JPH079023Y2 - 断熱箱体 - Google Patents
断熱箱体Info
- Publication number
- JPH079023Y2 JPH079023Y2 JP557089U JP557089U JPH079023Y2 JP H079023 Y2 JPH079023 Y2 JP H079023Y2 JP 557089 U JP557089 U JP 557089U JP 557089 U JP557089 U JP 557089U JP H079023 Y2 JPH079023 Y2 JP H079023Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- cooling pipe
- inner box
- groove
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫,冷凍庫等の断熱箱体に関するものであ
る。
る。
従来の技術 近年断熱箱体の内箱の裏面に冷却管を設け庫内を冷却す
る冷蔵庫仕様がなされている。以下図面を参照しなが
ら、上述した従来の断熱箱体の一例について説明する。
る冷蔵庫仕様がなされている。以下図面を参照しなが
ら、上述した従来の断熱箱体の一例について説明する。
第2図,第3図は従来の断熱箱体の断面を示すものであ
る。第2図及び第3図において、1は断熱箱体で外箱2
と内箱3で作る空間に発泡ウレタン等の発泡断熱材4が
充填されている。この断熱箱体1にはガスケット5を取
り付けたドア6が取り付けられており、開閉が任意に出
来るようになっており庫内7が作られる。又、断熱箱体
1には庫内を冷やすために冷却システムが組み込まれて
あり、圧縮機8,凝縮パイプ9,冷却管10から構成されてお
り、冷却管10は内箱3に溝11を設け、冷却管10を溝11の
中に入れ、アルミテープ等のテープ12で固定している。
る。第2図及び第3図において、1は断熱箱体で外箱2
と内箱3で作る空間に発泡ウレタン等の発泡断熱材4が
充填されている。この断熱箱体1にはガスケット5を取
り付けたドア6が取り付けられており、開閉が任意に出
来るようになっており庫内7が作られる。又、断熱箱体
1には庫内を冷やすために冷却システムが組み込まれて
あり、圧縮機8,凝縮パイプ9,冷却管10から構成されてお
り、冷却管10は内箱3に溝11を設け、冷却管10を溝11の
中に入れ、アルミテープ等のテープ12で固定している。
以上のように構成された断熱箱体1についてその動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、圧縮機8が作動時に冷却管10は−10℃程度になる
ように設計されており、冷却管10から内箱3の溝11に熱
移動がなされ、一方冷却管10からテープ12更に内箱3へ
熱移動もなされる。このように内箱3の広い範囲にわた
って冷却がなされ、庫内7が冷却される。
ように設計されており、冷却管10から内箱3の溝11に熱
移動がなされ、一方冷却管10からテープ12更に内箱3へ
熱移動もなされる。このように内箱3の広い範囲にわた
って冷却がなされ、庫内7が冷却される。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では内箱が真空成型で作
られる場合、テープが貼られた内箱の範囲で板厚が薄く
なるのは展開率により溝部コーナーであり、この部分の
板厚が0.6mm以下になるとABS樹脂の内箱材の時、水蒸気
の透過が認められ、内箱を介して庫内の水蒸気が通過し
て冷却管上に着霜し、on-off運転時に冷却管をぬらし、
冷却管を腐蝕させるという課題を有していた。
られる場合、テープが貼られた内箱の範囲で板厚が薄く
なるのは展開率により溝部コーナーであり、この部分の
板厚が0.6mm以下になるとABS樹脂の内箱材の時、水蒸気
の透過が認められ、内箱を介して庫内の水蒸気が通過し
て冷却管上に着霜し、on-off運転時に冷却管をぬらし、
冷却管を腐蝕させるという課題を有していた。
本考案は上記課題に鑑み、冷却管を腐蝕させない断熱箱
体を提供するものである。
体を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案の断熱箱体は板厚が0.
6mm以下の溝に内箱よりも水蒸気透過度が悪い材料から
なる防水部材を介在するという構成を備えたものであ
る。
6mm以下の溝に内箱よりも水蒸気透過度が悪い材料から
なる防水部材を介在するという構成を備えたものであ
る。
作用 本考案は上記した構成によって、内箱を介する水蒸気の
透過を防ぎ、冷却管に着霜させず、水分による冷却管の
腐蝕を防止することとなる。
透過を防ぎ、冷却管に着霜させず、水分による冷却管の
腐蝕を防止することとなる。
実施例 以下本考案の一実施例の断熱箱体について、図面を参照
しながら説明する。尚従来例と同一の構成については同
一番号を符して、その詳細な説明を省略する。
しながら説明する。尚従来例と同一の構成については同
一番号を符して、その詳細な説明を省略する。
第1図は本考案の一実施例における断熱箱体の部分断面
を示すものでる。第1図において、13はアルミテープ,
エポキシ樹脂塗料、PETの成型品等の内箱3材料よりも
水蒸気透過性が悪い材料からなる防水部材であり、あら
かじめ内箱3に添附した後冷却管10を設置し、外箱2に
組み込み発泡断熱材4を充填する。
を示すものでる。第1図において、13はアルミテープ,
エポキシ樹脂塗料、PETの成型品等の内箱3材料よりも
水蒸気透過性が悪い材料からなる防水部材であり、あら
かじめ内箱3に添附した後冷却管10を設置し、外箱2に
組み込み発泡断熱材4を充填する。
以上のように構成された断熱箱体について第1図を用い
てその動作を説明する。
てその動作を説明する。
冷却管10が冷却しても内箱3の溝11の板厚が0.6mm以下
の部分には防水部材13が有るため、水蒸気は拡散によっ
て冷却管10まで透過できず、冷却管10には着霜せず、冷
却管10は腐蝕されることはない。
の部分には防水部材13が有るため、水蒸気は拡散によっ
て冷却管10まで透過できず、冷却管10には着霜せず、冷
却管10は腐蝕されることはない。
以上のように本実施例によれば内箱3の板厚が0.6mm以
下の溝11に内箱3よりも水蒸気透過度が悪い防水部材を
追加することにより、冷却管の腐蝕を防止することが出
来る。この時、熱伝導のよい防水部材13を使用すれば冷
却管11からの熱移動が大きくなり、冷却効率が向上す
る。
下の溝11に内箱3よりも水蒸気透過度が悪い防水部材を
追加することにより、冷却管の腐蝕を防止することが出
来る。この時、熱伝導のよい防水部材13を使用すれば冷
却管11からの熱移動が大きくなり、冷却効率が向上す
る。
考案の効果 以上のように本考案は内箱に設けた一部又は全部が板厚
0.6mm以下の溝に設置した冷却管と冷却管を固定するテ
ープとから構成され、内箱の溝に水蒸気透過性が内箱材
料より悪い防水部材を追加したことにより、冷却管の腐
蝕を防止し、品質を安定することが出来る。
0.6mm以下の溝に設置した冷却管と冷却管を固定するテ
ープとから構成され、内箱の溝に水蒸気透過性が内箱材
料より悪い防水部材を追加したことにより、冷却管の腐
蝕を防止し、品質を安定することが出来る。
第1図は本考案の1実施例の断熱箱体の要部拡大断面
図、第2図は従来例の断面図、第3図は第2図の要部拡
大断面図である。 1……断熱箱体、2……外箱、3……内箱、4……発泡
断熱材、10……冷却管、11……溝、12……テープ、13…
…防水部材。
図、第2図は従来例の断面図、第3図は第2図の要部拡
大断面図である。 1……断熱箱体、2……外箱、3……内箱、4……発泡
断熱材、10……冷却管、11……溝、12……テープ、13…
…防水部材。
Claims (1)
- 【請求項1】外箱と、内箱と、前記外箱と内箱の間に充
填した発泡断熱材と、前記内箱に設けた一部又は全部が
板厚0.6mm以下の溝に設置した冷却管と、前記冷却管を
固定するテープとから構成されるものにおいて、前記内
箱の溝に水蒸気透過度が内箱材料より悪い材料から成る
防水部材を介在したことを特徴とする断熱箱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP557089U JPH079023Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP557089U JPH079023Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 断熱箱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296581U JPH0296581U (ja) | 1990-08-01 |
JPH079023Y2 true JPH079023Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31209060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP557089U Expired - Lifetime JPH079023Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 断熱箱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079023Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP557089U patent/JPH079023Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0296581U (ja) | 1990-08-01 |
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