JPH0790535B2 - コンクリート製品成形用型枠装置 - Google Patents

コンクリート製品成形用型枠装置

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JPH0790535B2
JPH0790535B2 JP5036844A JP3684493A JPH0790535B2 JP H0790535 B2 JPH0790535 B2 JP H0790535B2 JP 5036844 A JP5036844 A JP 5036844A JP 3684493 A JP3684493 A JP 3684493A JP H0790535 B2 JPH0790535 B2 JP H0790535B2
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洋 岡
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新貝工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート製品成形用
型枠装置に係り、主として筒形コンクリート製品を成形
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の製品を成形する型枠装置
としては、たとえば、固定底板、前後の妻板、左右の側
板及びこれらの各部材との間にキャビティを構成する中
枠体からなり、前記中枠体は前記固定底板側に配設する
中枠底板、前記左右の側板側に配設する中枠側板及びこ
の左右の中枠側板の上端部間に配設する中枠天板を有し
て構成されているものがある。
【0003】そして、前記固定底板、前後の妻板及び左
右の側板からなる外型と前記中枠体(内型)とによりコ
ンクリート製品を成形するものであるが、この製品を成
形後に脱型する場合には、中枠底板を左右の中枠側板の
下端部間から取り外して引き抜き、左右の中枠側板間に
取付けたパンタグラフを絞り操作して左右の中枠側板を
折り畳むとともに、中枠天板を左右の中枠側板の上端部
間から取り外して引き抜き、さらに、製品取出側の妻板
及び外型の左右の側板をそれぞれ型開きし、最後にクレ
ーン等にてコンクリート製品を製品取出側と反対側の妻
板及び左右の側板の高さより高い位置に吊り上げて固定
底板上から取出して脱型するようになっている。
【0004】また、実開昭62−11608号公報に記
載されているように、外型を設けた基台に対してガイド
部を介して支持フレームを進退自在に設けるとともに、
この支持フレームを前記基台から引出した際には下動可
能に設け、この支持フレームに一方の妻板及び中型(中
枠体)をそれぞれ固着し、この中型は断面逆U字状の支
枠及びこの主枠の下端開口部間に係脱自在に設けた可動
枠にて構成し、そして、脱型する場合には、前記可動枠
を主枠の下端開口部間から外した後に主枠をパンタグラ
フ等の絞り機構にて絞り込み、支持フレームにて一方の
妻板及び中型をコンクリート製品から引き抜き、さら
に、他方の妻板及び外型の左右の側板をそれぞれ型開き
し、最後にクレーン等にてコンクリート製品を他方の妻
板及び左右の側板の高さより高い位置に吊り上げて外型
の固定底板上から取出して脱型する構成が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記各構成では、製品
を成形後に脱型する場合には、コンクリート製品から中
枠体を折り畳んでから引き抜かなければならず、また、
コンクリート製品は妻板及び左右の側板の高さより高い
位置に吊り上げて外型の固定底板上から取出して脱型し
なければならず、このコンクリート製品の取出しに手数
を要するとともに、不測の事故が生じる危険性があり、
さらに、実開昭62−11608号公報に記載の構成で
は、支持フレームにて一方の妻板及び中型(中枠体)を
コンクリート製品から引き抜く際には、このコンクリー
ト製品の長さと支持フレームの下動量との関係によって
は中型の引き抜き方向とは反対側の上端部がコンクリー
ト製品の内壁上面から離間せず中型を簡単には引き抜く
ことができないことがある、という問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、コンクリート製品内において中枠体を、その各
成形面がコンクリート製品から離間した状態で確実に支
持することができ、この中枠体からコンクリート製品を
スムーズに簡単に引き抜くことができ、このコンクリー
ト製品を引き抜いた状態で回転して簡単に方向転換する
ことができ、このため、コンクリート製品の脱型が容易
であるとともに、このコンクリート製品を容易に取出し
て降ろすことができ、コンクリート製品をクレーン等に
て妻板及び左右の側板の高さより高い位置に吊り上げて
脱型するもののように不測の事故が生じる危険性がな
く、したがって、取り扱い操作が容易で安全性の高いコ
ンクリート製品成形用型枠装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のコンク
リート製品成形用型枠装置は、底板を設けた架台と、こ
の架台の底板上に配設された中枠体と、この中枠体の前
後方向の両端部に配設された前後の妻板と、前記中枠体
の左右方向の両側部に配設された左右の側板と、を具備
し、前記架台は、前記前後の妻板間に位置して前記中枠
体内を挿通して配設固定され離型した中枠体を支持する
前後方向の支持梁と、この支持梁の下方に離間位置して
前後方向に進退自在に設けられ成形したコンクリート製
品を支持して引き抜く前記底板とを有し、前記中枠体
は、前記底板との間に所定の間隔をおいて配設された中
枠底板、この中枠底板の左右方向の両端部に起伏自在
に設けられた左右の中枠側板、この左右の中枠側板の
上端部間に上下動自在に設けられた中枠天板とを有し
前記中枠底板と前記中枠天板との間にこの中枠天板を前
記支持梁上に下降支持させるとともに、この支持梁側に
前記中枠底板を引上げて離型させる昇降手段を設けたも
のである。
【0008】請求項2の発明のコンクリート製品成形用
型枠装置は、請求項1の装置において、その架台は、
後方向の一端部に一方の妻板を配設固定するとともに、
前記架台上に前後方向に進退自在に設け底板に他方の
妻板を前後方向に進退自在に設けたものである。
【0009】請求項3の発明のコンクリート製品成形用
型枠装置は、請求項2の装置において、その架台上に底
板を前後方向に案内するガイドレールを設け、このガイ
ドレールの長さ方向の外方に位置してターンテーブルを
設け、このターンテーブル上に前記ガイドレールから外
れた前記底板を案内する延長ガイドレールを設けたもの
である。
【0010】
【作用】請求項1の発明のコンクリート製品成形用型枠
装置では、架台の底板上に配設された中枠体、この中枠
体の両端部の前後の妻板、前記中枠体の両側部の左右の
側板にてキャビティを構成するとともに、このキャビテ
ィ内にコンクリートを打設してコンクリート製品を成形
する。
【0011】つぎに、コンクリート製品を成形後に脱型
する場合には、中枠体内に設けた昇降手段を作動する
と、この昇降手段にて昇降手段の上端部に支持した中枠
天板が離型下降されるとともに、この中枠天板が支持梁
上に当接支持される。また、中枠底板の左右部の中枠側
板をそれぞれ伏動操作すると、この左右の中枠側板は中
枠底板の左右部を中心として互いに近接する方向に向か
って所定の傾斜角度で傾斜して離型される。
【0012】また、昇降手段を更に作動すると、支持梁
にて中枠天板の下降が阻止される一方、この中枠天板を
支持部として昇降手段にて昇降手段の下端部に支持した
中枠底板が引き上げられ、この中枠底板が離型される。
したがって、中枠体を構成した各部材が中枠体の中心方
向に向かってそれぞれコンクリート製品の内側の各成形
面から離型されるとともに、この中枠体は全体として持
ち上げられて支持梁にて支持される。
【0013】そして、左右の側板をコンクリート製品の
外方に向かって型開きすることにより、この左右の側板
がコンクリート製品の外側成形面から離型され、このコ
ンクリート製品は中枠体及び左右の側板から分離された
状態で架台の底板上に支持され、このコンクリート製品
の引き抜きに備えることができる。また、コンクリート
製品を支持した底板を引き抜くことにより、このコンク
リート製品が底板上に支持されたままの状態で中枠体か
ら引き抜かれ、このコンクリート製品は架台上の成形部
から大きく離間した外方位置に移動される。そして、コ
ンクリート製品は架台上から簡単に取り出される。
【0014】請求項2の発明のコンクリート製品成形用
型枠装置では、コンクリート製品を支持した底板及びこ
の底板に設けた他方の妻板を、一方の妻板から離間する
方向の外方に向かって後退動作すると、この他方の妻板
を有する底板がコンクリート製品を載置支持したままの
状態で中枠体から引き抜かれる。そして、他方の妻板
を、底板から離間する方向の外方に向かって後退動作す
ると、この他方の妻板がコンクリート製品から分離され
て離型され、このコンクリート製品の取り出しに備える
ことができる。
【0015】請求項3の発明のコンクリート製品成形用
型枠装置では、コンクリート製品を支持した底板を、架
台上のガイドレールに沿って一方の妻板から離間する方
向の外方に向かって後退動作すると、このコンクリート
製品を支持した底板は架台上のガイドレールからターン
テーブルに設けた延長ガイドレール上に移動され、か
つ、この延長ガイドレールに沿って延長ガイドレールの
所定位置に後退動作される。
【0016】また、ターンテーブルを所定の角度回転動
作すると、このターンテーブル上に延長ガイドレールを
介して移載された底板上のコンクリート製品が方向変換
され、このコンクリート製品の開口部を有する端面部が
たとえばフォークリフトのフォークを挿入し易い位置に
変換され、このコンクリート製品はフォークリフトによ
る取り出しに備えることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0018】図1及び図2において、1は架台で、この
架台1は、所定の間隔をおいて前後方向に長く平行に配
設された左右のH型鋼2及びこの左右のH型鋼2に対し
て直交する方向で所定の間隔をおいて左右方向に長く平
行に配設固定された前後のH型鋼3並びに前記左右のH
型鋼2間に位置して前記前後のH型鋼3間に平行に配設
固定された左右の中間H型鋼4にて一体に枠組み形成さ
れている。
【0019】また、前記前後方向に長い左右のH型鋼2
には、その上面板5上にガイドレール6が上面板5の長
さ方向に沿って一体に突出形成されている。また、前記
左右のガイドレール6には外型の一部となる底板7が配
設されている。この底板7は、矩形状に形成され、その
下面部の左右部にはブラケット8がそれぞれ一体に固着
され、この左右のブラケット8の前後部には前記左右の
ガイドレール6上に係合したガイドローラ9が回転自在
に軸架されている。また、前記ガイドローラ9を有する
左右のブラケット8の外側に位置して前記底板7の下面
部の左右部には前後方向に長く平行に配設されたH型鋼
からなる左右のガイドレール10が一体に固着されてい
る。
【0020】そして、前記底板7の前記各ガイドローラ
9は前記左右のガイドレール6に係合され、この底板7
は図示しないシリンダー装置にて各ガイドローラ9を介
して左右のガイドレール6に沿って前後方向に進退自在
に設けられている。
【0021】また、前記架台1の後端上部には一方の妻
板11が垂直状に一体に立設固定されている。この一方の
妻板11は、貫通した嵌合孔12及びこの嵌合孔12の開口縁
の内側周囲に形成された成形面13を有して矩形状に形成
されている。そして、前記嵌合孔12は、水平に形成され
た下部係合面14、水平に形成された上部係合面15、前記
上下の下部係合面14と上部係合面15との間に相対して垂
直状に形成された左右の側部係合面16及び前記各係合面
との交差部に傾斜して形成された傾斜係合面17にて矩形
状に形成されている。
【0022】つぎに、前記底板7の左右のガイドレール
10にはスライダー18がそれぞれ前後方向に進退自在に係
合され、この左右のスライダー18の前端上部には係合突
片19が上方に向かって垂直状に一体に突設され、この左
右のスライダー18の前端上部及び前記係合突片19にて他
方の妻板20が垂直状に一体に立設固定されている。この
他方の妻板20は前記一方の妻板11と同形状に形成されて
いる。
【0023】すなわち、この他方の妻板20は、貫通した
嵌合孔21及びこの嵌合孔21の開口縁の内側周囲に形成さ
れた成形面22を有して矩形状に形成されている。そし
て、前記嵌合孔21は、水平に形成された下部係合面23、
水平に形成された上部係合面24、前記上下の下部係合面
23と上部係合面24との間に相対して垂直状に形成された
左右の側部係合面25及び前記各係合面との交差部に傾斜
して形成された傾斜係合面26にて矩形状に形成されてい
る。
【0024】また、前記左右の中間H型鋼4の後端上部
には支持フレーム27が垂直状に一体に立設され、この左
右の支持フレーム27の上下方向の略中間部は前記一方の
妻板11の背面部に固着された左右のブラケット28にて固
着支持されている。また、前記左右の支持フレーム27の
上端部には前後方向に長く左右平行に配設されたH型鋼
からなる左右の支持梁29の後端部がそれぞれ一体に固着
され、この左右の支持梁29は、前記前後の妻板11,20間
に位置して前記底板7の上面部の位置より上方に高く離
間した高さ位置で片持式によって水平状に固着支持され
ている。
【0025】また、図4に示すように、前記他方の妻板
20の背面部において、その左右方向の中間部の上下端部
には軸受体30が一体に突設され、この上下の軸受体30間
にはスライドシャフト31が垂直状に支持され、このスラ
イドシャフト31には後述する中枠体を上下方向に案内す
る上下のスライダー32a ,32b がそれぞれ上下方向に摺
動自在に取着されている。
【0026】さらに、前記左右方向に長く平行に配設固
定された前後のH型鋼3は、その垂直状部及びこの垂直
状部の上下の水平状部にて左右方向に延びるガイドレー
ル33をそれぞれ有し、この前後のガイドレール33にはス
ライダー34がそれぞれ左右方向に進退自在に係合され、
この各スライダー34の外端上部には係合突片35がそれぞ
れ上方に向かって垂直状に一体に形成されている。
【0027】また、前記左右部に位置する前後のスライ
ダー34の外端上部及び係合突片35には左右の側板36がそ
れぞれ垂直状に一体に立設固定され、この左右の側板36
の内側面には成形面37が形成されている。そして、前記
左右の側板36は図示しないシリンダー装置にてそれぞれ
のスライダー34を介して左右方向に進退自在に設けられ
ている。
【0028】つぎに、38は前記前後の妻板11,20の嵌合
孔12,21内に嵌合支持される中枠体で、この中枠体38
は、図5及び図6に示すように、前記底板7側に位置し
て配設される中枠底板39を有し、この中枠底板39の前後
方向の両端部が前記前後の嵌合孔12,21の下部係合面1
4,23にそれぞれ係合支持される水平状の係合面50を有
して形成されている。また、前記中枠底板39には、その
左右方向の両端部に前後方向の支軸40にて左右の中枠側
板41が左右方向に起伏自在に軸支されている。この左右
の中枠側板41は、その下端部には前記前後の下部係合面
14,23に両端部が係合する水平状面42及び前記前後の嵌
合孔12,21の下部の傾斜係合面17,26に両端部が係合す
る傾斜面43を有するとともに、この傾斜面43の上端部に
は前記前後の嵌合孔12,21の左右の側部係合面16,25に
両端部が係合する垂直状面44を有して形成されている。
【0029】また、前記左右の中枠側板41の上端部には
前後方向の支軸45にて左右の中枠上板46が上下方向に起
伏自在に軸支されている。この左右の中枠上板46は、前
後の嵌合孔12,21の左右の側部係合面16,25に両端部が
係合する垂直状面47、前後の嵌合孔12,21の上部係合面
15,24に両端部が係合する水平状面48及び前後の嵌合孔
12,21の上部の傾斜係合面17,26に両端部が係合する傾
斜状面49を有して形成されている。また、前記左右の中
枠上板46において、その水平状面48の内端部には外側下
方に向かって傾斜した係合斜面51が形成されている。
【0030】さらに、前記左右の中枠上板46の間には中
枠天板52が上下動自在に配設されている。この中枠天板
52は、前記前後の嵌合孔12,21の上部係合面15,24に両
端部が係合する水平係合面53及び前記左右の中枠上板46
の係合斜面51に係合する係合斜面54を有して形成されて
いる。この左右の係合斜面54は前記中枠上板46の係合斜
面51に対して上下方向から係脱自在に係合可能に外側下
方に向かって傾斜して形成されている。
【0031】つぎに、前記中枠底板39の前後方向の略中
間部において、その左右部の内側には前後方向の支軸55
にてシリンダー装置56の基端部がそれぞれ回動自在に軸
支され、この各シリンダー装置56のピストンロッド57の
先端部には前後方向の支軸58にて前記左右の中枠側板41
の上下方向の内側略中間部が回動自在に軸支されてい
る。そして、前記左右の中枠側板41は、その下端部の前
記支軸40を中心としてそれぞれの各シリンダー装置56に
て左右方向に起伏自在に支持されている。
【0032】また、前記左右の中枠側板41の前後方向の
略中間部において、その上下方向の内側略中間部には前
後方向の支軸59にてシリンダー装置60の基端部がそれぞ
れ回動自在に軸支され、この各シリンダー装置60のピス
トンロッド61の先端部には前後方向の支軸62にて前記左
右の中枠上板46の上下方向の内側略中間部が回動自在に
軸支されている。そして、前記左右の中枠上板46は、そ
の下端部の前記支軸45を中心としてそれぞれの各シリン
ダー装置60にて上下方向に起伏自在に支持されている。
【0033】そして、前記中枠体38を組み込んで型合わ
せした状態では、前記中枠底板39の係合面50と前記左右
の中枠側板41の水平状面42、前記左右の中枠側板41の垂
直状面44と前記左右の中枠上板46の垂直状面47及び前記
左右の中枠上板46の水平状面48と前記中枠天板52の水平
係合面53とは、それぞれ同一平面にて形成されるように
なっている。なお、前記中枠底板39、前記左右の中枠側
板41、前記左右の中枠上板46及び前記中枠天板52は、そ
れぞれ前記各面を形成した成形型板及びこの成形型板を
補強支持する支持枠体にて構成されている。
【0034】つぎに、63は前記中枠体38の中枠天板52を
前記左右の支持梁29上に下降支持させるとともに、この
左右の支持梁29側に前記中枠底板39を引き上げるリフタ
ーなどの昇降手段である。この昇降手段63は、図7に示
すように前記中枠底板39の内側上部には前後方向に長く
断面コ字形状に形成された左右のガイドレール64が左右
方向に離間して平行に配設固定され、前記中枠天板52の
内側下部には前記左右のガイドレール64と同じ間隔で前
後方向に長く断面コ字形状に形成された左右のガイドレ
ール65が左右方向に離間して平行に配設固定され、この
左右部において上下に対向する上下のガイドレール64,
65間にはクロスリンク66がそれぞれ介在されている。
【0035】前記左右のクロスリンク66は、それぞれ上
下方向に長い同長の一対のリンク67を有し、この一対の
リンク67の上下方向の中間部で互いに交差する交差部が
左右方向の支軸68にてそれぞれ回動自在に軸支され、こ
の一対のリンク67の下端部に回転自在に軸架されたガイ
ドローラ69が前記左右下部のガイドレール64にそれぞれ
移動自在に係合されているとともに、前記一対のリンク
67の上端部に回転自在に軸架されたガイドローラ70が前
記左右上部のガイドレール65にそれぞれ移動自在に係合
されている。
【0036】また、前記左右のクロスリンク66の一対の
リンク67の下端部間にはシリンダー装置71がそれぞれ配
設され、この左右のシリンダー装置71の基端部が一対の
リンク67の中の一方のリンク67の下端部にそれぞれ回動
自在に軸着されているとともに、この左右のシリンダー
装置71のピストンロッド72の先端部に前記一対のリンク
67の中の他方のリンク67の下端部にそれぞれ回動自在に
軸着されている。また、前記左右下部のガイドレール64
の前端部及び後端部にはストッパー73がそれぞれ固着さ
れているとともに、前記左右上部のガイドレール65の前
端部及び後端部にはストッパー74がそれぞれ固着されて
いる。そして、前記左右のシリンダー装置71にて左右の
クロスリンク66を介して前記中枠天板52を前記左右の支
持梁29上に下降支持させ、かつ、中枠底板29を引上げる
ことができるようになっている。
【0037】さらに、前記中枠体38の中枠底板39の後端
部には、その左右方向の略中間部に位置して前記スライ
ドシャフト31の下部スライダー32b が一体に連結されて
いる。また前記中枠天板52の後端部には、その左右方向
の略中間部に位置して前記スライドシャフト31の上部の
スライダー32a が一体に連結されている。そして、前記
左右のシリンダー装置71の作動により前記左右のクロス
リンク66の上下方向への回動を介して前記中枠体38の中
枠天板52を前記左右の支持梁29上に下降支持させるとと
もに、この左右の支持梁29側に前記中枠底板39を引き上
げるようになっており、この際の中枠底板39はスライダ
ー32b を介してスライドシャフト31に沿って上昇される
ようになっており、また、中枠天板52はスライダー32a
を介してスライドシャフト31に沿って下降されるように
なっている。
【0038】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0039】架台1の底板7上に配設された中枠体38、
この中枠体38の両端部の前後の妻板11,20、前記中枠体
38の両側部の左右の側板36にてキャビティ75を構成す
る。すなわち、底板7上に配設された中枠体38の前後方
向の両端部は前後の妻板11,20の嵌合孔12,21内に嵌合
され、かつ、その中枠底板39の係合面50が前後の嵌合孔
12,21の下部係合面14,23にて係合支持され、この中枠
体38の中枠底板39に設けた各シリンダー装置56を作動し
てそれぞれのピストンロッド57を伸長することにより、
左右の中枠側板41は、図5に示すように中枠底板39の左
右両端部に対して各支軸40を中心として回動されて垂直
状に起動設定され、この左右の中枠側板41の水平状面4
2、傾斜面43及び垂直状面44の両端部が前後の妻板11,2
0の嵌合孔12,21の下部係合面14,23、下部の傾斜係合
面17,26及び側部係合面16,25にそれぞれ係合されると
ともに、左右の中枠側板41の水平状面42は中枠底板39の
係合面50と同一平面に設定される。
【0040】また、左右の中枠側板41に設けた各シリン
ダー装置60を作動してそれぞれのピストンロッド61を伸
長することにより、左右の中枠上板46は、図5に示すよ
うに左右の中枠側板41の上端部に対して各支軸45を中心
として回動されて垂直状に起動設定され、この左右の中
枠上板46の垂直状面47,傾斜状面49及び水平状面48の両
端部が前後の妻板11,20の嵌合孔12,21の側部係合面1
6,25、上部の傾斜係合面17,26及び上部係合面15,24
にそれぞれ係合されるとともに、左右の中枠上板46の垂
直状面47は左右の中枠側板41の垂直状面44と同一平面に
設定される。
【0041】また、昇降手段63の各シリンダー装置71を
同時に作動してそれぞれのピストンロッド72を収縮する
ことにより、左右一対のクロスリンク66がそれぞれの支
軸68を中心として閉回動されるとともに、この左右一対
のクロスリンク66の上端部に支持された中枠天板52が水
平状態のまま上昇され、この左右一対のクロスリンク66
の上端部にて中枠天板52が左右の中枠上板46間に嵌合さ
れ、この中枠天板52の左右の係合斜面54が左右の中枠上
板46の係合斜面51に係合されるとともに、この中枠天板
52の水平係合面53の両端部が前後の妻板11,20の嵌合孔
12,21の上部係合面15,24にそれぞれ係合され、かつ、
この中枠天板52の水平係合面53は左右の中枠上板46の水
平状面48と同一平面に設定される。
【0042】さらに、図示しないシリンダー装置にて左
右の側板36をそれぞれ中枠体38に向かって移動すると、
この左右の側板36の成形面37の前後端部が前後の妻板1
1,20の左右方向の両端部に液密に係合支持されるとと
もに、この左右の側板36の下端部が中枠底板7の左右方
向の両端上部に液密に係合支持される。このようにして
中枠体38が型合わせした状態で組み立て構成され、この
中枠体38と左右の側板36とは型合わせした状態で組み立
て構成される。そして、中枠体38の中枠底板39と架台1
上の底板7との間及び中枠体38の中枠上板46を有する左
右の中枠側板41と左右の側板36との間には所定の間隔の
一連のキャビティ75が構成される。
【0043】そして、前記キャビティ75内及び中枠体38
の中枠天板52の水平係合面53と左右の中枠上板46の水平
状面48にコンクリートを打設してコンクリート製品Aを
成形し、このコンクリート製品Aを養生する。
【0044】つぎに、コンクリート製品Aを成形養生後
に脱型する場合には、中枠体38内に設けた昇降手段63の
左右のシリンダー装置71を同時に作動してそれぞれのピ
ストンロッド72を伸長することにより、この左右一対の
クロスリンク66がそれぞれの支軸68を中心として開回動
されるとともに、この左右一対のクロスリンク66の上端
部に支持された中枠天板52の左右の係合斜面54が左右の
中枠上板46の係合斜面51から外れ、この中枠天板52がコ
ンクリート製品Aから離型され、この中枠天板52が水平
状態のまま下降され、この中枠天板52が図6に示すよう
に左右の支持梁29上に当接支持される。
【0045】また、左右の中枠側板41の各シリンダー装
置60を同時に作動してそれぞれのピストンロッド61を収
縮することにより、左右の中枠上板46は、図6に示すよ
うに左右の中枠側板41の上端部に対して各支軸45を中心
として下降回動され、この左右の中枠上板46がコンクリ
ート製品Aから離型される。また、中枠底板39の各シリ
ンダー装置56を同時に作動してそれぞれのピストンロッ
ド57を収縮することにより、左右の中枠側板41は、図6
に示すように中枠底板39の左右の各支軸40を中心として
互いに近接する方向に向かって回動され、この左右の中
枠側板41が所定の傾斜角度に傾斜してコンクリート製品
Aから離型される。
【0046】さらに、昇降手段63の左右のシリンダー装
置71を同時に作動してそれぞれのピストンロッド72を更
に伸長することにより、この左右一対のクロスリンク66
がそれぞれの支軸68を中心として更に開回動され、左右
の支持梁29にて中枠天板52の下降が阻止される一方、こ
の中枠天板52を支持部として左右一対のクロスリンク66
の下端部に支持された中枠底板39が所定の高さだけ引き
上げられ、この中枠底板39がコンクリート製品Aから離
型される。
【0047】したがって、中枠体38を構成した各部材が
中枠体38の中心方向に向かってそれぞれ縮径され、この
中枠体38がコンクリート製品Aの内側環状の各成形面か
ら離型されるとともに、この中枠体38は全体として持ち
上げられた状態で左右の支持梁29にて支持される。
【0048】そして、図示しないシリンダー装置にて左
右の側板36をコンクリート製品Aの外方に向かって型開
きすることにより、この左右の側板36がコンクリート製
品Aの外側成形面から離型され、このコンクリート製品
Aは中枠体38及び左右の側板36から分離された状態で架
台1の底板7上に支持され、このコンクリート製品の引
き抜きに備えることができる。
【0049】つぎに、図示しないシリンダー装置(前記
左右の側板36を進退動作させるシリンダー装置とは別に
設けられている)にて、コンクリート製品Aを支持した
底板7及びこの底板7に設けた他方の妻板20を、一方の
妻板11から離間する方向の外方に向かって後退動作する
と、この他方の妻板20を有する底板7が各ガイドローラ
9を介して左右のガイドレール6に案内されて一方の妻
板11から離間する方向の外方に向かって後退されるとと
もに、この底板7上のコンクリート製品Aが底板7上に
載置支持されたままの状態で中枠体38から引き抜かれ、
このコンクリート製品Aは架台1上の成形部から大きく
離間した外方位置に移動される。
【0050】また、他方の妻板20をコンクリート製品A
の引き抜き方向に向かって移動すると、この他方の妻板
20を有する左右のスライダー18が底板7の左右のガイド
レール10から引き抜かれ、この左右のスライダー18にて
他方の妻板20がコンクリート製品Aから分離されて離型
される。
【0051】したがって、コンクリート製品Aは底板7
上に載置支持された状態で取り出しに備えることができ
る。この際、コンクリート製品Aは低い位置の底板7上
に支持されているだけであって、このコンクリート製品
Aの周囲には一方の妻板11、中枠体38及び左右の側板36
が存在していないので、コンクリート製品Aは一方の妻
板11、中枠体38及び左右の側板36の高さ位置より高く持
ち上げることなく低い位置の底板7上から簡単に取り出
して所定の位置まで移動することができる。
【0052】つぎに、前記実施例では、中枠体38の左右
の中枠側板41の上端部には前後方向の支軸45にて中枠上
板46を上下方向に回動自在に軸支する場合について説明
したが、これに限らず、たとえば、図11及び図12に
示すように、左右の中枠側板41は、中枠側板41に相当す
る部分と中枠上板46に相当する部分とを有して一連一体
に形成するようにしてもよい。この図11及び図12に
示す実施例において、前記実施例と同じ構造部分につい
ては前記実施例の符号を用いて説明を省略する。このよ
うに構成することにより、前記実施例のの構成に比べ部
品点数が少なく構成が簡単となり、中枠体38の型合わせ
操作及び型開き操作が容易となる。
【0053】つぎに、前記各実施例では、コンクリート
製品Aは底板7にて架台1上の成形部から引き出した状
態のままで取り出す場合について説明したが、これに限
らず、たとえば、図13及び図14に示すように、架台
1の左右のガイドレール6の前方に位置して、すなわ
ち、コンクリート製品Aの引き出し方向であって左右の
ガイドレール6を有するH型鋼2の前方に位置してター
ンテーブル76を配設し、このターンテーブル76の上部に
は前記左右のH型鋼2と同じ間隔をおいて左右に延長H
型鋼77をそれぞれ平行に配設固定し、この左右の延長H
型鋼77の上板部78に前記左右のガイドレール6と同じ間
隔でかつ同じ高さをおいて延長ガイドレール79をそれぞ
れ平行に突出形成する。
【0054】このように構成することにより、コンクリ
ート製品Aを支持した底板7を、架台1上の左右のガイ
ドレール6に沿って一方の妻板11から離間する方向の外
方に向かって後退動作すると、このコンクリート製品A
を支持した底板7は架台1上の左右のガイドレール6か
らターンテーブル76に設けた左右の延長ガイドレール79
上に移動され、かつ、この左右の延長ガイドレール79に
沿って左右の延長ガイドレール79の所定位置に後退動作
される。
【0055】また、ターンテーブル76を所定の角度回転
動作すると、このターンテーブル76上に左右の延長ガイ
ドレール79を介して移載された底板7上のコンクリート
製品Aが方向変換され、このコンクリート製品Aの開口
部を有する端面部がたとえばフォークリフトのフォーク
を挿入し易い位置に変換され、このコンクリート製品A
はフォークリフトによって簡単に取り出すことができ
る。
【0056】さらに、前記各実施例では、コンクリート
製品Aを中枠体38から引き抜く際には、昇降手段63の左
右のシリンダー装置71を同時に作動してそれぞれのピス
トンロッド72を更に伸長することにより、左右の支持梁
29にて中枠天板52の下降を阻止させる一方、この中枠天
板52を支持部として左右一対のクロスリンク66の下端部
に支持された中枠底板39を所定の高さだけ引き上げ、こ
の中枠底板39をコンクリート製品Aから離型させる(こ
の場合は中枠体38の全体が所定の高さだけ引き上げられ
る)場合について説明したが、すなわち、昇降手段63に
て中枠体38の中枠天板52及び中枠底板39を昇降する場合
について説明したが、これに限らず、中枠天板52は昇降
手段63にて昇降し、中枠底板39は昇降手段63とは別に設
けるシリンダー装置等の昇降手段にて昇降するようにし
てもよい。
【0057】また前記実施例では、昇降手段において、
その左右のクロスリンク66はそれぞれに設けたシリンダ
ー装置71にて中枠天板52を昇降するように開閉回動する
場合について説明したが、これに限らず、左右のクロス
リンク66はそれぞれに共通のシリンダー装置71にて開閉
回動するようにしてもよい。
【0058】この場合には、たとえば、図15に示すよ
うに、左右のガイドレール64の前後方向の一端側には左
右方向の固定支軸80を相対してそれぞれ水平状に突設
し、この左右の固定支軸80には左右の一対のリンク67の
中の一方のリンク67の下端部をそれぞれ回動自在に軸支
する。また、左右のガイドレール64間には左右方向の移
動フレーム81を配設し、この移動フレーム81の左右方向
の両端部にはローラ支軸82を介して前記左右のガイドレ
ール64の他側部に移動自在に係合したガイドローラ83を
回転自在に軸架する。また、前記移動フレーム81の両端
部のローラ支軸82には前記左右の一対のリンク67の中の
他方のリンク67の下端部をそれぞれ回動自在に軸支す
る。さらに、前記左右のガイドレール64の後端部間に位
置して前記シリンダー装置71を配設固定し、このシリン
ダー装置71のピストンロッド72の先端部には前記移動フ
レーム81の左右方向の中間部を固着する。そして、前記
共通のシリンダー装置71にて左右のクロスリンク66を介
して前記中枠天板52を前記左右の支持梁29上に下降支持
させ、かつ、中枠底板39を引上げることができるように
なっている。
【0059】このように構成することにより、左右のク
ロスリンク66に共通のシリンダー装置71にて左右のクロ
スリンク66を介して中枠天板52及び中枠底板39が確実
に、かつ、円滑に昇降される。そして、左右のクロスリ
ンク66のそれぞれにシリンダー装置71を設けるものに比
べ構成が簡単になり、左右のシリンダー装置71を同期同
調して作動させる必要性を解消することができる。
【0060】さらに、前記各実施例では、左右の中枠側
板41、左右の中枠上板46及び中枠底板39と中枠天板52
は、それぞれシリンダー装置56,60,71にて可動する場
合について説明したが、これに限らず、これらの各部材
はシリンダー装置56,60,71によることなく、たとえ
ば、ボールねじ等の可動手段にて所期の動作方向に可動
するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、架台には前後
の妻板間に位置して中枠体内を挿通した支持梁を配設固
定し、中枠体の中枠底板と中枠天板との間にこの中枠天
板を前記支持梁上に下降支持させるとともに、この支持
梁側に前記中枠底板を引上げて離型させる昇降手段を設
けたので、この昇降手段にてコンクリート製品内におい
て中枠体を簡単に離型することができるとともに、この
中枠体を、その各成形面がコンクリート製品から離
た状態で支持梁に確実に支持させることができる。ま
た、架台は成形したコンクリート製品を支持して引き抜
く前後方向に進退自在の底板を有するので、このコンク
リート製品を載置支持したままで底板を中枠体から離間
する方向に後退移動することにより、この底板にてコン
クリート製品を中枠体から簡単に引き抜くことができ
る。また、このコンクリート製品は底板上に支持されて
いるので、この底板上からコンクリート製品を高く吊り
上げることなく安全に簡単に取り出すことができ、天井
等の低い作業環境でも底板上からコンクリート製品を容
易に取り出すことができる。
【0062】請求項2の発明によれば、架台は前後方向
の一端部に一方の妻板を配設固定すとともに、前記架台
上に前後方向に進退自在に設け底板に他方の妻板を
後方向に進退自在に設けたので、この底板をコンクリー
ト製品の成形部から離間する方向に向かって移動するこ
とにより、この底板にて脱型したコンクリート製品を中
枠体からスムーズに簡単に引き抜くことができるととも
に、一方の妻板から離型することができ、また、他方の
妻板をコンクリート製品から簡単に離型することがで
き、このため、底板上からコンクリート製品を取り出す
際には、コンクリート製品をクレーン等にて妻板及び左
右の側板の高さより高い位置に吊り上げて脱型するもの
のように不測の事故が生じる危険性がなく、安全であ
る。また、型合せ時には底板上に配筋を載置して成形部
に向って移動することにより配筋をキャビティ内に簡単
に位置合せすることができる。
【0063】請求項3の発明によれば、架台上に底板を
案内するガイドレールを設けるとともに、このガイドレ
ールの長さ方向の外方に位置してターンテーブルを設
け、このターンテーブル上に前記ガイドレールから外れ
た底板を案内する延長ガイドレールを設けたので、この
ターンテーブルにてコンクリート製品を引き抜いた状態
で回転して取出し易い位置に簡単に方向転換することが
でき、このため、コンクリート製品をフォークリフトな
どにて底板上から容易に取出すことができ、このコンク
リート製品の取出しに際してコンクリート製品を高く吊
り上げて取出すものに比べて不測の事故が生じる危険性
がなく更に安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンクリート製品成形
用型枠装置の離型状態を示す一部を省略した斜視図であ
る。
【図2】同上架台の一部を省略した斜視図である。
【図3】同上型合わせ状態を示す一方の斜視図である。
【図4】同上型合わせ状態を示す他方の斜視図である。
【図5】同上中枠体の型合わせ状態を示す正面図であ
る。
【図6】同上型折畳み状態を示す正面図である。
【図7】同上中枠体の昇降手段を示す一部を切欠した斜
視図である。
【図8】同上中枠体の型合わせ状態を示す説明正面図で
ある。
【図9】同上中枠体の中枠天板を下降した状態を示す説
明斜視図である。
【図10】同上中枠体の左右の中枠側板を折畳んだ状態
を示す説明斜視図である。
【図11】他の実施例を示す中枠体の型合わせ状態を示
す正面図である。
【図12】同上左右の中枠側板を折畳んだ状態を示す正
面図である。
【図13】更に他の実施例を示すコンクリート製品成形
用型枠装置の斜視図である。
【図14】同上コンクリート製品を方向変換した状態を
示す斜視図である。
【図15】他の実施例の中枠体の昇降手段を示す一部を
切欠した斜視図である。
【符号の説明】
1 架台 6 ガイドレール 7 底板 11 一方の妻板 20 他方の妻板 29 支持梁 36 側板 38 中枠体 39 中枠底板 41 中枠側板 52 中枠天板 63 昇降手段 76 ターンテーブル 79 ガイドレール コンクリート製品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板を設けた架台と、この架台の底板上
    に配設された中枠体と、この中枠体の前後方向の両端部
    に配設された前後の妻板と、前記中枠体の左右方向の両
    側部に配設された左右の側板と、を具備し、 前記架台は、前記前後の妻板間に位置して前記中枠体内
    を挿通して配設固定され離型した中枠体を支持する前後
    方向の支持梁と、この支持梁の下方に離間位置して前後
    方向に進退自在に設けられ成形したコンクリート製品を
    支持して引き抜く前記底板とを有し、 前記中枠体は、前記底板との間に所定の間隔をおいて
    設された中枠底板、この中枠底板の左右方向の両端部
    起伏自在に設けられた左右の中枠側板、この左右の
    中枠側板の上端部間に上下動自在に設けられた中枠天板
    とを有し、 前記中枠底板と前記中枠天板との間にこの中枠天板を前
    記支持梁上に下降支持させるとともに、この支持梁側に
    前記中枠底板を引上げて離型させる昇降手段を設けたこ
    とを特徴とするコンクリート製品成形用型枠装置。
  2. 【請求項2】 架台は、前後方向の一端部に一方の妻板
    を配設固定するとともに、前記架台上に前後方向に進退
    自在に設け底板に他方の妻板を前後方向に進退自在に
    設けたことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製
    品成形用型枠装置。
  3. 【請求項3】 架台上に底板を前後方向に案内するガイ
    ドレールを設け、このガイドレールの長さ方向の外方に
    位置してターンテーブルを設け、このターンテーブル上
    に前記ガイドレールから外れた前記底板を案内する延長
    ガイドレールを設けたことを特徴とする請求項2記載の
    コンクリート製品成形用型枠装置。
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