JPH0623503B2 - 自昇式型枠装置 - Google Patents

自昇式型枠装置

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JPH0623503B2
JPH0623503B2 JP5572686A JP5572686A JPH0623503B2 JP H0623503 B2 JPH0623503 B2 JP H0623503B2 JP 5572686 A JP5572686 A JP 5572686A JP 5572686 A JP5572686 A JP 5572686A JP H0623503 B2 JPH0623503 B2 JP H0623503B2
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JP
Japan
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plunger
cylinder
jack
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self
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JP5572686A
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暉一郎 田中
良一 岩崎
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本発明はコンクリート壁面を順次高さ方向に打設する際
に用いられる自昇式型枠装置に関し、特に、ダムなどの
ようにコンクリート壁面の勾配が下部側から上部側へと
漸次急傾斜する構築物に好適な自昇式型枠装置に関す
る。
≪発明の背景≫ この種の型枠装置として、先に本出願人は特開昭60−
43570号公報に示す自昇式型枠装置を開発した。
この型枠装置は、既設のコンクリート壁面に固定金具に
より離脱可能に設置される固定枠と、その上方に位置す
る型枠とを上昇用ジャッキを介して伸長自在に連結し、
型枠内にコンクリートを打設固化後、ジャッキ装置を伸
長して型枠を上昇させ、次いでジャッキ装置の下方固定
枠の固定金具を取り外してジャッキ装置を短縮し、ジャ
ッキ装置の下方固定枠を新たなコンクリート打設部に固
定するもので、上記操作をあたかも尺取虫の如く繰り返
すことにより、コンクリート壁面を上方に順次構築する
ものである。
≪発明が解決しようとする問題点≫ ところが、この自昇式型枠装置では型枠支持脚の先端に
型枠が固定的に取付けられていたために、固定枠の取付
面であるコンクリート壁面の勾配が型枠の勾配と等しい
勾配である場合には適合するが、固定枠の勾配に対し型
枠の勾配に変化をもたらそうとする場合は適合できなか
った。
つまり、例えばダムなどの構築物にあっては、その下部
側のコンクリート打設面の勾配は比較的緩勾配で、上部
に至るにつれて急勾配となるが、この種の用途には不適
合となっていた。
この発明は以上の背景に基づきなされたものであって、
コンクリート打設面の傾斜角度に応じて型枠の傾斜角度
を自由に変更できるようにすることを目的とする。
≪問題点を解決するための手段≫ 前記目的を達成するため、本発明は、既設コンクリート
壁面に固定金具を介して係脱可能に設置される固定板
と、該固定板の一端にピンを介して揺動可能に枢支され
たシリンダと、該シリンダに摺動可能に挿通された上昇
ガイド用のプランジャと、該プランジャの先端部にピン
を介して揺動可能に枢支された型枠と、前記固定板と前
記シリンダ間の介挿されてシリンダの固定板に対する傾
角を調整するジャッキ、および前記プランジャと型枠間
に介挿されて型枠のプランジャに対する傾角を調整する
ジャッキとを備えてなることを特徴とする。
≪作 用≫ 打設面の角度を変更する場合には、プランジャと型枠間
に介挿された角度変更用ジャッキを動かすことにより、
型枠はプランジャの先端部を回動中心として所定の傾斜
角度に変位する。
≪実施例≫ 以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図,第2図は本発明の第1実施例を示し、第1図
(a )〜(e )は自昇式型枠装置が同一勾配のコンクリ
ート壁面を上昇しつつコンクリートを打設している状態
を示す断面図、第2図(a )〜(e )は同端型枠装置を
用いて勾配の異なる面にコンクリートを打設している状
態を示す断面図である。
各図において、自昇式型枠装置1は固定板2と、該固定
板2の下部に設けられた軸受部にピン3を介して揺動可
能に枢支されたシリンダ4と、該シリンダ4内に揺動可
能に挿通された上昇ガイド用のプランジャ5と、該プラ
ンジャ5の先端部にピン6を介して揺動可能に枢支され
た型枠7とを備えている。
前記シリンダ4およびプランジャ5の上部にはこれと平
行して油圧ジャッキ8が配置されている。すなわち、こ
の油圧ジャッキ8のシリンダ部8a は前記シリンダ4の
上部に固定され、またプランジャ部8b は前記プランジ
ャ5の先端上部に連結している。さらに、前記固定板2
とシリンダ4間には脱型変更用の油圧ジャッキ9のシリ
ンダ部およびプランジャ部がそれぞれ回動可能に連結し
ている。また、前記プランジャ5と型枠7間には角度変
更用の油圧ジャッキ10のシリンダ部およびプランジャ
部がそれぞれ回動可能に連結している。
次に、以上のように構成された型枠装置1を用いて同一
勾配のコンクリート壁面を打設する場合について第1図
を用いて説明する。
なお、図において水平線L〜Lはコンクリート打設
時における最上位置を示すもので、各水平線L〜L
間の間隔は、前記型枠7の上方方向の長さおよびプラン
ジャ5のストロークによって決定づけられるものであ
る。
まず、第1図(a )において、固定板2は固定金具、す
なわちアンカーボルト11によって既設のコンクリート
壁面に固定され、その上部に型枠7が該壁面と同一勾配
に位置しており、この状態でコンクリートの打設が行な
われる。
打設終了後、コンクリート壁面の硬化により同図(b )
に示すように、脱型用油圧ジャッキ9を駆動し、そのプ
ランジャを矢印の如く伸長させることにより、シリンダ
4はピン3を回動中心として矢員に示す反時計方向に旋
回する結果、型枠7はコンクリート打設面より離間す
る。
次いで、油圧ジャッキ8を駆動すれば、プランジャ5は
同図(c )に示すように、その最大ストローク分まで伸
長し、そのストロークに応じて次のコンクリート打設面
まで型枠7を持ち上げる。
その後、脱型用ジャッキ9を元の位置に戻すことにより
型枠7は同図(d )に示すように、時計方向に旋回して
既存コンクリート壁面の上部に想像線で示す同一勾配位
置に位置する。
型枠7の下部をアンカーボルト11により既存コンクリ
ート壁面中に固定し、今度は固定板2側のアンカーボル
ト11を取り外し、角度変更用ジャッキ10を駆動して
そのプランジャを伸長することにより、固定板2は既存
コンクリート壁面より離間する。
この状態で油圧ジャッキ8を作動し、そのプランジャ部
8b を縮小させれば、同図(e )に示すように相対的に
固定板2は上昇する。この状態で前記角度変更用ジャッ
キ10を元の位置に戻すことにより、固定板2は既存コ
ンクリート壁面に設置される。
そして、設置状態で固定板2にアンカーボルト11を打
ち込み、コンクリート壁面に固定することにより1スト
ローク分上昇した状態で、再び同図(a )に示す如く、
既存コンクリート壁面上に同一勾配で型枠を固定位置さ
せることができる。
次に、同型枠装置1を用いて所定の勾配から垂直勾配に
変化する状態での使用例について第2図を用いて説明す
る。
まず、第2図(a )に示すように、コンクリートの打設
およびその硬化が完了した時点で脱型用ジャッキ9を駆
動し、型枠7を打設面より離間させた状態で油圧ジャッ
キ8を駆動し、その上部の工区まで伸長させる。
次いで、脱型用ジャッキ9および角度変更用ジャッキ1
0をそれぞれ伸長させることにより、同図(b )に示す
ように、型枠7は既存コンクリート壁面の勾配より急勾
配の鉛直状態に直立する。
次いで、脱型用ジャッキ9を縮小させることにより、同
図(c )に示すように、型枠7は既存コンクリート壁面
の直上において垂直状態に位置する。
この状態でアンカーボルト11を用いて型枠7の下端を
固定する。
固定状態において、前記固定板2を止めているアンカー
ボルト11を引き抜き、角度変更用ジャッキ10を伸長
させれば固定板2は既存コンクリート壁面より離間す
る。
この状態で、油圧ジャッキ8のプランジャ部8b を縮小
させれば、同図(d )に示すように、固定板2は型枠7
の直下に位置する。
次いで、角度変更用ジャッキ10を縮小することによ
り、固定板2は既存コンクリート壁面上に当接する。
この状態で固定板2にアンカーボルトを打ち込んで、コ
ンクリート壁面に固定すれば、同図(d )の状態でコン
クリートの打設が行なわれる。
さらに型枠7を鉛直に伸ばしたい場合には、その鉛直状
態を保つべく各ジャッキ9,10を作動しつつ油圧ジャ
ッキ8を駆動すれば、同図(e )の如く、鉛直なコンク
リート壁面上に型枠7を伸ばすことができる。
その後、同一手法によって固定板2を離間し、型枠7の
直下のコンクリート壁面に固定すれば、その状態でさら
に上方に打設を行うことができる。
なお、本実施例においては、型枠7の固定手段として、
単にアンカーボルト11を用いることのみを示唆してい
るが、次の第2実施例により型枠7のコンクリート壁面
に対する固定構造を併せて説明する。
すなわち第3図,第4図,第5図は本発明の第2実施例
を示し、第3図(a ),(b )は平面図、第4図(a
),(b ),(c )は断面図、第5図は部分斜視図で
ある。
なお、図において前記第1実施例と同一個所には同一符
号を付して説明を行なう。
図における型枠装置20は、固定板2と、固定板2の下
部にピン3を介して揺動可能に枢支されたシリンダ4
と、シリンダ4内を出没するプランジャ5と、プランジ
ャ5の先端にピン6を介して揺動可能に枢支された型枠
7とを備えるものであり、前記シリンダ4と固定板2間
には脱型用ジャッキ9が、またプランジャ5と型枠7間
には角度変更用の油圧ジャッキ10が設けられており、
その構成は前記第1実施例とほぼ同一である。
この実施例において、前記第1実施例と異なる点は、前
記シリンダ4とプランジャ5との組合せがそのまま油圧
ジャッキ21を構成することである。
また、前記型枠7の上面には、横方向に複数の位置決め
用脚部22が固定されており、その下端を型枠7の下部
に突出させている。
そして、この脚部22の下部は、第5図に示すように、
スクリュー式の固定位置調整金具23が設けられてお
り、前記型枠7の下部にあって脚部22の突出端部分に
既設コンクリートに対する固定を行なうためのアンカー
ボルト11がネジ込み固定されるようになっている。
従って、第4図(a )図に示すように、型枠7のコンク
リート打設状態からこれを終了し、コンクリートが硬化
したならば前記第1実施例と同一の方法によって型枠7
を上昇させ、その上昇位置で同図(b )に示すように、
脚部22の下部の調整金具23を調整した後に、脚部2
2の上部側であって型枠7の下面側にアンカーボルトを
打ち込むことにより、型枠7の位置決め固定を行うこと
ができる。
また、前記第1実施例と同一の操作により、異なる勾配
の壁面を作る場合には、同図(c )な示すように、前記
脚部の形状として壁面間の傾角に等しい角度に折曲形成
された脚部22を用いることによって、精度のよい位置
決め固定を行うことができる。
なお、前記第1実施例でも本実施例と同様な位置決め用
脚部を用いることができる。
また、位置決め用脚部22として、型枠7の下端で角度
を調整自在にすることができる構造としても良いことは
勿論である。
≪発明の効果≫ 以上各実施例により詳細に説明したように、この発明に
よれば、型枠の傾斜角度を自在に変更し得るので、特に
ダムのようにコンクリート壁面の勾配が下部から上部に
至るにつれて漸次急勾配になったり、あるいは部分的に
角度が異なる場合における自昇式型枠として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はこの発明の実施例を示し、第1図(a
)〜(e )は自昇式型枠装置が同一勾配のコンクリー
ト壁面を上昇しつつコンクリートを打設している状態を
示す断面図、第2図(a )〜(e )は同型枠装置を異な
る勾配の壁面に適用した場合のコンクリート打設順序を
示す断面図、第3図乃至第5図は本発明の第2実施例を
示し、第3図(a ),(b )は平面図、第4図(a ),
(b ),(c )は同コンクリート打設状態の断面図、第
5図は第4図(b )におけるA部拡大斜視図である。 1,20……自昇式型枠装置 2……固定板、3,6……ピ ン 4……シリンダ、5……プランジャ 7……型 枠 8,21……油圧ジャッキ 9……脱型用油圧ジャッキ 10……角度変更用油圧ジャッキ 11……アンカーボルト(固定金具) 22……位置決め用脚部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設コンクリート壁面に固定金具を介して
    係脱可能に設置される固定板と、該固定板の一端にピン
    を介して揺動可能に枢支されたシリンダと、該シリンダ
    に摺動可能に挿通された上昇ガイド用のプランジャと、
    該プランジャの先端部にピンを介して揺動可能に枢支さ
    れた型枠と、前記固定板と前記シリンダ間に介挿されて
    シリンダの固定板に対する傾角を調整するジャッキ、お
    よび前記プランジャと型枠間に介挿されて型枠のプラン
    ジャに対する傾角を調整するジャッキとを備えてなるこ
    とを特徴とする自昇式型枠装置。
  2. 【請求項2】前記シリンダおよびプランジャに平行して
    ジャッキのシリンダ部とプランジャ部がそれぞれ連結し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自
    昇式型枠装置。
  3. 【請求項3】前記シリンダとプランジャによりジャッキ
    を構成していることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の自昇式型枠装置。
  4. 【請求項4】前記型枠の下部には既設コンクリート壁面
    に係脱可能に固定される型枠位置決め用の脚部が設けら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかに記載の自昇式型枠装置。
JP5572686A 1986-03-13 1986-03-13 自昇式型枠装置 Expired - Lifetime JPH0623503B2 (ja)

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JPS62215766A JPS62215766A (ja) 1987-09-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07299045A (ja) * 1994-04-30 1995-11-14 Shimadzu Corp Mr装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07299045A (ja) * 1994-04-30 1995-11-14 Shimadzu Corp Mr装置

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JPS62215766A (ja) 1987-09-22

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