JP2603372Y2 - 仮設構造物の移動台車及びその移動装置 - Google Patents

仮設構造物の移動台車及びその移動装置

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JP2603372Y2
JP2603372Y2 JP1993061536U JP6153693U JP2603372Y2 JP 2603372 Y2 JP2603372 Y2 JP 2603372Y2 JP 1993061536 U JP1993061536 U JP 1993061536U JP 6153693 U JP6153693 U JP 6153693U JP 2603372 Y2 JP2603372 Y2 JP 2603372Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として各種の建築工
事や土木工事時に仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設
構造物を移動する際に使用される仮設構造物の移動台車
及びその移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の仮設構造物の移動台車
は、仮設構造物が乗る程度の大きさの四角形状の底板の
下面四隅部にキャスタを夫々取付け、且つ底板の上面四
隅部に支柱を夫々立設し、この左側の前支柱と後支柱と
の相互間、及び右側の前支柱と後支柱との相互間に上横
渡板や下横渡板等を夫々架設し、更に、左側の前支柱と
右側の前支柱との相互間に押ハンドル等を架設してなる
台車本体を形成し、この台車本体の底板の上面後部の左
右幅方向中央部に昇降柱を立設し、この昇降柱の前側
に、仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造物掛止用
の複数個の掛止片が適宜間隔に夫々設けられた左右一対
の掛止板を有する昇降体を、適当な昇降機構を介して昇
降自在に支持するように形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、各種の建築
工事や土木工事時に、前述のような移動台車の台車本体
の底板上に設けられた昇降体の各掛止板の各掛止片に、
仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造物の 4隅の支
柱相互間に上下方向へ適宜間隔に夫々架設された横連結
杆を掛止して、台車本体の押ハンドル等を押していたの
で、仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造物を移動
させるのが困難であるばかりでなく、しかも、底板、 4
本の支柱、上横渡板、下横渡板、押ハンドル等からなる
台車本体と、掛止片付き左右一対の掛止板を有する昇降
体とから構成されていたため、移動台車が著しく大型と
なり、不使用時の保管や運搬が極めて面倒であった。そ
れに、このような大型の移動台車やフォークリフトを狭
い場所には持込むことができず、狭い場所での仮設構造
物の移動はできなかった。
【0004】そこで、本考案は、上述のような課題を解
決するために案出されたもので、各種の建築工事や土木
工事時に仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造物を
極めて容易に移動できるようにするばかりでなく、不使
用時の保管や運搬を頗る簡単にできるようにし、それ
に、従来の大型の移動台車やフォークリフトでは持込め
ない狭い場所にも容易に持込んで仮設構造物を移動でき
るような仮設構造物の移動台車及びその移動装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の仮設構造物の移
動台車においては、上述のような目的を達成するため
に、下端に旋回自在な複数個の適宜移動手段が適宜間隔
に設けられた台車本体と、この台車本体の前がわに昇降
自在に装着されると共に、仮設足場や積上式仮設支持枠
等の仮設構造物に掛止せしめるための複数個の適宜掛止
手段がその前面に適宜間隔で設けられた昇降体と、昇降
体を昇降させる適宜昇降機構とを備えた移動台車であっ
て、前記台車本体は、基台の左右端部に、前後方向へ長
い空洞部を有する取付板を夫々設け、この左右取付板の
後端部分に旋回自在な移動手段としてのブレーキペタル
付き大キャスタを夫々取付け、左右取付板の空洞部内に
は、旋回自在な移動手段としての小キャスタが装着され
ている杆材を前方から前後方向へ引出し自在となるよう
に夫々挿入して構成し、前記昇降機構は、台車本体の左
右長手方向中央部に配され、シリンダ及びロッドを有す
る油圧式ジャッキと、ジャッキを操作する操作レバー
と、ジャッキのロッドの昇降を切換える昇降切換レバー
と、ジャッキのロッド上部に取付けられて、一端が台車
本体に固定され且つ他端が昇降体に固定されたチェーン
に噛合わせる歯車とで構成する手段を採用した。
【0006】また、本考案の仮設構造物の移動装置にお
いては、上述のような目的を達成するために、下端に旋
回自在な複数個の適宜移動手段が適宜間隔に設けられた
台車本体と、この台車本体の前がわに昇降自在に装着さ
れると共に、仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造
物に掛止せしめるための複数個の適宜掛止手段がその前
面に適宜間隔で設けられた昇降体と、昇降体を昇降させ
る適宜昇降機構とを備えた移動台車を少なくとも 2台形
成し、前記台車本体は、基台の左右端部に、前後方向へ
長い空洞部を有する取付板を夫々設け、この左右取付板
の後端部分に旋回自在な移動手段としてのブレーキペタ
ル付き大キャスタを夫々取付け、左右取付板の空洞部内
には、旋回自在な移動手段としての小キャスタが装着さ
れている杆材を前方から前後方向へ引出し自在となるよ
うに夫々挿入して構成し、前記昇降機構は、台車本体の
左右長手方向中央部に配され、シリンダ及びロッドを有
する油圧式ジャッキと、ジャッキを操作する操作レバー
と、ジャッキのロッドの昇降を切換える昇降切換レバー
と、ジャッキのロッド上部に取付けられて、一端が台車
本体に固定され且つ他端が昇降体に固定されたチェーン
に噛合わせる歯車とで構成し、各移動台車を、これらの
前面が少なくとも前後又は左右に相対向するように適宜
間隔に配置し、この各移動台車の昇降体の各掛止手段に
仮設構造物の前後面又は左右面の横連結杆を夫々掛止で
きるように構成する手段を採用した。
【0007】
【作用】そして、上述のような技術的手段により、各種
の建築工事や土木工事時に、本考案の移動台車の昇降体
の各掛止手段に、仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設
構造物の 4隅の支柱相互間に上下方向へ適宜間隔に夫々
架設された横連結杆を掛止した後、台車本体を押して、
適宜移動手段を介して移動させるようにする。
【0008】また、仮設構造物の移動装置においては、
各移動台車を、これらの前面が少なくとも前後又は左右
に相対向するように適宜間隔に配置し、この各移動台車
の昇降体の各掛止手段に、仮設足場や積上式仮設支持枠
等の仮設構造物の 4隅の支柱相互間に上下方向へ適宜間
隔に夫々架設された横連結杆を掛止した後、一方の移動
台車の台車本体を押して、各移動台車の移動手段を介し
て移動させるようにする。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】本考案の仮設構造物Aの移動台車1は、図
1乃至図6に示すように、下端に旋回自在な複数個の適
宜移動手段2が適宜間隔に設けられた台車本体3の前が
わに、前面に仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造
物A掛止用の複数個の適宜掛止手段4が適宜間隔に設け
られた昇降体5を、適宜昇降機構6を介して昇降自在に
支持したものである。
【0011】即ち、前記台車本体3は、基台7の左右端
部に、前後方向へ長い空洞部8を上部に有する取付板9
を夫々設け、この左右取付板9の後端部分に旋回自在な
移動手段2としてのブレーキペタル付き大キャスタ10
を夫々取付け、左右取付板9の空洞部8内には、旋回自
在な移動手段2としての高さ調節自在なジャッキ式小キ
ャスタ11が装着されている適宜杆材を、前方から前後
方向へ引出し自在となるように夫々挿入して構成してあ
る。そして、前記基台7の左右両端部近傍には横断面リ
ップ溝形状又は横断面溝形状の昇降柱12を内向きに相
対向させて夫々立設し、この各昇降柱12の後面上端部
及び後面下端部近傍には、夫々上横渡板13及び下横渡
板14を架設し、更に、各昇降柱12の後面上端部近傍
には側面略コ字形状の押ハンドル15を夫々設けるよう
にして形成されている。
【0012】また、前記昇降体5は、略口字形状の枠体
16の左枠板17と右枠板18との上端部近傍相互間に
中枠板19を架設し、この中枠板19及び上枠板20の
前面左右長手方向中央部と、下枠板21の前面左右両端
部とには仮設構造物A掛止用の側面略J字形状の掛止片
22を前向きに夫々設け、更に、中枠板19の左右両端
部近傍と下枠板21の左右両端部近傍との相互間には支
持板23を後方へ突出するように夫々架設し、この各支
持板23の外面上端部には、前記台車本体3の各昇降柱
12の内側から嵌込まれて上下方向へ転動するガイドロ
ーラ24を夫々設けるように形成されている。
【0013】そして、前記昇降機構6は、前記台車本体
3の左右長手方向中央部に、シリンダ25及びロッド2
6を有する油圧式ジャッキ27と、このジャッキ27を
操作する操作レバー28と、前記ジャッキ27のロッド
26の昇降を切換える昇降切換レバー29と、前記ジャ
ッキ27のロッド26上部に取付けられて、一端が前記
台車本体3の下横渡板14に固定され且つ他端が前記昇
降体5の下枠板21に固定片30を介して固定されたチ
ェーン31に噛合わせる歯車とから形成されている。
【0014】それから、前記台車本体3の前がわに昇降
体5を、各支持板23のガイドローラ24が各昇降柱1
2の内側から嵌込まれて上下方向へ夫々転動され、且つ
前記昇降機構6のジャッキ27の歯車にチェーン31が
噛合うように昇降自在に支持したものである。
【0015】次に、使用状態について説明すると、各種
の建築工事や土木工事時に、本考案の移動台車1の昇降
体5の各掛止手段4としての掛止片22に、仮設足場や
積上式仮設支持枠等の仮設構造物Aの 4隅の支柱B相互
間に上下方向へ適宜間隔に夫々架設された横連結杆Cを
夫々掛止した後、操作レバー28及び昇降切換レバー2
9を操作して、昇降体5を上昇させてから、台車本体3
の各昇降柱12の押ハンドル15を押して、台車本体3
の各移動手段2としての大キャスタ10及び小キャスタ
11を転がしながら、仮設足場や積上式仮設支持枠等の
仮設構造物Aを移動するようにする。
【0016】一方、本考案の仮設構造物Aの移動装置
は、図7に示すように、下端に旋回自在な複数個の適宜
移動手段2が適宜間隔に設けられた台車本体3の前がわ
に、前面に仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造物
A掛止用の複数個の適宜掛止手段4が適宜間隔に設けら
れた昇降体5を、適宜昇降機構6を介して昇降自在に支
持した移動台車1を少なくとも 2台形成し、この各移動
台車1を、これらの前面が少なくとも前後又は左右に相
対向するように適宜間隔に配置し、この各移動台車1の
昇降体5の各掛止手段4に仮設構造物Aの前後面又は左
右面の横連結杆Cを少なくとも夫々掛止したものであ
る。
【0017】尚、本考案に係る仮設構造物の移動台車及
びその移動装置は、前述した実施例に限定されることが
ないことはいうまでもない。
【0018】
【考案の効果】本考案の仮設構造物の移動台車は、下端
に旋回自在な複数個の適宜移動手段が適宜間隔に設けら
れた台車本体と、この台車本体の前がわに昇降自在に装
着されると共に、仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設
構造物に掛止せしめるための複数個の適宜掛止手段がそ
の前面に適宜間隔で設けられた昇降体と、昇降体を昇降
させる適宜昇降機構とを備えた移動台車であって、前記
台車本体は、基台の左右端部に、前後方向へ長い空洞部
を有する取付板を夫々設け、この左右取付板の後端部分
に旋回自在な移動手段としてのブレーキペタル付き大キ
ャスタを夫々取付け、左右取付板の空洞部内には、旋回
自在な移動手段としての小キャスタが装着されている杆
材を前方から前後方向へ引出し自在となるように夫々挿
入して構成し、前記昇降機構は、台車本体の左右長手方
向中央部に配され、シリンダ及びロッドを有する油圧式
ジャッキと、ジャッキを操作する操作レバーと、ジャッ
キのロッドの昇降を切換える昇降切換レバーと、ジャッ
キのロッド上部に取付けられて、一端が台車本体に固定
され且つ他端が昇降体に固定されたチェーンに噛合わせ
る歯車とで構成したので、使用時においては、各種の建
築工事や土木工事時に、本考案の移動台車の昇降体の各
掛止手段に、仮設足場や積上式仮設支持枠等の仮設構造
物の 4隅の支柱相互間に上下方向へ適宜間隔に夫々架設
された横連結杆を掛止した後、台車本体を押して、適宜
移動手段を介して移動させることにより、仮設足場や積
上式仮設支持枠等の仮設構造物を極めて容易に移動でき
るようになる。更に、従来のように底板、 4本の支柱、
上横渡板、下横渡板、押ハンドル等からなる台車本体
と、掛止片付き左右一対の掛止板を有する昇降体とから
構成されているものと比較して、移動台車自体の小型化
を図ることができるようになり、不使用時の保管や運搬
が簡単となる。しかも、狭い場所にも持込めて移動でき
るようになる。
【0019】特に、前記台車本体は、基台の左右端部
に、前後方向へ長い空洞部を有する取付板を夫々設け、
この左右取付板の後端部分に旋回自在な移動手段として
のブレーキペタル付き大キャスタを夫々取付け、左右取
付板の空洞部内には、旋回自在な移動手段としての小キ
ャスタが装着されている杆材を前方から前後方向へ引出
し自在となるように夫々挿入して構成したので、空洞部
から杆材を引出すようにすることで、小キャスタを移動
台車前方に位置させることができるようになり、移動台
車の前後方向における安定性が増すようになる。しか
も、空洞部内に杆材を押込むようにすることで、移動台
車をよりコンパクトにすることができるようになり、不
使用時の保管や運搬がより簡単となる。更に、ブレーキ
ペタル付き大キャスタにより、必要に応じて移動台車を
より確実に停止させておくことができるようになる。
【0020】加えて、前記昇降機構は、台車本体の左右
長手方向中央部に配され、シリンダ及びロッドを有する
油圧式ジャッキと、ジャッキを操作する操作レバーと、
ジャッキのロッドの昇降を切換える昇降切換レバーと、
ジャッキのロッド上部に取付けられて、一端が台車本体
に固定され且つ他端が昇降体に固定されたチェーンに噛
合わせる歯車とで構成したので、昇降体の昇降操作が操
作レバーによって簡単に且つ確実に行えるようになる。
しかも、昇降切換レバーによって昇降体を上昇させた
り、降下させたりする切換え操作が簡単に行えるように
なる。
【0021】一方、本考案の仮設構造物の移動装置は、
下端に旋回自在な複数個の適宜移動手段が適宜間隔に設
けられた台車本体と、この台車本体の前がわに昇降自在
に装着されると共に、仮設足場や積上式仮設支持枠等の
仮設構造物に掛止せしめるための複数個の適宜掛止手段
がその前面に適宜間隔で設けられた昇降体と、昇降体を
昇降させる適宜昇降機構とを備えた移動台車を少なくと
も 2台形成し、前記台車本体は、基台の左右端部に、前
後方向へ長い空洞部を有する取付板を夫々設け、この左
右取付板の後端部分に旋回自在な移動手段としてのブレ
ーキペタル付き大キャスタを夫々取付け、左右取付板の
空洞部内には、旋回自在な移動手段としての小キャスタ
が装着されている杆材を前方から前後方向へ引出し自在
となるように夫々挿入して構成し、前記昇降機構は、台
車本体の左右長手方向中央部に配され、シリンダ及びロ
ッドを有する油圧式ジャッキと、ジャッキを操作する操
作レバーと、ジャッキのロッドの昇降を切換える昇降切
換レバーと、ジャッキのロッド上部に取付けられて、一
端が台車本体に固定され且つ他端が昇降体に固定された
チェーンに噛合わせる歯車とで構成し、各移動台車を、
これらの前面が少なくとも前後又は左右に相対向するよ
うに適宜間隔に配置し、この各移動台車の昇降体の各掛
止手段に仮設構造物の前後面又は左右面の横連結杆を夫
々掛止できるように構成したので、従来の大型の移動台
車やフォークリフトでは持込めない狭い場所にも容易に
持込んで仮設構造物を移動できるばかりでなく、仮設足
場や積上式仮設支持枠等の仮設構造物が大型であって
も、安定的に移動することができるようになり、しか
も、移動台車が 1台のものと略同様に、従来のように底
板、4本の支柱、上横渡板、下横渡板、押ハンドル等か
らなる台車本体と、掛止片付き左右一対の掛止板を有す
る昇降体とから構成されているものと比較して、移動台
車自体の小型化を図れ、ひいては、移動装置自体を小型
化できるようになり、不使用時の保管や運搬が簡単とな
る。特に、仮設構造物を 2台以上の移動台車で支持して
移動でき、仮設構造物の大きさや重量等に応じて移動台
車を適宜配置することができるようになる。
【0022】更に、前記台車本体は、基台の左右端部
に、前後方向へ長い空洞部を有する取付板を夫々設け、
この左右取付板の後端部分に旋回自在な移動手段として
のブレーキペタル付き大キャスタを夫々取付け、左右取
付板の空洞部内には、旋回自在な移動手段としての小キ
ャスタが装着されている杆材を前方から前後方向へ引出
し自在となるように夫々挿入して構成したので、空洞部
から杆材を引出すようにすることで、小キャスタを移動
台車前方に位置させることができるようになり、移動台
車の前後方向における安定性が増すようになる。ひいて
は、移動装置の安定性が増すようになる。しかも、空洞
部内に杆材を押込むようにすることで、移動台車をより
コンパクトにすることができるようになり、移動装置の
不使用時の保管や運搬がより簡単となる。また、ブレー
キペタル付き大キャスタにより、必要に応じて移動装置
をより確実に停止させておくことができるようになる。
【0023】加えて、前記昇降機構は、台車本体の左右
長手方向中央部に配され、シリンダ及びロッドを有する
油圧式ジャッキと、ジャッキを操作する操作レバーと、
ジャッキのロッドの昇降を切換える昇降切換レバーと、
ジャッキのロッド上部に取付けられて、一端が台車本体
に固定され且つ他端が昇降体に固定されたチェーンに噛
合わせる歯車とで構成したので、昇降体の昇降操作が操
作レバーによって簡単に且つ確実に行えるようになる。
しかも、昇降切換レバーによって昇降体を上昇させた
り、降下させたりする切換え操作が簡単に行えるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移動台車の一実施例を前方から見た斜
視図である。
【図2】本考案の移動台車の一実施例を後方から見た斜
視図である。
【図3】本考案の移動台車の一実施例の背面図である。
【図4】本考案の移動台車の一実施例の平面図である。
【図5】本考案の移動台車の一実施例の側面図である。
【図6】本考案の移動台車の一実施例の縦断側面図であ
る。
【図7】本考案の移動装置の一実施例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 移動台車 2 移動手段 3 台車本体 4 掛止手段 5 昇降体 6 昇降機構 7 基台 8 空洞部 9 取付板 10 大キャスタ 11 小キャスタ 12 昇降柱 13 上横渡板 14 下横渡板 15 押ハンドル 16 枠体 17 左枠板 18 右枠板 19 中枠板 20 上枠板 21 下枠板 22 掛止片 23 支持板 24 ガイドローラ 25 シリンダ 26 ロッド 27 ジャッキ 28 操作レバー 29 昇降切換レバー 30 固定片 31 チェーン A 仮設構造物 B 支柱 C 横連結杆

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に旋回自在な複数個の適宜移動手段
    が適宜間隔に設けられた台車本体と、この台車本体の前
    がわ昇降自在に装着されると共に、仮設足場や積上式
    仮設支持枠等の仮設構造物に掛止せしめるための複数個
    の適宜掛止手段がその前面に適宜間隔で設けられた昇降
    と、昇降体を昇降させる適宜昇降機構とを備えた移動
    台車であって、前記台車本体は、基台の左右端部に、前
    後方向へ長い空洞部を有する取付板を夫々設け、この左
    右取付板の後端部分に旋回自在な移動手段としてのブレ
    ーキペタル付き大キャスタを夫々取付け、左右取付板の
    空洞部内には、旋回自在な移動手段としての小キャスタ
    が装着されている杆材を前方から前後方向へ引出し自在
    となるように夫々挿入して構成し、前記昇降機構は、台
    車本体の左右長手方向中央部に配され、シリンダ及びロ
    ッドを有する油圧式ジャッキと、ジャッキを操作する操
    作レバーと、ジャッキのロッドの昇降を切換える昇降切
    換レバーと、ジャッキのロッド上部に取付けられて、一
    端が台車本体に固定され且つ他端が昇降体に固定された
    チェーンに噛合わせる歯車とで構成したことを特徴とす
    る仮設構造物の移動台車。
  2. 【請求項2】 下端に旋回自在な複数個の適宜移動手段
    が適宜間隔に設けられた台車本体と、この台車本体の前
    がわ昇降自在に装着されると共に、仮設足場や積上式
    仮設支持枠等の仮設構造物に掛止せしめるための複数個
    の適宜掛止手段がその前面に適宜間隔で設けられた昇降
    と、昇降体を昇降させる適宜昇降機構とを備えた移動
    台車を少なくとも 2台形成し、前記台車本体は、基台の
    左右端部に、前後方向へ長い空洞部を有する取付板を夫
    々設け、この左右取付板の後端部分に旋回自在な移動手
    段としてのブレーキペタル付き大キャスタを夫々取付
    け、左右取付板の空洞部内には、旋回自在な移動手段と
    しての小キャスタが装着されている杆材を前方から前後
    方向へ引出し自在となるように夫々挿入して構成し、前
    記昇降機構は、台車本体の左右長手方向中央部に配さ
    れ、シリンダ及びロッドを有する油圧式ジャッキと、ジ
    ャッキを操作する操作レバーと、ジャッキのロ ッドの昇
    降を切換える昇降切換レバーと、ジャッキのロッド上部
    に取付けられて、一端が台車本体に固定され且つ他端が
    昇降体に固定されたチェーンに噛合わせる歯車とで構成
    し、各移動台車を、これらの前面が少なくとも前後又は
    左右に相対向するように適宜間隔に配置し、この各移動
    台車の昇降体の各掛止手段に仮設構造物の前後面又は左
    右面の横連結杆を々掛止できるように構成したことを
    特徴とする仮設構造物の移動装置。
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JP5474394B2 (ja) * 2009-03-31 2014-04-16 ジーオーピー株式会社 運搬台車及び運搬方法

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