JPH079024Y2 - 断熱箱体 - Google Patents
断熱箱体Info
- Publication number
- JPH079024Y2 JPH079024Y2 JP557189U JP557189U JPH079024Y2 JP H079024 Y2 JPH079024 Y2 JP H079024Y2 JP 557189 U JP557189 U JP 557189U JP 557189 U JP557189 U JP 557189U JP H079024 Y2 JPH079024 Y2 JP H079024Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- cooling pipe
- inner box
- heat insulating
- abs resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫，冷凍庫等の断熱箱体に関するものであ
る。
る。
従来の技術 近年断熱箱体の内箱の裏面に冷却管を設け庫内を冷却す
る冷蔵庫が提案されている。以下図面を参照しながら、
上述した従来の断熱箱体の一例について説明する。
る冷蔵庫が提案されている。以下図面を参照しながら、
上述した従来の断熱箱体の一例について説明する。
第２図，第３図は従来の断熱箱体の断面を示すものであ
る。第２図及び第３図において、１は断熱箱体で外箱２
と内箱３で作る空間に発泡ウレタン等の発泡断熱材４が
充填されている。この断熱箱体１にはガスケット５を取
り付けたドア６が取り付けられており、開閉が任意に出
来るようになっており庫内７が作られる。又、断熱箱体
１には庫内を冷やすために冷却システムが組み込まれて
あり、圧縮機８、凝縮パイプ９、冷却管10から構成され
ており、冷却管10は内箱３に溝11を設け、冷却管10を溝
11の中に入れ、アルミテープ等のテープ12で固定してい
る。
る。第２図及び第３図において、１は断熱箱体で外箱２
と内箱３で作る空間に発泡ウレタン等の発泡断熱材４が
充填されている。この断熱箱体１にはガスケット５を取
り付けたドア６が取り付けられており、開閉が任意に出
来るようになっており庫内７が作られる。又、断熱箱体
１には庫内を冷やすために冷却システムが組み込まれて
あり、圧縮機８、凝縮パイプ９、冷却管10から構成され
ており、冷却管10は内箱３に溝11を設け、冷却管10を溝
11の中に入れ、アルミテープ等のテープ12で固定してい
る。
以上のように構成された断熱箱体１についてその動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、圧縮機８が作動時に冷却管10は−10℃程度になる
ように設計されており、冷却管10から内箱３の溝11に熱
移動がなされる。一方冷却管10からテープ12、更に内箱
３へ熱移動もなされる。このように内箱３の広い範囲に
わたって冷却がなされ、庫内７が冷却される。
ように設計されており、冷却管10から内箱３の溝11に熱
移動がなされる。一方冷却管10からテープ12、更に内箱
３へ熱移動もなされる。このように内箱３の広い範囲に
わたって冷却がなされ、庫内７が冷却される。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では内箱が真空成型で作
られる場合、テープが貼られた内箱の範囲で板厚が薄く
なるのは展開率により溝部コーナーであり、この部分の
板厚が0.6mm以下になるとABS樹脂が内箱材の時水蒸気の
透過が認められ、内箱を介して庫内の水蒸気が通過して
冷却管上に着霜し、on-off運転時に冷却管をぬらし、冷
却管を腐蝕させるという課題があった。
られる場合、テープが貼られた内箱の範囲で板厚が薄く
なるのは展開率により溝部コーナーであり、この部分の
板厚が0.6mm以下になるとABS樹脂が内箱材の時水蒸気の
透過が認められ、内箱を介して庫内の水蒸気が通過して
冷却管上に着霜し、on-off運転時に冷却管をぬらし、冷
却管を腐蝕させるという課題があった。
本考案は上記課題に鑑み、冷却管を腐蝕させない断熱箱
体を提供するものである。
体を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案の断熱箱体はABS樹脂
とABS樹脂より水蒸気透過性が悪い防水樹脂からなる内
箱と、内箱に設けた一部又は全部が板厚0.6mm以下の溝
に設置した冷却管という構成を備えたものである。
とABS樹脂より水蒸気透過性が悪い防水樹脂からなる内
箱と、内箱に設けた一部又は全部が板厚0.6mm以下の溝
に設置した冷却管という構成を備えたものである。
作用 本考案は上記した構成によって、内箱を介する水蒸気の
透過を防ぎ、冷却管に着霜させず、水分による冷却管の
腐蝕を防止することとなる。
透過を防ぎ、冷却管に着霜させず、水分による冷却管の
腐蝕を防止することとなる。
実施例 以下本考案の一実施例の断熱箱体について、図面を参照
しながら説明する。尚従来例と同一の構成については同
一番号を符して、その詳細な説明を省略する。
しながら説明する。尚従来例と同一の構成については同
一番号を符して、その詳細な説明を省略する。
第１図は本考案の一実施例の断熱箱体の部分断面を示す
ものである。第１図において、13はABS樹脂であり14はP
ETやABS樹脂のスチロールとアクリロニトリルの比率を
例えば65:20から40:40へとハイニトリル化したハイニト
リル樹脂等の水蒸気透過性が悪い防水樹脂であり、共押
出しされて内箱３を形成している。
ものである。第１図において、13はABS樹脂であり14はP
ETやABS樹脂のスチロールとアクリロニトリルの比率を
例えば65:20から40:40へとハイニトリル化したハイニト
リル樹脂等の水蒸気透過性が悪い防水樹脂であり、共押
出しされて内箱３を形成している。
以上のように構成された断熱箱体について第１図を用い
てその動作を説明する。
てその動作を説明する。
冷却管10が冷却しても内箱３の溝が0.6mm以下であって
も防水樹脂14によって水蒸気の透過限界板厚は薄くな
り、例えばABS樹脂13とハイニトリル樹脂では1000倍の
差が有るため、同一板厚構成であれば、内箱３成形加工
限界までは合格するため水蒸気の透過がなく、冷却管10
に着霜することはない。
も防水樹脂14によって水蒸気の透過限界板厚は薄くな
り、例えばABS樹脂13とハイニトリル樹脂では1000倍の
差が有るため、同一板厚構成であれば、内箱３成形加工
限界までは合格するため水蒸気の透過がなく、冷却管10
に着霜することはない。
以上のように本実施例によればABS樹脂とABS樹脂13より
水蒸気透過性が悪い防水樹脂14からなる内箱３によっ
て、内箱３の溝11の板厚が0.6mm以下であっても水蒸気
の透過を無くすることが出来、冷却管10に着霜が生じ
ず、冷却管10が腐蝕することがない。
水蒸気透過性が悪い防水樹脂14からなる内箱３によっ
て、内箱３の溝11の板厚が0.6mm以下であっても水蒸気
の透過を無くすることが出来、冷却管10に着霜が生じ
ず、冷却管10が腐蝕することがない。
考案の効果 以上のように本考案はABS樹脂とABS樹脂より水蒸気透過
性の悪い防水樹脂とからなる内箱を使用し、内箱に設け
た一部又は全部が板厚0.6mm以下の溝に設置した冷却管
を使用するため、冷却管の腐蝕が生じず、品質が安定す
る。
性の悪い防水樹脂とからなる内箱を使用し、内箱に設け
た一部又は全部が板厚0.6mm以下の溝に設置した冷却管
を使用するため、冷却管の腐蝕が生じず、品質が安定す
る。
第１図は本考案の一実施例の断熱箱体の要部拡大断面
図、第２図は従来例の断面図、第３図は第２図の要部拡
大断面図である。 １……断熱箱体、２……外箱、３……内箱、４……発泡
断熱材、10……冷却管、11……溝、12……テープ、13…
…ABS樹脂、14……防水樹脂。
図、第２図は従来例の断面図、第３図は第２図の要部拡
大断面図である。 １……断熱箱体、２……外箱、３……内箱、４……発泡
断熱材、10……冷却管、11……溝、12……テープ、13…
…ABS樹脂、14……防水樹脂。
Claims (1)
- 【請求項１】外箱と、ABS樹脂より水蒸気透過性が悪い
防水樹脂とABS樹脂とからなる内箱と、前記外箱と内箱
の間に充填した発泡断熱材と、前記内箱に設けた一部又
は全部が板厚0.6mm以下の溝に設置した冷却管と、前記
冷却管を固定するテープとを備えたことを特徴とする断
熱箱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP557189U JPH079024Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP557189U JPH079024Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 断熱箱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0296582U JPH0296582U (ja) | 1990-08-01 |
| JPH079024Y2 true JPH079024Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31209062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP557189U Expired - Lifetime JPH079024Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 断熱箱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079024Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP557189U patent/JPH079024Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0296582U (ja) | 1990-08-01 |
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