JP2662331B2 - コンクリートの打設方法 - Google Patents
コンクリートの打設方法Info
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- JP2662331B2 JP2662331B2 JP3321554A JP32155491A JP2662331B2 JP 2662331 B2 JP2662331 B2 JP 2662331B2 JP 3321554 A JP3321554 A JP 3321554A JP 32155491 A JP32155491 A JP 32155491A JP 2662331 B2 JP2662331 B2 JP 2662331B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートダムや、
その他の大型のコンクリート構造物を構築する際に使用
される自昇型の型枠装置によるコンクリート打設方法に
関する。
その他の大型のコンクリート構造物を構築する際に使用
される自昇型の型枠装置によるコンクリート打設方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のマスコンクリート構造物を
構築する際に、省力化と作業上の安全性の要請から、種
々の型枠装置が開発されている。特に型枠自身が上昇出
来るように創意工夫がなされており、例えば次のような
ものがある。
構築する際に、省力化と作業上の安全性の要請から、種
々の型枠装置が開発されている。特に型枠自身が上昇出
来るように創意工夫がなされており、例えば次のような
ものがある。
【0003】図16乃至図17に示すように、複数の型
枠支持フレーム3,4に取り付けられた中型枠1とこれ
を両側から挟む各一の側型枠2を有し、上記中型枠1お
よび側型枠2の上部に、その中型枠1の型枠支持フレー
ム3を揺動自在に支持する梁材5を設け、この梁材5の
両端部と上記側型枠2との間に上記中型枠と側型枠の交
互上昇用のジャッキ6を取付るとともに、上記各型枠支
持フレーム3,4にシーボルト7を抜き差し自在に取付
られるように構成したものがある。
枠支持フレーム3,4に取り付けられた中型枠1とこれ
を両側から挟む各一の側型枠2を有し、上記中型枠1お
よび側型枠2の上部に、その中型枠1の型枠支持フレー
ム3を揺動自在に支持する梁材5を設け、この梁材5の
両端部と上記側型枠2との間に上記中型枠と側型枠の交
互上昇用のジャッキ6を取付るとともに、上記各型枠支
持フレーム3,4にシーボルト7を抜き差し自在に取付
られるように構成したものがある。
【0004】上記型枠装置において、型枠支持フレーム
に出入自在に取り付けられるシーボルトの先端をコンク
リート打設部に埋設してあるアンカーボルトに固定す
る。そして、前回のコンクリート打設部に打設されたコ
ンクリートの固化後に、中型枠の型枠支持フレームに差
し込んであるシーボルトを抜き取る。
に出入自在に取り付けられるシーボルトの先端をコンク
リート打設部に埋設してあるアンカーボルトに固定す
る。そして、前回のコンクリート打設部に打設されたコ
ンクリートの固化後に、中型枠の型枠支持フレームに差
し込んであるシーボルトを抜き取る。
【0005】その後、側型枠上のジャッキを伸長して、
梁材に連設した中型枠を自動的に所定位置にまで上昇さ
せる。更に、その中型枠の型枠支持フレームにシーボル
トをコンクリート打設する型枠の内側に差し込んでお
く。
梁材に連設した中型枠を自動的に所定位置にまで上昇さ
せる。更に、その中型枠の型枠支持フレームにシーボル
トをコンクリート打設する型枠の内側に差し込んでお
く。
【0006】そして、側型枠の型枠支持フレームに差し
込んであるシーボルトを抜き取る。続いて上記側型枠の
ジャッキを収縮させ、その側型枠を中型枠の位置まで上
昇させる。
込んであるシーボルトを抜き取る。続いて上記側型枠の
ジャッキを収縮させ、その側型枠を中型枠の位置まで上
昇させる。
【0007】そして、側型枠の型枠支持フレームにシー
ボルトをコンクリート打設する型枠の内側に差し込んで
おく。このようにして、中型枠と側型枠とを同じ高さに
揃えて、かつ、各々型枠の内側にシーボルトを差し込ん
だ状態にする。そして、前記中型枠と側型枠の各々の内
側にコンクリートを打設し、シーボルトの先端部をコン
クリート中に埋設する。このように、中型枠および側型
枠を交互に上昇し、ダム等のマスコンクリート打設を行
うものがある。
ボルトをコンクリート打設する型枠の内側に差し込んで
おく。このようにして、中型枠と側型枠とを同じ高さに
揃えて、かつ、各々型枠の内側にシーボルトを差し込ん
だ状態にする。そして、前記中型枠と側型枠の各々の内
側にコンクリートを打設し、シーボルトの先端部をコン
クリート中に埋設する。このように、中型枠および側型
枠を交互に上昇し、ダム等のマスコンクリート打設を行
うものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような自昇型枠装置では、コンクリート打設用の型枠と
該型枠を上昇させるジャッキ等の上昇装置とが必ず1組
で構成されている。従って、ダム等の横方向に長い構造
物に対してコンクリート施工するには、その略全長に亘
り型枠を多数配置する必要があるので前記上昇装置も同
様に多数必要となってコストが嵩むことになる、と言っ
た欠点が存在した。
ような自昇型枠装置では、コンクリート打設用の型枠と
該型枠を上昇させるジャッキ等の上昇装置とが必ず1組
で構成されている。従って、ダム等の横方向に長い構造
物に対してコンクリート施工するには、その略全長に亘
り型枠を多数配置する必要があるので前記上昇装置も同
様に多数必要となってコストが嵩むことになる、と言っ
た欠点が存在した。
【0009】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、ダム等の横方向に長い構造物のコンクリート打設
施工にあたり、型枠を上昇させる上昇装置を他の型枠に
転用可能にしてコストの軽減を図る自昇型枠装置とこれ
を使用するコンクリート打設方法を提供することを目的
とする。
ので、ダム等の横方向に長い構造物のコンクリート打設
施工にあたり、型枠を上昇させる上昇装置を他の型枠に
転用可能にしてコストの軽減を図る自昇型枠装置とこれ
を使用するコンクリート打設方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、コンクリート打設
用の型枠と、これを支持すると共にコンクリートの側壁
に埋設されたアンカーボルトへ着脱自在に係合されるシ
ーボルトを備えた框体からなる型枠支持体と、該型枠支
持体にピン結合された支持フレームと、からなる型枠装
置が横方向に並設されて形成される打設空間にコンクリ
ートを打設する方法であって、交叉してなる一対の回動
バーがその交点を中心としてX状に開脚自在に回動する
ことによって、上下方向に伸縮自在に形成された伸縮機
構部を有し、該伸縮機構部の伸縮により前記型枠装置を
昇降させる昇降装置を、前記型枠装置の一つに対向させ
て既設コンクリート面に設置するとともに、該型枠装置
の支持フレームに係合させ、前記伸縮機構部を伸張して
該型枠装置を所定位置に上昇させ、その後、該支持フレ
ームから前記昇降装置を解脱し、順次この作業を繰り返
して前記既設コンクリートの上層に形成される打設空間
にコンクリートを打設するコンクリートの打設方法に存
する。
し上記目的を達成するための要旨は、コンクリート打設
用の型枠と、これを支持すると共にコンクリートの側壁
に埋設されたアンカーボルトへ着脱自在に係合されるシ
ーボルトを備えた框体からなる型枠支持体と、該型枠支
持体にピン結合された支持フレームと、からなる型枠装
置が横方向に並設されて形成される打設空間にコンクリ
ートを打設する方法であって、交叉してなる一対の回動
バーがその交点を中心としてX状に開脚自在に回動する
ことによって、上下方向に伸縮自在に形成された伸縮機
構部を有し、該伸縮機構部の伸縮により前記型枠装置を
昇降させる昇降装置を、前記型枠装置の一つに対向させ
て既設コンクリート面に設置するとともに、該型枠装置
の支持フレームに係合させ、前記伸縮機構部を伸張して
該型枠装置を所定位置に上昇させ、その後、該支持フレ
ームから前記昇降装置を解脱し、順次この作業を繰り返
して前記既設コンクリートの上層に形成される打設空間
にコンクリートを打設するコンクリートの打設方法に存
する。
【0011】
【作用】本発明のコンクリート打設方法によれば、昇降
装置が型枠支持体に対して支持フレームを介して着脱自
在であるので、横方向に並設された多数の型枠支持体を
一つの昇降装置を使用して所定量上昇させることが可能
となる。または、複数のブロック毎に一つの昇降装置を
配備して、各ブロック内の昇降装置で型枠支持体を上昇
させることができ、型枠支持体毎に昇降装置を一つ設け
るという必要がない。
装置が型枠支持体に対して支持フレームを介して着脱自
在であるので、横方向に並設された多数の型枠支持体を
一つの昇降装置を使用して所定量上昇させることが可能
となる。または、複数のブロック毎に一つの昇降装置を
配備して、各ブロック内の昇降装置で型枠支持体を上昇
させることができ、型枠支持体毎に昇降装置を一つ設け
るという必要がない。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例について図面を
参照して説明する。図1は、本発明に係る自昇型枠装置
の側面図、図2は昇降装置を除いた自昇型枠装置の側面
図、図3は自昇型枠装置の平面図である。図において、
符号10は自昇型枠装置、11は型枠支持体、12は支
持フレーム、13は昇降装置、14は昇降装置の伸縮機
構部、15は高さ微調整装置、16はシーボルト、17
はアンカーボルトを各々示している。
参照して説明する。図1は、本発明に係る自昇型枠装置
の側面図、図2は昇降装置を除いた自昇型枠装置の側面
図、図3は自昇型枠装置の平面図である。図において、
符号10は自昇型枠装置、11は型枠支持体、12は支
持フレーム、13は昇降装置、14は昇降装置の伸縮機
構部、15は高さ微調整装置、16はシーボルト、17
はアンカーボルトを各々示している。
【0013】本発明の自昇型枠装置10は、概略、コン
クリート打設用の型枠11aを備えた型枠支持体11
と、該型枠支持体11に対して揺動自在な支持フレーム
12と、支持フレーム12に着脱自在でこれを介して前
記型枠支持体11を上昇させる昇降装置13とから構成
されてなるものである。
クリート打設用の型枠11aを備えた型枠支持体11
と、該型枠支持体11に対して揺動自在な支持フレーム
12と、支持フレーム12に着脱自在でこれを介して前
記型枠支持体11を上昇させる昇降装置13とから構成
されてなるものである。
【0014】前記型枠支持体11は、図2に示すよう
に、コ字型の鋼材からなる縦端太材18,18,18
と、横木19,…と補強材20により組立される框体で
あり、この框体に支持ビーム11bを介して型枠11a
が固定されている。
に、コ字型の鋼材からなる縦端太材18,18,18
と、横木19,…と補強材20により組立される框体で
あり、この框体に支持ビーム11bを介して型枠11a
が固定されている。
【0015】また、前記框体には、コンクリート側壁面
移動用のガイドローラ11cと、該ガイドローラをコン
クリート側壁30bに向かって出没させるジャッキ11
dが設けられ、また、框体の型枠11aをコンクリート
側壁面から引き離す剥離ジャッキ11eが設けられてい
る。
移動用のガイドローラ11cと、該ガイドローラをコン
クリート側壁30bに向かって出没させるジャッキ11
dが設けられ、また、框体の型枠11aをコンクリート
側壁面から引き離す剥離ジャッキ11eが設けられてい
る。
【0016】更に、前記型枠支持体11の框体には、コ
ンクリートの側壁30bに埋設されたアンカーボルト1
7へ先端部が着脱自在に係合されるシーボルト16が備
えられている。
ンクリートの側壁30bに埋設されたアンカーボルト1
7へ先端部が着脱自在に係合されるシーボルト16が備
えられている。
【0017】次に、前記支持フレーム12は、該支持フ
レーム12の下部12aと前記型枠支持体11の上部で
ピン結合21されており、揺動自在となっている。そし
て、支持フレーム12の揺動を、爪等(図示せず)の係
合によりロックするロック装置も備わっている。
レーム12の下部12aと前記型枠支持体11の上部で
ピン結合21されており、揺動自在となっている。そし
て、支持フレーム12の揺動を、爪等(図示せず)の係
合によりロックするロック装置も備わっている。
【0018】前記昇降装置13は、図1もしくは図4に
示すように、一対の伸縮機構部14,14で構成され、
型枠11aを上昇させる時やコンクリート打設時には下
部フレーム14aが油圧ジャッキ14bのロッド14c
の伸縮によって上下方向に伸縮されるとともに、前記一
対の伸縮機構部14,14が支持フレーム12との係合
部22を中心にして略90゜回動せしめられ互いに型枠
支持体11側に重畳される構造となっている。
示すように、一対の伸縮機構部14,14で構成され、
型枠11aを上昇させる時やコンクリート打設時には下
部フレーム14aが油圧ジャッキ14bのロッド14c
の伸縮によって上下方向に伸縮されるとともに、前記一
対の伸縮機構部14,14が支持フレーム12との係合
部22を中心にして略90゜回動せしめられ互いに型枠
支持体11側に重畳される構造となっている。
【0019】この昇降装置13の伸縮機構部14の構成
は、一実施例として図1に示すように、I型鋼を適宜長
さで切断した上部フレーム14dと、コ字型鋼材を下向
きのコ字状にして設置される下部フレーム14aとを対
向配置にし、これらの間にX状で支点14eを中心に開
脚自在にされた回動バー14f,14gと、この回動バ
ー14gを揺動させる油圧ジャッキ14bとを主な構成
要素としている。
は、一実施例として図1に示すように、I型鋼を適宜長
さで切断した上部フレーム14dと、コ字型鋼材を下向
きのコ字状にして設置される下部フレーム14aとを対
向配置にし、これらの間にX状で支点14eを中心に開
脚自在にされた回動バー14f,14gと、この回動バ
ー14gを揺動させる油圧ジャッキ14bとを主な構成
要素としている。
【0020】前記回動バー14fの一端側は上部フレー
ム14dに軸14jで軸支されており、一方回動バー1
4fの他端側には下部フレーム14aの上面を自在に転
動するローラ14kが軸着されている。
ム14dに軸14jで軸支されており、一方回動バー1
4fの他端側には下部フレーム14aの上面を自在に転
動するローラ14kが軸着されている。
【0021】前記回動バー14gの一端側は前記下部フ
レーム14aに軸支されており、一方これの他端側には
回動自在なローラ14mが軸着され、該ローラ14mが
上部フレーム14dの下側フランジの上面14nを転動
するようになされている。
レーム14aに軸支されており、一方これの他端側には
回動自在なローラ14mが軸着され、該ローラ14mが
上部フレーム14dの下側フランジの上面14nを転動
するようになされている。
【0022】更に、下部フレーム14aに回動自在に軸
着されている油圧ジャッキ14bのロッド14c先端部
が回動バー14gの本体途中に回動自在に連結されてい
る。
着されている油圧ジャッキ14bのロッド14c先端部
が回動バー14gの本体途中に回動自在に連結されてい
る。
【0023】そして、上部フレーム14dの先端部に上
下動用のガイド筒14pが設けられ、該ガイド筒14p
に挿通されるガイド棒14rが下部フレーム14aの先
端部から立設されている。
下動用のガイド筒14pが設けられ、該ガイド筒14p
に挿通されるガイド棒14rが下部フレーム14aの先
端部から立設されている。
【0024】また、下部フレーム14aの下面には、ゴ
ム等の弾性体からなり平板状で底面に三角山の突起部が
ある緩衝材23が3箇所に適宜間隔をおいて固着されて
いる。該緩衝材23は昇降装置13の滑り止めであると
ともに、コンクリート打設面24(30a)の凹凸によ
る傾きを吸収して下部フレーム14aの水平を保つため
のものである。
ム等の弾性体からなり平板状で底面に三角山の突起部が
ある緩衝材23が3箇所に適宜間隔をおいて固着されて
いる。該緩衝材23は昇降装置13の滑り止めであると
ともに、コンクリート打設面24(30a)の凹凸によ
る傾きを吸収して下部フレーム14aの水平を保つため
のものである。
【0025】また、図1と図4に示す符号14sは高さ
微調整装置15と油圧ジャッキ14bと後述のシリンダ
ー25を駆動させるための駆動ユニットを示している。
微調整装置15と油圧ジャッキ14bと後述のシリンダ
ー25を駆動させるための駆動ユニットを示している。
【0026】このように形成した昇降装置13が、支持
フレーム12との係合部22において、着脱自在となっ
ている。よって、この昇降装置13を係合部22で支持
フレーム12から解脱させることにより、型枠支持体1
1と昇降装置13とを別々に分離することができるもの
である。
フレーム12との係合部22において、着脱自在となっ
ている。よって、この昇降装置13を係合部22で支持
フレーム12から解脱させることにより、型枠支持体1
1と昇降装置13とを別々に分離することができるもの
である。
【0027】次に、前記支持フレーム12の一端部に介
在させた高さ微調整装置15は、駆動ユニット14sか
らの駆動により、昇降装置13に対して支持フレーム1
2の上下方向の相対位置を変え、この支持フレーム12
の下部に連結している型枠支持体11の型枠11aの高
さを微調整するものである。
在させた高さ微調整装置15は、駆動ユニット14sか
らの駆動により、昇降装置13に対して支持フレーム1
2の上下方向の相対位置を変え、この支持フレーム12
の下部に連結している型枠支持体11の型枠11aの高
さを微調整するものである。
【0028】また、図3乃至図4に示す符号26,27
は、重畳された一対の伸縮機構部14を支持フレーム1
2から略90゜開脚させたときに昇降装置13を構成す
る框体として該伸縮機構部14,14間に架設されてこ
れを安定させるための支持棒を示している。
は、重畳された一対の伸縮機構部14を支持フレーム1
2から略90゜開脚させたときに昇降装置13を構成す
る框体として該伸縮機構部14,14間に架設されてこ
れを安定させるための支持棒を示している。
【0029】このようにして形成された自昇型枠装置1
0の使用方法について、図5乃至図図7を参照して説明
する。予め型枠支持体11はコンクリート施工するため
に横方向に多数並設されているものとする。
0の使用方法について、図5乃至図図7を参照して説明
する。予め型枠支持体11はコンクリート施工するため
に横方向に多数並設されているものとする。
【0030】図5(イ)は、自昇型枠装置10の型枠1
1aを昇降させた状態を示している。そして符号28は
前回打設して所要強度に固化したコンクリートを示して
いる。
1aを昇降させた状態を示している。そして符号28は
前回打設して所要強度に固化したコンクリートを示して
いる。
【0031】次に、図5(ロ)に示すようにコンクリー
ト28に一端を開口して埋設されたアンカーボルト17
に、型枠支持体11からモータ29(図1参照)を駆動
させシーボルト16を嵌挿させて型枠支持体11を固定
支持させる。そして、支持棒26,27を脱着させ、昇
降装置13の一対の伸縮機構14の油圧ジャッキ14b
のロッド14cを駆動ユニット14sを操作して縮退さ
せ、下部フレーム14aを上げる。
ト28に一端を開口して埋設されたアンカーボルト17
に、型枠支持体11からモータ29(図1参照)を駆動
させシーボルト16を嵌挿させて型枠支持体11を固定
支持させる。そして、支持棒26,27を脱着させ、昇
降装置13の一対の伸縮機構14の油圧ジャッキ14b
のロッド14cを駆動ユニット14sを操作して縮退さ
せ、下部フレーム14aを上げる。
【0032】次に、図5(ハ)に示すように、一対の伸
縮機構部14,14を支持フレーム12方向に略90゜
回転させて重畳させ収納する。そして、型枠11aのコ
ンクリート打設面側にダミー用のアンカーボルト17を
ナット等で固定しておく。
縮機構部14,14を支持フレーム12方向に略90゜
回転させて重畳させ収納する。そして、型枠11aのコ
ンクリート打設面側にダミー用のアンカーボルト17を
ナット等で固定しておく。
【0033】そして図6(イ)に示すようにフレッシュ
コンクリート30を打設する。このコンクリート30が
所定の強度に達したら、図6(ロ)に示すように、重畳
させた一対の伸縮機構部14,14を再び略90゜開脚
させる。更に、伸縮機構部14の油圧ジャッキ14bの
ロッド14cを伸長させ下部フレーム14aをコンクリ
ート30の上面30aまで下げて当接させる。
コンクリート30を打設する。このコンクリート30が
所定の強度に達したら、図6(ロ)に示すように、重畳
させた一対の伸縮機構部14,14を再び略90゜開脚
させる。更に、伸縮機構部14の油圧ジャッキ14bの
ロッド14cを伸長させ下部フレーム14aをコンクリ
ート30の上面30aまで下げて当接させる。
【0034】その後、昇降装置13の安定のために支持
棒26,27を伸縮機構部14,14間に架設する。そ
して、図6(ハ)に示すように、前記モータ29を作動
させてアンカーボルト17からシーボルト16を離脱さ
せて係合を解き、型枠支持体11の剥離ジャッキ11e
を伸長させて型枠11aをコンクリート30の側壁から
引き離す。このとき、コンクリート30に埋設されたア
ンカーボルト17がコンクリート30内に取り残され
る。
棒26,27を伸縮機構部14,14間に架設する。そ
して、図6(ハ)に示すように、前記モータ29を作動
させてアンカーボルト17からシーボルト16を離脱さ
せて係合を解き、型枠支持体11の剥離ジャッキ11e
を伸長させて型枠11aをコンクリート30の側壁から
引き離す。このとき、コンクリート30に埋設されたア
ンカーボルト17がコンクリート30内に取り残され
る。
【0035】次に、型枠支持体11のジャッキ11dを
作動させガイドローラ11cをコンクリート30の側壁
30bに当接させる。この状態から前記伸縮機構部14
の油圧ジャッキ14bを作動させ、下部フレーム14a
によりコンクリート30の上面30aに反力をとる。
作動させガイドローラ11cをコンクリート30の側壁
30bに当接させる。この状態から前記伸縮機構部14
の油圧ジャッキ14bを作動させ、下部フレーム14a
によりコンクリート30の上面30aに反力をとる。
【0036】すると、図7(イ)に示すように、回動バ
ー14f,gがX状に立ち上がり、それにつれて型枠1
1が上昇する。なお、型枠支持体11の全体の重量に比
較して昇降装置13の重量が約3倍程度あるので、型枠
支持体11の上昇の時に昇降装置13がふらつく心配は
ない。
ー14f,gがX状に立ち上がり、それにつれて型枠1
1が上昇する。なお、型枠支持体11の全体の重量に比
較して昇降装置13の重量が約3倍程度あるので、型枠
支持体11の上昇の時に昇降装置13がふらつく心配は
ない。
【0037】こうして図7(ロ)に示すように、型枠支
持体11を所定量上昇させて昇降装置13の作動を停止
させる。このとき、型枠支持体11のシーボルト16が
コンクリート30に埋設されたアンカーボルト17と水
平位置が合うようになされている。
持体11を所定量上昇させて昇降装置13の作動を停止
させる。このとき、型枠支持体11のシーボルト16が
コンクリート30に埋設されたアンカーボルト17と水
平位置が合うようになされている。
【0038】この型枠支持体11の高さが所定の位置よ
りずれている場合には、支持フレーム12と昇降装置1
3との間に介在させた高さ微調整装置15を駆動ユニッ
ト14sで駆動させ微調整させるものである。
りずれている場合には、支持フレーム12と昇降装置1
3との間に介在させた高さ微調整装置15を駆動ユニッ
ト14sで駆動させ微調整させるものである。
【0039】こうして再び図5(イ)に示す状態に戻
り、所定量上昇させた型枠支持体11をコンクリート側
面30bに固定支持させたら、昇降装置13を支持フレ
ーム12との係合部22から解脱させて、昇降装置13
の移動用キャスタ25aによって隣接する型枠装置11
へ昇降装置13を移動させ、前述の多数並設された型枠
支持体11を所定量上昇させる作業を繰り返すものであ
る。上述ではコンクリートの側壁が垂直の場合で説明し
たが、該側壁が傾斜していた場合も同様に型枠支持体1
1を昇降させることができるのは勿論である。
り、所定量上昇させた型枠支持体11をコンクリート側
面30bに固定支持させたら、昇降装置13を支持フレ
ーム12との係合部22から解脱させて、昇降装置13
の移動用キャスタ25aによって隣接する型枠装置11
へ昇降装置13を移動させ、前述の多数並設された型枠
支持体11を所定量上昇させる作業を繰り返すものであ
る。上述ではコンクリートの側壁が垂直の場合で説明し
たが、該側壁が傾斜していた場合も同様に型枠支持体1
1を昇降させることができるのは勿論である。
【0040】ここで、図1,図4及び図8を参照して前
記駆動ユニット14sを昇降装置13に装着する様子を
説明する。該駆動ユニット14sは昇降装置13に着脱
自在にするためにフレーム25bに載置され、移動用の
キャスタ25aが設けられている。
記駆動ユニット14sを昇降装置13に装着する様子を
説明する。該駆動ユニット14sは昇降装置13に着脱
自在にするためにフレーム25bに載置され、移動用の
キャスタ25aが設けられている。
【0041】該キャスタ25aは図8(イ)、(ロ)に
示すように、シリンダー25で出没自在となっている。
従って、昇降装置13に乗せるときにはキャスタ25a
で移動させて、昇降装置13に駆動ユニット14sを載
置したらシリンダー25でキャスタ25aを縮退させ
る。
示すように、シリンダー25で出没自在となっている。
従って、昇降装置13に乗せるときにはキャスタ25a
で移動させて、昇降装置13に駆動ユニット14sを載
置したらシリンダー25でキャスタ25aを縮退させ
る。
【0042】このようにして、昇降装置13の伸縮機構
部14を支持フレーム12側に重畳させるときには昇降
装置13から駆動ユニット14sを取り外し、伸縮機構
部14を伸長させて型枠支持体11を上昇させるときに
は昇降装置13に載置しておくものである。
部14を支持フレーム12側に重畳させるときには昇降
装置13から駆動ユニット14sを取り外し、伸縮機構
部14を伸長させて型枠支持体11を上昇させるときに
は昇降装置13に載置しておくものである。
【0043】次に、前記シーボルト16とアンカーボル
ト17との係合する様子を説明する。これは図9乃至図
15に各使用状態を示すように、型枠支持体11のシー
ボルト16がモータ29によってアンカーボルト17へ
向かって前進し、シーボルト16の先端部がアンカーボ
ルト17に嵌挿され(図11)、アンカーボルト17の
後端部の周壁に設けられた係合孔17aに前記シーボル
ト16先端部の係合爪16aが圧縮バネ16bによって
拡開して係合する(図12)。
ト17との係合する様子を説明する。これは図9乃至図
15に各使用状態を示すように、型枠支持体11のシー
ボルト16がモータ29によってアンカーボルト17へ
向かって前進し、シーボルト16の先端部がアンカーボ
ルト17に嵌挿され(図11)、アンカーボルト17の
後端部の周壁に設けられた係合孔17aに前記シーボル
ト16先端部の係合爪16aが圧縮バネ16bによって
拡開して係合する(図12)。
【0044】更に、前記モータ29を作動させ、シーボ
ルト16を奥側へと押し込むとアンカーボルト17の内
壁17bで前記係合爪16aが窄められる(図13)。
そしてシーボルト16をその軸心廻りに前記モータ29
で回転させた(図14)後に続いて引き抜くことで、該
シーボルト16とアンカーボルト17との係合が解かれ
る(図15)。このようにして、シーボルト16はモー
タ29の作動により自動的にアンカーボルト17との係
合およびその解除がなされる。
ルト16を奥側へと押し込むとアンカーボルト17の内
壁17bで前記係合爪16aが窄められる(図13)。
そしてシーボルト16をその軸心廻りに前記モータ29
で回転させた(図14)後に続いて引き抜くことで、該
シーボルト16とアンカーボルト17との係合が解かれ
る(図15)。このようにして、シーボルト16はモー
タ29の作動により自動的にアンカーボルト17との係
合およびその解除がなされる。
【0045】このように、本発明の自昇型枠装置10
は、打設コンクリートの上面30aに反力をとり多数横
方向に並設された型枠支持体11を昇降装置13で次々
に上昇させ、型枠支持体をコンクリート側壁30bで支
持させるシーボルト16もアンカーボルト17に対して
自動着脱が可能である。
は、打設コンクリートの上面30aに反力をとり多数横
方向に並設された型枠支持体11を昇降装置13で次々
に上昇させ、型枠支持体をコンクリート側壁30bで支
持させるシーボルト16もアンカーボルト17に対して
自動着脱が可能である。
【0046】このようにして型枠支持体11を横方向に
並設して型枠11aの内側にコンクリートを打設し、該
打設コンクリート固化後にその上面に前記昇降装置13
を載置して一の型枠支持体11の支持フレーム12に装
着して該型枠支持体11を所定量上昇させ、その後この
支持フレーム12から前記昇降装置13を解脱させると
ともに横方向に移動させて、他の型枠支持体11を同じ
く所定量上昇させることにより並設させ、上層のコンク
リートを打設してダム等の構造物を構築するものであ
る。
並設して型枠11aの内側にコンクリートを打設し、該
打設コンクリート固化後にその上面に前記昇降装置13
を載置して一の型枠支持体11の支持フレーム12に装
着して該型枠支持体11を所定量上昇させ、その後この
支持フレーム12から前記昇降装置13を解脱させると
ともに横方向に移動させて、他の型枠支持体11を同じ
く所定量上昇させることにより並設させ、上層のコンク
リートを打設してダム等の構造物を構築するものであ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート打設方法は、コンクリート打設用の型枠と、これを
支持すると共にコンクリートの側壁に埋設されたアンカ
ーボルトへ着脱自在に係合されるシーボルトを備えた框
体からなる型枠支持体と、該型枠支持体にピン結合され
た支持フレームと、からなる型枠装置が横方向に並設さ
れて形成される打設空間にコンクリートを打設する方法
であって、交叉してなる一対の回動バーがその交点を中
心としてX状に開脚自在に回動することによって、上下
方向に伸縮自在に形成された伸縮機構部を有し、該伸縮
機構部の伸縮により前記型枠装置を昇降させる昇降装置
を、前記型枠装置の一つに対向させて既設コンクリート
面に設置するとともに、該型枠装置の支持フレームに係
合させ、前記伸縮機構部を伸張して該型枠装置を所定位
置に上昇させ、その後、該支持フレームから前記昇降装
置を解脱し、順次この作業を繰り返して前記既設コンク
リートの上層に形成される打設空間にコンクリートを打
設する方法なので、型枠装置を上昇させる際に、昇降装
置そのものが伸縮機構部によって伸縮自在となっている
ため、作用する転倒モーメントが極めて小さくなり、従
来の型枠装置に比べて安定性を著しく向上させることが
出来る。なお、型枠支持体と支持フレームとはピン結合
されているため、型枠装置を引き上げるときに揺動が可
能となり、型枠装置の昇降が容易に出来る。
ート打設方法は、コンクリート打設用の型枠と、これを
支持すると共にコンクリートの側壁に埋設されたアンカ
ーボルトへ着脱自在に係合されるシーボルトを備えた框
体からなる型枠支持体と、該型枠支持体にピン結合され
た支持フレームと、からなる型枠装置が横方向に並設さ
れて形成される打設空間にコンクリートを打設する方法
であって、交叉してなる一対の回動バーがその交点を中
心としてX状に開脚自在に回動することによって、上下
方向に伸縮自在に形成された伸縮機構部を有し、該伸縮
機構部の伸縮により前記型枠装置を昇降させる昇降装置
を、前記型枠装置の一つに対向させて既設コンクリート
面に設置するとともに、該型枠装置の支持フレームに係
合させ、前記伸縮機構部を伸張して該型枠装置を所定位
置に上昇させ、その後、該支持フレームから前記昇降装
置を解脱し、順次この作業を繰り返して前記既設コンク
リートの上層に形成される打設空間にコンクリートを打
設する方法なので、型枠装置を上昇させる際に、昇降装
置そのものが伸縮機構部によって伸縮自在となっている
ため、作用する転倒モーメントが極めて小さくなり、従
来の型枠装置に比べて安定性を著しく向上させることが
出来る。なお、型枠支持体と支持フレームとはピン結合
されているため、型枠装置を引き上げるときに揺動が可
能となり、型枠装置の昇降が容易に出来る。
【図1】本発明に係る自昇型枠装置の側面図である。
【図2】昇降装置を除いた自昇型枠装置の正面図であ
る。
る。
【図3】自昇型枠装置の平面図である。
【図4】自昇型枠装置の概略を示す斜視図である。
【図5】自昇型枠装置の使用状態を説明する説明図であ
る。
る。
【図6】同じく使用状態の説明図である。
【図7】同じく使用状態の説明図である。
【図8】伸縮機構部の駆動ユニットのキャスタの正面図
(イ)と側面図(ロ)である。
(イ)と側面図(ロ)である。
【図9】シーボルトとアンカーボルトとの係合を説明す
る説明図で、(イ)は正面図、(ロ)は平面図である。
る説明図で、(イ)は正面図、(ロ)は平面図である。
【図10】同じく、シーボルトとアンカーボルトとの係
合の様子を説明する説明図である。
合の様子を説明する説明図である。
【図11】シーボルトとアンカーボルトとの係合を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図12】シーボルトとアンカーボルトとの係合を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図13】シーボルトとアンカーボルトとの係合を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図14】シーボルトとアンカーボルトとの係合を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図15】シーボルトとアンカーボルトとの係合を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図16】従来例に係る自昇型枠装置の一部正面図であ
る。
る。
【図17】同じく従来例に係る自昇型枠装置の正面図で
ある。
ある。
10 自昇型枠装置、11 型枠支持体、12 支持フ
レーム、13 昇降装置、 14 昇降装置の伸縮機構
部、15 高さ微調整装置、16 シーボルト、17
アンカーボルト。
レーム、13 昇降装置、 14 昇降装置の伸縮機構
部、15 高さ微調整装置、16 シーボルト、17
アンカーボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 光雄 東京都品川区西五反田7丁目7番9号 株式会社金澤製作所内 (56)参考文献 特開 平2−108760(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート打設用の型枠と、これを支持
すると共にコンクリートの側壁に埋設されたアンカーボ
ルトへ着脱自在に係合されるシーボルトを備えた框体か
らなる型枠支持体と、該型枠支持体にピン結合された支
持フレームと、からなる型枠装置が横方向に並設されて
形成される打設空間にコンクリートを打設する方法であ
って、 交叉してなる一対の回動バーがその交点を中心としてX
状に開脚自在に回動することによって、上下方向に伸縮
自在に形成された伸縮機構部を有し、該伸縮機構部の伸
縮により前記型枠装置を昇降させる昇降装置を、前記型
枠装置の一つに対向させて既設コンクリート面に設置す
るとともに、該型枠装置の支持フレームに係合させ、 前記伸縮機構部を伸張して該型枠装置を所定位置に上昇
させ、 その後、該支持フレームから前記昇降装置を解脱し、 順次この作業を繰り返して前記既設コンクリートの上層
に形成される打設空間にコンクリートを打設すること、 を特徴としてなるコンクリートの打設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321554A JP2662331B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | コンクリートの打設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321554A JP2662331B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | コンクリートの打設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133099A JPH05133099A (ja) | 1993-05-28 |
JP2662331B2 true JP2662331B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=18133864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3321554A Expired - Lifetime JP2662331B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | コンクリートの打設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662331B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2990564B1 (de) * | 2014-08-27 | 2018-10-10 | DOKA GmbH | Vorrichtung sowie Verfahren zum Führen eines Trägers für ein Schalungs- oder Schutzelement |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0663364B2 (ja) * | 1988-10-17 | 1994-08-22 | 藤本商工株式会社 | 移動型枠工法及びその装置 |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP3321554A patent/JP2662331B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133099A (ja) | 1993-05-28 |
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