JPH0633928B2 - 断熱箱体 - Google Patents
断熱箱体Info
- Publication number
- JPH0633928B2 JPH0633928B2 JP23976184A JP23976184A JPH0633928B2 JP H0633928 B2 JPH0633928 B2 JP H0633928B2 JP 23976184 A JP23976184 A JP 23976184A JP 23976184 A JP23976184 A JP 23976184A JP H0633928 B2 JPH0633928 B2 JP H0633928B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- pipe
- box
- pack
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫，冷凍庫，ショーケース，温蔵庫等に
使用する断熱箱体に関する。
使用する断熱箱体に関する。
従来例の構造とその問題点 近年、断熱箱体の外容積に対する内容積の割合（以下内
容積効率）を高めるため、冷却システムの放熱パイプを
断熱箱体の外から断熱箱体の外箱に固定し、内容積を増
加する方法が取られて来ている。以下この従来例の断熱
箱体について第２図から第７図を参考に説明する。
容積効率）を高めるため、冷却システムの放熱パイプを
断熱箱体の外から断熱箱体の外箱に固定し、内容積を増
加する方法が取られて来ている。以下この従来例の断熱
箱体について第２図から第７図を参考に説明する。
１は断熱箱体で外箱２と内箱３が形成する空間にウレタ
ン等の発泡断熱材４を充填している。又断熱箱体１には
冷却システムを構成する圧縮機５が設置され、放熱パイ
プ６がアルミテープ等の熱伝導性のよい固定材料７で外
箱２に固定されている。そしてパイプ６の上に断熱体パ
ック８がテープ等の補助材１１で固定されている。
ン等の発泡断熱材４を充填している。又断熱箱体１には
冷却システムを構成する圧縮機５が設置され、放熱パイ
プ６がアルミテープ等の熱伝導性のよい固定材料７で外
箱２に固定されている。そしてパイプ６の上に断熱体パ
ック８がテープ等の補助材１１で固定されている。
次に上記従来例の作用について説明する。
放熱パイプ６が外箱２にアルミテープ等７で固定される
のは放熱パイプが外気温度より10〜20℃高くなりこの熱
をアルミテープ等７で外箱２に伝熱させ、外箱２から放
熱させるためである。一方断熱性という面からみると、
放熱パイプ６があるため、放熱パイプのない場合と比べ
て、庫内温度を一定にせねばならないため、１０〜２０
℃高い温度差があるものを断熱せねばならず、放熱パイ
プのない場合の断熱壁厚と比べて厚くする必要があり、
内容積を減少させずに断熱箱体１を作る方法として、発
泡断熱材４より断熱性能の良い密封容器９の中に充填材
１０を入れ減圧にした断熱体パック８を使用することが
提案されて来た。しかしながら、パイプの上に断熱体パ
ック８を設け、テープ等の補助材１１で固定してもパイ
プ６とパイプ６の間と断熱体パック８の間には空間１２
が出来る。発泡断熱材４を充填させても空間１２にはパ
イプ６と断熱体パック８にさえぎられて充填されず、仮
に入ったとしても、片側がパイプ６でふさがれている
か、両側から同時に発泡断熱材４が入り、空気抜きがな
いため、未充填部１３が生じる。この未充填部１３にた
まった発泡ガスが外気温の変化で未充填部１３を過圧状
態や減圧状態にし外箱又は内箱に凹凸を与えるため、商
品外観が悪くなるという問題があった。
のは放熱パイプが外気温度より10〜20℃高くなりこの熱
をアルミテープ等７で外箱２に伝熱させ、外箱２から放
熱させるためである。一方断熱性という面からみると、
放熱パイプ６があるため、放熱パイプのない場合と比べ
て、庫内温度を一定にせねばならないため、１０〜２０
℃高い温度差があるものを断熱せねばならず、放熱パイ
プのない場合の断熱壁厚と比べて厚くする必要があり、
内容積を減少させずに断熱箱体１を作る方法として、発
泡断熱材４より断熱性能の良い密封容器９の中に充填材
１０を入れ減圧にした断熱体パック８を使用することが
提案されて来た。しかしながら、パイプの上に断熱体パ
ック８を設け、テープ等の補助材１１で固定してもパイ
プ６とパイプ６の間と断熱体パック８の間には空間１２
が出来る。発泡断熱材４を充填させても空間１２にはパ
イプ６と断熱体パック８にさえぎられて充填されず、仮
に入ったとしても、片側がパイプ６でふさがれている
か、両側から同時に発泡断熱材４が入り、空気抜きがな
いため、未充填部１３が生じる。この未充填部１３にた
まった発泡ガスが外気温の変化で未充填部１３を過圧状
態や減圧状態にし外箱又は内箱に凹凸を与えるため、商
品外観が悪くなるという問題があった。
発明の目的 本発明は上記従来例の欠点を除去するものでパイプと断
熱体パックとを使用する時に生ずるパイプを固定した外
箱又は内箱の周辺に発生する外観の凹凸が発生しないこ
とを目的とする。
熱体パックとを使用する時に生ずるパイプを固定した外
箱又は内箱の周辺に発生する外観の凹凸が発生しないこ
とを目的とする。
発明の構成 本発明は上記目的を達成するため断熱体パックにパイプ
が入る溝を設け、かつパイプと溝との空間に熱伝導のよ
いシールを充填するものでパイプと外箱又は内箱と断熱
体の間に空間を作らず、したがって外箱上の凹凸のない
ものである。
が入る溝を設け、かつパイプと溝との空間に熱伝導のよ
いシールを充填するものでパイプと外箱又は内箱と断熱
体の間に空間を作らず、したがって外箱上の凹凸のない
ものである。
実施例の説明 以下に本発明の一実施例を第１図に掲げ参考に説明する
が、従来と同一構成については同じ番号を符して、その
詳細な説明を省略する。
が、従来と同一構成については同じ番号を符して、その
詳細な説明を省略する。
１４は断熱体パック８に設けた溝でパイプ６の直径より
も大きい径を有している。断熱体パック８の溝のある面
をホットメルトでローラ塗布すると溝にはホットメルト
は入らず、溝に金属粉等を加え熱伝導性を改良したシー
ル材１５を流しておき、断熱体パック８と外箱２を固定
する。シール材１５はパイプ６と断熱体パックの間に充
填される。
も大きい径を有している。断熱体パック８の溝のある面
をホットメルトでローラ塗布すると溝にはホットメルト
は入らず、溝に金属粉等を加え熱伝導性を改良したシー
ル材１５を流しておき、断熱体パック８と外箱２を固定
する。シール材１５はパイプ６と断熱体パックの間に充
填される。
次に上記一実施例の作用について説明する。断熱体パッ
ク８は溝１４を除いて外箱２とホットメルトで接着され
ており、かつ溝１４とパイプ６の間にはシール材１５が
充填されているため空間がない。尚固定材料７とパイプ
の間の空間は小さいので外観への影響がないことは実績
より判っている。そして空間がないため発泡断熱材４の
発泡ガスがたまることがなく、外観を凹凸させない、又
シール材１５は熱伝導性が良いので、パイプ６が断熱体
パック側へ伝える熱を固定材料７と同じように外箱に伝
導し、パイプの放熱効果を高め、冷却システムの効率を
高め省エネルギーになる。
ク８は溝１４を除いて外箱２とホットメルトで接着され
ており、かつ溝１４とパイプ６の間にはシール材１５が
充填されているため空間がない。尚固定材料７とパイプ
の間の空間は小さいので外観への影響がないことは実績
より判っている。そして空間がないため発泡断熱材４の
発泡ガスがたまることがなく、外観を凹凸させない、又
シール材１５は熱伝導性が良いので、パイプ６が断熱体
パック側へ伝える熱を固定材料７と同じように外箱に伝
導し、パイプの放熱効果を高め、冷却システムの効率を
高め省エネルギーになる。
又他の実施例として、あらかじめパイプを断熱体パック
にシール材と共に埋設したものを断熱体パックを外箱又
は内箱にホットメルト等で固定しても同様の効果が得ら
れる。
にシール材と共に埋設したものを断熱体パックを外箱又
は内箱にホットメルト等で固定しても同様の効果が得ら
れる。
発明の効果 異常の説明から明らかなように本発明は、パイプと断熱
体パックが作る空間に熱伝導のよいシール材を充填する
ため、発泡断熱材の発泡ガスが入り込む予地がなく、外
観の凹凸が発生しない。又パイプから断熱体パック側へ
放たれる熱がシール材にて外箱又は内箱へ伝わるためパ
イプの放熱効果が高くなり、省エネルギーになる。
体パックが作る空間に熱伝導のよいシール材を充填する
ため、発泡断熱材の発泡ガスが入り込む予地がなく、外
観の凹凸が発生しない。又パイプから断熱体パック側へ
放たれる熱がシール材にて外箱又は内箱へ伝わるためパ
イプの放熱効果が高くなり、省エネルギーになる。
第１図は本発明の一実施例を示す断熱箱体の断面図、第
２図は従来例の断熱箱体を用いた冷蔵庫の斜視図、第３
図は同要部の断面図、第４図は断熱体パックを入れた従
来の断熱箱体の断面図、第５図は同斜視図、第６図は要
部の拡大断面図、第７図は第６図とは異なる位置の要部
拡大断面図である。 １……断熱箱体、２……外箱、３……内箱、４……発泡
断熱材、６……パイプ、１４……溝、１５……シール
材。
２図は従来例の断熱箱体を用いた冷蔵庫の斜視図、第３
図は同要部の断面図、第４図は断熱体パックを入れた従
来の断熱箱体の断面図、第５図は同斜視図、第６図は要
部の拡大断面図、第７図は第６図とは異なる位置の要部
拡大断面図である。 １……断熱箱体、２……外箱、３……内箱、４……発泡
断熱材、６……パイプ、１４……溝、１５……シール
材。
Claims (1)
- 【請求項１】外箱又は内箱の一部にあらかじめパイプを
固定し、断熱体パックに前記パイプが挿入される溝を設
け、その溝の中に熱伝導のよいシール材料を入れ、パイ
プの表面と断熱体パックの溝との間を充填し、断熱体パ
ックを上記外箱又は内箱に固定し外箱と内箱との間に発
泡断熱材を充填したことを特徴とする断熱箱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23976184A JPH0633928B2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23976184A JPH0633928B2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 断熱箱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61116272A JPS61116272A (ja) | 1986-06-03 |
| JPH0633928B2 true JPH0633928B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=17049522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23976184A Expired - Lifetime JPH0633928B2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | 断熱箱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633928B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6414577A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-18 | Matsushita Refrigeration | Heat insulating box body |
| JP2007198621A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷蔵庫および冷蔵庫用断熱箱体の製造方法 |
| JP2013019665A (ja) * | 2012-09-18 | 2013-01-31 | Sharp Corp | 冷蔵庫 |
-
1984
- 1984-11-13 JP JP23976184A patent/JPH0633928B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61116272A (ja) | 1986-06-03 |
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