JP3942962B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空断熱材を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫の省エネルギー化や省スペース化を狙いに、冷蔵庫の断熱性能を高める一手段として、高断熱性能を有する真空断熱材を利用する方法があり、省エネルギーの要請が益々高まる今日では、硬質ウレタンフォームと比較して数倍から10倍程度の断熱性能を有する真空断熱材を適切な範囲内で最大限に利用することにより断熱性能を向上させていくことが急務であるといえる。
【0003】
真空断熱材を備えた従来の冷蔵庫としては、特開平6ー159922号公報に開示されたものがある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫について説明する。図6は上記従来の冷蔵庫の側面断面図を示すものである。
【0005】
図において、1は冷蔵庫本体で、外箱2と内箱3とで構成される空間全体を、成形可能な袋状の紙材4で覆い、この紙材4内部に無機多孔質からなる充填材5を充填し、内外箱2,3で囲まれた空間の形状に沿って真空断熱材6が構成されている。また、使用される真空断熱材は両面ともに金属箔を有し、形状は平面のみとなっている。
【0006】
本構成により、内外箱2,3間への真空断熱材6の収納作業が容易に行えると共に内外箱2,3と真空断熱材6との隙間を塞ぐ作業などが廃止できるうえ、硬質ウレタンフォームを使用せず真空断熱材6のみで断熱箱体を構成できるため極めて高い断熱性能を確保することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に記載されている冷蔵庫では、硬質ウレタンフォームと比較して強度的に劣る真空断熱材6のみを使用した冷蔵庫であるため、断熱性能は高いものの強度的には非常に弱くなるといった問題があった。また、内箱や外箱の形状が平面的でないため、平面的でない部分への板状の真空断熱材の使用は困難であった。また、真空断熱材の断熱性能向上のためには、一平面にアルミ蒸着フィルムを用いた真空断熱材の使用が効果的であるが、信頼性の面からアルミ蒸着フィルムを用いた真空断熱材の使用は困難であった。板状の真空断熱材は、平面部分に貼付けていたが、被覆率向上のため放熱パイプ等の凹凸面への直接の貼付けが課題であった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑み、真空断熱材を多く使用しても、箱体強度として問題がなく、真空断熱材の使用を容易にし、被覆率を低コストで上げることができる。よって、高い断熱性能を確保した冷蔵庫を低コストで提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1に記載の冷蔵庫の発明は、外箱と内箱との間に真空断熱材を配置し前記外箱と前記内箱との間における真空断熱材以外の空間に硬質ウレタンフォームを充填した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の後部下方に配設された機械室と、前記冷蔵庫本体の底面部に配設された凝縮器とを有する冷蔵庫において、前記外箱の天面と両側面と背面は、平板をコの字状に折り曲げて成形した側面および天面に背面パネルを接合したものであり、前記真空断熱材を、冷蔵庫の天面、背面、前面、冷蔵室を囲む上部両側面に対しては外箱に接し配設し、底面、冷凍室を囲む下部両側面および前記機械室を構成する面に対しては内箱に接し配設するものである。
【0010】
本発明によれば、真空断熱材の利用価値が高い状態で吸熱負荷量を効果的に抑え、省エネルギー効果を高めることができる。
【0011】
さらに、真空断熱材を冷蔵庫の天面、背面、前面、冷蔵室を囲む上部両側面は外箱に接し配設し、底面、冷凍室を囲む下部両側面および前記機械室を構成する面は内箱に接し配設しているので、外箱の表面温度が高くなる下部両側面、底面および機械室に配置した真空断熱材が高温にさらされることがなくなり、真空断熱性能の経時的な断熱性能の劣化を最低限に抑えることができ、真空断熱材の長期信頼性が高まる。
【0012】
また、真空断熱材を下部両側面は内箱に接し配設しているので、外箱同士の複雑な嵌合部や配管を避けることができ、前記真空断熱材の破損を防止することができる。
【0013】
また、天面の真空断熱材は外箱に接して配設しているので、庫内照明用取り付け部材あるいは電線を内箱の天面に取り付け可能となり、冷蔵室の天面に照明を設けることができ、使い勝手の向上が図れる。
【0014】
また、背面では外箱に真空断熱材を配設することにより、背面の真空断熱材が冷却装置の配管や冷却器の除霜水を排水するドレン管の邪魔になるといった問題を解決できるとともに、背面パネルと真空断熱材を一体品として組み立てることができ、製造工程上好ましくなるという効果も有する。
【0015】
さらに、真空断熱材は、箱体を構成する外箱、内箱のいずれかに接して配置しているので、硬質ウレタンフォームの形成する空間距離を充分確保できるので、硬質ウレタンフォームの荒れや発泡不足による断熱性能の低下を引き起こすことがないばかりか、箱体強度をも維持することができる。
【0016】
また、本発明の請求項2に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1に記載の発明において、内箱に接して配設した真空断熱材の投影面積は前記内箱より小さく、前記内箱に接して配設した前記真空断熱材を、前記真空断熱材が接し配設される前記内箱の各面からはみ出ないように配設するものであり、内箱に接し配設した真空断熱材が、真空断熱材が接し配設される前記内箱の各面からはみ出ていないので、真空断熱材を所定箇所に配設した後で、外箱と内箱との間に硬質ウレタンフォームを流し込んだ場合に、内箱に配設された真空断熱材に対して、内箱から剥がす方向の力が加わらないため、硬質ウレタンフォームの流入による真空断熱材の剥がれを防止でき、さらに、真空断熱材の貼付けの安定を容易に図ることができると同時に、硬質ウレタンフォームの流れ性を阻害しない。
【0017】
また、本発明の請求項3に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1または2記載の発明において、上部両側面の外箱に接し配設する真空断熱材の下端の位置が、下部両側面の内箱に接し配設する真空断熱材の上端の位置より低くなるようにするものであり、真空断熱材を配設するときに、上下方向に多少ずれても、また、真空断熱材の寸法精度が低下しても、真空断熱材を外箱に接し配設する上部両側面と、真空断熱材を内箱に接し配設する下部両側面との境界部分において、外箱と内箱の少なくともどちらか一方に真空断熱材が存在するため、真空断熱材の断熱効果の低減を防止することができる。さらに、硬質ウレタンフォームの流れを阻害することなく安定した流れを可能とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫を左右に切断したとき左側部分を右側から見た様子を示す縦断面図を、図2は、同冷蔵庫を前後に切断したとき後部分を正面から見た様子を示す縦断面図を示す。
【0020】
図1、図2において、21は冷蔵庫本体であり、ABSなどの合成樹脂からなる内箱22と鉄板などの金属からなる外箱23とから形成される空間に硬質ウレタンフォーム24が充填されている。30は、冷蔵庫本体21の後部下方に配置した機械室で、内部に圧縮機31を配設している。32は冷蔵用冷却器、33は冷蔵用送風機、34は冷凍用冷却器、35は冷凍用送風機で、36は、冷蔵庫本体21の底面部に配設した凝縮器である。
【0021】
冷蔵庫本体21の前面開口部には、冷蔵室用扉37、野菜室用扉38、冷凍室用扉39,40が設けられている。41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50は真空断熱材で、硬質ウレタンフォーム24とともに断熱箱体21aを構成している。
【0022】
ここで、真空断熱材41,42,44は、外箱23のそれぞれ天面、背面、上部側面の内側に接して貼り付けられている。また、真空断熱材43,44a,45は、内箱22のそれぞれ底面、下部側面、機械室構成面に接して貼り付けられている。
【0023】
また、冷蔵庫本体21の前面開口部に配置する冷蔵室用扉37、野菜室用扉38、冷凍室用扉39,40の内部にはそれぞれ真空断熱材47,48,49,50が、各扉の外側鉄板に接するように配設されている。
【0024】
本実施の形態の冷蔵庫は、外箱23と内箱22との間に硬質ウレタンフォーム24と真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50とを備え、下部に機械室30を配設した冷蔵庫において、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50を、冷蔵庫の上部両側面、天面、背面、前面に対しては外箱23に接し配設し、底面、下部両側面および機械室30を構成する面に対しては内箱22に接し配設したものである。
【0025】
本実施の形態によれば、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50を断熱箱体内外の通過熱勾配の大きい箇所から配設して、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50の利用価値が高い状態で吸熱負荷量を効果的に抑え、省エネルギー効果を高めることができる。
【0026】
さらに、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50を冷蔵庫の上部両側面、天面、背面、前面は外箱23に接し配設し、底面および機械室30を構成する面は内箱22に接し配設しているので、外箱23の表面温度が高くなる下部両側面、底面および機械室に配置した真空断熱材43,44a,45,46が高温にさらされることがなくなり、真空断熱性能の経時的な断熱性能の劣化を最低限に抑えることができ、真空断熱材43,44a,45,46の長期信頼性が高まる。
【0027】
また、下部両側面の真空断熱材44aは、内箱22に接し配設しているので、外箱23同士の複雑な嵌合部や配管を避けることができ、真空断熱材44aの破損を防止することができる。
【0028】
さらに、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50は、冷蔵庫の断熱箱体を構成する外箱23、内箱22のいずれかに接して配置しているので、硬質ウレタンフォーム24の形成する空間距離を充分確保できるので、硬質ウレタンフォーム24の荒れや発泡不足による断熱性能の低下を引き起こすことがないばかりか、箱体強度をも維持することができる。
【0029】
また、冷凍領域の冷凍室28,29を囲む硬質ウレタンフォーム24と真空断熱材42,43,44a,45で形成される断熱箱体21aの断熱壁厚は、扉を除き、開口部の壁厚の薄い部分を含めて25〜50mmの分布に、冷蔵領域の冷蔵室26,野菜室27を囲む硬質ウレタンフォーム24と真空断熱材41,42,44で形成される断熱箱体21aの断熱壁厚は、扉を除き、開口部の壁厚の薄い部分を含めて25〜40mmの分布としている。
【0030】
また、内箱22に接し配設する真空断熱材43,44a,45,46は、投影面積で内箱22より小さいものである。換言すれば、内箱22に接し配設した真空断熱材43,44a,45,46は、真空断熱材43,44a,45,46が接し配設される内箱22の各面からはみ出ていない。
【0031】
本実施の形態の冷蔵庫は、内箱22に接し配設した真空断熱材43,44a,45,46が、真空断熱材43,44a,45,46が接し配設される内箱22の各面からはみ出ていないので、真空断熱材43,44a,45,46を所定箇所に配設した後で、外箱23と内箱22との間に硬質ウレタンフォーム24を流し込んだ場合に、内箱22に配設された真空断熱材43,44a,45,46に対して、内箱22から剥がす方向の力が加わらないため、硬質ウレタンフォーム24の流入による真空断熱材43,44a,45,46の剥がれを防止でき、さらに、真空断熱材43,44a,45,46の貼付けの安定を容易に図ることができると同時に、硬質ウレタンフォーム24の流れ性を阻害しない。
【0032】
また、真空断熱材43,44a,45が接し配設される内箱22の面には、真空断熱材43,44a,45の端面の露出面積を減らすように、真空断熱材43,44a,45の外周を囲む凸部、または真空断熱材43,44a,45を収納する凹部が設けられている。
【0033】
本実施の形態では、上記の凸部、または凹部により、真空断熱材43,44a,45を貼るときに位置決めが容易となり、真空断熱材43,44a,45の破れを防止することができる。さらに、硬質ウレタンフォーム24の流入による真空断熱材43,44a,45の剥がれを防止することができる。また、凸部の場合は、内箱22と真空断熱材43,44a,45との段差が少なくなり、硬質ウレタンフォーム24の流れ性を阻害しない。凹部の場合は、内箱22の金型の加工が容易である。さらに、凸部又は凹部はそれ自体が内箱22の補強となり真空断熱材43,44a,45を貼付けやすい。
【0034】
また、冷却部34下部に真空断熱材45を配設する場合は、冷却器35下部もしくは、内箱22に断熱部材を配置し、平面形状を確保している。
【0035】
ここで、冷却器34下部に配置される断熱部材は、冷却器34の下方に設けられる、上面に除霜水処理のための所定の傾斜形状が形成され下面が平面状で内箱22に密着する断熱部材である。
【0036】
この断熱部材により冷却器34の下方に位置する内箱22の面を平面にでき、この内箱22の面に傾斜部がないため効率よく真空断熱材45を貼ることができ、硬質ウレタンフォーム24の流入による真空断熱材45の剥がれを防止することができる。また、傾斜部が平面になることで、辺長が短くなり、真空断熱材45を小さくすることができると共に辺長が短くなることで冷蔵庫内への吸熱負荷を低減できる。
【0037】
また、冷却部34下部の内箱22に配置される断熱部材は、内箱22における冷却器34の下方に位置し除霜水処理のための所定の傾斜形状が形成される部分と、内箱22に接し配設する真空断熱材45との間に、内箱22の所定の傾斜形状が形成される部分と真空断熱材45との間にできる隙間を埋める断熱部材である。
【0038】
この断熱部材により、真空断熱材45を貼付ける面を平面にすることができ、真空断熱材45を貼付ける面に傾斜部がないため効率よく真空断熱材45を貼ることができ、硬質ウレタンフォーム24の流入による真空断熱材45の剥がれを防止することができる。また、傾斜部が平面になることで、辺長が短くなり、真空断熱材45を小さくすることができると共に辺長が短くなることで冷蔵庫内への吸熱負荷を低減できる。さらに、あらかじめ、断熱部材に真空断熱材45を配置し、箱体の組立てを行うことができ製造が容易である。
【0039】
また、内箱22奥面には硬質ウレタンフォーム24の空気抜き用孔22aが設けられている。これまで、外箱23背面に設けていた空気抜き用孔を、内箱22奥面に設けるようにすることにより、外箱23背面に真空断熱材42を配設することができる。さらに、外箱23に空気抜き用孔がなくなり外観の美しさを確保することができる。また、他の冷蔵庫の外箱背面を兼用することができ、部品点数と工数を削減することができる。
【0040】
また、真空断熱材44と真空断熱材44aの境界部は真空断熱材44と真空断熱材44aが重なり合っている。
【0041】
本実施の形態では、冷蔵庫本体21の上部両側面の外箱23に接し配設する真空断熱材44の下端の位置が、下部両側面の内箱22に接し配設する真空断熱材44aの上端の位置より低くなるようにしているので、冷蔵庫本体21の両側面に真空断熱材44,44aを配設するときに、上下方向に多少ずれても、また、真空断熱材44,44aの寸法精度が低下しても、真空断熱材44を外箱23に接し配設する上部両側面と、真空断熱材44aを内箱22に接し配設する下部両側面との境界部分において、外箱23と内箱22の少なくともどちらか一方に真空断熱材44(44a)が存在するため、真空断熱材44,44aの断熱効果の低減を防止することができる。さらに、硬質ウレタンフォーム24の流れを阻害することなく安定した流れを可能とする。
【0042】
また、真空断熱材43,45の貼付けが容易で効果的になるよう内箱22は幅方向に平面となっている。
【0043】
本実施の形態では、冷蔵庫の幅方向に平面が形成された内箱22底面外側に、真空断熱材43,45を接し配設するものであり、内箱22底面の真空断熱材43,45の貼付け面積を拡大すると同時に底面の面積を小さくすることができ、省エネルギー効果を高めることができる。さらに、真空断熱材43,45の貼付け性の向上を図ることができる。
【0044】
また、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50を配設するときは、貼付け前に貼付け面から異物を除去する。
【0045】
本実施の形態では、真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50を貼付け前に真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50に接する面の異物を除去する工程を加えることにより、異物による真空断熱材41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50の破損をなくすことができ、貼付け工程の確実性が向上する。
【0046】
図3は、本実施の形態の冷蔵庫に適用する真空断熱材の要部拡大縦断面図、図4、図5は同実施の形態の冷蔵庫の部分断面拡大図である。
【0047】
図において、44,44aは真空断熱材で、内部に芯材52を有する。芯材52はグラスウールなどの無機繊維集合体を加熱乾燥後、蒸着層フィルム53と金属箔層フィルム57を貼り合わせた外被材中に挿入し、内部を真空引きして開口部を封止することにより形成されている。
【0048】
蒸着層フィルム53は、アルミ蒸着フィルム55をナイロンフィルム54と高密度ポリエチレンフィルム60とで挟み込んだ複合プラスチックフィルムで、金属箔層フィルム57は、アルミ箔59をナイロンフィルム58と高密度ポリエチレンフィルム60とで挟み込んだ複合プラスチックフィルムである。
【0049】
また、蒸着層フィルム53と金属箔層フィルム57とのシール面は蒸着層フィルム53側を一平面状とし、金属箔層フィルム57側の面を立体的に構成している。そして、蒸着層フィルム53側を外箱23もしくは内箱22に接して配置している。
【0050】
本実施の形態の真空断熱材44,44aは、一方の面がアルミ蒸着フィルム55を有する蒸着層フィルム53、他方の面が金属箔(アルミ箔)59を有する金属箔層フィルム57で構成され、蒸着層フィルム53と金属箔層フィルム57のそれぞれの外周部分をシールしたシール面が真空断熱材44,44aにおける蒸着層フィルム53の平面と同一平面上にあるものであり、真空断熱材44,44aにおいて、高い断熱性を必要とする一平面をアルミ蒸着フィルム55を有する蒸着層フィルム53で、高いガスバリヤ性を必要とする他の面を金属箔(アルミ箔)59を有する金属箔層フィルム57で構成し、両フィルム53,57のシール面を蒸着層フィルム53側の平面と同一平面上に位置させたので、シール面のヒレの処理が容易となるとともに、信頼性が高く断熱性能の優れた真空断熱材44,44aの利用が可能となる。
【0051】
また、本実施の形態は、図4に示すように、真空断熱材44の蒸着層フィルム53側の平面を、外箱23内側に接して配設するものであり、信頼性が高く断熱性能の優れた真空断熱材44を効果的に配置でき、シール面のヒレの処理も必要なくなる。
【0052】
また、本実施の形態は、図5に示すように、真空断熱材44aの蒸着層フィルム53側の平面を、内箱22外側に接して配設するものであり、信頼性が高く断熱性能の優れた真空断熱材44aを効果的に配置でき、シール面のヒレの処理も必要なくなる。
【0053】
また、内箱22および外箱23両側共、形状が複雑で真空断熱材が貼付けられない、または、真空断熱材の信頼性確保が重要となる部位には両面共金属箔フィルムを有する真空断熱材を使用する。
【0054】
真空断熱材を構成する両面のフィルムに高いガスバリヤ性のある金属箔(金属箔フィルム)を用いることにより、真空断熱材の両面が複雑な形状の面に接する場合であっても、信頼性が高い真空断熱材の利用が可能となる。また、両面が同一材料であるため、コスト低減ができる。さらに、両面が同一材であるため、外箱23あるいは内箱22に貼付ける時に真空断熱材の貼付面を間違える心配がなく作業が容易になる。
【0055】
ここで、無機繊維集合体52の繊維径は0.1μm〜1.0μmの範囲のものを使用し、硬質ウレタンフォーム24の熱伝導率を0.015W/mKとしたときに、同様の測定基準による熱伝導率が0.0015W/mKである断熱材として真空断熱材44,44aを適用している。つまり、硬質ウレタンフォーム24に比べ断熱性能が10倍高い真空断熱材44,44aを適用している。
【0056】
以上の構成において、圧縮機31、冷蔵用冷却器32、冷蔵用送風機33、冷凍用冷却器34、冷凍用送風機35、凝縮器36からなる冷却装置により、冷蔵室26、野菜室27は概ね0〜10℃、冷凍室28,29は概ね−15〜−25℃の温度に冷却される。
【0057】
そして、真空断熱材44を上部両側面、真空断熱材41を天面、真空断熱材42を背面、真空断熱材47,48,49,50を前面である扉体の外箱に接して配設し、底面、下部両側面および機械室30を構成する面には真空断熱材43、真空断熱材44aおよび真空断熱材45を内箱22に接し配設したので、外箱23の表面温度が高くなる底面および機械室30に配置した真空断熱材43,45が高温にさらされることがなくなり、真空断熱性能の経時的な断熱性能の劣化を最低限に抑えることができ、真空断熱材の長期信頼性が高まる。また、外箱の形状が複雑となる下部両側面には真空断熱材44aを内箱に接して配設することにより、信頼性を高めることできる。
【0058】
さらに、真空断熱材は、断熱箱体21aを構成する外箱22、内箱23のいずれかに接して配置しているので、硬質ウレタンフォーム24の形成する空間距離を充分確保でき、硬質ウレタンフォーム24の荒れや発泡不足による断熱性能の低下を引き起こすことがないばかりか、箱体強度をも維持することができる。
【0059】
また、天面の真空断熱材41は外箱23に接して配設しているので、庫内照明用取り付け部材あるいは電線(図示せず)を内箱22の天面に取り付け可能となり、冷蔵室26の天面に照明を設けることができ、使い勝手の向上が図れる。
【0060】
また、冷凍領域の冷凍室28,29を囲む硬質ウレタンフォーム24と真空断熱材42,43,44a,45で形成される断熱箱体21aの断熱壁厚は、扉を除き、開口部の壁厚の薄い部分を含めて25〜50mmの分布に、冷蔵領域の冷蔵室26,野菜室27を囲む硬質ウレタンフォーム24と真空断熱材41,42,44で形成される断熱箱体21aの断熱壁厚は、扉を除き、開口部の壁厚の薄い部分を含めて25〜40mmの分布としており、この断熱壁厚中に厚さ10〜15mmの真空断熱材が配設されるので、硬質ウレタンフォーム24の充填される厚みが最低10mm確保される。このため硬質ウレタンフォーム24の発泡時の流動性を妨げることなく、フォームの荒れや充填不良による断熱性の低下を引き起こさない。
【0061】
このように、真空断熱材の厚みを確保して断熱性を十分に発揮させながら硬質ウレタンフォーム24の断熱性も維持して複層断熱壁としての断熱性能を効果的に高めることができる。特に、庫内外の温度勾配が大きい冷凍温度領域においては一層効果的である。
【0062】
そして、冷凍室28,29の断熱壁厚を50mmを超えないようにすることで、真空断熱材の適用を比較的容積比率の小さい冷凍室28,29の内容積を外観レイアウトに影響を与えないで増加させることにも活用でき、真空断熱材の利用価値をより高めることができる。
【0063】
また、冷蔵室26,野菜室27の断熱壁厚を40mmを超えないようにすることで、庫内外の温度勾配が比較的小さい冷蔵温度領域において、真空断熱材の適用による省エネルギー化と断熱箱体21a内外の内容積効率向上の効果のバラン
スをとることができる。
【0064】
また、真空断熱材42は背面パネルにあらかじめ配設した後、平板をコの字状に折り曲げて成形した側面および天面に接合して、外箱23を形成し、外箱23形成の継ぎ目近傍に位置するように配設しているので、真空断熱材42の端面を背面パネルのほぼ同等の大きさに配置でき、断熱性能が高まるとともに、真空断熱材をあらかじめ外箱23あるいは内箱22に真空断熱材を配置し箱体の組立てを行うことができるので、製造が容易となる。
【0065】
また、真空断熱材41は、一平面が蒸着層フィルム53、他面を金属箔層フィルム57としたものであり、フィルムのシール面が真空断熱材41本体の一面と同一面となり、シール面のヒレの処理が容易となるとともに、信頼性が高く断熱性能の優れた真空断熱材の利用が可能となる。
【0066】
また、真空断熱材41の、金属箔に比べて熱伝導の悪い(断熱性能の良い)アルミ蒸着フィルム側を、外箱内側に接して配設したものであり、外箱23と真空断熱材41の伝熱が抑えられて、庫外からの吸熱を低減し、信頼性が高く断熱性能の優れた真空断熱材を効果的に断熱壁内に配置でき、シール面のヒレの処理も必要なくなる。
【0067】
なお、断熱箱体21aの背面に真空断熱材42を配設することにより、真空断熱材42が冷却装置の配管や冷蔵用冷却器32、冷凍用冷却器34の除霜水を排水するドレン管(図示せず)の邪魔になるといった問題を解決できるとともに、背面パネルと真空断熱材42を一体品として組み立てることができ、製造工程上好ましくなるという効果も有する。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載の冷蔵庫の発明は、外箱と内箱との間に真空断熱材を配置し前記外箱と前記内箱との間における真空断熱材以外の空間に硬質ウレタンフォームを充填した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の後部下方に配設された機械室と、前記冷蔵庫本体の底面部に配設された凝縮器とを有する冷蔵庫において、前記外箱の天面と両側面と背面は、平板をコの字状に折り曲げて成形した側面および天面に背面パネルを接合したものであり、前記真空断熱材を、冷蔵庫の天面、背面、前面、冷蔵室を囲む上部両側面に対しては外箱に接し配設し、底面、冷凍室を囲む下部両側面および前記機械室を構成する面に対しては内箱に接し配設したことにより、真空断熱材の利用価値が高い状態で吸熱負荷量を効果的に抑え、省エネルギー効果を高めることができる。
【0069】
さらに、外箱の表面温度が高くなる下部両側面、底面および機械室に配置した真空断熱材が高温にさらされることがなくなり、真空断熱性能の経時的な断熱性能の劣化を最低限に抑えることができ、真空断熱材の長期信頼性が高まる。また、真空断熱材を下部両側面は内箱に接し配設しているので、外箱同士の複雑な嵌合部や配管を避けることができ、真空断熱材の破損を防止することができる。
【0070】
また、天面の真空断熱材は外箱に接して配設しているので、庫内照明用取り付け部材あるいは電線を内箱の天面に取り付け可能となり、冷蔵室の天面に照明を設けることができ、使い勝手の向上が図れる。
【0071】
また、背面では外箱に真空断熱材を配設することにより、背面の真空断熱材が冷却装置の配管や冷却器の除霜水を排水するドレン管の邪魔になるといった問題を解決できるとともに、背面パネルと真空断熱材を一体品として組み立てることができ、製造工程上好ましくなるという効果も有する。
【0072】
さらに、真空断熱材は、箱体を構成する外箱、内箱のいずれかに接して配置しているので、硬質ウレタンフォームの形成する空間距離を充分確保できるので、硬質ウレタンフォームの荒れや発泡不足による断熱性能の低下を引き起こすことがないばかりか、箱体強度をも維持することができる。
【0073】
また、本発明の請求項2に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1に記載の発明において、内箱に接して配設した真空断熱材の投影面積は前記内箱より小さく、前記内箱に接して配設した前記真空断熱材を、前記真空断熱材が接し配設される前記内箱の各面からはみ出ないように配設することにより、硬質ウレタンフォームの流入による真空断熱材の剥がれを防止でき、さらに、真空断熱材の貼付けの安定を容易に図ることができると同時に、硬質ウレタンフォームの流れ性を阻害しない。
【0074】
また、本発明の請求項3に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1または2記載の発明において、上部両側面の外箱に接し配設する真空断熱材の下端の位置が、下部両側面の内箱に接し配設する真空断熱材の上端の位置より低くなるようにすることにより、真空断熱材を配設するときに、上下方向に多少ずれても、また、真空断熱材の寸法精度が低下しても、真空断熱材を外箱に接し配設する上部両側面と、真空断熱材を内箱に接し配設する下部両側面との境界部分において、外箱と内箱の少なくともどちらか一方に真空断熱材が存在するため、真空断熱材の断熱効果の低減を防止することができる。さらに、硬質ウレタンフォームの流れを阻害することなく安定した流れを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図
【図2】 同実施の形態の冷蔵庫の縦断面図
【図3】 同実施の形態の冷蔵庫に適用する真空断熱材の要部拡大縦断面図
【図4】 同実施の形態の冷蔵庫の部分拡大断面図
【図5】 同実施の形態の冷蔵庫の部分拡大断面図
【図6】 従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
22 内箱
23 外箱
24 硬質ウレタンフォーム
30 機械室
41,42,43,44,44a,45,46,47,48,49,50 真空断熱材
Claims (3)
- 外箱と内箱との間に真空断熱材を配置し前記外箱と前記内箱との間における真空断熱材以外の空間に硬質ウレタンフォームを充填した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の後部下方に配設された機械室と、前記冷蔵庫本体の底面部に配設された凝縮器とを有する冷蔵庫において、前記外箱の天面と両側面と背面は、平板をコの字状に折り曲げて成形した側面および天面に背面パネルを接合したものであり、前記真空断熱材を、冷蔵庫の天面、背面、前面、冷蔵室を囲む上部両側面に対しては外箱に接し配設し、底面、冷凍室を囲む下部両側面および前記機械室を構成する面に対しては内箱に接し配設したことを特徴とする冷蔵庫。
- 内箱に接して配設した真空断熱材の投影面積は前記内箱より小さく、前記内箱に接して配設した前記真空断熱材を、前記真空断熱材が接し配設される前記内箱の各面からはみ出ないように配設したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 上部両側面の外箱に接し配設する真空断熱材の下端の位置が、下部両側面の内箱に接し配設する真空断熱材の上端の位置より低くなるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
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