JPS6310461Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6310461Y2 JPS6310461Y2 JP15415383U JP15415383U JPS6310461Y2 JP S6310461 Y2 JPS6310461 Y2 JP S6310461Y2 JP 15415383 U JP15415383 U JP 15415383U JP 15415383 U JP15415383 U JP 15415383U JP S6310461 Y2 JPS6310461 Y2 JP S6310461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulation material
- heat insulating
- vacuum
- box
- vacuum insulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、内箱と外箱とこの内外箱間に発泡断
熱材及び真空断熱材を備え、冷蔵庫等に利用され
る断熱箱体に関するものである。
熱材及び真空断熱材を備え、冷蔵庫等に利用され
る断熱箱体に関するものである。
従来例の構成とその問題点
一般に、圧縮機、冷却器等の冷却システムを具
備する冷蔵庫等の断熱箱体において、冷却システ
ムが同一ならば、断熱箱体の壁厚、即ちポリウレ
タン等の発泡断熱材層の厚みは厚い程、庫外より
庫内への吸熱量は減少して冷却効率は向上し、従
つて冷凍装置の消費電力量は減少する。しかし、
壁厚増加に伴つて庫内有効内容積の減少、もしく
は外箱の大きさの増大に伴う据置面積の拡大、本
体重量の増加等の欠点が生ずる。この欠点を除去
する為に前記発泡断材より断熱性の高い物質、即
ちポリウレタン等の発泡断熱材に替わるものとし
てシリカ等を真空にしたプラスチツクの容器に内
蔵した真空断熱材が利用される。一般的にポリウ
レタン発泡断熱材の熱伝導率は0.016kcal／mh℃
で、これに対してシリカ等の真空断熱材の熱伝導
率は、ほぼ0.009kcal／mh℃でポリウレタン発泡
断熱材に比して熱伝導率は約1/2となる。従つて、
真空断熱材を前記ポリウレタン断熱材層に埋蔵す
るなどして、真空断熱材と発泡断熱材を併用する
ことが提案されておりこれにより、断熱箱体の壁
厚は減少出来、有効内容積の増大、さらに外箱の
外容積の減少よる据置面積の縮少、本体重量の減
少等が期待できる。
備する冷蔵庫等の断熱箱体において、冷却システ
ムが同一ならば、断熱箱体の壁厚、即ちポリウレ
タン等の発泡断熱材層の厚みは厚い程、庫外より
庫内への吸熱量は減少して冷却効率は向上し、従
つて冷凍装置の消費電力量は減少する。しかし、
壁厚増加に伴つて庫内有効内容積の減少、もしく
は外箱の大きさの増大に伴う据置面積の拡大、本
体重量の増加等の欠点が生ずる。この欠点を除去
する為に前記発泡断材より断熱性の高い物質、即
ちポリウレタン等の発泡断熱材に替わるものとし
てシリカ等を真空にしたプラスチツクの容器に内
蔵した真空断熱材が利用される。一般的にポリウ
レタン発泡断熱材の熱伝導率は0.016kcal／mh℃
で、これに対してシリカ等の真空断熱材の熱伝導
率は、ほぼ0.009kcal／mh℃でポリウレタン発泡
断熱材に比して熱伝導率は約1/2となる。従つて、
真空断熱材を前記ポリウレタン断熱材層に埋蔵す
るなどして、真空断熱材と発泡断熱材を併用する
ことが提案されておりこれにより、断熱箱体の壁
厚は減少出来、有効内容積の増大、さらに外箱の
外容積の減少よる据置面積の縮少、本体重量の減
少等が期待できる。
従来、上記のごとく真空断熱材を発泡断熱材と
併用する場合、袋形状を有する真空パツク内に封
入された真空断熱材をテープ、接着剤等で外箱の
裏面に貼付固定した後に前記内外箱間および真空
断熱材の間に発泡断熱材を充填することが考えら
れる。しかし、かかる場合において、真空断熱材
の貼付固定により、外箱に穿設した発泡断熱材の
空気ぬき穴の位置、及び個数が制約され、空気が
十分にぬけず発泡断熱材の未充填部の発生、密度
の不均一部の発生等の問題があつた。
併用する場合、袋形状を有する真空パツク内に封
入された真空断熱材をテープ、接着剤等で外箱の
裏面に貼付固定した後に前記内外箱間および真空
断熱材の間に発泡断熱材を充填することが考えら
れる。しかし、かかる場合において、真空断熱材
の貼付固定により、外箱に穿設した発泡断熱材の
空気ぬき穴の位置、及び個数が制約され、空気が
十分にぬけず発泡断熱材の未充填部の発生、密度
の不均一部の発生等の問題があつた。
考案の目的
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、真空断熱材を使用することによる発泡
断熱材の未充填部、密度不均一を防ぐことにあ
る。
の目的は、真空断熱材を使用することによる発泡
断熱材の未充填部、密度不均一を防ぐことにあ
る。
考案の構成
この目的を達成するため本考案は真空断熱材に
略中央部が深くなる帯状の溝を設け、この溝が空
気ぬき穴の上に位置する様に真空断熱材を密接固
定することで、空気が十分にぬけ発泡断熱材の未
充填部の発生や密度の不均一部の発生の防止を図
り得るものである。
略中央部が深くなる帯状の溝を設け、この溝が空
気ぬき穴の上に位置する様に真空断熱材を密接固
定することで、空気が十分にぬけ発泡断熱材の未
充填部の発生や密度の不均一部の発生の防止を図
り得るものである。
実施例の説明
以下に本考案の一実施例の構成について、第１
図から第４図を参考に説明する。
図から第４図を参考に説明する。
まず第１図、第２図で真空断熱材を説明する。
１は真空断熱材であり、この真空断熱材１には帯
状の溝２が形成されており、この溝２は中央部が
周囲に比べて最も深くなる様傾斜した構成になつ
ている。
１は真空断熱材であり、この真空断熱材１には帯
状の溝２が形成されており、この溝２は中央部が
周囲に比べて最も深くなる様傾斜した構成になつ
ている。
次に第３図、第４図で冷蔵庫に使用される断熱
箱体を説明する。断熱箱体３は外箱４と内箱６と
これら両箱４，６間に充填される発泡断熱材７よ
り成るもので、外箱４には適所に空気ぬき穴５が
穿設されている。
箱体を説明する。断熱箱体３は外箱４と内箱６と
これら両箱４，６間に充填される発泡断熱材７よ
り成るもので、外箱４には適所に空気ぬき穴５が
穿設されている。
そして前記真空断熱材１は溝２の中央部が外箱
４の空気ぬき穴５の上に位置するように密着固定
する。
４の空気ぬき穴５の上に位置するように密着固定
する。
上記構成において、断熱箱体３の内箱６と外箱
４の間に発泡断熱材７を充填させる。この時、空
気は真空断追材１の溝２から空気ぬき穴５を通つ
て外へ出る。また、溝２の中央部がより深いた
め、溝２端部より発泡断熱材７が侵入しても空気
ぬき穴５に達することがなく、空気ぬき穴５から
の発泡断熱材７がもれることがない。また、溝２
内で発泡し体積膨張した発泡断熱材７は深い中央
部の存在で真空断熱材１が外箱４よりはがれるこ
とが少ないといつた効果が得られる。
４の間に発泡断熱材７を充填させる。この時、空
気は真空断追材１の溝２から空気ぬき穴５を通つ
て外へ出る。また、溝２の中央部がより深いた
め、溝２端部より発泡断熱材７が侵入しても空気
ぬき穴５に達することがなく、空気ぬき穴５から
の発泡断熱材７がもれることがない。また、溝２
内で発泡し体積膨張した発泡断熱材７は深い中央
部の存在で真空断熱材１が外箱４よりはがれるこ
とが少ないといつた効果が得られる。
考案の効果
以上の説明から明らかなように本考案は、真空
断熱材に略中央部が深くなる帯状の溝を成形し、
この溝を外箱の空気ぬき穴に合わせるので、発泡
断熱材の未充填部の発生、密度の不均一がなく、
さらに空気ぬき穴からの発泡断熱材の漏れ防止、
及び真空断熱材の剥離防止といつた効果が得られ
るものである。
断熱材に略中央部が深くなる帯状の溝を成形し、
この溝を外箱の空気ぬき穴に合わせるので、発泡
断熱材の未充填部の発生、密度の不均一がなく、
さらに空気ぬき穴からの発泡断熱材の漏れ防止、
及び真空断熱材の剥離防止といつた効果が得られ
るものである。
第１図は本考案一実施例の断熱箱体に使用する
真空断熱材の斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ線
における断面図、第３図は本考案一実施例の真空
断熱材を備えた断熱箱体の斜視図、第４図は第３
図のＢ−Ｂ線における断面図を示す。 １……真空断熱材、２……溝、４……外箱、５
……空気ぬき穴、７……発泡断熱材。
真空断熱材の斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ線
における断面図、第３図は本考案一実施例の真空
断熱材を備えた断熱箱体の斜視図、第４図は第３
図のＢ−Ｂ線における断面図を示す。 １……真空断熱材、２……溝、４……外箱、５
……空気ぬき穴、７……発泡断熱材。
Claims (1)
- 内箱と、外箱と、この内外箱間に設け、かつフ
イルムにて外被した真空断熱材と、前記内外箱間
および真空断熱材の間に充填した発泡断熱材とを
備え、前記真空断熱材には略中央部が深くなる帯
状の溝を設け、その溝を前記外箱に穿設した発泡
断熱材の空気ぬき穴に合わせて密接固定した真空
断熱材を備えた断熱箱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15415383U JPS6060689U (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | 真空断熱材を備えた断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15415383U JPS6060689U (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | 真空断熱材を備えた断熱箱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6060689U JPS6060689U (ja) | 1985-04-26 |
| JPS6310461Y2 true JPS6310461Y2 (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=30340842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15415383U Granted JPS6060689U (ja) | 1983-10-03 | 1983-10-03 | 真空断熱材を備えた断熱箱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6060689U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6319945B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2018-05-09 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫の断熱箱体及び冷蔵庫の断熱箱体の製造方法 |
-
1983
- 1983-10-03 JP JP15415383U patent/JPS6060689U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6060689U (ja) | 1985-04-26 |
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