JP2003075058A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003075058A
JP2003075058A JP2001263270A JP2001263270A JP2003075058A JP 2003075058 A JP2003075058 A JP 2003075058A JP 2001263270 A JP2001263270 A JP 2001263270A JP 2001263270 A JP2001263270 A JP 2001263270A JP 2003075058 A JP2003075058 A JP 2003075058A
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JP
Japan
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heat insulating
vacuum heat
insulating material
hole
refrigerator
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Pending
Application number
JP2001263270A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hashimoto
晋一 橋本
Akira Nakano
明 中野
Masato Sasaki
正人 佐々木
Hidetomo Takanishi
英知 高西
Munetaka Yamada
宗登 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空断熱材を使用した冷蔵庫に関し、高い断
熱性能を得る 【解決手段】 真空断熱材28dに貫通孔46を設けた
ことにより、排水パイプ45周辺に一枚もので真空断熱
材28dを配設することが可能となり、外箱26の表面
積に対する真空断熱材の被覆率が向上し、断熱箱体21
の吸熱負荷量を減らすことができ、省エネルギー効果を
高めることができる。また、真空断熱材28dを分割す
ることなく配設することが可能となり、真空断熱材28
dを覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッジによる
吸熱負荷量増加を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空断熱材を利用
した冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫の省エネルギー化や省スペ
ース化を狙いに、冷蔵庫の断熱性能を高める一手段とし
て、高断熱性能を有する真空断熱材を利用する方法があ
り、省エネルギーの要請が益々高まる今日では、硬質ウ
レタンフォームと比較して数倍から10倍程度の断熱性
能を有する真空断熱材を適切な範囲内で最大限に利用す
ることにより断熱性能を向上させていくことが急務であ
るといえる。真空断熱材を利用した高い断熱性能を有す
る冷蔵庫を実現する手段としては、特開平6−1599
22号公報に記載されたものが知られている。
【0003】図9には、特開平6−159922号公報
に記載されている冷蔵庫の側面断面図を示す。図におい
て、外箱1と内箱2で構成される空間全体を、成形可能
な袋状の紙材3で覆い、この紙材3内部に無機多孔質か
らなる充填材4を充填し、内外箱で囲まれた空間の形状
に沿って真空断熱材5が構成されている。本構成によ
り、内外箱間への真空断熱材の収納作業が容易に行える
と共に内外箱と真空断熱材との隙間を塞ぐ作業などが廃
止できるうえ、硬質ウレタンフォームを使用せず真空断
熱材のみで断熱箱体を構成できるため極めて高い断熱性
能を確保することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、外箱1と内箱2で構成される空間全体に
真空断熱材5を使用しているため、例えば、貯蔵室内に
設けられた冷却器に付着した霜を除霜時に冷蔵庫外に排
出するための排水パイプを通す貫通孔を設ける必要があ
るが、貫通孔を必要とする部位への真空断熱材の配設は
困難であり、したがって、真空断熱材は貫通孔を避けて
配設せざるを得ず、外箱の表面積に対する真空断熱材の
被覆率が低下し、冷蔵庫の断熱性が著しく低下するとい
った問題があった。
【0005】また、硬質ウレタンフォームと比較して接
着性のない真空断熱材のみ使用した冷蔵庫であるため、
硬質ウレタンフォームの接着性とビス等の機械的固定方
法で冷蔵庫外箱に取り付けられている冷蔵庫運搬用取っ
手等、冷蔵庫全体に加重がかかる部品の取り付時には、
冷蔵庫運搬時の安全性が著しく低下するといった問題が
あった。
【0006】また、外箱と真空断熱材の間に硬質ウレタ
ンフォーム等の介在物が存在しないため、例えば、扉体
のヒンジ部を外箱にビスと等で固定する場合、真空断熱
材が真空破壊し、真空断熱材本来の機能を果たせないと
いった問題があった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑み、真空断熱材を
多く使用しても、冷蔵庫としての安全性、商品性を損な
うことなく、かつ高い断熱性能を確保した冷蔵庫を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、外箱と内箱の間に無機繊維集合体からなる芯
材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成される
真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた断熱箱
体において、前記真空断熱材の一部に貫通孔を設け、外
箱と内箱の間に設けた部品に対応して、前記貫通孔を配
置したものであり、真空断熱材を分割して配置する必要
がなくなり、外箱の表面積に対する真空断熱材の被覆率
を容易に高めることができる。また、製造工程での真空
断熱材貼付工程を低減でき生産性が向上する。また、真
空断熱材を覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッジ
による侵入熱量増加を抑制できる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、外箱と
内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆
うガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、硬
質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、蒸発
器と蒸発器から排出される除霜水を庫外に排出するため
のパイプと内箱及び外箱にはパイプを配設するための貫
通孔を備えたもので、真空断熱材の一部に貫通孔を設
け、貫通孔にパイプを配設するように構成したものであ
り、排水パイプ配設部周辺に真空断熱材が配設可能とな
り、外箱の表面積に対する真空断熱材の被覆率が向上し
断熱効果が高まる。また、排水パイプ配設部周辺に真空
断熱材を分割することなく配設することが可能となり、
真空断熱材を覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッ
ジによる侵入熱量増加の抑制効果を高めることができ
る。更に、排水パイプ周辺の真空断熱材が一体で配設さ
れることで、冷蔵庫自体の強度低下の抑制効果を高める
ことができる。また、真空断熱材の貼付け枚数を減らす
ことができるため、生産性を向上することができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の冷蔵庫において、真空断熱材の貫通孔が内箱
の貫通孔と外箱の貫通孔のいずれの貫通孔よりも大きく
構成したものであり、冷蔵庫製造工程での排水パイプ組
み込み時、真空断熱材が指定された位置からずれること
により生ずる真空断熱材の変形やすれ、また、最悪事態
である真空破壊を防止することができる。また、真空断
熱材配設時に配設位置に関して高い精度が要求されず、
生産性が向上する。また、真空断熱材を自動機等で配設
する場合においても高精度が要求されず、設備投資の抑
制が可能となる。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、外箱と
内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆
うガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、硬
質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、冷凍
室と冷蔵室を仕切る仕切り壁と、製氷用貯水タンクを有
した冷蔵室から製氷機を有した冷凍室への送水経路と、
前記仕切り壁には前記送水経路を通すための貫通孔を有
し、前記真空断熱材の一部に貫通孔を設け、前記貫通孔
に前記送水経路を通したものであり、近年、冷蔵庫の新
規訴求要素となっている自動製氷機能の構成要素であ
る、冷蔵室に設置した製氷用給水タンクから、冷凍室に
設置した製氷機への送水パイプを配設することができ
る。
【0012】また、送水パイプ周辺にも効率良く真空断
熱材を配設することができ、冷凍室からの冷却による凍
結を防止するために送水パイプに配設されている送水パ
イプ防止ヒーターを廃止することによるコストダウンと
生産性の向上に加えて、消費電力を抑制できる。また、
仕切り壁に全面に真空断熱材を効率良く配設すること
で、仕切り壁を薄型化でき、冷蔵庫内容積を向上するこ
とができる。また、真空断熱材を分割することなく配設
することが可能となり、真空断熱材を覆うガスバリア性
フィルムのヒートブリッジによる侵入熱量増加を抑制で
きるとともに生産性を向上させることができる。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔が仕切り
壁の貫通孔より大きく構成したものであり、冷蔵庫製造
工程での送水パイプ組み込み時、真空断熱材の指定され
た位置からのずれにより真空断熱材が仕切り壁の貫通孔
の一部を閉鎖することで送水パイプの組み込みこみがで
きないことや、送水パイプ先端が指定された位置からず
れることで水が片寄り氷の大きさのバラツキや水の飛び
散りによる着氷、また、最悪事態である真空破壊を防止
することができる。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、硬質ウ
レタンフォームの原料化合物を外箱と内箱の間に注入す
る注入孔を外箱に有し、前記外箱と前記内箱の間に無機
繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆うガスバリア性
フィルムで構成される真空断熱材と、硬質ウレタンフォ
ームとを備え、外箱背面パネルに沿って配設した真空断
熱材には前記注入孔に対応して硬質ウレタンフォームの
注入の妨げとならないように貫通孔を設けたものであ
り、硬質ウレタンフォームの原料化合物の注入経路が確
保でき、外箱または内箱と真空断熱材との間に形成され
る空間に対して、荒れや部分的な充填不足を起こすこと
なく均一なウレタン層を形成することができる。このた
め、断熱性能の低下を引き起こすことがなく省エネルギ
ー効果を高めることができるとともに、冷蔵庫強度をも
維持することができる。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔が外箱の
注入孔より大きく構成したものであり、冷蔵庫製造工程
での真空断熱材組み込み時、指定された位置からずれる
ことにより真空断熱材が硬質ウレタンフォームの原料化
合物注入経路の一部を閉塞してしまうことで、硬質ウレ
タンフォームの原料化合物が冷蔵庫外へ飛散し、ウレタ
ン発泡治具や周辺設備機器の機能低下を引き起こすこと
がなく、安定した生産を維持することができる。また、
硬質ウレタンフォームの原料化合物注入時、注入機先端
での真空断熱材の破損や最悪事態である真空破壊を防止
することができる。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、貯蔵室
の前面開口部に外箱と内箱の間に無機繊維集合体からな
る芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成さ
れる真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとで構成され
る開閉自在な扉体を備えたもので、前記扉体外箱表面に
貯蔵室内温度を調節する操作部を収納する開口部を有
し、前記真空断熱材は前記開口部に対応して貫通孔を設
けたものであり、貯蔵室内温度を調整する操作部を扉体
外箱表面に配設することができる。その結果、扉を開け
ることなく庫内温度調節が可能となり、庫内温度上昇を
抑制することでき、貯蔵食品の鮮度を低下することな
く、安定的にかつ長期間食品を保存することができる。
また、扉を開けることなく庫内温度調節が可能となるた
め、使い勝手が向上する。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔を扉体外
箱の開口部より大きく構成したものであり、冷蔵庫製造
工程での真空断熱材組み込み時、指定された位置からず
れることにより貯蔵室温度調整用の操作部の扉体外箱へ
の未装着や僅かな寸法での未挿入を防止することができ
る。その結果、生産性を高めることができるとともに、
外観品位の低下を防止できる。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、外箱
と内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を
覆うガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、
硬質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、貯
蔵室前面開口部に開閉自在な扉体と前記外箱表面に前記
扉体を保持するヒンジ部と前記ヒンジ部を前記外箱表面
に固定する止め具を備え、前記外箱表面に前記止め具を
挿入する開口部を有し、前記真空断熱材は前記開口部に
対応して貫通孔を設けたものであり、止め具の一部が、
硬質ウレタンフォーム内に埋設される。硬質ウレタンフ
ォーム自身は接着性を有しているので、扉内部の食品収
納部に相当量の食品を収納され状態で扉体の開閉を繰り
返され、扉体のヒンジ部に相当の加重がかかる場合にお
いても、止め具にて確実に固定されているため、扉体の
不平行状態を防止でき、長期の使用期間であっても外観
品位を維持することができる。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項10に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔を開
口部より大きくしたものであり、冷蔵庫製造工程での真
空断熱材組み込み時、指定された位置からずれたことに
よる扉体の止め具の未装着や僅かな寸法での未挿入を防
止することができる。その結果、生産性を高めることが
できるとともに、長期間にわたり冷蔵庫の外観品位を維
持することができる。
【0020】本発明の請求項12に記載の発明は、外箱
と内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を
覆うガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、
硬質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、前
記外箱表面に冷蔵庫運搬用取っ手を収納する開口部を有
し、前記真空断熱材は前記開口部に対応して貫通孔を設
けたものであり、冷蔵庫運搬用取っ手の一部が、硬質ウ
レタンフォーム内に埋設される。硬質ウレタンフォーム
自身は接着性を有しているので、相当の加重のかかる取
っ手部分においてもビス等での機械的固定手段を軽減し
た状態でも、冷蔵庫運搬時の安全性を維持することがで
きる。
【0021】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項12に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔を開
口部より大きくしたものであり、冷蔵庫製造工程での真
空断熱材組み込み時、指定された位置からすれたことに
よる冷蔵庫運搬用取っ手の未装着や僅かな寸法での未挿
入を防止することができる。その結果、生産性を高める
ことができるとともに、冷蔵庫運搬時の安全性を維持す
ることができる。
【0022】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項1から請求項13のいずれか一項に記載の発明におい
て、真空断熱材の貫通孔周囲の芯材を面取りしたので、
前記芯材を覆うガスバリア性フィルムの貫通孔のフィル
ムのシールが容易となり、真空断熱材の信頼性が向上す
る。
【0023】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項1から請求項14のいずれか一項に記載の発明におい
て、貫通孔を有する真空断熱材は壁面形状に合わせたの
で、貫通孔と複雑な壁面形状を同時に1枚の真空断熱材
で構成することができ、立体的で貫通孔を必要とする壁
面においても、真空断熱材を覆うガスバリア性フィルム
のヒートブリッジによる侵入熱量増加の抑制効果を高め
ることができる。また、貫通孔周辺の真空断熱材が一体
で配設されることで、冷蔵庫自体の強度低下の抑制効果
を高めることができる。また、真空断熱材の貼付け枚数
を減らすことができるため、生産性を向上することがで
きる。
【0024】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項1に記載の発明において、1つの真空断熱材に複数の
貫通孔を設けたものであり、複数の貫通部品を有する壁
面に対しても1つの真空断熱材で対応でき、真空断熱材
を覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッジによる侵
入熱量増加の抑制効果を高めることができる。また、貫
通孔周辺の真空断熱材が一体で配設されることで、冷蔵
庫自体の強度低下の抑制効果を高めることができる。ま
た、真空断熱材の貼付け枚数を減らすことができるた
め、生産性を向上することができる。
【0025】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項1から請求項16のいずれか一項に記載の発明におい
て、真空断熱材の芯材をシート状無機繊維集合体とした
ものであり、薄いシート状物質を芯材に用いているので
形状加工が簡単に行えるため貫通孔、切り欠き等の加工
を容易に行うことが可能である。このため、必要断熱部
に適した真空断熱材を簡単に作製しそれを断熱箱体に適
用できることから、断熱箱体に対する真空断熱材の被覆
率が向上し断熱箱体の断熱性能も向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図6を用いて説明する。
【0027】(実施の形態1)本実施の形態1による冷
蔵庫を図1から図8に示す。図1には冷蔵庫の正面図
を、図2には冷蔵庫の背面図を、図3には冷蔵庫の側面
断面図を、図4には冷蔵庫天面平面図を示す。図1、図
2、図3、図4において20は冷蔵庫本体であり、21
は、冷蔵室扉22、野菜室扉23、冷凍室扉24を含め
た断熱箱体で、ABSなどの合成樹脂からなる内箱25
と鉄板などの金属からなる外箱26とから形成される空
間に硬質ウレタンフォーム27と真空断熱材28a、2
8b、28c、28d、28eが複層構造で配設されて
いる。断熱箱体21の製造にあたっては、真空断熱材2
8aから28eをあらかじめ外箱26または内箱25に
直接または間接的に接着固定したあと、硬質ウレタンフ
ォーム27の原料を注入して一体発泡を行う。
【0028】更に、断熱箱体21は各温度帯の部屋に区
切られており、29は冷蔵室、30は野菜室、31は冷
凍室を構成している。冷凍室31は概ね−15℃〜−2
5℃の冷凍領域に、冷蔵室29,野菜室30は概ね0〜
10℃の冷蔵領域に設定される。32は圧縮機、33は
凝縮器、34は冷却器であり冷却装置を構成している。
つまり、冷蔵庫本体20は、断熱箱体21と,冷蔵室2
9,野菜室30と冷凍室31、これら各温度帯の部屋を
冷却する圧縮機32、凝縮器33、冷却器34を備えた
冷却装置によって構成されている。
【0029】真空断熱材28a、28b、28c、28
d、28eはシート状無機繊維集合体からなる芯材28
fと、芯材28fを覆うガスバリア性フィルム28gで
構成されている。
【0030】シート状無機繊維集合体からなる芯材28
fはグラスウール,セラミックファイバー,ロックウー
ル等の無機繊維を薄いシート状に加工したものを複層積
層したものであり、単一素材に限定するものでもなく、
集合体を形成するために有機あるいは無機バインダーを
用いてもよい。
【0031】ここで、断熱箱体21の天面における真空
断熱材28bは外箱26に接するように配設され、ま
た、冷蔵室扉22を保持するヒンジ35を外箱26に固
定するためのビス36を避けるために貫通孔37を設け
ている。
【0032】そして、真空断熱材28bの貫通孔37
は、ビス36固定用開口部より大きく設定している。
【0033】また、断熱箱体21の背面における真空断
熱材28cは、外箱26に接するように配設され、冷蔵
庫運搬用取っ手38の取付用開口部38a、および硬質
ウレタンフォーム27の原料注入孔39に対応して、複
数の貫通孔40を設けている。
【0034】そして、真空断熱材28cの貫通孔40
は、冷蔵庫運搬用取っ手38の取付用開口部38a、お
よび硬質ウレタンフォーム27の原料注入孔39より大
きく設定している。
【0035】また、断熱箱体21の冷蔵室扉22におけ
る真空断熱材28aは外板41に接するように配設さ
れ、また、冷蔵室扉22の外表面に設置されている貯蔵
室内温度を調節する操作板収納開口部42に対応して貫
通孔43を設けている。
【0036】そして、真空断熱材28aの貫通孔43
は、操作板収納開口部42より大きく設定している。
【0037】また、図5は、真空断熱材28dの斜視図
で、断熱箱体21の底面及び背面において内箱25に接
するように配設されている。真空断熱材28dは、蒸発
器34に着霜した霜をヒーター44によって除霜した水
を庫外に流す排水パイプ45を通すように貫通孔46を
設けている。
【0038】そして、真空断熱材28dの貫通孔46
は、排水パイプ45を通すための内箱の貫通孔と外箱の
貫通孔のいずれの貫通孔よりも大きく設定している。
【0039】さらに、貫通孔46を有する真空断熱材2
8dは、1枚ものを折り曲げて圧縮機32を収めた機械
室の壁面形状に合わせたものとしている。
【0040】また、図6は、野菜室30と冷凍室31を
断熱している仕切り壁47の平面図である。真空断熱材
28eは冷蔵室29に設置された製氷用貯水タンク48
からポンプ49によって冷凍室31に設置されている自
動製氷機50に送られる水が通過する送水パイプ51を
通すよう貫通孔52を設けている。
【0041】そして、真空断熱材28eの貫通孔52
は、仕切り壁47の送水パイプ51を通すための貫通孔
より大きく設定している。
【0042】また、図7は、真空断熱材の貫通孔の要部
拡大断面図、図8は、真空断熱材の貫通孔の要部拡大図
である。図において、真空断熱材28aから28eの貫
通孔37、40、43、46、52を形成する芯材28
fの端面部は面取り53を施している。そして、芯材2
8fはガスバリア性フィルム28gにて真空密封されて
いる。
【0043】以上のような構成において、真空断熱材2
8dに貫通孔46を設けたことにより、排水パイプ45
周辺に一枚もので真空断熱材28dを配設することが可
能となり、外箱26の表面積に対する真空断熱材の被覆
率が向上し、断熱箱体21の吸熱負荷量を減らすことが
でき、省エネルギー効果を高めることができる。
【0044】真空断熱材28dの芯材28fは薄いシー
ト状物質を芯材に用いているので形状加工が簡単に行え
るため貫通孔、切り欠き等の加工を容易に行うことが可
能である。このため、必要断熱部に適した真空断熱材を
簡単に作製しそれを断熱箱体に合わせて適用できること
から、断熱箱体に対する真空断熱材の被覆率をより効果
的に高めることができる。
【0045】なお、本実施の形態では真空断熱材の芯材
28fをシート状無機繊維集合体としたが、シート状加
工されない通常の無機繊維集合体を芯材とした場合にお
いても、旧来のような無機粉末やウレタンフォームを芯
材として用いた真空断熱材に比べると貫通孔などの形状
加工性に優れ、真空断熱材内における経時的なガス発生
が少ないため長期信頼性も向上するなど、概ね同様の適
用効果を得ることができる。
【0046】また、真空断熱材28dを分割することな
く配設することが可能となり、真空断熱材28dを覆う
ガスバリア性フィルム28gのヒートブリッジによる吸
熱負荷量増加を抑制することができる。
【0047】また、排水パイプ周辺の真空断熱材28d
を一体で配設することにより冷蔵庫20の強度が低下す
ることを抑制することができる。また、真空断熱材28
dの貼付け枚数を減らすことができるため、真空断熱材
28dを貼り付けることによる生産性の低下を抑制する
ことができる。
【0048】更に、真空断熱材28dの貫通孔46を、
排水パイプ45を通すための内箱の貫通孔と外箱の貫通
孔のいずれの貫通孔よりも大きく設定しているので、真
空断熱材28dが指定された位置から少しずれた位置に
配設されたとしても、冷蔵庫製造工程で排水パイプ45
を組み込むとき、真空断熱材28dの接触による変形や
破損による真空状態の破壊を防止することができる。
【0049】また、真空断熱材28dの配設時の精度を
特に高く要求しなくてもよく、生産性を向上することが
できるといった効果もある。また、真空断熱材28dを
自動機等を用いて配設する場合においても高精度な位置
決めが要求されないため、設備投資を抑制することが出
来る。
【0050】また、貫通孔46を有する真空断熱材28
dは、1枚ものを折り曲げて圧縮機32を収めた機械室
の壁面形状に合わせたものとしているので、貫通孔と複
雑な壁面形状を同時に1枚の真空断熱材で構成すること
ができ、立体的で貫通孔を必要とする壁面においても、
真空断熱材を覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッ
ジによる侵入熱量増加の抑制効果を高めることができ
る。
【0051】また、真空断熱材28eに貫通孔52を設
けたことにより、真空断熱材28eを仕切り壁47に配
設し、かつ、冷蔵室29に設置した製氷用給水タンク4
8から冷凍室31に設置した製氷機50への送水パイプ
51を配設することができるため、自動製氷機を取り付
けることが可能となり、商品価値を高めることができ
る。
【0052】また、送水パイプ51周辺にも真空断熱材
を配設することができるため、冷凍室31からの冷却に
よる凍結を防止するために送水パイプ51に配設される
送水パイプ凍結防止用ヒーターを廃止することが可能と
なり、コストダウン、生産性の向上さらには消費電力量
の抑制といった効果もある。
【0053】また、真空断熱材28eを仕切り壁47の
全面に配設することが可能であるため、仕切り壁47を
薄くすることができ、冷蔵庫の内容積を増加することが
できる。
【0054】更に、真空断熱材28eの貫通孔52を、
仕切り壁47の送水パイプ51を通すための貫通孔より
大きく設定しているので、真空断熱材28eが指定され
た位置から多少ずれた位置に配設されたとしても、冷蔵
庫製造工程で送水パイプ51を組み込むとき、真空断熱
材28eの接触による変形や破損による真空状態の破壊
を防止することができるとともに、真空断熱材28eが
仕切り壁47の貫通孔の一部を閉鎖することで送水パイ
プ51の組み込みこみができなくなることや、送水パイ
プ51の先端が指定された位置からずれることで給水に
不具合が生じ、氷の大きさのバラツキや水の飛び散りに
よる着氷を防止することができる。
【0055】また、1枚の真空断熱材28cに複数の貫
通孔40を設け、外箱26に接するように配設し、硬質
ウレタンフォーム27の原料注入孔39に対応して、貫
通孔40の位置を合わせて配設することで外箱の表面積
に対する真空断熱材の被覆率が向上し、断熱効果を高く
することができる。
【0056】また、硬質ウレタンフォーム27の原料化
合物の注入経路を確保することが出来、外箱26または
内箱25と真空断熱材28cとの間に形成される空間に
未充填部を起こすことなく、均一なウレタン層を形成す
ることが出来る。
【0057】また、真空断熱材28cを分割することな
く配設することができるため、真空断熱材28cを覆う
ガスバリア性フィルムのヒートブリッジによる吸熱負荷
量の増加を抑制することができる。
【0058】したがって、断熱性能の効果を低下させる
ことがないため、省エネルギー効果を高めることが出来
ると共に冷蔵庫の強度も維持することが出来る。
【0059】さらに、真空断熱材28cの貫通孔40
を、硬質ウレタンフォーム27の原料注入孔39より大
きく設定しているので、冷蔵庫製造組み立て時に真空断
熱材28cの位置が指定された位置から多少ずれたとし
ても、真空断熱材28cが硬質ウレタンフォーム27の
原料化合物を注入する経路の一部を閉塞してしまうこと
もないので、硬質ウレタンフォーム27の原料化合物が
外箱26の外へ飛散し、ウレタン発泡治具や周辺設備の
機能低下や生産性の低下を引き起こすことなく、安定し
た生産を維持することが出来る。また、硬質ウレタンフ
ォーム27の原料化合物の充填不足や外箱26への付着
による断熱箱体21の廃棄を防止することが出来る。ま
た、硬質ウレタンフォーム27の原料化合物の注入時、
注入機先端での真空断熱材28cの接触による変形や破
損による真空状態の破壊を防止することができる。
【0060】また、真空断熱材28aに貫通孔43を設
け、冷蔵室扉22の外表面に配設されている貯蔵室内温
度調節部32を収納する開口部42と投影面方向で合せ
た位置に配設することで冷蔵室扉22の外表面に貯蔵室
温度調節部を設置することが出来る。したがって、冷蔵
室扉22を開けることなく庫内温度の調節が可能とな
り、冷蔵室29の温度上昇を抑制することが出来、貯蔵
食品の鮮度を低下することなく、安定的にかつ長期間食
品を保存することが出来る。
【0061】また、冷蔵室扉22を開けることなく庫内
温度の調節が可能であるため、使い勝手の低下による商
品価値の低下を防止することが出来る。
【0062】また、冷蔵室扉22の外表面に対する真空
断熱材の被覆率が向上し、断熱効果を高くすることがで
きる。
【0063】また、扉面に真空断熱材を貼り付けること
が可能であるため、扉を薄くすることが可能となり、冷
蔵庫の奥行きを薄くすることができ、商品価値を高める
ことができる。
【0064】さらに、真空断熱材28aの貫通孔43を
冷蔵室扉22の外表面に配設されている貯蔵室内温度調
節部を収納する開口部42よりも大きく構成することに
より冷蔵庫製造工程で真空断熱材28aの位置が指定さ
れた位置から多少ずれた場合でも開口部42の一部の塞
ぎにより貯蔵室温度調節部が装着できないことや、開口
部42への真空断熱材28aの突出による貯蔵室温度調
節部の歪みや浮きを防止することができる。したがっ
て、生産性を高めると共に外観品位の低下を防止するこ
とが出来る。
【0065】一方、真空断熱材28bに貫通孔37を設
け、冷蔵庫外箱26に冷蔵室扉22を保持するヒンジ3
5を固定するビス36を貫通させる開口部と合せた位置
に配設することでビス36が硬質ウレタンフォーム27
内に埋設される。硬質ウレタンフォーム27自体は接着
性を有しているので、冷蔵室扉22内部の食品収納部に
相当量の食品を収納された状態で扉開閉を繰り返され、
冷蔵室扉22に相当の加重がかかる場合においてもビス
36にて確実に固定されているため、冷蔵室扉22の不
並行状態を防止することができ、外観品位を維持するこ
とができる。
【0066】また、天面に真空断熱材を貼り付けること
が可能であるため、天面の壁厚を薄くすることが可能と
なり、冷蔵庫の高さを低くすることができ、商品価値を
高めることができる。
【0067】さらに真空断熱材28bの貫通孔37を冷
蔵庫外箱26に冷蔵室扉22を保持するヒンジ35を固
定するビス36を貫通させる開口部よりも大きく構成す
ることにより冷蔵庫製造工程で真空断熱材28bの位置
が指定された位置からずれた場合においても開口部の塞
ぎによるビス締め付け時の真空断熱材28bの破壊や、
開口部への真空断熱材28bの突出によるビス36の歪
みや浮きからの冷蔵室扉22の不並行による外観品位低
下を防止することができる。
【0068】また、断熱箱体21の背面における真空断
熱材28cは、外箱26に接するように配設され、冷蔵
庫運搬用取っ手38の取付用開口部38aに対応して、
貫通孔40を設けているので、冷蔵庫運搬用取っ手38
の一部が硬質ウレタンフォーム27内に埋設される。硬
質ウレタンフォーム27自体は接着性を有しているの
で、相当の加重がかかる冷蔵庫運搬用取っ手38にビス
等の固定手段を軽減した状態でも冷蔵庫運搬時の安全性
を確保することが出来る。また、ビス等の固定手段を軽
減できるため、生産性を向上することが出来る。
【0069】さらに真空断熱材28cの貫通孔40を冷
蔵庫外箱26に冷蔵庫運搬用取っ手38を配設する開口
部よりも大きく構成することにより冷蔵庫製造工程で真
空断熱材28cが指定された位置からすれた場合におい
ても冷蔵庫運搬用取っ手38が取り付けられないことや
開口部への真空断熱材28cの突出による冷蔵庫運搬用
取っ手38の歪みや浮きによる荷重の低下を防止するこ
とできる。したがって、生産性の向上や安全性の確保を
図ることが出来る。
【0070】また、真空断熱材28aから28eの貫通
孔37、40、43、46、52を形成する芯材28f
の貫通孔周囲の端面部は面取り53を施して、その外周
面をガスバリア性フィルム28gにて真空密封されてい
るので、ガスバリア性フィルム28gの貫通孔周囲の端
面部におけるフィルムのシールが容易となり、真空断熱
材28aから28eの信頼性が向上する。
【0071】また、上述した各種の貫通孔を1つの真空
断熱材に対して複数形成することにより、真空断熱材を
覆うガスバリア性フィルム28gのヒートブリッジによ
る侵入熱量増加の抑制効果を高めることができる。複数
の貫通孔はそれぞれ同一の用途であっても、異なる用途
であってもよい。また、貫通孔周辺の真空断熱材が一体
で配設されることで、冷蔵庫自体の強度低下の抑制効果
を高めることができる。また、真空断熱材の貼付け枚数
を減らすことができるため、生産性を向上することがで
きる。
【0072】なお、真空断熱材28aから28eの貫通
孔37、40、43、46、52は貫通孔に限定したも
のではなく、真空断熱材の端部においては切り欠き形状
としてもよい。これにより、冷蔵庫の外箱と内箱の間に
配設する部品に応じて、適切な形状の真空断熱材を配設
でき、容易に真空断熱材の被覆率を高めることができ
る。
【0073】また、本実施の形態では真空断熱材の芯材
28fをシート状無機繊維集合体としたが、シート状加
工されない通常の無機繊維集合体を芯材とした場合にお
いても、旧来のような無機粉末やウレタンフォームを芯
材として用いた真空断熱材に比べると貫通孔などの形状
加工性に優れ、真空断熱材内における経時的なガス発生
が少ないため長期信頼性も向上するなど、概ね同様の適
用効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、外箱と内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と
前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成される真空
断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体に
おいて、前記真空断熱材の一部に貫通孔を設け、外箱と
内箱の間に設けた部品に対応して、前記貫通孔を配置し
たので、外箱の表面積に対する真空断熱材の被覆率を容
易に高めることができ、断熱性の高い冷蔵庫を得ること
ができる。また、製造工程での真空断熱材貼付工程を低
減でき生産性が向上する。
【0075】また、請求項2に記載の発明は、外箱と内
箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆う
ガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、硬質
ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、蒸発器
と蒸発器から排出される除霜水を庫外に排出するための
パイプと内箱及び外箱にはパイプを配設するための貫通
孔を備えたもので、真空断熱材の一部に貫通孔を設け、
貫通孔にパイプを配設するように構成したので、排水パ
イプ配設部周辺に真空断熱材が配設可能となり、外箱の
表面積に対する真空断熱材の被覆率が向上し断熱効果が
高まる。
【0076】また、排水パイプ配設部周辺に真空断熱材
を分割することなく配設することが可能となり、真空断
熱材を覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッジによ
る侵入熱量増加の抑制効果を高めることができる。更
に、排水パイプ周辺の真空断熱材が一体で配設されるこ
とで、冷蔵庫自体の強度低下の抑制効果を高めることが
できる。また、真空断熱材の貼付け枚数を減らすことが
できるため、生産性を向上することができる。
【0077】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の冷蔵庫において、真空断熱材の貫通孔が内箱の
貫通孔と外箱の貫通孔のいずれの貫通孔よりも大きく構
成したものであり、冷蔵庫製造工程での排水パイプ組み
込み時、真空断熱材が指定された位置からずれることに
より生ずる真空断熱材の変形やすれ、また、最悪事態で
ある真空破壊を防止することができる。また、真空断熱
材配設時に配設位置に関して高い精度が要求されず、生
産性が向上する。また、真空断熱材を自動機等で配設す
る場合においても高精度が要求されず、設備投資の抑制
が可能となる。
【0078】また、請求項4に記載の発明は、外箱と内
箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆う
ガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、硬質
ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、冷凍室
と冷蔵室を仕切る仕切り壁と、製氷用貯水タンクを有し
た冷蔵室から製氷機を有した冷凍室への送水経路と、前
記仕切り壁には前記送水経路を通すための貫通孔を有
し、前記真空断熱材の一部に貫通孔を設け、前記貫通孔
に前記送水経路を通したので、製氷用給水タンクから、
製氷機への送水パイプを効率よく配設することができ
る。
【0079】また、送水パイプ周辺にも効率良く真空断
熱材を配設することができ、冷凍室からの冷却による凍
結を防止するために送水パイプに配設されている送水パ
イプ防止ヒーターを廃止することによるコストダウンと
生産性の向上に加えて、消費電力を抑制できる。
【0080】また、仕切り壁に全面に真空断熱材を効率
良く配設することで、仕切り壁を薄型化でき、冷蔵庫内
容積を向上することができる。また、真空断熱材を分割
することなく配設することが可能となり、真空断熱材を
覆うガスバリア性フィルムのヒートブリッジによる侵入
熱量増加を抑制できるとともに生産性を向上させること
ができる。
【0081】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔が仕切り壁
の貫通孔より大きく構成したので、冷蔵庫製造工程での
送水パイプ組み込み時、真空断熱材の指定された位置か
らのずれにより真空断熱材が仕切り壁の貫通孔の一部を
閉鎖することで送水パイプの組み込みこみができないこ
とや、送水パイプ先端が指定された位置からずれること
で水が片寄り氷の大きさのバラツキや水の飛び散りによ
る着氷、また、最悪事態である真空破壊を防止すること
ができる。
【0082】また、請求項6に記載の発明は、硬質ウレ
タンフォームの原料化合物を外箱と内箱の間に注入する
注入孔を外箱に有し、前記外箱と前記内箱の間に無機繊
維集合体からなる芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フ
ィルムで構成される真空断熱材と、硬質ウレタンフォー
ムとを備え、外箱背面パネルに沿って配設した真空断熱
材には前記注入孔に対応して硬質ウレタンフォームの注
入の妨げとならないように貫通孔を設けたので、硬質ウ
レタンフォームの原料化合物の注入経路が確保でき、外
箱または内箱と真空断熱材との間に形成される空間に対
して、荒れや部分的な充填不足を起こすことなく均一な
ウレタン層を形成することができる。このため、断熱性
能の低下を引き起こすことがなく省エネルギー効果を高
めることができるとともに、冷蔵庫強度をも維持するこ
とができる。
【0083】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔が外箱の注
入孔より大きく構成したので、冷蔵庫製造工程での真空
断熱材組み込み時、指定された位置からずれることによ
り真空断熱材が硬質ウレタンフォームの原料化合物注入
経路の一部を閉塞してしまうことで、硬質ウレタンフォ
ームの原料化合物が冷蔵庫外へ飛散し、ウレタン発泡治
具や周辺設備機器の機能低下を引き起こすことがなく、
安定した生産を維持することができる。また、硬質ウレ
タンフォームの原料化合物注入時、注入機先端での真空
断熱材の破損や最悪事態である真空破壊を防止すること
ができる。
【0084】また、請求項8に記載の発明は、貯蔵室の
前面開口部に外箱と内箱の間に無機繊維集合体からなる
芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成され
る真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとで構成される
開閉自在な扉体を備えたもので、前記扉体外箱表面に貯
蔵室内温度を調節する操作部を収納する開口部を有し、
前記真空断熱材は前記開口部に対応して貫通孔を設けた
ので、貯蔵室内温度を調整する操作部を扉体外箱表面に
配設することができる。その結果、扉を開けることなく
庫内温度調節が可能となり、庫内温度上昇を抑制するこ
とでき、貯蔵食品の鮮度を低下することなく、安定的に
かつ長期間食品を保存することができる。また、扉を開
けることなく庫内温度調節が可能となるため、使い勝手
が向上する。
【0085】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔を扉体外箱
の開口部より大きく構成したので、冷蔵庫製造工程での
真空断熱材組み込み時、指定された位置からずれること
により貯蔵室温度調整用の操作部の扉体外箱への未装着
や僅かな寸法での未挿入を防止することができる。その
結果、生産性を高めることができるとともに、外観品位
の低下を防止できる。
【0086】また、本発明の請求項10に記載の発明
は、外箱と内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前
記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成される真空断
熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体にお
いて、貯蔵室前面開口部に開閉自在な扉体と前記外箱表
面に前記扉体を保持するヒンジ部と前記ヒンジ部を前記
外箱表面に固定する止め具を備え、前記外箱表面に前記
止め具を挿入する開口部を有し、前記真空断熱材は前記
開口部に対応して貫通孔を設けたので、止め具の一部
が、硬質ウレタンフォーム内に埋設される。硬質ウレタ
ンフォーム自身は接着性を有しているので、扉内部の食
品収納部に相当量の食品を収納され状態で扉体の開閉を
繰り返され、扉体のヒンジ部に相当の加重がかかる場合
においても、止め具にて確実に固定されているため、扉
体の不平行状態を防止でき、長期の使用期間であっても
外観品位を維持することができる。
【0087】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔を開口
部より大きくしたので、冷蔵庫製造工程での真空断熱材
組み込み時、指定された位置からずれたことによる扉体
の止め具の未装着や僅かな寸法での未挿入を防止するこ
とができる。その結果、生産性を高めることができると
ともに、長期間にわたり冷蔵庫の外観品位を維持するこ
とができる。
【0088】また、請求項12に記載の発明は、外箱と
内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆
うガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材と、硬
質ウレタンフォームとを備えた断熱箱体において、前記
外箱表面に冷蔵庫運搬用取っ手を収納する開口部を有
し、前記真空断熱材は前記開口部に対応して貫通孔を設
けたので、冷蔵庫運搬用取っ手の一部が、硬質ウレタン
フォーム内に埋設される。硬質ウレタンフォーム自身は
接着性を有しているので、相当の加重のかかる取っ手部
分においてもビス等での機械的固定手段を軽減した状態
でも、冷蔵庫運搬時の安全性を維持することができる。
【0089】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の発明において、真空断熱材の貫通孔を開口
部より大きくしたので、冷蔵庫製造工程での真空断熱材
組み込み時、指定された位置からすれたことによる冷蔵
庫運搬用取っ手の未装着や僅かな寸法での未挿入を防止
することができる。その結果、生産性を高めることがで
きるとともに、冷蔵庫運搬時の安全性を維持することが
できる。
【0090】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1から請求項13のいずれか一項に記載の発明におい
て、真空断熱材の貫通孔周囲の芯材を面取りしたので、
前記芯材を覆うガスバリア性フィルムの貫通孔のフィル
ムのシールが容易となり、真空断熱材の信頼性が向上す
る。
【0091】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1から請求項14のいずれか一項に記載の発明におい
て、貫通孔を有する真空断熱材は壁面形状に合わせたの
で、貫通孔と複雑な壁面形状を同時に1枚の真空断熱材
で構成することができ、立体的で貫通孔を必要とする壁
面においても、真空断熱材を覆うガスバリア性フィルム
のヒートブリッジによる侵入熱量増加の抑制効果を高め
ることができる。また、貫通孔周辺の真空断熱材が一体
で配設されることで、冷蔵庫自体の強度低下の抑制効果
を高めることができる。また、真空断熱材の貼付け枚数
を減らすことができるため、生産性を向上することがで
きる。
【0092】また、請求項16に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、1つの真空断熱材に複数の貫
通孔を設けたので、複数の貫通部品を有する壁面に対し
ても1つの真空断熱材で対応でき、真空断熱材を覆うガ
スバリア性フィルムのヒートブリッジによる侵入熱量増
加の抑制効果を高めることができる。また、貫通孔周辺
の真空断熱材が一体で配設されることで、冷蔵庫自体の
強度低下の抑制効果を高めることができる。また、真空
断熱材の貼付け枚数を減らすことができるため、生産性
を向上することができる。
【0093】また、請求項17に記載の発明は、請求項
1から請求項16のいずれか一項に記載の発明におい
て、真空断熱材の芯材をシート状無機繊維集合体とした
ので、貫通孔、切り欠き等の形状加工を容易に行うこと
ができ、必要断熱部に適した真空断熱材を簡単に作製し
断熱箱体に適用できることから、断熱箱体に対する真空
断熱材の被覆率が向上し断熱箱体の断熱性能を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の正面図
【図2】同実施の形態の冷蔵庫の背面図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫の側面断面図
【図4】同実施の形態の冷蔵庫の天面平面図
【図5】同実施の形態の冷蔵庫の真空断熱材の斜視図
【図6】同実施の形態の冷蔵庫の真空断熱材の側面断面
【図7】同実施の形態の冷蔵庫の真空断熱材の貫通孔の
要部拡大断面図
【図8】同実施の形態の冷蔵庫の真空断熱材の貫通孔の
要部拡大図
【図9】従来の冷蔵庫の側面断面図
【符号の説明】
20 冷蔵庫 21 断熱箱体 22 冷蔵室扉 25 内箱 26 外箱 27 硬質ウレタンフォーム 28a、28b、28c、28d、28e 真空断熱材 28f 芯材 28g ガスバリア性フィルム 29 冷蔵室 31 冷凍室 35 ヒンジ 36 ビス 37、40、43、46、52 貫通孔 38 冷蔵庫運搬用取っ手 38a 取付用開口部 39 原料注入孔 41 外板 42 操作板収納開口部 45 排水パイプ 47 仕切り壁 48 製氷用貯水タンク 50 自動製氷機 51 送水パイプ 53 面取り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正人 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 高西 英知 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 山田 宗登 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H036 AA08 AB13 AB15 AB24 AB28 AC01 AD01 AE02 3L102 JA01 LB01 LE01 MA07 MB09 MB22 MB23 MB24 MB33

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と内箱の間に無機繊維集合体からな
    る芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成さ
    れる真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた断
    熱箱体において、前記真空断熱材の一部に貫通孔を設
    け、外箱と内箱の間に設けた部品に対応して、前記貫通
    孔を配置することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 外箱と内箱の間に無機繊維集合体からな
    る芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成さ
    れる真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた断
    熱箱体において、蒸発器と前記蒸発器から排出される除
    霜水を庫外に排出するためのパイプと前記内箱及び前記
    外箱には前記パイプを配設するための貫通孔を備えたも
    ので、前記真空断熱材の一部に貫通孔を設け、前記貫通
    孔に前記パイプを配設することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 真空断熱材の貫通孔は内箱の貫通孔と外
    箱の貫通孔のいずれの貫通孔よりも大きいことを特徴と
    する請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 外箱と内箱の間に無機繊維集合体からな
    る芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成さ
    れる真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた断
    熱箱体において、冷凍室と冷蔵室を仕切る仕切り壁と、
    製氷用貯水タンクを有した冷蔵室から製氷機を有した冷
    凍室への送水経路と、前記仕切り壁には前記送水経路を
    通すための貫通孔を有し、前記真空断熱材の一部に貫通
    孔を設け、前記貫通孔に前記送水経路を通すことを特徴
    とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 真空断熱材の貫通孔は仕切り壁の貫通孔
    より大きいことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 硬質ウレタンフォームの原料化合物を外
    箱と内箱の間に注入する注入孔を外箱に有し、前記外箱
    と前記内箱の間に無機繊維集合体からなる芯材と前記芯
    材を覆うガスバリア性フィルムで構成される真空断熱材
    と、硬質ウレタンフォームとを備え、外箱背面パネルに
    沿って配設した真空断熱材には前記注入孔に対応して硬
    質ウレタンフォームの注入の妨げとならないように貫通
    孔を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 真空断熱材の貫通孔は外箱の注入孔より
    大きいことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 貯蔵室の前面開口部に外箱と内箱の間に
    無機繊維集合体からなる芯材と前記芯材を覆うガスバリ
    ア性フィルムで構成される真空断熱材と、硬質ウレタン
    フォームとで構成される開閉自在な扉体を備えたもの
    で、前記扉体外箱表面に貯蔵室内温度を調節する操作部
    を収納する開口部を有し、前記真空断熱材は前記開口部
    に対応して貫通孔を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 真空断熱材の貫通孔は開口部より大きい
    ことを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 外箱と内箱の間に無機繊維集合体から
    なる芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成
    される真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた
    断熱箱体において、貯蔵室前面開口部に開閉自在な扉体
    と前記外箱表面に前記扉体を保持するヒンジ部と前記ヒ
    ンジ部を前記外箱表面に固定する止め具を備え、前記外
    箱表面に前記止め具を挿入する開口部を有し、前記真空
    断熱材は前記開口部に対応して貫通孔を設けたことを特
    徴とする冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 真空断熱材の貫通孔は開口部より大き
    いことを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 外箱と内箱の間に無機繊維集合体から
    なる芯材と前記芯材を覆うガスバリア性フィルムで構成
    される真空断熱材と、硬質ウレタンフォームとを備えた
    断熱箱体において、前記外箱表面に冷蔵庫運搬用取っ手
    を収納する開口部を有し、前記真空断熱材は前記開口部
    に対応して貫通孔を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 真空断熱材の貫通孔は開口部より大き
    いことを特徴とする請求項12記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 真空断熱材の貫通孔周囲の芯材を面取
    りしたことを特徴とする請求項1から請求項13のいず
    れか一項に記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 貫通孔を有する真空断熱材は壁面形状
    に合わせたことを特徴とする請求項1から請求項14の
    いずれか一項に記載の冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 1つの真空断熱材に複数の貫通孔を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  17. 【請求項17】 真空断熱材の芯材をシート状無機繊維
    集合体としたことを特徴とする請求項1から請求項16
    のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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