吴江骏达电梯部件有限公司 | 一种带紧急消防装置的电梯轿厢 |
| CN106429748A (zh) * | 2016-10-09 | 2017-02-22 | 德森克电梯（中国）有限公司 | 一种减震电梯 |
| CN112607560A (zh) * | 2019-10-04 | 2021-04-06 | 奥的斯电梯公司 | 用于具有电子视觉显示器的电梯的冷却系统 |
| CN112777456A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-05-11 | 中国计量大学 | 一种低噪声的电梯轿厢及电梯轿厢结构 |
| CN112794184A (zh) * | 2019-11-14 | 2021-05-14 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯的吸音面板 |
| CN112830367A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-05-25 | 中国计量大学 | 一种低噪音电梯的控制方法及控制系统 |
| DE102020132512A1 (de) | 2020-12-07 | 2022-06-09 | Dussmann Technical Solutions Gmbh | Aufzugskabine mit Belüftungsmitteln zum Belüften der Kabine bei geschlossener Kabine während der Fahrt |
| WO2022122744A1 (de) | 2020-12-07 | 2022-06-16 | Dussmann Technical Solutions Gmbh | Aufzugskabine mit belüftungsmitteln zum belüften der kabine bei geschlossener kabine während der fahrt |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10274150A patent/JP2000103581A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002096983A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-04-02 | Toshiba Fa Syst Eng Corp | エレベータの乗りかご |
| CN101428723B (zh) * | 2007-11-07 | 2011-06-01 | 株式会社日立制作所 | 电梯设备 |
| JP2012180213A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Hitachi Ltd | エレベーター乗りかご |
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| CN112607560A (zh) * | 2019-10-04 | 2021-04-06 | 奥的斯电梯公司 | 用于具有电子视觉显示器的电梯的冷却系统 |
| CN112607560B (zh) * | 2019-10-04 | 2022-10-04 | 奥的斯电梯公司 | 用于具有电子视觉显示器的电梯的冷却系统 |
| EP3822214A1 (en) * | 2019-11-14 | 2021-05-19 | Otis Elevator Company | Sound absorbing panels for elevator |
| CN112794184A (zh) * | 2019-11-14 | 2021-05-14 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯的吸音面板 |
| US11279594B2 (en) | 2019-11-14 | 2022-03-22 | Otis Elevator Company | Sound absorbing panels for elevator |
| CN112794184B (zh) * | 2019-11-14 | 2022-12-30 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯的吸音面板 |
| DE102020132512A1 (de) | 2020-12-07 | 2022-06-09 | Dussmann Technical Solutions Gmbh | Aufzugskabine mit Belüftungsmitteln zum Belüften der Kabine bei geschlossener Kabine während der Fahrt |
| WO2022122744A1 (de) | 2020-12-07 | 2022-06-16 | Dussmann Technical Solutions Gmbh | Aufzugskabine mit belüftungsmitteln zum belüften der kabine bei geschlossener kabine während der fahrt |
| CN112830367A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-05-25 | 中国计量大学 | 一种低噪音电梯的控制方法及控制系统 |
| CN112777456B (zh) * | 2020-12-15 | 2022-08-02 | 中国计量大学 | 一种低噪声的电梯轿厢及电梯轿厢结构 |
| CN112777456A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-05-11 | 中国计量大学 | 一种低噪声的电梯轿厢及电梯轿厢结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |