JP2660819B2 - トンネル覆工用移動型枠装置 - Google Patents

トンネル覆工用移動型枠装置

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JP2660819B2
JP2660819B2 JP7061854A JP6185495A JP2660819B2 JP 2660819 B2 JP2660819 B2 JP 2660819B2 JP 7061854 A JP7061854 A JP 7061854A JP 6185495 A JP6185495 A JP 6185495A JP 2660819 B2 JP2660819 B2 JP 2660819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの内側に所定
区間ずつコンクリート等の覆工材を打設するための空間
を形成するトンネル覆工用移動型枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネル覆工用移動型枠装置
は、拡縮動作可能な型枠と、該型枠の移動方向前方及び
後方に各々配置される移動台車と、該移動台車に設けら
れて型枠を支持する支持装置とを備えている。例えば実
開昭58−21099号公報に開示されたトンネル覆工
用移動型枠装置は、天端フォーム及び該天端フォームの
周方向両端部に各々フォーム枢軸を介して枢着された左
右一対のサイドフォームを有する型枠と、該型枠の移動
方向前方および後方に各々配置される移動台車と、該移
動台車上に各々設けられて型枠の前端及び後端をそれぞ
れ支持する支持装置とを備えており、支持装置は、移動
台車上に立設された昇降ジャッキと、該昇降ジャッキに
より昇降動される支持アームと、一端が型枠のサイドフ
ォームに各々接続固定され且つ他端が型枠の外方におい
て前記支持アームに各々アーム枢軸を介して枢着された
左右一対のサイドアームとを備えている。
【0003】このような構成のトンネル覆工用移動型枠
装置は次のように用いられる。すなわち、支持装置に支
持された型枠をトンネル内の未覆工区間まで移動させた
後、伸縮ジャッキを用いて収縮状態の型枠を拡開状態へ
と変形動作させることにより、型枠外周面とトンネル内
面との間に覆工材打設用空間を形成する。そして、この
覆工材打設用空間内にコンクリート等の覆工材を打設
し、該覆工材が固化したら、伸縮ジャッキを用いて型枠
を再び収縮動作させることにより、固化した覆工面から
型枠を脱型させる。そして、その後、型枠を次の未覆工
区間へと移動させる。
【0004】型枠を脱型させるときは、まず、サイドフ
ォームを脱型させることにより、型枠下方に天端フォー
ムの脱型に必要なスペースを確保する必要がある。した
がって、サイドフォームの脱型動作後に、移動台車上の
昇降ジャッキを操作して天端フォームと共に型枠全体を
降下させるのが一般的である。また、型枠を拡開状態に
セットするときは、まず移動台車上の昇降ジャッキを操
作して天端フォームを所要高さ位置にセットし、これに
よりトンネル内における型枠の芯出し(位置合わせ)を
正確に行った後、サイドフォームを拡開動作させるのが
好ましい。なお、インバートフォームを備えた型枠の場
合、サイドフォームの脱型スペースを確保するためにイ
ンバートフォームの脱型を最初に行うのが一般的であ
り、また、インバートフォームの拡開動作を最後に行う
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトンネ
ル覆工用移動型枠装置においては、天端フォームとサイ
ドフォームとを回動可能に連結するフォーム枢軸と、サ
イドフォームと支持アームとを回動可能に連結するアー
ム枢軸とが、同軸線上に配置されている。したがって、
天端フォームに対してサイドアームが回動すなわち拡縮
動作するときに支持アームに対してサイドアームを同時
に回動すなわち拡縮動作させることができる。しかし、
フォーム枢軸がアーム枢軸と共に型枠の中心部寄りすな
わち型枠の外壁から離れた位置に配置されているため、
フォーム枢軸を中心としてサイドフォームを脱型動作さ
せたとき、サイドフォームの上端部はほぼトンネルの覆
工内壁面に沿って移動するにすぎず、トンネル内方への
移動量が少ないため、サイドフォームとトンネルの覆工
内壁面との間に十分な脱型代(隙間)を確保することが
困難である。このため、脱型後の型枠を移動させる作業
が困難となり、カーブしたトンネルには使用不可能とな
る。
【0006】本出願人による特公平2−37478号公
報には、フォーム枢軸をアーム枢軸よりもトンネルの半
径方向外方に配置させたトンネル覆工用移動型枠装置が
開示されている。この構成の型枠装置においては、フォ
ーム枢軸が型枠の外壁近傍に配置されているため、フォ
ーム枢軸を中心としてサイドフォームをトンネル内方に
大きく脱型移動させることができる。また、アーム枢軸
がフォーム枢軸よりもトンネルの半径方向内方に配置さ
れているため、カーブしたトンネル内に型枠をセットす
る際に、特に型枠の後方のアーム枢軸がトンネル覆工面
に干渉しにくくなると共に、脱型後の型枠がトンネル内
を移動するときに、トンネルがカーブしていても、特に
型枠の後方のアーム枢軸がトンネル覆工面と干渉しにく
くなる。
【0007】しかし、同公報記載の型枠装置は、左右一
対のサイドフォームがアーム枢軸を中心としてトンネル
内方に回動するときに天端フォームが両サイドアームと
連動してトンネル内方に移動する構成であるため、型枠
の拡開動作時に、天端フォームを拡開位置に固定した状
態でサイドフォームを拡開動作させることができない。
このため、サイドフォームを拡開動作させる前にトンネ
ル内における型枠全体の位置決め(芯出し)を正確に行
うことができないという難点がある。
【0008】したがって、本発明の目的は、直線的に延
びるトンネルのみならずカーブしたトンネル内における
型枠のセット及び移動が可能であると共に、型枠の拡開
セット作業を正確且つ容易に行うことができるトンネル
覆工用移動型枠装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、上端部が天端フォームの周
方向両端部に各々フォーム枢軸を介して回動可能に連結
された左右一対のサイドフォームを有する型枠と、前記
型枠の前方及び後方に各々配置される移動台車と、前記
移動台車に設けられて前記型枠を支持する支持装置とを
備えたトンネル覆工用移動型枠装置において、前記支持
装置が、前記移動台車に立設された昇降ジャッキと、前
記昇降ジャッキにより昇降動される支持アームと、基端
部が前記型枠のサイドフォームに各々接続固定され且つ
先端部が前記型枠の外方において前記支持アームに各々
アーム枢軸を介して枢着された左右一対のサイドアーム
とを備え、前記アーム枢軸が前記サイドアーム又は前記
支持アームのうちの一方に設けられて前記サイドアーム
又は前記支持アームのうちの他方に形成された軸受穴に
係合しており、前記軸受穴が前記フォーム枢軸よりもト
ンネルの中心部寄りに位置し且つ前記フォーム枢軸を中
心とする略円弧状の長穴状に形成されていることを特徴
とする。
【0010】また、上記課題を解決するために、請求項
2記載の発明は、上端部がフォーム枢軸を介して互いに
回動可能に連結された左右一対のサイドフォームを有す
るトンネル覆工用型枠と、前記型枠の前方及び後方に各
々配置される移動台車と、前記移動台車に設けられて前
記型枠を支持する支持装置とを備えたトンネル覆工用移
動型枠装置において、前記支持装置が、前記移動台車に
立設された昇降ジャッキと、前記昇降ジャッキにより昇
降動される支持アームと、基端部が前記型枠のサイドフ
ォームに各々接続固定され且つ先端部が前記型枠の外方
において前記支持アームに各々アーム枢軸を介して枢着
された左右一対のサイドアームとを備え、前記アーム枢
軸が前記サイドアーム又は前記支持アームのうちの一方
に設けられて前記サイドアーム又は前記支持アームのう
ちの他方に形成された軸受穴に係合しており、前記軸受
穴が前記フォーム枢軸よりもトンネルの中心部寄りに位
置し且つ前記フォーム枢軸を中心とする略円弧状の長穴
状に形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のトンネル覆工用移動型枠装置において、前記型枠の
後方の前記移動台車に設けられた前記支持装置の前記サ
イドアームは、両サイドアームの前記先端部間の間隔寸
法が前記基端部間の間隔寸法よりも小さくなるように、
それぞれ前記基端部から前記先端部にかけてトンネル内
方に屈曲形成されていることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載のトンネル覆工用移動型枠装置において、前記昇降ジ
ャッキが前記移動台車に対し該移動台車の移動方向と直
交する方向に横移動可能に取り付けられていることを特
徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載のトンネル覆工用移動型枠装置において、前記昇降ジ
ャッキは、下端部が前記移動台車に取り付けられるベー
スハウジング部と、上端部が前記ベースハウジング部の
上端より突出し且つ前記ベースハウジング部に対し昇降
動可能に設けられた昇降柱部とを備え、前記支持アーム
と前記型枠の後方に位置する前記昇降ジャッキの前記昇
降柱部とが互いに上下に切離し自在に接続されているこ
を特徴とする。
【0014】
【作用及び効果】請求項1又は2記載のトンネル覆工用
移動型枠装置においては、アーム枢軸と係合する軸受穴
がフォーム枢軸よりもトンネルの中心部寄りに位置して
いるので、アーム枢軸とトンネル内面との間、特に、型
枠の後方のアーム枢軸とトンネル覆工面との間の隙間を
増大させることができる。したがって、直線的に延びる
トンネル及びカーブしたトンネル内における型枠のセッ
トや移動が可能となる。また、アーム枢軸とフォーム枢
軸との位置関係からフォーム枢軸を型枠の外壁近傍に位
置させることができるので、サイドフォームの脱型代を
大きくとることができる。したがって、カーブしたトン
ネル内における型枠装置の移動が一層容易となる。さら
に、軸受穴がフォーム枢軸を中心とする略円弧状の長穴
状に形成されているので、フォーム枢軸を拡開セット位
置に固定した状態でフォーム枢軸を中心としてサイドフ
ォームを回動させることができる。したがって、サイド
フォームを拡開動作させる前にトンネル内における型枠
全体の位置決め(芯合わせ)を正確に行うことができ
る。
【0015】したがって、直線的に延びるトンネルのみ
ならずカーブしたトンネル内における型枠のセット及び
移動が可能であると共に、型枠の拡開セット作業を正確
且つ容易に行うことができるトンネル覆工用移動型枠装
置を提供することができる。
【0016】請求項3記載のトンネル覆工用移動型枠装
置においては、型枠の後方の移動台車に設けられた支持
装置の左右一対のサイドアームは、それらの先端部すな
わち支持アームに枢着される側の端部間の間隔寸法が基
端部すなわちサイドフォームに接続固定される側の端部
間の間隔寸法よりも小さくなるように、それぞれ基端部
から先端部にかけてトンネル内方に屈曲形成されている
ので、型枠がカーブしたトンネル内にセットされ或いは
カーブしたトンネル内を移動するときであっても、型枠
の後方のサイドアームの先端部とトンネル覆工面との間
に隙間を確保することができる。したがって、カーブし
たトンネル内における型枠装置のセット或いは移動が一
層容易となる。
【0017】請求項4記載のトンネル覆工用移動型枠装
置においては、昇降ジャッキが移動台車に対し該移動台
車の移動方向と直交する方向に横移動可能に取り付けら
れているので、型枠及び移動台車がカーブしたトンネル
内にセットされ或いはカーブしたトンネル内を移動する
とき、昇降ジャッキが移動台車に対しそれぞれ横移動す
ることにより、支持アームと昇降ジャッキとを連結状態
に保つことができる。したがって、型枠装置を支障なく
カーブしたトンネル内にセットできると共に、型枠装置
を支障なくトンネルのカーブに沿って移動させることが
できる。
【0018】請求項5記載のトンネル覆工用移動型枠装
置においては、前記支持アームと前記型枠の後方に位置
する前記昇降ジャッキの前記昇降柱部とが互いに上下に
切離し自在に接続されているので、型枠のサイドフォー
ムを伸縮ジャッキにて拡開状態に保持した状態で型枠の
後方の昇降ジャッキの昇降柱部を降下させることによ
り、支持アームと該昇降ジャッキの昇降柱部とを上下に
切り離すことができる。したがって、型枠を拡開状態に
セットした後に型枠の後方の移動台車を昇降ジャッキと
共に容易に型枠の後方に後退移動させることができ、型
枠の後方部に型枠内部への資材の搬入や作業者の出入り
のための広いスペースを確保することができる。したが
って、覆工材の打設のための作業を容易に行なうことが
できる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0020】図1から図7までは本発明をトンネル内の
二次覆工用移動型枠装置に適用した場合の本発明の第1
実施例を示したものである。
【0021】はじめに第1図を参照すると、トンネル1
の内部はセグメントによる一次覆工が終了しており、符
号Aで示す区間はコンクリート等の覆工材による二次覆
工が完了している。全体的に符号10で示すトンネル覆
工用移動型枠装置は、二次覆工の完了した区間Aから次
の二次覆工区間Bまで前進移動されており、その位置で
型枠が拡開状態にセットされた状態を示している。図中
符号2はセグメントによる一次覆工面を示し、符号3は
二次覆工面を示し、符号4はセグメント2と地山との間
に充填された裏込め材を示している。
【0022】図1〜図4を参照すると、型枠装置10
は、型枠11と、該型枠11の前方及び後方に配置され
る移動台車12,13と、両移動台車12,13上に各
々設けられて型枠11を支持する支持装置14,15と
を備えている。型枠11の前方の移動台車12の下部に
た一次覆工面2上を滑って移動する2本のソリ状脚片1
2aが設けられており、型枠11の後方の移動台車13
の下部には二次覆工面3上を転動する4つのローラ13
aが設けられている。
【0023】図3及び図5に示すように、この実施例の
型枠11は、トンネル1の天端側に配置される天端フォ
ーム16と、トンネル1の側部側に配置される左右一対
のサイドフォーム17,17と、トンネル1の底部側に
配置される左右一対のインバートフォーム18,18と
を有しており、拡開状態において直線的に延びる円筒形
の外周壁を形成するように構成されている。図3に示す
ように、左右一対のサイドフォーム18,18の上端部
は天端フォーム16の周方向両端部に各々フォーム枢軸
19,19を介して回動可能に枢着されている。また、
左右一対のインバートフォーム18,18の一端部は左
右のサイドフォーム17,17の下端部に各々下部フォ
ーム枢軸20,20を介して回動可能に連結されてお
り、インバートフォーム18,18の他端部を互いに衝
合させることにより、型枠11が拡開状態にセットされ
るものとなっている。この実施例の型枠11は、図1に
示すように、天端フォーム16,サイドフォーム17,
17及びインバートフォーム18,18からなる複数
(図示例では6つ)の型枠ユニット11aを連設するこ
とにより構成される。型枠ユニット11aの連設数はト
ンネルの内径或いは直線度合いに応じて適宜に選択する
ことができる。このため、型枠ユニット11aは締結ボ
ルト(図示省略)により着脱可能に相互連結されてい
る。
【0024】図3において、符号29は左右のサイドフ
ォーム17,17を拡縮動作させるための伸縮ジャッキ
を示し、符号30は左右のインバートフォーム18,1
8を拡縮動作させるための伸縮ジャッキを示す。
【0025】図1及び図4を参照すると、型枠11の前
方の支持装置14は移動台車12上に立設された昇降ジ
ャッキ21と、該昇降ジャッキ21により昇降動される
支持アーム22と、基端部が型枠11の前端部のサイド
フォーム17,17に各々接続固定され且つ先端部が型
枠11の前方において支持アーム22の両端部に各々ア
ーム枢軸23,23を介して枢着された左右一対のサイ
ドアーム24,24とを備えている。型枠の前方の支持
アーム22にはトンネル1の一次覆工面2の天端部に当
接される浮き上がり防止用ブロック25が支持アーム2
2に対し上下に高さ調整可能に設けられている。また、
型枠の前方のサイドアーム24,24にはトンネル1の
一次覆工面2の側部に当接される横振れ防止用杆26が
サイドアーム24に対し横方向に移動調整可能に設けら
れている。
【0026】図1,図2及び図5を参照すると、型枠1
1の後方の支持装置15は移動台車13上に立設された
昇降ジャッキ21と、該昇降ジャッキ21により昇降動
される支持アーム22と、基端部が型枠11の後端部の
サイドフォーム17,17に各々接続固定され且つ先端
部が型枠11の後方において支持アーム22の両端部に
各々アーム枢軸23,23を介して枢着された左右一対
のサイドアーム24,24とを備えている。型枠11の
後方の支持アーム22にはトンネル1の二次覆工面3の
天端部に当接される浮き上がり防止用ブロック25が支
持アーム22に対し上下に高さ調整可能に設けられてい
る。また、型枠の後方のサイドアーム24,24にはト
ンネル1の二次覆工面3の側部に当接される横振れ防止
杆26がサイドアーム24に対し横方向に移動調整可能
に設けられている。
【0027】図1に示すように、サイドフォーム用の伸
縮ジャッキ29は左右一対のサイドアーム24,24間
に両端を連結して設けてもよい。なお、サイドフォーム
用の伸縮ジャッキ29及びインバートフォーム用の伸縮
ジャッキ30は、サイドフォーム17,17或いはイン
バートフォーム18,18を拡縮動作させるために使用
されると共に、覆工材の打設時には拡開状態の型枠11
を補強し、覆工材の浮力による型枠11のゆがみや捩れ
を防止する役割りを果たすが、覆工材の浮力に対して型
枠11が十分な強度を有する場合は、例えば、型枠11
内のサイドフォーム用伸縮ジャッキ29の本数を少なく
したり、省略したりすることができる。また、同様に、
左右のインバートフォーム18,18の衝合端部をピ
ン、締結ねじ等で連結することにより、打設時における
型枠11のゆがみや捩れを防止できる場合は、覆工材の
打設を開始する前に、型枠11内のインバートフォーム
用伸縮ジャッキ30を取り除くことが可能である。
【0028】さらに、この実施例においては、図2,図
4に概略的に示すように、型枠11の前方及び後方の昇
降ジャッキ21はそれぞれ移動台車12,13に対し横
スライドガイドレール27,27を介して該移動台車1
2,13の移動方向と直交する方向に横移動可能に取り
付けられている。
【0029】さらに、この実施例においては、型枠11
の前方及び後方の昇降ジャッキ21,21はそれぞれ下
端部が移動台車12,13に取り付けられるベースハウ
ジング部21aと、上端部がベースハウジング部21a
の上端より突出し且つベースハウジング部21aに対し
昇降動可能に設けられた昇降柱部21bとを備えてお
り、型枠11の後方に位置する昇降ジャッキ21は型枠
1の後方の支持アーム22に対し凹凸嵌合手段(図示省
略)を介して着脱可能に連結されている。そして、型枠
11の後方の支持アーム22と昇降ジャッキ21の昇降
柱部21bは、型枠11のサイドフォーム17,17が
伸縮ジャッキ29にて拡開状態に保持された状態で該昇
降柱部21bを降下させたとき、上下に切り離されるよ
うになっている。したがって、図1に仮想線で示すよう
に、型枠11の後方の移動台車13は、型枠11が拡開
状態にセットされた後に、昇降ジャッキ21と共に型枠
11の後方の支持アーム22から切り離して型枠11の
後方に後退移動させることができる。
【0030】図2、図4及び図5を参照すると、型枠1
1の前方及び後方の支持アーム22の両端にはそれぞれ
軸受穴28,28が形成されており、型枠11の前方及
び後方のアーム枢軸23,23はそれぞれサイドアーム
24,24の先端部に設けられたブラケット24a,2
4aに取り付けられて軸受穴28,28に係合してい
る。各軸受穴28はフォーム枢軸19よりもトンネル1
の中心部寄りに位置しており、且つ、フォーム枢軸19
を中心とする略円弧状の長穴状に形成されている。
【0031】図6は、カーブしたトンネル内に型枠11
をセットした状態を示す概略横断面平面図であり、型枠
11は1つの型枠ユニット11aのみで構成されてい
る。また、トンネルのカーブに対応させるために、型枠
11の後端にはカーブライナー31が取り付けられてい
る。図5及び図6において、C1はフォーム枢軸19の
中心軸線を示し、C2はアーム枢軸23の中心軸線を示
す。
【0032】図7(a)〜(d)は上記構成を有するト
ンネル覆工用移動型枠装置10の型枠11を二次覆工面
3から脱型させる工程を順番に示している。すなわち、
同図(a)は型枠11が拡開状態にセットされた状態を
示し、同図(b)はインバートフォーム18,18が二
次覆工面3から脱型された状態を示し、同図(c)はサ
イドフォーム17,17が二次覆工面3から脱型された
状態を示し、同図(d)は天端フォーム16が二次覆工
面3から脱型された状態を示す。型枠11を二次覆工す
べき区間B(図1参照)内にセットするときは、型枠1
1を図7(d)に示す収縮状態で該区間Bまで移動させ
た後、まず、昇降ジャッキ21を操作して、図7(c)
に示すように、天端フォーム16を所定高さの拡開セッ
ト位置に配置し固定する。このとき、トンネルの中心に
対し型枠11を正確に芯合わせすることができる。次
に、サイドフォーム用伸縮ジャッキ29を用いて、図7
(b)に示すように、サイドフォーム17,17を拡開
状態にセットし、最後に、インバートフォーム用伸縮ジ
ャッキ30を用いて、図7(a)に示すように、インバ
ートフォーム18,18を拡開状態にセットする。サイ
ドフォーム17,17を図7(c)に示す脱型状態から
同図(b)に示す拡開状態へと拡開動作させるときは、
天端フォーム16が固定されているので、サイドフォー
ム17,17はフォーム枢軸19,19を中心として回
動し、このとき、アーム枢軸23,23が長穴上の軸受
穴28,28内に沿って移動する。
【0033】本考案によれば、図3及び図7(a)に示
すように、アーム枢軸23と係合する軸受穴28がフォ
ーム枢軸19よりも寸法Lだけトンネル1の中心部寄り
に位置しているので、図6から判るように、アーム枢軸
23とトンネル内面との間、特に、型枠11の後方のア
ーム枢軸23とトンネルの二次覆工面3との間の隙間を
増大させることができる。したがって、カーブしたトン
ネル内への型枠11のセットやカーブしたトンネル内に
おける型枠装置10の移動が容易となる。
【0034】また、アーム枢軸23とフォーム枢軸19
との位置関係から、図3及び図7に示すように、フォー
ム枢軸19を型枠11の外壁近傍に位置させることがで
きるので、サイドフォーム17,17の脱型代を大きく
とることができる。したがって、カーブしたトンネル内
における型枠装置10の移動が一層容易となる。
【0035】さらに、軸受穴28がフォーム枢軸19を
中心とする略円弧状の長穴状に形成されているので、上
述したように、天端フォーム16を拡開セット位置に固
定した状態でフォーム枢軸19,19を中心としてサイ
ドフォーム17,17を回動させることができる。した
がって、サイドフォーム17,17を拡開動作させる前
にトンネル内における型枠11全体の位置決め(芯合わ
せ)を正確に行うことができる。
【0036】また、上記構成のトンネル覆工用移動型枠
装置10においては、昇降ジャッキ21,21が移動台
車12,13に対しそれぞれ該移動台車12,13の移
動方向と直交する方向に横移動可能に取り付けられてい
るので、型枠11及び移動台車12,13がカーブした
トンネル内にセットされ或いはカーブしたトンネル内を
移動するとき、昇降ジャッキ21,21が移動台車1
2,13に対しそれぞれ横移動することにより、支持ア
ーム22,22と昇降ジャッキ21,21とを連結状態
に保つことができる。したがって、型枠装置10を直線
的に延びるトンネル内のみならず、カーブしたトンネル
内にも支障なくセットできると共に、型枠装置10を支
障なくトンネルのカーブに沿って移動させることができ
る。
【0037】さらに、上記構成のトンネル覆工用移動型
枠装置10においては、型枠11のサイドフォーム1
7,17を伸縮ジャッキ29にて拡開状態に保持した状
態で型枠11の後方の昇降ジャッキ21の昇降柱部21
bを降下させると、支持アーム22と該昇降ジャッキ2
1の昇降柱部21bとが上下に切り離されるので、型枠
11を拡開状態にセットした後に型枠11の後方の移動
台車13を昇降ジャッキ21と共に容易に型枠11の後
方に後退移動させることができる。したがって、型枠1
1の後方部に型枠11内部への資材の搬入や作業者の出
入りのための広いスペースを確保することができる。し
たがって、覆工材の打設のための作業を容易に行なうこ
とができる。
【0038】なお、図2〜図4に示す型枠11において
は、左右のインバートフォーム18,18がそれぞれ左
右のサイドフォーム17,17の下端部に枢着されてい
るが、型枠は、1つのインバートフォームのみが一方の
サイドフォームの下端部に枢着された構成のものや、1
つのインバートフォームが左右のサイドフォームの下端
部に対し接離可能に上下動可能に配置された構成のもの
であってもよい。
【0039】図8及び図9は本発明の第2実施例を示し
たものである。これらの図において、上記第1実施例と
同様の構成要素には同一の参照符号が付されている。こ
の第2実施例においては、型枠11の後方の移動台車1
3に設けられた支持装置15の左右一対のサイドアーム
24,24は、それらの先端部すなわち支持アーム22
に枢着される側の端部間の間隔寸法D1が基端部すなわ
ちサイドフォーム17,17に接続固定される側の端部
間の間隔寸法D2よりも小さくなるように、それぞれ基
端部から先端部にかけてトンネル内方に屈曲形成されて
いる。他の構成は上記第1実施例と同様であるので、詳
細な説明は省略する。
【0040】この第2実施例の型枠装置10において
は、型枠11がカーブしたトンネル内にセットされ或い
はカーブしたトンネル内を移動するときであっても、型
枠11の後方のサイドアーム24,24の先端部とトン
ネルの二次覆工面3との間に隙間を確保することができ
る。
【0041】図10(a),(b)は本発明の第3実施
例を示したものである。同図において上記第1実施例と
同様の構成要素には同一の参照符号が付されている。こ
の第3実施例においては、型枠11が縦断面略馬蹄形を
なしており、左右一対のサイドフォーム17,17の下
端部間が開放されている。他の構成は上記第1実施例と
同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0042】この第3実施例のトンネル覆工用移動型枠
装置10においても、アーム枢軸23と係合する軸受穴
28が天端フォーム16とサイドフォーム17とを連結
するフォーム枢軸19よりも寸法Lだけトンネル1の中
心部寄りに位置しているので、図10(b)から判るよ
うに、アーム枢軸23とトンネル内面との間、特に、型
枠11の後方のアーム枢軸23とトンネルの二次覆工面
3との間の隙間を増大させることができる。したがっ
て、カーブしたトンネル内への型枠11のセットやカー
ブしたトンネル内における型枠装置10の移動が可能と
なる。
【0043】また、アーム枢軸23とフォーム枢軸19
との位置関係から、図10(a)に示すように、フォー
ム枢軸19を型枠11の外壁近傍に位置させることがで
きるので、サイドフォーム17,17の脱型代を大きく
とることができる。したがって、カーブしたトンネル内
における型枠装置10の移動が一層容易となる。
【0044】さらに、軸受穴28がフォーム枢軸19を
中心とする略円弧状の長穴状に形成されているので、天
端フォーム16を拡開セット位置に固定した状態でフォ
ーム枢軸19,19を中心としてサイドフォーム17,
17を回動させることができる。したがって、サイドフ
ォーム17,17を拡開動作させる前にトンネル内にお
ける型枠11全体の位置決め(芯合わせ)を正確に行う
ことができる。
【0045】なお、図10に示すような縦断面略馬蹄形
若しくは下部開放形の型枠11において、左右のサイド
フォーム17,17の下端部にインバートフォームを設
けることも可能である。
【0046】また、この第3実施例のトンネル覆工用移
動型枠装置10においても、型枠11の後方のサイドア
ーム24,24を上記第2実施例と同様に、基端部から
先端部にかけてトンネル内方に屈曲形成することができ
る。
【0047】図11(a),(b)は本発明の第4実施
例を示したものである。同図において上記第1実施例と
同様の構成要素には同一の参照符号が付されている。こ
の第4実施例のトンネル覆工用移動型枠装置10は、上
端部がフォーム枢軸19を介して互いに回動可能に連結
された左右一対のサイドフォーム17,17を有する型
枠11と、型枠11の前方及び後方に各々配置される移
動台車(型枠11の後方の移動台車13のみ図示)と、
該移動台車に設けられて型枠11を支持する支持装置
(型枠11の後方の支持装置15のみ図示)とを備えて
いる。そして、型枠11の前方及び後方の支持装置は、
上記第1実施例と同様に、移動台車に立設された昇降ジ
ャッキ21と、該昇降ジャッキ21により昇降動される
支持アーム22と、基端部が型枠11のサイドフォーム
17,17に各々接続固定され且つ先端部が型枠11の
外方において支持アーム22に各々アーム枢軸23,2
3(図11(b)においては一方のアーム枢軸23のみ
が見える)を介して枢着された左右一対のサイドアーム
24,24とを備えている。
【0048】この第4実施例においても、アーム枢軸2
3はサイドアーム24に設けられており、支持アーム2
2に形成された軸受穴28に係合している。そして、軸
受穴28は型枠11のフォーム枢軸19よりも寸法Lだ
けトンネルの中心部寄りに位置し、且つ、フォーム枢軸
19を中心とする略円弧状の長穴状に形成されている。
他の構成は上記第1実施例と同様であるので、詳細な説
明は省略する。
【0049】この第4実施例のトンネル覆工用移動型枠
装置10においても、アーム枢軸23と係合する軸受穴
28が左右のサイドフォーム17,17同士を連結する
フォーム枢軸19よりも寸法Lだけトンネル1の中心部
寄りに位置しているので、図11(b)から判るよう
に、アーム枢軸23とトンネル内面との間、特に、型枠
11の後方のアーム枢軸23とトンネルの二次覆工面3
との間の隙間を増大させることができる。したがって、
カーブしたトンネル内への型枠11のセットやカーブし
たトンネル内における型枠装置10の移動が可能とな
る。
【0050】また、アーム枢軸23とフォーム枢軸19
との位置関係から、図11(a)に示すように、フォー
ム枢軸19を型枠11の外壁近傍に位置させることがで
きるので、サイドフォーム17,17の脱型代を大きく
とることができる。したがって、カーブしたトンネル内
における型枠装置10の移動が一層容易となる。
【0051】さらに、軸受穴28がフォーム枢軸19を
中心とする略円弧状の長穴状に形成されているので、フ
ォーム枢軸19を拡開セット位置に固定した状態でフォ
ーム枢軸19を中心としてサイドフォーム17,17を
回動させることができる。したがって、サイドフォーム
17,17を拡開動作させる前にトンネル内における型
枠11全体の位置決め(芯合わせ)を正確に行うことが
できる。
【0052】なお、この第4実施例のトンネル覆工用移
動型枠装置10においても、型枠11の後方のサイドア
ーム24,24を上記第2実施例と同様に、基端部から
先端部にかけてトンネル内方に屈曲形成することができ
る。
【0053】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されず、例えば型枠の
形状に更なる変更を加えることができる。また、アーム
枢軸23を支持アーム22に設けると共に、長穴状の軸
受穴28を左右のサイドアーム24,24に設けること
も可能である。さらに、上記各実施例は、二次覆工用型
枠装置について説明したが、本発明の型枠装置は、セグ
メントによる一次覆工を省略したトンネル内面の覆工材
打設工法にも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すトンネル及びトンネ
ル覆工用移動型枠装置の概略縦断面図である。
【図2】図1に示す型枠装置の図1中E−E線矢視断面
図である。
【図3】図1に示す型枠装置の図1中F−F線矢視断面
図である。
【図4】図1に示す型枠装置の図1中G−G線矢視断面
図である。
【図5】図1に示す型枠装置の型枠後端部近傍の要部斜
視図である。
【図6】図1の型枠装置をカーブしたトンネル内にセッ
トした状態を概略的に示すトンネル内部の横断面図であ
る。
【図7】(a)〜(d)はそれぞれ図1に示す型枠装置
の脱型及び拡開動作を説明するための要部縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例を示すトンネル覆工用移動
型枠装置の型枠後端部近傍の要部斜視図である。
【図9】図8の型枠装置をカーブしたトンネル内にセッ
トした状態を概略的に示すトンネル内部の横断面図であ
る。
【図10】(a)は本発明の第3実施例に係るトンネル
覆工用移動型枠装置の図3と類似の縦断面図、(b)は
同型枠装置の図2と類似の縦断面図である。
【図11】(a)は本発明の第4実施例に係るトンネル
覆工用移動型枠装置の図3と類似の縦断面図、(b)は
同型枠装置の図2と類似の縦断面図である。
【符号の説明】
1 トンネル 2 一次覆工面 3 二次覆工面 10 トンネル覆工用移動型枠装置 11 型枠 12,13 移動台車 14,15 支持装置 16 天端フォーム 17 サイドフォーム 18 インバートフォーム 19 フォーム枢軸 21 昇降ジャッキ 21a ベースハウジング 21b 昇降柱部 22 支持アーム 23 アーム枢軸 24 サイドアーム 28 軸受穴 29 サイドフォーム用伸縮ジャッキ 30 インバートフォーム用伸縮ジャッキ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部が天端フォームの周方向両端部に
    各々フォーム枢軸を介して回動可能に連結された左右一
    対のサイドフォームを有する型枠と、前記型枠の前方及
    び後方に各々配置される移動台車と、前記移動台車に設
    けられて前記型枠を支持する支持装置とを備えたトンネ
    ル覆工用移動型枠装置において、 前記支持装置が、前記移動台車に立設された昇降ジャッ
    キと、前記昇降ジャッキにより昇降動される支持アーム
    と、基端部が前記型枠のサイドフォームに各々接続固定
    され且つ先端部が前記型枠の外方において前記支持アー
    ムに各々アーム枢軸を介して枢着された左右一対のサイ
    ドアームとを備え、 前記アーム枢軸が前記サイドアーム又は前記支持アーム
    のうちの一方に設けられて前記サイドアーム又は前記支
    持アームのうちの他方に形成された軸受穴に係合してお
    り、 前記軸受穴が前記フォーム枢軸よりもトンネルの中心部
    寄りに位置し且つ前記フォーム枢軸を中心とする略円弧
    状の長穴状に形成されていることを特徴とするトンネル
    覆工用移動型枠装置。
  2. 【請求項2】 上端部がフォーム枢軸を介して互いに回
    動可能に連結された左右一対のサイドフォームを有する
    型枠と、前記型枠の前方及び後方に各々配置される移動
    台車と、前記移動台車に設けられて前記型枠を支持する
    支持装置とを備えたトンネル覆工用移動型枠装置におい
    て、 前記支持装置が、前記移動台車に立設された昇降ジャッ
    キと、前記昇降ジャッキにより昇降動される支持アーム
    と、基端部が前記型枠のサイドフォームに各々接続固定
    され且つ先端部が前記型枠の外方において前記支持アー
    ムに各々アーム枢軸を介して枢着された左右一対のサイ
    ドアームとを備え、 前記アーム枢軸が前記サイドアーム又は前記支持アーム
    のうちの一方に設けられて前記サイドアーム又は前記支
    持アームのうちの他方に形成された軸受穴に係合してお
    り、 前記軸受穴が前記フォーム枢軸よりもトンネルの中心部
    寄りに位置し且つ前記フォーム枢軸を中心とする略円弧
    状の長穴状に形成されていることを特徴とするトンネル
    覆工用移動型枠装置。
  3. 【請求項3】 前記型枠の後方の前記移動台車に設けら
    れた前記支持装置の前記サイドアームは、両サイドアー
    ムの前記先端部間の間隔寸法が前記基端部間の間隔寸法
    よりも小さくなるように、それぞれ前記基端部から前記
    先端部にかけてトンネル内方に屈曲形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のトンネル覆工用移動
    型枠装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降ジャッキが前記移動台車に対し
    該移動台車の移動方向と直交する方向に横移動可能に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のトンネル覆工用移動型枠装置。
  5. 【請求項5】 前記昇降ジャッキは、下端部が前記移動
    台車に取り付けられるベースハウジング部と、上端部が
    前記ベースハウジング部の上端より突出し且つ前記ベー
    スハウジング部に対し昇降動可能に設けられた昇降柱部
    とを備え、前記支持アームと前記型枠の後方に位置する
    前記昇降ジャッキの前記昇降柱部とが互いに上下に切離
    し自在に接続されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のトンネル覆工用移動型枠装置。
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